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令和元年10月28日 議会運営委員会 会議録

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議会運営委員会会議録
(開会中)
 

開催年月日    令和元年10月28日(月曜日) 午後3時45分~午後4時2分
会議室        504議会運営委員会室
出席委員      9名
            委 員 長                  服部 富男
            副委員長            津村  衛
            委   員            田中 智也
            委   員            稲垣 昭義
            委   員            小林 正人
            委   員            長田 隆尚
            委   員            村林  聡
            委   員            三谷 哲央
            委   員            中森 博文
欠席委員      な し
委員外議員     議   長             中嶋 年規
            副 議 長              北川 裕之
出席説明員     副知事               稲垣 清文
            総務部長             紀平  勉
            総務部副部長          高間 伸夫
            総務部課長            富永 隼行
事務局職員     事務局長             湯浅 真子
             事務局次長             畑中 一宝
            総務課長              稲垣 雅美
            議事課長              西塔 裕行
            企画法務課長            枡屋  武
            政策法務監              袖岡 静馬
委員会書記    議事課課長補佐兼班長       平井 靖士
            議事課主幹             川北 裕美
傍聴議員       なし               
県政記者       4名
傍 聴 者       2名
議題及び協議事項
  1 ペーパーレス化及びWi-Fi環境整備に向けた検討について
  2 次回の議会運営委員会について
  3 その他
   (1)常任委員会の開催について
   (2)その他

〔開会の宣告〕

1 ペーパーレス化及びWi-Fi環境整備に向けた検討について
 令和2年度からペーパーレス化及びWi-Fi環境整備に取り組むかどうかについて、各会派での検討結果の報告がありました。協議の結果、令和2年度からペーパーレス化のためのタブレット端末導入は、見送ることとされましたが、Wi-Fi環境の整備は、執行部の動向も確認しながら進めていくこととされました。
 ペーパーレス化、タブレット端末等情報システムの導入については、十分な検討が必要であるとの意見に加え、議会としてのICTの利活用について検討会やプロジェクトチーム等を設置してはどうかとの意見があり、これらの協議内容を代表者会議で報告することとされました。

【協議】

〇服部委員長 各会派での検討結果の報告をお願いします。

〇田中委員 新政みえとしましては、ペーパーレス化ということに関しては、確かに、タブレット端末などが高機能化しているし、かなり普及もしてきました。しかしながら、議員それぞれの操作に対する習熟度合は、まだまだのところもあるのではないかということで、ペーパーレス化に取り組んだとしても、現時点では厳しい状況にあるのだろうと。ただ、一方で、先ほども申しましたように、タブレット端末などが進化してきていますし、これから、県政としてもSociety5.0の取組をしっかりと見定めて県政運営をしていくということでもありますし、県議会としてのICTの利活用は必要であろうと。その中で、環境整備の一環として、Wi-Fiを議事堂の中で整備していくことからまず始めてはどうかというような意見であります。加えて、例えば、Wi-Fi環境を整えたうえで、議事堂と県内別の場所とを繋いで、インターネット回線を利用したテレビ会議などを利用して、様々な取組をしていくことにも資するのではないか、そのような考え方も持っているところです。

〇中森委員 自由民主党県議団におきましても、協議を進める中で、一つは、Wi-Fi化の環境整備については、本庁で進められていることについては、予算化を伴うので、これについては、今後、議会のほうでも対応すべく積極的な取組が必要であることから、時期、タイミングを合わせた要求をしてもらえればいいかなと思います。
 議会内の議員それぞれの取組については、タブレットの利用をはじめ、いろいろな取組が、議員によって個人差、習熟度の違いもあります。その中で、取り組むべき方向性については、積極的な取組が必要ということには間違いないんですが、わが会派でも、中長期的な考え方、方向性をしっかりと求める必要があることから、会派でも数名のメンバーで、わが会派の理想的な方向を示す必要があるということで、チームを組んで勉強を進めていく中で、一定の方向性を早く見出して、他の会派にもそれを広げながら、共有できるもの、中期的に進める方向で積極的にうちの会派からも取り組んでいきたいという趣旨ですので、議会運営委員会でも十分にご検討いただければと思います。
 ペーパーレス化については、タブレット端末等が進めば進むほど、おのずとペーパーレスになっていくのではないか。また、すでに、議会の報告書などがペーパーレス化しているように、徐々にペーパーレス化を積極的に進めていく方向ではないかということが想定されますので、タブレットの利用と相まって、ペーパーレス化に積極的に取り組んでいくように協力していくというのが当然だと思います。

〇長田委員 Wi-Fi化については、積極的に進めていただきたいと思います。加えて、能動の時に、携帯の電波すら届きにくかったので、最低、携帯だけでも届くような環境を整えていただければというのが一つ。それから、ペーパーレス化は当然進めていくべきだと思うんですが、前回、広島県議会で見せていただいたものや、デモをしていただいたものなど、いろんなシステムがありますので、もう少し研究しながら使い勝手の良いものを具体的に進めていったほうがよいかと思います。ペーパーレス化を進めることに対しては否定はしませんが、もう少し、どういうふうに活用できるか研究しながらじっくり進めるべきではないかと思います。

〇村林委員 1点目が、ペーパーレスの話。紙には紙の、デジタルにはデジタルの長所・短所があります。例えば、紙は一覧性に優れ、電源がなくても見られますし、ラグなどもない。そういう長所・短所がある中で、利便性からみて、紙を使わないという方向性は時期尚早。時代に合っていないということです。一方でデジタルの有用性を活用しないのも現代において効率が悪いということであります。よって、結論としてはこの問題の本質は、ペーパーレス、紙をなくすということではなく、資料のデータ化であり、データをどう配付し、活用するかにあるということです。
 2点目、タブレット等の端末やWi-Fi等の通信環境について。高機能な端末、例えば、広島県議会の例ですとIPad-proを、セキュリティを理由に機能制限して使用している事例が見られましたが、非常にもったいないと感じます。データとして配付が想定される資料は公開資料であり、そこまで高度なセキュリティは必要ないと考えます。また、議員全員が同じ種類の端末を揃って持つ必要はなく、同期させる必要もないと考えます。よって結論でありますが、端末や通信環境は一般家庭と同じ水準で十分と考えます。

〇服部委員長 他にございませんか。ペーパーレス化に向けての検討、情報システムを導入していくにあたり、どのように検討していくかということについて、各会派の皆さん、いかがでしょうか。

〇中森委員 それぞれの会派の御意見、共通するところが多いのではないかと思いますが、すぐに意見が一致するものでもないと思います。しかし、やはり、議会として積極的に取り組むことが必要ということからすると、会派間を超えたプロジェクト等作りながら、一定期間の猶予をみながら、検討会などを設置していくという方向性を決めていただいて、全会派の調整が整えば、そういうところで、検討していただくという方向性を決めていただいて進めていただいたらどうかとご提案をさせていただきます。

〇服部委員長 公明党、日本共産党、草の根運動いがのご意向について、事務局より報告願います。

〇議事課長 公明党は、タブレットの購入自体は否定するものではないが、急いで導入を決定するより、議員にとって使いやすいものになるよう検討してからでよいのではないかとの御意見。日本共産党は、タブレットを使う場合、複数資料を見比べるときに使い勝手がよくないという話を聞く。十分に検討してからでよいのではないかとの御意見。草の根運動いがは、議会運営委員会の決定に従うとの御意見でした。

〇服部委員長 只今の御報告を踏まえ、御意見等があればお願いします。

〇稲垣委員 中森委員のほうからも言っていただきましたように、前向きにしっかり議論していくべきとのことですが、特に、全ての会派の皆さんがWi-Fiの環境を整えていこうということについては合意が得られているのかなと感じていますので、例えば、議運としては来年度予算措置のこともあるのでという議論だったかと思うが、Wi-Fi環境については、来年度予算に向けてしっかり進めていただく中で、例えば先ほどペーパーレス化ということについて、村林委員からこれはペーパーレスというよりも、資料のデータ管理だという話もありましたし、もう少し広い意味でICTという話もありましたので、例えばこのペーパーレス化については、もう一度、代表者会議に戻していただいて、そこでもう少し広い意味で、例えばスマート自治体における議会のあり方とか、いろんな視点から議論した上で、タブレットの導入だとかペーパーレス化ということもその中に含まれてくるのかなと思いますので、代表者会議の中で、もう一度全体として検討いただくべき課題かなと思いますので、可能であれば、Wi-Fi環境の整備は具体的に進めていただくという形で如何かと思います。

〇服部委員長 それでは、来年度当初予算でのタブレット端末等の機器や情報システムの導入は見送り、この件は代表者会議にお返しするということでよろしいですか。

〇三谷委員 Wi-Fi環境の推進は。

〇服部委員長 それは、進めてまいりますが、よろしいですか。

        (「はい」の声あり)

〇村林委員 Wi-Fiの中身についてはどこで議論するんでしょうか。私どもが先ほど申し上げたのは、そのセキュリティの問題があまりに高いと場合によっては、使い勝手が悪いということですが。
 高いセキュリティや高額なメンテナンス代がかかるWi-Fiもあれば、今私が申し上げたような一般家庭レベルのWi-Fiもあろうかと思うんですがいかがでしょうか。

〇服部委員長 事務局より、説明願います。

〇議事課長 前回の議運でも御報告いたしましたが、執行部でもWi-Fiの環境整備を考えているとのことですので、その設計といいますか、執行部の進め方についても、伺いながらやっていく必要があると思いますので、もし、プロジェクト会議等が立ち上がりました場合にはその中でも御報告しながら、進めていきたいと思います。

〇村林委員 そうすると、この段階で予算をある程度獲得するために急いで議論をというところもあったかと思うんですけど、どのレベルのWi-Fiかということで、金額も変わってくるかと思うんですが、そのプロジェクト会議等で今から議論するのでも間に合うという考え方でいいのか、そんなに急いで当初予算ということではなくて、協議が始まるということでよいのか、そのあたりはどうですか。

〇議事課長 執行部のほうで、本庁全体としてのWi-Fi化の予算計上を考えていると伺っておりますので、その動向を確認しながら、議会としての予算計上が必要なのかどうかも含めて確認してまいりたいと思っております。

〇小林委員 議会として単独でやってさらにコストがかかるということよりも、全庁的に一体的にやってコストが少しでも削減できればそれはそれでいいかと思います。意見だけ。

〇田中委員 意見だけなんですが、セキュリティに関して自民党の村林委員からありましたが、私は、議会だからといって、全ての資料をフルオープンにしていいというものではないと思っていて、Wi-Fi環境にした場合に、外部からのアタックなりに、一定はしっかりした考え方をもって、セキュリティレベルは設定しなければならないと思っていますので、そのあたりは少し意見が違うかもしれません。一般家庭用のWi-Fiと同レベルでということでは、少しリスクがあるのではということを意見として述べさせてもらいます。

〇村林委員 そうすると、執行部のほうは恐らくかなり高いレベルのセキュリティが必要だと思うので、セキュリティは分離したほうが。議会を経由して執行部に危険性が及ぶようであれば、分離しておくという考え方もあるのかと。いずれにしても、検討いただければと思います。

〇服部委員長 ほかによろしいですか。ペーパーレス化並びにタブレット端末機器の導入ということを含めて、今後検討会等を設置するしないという問題も含めて、これから代表者会議に議会運営委員長として報告をさせていただいて、代表者会議の中でご検討いただくということでいかがでしょうか。

        (「異議なし」の声あり)

〇服部委員長 それではそのようにさせていただきます。
 
2 次回の議会運営委員会について
  特に協議する事項が出てこない限り、提出予定議案等の議事について協議するため、11月15日の予算決算常任委員会終了後に開催することとされました。
 
 その他
(1)常任委員会の開催について
 10月31日の予算決算常任委員会総務地域連携分科会終了後、総務地域連携常任委員会が開催される旨の報告がありました。
 
(2)その他
 特になし。
 
 
〔閉会の宣告〕
 
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
 議会運営委員長  服部 富男

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