このページではjavascriptを使用しています。JavaScriptが無効なため一部の機能が動作しません。
動作させるためにはJavaScriptを有効にしてください。またはブラウザの機能をご利用ください。

スマートフォンサイトへ移動

三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 令和2年度 委員会会議録 > 令和2年6月8日 防災県土整備企業分科会 会議録

令和2年6月8日 予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会 会議録

資料はこちら

予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会

会議録

(開会中)

 
開催年月日   令和2年6月8日(月曜日) 午前10時52分~午前11時7分
会 議 室    202委員会室
出席委員    8名
          委 員 長   藤根 正典
          副委員長   山本 佐知子
          委  員   中瀬 信之
          委  員   田中 祐治
          委  員   杉本 熊野
          委  員   小林 正人
          委  員   村林  聡
          委  員   舘  直人
欠席委員    なし
出席説明員
   
[防災対策部]
         部長            日沖 正人
         副部長           清水 英彦
         次長            井爪 宏明
         防災対策総務課長   中川  実
         災害対策課長      内山 敦史
                        その他関係職員
委員会書記
   議 事 課   主幹          櫻井  彰
   企画法務課  課長補佐兼班長  田米 正宏
傍聴議員   なし
県政記者   なし
傍 聴 者   なし
議題及び協議事項
第1 分科会(防災対策部関係)
 1 議案の審査
  (1)議案第103号「令和2年度三重県一般会計補正予算(第4号)」(関係分)
 
【会議の経過とその結果】
 
〔開会の宣言〕
 
第1 分科会(防災対策部関係)
 1 議案の審査
  (1)議案第103号「令和2年度三重県一般会計補正予算(第4号)」(関係分)
    ア 当局から資料に基づき補充説明(日沖部長)
    イ 質疑
○藤根委員長 御質疑があればお願いいたします。

○舘委員 この目的から言って、何も反対するところではないんだけれども、新型コロナウイルス感染症対策、その支援をする目的です。そして、必要な資機材というのはこれまでもあるんだろうけれども、どんな基準というか、どれぐらい備蓄しておかなければならないと考えとるのか。殊にこの避難所については、新型コロナウイルス感染症の関係があって、これまで想定していないことも想定しながら、その対応もしていただいて、検討もされ、いろいろそういうものも形にしていただいているとは思うんですけれども、この数字的な根拠をどのように考えとるのか、それだけお聞かせください。

○日沖部長 まずは、この備蓄自体なんですけれども、県と市町の意見も聞いて、三重県備蓄・調達基本方針を平成29年3月に定めました。それから状況に応じて改定もしてきておるんですけれども、そんな中で、大規模災害が起きたときに、生活必需品といいますか、食糧や水、こういったものを中心に、昨年、いわゆる補正でお願いした液体ミルクなんかもそうなんですけれども、主要の10品目というのをこの備蓄・調達基本方針で定めております。それについては国の計画の中にも主要な8品目というのがありまして、それに2品目を加えて県では10品目という形で、備蓄・調達基本方針を定めております。
 大きな考え方の中では、いわゆる国からのプッシュ型支援というのが、災害発生4日後には届くということで整理しておりまして、これは全国的にも同じような動きで整理されとるわけですけれども、その中で3日間を地元でできるだけ生活必需品の調達ができるようにということで、その中でも、自助、共助の部分で3割を、啓発も含めて皆さんに、個人の備蓄も含めてお願いしている。残り7割、3日間のうちの残り7割の部分を、最初の2日は避難所の設置もしていただく市町で、要は3日間のうち2日分が市町、それから3日目が県という形で、2対1という形で備蓄するという考え方に基づいてございます。

○舘委員 詳細というのは、量とかそんなことを今ここでお伺いしてもあれだと思いますけれども、避難所について、その新型コロナウイルス感染症の関係があったりということで、市町の定める避難所ではなくて、御親戚であったり知人であったり、被害のないようなところへ声をかけていただいてということもあるわけで、そんなことも含めての対応も、当然市町と協議もされているんだと思いますけれども、絶対必要な部分だと思いますので、そこら辺を丁寧にしていただきながら、また県民の皆さんにもそんな状況が分かるように情報発信等もいただくことが必要かなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

○杉本委員 先ほどの議案質疑の中で、小売業者との協定により流通備蓄としてというお話だったんですが、流通備蓄ということは、場所はどこに備蓄されることになるんですか。

○日沖部長 流通備蓄ですので、事業者から県の防災拠点、各地域6か所ありますけれども、そちらへまずはお願いするという形を基本として考えています。

○杉本委員 県の防災拠点に既に、もう常に備蓄されていることなのか、そのときにそこへ供給されるということなのか、どちらですか。

○日沖部長 セーフティネットということで進めさせていただきましたけれども、一定分を市町で、万が一、道路が閉鎖されたり孤立が起こったときに、セーフティネットという考え方で、備蓄・調達基本方針の中では現物備蓄を、県は一部しております。ですけれども、基本的には県としては流通備蓄として、そちらへ搬送していただく。災害が起こったときにこちらの必要な量をそれぞれ伝えて、それに応じて協定を結んでいる事業者から搬送いただく形になっています。

○杉本委員 ですので、今回は流通備蓄としてなので、防災拠点に備蓄されるわけではないですよね。そうすると、4日目から届くようにということは、この3日間に小売業者から防災拠点に届くという形ですか。

○井爪次長 流通備蓄は基本的な考え方で、補正で上げさせていただいた分は、今回みたいに市場で急激な需要増加で物がなくなった場合のセーフティネットという考えですので、現物で備蓄していくということでございます。

○杉本委員 その備蓄品について、流通備蓄なのか、常に防災拠点にあるのかというあたりの、10品目について、どれぐらいの分量がそういう形なのかということを、また今後教えてください。

○日沖部長 県としては、流通備蓄を基本にしていますので、この備蓄・調達基本方針の中で、セーフティネットという言い方をしていますけれども、県で必要最小限の現物備蓄を持つということで、答弁も先ほどさせていただきましたけれども、大体約3万8000人分については現物備蓄という形で防災拠点に持っているということになります。

○杉本委員 3万8000人ということなので、4日後に届くとなると、その3日間でそれが動くかどうかが今後大事なのかなと思わせていただきました。分かりました。

○藤根委員長 ほかございますか。

○中瀬委員 今、部長から、この備蓄・調達基本方針が平成28年にできて、今年はそれが改定されとるということですよね。3月に改定されとるということは、新型コロナウイルス感染症の関係が相当もうみんなに認知されて、非常に危機感を持っとるときに最終の改定がされとる。そういう中で、もともとは、この災害は大地震とかそういうことに的を絞ってできとることやと思うんですが、今回このような新型コロナウイルス感染症ということになって、マスクとか消毒液が必要になったということもありますが、この備蓄・調達基本方針については、これを見とると、適宜見直しをどんどんしていくと書かれておるんですが、3月に改定したにもかかわらず、中身について見直しを全然されとらんということがありますので、やはりこういうものを見ながら事がどんどん進んでいくと思いますので、こういうことを大きな課題とか見つかったら早めに改定していかなあかんと思うんですが、今後これの中身を、見直していく考えがあるんでしょうか。

○日沖部長 委員がおっしゃるとおり、備蓄・調達基本方針については三重県としては定めているわけですけれども、市町の意見を聞いた上で、市町の現状も毎年把握しながら市町と意見交換をしておりますので、そういった市町からの意見も踏まえながら適宜改定していくということになろうと思いますので、今回のこの動きも踏まえて、また市町の意見も聞きながら、できるだけ早く改定していきたいと考えています。

○中瀬委員 これからも新たな危機管理というのが出てくると思いますので、それに合わせて適宜お願いいたします。

○藤根委員長 御質疑はほかにございますか。

○村林委員 今回は、マスク、消毒液、簡易トイレを備蓄する。先ほどから聞いていると、備蓄・調達基本方針では10品目ということですけれども、このマスク、消毒液、簡易トイレは、もともとからその品目の中にあったのかを教えてください。

○内山課長 今回の3品目のうち、マスクと消毒液は10品目の中に入っていなかったです。簡易トイレは入っております。マスクと消毒液については、やはり急激な品薄という状況がありましたので、現物で備えるということと、それから簡易トイレにつきましては、現状、市場に流通している量が非常に少ないですので、その分だけはセーフティネットで補うという考えに基づいております。

○村林委員 そうすると、先ほど中瀬委員のおっしゃられたような、今まで品目に入っていない部分が今後必要になってくるということならば、やはり改定が必要かなと私も聞かせてもらいました。
 それで、品薄の話が今あったんですけれども、マスクは大分出回ってきておるというんですけれども、消毒液は、予算を立てたときに確保の見通しというのは立っているのかだけ教えてください。

○内山課長 見通しにつきましても、ある程度市場の調査をしながら、雨季に間に合うような形で入れられないかというようなことから、このような考え方をしております。

○村林委員 考えてもらっておるということで、分かりました。ありがとうございます。

○藤根委員長 ほかございますか。

          〔「なし」の声あり〕

○藤根委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
    ウ 委員間討議  なし
    エ 討論      なし
    オ 採決      議案第103号(関係分)   挙手(全員)   可決
 
 2 委員間討議
  (1)執行部に処理経過の報告を求める事項   なし
 
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会委員長
藤根 正典  

 

ページID:000246773
ページの先頭へ