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三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成31年度 委員会会議録 > 令和元年6月21日 防災県土整備企業常任委員会 予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会 会議録

令和元年6月21日 防災県土整備企業常任委員会 予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会 会議録

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防災県土整備企業常任委員会
予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会
会議録

(開会中)


開催年月日   令和元年6月21日(金曜日)  午前10時0分~午後1時29分
会議室      202委員会室
出席委員     9名
           委員長     木津 直樹
           副委員長    濱井 初男
           委員       川口  円
           委員       山崎  博
           委員       山本 里香
           委員       奥野 英介
           委員       日沖 正信
           委員       前野 和美
           委員       山本 教和
欠席委員     なし    
出席説明員  
[企業庁]
          庁長                    山神 秀次
          副庁長                   磯田 晋一
          次長                    森  高広
          参事兼電気事業課長          小森 健児
          企業総務課長              井爪 宏明
          財務管理課長              井畑 晃洋
          水道事業課長              東海  明
          工業用水道事業課長          北川 博一
          施設防災危機管理監          宮木 雅史
          機電管理監                和田 泰史  
          RDF発電監                宮下 孝治
                                    その他関係職員
[県土整備部]
          部長                     渡辺 克己
          副部長(企画総務担当)         小見山 幸弘
          副部長(公共事業総合政策担当)   真弓 明光
          次長(道路整備担当)          志々田 武幸
          次長(流域整備担当)          西澤  浩
          次長(都市政策担当)          向井 孝弘
          次長(住まい政策担当)         古川  万
          市町連携総括監兼建設企画監    田中 貞朗
          工事検査総括監             高橋 建二
          県土整備総務課長              濵地 宣広
          県土整備財務課長              伊藤 美智子
          公共用地課長               北口 哲士
          公共事業運営課長             結城 健治
          技術管理課長                松並 孝明
          建設業課長                  千種 藤紀
          道路企画課長                川上 正晃
          道路建設課長                矢野 英樹
          道路管理課長                上村  告
          河川課長                   岩崎  彰
          防災砂防課長                大江  浩
          港湾・海岸課長                竹内 正幸
          都市政策課長                藤森 正也
          下水道経営課長               中村 順一
          下水道事業課長               久保 拓也
          建築開発課長                岡村 佳則
          住宅政策課長                杉野 京太
          営繕課長                     杉野 健司
          施設災害対策課長             長瀬 功起
          人権・危機管理監               小野 明子
          建築審査監                    近藤 貴志
                                          その他関係職員
委員会書記
          議事課         主査   岡野 俊之
          企画法務課     主幹   早川 哲生
傍聴議員     なし
県政記者     1名
傍聴者       なし
議題及び協議事項
第1 分科会(企業庁関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第5号「令和元年度三重県水道事業会計補正予算(第1号)」
第2 常任委員会(企業庁関係)
 1 所管事項の調査
 (1)三重県企業庁の各事業における令和元年度の取組概要について
  ア 水道用水供給事業
  イ 工業用水道事業
  ウ 電気事業
 (2)RDF焼却・発電事業について
第3 分科会(県土整備部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第3号「令和元年度三重県一般会計補正予算(第2号)」(関係分)
 (2)議案第4号「令和元年度三重県流域下水道事業特別会計補正予算(第1号)」
 (3)議案第18号「三重県手数料条例の一部を改正する条例案」(関係分)
 (4)議案第15号「土木関係建設事業に対する市町の負担について」
第4 常任委員会(県土整備部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第16号「工事請負契約の変更について(宮川流域下水道(宮川処理区)内宮幹線(第2工区)管渠工事)」
2 所管事項の調査
 (1)「令和元年版成果レポート(案)」について(関係分)
 (2)三重県新広域道路交通計画(仮称)について
 (3)審議会等の審議状況について

【会議の経過とその結果】

〔開会の宣言〕

第1 分科会(企業庁関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第5号「令和元年度三重県水道事業会計補正予算(第1号)」
    ア 当局から資料に基づき補充説明(山神庁長)
    イ 質疑            なし
    ウ 委員間討議     なし
    エ 討論            なし
 1 所管事項の調査
 (1)三重県企業庁の各事業における令和元年度の取組概要について
    ア 水道用水供給事業
    イ 工業用水道事業
    ウ 電気事業
 (2)RDF焼却・発電事業について
    (ア) 当局から資料に基づき説明(山神庁長、森次長、小森参事)
    (イ) 質問

〇木津委員長 それでは、委員の皆様方、御質問等がありましたらお願いをいたします。

〇山本(里)委員 企業庁の水道事業について、令和元年度の取組ということで説明いただきました。
 大切な事業で、県で水を管理するというのはどうかというのは別に置いておいて、強靱な水道事業をということで頑張っていただいているということなんですが、最近の情報の中で、民営化についてのリストの中に、トップセールスリストというんですか、その中に三重県とか、私は四日市市ですけれども、四日市市とかの名前が挙がっていて、それに対して、今まで民営化のことについて、前にもちょっと別のところでお伺いしたときには、そういうようなことは今は考えていないとか、それから、企業庁の今後のあり方に関する報告書の中でも、ただ意見はちょっとついていますけれども、民営化という言葉、直接ではないけれども、いろんな運営の仕方については意見がついていたりして心配なんですが、どういうことに今なっているのかというのと、それから、トップセールスリストで三重県とか四日市市が名前が載っているけれども、どういうような働きかけが今現在あるのかということを、これ、水道事業の根幹にかかわることだと思いますけれども、今現在の状況と考えをお聞かせいただきたいと思います。

〇山神庁長 当庁といたしましては、三重県企業庁経営計画を策定した段階で、官民連携ということで検討した経緯はございますが、委員御指摘のように施設管理におきましては、水道に課せられた事業者責任を果たすとともに、緊急時における迅速な判断、対応を確保するため、浄水場に企業庁職員を配置した上で運転監視等の業務を個別に認可しておる状況でございまして、こうした管理体制の中でさらなる効率的な事業運営と民間活力の導入を目指して民間委託の契約期間の長期設定とか性能評価発注による民間企業のノウハウ及び最新技術の活力を図るということを検討結果としてお示ししたところでありまして、現時点で、当庁において民営化を考えておるとかそういったことはございません。

〇山本(里)委員 現時点で目指しているところではないと、今、最後締めくくっていただきましたけれども、今の形も一部入っているけれども、民間導入を目指して……

〇山神庁長 民間活力を導入。それは、官民連携ということで従来からやっておりますので、業務委託を導入していくということでさせていただいておるところでございます。

〇山本(里)委員 全国的にも問題になっている中で、県の名前がリストに挙がっているということでいろいろと波紋を呼んでいると思うんです。そんな中で、今、三重県としてはそういう思いでいると。
 働きかけは何かあるんですか。どこかから、何かから、こういう名前が載っているというのは何かの方針とかそういうふうなことで載っているんだと思うんですけれども。

〇森次長 平成26年か27年ぐらいに、厚生労働省からお問い合わせはいただいたことがございます。
 ただ、先ほど庁長から申し上げましたとおり、当庁としては運転監視等の業務を個別に民間委託していくという方針を出しておりましたので、その旨、御説明させていただきまして御了解いただいております。

〇山本(里)委員 これで長くしてもあれですけれども、平成26年にそういうふうな問い合わせがあって以降は、何もそういった働きかけとか説明会をするとかそんなことはないということでよろしいんですね。

〇森次長 それ以降、お話はいただいておりません。

〇山本(里)委員 ありがとうございました。
 ただ、名前が出た時点で皆さんが心配をしてみえて、一部内容によって民間活力を導入しながら、でも、本拠地としてというか経営自体はちゃんと県が、企業庁が握っていくという今のお考えだと確認させていただいたので、部分的なということもそれぞれ思いはありますけれども、これ以上にいいものを入れていくという思いではあられると思うんですけれども、やっぱり全面的な民間への移譲というか変更になっていくと、それこそ大切なことだと思っておりますので、今のお考えを十分保持していただいて当たっていただきたいと思います。
 ありがとうございました。

〇木津委員長 ほかございませんか。

〇前野委員 ちょっと確認をしたいのでお願いしたいんですが、高野浄水場の取水口のところに高野井土地改良区が管理をする農業用水の堰堤が雲出川にありますよね。堰堤に土砂吐ゲートがついておって、その土砂吐ゲートの横から上水の取水口、水をとっておるんです。
 それで、過去、ずっと高野浄水場がそこから水をとるようになってから、渇水期に水が欲しいときにダムの水が放流をされて、それをその高野頭首工から下流に三つのまだ堰堤があって、それぞれ農業用水として取水しているんです。そこら辺が水が欲しいときに、あの土砂吐ゲートを上に上げて下流に水を流すという、そういう操作をするように約束事ではなっているんですけれども、高野の上水の取水口があるがために土砂吐ゲートは上げたことがないんです。これ、上げると取水ができなくなりますから。
 これ、今度、改修の時期が来ていまして、その土砂吐ゲートが全く操作ができない、動かないような状況になっていまして、壊れているんですよね、これを農業施設として整備をしていくという方向がまとまってきたようでございますので、この際に、あの取水口の位置をもうちょっと川の中のほうへ延ばすとか、あれ見ていましても汚いですよね。あの取水口のところ。あんなん、人が見たらあんな水飲みたないと皆思うぐらい不衛生な状況のところですんで、もう少し川のほうへ取水口を延ばしていって真ん中のきれいな水をとるような、そしてまた、土砂吐ゲートを上げても取水に影響がないような、そんな方法を考えられんかなと。この際ですので、検討していただきたいと思います。誰か詳しくわかっておる人おったら。

〇山神庁長 私も現地、拝見させていただいたことございますけれども、そのときはきれいな取水口であったと記憶いたしておりますが、委員御指摘いただきました、御承知いただいておると思いますが、関係者の方々多うございますので、私どものみでどうこう、今、直ちにお答えできることがございませんし、河川管理者そしてほかの利水者の方々とも十分調整させていただきたいと思いますと言うぐらいしか今のところ、ちょっとお答えが。
 確かに、私が見たときはきれいなところでございました。それだけは。私もずっとおりていって、ここから水をいただいておるんだなというのは十分理解しております。

〇前野委員 多分、今、庁長言われるように、水の多いきれいなときに見にいったんできれいに見えたんだと思いますけれども、冬場行くと非常によどんでいます。
 ゲートを上げられないということが一つの大きな課題なんですよね。農業者にとっては。下流が水を欲しいときにそのゲートを上げて下流へ水を補給したり、また、その上流にたまっている土砂も一緒に大雨のときには下流へ流してやるという、そういう操作をするための土砂吐ゲートですんで、これを閉めたまんまで上げられないということに課題があるんですよね。
 その土砂吐ゲートのそばから農業用水とそれから県の上水道の水をとる取水口の水路が並んで並行して走っていますよね。ですから、もう少し県のとる水のほうを川の中からとったほうが僕はいいように思うんで、ほかに方法があるんかどうかようわかりませんけれども、この頭首工を整備するという機会ですので、ちょうど一遍考えていただいたらどうかなと。いろんな課題が農業者にあるようでございます。

〇木津委員長 答弁はいいですか。

〇前野委員 要望しておきます。また、いつか聞くかわからんけれども。

〇木津委員長 ほかございませんか。

〇山崎委員 13ページのRDF焼却・発電事業についてのところですけれども、(1)の富士電機の運転等管理業務委託の変更後の期間、令和2年1月31日と、それから(2)の業務の期間のHitz環境サービス、これは令和元年11月20日、変更前は期間は同じなのにこの差が生じたのはどういうずれが生じたのかということをお聞きしたいです。

〇小森参事 履行期間の違いがあるのは、一つは、終了してからそれぞれの中を清掃していただくんですけれども、RDFの貯蔵槽のほうはその期間が短くて済むというのと、発電所のほうは掃除と、あといろんな薬品を使っておりますので、それの処分とかをやりますし、機械も複雑ですので期間がかかるので、できる時間をできるだけ短くするという意味でちょっと差がついてしまったということでございます。

〇山崎委員 ありがとうございました。

〇木津委員長 ほかございませんか。

〇日沖委員 RDFのお話出ましたので、ちょっと私も関連してRDFのことについてお聞きしますけれども、いよいよ今年度9月で搬入は終了して、そして引き続いて撤去費用や工期等の設計業務委託に入っていくということなんですが、後々の用地の利活用のこともあると思いますし、撤去費用とか工期とかがある程度明確にならないといつまでというのはわからないと思いますけれども、ある程度、後々のことを考えて企業庁としては撤去はいつごろに完了したいと思ってみえるのか、お聞きをしたいのと、それと、よくこれまでにもこのRDF焼却・発電事業の終了に当たって、これまでのいろいろなことも含めて、検証であるとか総括であるとか、そういう話が出てくるんですが、これが今年度からの取組になるのか終了しての令和2年度以降になるかわかりませんけれども、やっぱり携わってきた企業庁として、当時、奨励されておったRDFというものに乗って市町の一般廃棄物の処理事業にかかわっていったことが、その判断がどうやったのかとか、また、例えば、当初、無料と言うておったのが、何遍も言われることですけれども、これまでにも委託費用をもらってやらなければならないようなことになっていったのがどうやったのかとか、そしてまた、そういうことも含めて、特に三重県の歴史に汚点を残してしまうような痛ましい事故を起こすに至ったことなんかを鑑みますと、RDFの管理というものを含めて技術というものがどうやったのかとか、そういうものを踏まえると、これからの後世に、RDFの製造とか活用というものについて、教訓からどういうものをRDFというものの扱いについて残していったらええんかとか、いろいろ検証、反省など含めた総括があるべきやと思うんですが、これまでにも機会あるごとにそういう話が出てきますけれども、企業庁としてもいよいよ撤去して土壌汚染の確認もして終了と、近いうちになってきますと、ぜひそういうことは後世のために必要やと思うんですけれども、その辺いかがか、聞かせていただきたいと思いますが。

〇山神庁長 これまでも議会の方々から御指摘をいただいてきておるところでございます。
 まず、1点目の完了の時期についてでございますが、これは大変恐縮ながら今年の設計の中で工期とか工費とかが明らかになってくると思われますので、現時点でいつごろというのはちょっと見通しがまだ立っていないというところでございます。
 2点目の総括についてでございますが、これは昨年度の議場においても知事のほうから御答弁申し上げさせていただいたところかと存じますが、これまでの当委員会並びに環境生活部のほうの委員会からの委員長報告で、環境政策あわせて市町の意見も含めて平成28年度に行った総括に加えて改めて総括をするようにというふうな御要請をいただいておりますので、最終的な段階で改めて総括を申し上げて御報告申し上げたいと思っておるところでございます。

〇日沖委員 ありがとうございました。
 最終的な段階で総括もされるということですけれども、改めてお聞かせいただきましたけれども、最終的な段階というのはどこの時点の段階になるんですか、改めて聞かせていただきます。
 それと、施設の撤去については設計ができてからということでございますけれども、できるだけ早期にぜひお願いをしたいというふうに、これは要望させていただきたいというふうに思います。
 ちょっと1点だけ、最後、お願いします。

〇山神庁長 本日お配りした資料の最後にRDFの関係の昨年の7月19日の決議もつけさせていただいております。事業そのものは当初どおりの平成33年3月31日ということで協議会の構成員との間の確認書は、これは今も有効でございますので、その後、4番にございます費用の清算を行って清算金を各関係市町にお返しするということも決議されておるところでございます。
 したがいまして、御質問いただきました施設の撤去等が完了し、こういった運営協議会での関係の事務も終了した段階で最終的な総括がさせていただけるのかなというふうに今のところは見込んでおるところでございます。

〇日沖委員 わかりました。ありがとうございました。

〇木津委員長 ほか、ございませんか。

〇奥野委員 今、山本里香委員のほうからも水道事業のことを言われていたんですけれども、少子化の中で水道の使用料というのはこれから減っていくと思うんです。と、企業庁から高い水を買うとるところがもういいと言ってきたときは企業庁は非常に困るわけなんで、その間に、さっき言った管の老朽化とかいろんなことが出てくる、また、市町のほうも、昨日もテレビでアメリカなんかではすごく、今、ちょうど100年たって管がばんばん割れているというような、そういうこと。
 だから、日本もそういうことがすぐそこまで来ているというのを考えてみると、これから水道事業をどうやっていくんか、水道料金を上げていったら市町にたたかれる、これ痛しかゆしで、今まで高い水を売りつけておったんも、もういいわ、南勢水道高いぞといって言うてきたらあなたのところはどうするのかなと思うんです。もうほとんど南のほうの人口は減っているので、水道料金、当然、下がってくるわけやで、そこのところの対応がこれからのグランドデザインが全然ここで描けていない。
 あなた方の仕事は、結果の仕事やのうて、わかっているものを今年やるんじゃなくて、やっぱり5年先、10年先のグランドデザインを描いていかないと、我々はこんな議論をしてもしょうないんですよ。もうわかっておることやるだけやで、済んだことをやるだけやで。その辺、もうちょっと企業庁長、きちっとやっていかないと、大変。あなた、もう終わりやでええけれども、次にやる者は大変なことになって、我々ももう先見えとるでいいけれども、やっぱり子どもや孫の時代にこの汚点というか、そういう負の遺産を残していったら絶対だめやと思うんですよ。そこのところ、もうちょっと書いていって記していかないかんと思います。
 もう一点ありますけれども、先にそれ。

〇山神庁長 大変重い御指摘をいただきました。
 平成29年度の3月に策定いたしました三重県企業庁経営計画におきましても、やはり長期的な人口減少を見据えて、委員御指摘いただきましたように水道用水供給事業の今後のダウンサイジングといいますか、ただ、もう既に施設投資されておるものをそう簡単にできない部分もございますし、ただそれは十分に念頭に置いた中で、ただ、さはさりながら、渇水傾向がございますと私どもからの水も大変お役立ちできる場合もございますので、そのあたりの兼ね合いを考えながら設備投資を抑制しながら、そして、渇水等の状況の中では市町の自己水源が乏しくなったときには私どもの県営水道のほうから回させていただいて大きな渇水が近年生じていないというのも、ひとつある意味お役立ちさせていただいておる部分かなと思っておりながら、委員の御指摘、ごもっともでございますので、大変わかりにくい答弁で恐縮でございますが、中長期的にはダウンサイジングというのを念頭に置きながら、ただ、何年かに一度、昨年も一昨年も、実は今年の4月も地域によりましてはやはり渇水傾向が生じておりまして、大変やりくりをどうするか内部で検討をしておって、幸い降水がございましたので御迷惑をかけるような状況には現在は至っておりませんけれども、やはり各市町におかれましても自己水源の確保と、市町によられましては県営水道をエリア的に御活用いただいて、そして広域的な観点から施設の設備投資を抑制されておられる市町も確かにございますので、また、現在の供給契約水量の中で御活用量が増えておる市町も中にはございますので、そのあたりを考えながら中長期的な視点でできるところをやっていくというふうなお答えしかできず、大変恐縮でございます。

〇奥野委員 企業庁長おっしゃるのもわかるし、山本(教)委員おられるけれども、志摩市なんかも蓮ダムの水が来ているんで、随分、それはもう30年前ですか、30年以上。

          〔「昭和60年やね」の声あり〕

〇奥野委員 そやね。だから30年以上前に志摩市なんかは厳しい水事情の中で蓮ダムからの水が来て助かったという、そういう部分もあるけれども、人間ってもうそういうことを忘れてしまうんですね。だから、そういうこともトータルで考えていかないと、我々のところでも高い蓮ダム、南勢水道をもらっておって、結局、水道料金がぴんとはね上がって町民に叱られるで一般会計から繰り入れて、水道会計を支えているというのか調整しているという、そういう経験もあるので、これからそんなことをもうできなくなってくる時代がすぐそこまで、それは、老朽化対策もせないかん、水道は使用量が減ってくると当然上げやないかんということになってくるで、そこら辺もこれから十分にデザイン描いてやっていかないと、あなたが、もう俺は終わりやけれども、おまえら後々のためにきちっとデザイン描いてやっていただきたいと思います。
 もう一点だけ。
 RDFなんですけれども、今もRDF言われたんですけれども、このRDFはもう終わりやで、三重県RDF運営協議会のこれ見ていると、もう早いところ店じまいしたいで要らんこと言わんといてくれというような感じの協議会の結論みたいな感じがするので、それよりも、RDFは三重県政の最大の僕は汚点やと思うんです。実際言うて。何のメリットもなかった、事故は起こす、亡くなられた方はある、プラスは何もない、本当に今の財政を逼迫させたのはこのRDF事業も大きな要因ではないんかなというような気がするわけなんです。
 だから、やはり本当に総括をこれから、設備にどれだけかかってどういうふうになって、収入がどれで、それで一遍、1冊の本に残して、今後はこういうことがあってはならんという反省のもとにつくって、前も僕、この委員会、2年前も言ったんですけれども、それをこの負の遺産をきちっと書いておく必要があるのと違うんかなと。
 ただ、執行部のほうは、これをできるだけ早いところ忘れてもらうような努力ばかりしておるような気がするので、その辺もきちっと1冊の冊子に、平成15年ぐらいからか、RDFは。そこら辺からのスタートの、無理な北川県政の、北川さんのぐちゃぐちゃな県政でスタートしてきて、そこら辺からずっと書き記して、北川さんに東京へ送ったる必要もあるし、それは。それぐらいのことをきっちりやっぱりしておいてほしいなと。そんなふうに思います。
 何か意見があったら。

〇山神庁長 御指摘の点も踏まえまして、最終段階において総括してまいりたいと考えております。

〇木津委員長 ほか、ございませんか。

〇山本(教)委員 山神庁長、だんだん声小さくなってくるんですわ。もっと大きい自信持って答弁すればいいと思うの。
 昭和62年の、志摩市で大渇水が起こった。住民の人らも非常に困ったし、例えばホテルとか民宿やっておる人たちも水がないというんでお客さんを断った。もっとかわいそうだったのは子どもたち、学校へ行っておるけれども、水が出ないというので非常に困った。そのときに、県は何とかということで、県は非常に頑張ったと思うんです。当時、松阪の議員なんかは、我田引水じゃないけれども、おらの水をよそへ持っていくのはどうもならんというような、そんな議員もおったりして、だけれども県がよう頑張ってくれて、志摩市へ蓮ダムから日量、今ちょっと減っておるのか、当時1万トン志摩市へ送ってくれたというのは、今でも志摩市の人たちは感謝しておるんです。
 だから、困ったときには県、だけれども、もう要らんから県はもう、というような、そんな議論もあるかもわからんけれども、果たしてきた役割というのは非常に大きいというふうに思います。今、志摩市へ、移管されておるとは言いながら、この事業は私は大ヒットだったと、そんなふうに思います。
 今後、どうなっていくかわかりませんけれども、人口減少に伴ってこういった事業というのはどうなっていくかわからんけれども、そういったことも徐々に考えていくというのが大事なことで、今は果たさなきゃいけない事業があるわけで、県民のために頑張ってもらいたいなと、そんなふうに思います。
 質問も何もありません。

〇木津委員長 答弁よろしいですか。

〇山本(教)委員 はい。

〇木津委員長 ほかございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇木津委員長 なければ、(1)三重県企業庁の各事業における令和元年度の取組概要について及び(2)RDF焼却・発電事業についての調査を終わります。

 (3)その他

〇木津委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら発言をお願いいたします。

          〔「なし」の声あり〕

〇木津委員長 なければ、これで所管事項の調査を終了いたします。

2 委員間討議
 (1)所管事項調査に関する事項                 なし
 (2)執行部に処理経過の報告を求める事項   なし

          〔当局 退室〕

第3 分科会(県土整備部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第3号「令和元年度三重県一般会計補正予算(第2号)」(関係分)
 (2)議案第4号「令和元年度三重県流域下水道事業特別会計補正予算(第1号)」
    ア 当局から資料に基づき補充説明(渡辺部長)
    イ 質疑

〇木津委員長 それでは、御質疑があればお願いをいたします。御質疑はございませんか。

〇日沖委員 4ページの(2)マル1の高規格幹線道路および直轄国道の整備促進の346万6000円の追加補正なんですが、この高規格幹線道路と直轄国道の負担金などの92億円というような大きなものに比べて346万6000円の追加補正という、規模がこれちょっと違和感を感じるんですが、これは補正の機会に何か精査する数字が合わせなならんことができてきてこうなったのか、ちょっと説明してもらえますか。

〇渡辺部長 今回、直轄事業におきましても、当初予算のときは昨年度の8割と、それと強靭化対策の事業ということで計上しておりましたけれども、今回、内示と事業計画通知、国から受けまして精査をした結果、この額になったわけでございますが、具体的には東海環状自動車道が大安まで昨年度開通したということがあって、次の区間に入っていくわけですけれども、東海環状自動車道の直轄事業分が減額になったとかがございまして、今回、補正での金額はわずかになったということでございます。
 以上です。

〇日沖委員 ありがとうございました。

〇木津委員長 他に御質疑はありませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇木津委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
    ウ 委員間討議     なし
    エ 討論            なし
    オ 採決                 議案第3号(関係分)   挙手(全員)   可決
                             議案第4号           挙手(全員)   可決

 (3)議案第18号「三重県手数料条例の一部を改正する条例案」(関係分)
 (4)議案第15号「土木関係建設事業に対する市町の負担について」
    ア 当局から資料に基づき補充説明(西澤次長)
    イ 質疑

〇木津委員長 それでは、御質疑があればお願いいたします。

〇山本(里)委員 手数料などは標準が示されておって、それにかかわっての改定だということですけれども、100円、200円の規模でありますが、これは積算はもとのところでしていると思いますけれども、三重県としてそれぞれ年間どれぐらいの手数料収入があって、その事務に対してどれぐらいの費用がかかっているのか、これまで8000円、8000円、1万9200円、1万7700円の現行の状況の中で、どんな規模でどんなような状況なんでしょうか。

〇古川次長 まず、二つ目の建築士と木造建築士に係る免許手数料につきましては、県が指定する登録機関に委任をしていますので、県への直接の収入はございません。

〇西澤次長 採石業務管理者試験が大体35件、砂利採取業務主任者試験が45件ということで、1人当たり100円の増額ということになりますので、年間8000円ぐらいの増額を見込んでおるというようなことでございます。

〇山本(里)委員 ありがとうございました。
 建築関係のところは委託しているので、委託のところで手数料の増額になったことによってどれぐらいの規模になるかちょっとわかりませんけれども、今、お話を教えていただいた砂利採取等の100円で全体としては8000円とかという、それが全体の中で消化していけるかどうか、消化できないような数字ではないんかなというふうには思います。
 消費税の増税と同時に、このことが精査をされた国の金額改正の中でこのようになってきたんですけれども、あえてここで必要があるのかなというふうに私は意見を持っております。
 終わります。

〇木津委員長 他に御質疑はありませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇木津委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
    ウ 委員間討議   なし
    エ 討論

〇木津委員長 次に、改めて討論として議案に対する賛否の意向表明があればお願いいたします。

〇山本(里)委員 この二つの手数料改定につきましては、消費税増税と同時に様々なことの中で見直されたことの中であると思いますけれども、今、説明いただいた規模的なことも含め、承服しかねるということで反対をさせていただきます。

〇木津委員長 ほかございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇木津委員長 討論なしと認め、討論を終結いたします。
    オ 採決   議案第18号(関係分)   挙手(多数)   可決
               議案第15号           挙手(全員)   可決

2 委員間討議
 (1)執行部に処理経過の報告を求める事項   なし

第4 常任委員会(県土整備部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第16号「工事請負契約の変更について(宮川流域下水道(宮川処理区)内宮幹線(第2工
    区)管渠工事)」
    ア 当局から資料に基づき補充説明(向井次長)
    イ 質疑            なし
    ウ 委員間討議     なし
    エ 討論            なし
    オ 採決                議案第16号   挙手(全員)   可決

 2 所管事項の調査
 (1)「令和元年版成果レポート(案)」について(関係分)
    ア 当局から資料に基づき説明(渡辺部長、西澤次長、志々田次長、向井次長、真弓副部長)
    イ 質問

〇木津委員長 それでは、御意見等がありましたらお願いいたします。

〇山本(里)委員 6カ所チェックをしてまいりましたけれども、そんなに、一つ一つは短答式でいけると思います。
 まず、一つ目です。
 4ページの県民指標ですけれども、ここで県民指標の目標値が切りのいい数字であるということは十分あり得ることなんですけれども、私、これ前から気になっていたんですけれども、実績の値が切りのええところになっていて、これってどういうことなんかなと、単純なことです。お願いします。

〇西澤次長 これ、目標値の設定もそうなんですけれども、事業の整備実績に換算係数を用いることによって保全人家を換算して出しておりますので、実績という意味ではないということで、それで目標値についても実績についても100軒単位で整理をしておるということでございます。

〇山本(里)委員 実態じゃなくて積算された何か基準のものがあって換算しているということで、わかりました。ちょっと気になっていたので。
 二つ目よろしいでしょうか。

〇木津委員長 どうぞ。

〇山本(里)委員 5ページの高潮・地震・津波対策の推進ということで、こういう指標の出し方、目標を掲げて、そしてそれをクリアしていくという、多くそういうことがあると思うんですが、こういうのっていうのは実態としてどれだけ今から直さなくちゃいけないという長期的な計画の、これだけは直したいというのがあって、そしてその中の今どれだけ直せている、去年ここまでだ、今年はここまでだ、来年はここまでだというような、そういうふうな出し方をしないと、こうやって出すと、できました、できましたでといいと思うんですけれども、でも、実態がこれではわからないと思うんですが、計画的にこれだけの長さをしなければいけないというのは、計画はどれだけなのか、分母はどれだけなのかというのをお聞かせいただきたいと思います。
 それと同じような箇所が、9ページ、県管理道路の整備推進というのも、これも分母、目標数値に対してどれだけというのですけれども、全長の計画でここまでしなければならないという計画の中で、今年は、来年はと進めていると思うんですけれども、その分母というのがちょっとわからないので教えていただき、進捗しているというのはよくわかりますので、これはこれだと思うんですけれども、そういう表記がないと全体像がわからないかなと思ってお聞きいたします。

〇西澤次長 三重県は南北に海岸線が非常に長いということで、どれだけ耐震化をするかという全体目標というところまではないんですけれども、保全を要する海岸延長、約420キロメートル余りございます。保全が必要やということは保全人家があるというところでございますので、それに対して、今現在の進捗ぐあいということになります。
 まだ全部ができていませんので、重点的に整備を進めていますので、こういった数字になってくるということで御理解願えればと思います。

〇志々田次長 道路に関してですが、道路もおっしゃるとおり、この計画期間につきましては、実績の評価を予算も含めて計画を立てて計画に基づいてやっていっておるところですが、県管理道路、全体で、今、3500キロメートルほどございまして、今、事業中のところも、今すぐには出てこないんですが、随分ありますが、今、長期の計画としては道路事業につきましては、3カ年の事業、3カ年以内に着手する事業につきまして、毎年、事業計画をつくりまして、今年度も予算が決まりました後、来月ぐらいにまた公表させていただくんですが、その3カ年に着手するところまでを含めて、毎年、計画を見直しているという、そういう進め方をしておるところでございます。
 以上です。

〇山本(里)委員 ありがとうございました。
 この表記の仕方がだめだとかということじゃなくて、大変なことなのだなと、海岸線についても、20年ぐらい前から三重県の沿岸はどれだけしか整備されていないというのが発表されてびっくりして、それから同じようでなかなか大変だというふうに思いますけれども、やっぱり全体が、しなければならないのがどんだけでというのは重要なことだと思うので、どこかの中で表記があればわかりやすいかなと思いました。
 それと、道路のほうは、それこそ設計をするのがもっと難しいと思うんですけれども、そういうような状況の中でこれが出ているというのは確認させていただきました。
 3番目にいっていいでしょうか。

〇木津委員長 はい。

〇山本(里)委員 それでは、9ページのところの35103適切な道路の維持管理ということで、今まで白線を引いたりということは大分言われておりましたけれども、11ページのほうにも、一番上のマル3に道路施設が将来にわたって機能を十分発揮するよう、点検、メンテナンスと、そういうことも書かれております。
 警察もかかわってくると思うんですけれども、道路を横断するときの横断歩道は警察なんですけれども、そこに歩道橋が必要なのか横断歩道でいいのかということの中は、これは一緒になって話をされて、よりよい方法をとっていただくと思うんですが、歩道橋か、それから横断歩道かというのの考え方の分かれ目の基準というんですか、それはどういうふうなことになっているのかというのが一つと、この部分で、道路整備という保全ということの中では、道路照明はこちらの管轄だと思うんです。
 道路照明と、それから車ばかりがいっぱい通るところは道路照明だけなんだけれども、歩道も一緒についているときは、歩道は道路照明の範囲に当たらないということで民家のところですと街路灯の区別になると思うんですが、これって民家もあるところは一体で考えられないのかなと思います。商店街なんかの街路灯がなくなったら、それこそ道路灯だけでもっと明るいほうが安心だなと思っても、それは、道路は車のためにあるものですというような考え方の中でなかなか話が進まないとか、道路のところの大きな、国道23号なんかでもそうなんですけれども、照明が間引きされてついているんですよね。何でこれ間引きされてついているのかというと、やっぱり道路の照明は、今、節約もあるので、ポイント、ポイントだけは明るくしますというふうな。それって、本当にそれでいいのかと心配しますけれども、そのことに関して、何かいろんなことで県民の皆さんからお話は来ていないのか、問題はないのかという、道路の保全ということで、お願いします。

〇志々田次長 最初に御指摘のありました横断歩道橋につきましてですが、個別の箇所の事情もありますので学校関係者や地域の方ともお話をしながら進めていかなければいけないので一律ということではないんですが、基本的な考え方としては、横断エリアの横断者の数あるいは自動車の交通量、そして横断距離によって考え方を必要な場所については設置をしていくということを考えております。
 特に、学童だとか幼稚園の通学に使うところにつきましては、また、さらにプラスアルファの考えを持って、一体横断施設を設置するという考え方はございます。
 また、信号機がある場合におきましても、やはり著しく横断者が多かったり幅員が広くて横断距離が長いというようなところで時間を要するので危険だというようなところにつきましては、横断歩道橋を設置するというような考え方がございます。
 そういうことも踏まえて、地域の方と学校関係者とも相談をして、個別には判断されているというような実態でございます。
 それと、照明につきましては、おっしゃるとおり道路の通行に当たっての交通安全上といいますか、視距、はっきりと運転できるために安全の観点で設置するものにつきましては道路管理者でつけておるんですが、よく、町なかで防犯灯という形で防犯上の目的でつけられているような、そういうものにつきましては、道路管理者というよりは自治会のほうで設置しているということで、ちょっと今、一律にどういうところが交通の観点でつけているという御説明はできないんですけれども、そういう考え方で基本的には分かれております。
 以上でございます。

〇山本(里)委員 歩道橋と横断歩道は個別の事情もそれぞれあって、十分地域とも話をされて決めていっていただかなくちゃいけないと思います。通学、通園のときに車が大変な事故も起こしているので、歩道橋という要望も確かにあると思うし、それが安心・安全につながるということがあると思うんですけれども、今日、小学校通学路は避難経路にもなっていて、高齢の方が歩道橋ではかなわないという話もあったりとか、そこのところは本当に微妙な部分だと思うので、これ、地域の方も一緒になって十分に理解を得るように進めていただきたいなと思います。
 それと、明かりの件ですけれども、本当に、今、間引きされているような照明灯、道路灯は設計のときには必要だったから設計をされているんだと思うんです。それが、何で途中が消えているのかなというのは基準が変わったのかどうかわかりませんけれども、そういうことや、道路は車と人と一緒に安全のためにあるものなので、そういうことも含めて道路のためだけにというふうに、管轄はそうなんでしょうけれども、それは、交通事故は人と車とのものなので、そういうことも含めて十分に、これはどうしたらいいということにはならないと思いますけれども、これからのことは考えないといけないと思いますが、先ほどの地域と十分に話し合っていただくということをお願いしたいと思います。
 あと、簡単に、県営住宅です。13ページです。下から5行目に県営住宅の入居者は減少しているということは、あきも多いので現実的なんだと思うんですが、入りたいという人が本当にたくさんお聞きするのに、入りたい人が減少しているという分析はどのようにしてみえるのか。
 対策も立てられているみたいですけれども、どのようにしてみえますか。

〇古川次長 入居率につきましては、こちらに書いてあるとおり、年々少なくなっているのが現状です。
 一方、入りたい人というのも、そんなに年々増えているわけではなくて、特に入りたいけれども入れない、あきがないというふうに困っている数が増えているというふうには理解していませんけれども。

〇山本(里)委員 入居基準というか応募基準があるので、ということで応募基準の緩和などがされていると思うんですが、入りたいという人は聞くことはたくさん聞くわけで、なかなかそれが入ることにつながっていかないというそこの、どうしたら入っていただけるかということも十分研究をしないともったいないことになると思いますので、よろしくお願いをします。
 入りたい人は確かに多いというふうに思っています。なかなか入れないとも聞きます。けれども、入居率が低いということは、ここに問題があると思います。
 最後です。
 15ページのところで、公共事業の推進の支援ということで、様々公正な公共事業、適正な公共事業を行われるようにということでやるんですけれども、16ページにもその手だてが書いてあるんですが、例えば、働いてみえる方の工賃であるとか、その働き方の実態は週休2日制を本当に施行するとか書いてありますけれども、どういうふうな形でチェックをされている、全部はチェックできないですけれども、例えばチェックをする仕組みというのは何かあるんでしょうか。

〇真弓副部長 これらの取組については、新三重県建設産業活性化プランの中で四十幾つの取組を挙げております。それぞれについて目標を定めておりますので、それで進捗管理をしております。
 特に、賃金のことでよろしいですか。
 それで、賃金のことについても、活性化プランの中では、今、働き方改革、いろいろ言われておる中で、技能に応じた適正な賃金をということが求められておりますので、その部分については次期の活性化プランの中でも取組として検討していきたいと考えています。

〇山本(里)委員 そう目指しているというか、そういう思いであるということは十分承知はしているんですけれども、それを実態的にチェックをするというか、チェックという言い方は失礼だと思う、監査でもない、そういう調べるというか確認をするというようなことというのはどのようにあるんでしょうか。

〇渡辺部長 賃金のチェックというところは、低入札の入札があった場合は、低い入札によって労務費が抑えられることも懸念されますので、低入札が入って調査をしていく中で労務費が適切に確保された入札金額であるのかというのをチェックしているところではあります。

〇山本(里)委員 それは入札のときに、ちょっと問題だなというところについては細部を見るということで、いや、実態、公共事業を行われている中の、本当に工賃が渡っているかというようなことというのはどういう調べ方とか、何かあるんですか。

〇渡辺部長 県の発注の際の積算をするための労務費の設計単価は抽出して支払い金額も見ながら設定はしていますので、我々が使う設計労務単価というのは一定調査の上で決めているということと、なかなか個別の契約ごとに元請と下請の関係で幾ら支払われているかとか、それを労務費に絞って幾らというのは、なかなか個々には難しくて、それも技能の優劣もございますので、なかなかそこを絞って見るというのは難しいところではありますけれども、全体の元請、下請の契約金額等は出していただいていますので、そこは見ていますけれども、なかなか個々の労務者の単価が幾らになっているかというのを一つ一つ見るのは難しいのが今の状況かなと思っています。

〇山本(里)委員 終わりますけれども、本当にそういう実態があるんだと、なかなか個々に調べられないし、それぞれ業者の業務内容の個別のことにもなってくるので、また、そんな細かいことまでやっていくことはできないというのは承知の上で質問させていただきました。
 でも、抜き打ちでも何でも何かしないと、今の状況の中で問題があることがわからないのかなと思って、何かそういう仕組みもつくっていかなければいけないなと思っています。
 実態としては大変なことだと思っていますので、ただ、今、入札のときのチェックについてはきちんとしてもらっているということは確認しました。
 終わります。

〇木津委員長 ほか、ご意見ございませんか。

〇日沖委員 もう、たびたびこれは出てきている話ですけれども、堆積土砂撤去の話です。
 施策113の5ページを見て、平成30年度の取組概要と成果、残された課題ということで、マル2のところで堆積土砂撤去のことは触れていただいてあるわけなんですけれども、一番下の2行目あたりを見ますと、堆積土砂撤去や雑木伐採が必要な河川が多く残っていることから、引き続き継続した取組が必要ですということなんですが、今、緊急性がないところを引いたとしても、ある程度、要望の中で必要なところというのは相当まだ残っていると思うんですけれども、県土整備部としては、今、要望があって残っているところをある程度撤去し切ることができれば、その堆積土砂の撤去というのはある程度区切りがつくと考えておられるのかというところを聞きたいんですけれども、見解を。
 というのは、今、山の管理がなかなかなされずに山肌の崩壊が起こりやすくなっておる環境があるとか、そして、気候変動によって局地的な多量の雨が降って、土砂を下流へ大水が出て運びやすいような、気候変動の中でそういう環境が起こってきておるとか、そういうふうに言われておることもあるんですが、今現在、土砂撤去とともに砂防でできるだけ下流へ来んようにとめていただいたり、また、規模は小さいですけれども、みえ森と緑の県民税によって発生源対策というのもしていただいておるわけなんですけれども、とにかく我々地域で県民の皆さんから聞く要望は、取っても、取ってもまた上流から流れてきて、5年前に取ったところがまた要望が出てきておったりとか、イタチごっこのような状況なんです。
 恐らく、県内どこでもそうなんだろうと思いますけれども、ですから、多く残っていることからということで、どこかでやっていったら区切りがあると考えておられるのかどうかというところの見通しを一遍聞かせていただきたいんです。
 私たち地元でお聞きしておる状況とか、また、実際に河川の状況や谷合いの状況を見ると、半永久的につき合いせんならんような気もせんでもないもので、そのところをお聞きしたいのと、それと、小規模河川なんかですと、上流のほうへ行きますと県の管理、市町の管理、分かれるところがありますよね。
 市町管理の上流部あたりは市町で撤去されておるような実情というのはあるのかどうかということを聞かせていただきたいのと、それと、もう一つは全く素人考えなんですけれども、いつも思うんですけれども、ある程度の川幅のあるところなんかですと、搬出しなくても両脇に寄せて堤防の補強みたいな感じにできるような、そういう技術研究みたいなことはなされてないのかできないのか、ちょっと素人考えで申しわけないですけれどもいつも思うので、そういうところも含めて、予算をある程度重要視していただいて確保もいただいていますし、さらに砂利採取なんかでも業者がとっていただきやすいようなルールづくりもしていただいていますし、搬出する先もできるだけ県民から協力いただけるような工夫もしていただいていますし、しっかり重要視していただいて考えていただいておるのは承知しておるんですけれども、その辺のこれからの見通しとか土砂撤去の対応のこれからの捉え方とか、今お聞きした市町の状況とか、技術的なこととか、ちょっと素朴な素人的で申しわけないですけれども、3点、この機会にお聞きしたいんですが。

〇西澤次長 堆積土砂について、幾つか御質問をいただきましたので、一つずつお答えさせてもらいます。
 堆積土砂の見込みでございますけれども、河川につきましては、上流から水とともに土が流れてくるという宿命でございますので、昔からずっと県でも河川の堆積土砂撤去については取り組んできたんですけれども、ここ最近が特に顕著にあらわれているということで関心が高まり、要望が多くなってきているというふうに思っています。
 ですので、ある程度はこれからもずっと堆積土砂撤去は続けていく必要があると思いますけれども、中には深掘りしている河川とかもございますので、その辺も状況を見ながら取り組んでいきたいと思っております。
 それと、小規模河川では上流、市町が管理しているところはどうしているのかということですけれども、これも市町によって取組がばらばらやと思うんですけれども、堆積土砂撤去をする河川については市町と情報共有していますので、連携して取るとかというところもございますし、市が逆に先行してやるので県も合わせてやるとかということもありますので、それは日常の中で連携をとってやっているということだと理解しております。
 それと、最後に堆積土砂を堤防なんかに盛土してはどうかということですけれども、確かに広い川なんかでは築堤になっていますので、そういったところでは使いやすいし、実際に使って活用しているところが多くあります。
 ただ、多くの川では小さな川が多いので築堤まではなかなかいっていない、いわゆる掘込河道と言われている河川が多うございますので、それについてはできるだけ深掘りしたところへは埋めるようなこともしていますけれども、近くで残土処分地を確保するよう努めて、現在もしているところでございます。
 以上です。

〇日沖委員 ありがとうございました。
 さらに御努力いただきますようによろしくお願いいたしますが、1点だけ、市町との連携なんですが、まさにそういうところが聞きたかったんですが、上流部から流れてくる、上流部で先に取っていただければ下流部で対策がそれだけ楽になってくるということもあるので、まさに市町との連携というものを、撤去についての情報だけやなしに撤去についての連携というのも大事やと思うんで、余りそういうものは、撤去についての情報だけで撤去の連携というのはここからは読み取れないように思うので、そういうところもこれから表現も含めて盛り込んでいっていただきたい、積極的に市町とやっていっていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。

〇木津委員長 ただいま12時2分です。ここで一旦休憩とし、再開は午後1時からしたいと思います。
 暫時休憩いたします。

          (休憩)

〇木津委員長 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
 午前中に引き続き「令和元年版成果レポート(案)」についての関係分の調査を行います。
 それでは、御意見等がありましたらお願いいたします。

〇川口委員 港湾のほうで一つ確認させていただきたいんですけれども、例えば港湾内の大口港も県の管理でよかったんですかね。具体的にいきますと大口港の中のところで、多分60センチメートルぐらいの高さの壁というんですか、中、内側、工場があるほう。湾の中で荷揚げ場があって、道路の向こうの工場の境界ぐらいのところの高さ60センチメートルぐらいのブロックしかないと思うんです。ずっと。
 ああいうの、もし地震のとき津波が来た場合にあれで結局とめられるのかどうかというのが、どういうふうな状況かというのを一つ確認させていただきたいと思います。

〇竹内課長 いわゆる、特に津松阪港の大口地区でございますが、あそこにつきましては、背後に防潮堤がまずございまして、その前面に埠頭用地があって、その背後に企業が来ているという状態でございます。
 それで、そこにつきましては、津波のときにはやっぱり浸水しますので、それにつきましては、津波が発生するとなれば退避していただくとか、そういうような形の対応をしていただけるように関係者に対して周知するとか、そういう形の対応をさせていただくと、そういうような対応を考えております。

〇川口委員 対応を考えていただいておるということなんで、ぜひ、今、本当にリスクのあるときなんで早急に対応を実際にやっていただくようにお願いします。

〇木津委員長 ほかございませんか。

〇山本(教)委員 河川の堆積土砂についてお伺いしたいんですが、午前中の話で、市町と協議をしながら進めていくというような話があったんですけれども、昼の間に市役所に電話したんです。それで、あんたところ、今、県の建設の委員会やっていて河川の堆積土砂の件について今から質問しようかなと思とるんだけれども、県との協議というのはあったんかいなというて聞いたわけ。そしたら、私はちょっとわかりませんと、自分より上司の人が聞いておるかもわかりませんというようなことで電話終わったわけさ。
 この話、これ聞いておるかもわからへんけれども、2週間ぐらい前でしたか、地元の川で磯部に野川という川があるんです。そこはもうすぐ海が近い川で、ずっと土砂が堆積しているわけです。この前、きれいにしていたんだけれども、きれいにしておるのは堤防に生えておる雑木林というか、それは確かにきれいにしているし、なおかつ土砂に生えている草なんかもきれいにするんですけれども、肝心の土砂が除去されてないと。こんなときにやりゃいいがねと思いつつ、私の数字がちょっと定かじゃないんですけれども、今年度が500万円か1000万円か何か、そんなような数字でした。本来は、国土強靱化で集中取組でこの3年間にしっかりやるという中で、三重県にも堆積土砂の除去についての予算というのが大分ついたように思うんです。
 そんな中で、この際、思い切って今まで懸案になっていた土砂を取り除くということができないんだろうかと、こういう質問です。

〇西澤次長 毎年、年度初めに予算が決まったら市町の方々と今年の実施箇所について、これだけある中でどこを優先してやりましょうという協議はしていただいていると思います。
 ただ、多分、今年度の話かと思うんですけれども、今年度は予算の公表がまだこれからですので、これから多分公表とともに市町の方と御相談させていただくというふうに思いますので、そんな中で今の野川についても、志摩の状況はわかりませんけれども、話はしていただけるものだと思います。

〇山本(教)委員 していただけるものだと思いますじゃなくて、県と市町の行政同士が協議するわけじゃないですか。だから、市から上がってくることもあれば、県のほうから、ここやらなきゃいけないねというようなところがあったらこれはどうかということで協議する、これ大事なことだというふうに思うんだけれども、今の部長が違うから、一番ようわかっておるのは前に座っておる人が一番ようわかっているんだけれども、志摩建設事務所の所長しておったから。だけれども、今、部長が違うから聞けないんです。だもんで、担当の次長に聞いているんだけれども、気になっておるところなんです。
 なおかつ、防災という意味でも、例えば津波がすぐに迫ってきておる、隣がもう海ですから、どんと来たと。特に、三重県の場合には志摩市が一番津波が来たときに逃げる時間が、私ども大王崎は1分です。津波が来た、さあ逃げろという、1分間。そうすると、例えがいいかどうかわからんけれども、伊勢湾沿いの伊勢市、伊勢市はどうかな、松阪市とか、津市とか桑名市、四日市市、この辺はまだ時間があるんです。そやけれども、うちらは1分です。一番厳しいところで。
 そんなところの中での河川の堆積土砂って非常に私は急を要する事業だというふうに思うもんで、この際、言っておきます。こうやって。検討してもらうようにお願いしますわ。

〇西澤次長 今日のお話も聞かせていただきましたので、これから協議をしていただくに当たって、野川についても協議をするように考えたいと思います。

〇渡辺部長 御指摘いただいたように、ちゃんと県の事務所と市で協議するようにしますので、そこは御理解いただきたいと。

〇西澤次長 あと一点だけ、申しわけございません。
 今回、国の強靱化対策で補助事業で河道掘削ということでやれる箇所がございますが、それは河川整備計画を持って補助事業でやっている箇所については暫定掘削であったり河道掘削ということで国費を使って土砂掘削できます。
 それ以外の維持管理の中でやっているところについては県単事業のほうでやってございまして、県単事業の、先ほど申しましたように例年より堆積土砂の撤去費用は積んでありますので、できるだけ河川の堆積土砂の撤去を進めていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

〇山本(教)委員 ありがとうございます。
 今まで予算少なかった、本当に少なかったです。だもんで、またよろしくお願いします。ありがとうございます。

〇木津委員長 ほかにございませんか。

〇奥野委員 行政運営7のほうの公共事業推進の支援で、新三重県建設産業活性化プランが、2年ぐらい前か、3年か、を見ていると、全部必要があります。取組方向も策定します、行いますと、何ら具体的な部分というのがないので、大変なこと、簡単に書いてあるけれども、週休2日制にしたって入札制度にしたって全部そう簡単やないことやと思うんです。
 そんなんで、これはいつ実行に移すような活性化プランをつくられるのか、ほんでまた、本当に書いてあるけれどもできるんかいなというのを思うんですけれども、いかがでしょうか。

〇真弓副部長 活性化プランの策定時期なんですけれども、一応、今年度が最終年度ということで、策定に着手をして、次回の常任委員会ではある程度取組方向とかその辺をお示しさせていただきたいと思っております。

〇奥野委員 週休2日制なんかは、確かに悪いことではないことであるけれども、しなきゃいけないことでもあるんですけれども、だけれども、外の仕事じゃないですか。多いのは。現場の人たちは。
 ということは、雨が降ると大体休みになってパチンコ屋へ行ってしまう人もおるし、そういうのでできるだけ働きたい人もたくさんいるわけです。
 だから、30日あって、今までやったら週休1日としても二十四、五日、だけれども週休2日になると20日ぎりぎりぐらいになっていくということもありますので、働いておる人は、若い人たちはそりゃ休みが欲しいでしょう。だけれども、それなりの年齢の人はすることないんで働いているほうがええやというのもあるので、そこら辺をどうやって今から具体的にこういうふうにしなさいよというのをつくられていくのかなというのが、簡単につくられることはないんかな。
 それと、もう一つ、入札制度にしたってイタチごっこみたいなことをずっとやっていますから、だけれども、その辺も新規で頑張ろうという人がなかなか、そういう古い業者が頭から押さえつけてというようなところもあるし、やっぱり新しい、そこら辺も、事業者も活性化していかないかんのと違うかなと思うので、そういうプランが、部長、立てられるのかなと思って。書いてあるけれども、それこそ毎年少しずつアレンジしながらやっていかないかんのと違うかなと思うんですけれども、どうですか。

〇渡辺部長 まず、週休2日制の話については、確かに現場で働いている方で日給月給の方もみえますので、若い人と少し考え方が違うというのは理解をしています。
 我々も、最初、このプランをつくったときは、若手の方が入職してもらうのにどうしていけばいいかということで、最初は4週8休、土日完全に休むのがどうかということで取組を始めたんですけれども、業界の皆さんと話していく中で、いきなり土日完全に休んでしまうのは難しいということで、今やっているのは、月2回の土曜日を決めて、そこは休んで、あと全体の中で4週8休になっていけば、そういう進め方をしていこうかということで、今やっているところですので、御指摘のように現場の作業されている方の手取りが減らないような取組がいいのかと思いますし、我々もそこは工事費としても一定補正もしながらやらせていただいているということです。
 二つ目の入札制度については、なかなか一朝一夕にうまいこといくものはございませんので、プランの策定とともに業界の方と意見交換しながら、今もプランつくって、毎年、プランの取組の検証とか、ここを変えたほうがいいとか、毎年そこは意見交換をしていますので、一定、合意できる目標を立てて、毎年、そこのやり方がいいのか悪いのか検証をしながら進めていくしかないんかなというのが、今、思っておりまして、できれば、今年、基本的に次期活性化プランはつくっていきたいというふうには思っています。
 以上です。

〇奥野委員 初めのほうなんですけれども、休みを4週8休ですか、そうなってくると、今度は発注する側も厳しく、工期が長くなっていくわけですよね。だから、そこら辺も、月給ならいいんやけれども、日給月給の部分とそういう難しさというのが、行政もそれだけの今度はそれなりの利益というんか、あの人ら今までもうけ過ぎやったんでちょうどええんかもわからんけれども、だけれども、その辺もやっぱり考えながらしていかないと、今、人も足らん時代やし大変なことになってくるんじゃないかなと思うので、その辺うまいことプランの中で少しずつ修正かけながらやっていただくことを考えてもろたほうがいいんじゃないかなと思います。
 もしあれば。

〇渡辺部長 そうですね。よくそこは話し合って進めていきたいと思いますし、工期が長くなって、一定の収入を確保するためには、当然、その分利益が上がらないと払えませんので、現場管理費の補正であったり、そういうところもしますし、あとはどういうところで生産性を上げられるかというのは、またよく話し合っていきたいと思います。

〇奥野委員 最後に。
 県だけやなくて国もあれば市町もありますから、そこら辺、県が真ん中に立ってうまいこと調整していただけて、皆が潤うような形をつくっていただくように、少し大変ですけれども、頑張ってやっていただけますか。
 以上です。

〇木津委員長 ほかにございませんか。

〇濱井副委員長 様々な治山も含めてですけれども、港湾とか堆積土砂の関係とか砂防、そういった工事をしていただいていますけれども、三重県もSDGsを行政の中に取り込んでいくという話ですけれども、工法といいますか工事のやり方ですけれども、その中に環境に配慮した工法なりやり方というのは、今後、取り入れを考えていく方向でいらっしゃるんでしょうか。どうなんでしょうか。

〇渡辺部長 そうですね、今までも、例えば河川工事とかで工事に伴って濁水が出るとか、そのようなことについては濁水対策等は一生懸命やってきていまして、ちょっと大きな、SDGs、じゃあどういうことをするんだということはあれなんですけれども、そういう環境に配慮した工事はやってきていますので、引き続きそういうのをやっていくのかなというふうに今は思っております。

〇濱井副委員長 そうですか。
 まだまだこれ全国的に見ても進んでないとは思うんですけれども、これからの時代、そういった環境に配慮した工法というのも考えていかないかんのかなと思いますけれども、まだ研究段階ではあるんですけれども、大学の先生なんかはそういうのを考えておられるところもありますし、そこら辺も調査をこれからしながらそういった環境に配慮した工法を、考え方を入れていくようなところも考えていってほしいなと思いますので、ちょっと要望させていただきます。

〇木津委員長 ほかございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇木津委員長 ないようですので、それではただいま頂戴しました御意見のとりまとめにつきましては、後ほど委員協議で御議論いただきたいと存じます。
 また、執行部におかれましては、本委員会で取りまとめた意見の回答を後刻御報告願います。
これで、「令和元年版成果レポート(案)」について(関係分)の調査を終わります。

 (2)三重県新広域道路交通計画(仮称)について
 (3)審議会等の審議状況について
    ア 当局から資料に基づき説明(志々田次長、小見山副部長)
    イ 質問

〇木津委員長 それでは、御質問等がございましたらお願いいたします。

〇日沖委員 この三重県新広域道路交通計画について、19ページにも地図があるんですが、まず理解ができていなくて本当に申しわけないんですけれども、まず4月1日に国土交通大臣が指定された重要物流道路及び代替・補完路の19ページの図ですけれども、これは直轄国道と高速道路なんかの幹線道路のみが指定されたということなんですか。説明してもらえたら。

〇志々田次長 済みません、ちょっと説明が不足していた部分があったのですが、19ページに示したものにつきましては、この4月に国土交通大臣から指定されたものですが、重要物流道路及び代替・補完路というものが、先ほどおっしゃった高速道路そして直轄国道もあわせて、県管理道路も含めた上で拠点、ちょっと凡例が小さくて見えづらいところがありますが、空港や港湾や物流拠点となるような拠点あるいは中核都市等の都市の拠点を結ぶ道路で、なおかつ、今、既に供用されている道路に限定して第1次として指定されたものでございます。

〇日沖委員 県管理道路も含めるわけですか。高速道路と直轄国道だけじゃなしに、県管理の道路も含めるわけですか。

〇志々田次長 そうですね、特に県管理道路の中でも地域高規格道路に位置づけられている道路などにつきましては、含まれております。

〇日沖委員 理解するために細かくお聞きして申しわけないんですけれども、県の北のほうですと、例えば岐阜県との国道365号とか滋賀県との国道421号とかは何の色もないんですけれども、これは規格対象外ということになるんですか。例を挙げてお聞きしてみると。県北部のほうで、岐阜県とつながる国道365号とか滋賀県とつながる国道421号とか、それはこの対象にはならない道路ということですか。済みません。もう一度。

〇志々田次長 当該道路につきましても、対象区間はございますが、特に指定された拠点間を結ぶ路線に該当するところを限定して指定をしておるところでございます。

〇日沖委員 また、改めて。よく教えてもらいます。ありがとうございました。

〇木津委員長 ほかよろしいですか。

          〔「なし」の声あり〕

〇木津委員長 なければ、「(2)三重県新広域道路交通計画(仮称)について」及び「(3)審議会等の審議状況について」の調査を終わります。

 (4)その他

〇木津委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら発言をお願いします。

          〔「なし」の声あり〕

〇木津委員長 なければ、これで所管事項の調査を終了いたします。

3 委員間討議
 (1)所管事項調査に関する事項                  なし
 (2)執行部に処理経過の報告を求める事項     なし

〔閉会の宣言〕

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
防災県土整備企業常任委員長
予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会委員長
木津 直樹

 

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