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三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成31年度 委員会会議録 > 令和元年12月12日 戦略企画雇用経済常任委員会、予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会 会議録

令和元年12月12日 戦略企画雇用経済・予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会 会議録

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予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会
会議録

(開会中)

 

開催年月日   令和元年12月12日(木曜日) 午前10時00分~午後1時27分
会  議  室   302委員会室
出席    9名
          委 員 長   東   豊
          副委員長   小島 智子
          委    員   小林 貴虎
          委    員   野口  正
          委    員   藤田 宜三
          委    員   稲垣 昭義
          委    員   服部 富男
          委    員   舘  直人
          委    員   中川 正美
欠席    なし
出席説明員
          議   員   中森 博文(議提議案第1号の審査時)
   [人事委員会事務局]
        事務局長                   山口 武美
        次長兼職員課長              長尾 和子
                                    その他関係職員
   [監査委員事務局]
        事務局長                   水島  徹
        次長                      丹羽  健
        総務・評価課長               中西 秀行
        監査・審査課長               寺  和奈
                                    その他関係職員
   [出納局]
        会計管理者兼出納局長          荒木 敏之
        副局長兼出納総務課長          紀平 益美
        会計支援課長                西川 恵子
                                    その他関係職員
   [議会事務局]
        次長                      畑中 一宝
        総務課長                   稲垣 雅美
        調整監兼課長補佐             松本  忠
                                    その他関係職員
   [戦略企画部]
        部長                       福永 和伸
        副部長兼ひとづくり政策総括監      横田 浩一
        戦略企画総務課長              藤本 典夫
        企画課長                    中野 敦子
        政策提言・広域連携課長          髙野 吉雄
        広聴広報課長                 藤井 理江
        県民の声相談監                田間 文朗
        情報公開課長                 山田 かずよ
        統計課長                    加納 明生
                                     その他関係職員
   [教育委員会]
        副教育長                    宮路 正弘
        教育政策課長                 上村 和弘
委員会書記
        議事課     主幹              黒川 恭子
        企画法務課  課長補佐兼班長      田米 正宏
傍聴議員   なし
県政記者   1名
傍聴者   なし
議題及び協議事項
第1 常任委員会(部外関係)
 1 所管事項の調査
 (1)三重県監査委員監査基準(中間案)について
 (2)「みえ県民力ビジョン・第三次行動計画」(仮称)最終案について(関係分)
 
第2 分科会(部外関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第43号「令和元年度三重県一般会計補正予算(第5号)」(関係分)
 (2)議案第80号「令和元年度三重県一般会計補正予算(第6号)」(関係分)
 2 所管事項の調査
 (1)令和2年度当初予算要求状況について(関係分)
 
第3 常任委員会(戦略企画部関係)
 1 所管事項の調査
 (1)「『みえ県民力ビジョン・第三次行動計画』(仮称)中間案及び『次期の行財政改革取組』(素案)
  に基づく今後の『県政運営』等に関する申入書」への回答(関係分)
 (2)「みえ県民力ビジョン・第三次行動計画」(仮称)最終案について(関係分)
 (3)次期「三重県教育施策大綱」中間案(修正版)について
 (4)高等教育機関の振興について
 (5)三重県広聴広報アクションプラン(令和2年3月改訂版)中間案について
 (6)広域連携の取組(知事会議の開催結果)について
 (7)三重県総合教育会議の開催状況について
 (8)審議会等の審議状況について
 2 閉会中の継続調査申出事件について
 
第4 分科会(戦略企画部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第43号「令和元年度三重県一般会計補正予算(第5号)」(関係分)
 (2)議案第80号「令和元年度三重県一般会計補正予算(第6号)」(関係分)
 2 所管事項の調査
 (1)令和2年度当初予算要求状況について(関係分)
 
第5 分科会(部外関係)
 1 議案の審査
 (1)議提議案第1号「三重県議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改
  正する条例案」
 (2)議案第90号「令和元年度三重県一般会計補正予算(第7号)」(関係分)
 
【会議の経過とその結果】
 
〔開会の宣言〕
 
第1 常任委員会(部外関係)
 1 所管事項の調査
 (1)三重県監査委員監査基準(中間案)
    ア 当局から資料に基づき説明   なし
    イ 質問
 
○東委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。
 
○小林委員 改正中間案と、総務省の基準をいくつか比較してみて、冒頭にも出てくるんですけど、守秘義務のことに関して、総務省の基準に無い部分を特に書いていただいているのは理解したんですが。7ページですね、監査委員は職務上、知り得た秘密を漏らしてはならないと、その職務を退いた後も同様とすると、これ当然のことなんですけど。
 議選の監査委員はどうしたらいいのかなと思いまして。そのまま漏洩するのは当然、問題ですけども。関連してそこで理解したことに関して、例えば議場で質問することとか発生しうるんじゃないかなと思うんですが。そこは一律にどう規定できるのかなと思ったんですけども。そこの件だけお願いします。
 
○水島監査委員事務局長 確かにですね、そこの線引きというのは、明確にできないところはありますけども。監査委員の職務を通じて、各部の取組状況とかですね、ご確認いただく。場合によっては、普段以上につっこんだ説明を受けることもあろうと思いますけども。例えばそれに伴いまして、何か取引関係があるとかですね、契約とかですね、何かというのがあれば、この規定に抵触してくると思います。
 監査の業務を通じて得た知識をですね、それをさらに深めて議会等でご質問いただくとか、いろんなご提案をいただくといったことについては、秘密を漏らすといったことには当たらないと考えられます。
 
○小林委員 当然のことなんですけども一応、確認をしておきたかったので。
 
○東委員長 ほかにございませんか。
 
          〔「なし」の声あり〕
 
 (2)「みえ県民力ビジョン・第三次行動計画」(仮称)最終案について(関係分)
    ア 当局から資料に基づき説明   (荒木局長)
    イ 質問   なし
 
 2 委員間討議
 (1)所管事項調査に関する事項   なし
 (2)執行部に処理経過の報告を求める事項   なし
 
第2 分科会(部外関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第43号「令和元年度三重県一般会計補正予算(第5号)」(関係分)
 (2)議案第80号「令和元年度三重県一般会計補正予算(第6号)」(関係分)
    ア 当局から資料に基づき補充説明   なし
    イ 質疑      なし
    ウ 委員間討議   なし
    エ 討論      なし
    カ 採決      議案第43号(関係分)   挙手(全員)   可決
               議案第80号(関係分)   挙手(全員)   可決
 
 2 所管事項の調査
 (1)令和2年度当初予算要求状況について(関係分)
    ア 当局から資料に基づき説明(山口局長、水島局長、荒木局長)
    イ 質問   なし
 
 3 委員間討議
 (1)執行部に処理経過の報告を求める事項   なし
 
          〔戦略企画部 入室〕
 
第3 常任委員会(戦略企画部関係)
 1 所管事項の調査
 (1)「『みえ県民力ビジョン・第三次行動計画』(仮称)中間案及び『次期の行財政改革取組』(素案)
  に基づく今後の『県政運営』等に関する申入書」への回答(関係分)
 (2)「みえ県民力ビジョン・第三次行動計画」(仮称)最終案について(関係分)
    ア 当局から資料に基づき説明(福永部長、横田総括監)
    イ 質問
 
○東委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。
 
○稲垣委員 別冊1のページ6広聴広報の充実のところの行政運営5の副指標のですね、「県広報プロモーションのファン数」で、令和5年度の目標値は5万5000人で、毎年2500人ずつSNSのフォロワーを増やしていきたいよということなんですけど、これが例えばツイッターなら、県の公式ツイッターがもちろんあります。それ以外にも例えば有志でつくられた「う~まちゃん部」とか、いろいろあるんですよね、ツイッターも、県庁にかかわる情報発信の。そういう全てなのか。公式のものだけのフォロワー数なのかですね、どのSNSが対象になっているのかというのを教えてもらえますか。
 
○藤井課長 ツイッターですと、例えば三重の文化とか、「つづきは三重で」もございます。移住関係の「ええとこやんか三重」、移住促進センターがされておられるツイッターとかですね。あとは委員がおっしゃっていただいた三重県の公式の関連になっております。と申しますのは、全県的に各部と連携した形でやっている事業という視点で、この項目を挙げさせていただいております。あと、フェイスブックに関しましては、三重テラスのものがそこに加わったりとか、三重まるごと農林水産という農水関係の連携しておられる取組のこともカウントをしております。
 
○稲垣委員 インスタグラムはどれになるんですか、今の話でいくと。
 
○藤井課長 インスタグラムに関しましては、「つづきは三重で」とか、観光の関連とかを計上させていただいています。
 
○稲垣委員 そうすると、公式のこれだけというんじゃなくて、幾つかあると理解をさせていただきました。フェイスブックもツイッターもインスタグラムもですね。例えば今までの増え方が分からないんですけど、今の現状の数値が4万3490人のフォロワーがいるというのが何年かけて4万3490人になったかというのは分かりますか。多分最近始めたんじゃないんかなと思われるんですが。
 
○藤井課長 古いときからやっておられるところもあるんですけども、例えば文化の部分ですと古いんですけども、移住とか、後は三重県の公式のツイッターですと、この4月から開始したとか、まちまちになっておりまして、過去をかなり遡る形になりますと、データ的には今手元に、申しわけございません、ないんですけど、よろしいですか。
 
○稲垣委員 分かりました。その詳細、別に何年前とか聞きたいわけじゃなくて、このツイッターとか、インスタグラムとか、フェイスブックはちょっと古いかも分かんないんですけど、やられておるんで、ここ何年かでだっと増えて4万3000人ぐらいになったんだろうと思われるんですね。仮に5年ぐらいとしても4万3000割る5は8000人ぐらい年間大体フォロワーが増えとるというイメージができると思うんですよ。そう考えたときに、これから5年間で毎年2500ずつフォロワーを増やしていくという数値が果たして妥当なんか、どうかなと思うんですが、いかがですか。
 
○藤井課長 フォロワーに関しましては、その施策によって、ちょっと件数が減るものとかもございますし、また新しいものでありますと、一気に伸びたりとかしてですね、大体平均的な位置という形での算定で2500人ぐらいをめどに考えております。
 
○福永部長 ちょっと補足しますけれども、今日の資料の別冊3にですね、広聴広報アクションプランの中間案がございます。5ページを見ていただきますと、第二次行動計画と同じ目標項目なんですけれども、県広報プロモーションのファン数はですね、29年が4万2735人、30年が4万3490人と、一気に伸びてきているわけではなくて、増えたり減ったりもしながら徐々に伸ばしてきているものですので、今おっしゃられたように一気に増えるものではないと思っていまして、全都道府県の状況を把握しまして、平均値をとったところです。三重県はちょっと平均値よりも負けているところがありますので、平均値まで届くように目標数値を設定しています。
 
○稲垣委員 ファン数は、この4万2000人、29年ですけど、それより前の数値もずっとあるんですか。
 
○横田副部長 例えば成果レポートにもその数字がございまして、例えば28年度実績で4万721人、29年実績で4万2735人、それから30年実績で4万3490人で、右肩上がりに、順調に上がってきています。
 
○稲垣委員 数がフォロワー数となっているもんで、恐らくこのファン数はそのフォロワーでカウントしているんだろうなと思うんです。その増え方が4万人ぐらいからちょっとずつ増えているんだよというのは分かるんですけど、最初がどこだったのかがすごく気になるところで、立ち上げたときには、いきなり4万人からスタートしたのかですね、多分そうじゃないと思うんですよね。だんだん増えていくもんだと思うんですよ。ツイッターやインスタグラムをいろいろやられている方は分かると思うんです。確かに最初始めたときにはどんと増えるんですよね。そこから催し物があったり、何か興味があるときにはまた増えていく、そのことで考えていくと、この数字ってどこまで妥当なのか、疑わしく感じる部分もあります。何が言いたいかといいますと、これからも1年間あるいは5年の計画です。5年間いろんなことをやるわけですよね。ツイッターのアカウントとかも増えていくと思うんですね、県が新しい例えば国体とやるときには、恐らく国体のアカウントつくったりとか、終わった後の何かまた事業をやるときにつくったりとか、いろいろ増えていくと、そのときにどんどん伸びていくと思うんですよね。今横ばいだからというだけで基準を見るんじゃなくて、常に動いているんだという認識で言うと、今既に4万3000フォロワーがいて、そこから2500ずつしか本当に伸びないのかなというのは疑問に思うんですけどね。
 例えば観光なんかは、これを見るとインスタグラムでも2万件以上のフォロワーがあるんですよね。三重県の観光ってそれだけ興味を持たれているわけだと思うんですよ。食というのは、私まだ検索してないですけど、三重の食でいったら、恐らくもっとフォロワーがいるんじゃないかなと思うんですね。そういうのが基盤にあってやられているのか。そのあたりだけまた詳しくどういうふうに選定しているんだというの。私はこれからの時代、SNSを県の情報発信とか、広聴広報で活用していくのは、非常にいいことだと思っていまして、それを副指標に設けるというのは非常にいいと思っているんですね。だけど、みんながやっていて何か分からない数字が目標になっているのは、よくないと思うんで、フォロワー数と言うんだったらどういうふうに今伸びてきていて、どれが対象になっているのかとか、そのあたりを特に部内の皆さんに共有していただかんと、効果が薄いのかなと思うで、適切な仕掛けもできないと思うんで、そのあたりだけまた詳細な説明をいただきたいんですけど、検討いただけたらなと思うんですが。
 
○横田副部長 本日適正な説明ができなくて申し訳ございません。後日でございますが、数字もそろう分をそろえて、御説明に上がりたいと思います。
 
○稲垣委員 じゃ、よろしくお願いいたします。
 
○福永部長 県にはツイッター、フェイスブック、かなりの数あるんですけれども、その全てをカウントしているわけではなくて、先ほど藤井課長から説明しましたものに限定をしまして、それでやっていくという方針でございますので、どういう方針かについて、また説明をさせていただきます。
 
○稲垣委員 それはそういうふうに決めたというのもありかも分からない、それだともうちょっとその数、例えばアカウントが増えていくとか、指標に入れてほしいなと思うんですよね。今の取組をしていくことで、発信するツールが増えてるという見方も非常に大事と思うんで、それらを増えていったのも含めたフォロワー数と見るならありかなと思っていたんですけど、今の公式の決めた4つなら4つ、5つなら5つだけのフォロワー数を見るんだと、実態の把握としては非常に弱いような気がするので、そのあたりも含めてまた検討をいただきたいと思います。
 
○東委員長 ほかに。
 
○中川委員 この別冊1の施策226の関係ですが、奨学金で、要するに過疎地域などの指定地域ですけども、今度オープンにしたということで、そうしますと、今回高等教育の県内からの入学者の割合が58%から63%になるんですが、大体そういうことを目標としておるんですかが1点目。
 もう一つは、今度4月から国の施策で全世代型社会保障ということで、高等教育の無償化があると思うんですが、それとの関連で奨学金そのものがどういう形になっていくのか、そのあたりを聞きたいんですが。
 
○横田副部長 1点目の主指標で58.1%から63.5%とございますけども、県内定着していただこうと思いますと、入学のときが1つの場面でございますし、卒業、就職という場面もございますので、まずは入学のところからということで主指標に設定したもの。現在いろんな大学で入学の状況を聞き取りもさせていただきまして、飛躍的に増えるというのはなかなか難しくございますけど、個々の大学の定員管理とか、それから今後の魅力アップによりまして入学者が増えていくであろうということを積み上げた上で、現在の58%から63%に。ただし、これまで4年間の第二次の行動計画の中では、おおむね59%のラインになるようにしながら進んできたんですけれども、今回、大学の無償化ということもございますんで、入学者もそもそも増えるんじゃないか、それから大学の魅力アップということで三重県を志向していただくような学生が増えるんじゃないか、特に三重大学で、ファンタジスタという後ほどまた御説明申し上げますけども、学生の魅力を高める取組も行っておりますので、そういった形で増えていくカウントをしております。
 さらに、奨学金で国の無償化をしておりますけども、一定の所得のある家庭に対しまして枠がございます。大体三重県内で従前の通っている方の中からは、ざくっとした計算で3割程度の方は、その無償化の対象になるんじゃないかと。試算も行いながら全体の部分も計算する状況でございます。
 高等教育の無償化につきましては、授業料の減免措置と給付型奨学金によりもらえる制度が2つございますけども、主に授業料の免除によりまして、入りやすくなるというのがあります。
 給付型奨学金は返さなくてもいいということがございます。そういった中でまず授業料免除につきましては、国公立の中で年収が270万円の家庭、300万円の家庭、それから308万円の家庭と段階がございまして、給付とか奨学金の援助別が決まっている状況でございます。
 
○中川委員 2点目の高等教育の無償化の問題は、今御説明いただいたことで了解させていただくんですが、1点目の質問で申し上げたのは、要するに過疎地域などの地域指定に限定されておったわけですよね。それから今回はこれがオープンになったので、その変化はあるのかということなんですよ。
 
○横田副部長 現行の制度としましては、過疎地域ですとか、離島ですとか、そういった条件不利地に住んでいただく方に対する奨学金という状況になっております。現在さらに検討させていただきまして、地域の要件を外せないものか、それから逆に若者が地域で活躍してもらうということもありますので、一定の三重県内で必要な産業についていただく方とか、そういった条件を付しながら地域指定を何とか全県に広げられないか検討をしています。
 また、一旦外に出られた方が三重県に戻っていただく、UIターンのほうにも力を入れたいと思っています。
 
○福永部長 もう少し言いますと、今やっている指定地域に居住していただく制度は、なくさずにそのまま堅持をして、別の枠組みで県内全域を対象に業種をある程度指定して、そこの業種に就職していただいた方に奨学金の返還助成する制度について予算要求をしておりますので、それが予算成立するかどうかという状況でございます。
 
○中川委員 分かりました。
 
○東委員長 ほかにございませんか。
 
○小林委員 タイムリーなことなので、もし把握しているんやったら教えていただきたいんですけど、5日前の記事で出生数90万人割れで、推定よりも2年早かったということですけども、現時点で三重県の出生数の動向をもし把握しているんやったら教えてほしいんですが。
 
○中野課長 すみません。県単位としての数字は、まだ現段階では把握をしておりません。例年この自然増減につきましては、翌年4月ごろに国から数値が発表されますので、具体的な県あるいは市町別の数字はその段階かなと思っております。
 
○小林委員 またそのときにお伺いします。
 
○東委員長 ほかにございませんか。
 
○小島委員 先ほどの県内高等教育機関入学者の県内からの入学者の割合ですけれども、これ規定するのなかなか難しいなと、いろんなことをやっていただいても、59%前後をずっとで、奨学金とか以外に何らかこれを上げる手というのは、ほかに考えていらっしゃるかどうか、ぜひお聞かせください。お願いします。
 
○横田副部長 各大学で今後定員を増加させる計画がございます。そういった中で、まず定員を増加させて、魅力を発信することによって三重県内の高等教育機関に目が向いて、入学していただくであろうという形で整理させていただいた上で、さらに先ほど言いましたように、三重大学で魅力アップ、例えばファンタジスタとか、そういった三重大学並びにほかの大学の魅力アップということで計算させていただきまして、おおむね5年間で200人あるいは300人近い数字の方に入学をしていただけるんじゃないかと思っております。
 
○小島委員 定員が増えた分のある程度の割合は、恐らく三重県からの人たちになるであろうと、今までの県内の卒業生に占める割合から割り出していただいているということですね。そういう理解でよろしいですか。
 
○横田副部長 定員増につきましてはそうです。
 
○小島委員 分かりました。具体的にどのぐらい増えるのかまたお示しいただきたいと思いますし、取り組みいただけたらと思います。なかなか規定ができないので、難しいと思いますが、理解いたしました。ありがとうございます。
 
○東委員長 ほかにございませんか。
 
          〔「なし」の声あり〕
 
○東委員長 ただいま頂戴いたしました御意見の取りまとめにつきましては、後ほど委員協議で御議論いただきたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。
 
          〔教育委員会 入室〕
 
 (3)次期「三重県教育施策大綱」中間案(修正版)について
 (4)高等教育機関の振興について
    ア 当局から資料に基づき説明(横田副部長)
    イ 質問
 
○東委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。
 
○小林委員 大綱の修正の38ページになります。先ほどの説明でいろいろなところの協力関係を明確にするということで、特に3番にも医療・福祉・教育サービスの加筆がされて、途切れなく提供できる体制づくりということで、そのとおりに修正されていると思うんですけども、あわせてですね、旧と比較したときに、その前にあった早期発見と成長段階に応じた適切な支援というのが抜けているんですが、ここを変えた理由をお聞かせいただきたいんですけども。
 
○宮路副教育長 ここでは前回、御意見をいただいたことを踏まえまして、少し市町とかいろんなところの連携を強めた書き方をしてしまいましたので、やることの意図は変わらないんですけども、こういう表現にしたことで、早期発見とか、成長段階に応じた適切な支援については、変えたということではなく、表現として抜けてしまったということでございます。
 
○小林委員 早期発見という言葉の使い方がいいかどうかは、若干僕も思うところがあるんですけども、専門家の医療・福祉・教育を総合的に判断した上で、適切な教育現場に対応するのはとても大事なことと思うので、長い成長過程においてどこまで自立をしていけるかとか、その子に対応した教育がちゃんと適切にできるかどうかは、結構現場からも重要な話だと聞いているので、大綱だからそれで全てが変わるわけではないんでしょうけども、意識として特に早期の段階、例えば幼児期においては、保護者も判断が難しいところがあって、そこは支援していくのがとても大事なことだと思うので、プロの目から。早期というのか、あるいは幼児期、あるいはほかの文言で変えるにしても、できるだけ早い段階でのきめ細かな対応という意味においては、残しておくべきと思うんですよね。
 
○宮路副教育長 おっしゃるとおりと考えておりますので、そうした表現、中には、一部重複するところもございまして、医療・福祉・教育サービスが途切れなく提供できるところが、包含しておると考えておるんですけども、御指摘を踏まえて一度検討させていただきます。
 
○福永部長 補足説明させていただきますけれども、別冊2-1のページ23の3を見ていただくと分かりますように、教育施策大綱は私も指示しているんですけれども、この取組は今回全部2行で列挙する形にしております。2行の中におさまるように、一番重要な部分を取り出して表現するように指示をしておりますので、その中で検討させていただくようにしますので、よろしくお願いします。
 
○小林委員 ありがとうございます。長くならんようにという配慮だったのは理解しました。ただ、重要なことだと思うので、一言。
 順番にいきますけども、41ページの7番ですが、8番が変わっているのではないか。ウエブを活用して県内企業のインターンシップ充実に努めるという部分がちょっと変わったんですかね。ウエブを活用してがなくなっているんですか。県外大学に進学した学生を主な対象にも、企業を対象にということで、対象が変わっているんですけども、取り変わった理由をお聞かせいただきたいんですけど。
 
○横田副部長 Uターン就職ですとか、インターンシップ等につきましては、若者県内定着について非常に大事でございますので、そういった項目をなるべく分かりやすいように1つにしたかったという意味でしたんでございますけど、表現的に御指摘のように分かりにくい分も出てきましたので、これも同じく2行の中で確認させていただきたいと思います。
 
○小林委員 次いきます。43ページなんですけど、これも捉え方によってすごく微妙なんですけど、新の9番、旧の8番ですね。女性がライフステージに応じたところですが、後段の意識啓発に取組で終わっているところ、もともと仕事と育児の両立体験プログラムに取り組むと書いてあったんですよね。女性だけが仕事や育児の両立というわけじゃないんだよという意見があったのかなと推測するんですけども、一方で男女問わず必要なところだと思うし、あえて消したところはセットバックなんじゃないのかなと思うんですよね。というのは、両立させることを男女ともに考えていく教育はとても必要と思うので、女性にかかわらずもともとのあらゆる世代がダイバーシティの関係なので、ここに男性が入るともっとおかしくなってくるのかもしれないんですけども、内容としては入れるべき内容だと思うんですが、その辺もう少しお聞かせいただきたいんですけど。
 
○横田副部長 これも整理する中で短くしたという意味なんですけども、我々の伝える意図が伝わっていない部分がございます。ここに限らずですけども、御指摘いただいた中で、我々の意図が伝わっていない部分がございましたら、今後の案に向けて修正を加えていきたいと思いますので、御指摘ありがとうございます。
 
○小林委員 ありがとうございます。最後です。44ページ、22番が大きく変わったのかな。23番にすることはできなかったのかなと思うんですが、というのも22番に出てきた日本語能力が十分でない外国人住民に対する日本語教育が重要だと、全く前になかったのが増えたのは当然あるべき姿なんですが、それにかわって22番にもともとあった技能労働実習生の円滑な技能検定、これもあわせて重要なことなので、削った理由があればお伺いしたいんですが。
 
○横田副部長 これもより広く日本語能力が十分でない外国人ですとか、その他技能実習も含めて外国人の方々にという広い思いがありましたので22にしたんですけども、この辺も考えさせていただきます。
 
○小林委員 日本語の教育は日本語の教育で当然重要なことですけども、実習生の技能検定のは日本語とはまた別の部分で、彼ら滞在許可を継続していく上での別の試験になると思うので、これはこれで大事なんじゃないかと思うんですが、また再考をお願いします。
 もう一つ。これは大綱に書いてあるものではないので、気になったところなので所見をお伺いしたいんです。県民からの意見で別冊2-2の92番の全体的にインクルーシブ教育(包括的な教育)の視点が弱いという御意見がありました。あと有識者の意見かな。説明資料70ページ令和元年度第5回総合教育会議。特別な支援を必要とする子どもたちが増えてきている状況をどう捉えるのかを議論することが必要であると。インクルーシブを目指すのか、特別支援学校などにおける専門的な教育をめざすのかという状況で、どちらも選びがたいと。インクルーシブを目指すなら教育の態様を変えるなど、一人ひとりのニーズに応じた教育を提供していくことが必要になるし、現状では、両輪で進め、いずれはインクルーシブという方向性を示すことが重要ではないかと書いてあります。そもそも障がいを一くくりにすること自体、難しいぐらい多様な状況があって、インクルーシブでいくべきところとあるいは特別な専門教育を受けるほうが子どもにとって利得が高いという、いろいろあるんだろうと思います。ただ、指摘において、インクルーシブをしなきゃいけないんじゃないかあるいは特別な教育をしなきゃいけない、双方の意見が出てくるので、その辺両方取りまとめて両方とも大事なんだということであれば、それで明示をするべきと思うし、現時点で両方からの意見が出てきているところをどう精査されるのかお伺いしたいんですけど。
 
○宮路副教育長 今回たくさんインクルーシブの視点が弱いという御意見をいただいたことについては、そういった内容を加筆させていただきました。一方で一人ひとりに応じたということが基本となっていますので、そういう表現も加えた中で、両方のバランスがとれるような形で取り組んでいきたいということで、こういう表現をさせていただいております。
 
○小林委員 分かりました。以上です。
 
○東委員長 ほかにございませんか。
 
○中川委員 2点ですね。40ページの18に夜間中学校に関する調査研究を進めますと、今の時点でアウトラインというんですか、規模や、幾つぐらいつくるのか、地域性とか、想定できる数とか、それをまずお聞かせ願いたいと1つ。
 もう一つは、農林水産業の連携で、農福連携とか、水福連携が書いてあるんですが、林福連携ですか、これがないんですけども、これはあえて載せなかったのか、どういうことなのか、その大きく2点。
 
○宮路副教育長 先に夜間中学の記述についてお答えさせていただきます。これにつきましては国では、各県に1カ所の設置を目指すことが方針として示されております。三重県はまだございません。ただ一方で、全国的にはいろんなニーズがございまして、夜間中学として設置しますと、きちっと中学校の教育課程をやっていただかなあかんと。三重県の場合はですね、外国人の方向けの日本語教室のようなものがいろんなところに散在をしておりまして、そういうニーズが高いというのは捉えております。そうした中でですね、今年度委員会を設けまして、どういうニーズがあるかを改めて調査をさせていただいておりまして、その調査結果が、まだ出ていないんですけども、それを受けて夜間中学が必要であるか、また似たような機関で学び直すとか、日本語指導ができる機関が必要なのかをきちっと検討させていただきまして、まずつくるとしたら県でつくるのか、市町でつくっていただくのかも含めて、来年度検討していきたいと考えて、まだ数の想定までは至っていない状況でございます。
 
○福永部長 別冊2-1中間案の35ページをごらんいただけますか。35ページの17が農福連携、18が林福連携、19が水産との連携ですので、林業も入っております。
 
○中川委員 資料に出ていなかったものですから、これには。
 夜間中学はできればつくっていただければと要望して終わります。
 
○東委員長 ほかにございませんか。
 
○野口委員 61ページの大学版サミットで、これ私ども議員が行かせていただいて内容を聞いて、かなり勉強になってよかったよと聞いてはおるんですけど、ただ、議会というか、運営方法について誤解を招くようなことも聞いていますので、これからどのようにしていくのか検討しますと言うけど、検討というのはどのような検討をされたか。
 
○藤本課長 大学生版サミットについては、これまで4回開催してきていまして、予算としては伊勢志摩サミットの基金を活用していて、実は来年度の基金の見込みを確認したところ、なかなかこの事業には使えない、いっぱいいっぱいだという点が1点。
 もう1点は、前回のこの委員会でもいろいろ課題があることを御指摘いただきましたので、来年度の事業の扱いにつきましては、これまでと同じようなやり方ではなくて、参加していただいた大学生自身が大学生に対して自らそういう体験を報告し、こういう三重のよさを発見していただける形で、例えばそういう報告会である場面をつくっていきたいと考えています。
 
○野口委員 内容については、報告会をしてもらって、行った方からも聞かせてもろうて、いろんな問題が出てくる可能性があるんで、そこら辺だけは検討していただいて、なくせということは決して言っていないんで、県としてやるべきことをやっていただくのはぜひやっていただきたいと思いますし、学生の皆さんの意見を聞くのもいいことやと思うので、そこも含めて意見として言っておいて終わらさせていただきます。
 
○東委員長 ほかに御質問がありませんか。
 
○小島委員 大綱について何点か確認をさせていただきます。
 委員会で言わせていただいたことを確認していただいて、いろんな表現に変えていただいたことについては感謝を申し上げたいと思います。
 防災のことです。いじめとかと同列に書いてあるのはいかがかという一般の方からの御意見もあったかなと思うんですが、私はやっぱり別個に本当は挙げて、教育内容云々よりも学校の組織マネジメントとかそういうニュアンスでの書き込みは、必要ではないのかなと改めて考えているので、そのあたりのお考えを教えていただきたいことと。
 幼児教育のところで全く新規の項目なんですが、本冊37ページでこの中間案でいくと15ページなんですけど、小学校への円滑な接続は大事やと思うんですが、一体的に指導助言を行う体制の構築と書いてあるんですが、これ誰が誰に対してどんな指導助言するのかを確認させていただきたいのと。
 もう1点ありまして、この前ちょっと落としてしまったんですが、中間案の19ページの29で、妊娠出産等の性に関する知識、これはとても大事なことだと思うんですが、一方でLGBT等の子どもたちに配慮をした中身として、本当に気をつけてやらないとだめだということが今言われている中で、性のあり方とか、何かもうちょっと包括的な書き方にはならないのかなと思うんですけれども、そのあたりのお考えをお聞かせください。お願いします。
 
○宮路副教育長 1点目の防災とかいじめとかですね、記述が一緒になっているということなんですけども、正直申し上げますと、いじめは心の教育とかそこら辺にも絡んでくる部分で、施策の4番、基本事業の4番と絡むことと考えておるんですけども、ここでは6の項目で安全、安心な学び場づくりでまとめさせていただいて、ソフト面のいじめ対策とハード面の防災も含めて、まとめた整理をさせていただいた。おっしゃる意図はよく分かるんですが、教育委員会の考え方としては、特別支援教育までがいろんな教育の取組があって、6番と7番がそれを土台とするものをしっかりつくっていく、安全な環境づくりとか、地域とか協働とか、そういうことが実現できる基礎になる場をつくっていくと整理をさせていただいたので、こういう形になっております。
 それから、幼児教育のところでございますけども、これ新たに追加させていただきましたのは、やはり就学前の子どもたちの教育には、幼稚園、保育所、それから認定こども園、いろんな主体がございますので、所管する部局も違ったり、市町でも違っております。そういうことを一体的に、小学校に上がるまでのことを統一的にしたいということで、まだきちっとした組織まではいかないんですけど、来年度はアドバイザーのような方を委嘱をしまして、教育委員会からいつも保育所等にも大事なものは周知させていただいておるんですけども、それをもっと一体的に部局も連携しながら取り組む体制をつくっていくと、こういう記述をさせていただいております。
 もう1点、言われました妊娠、出産等の知識でございますけども、御指摘いただきましたように、性に対する配慮ということも十分考えております。ただ一方でそういうところが人権教育の部分であったりとか、保健体育の中の部分が少し分かれてしまっておりますので、教育全体としては配慮をしながら、一方で子どもたちには妊娠、出産等に係る性の知識もきちっと教育をしていく必要があるという記述を分けて書かせていただいておるのが現状でございます。
 
○小島委員 最後からいきます。保健の事業の内容としては、私はそれでいいと思うんですけれども、ちょっと突っ込み過ぎかなという気もしますので、もう一度お考えをいただけたらと思います。
 幼稚園は、県が市町に対してということですよね、結局。そういう捉え方ですよね。県が委嘱をするアドバイザーがいろんなところに行って小学校との接続がうまくいくようにというニュアンスでいいんですか。誰が誰に対してと端的にいうとそういうことですか。
 
○宮路副教育長 県がという一方的なものではないんですけども、いずれにしても就学前にどこの施設、機関に行っていただいても、できるだけ質の高い幼児教育、保育をできるように県としてできれば一体的に発信をしていけるように県としてもやらせていただいて、市町に助言を行うアドバイザーを派遣したりとか考えているところでございます。
 
○小島委員 もうこれで最後にしますが、それぞれの幼稚園とか認定こども園とか保育所に考えがあって、子どもたちを養育していただいているので、小学校から見た必要な力というのはもちろんありますけれども、指導助言ってちょっと突っ込み過ぎじゃないかなと思いますので、そのあたりの表現も含めてもう一度お考えをいただきたいなと申し上げておきます。
 
○宮路副教育長 御指摘を賜りまして、今指導助言という言葉を使ってしまいましたが、施策を一体的、総合的に推進していくためにという表現のとおりでございますので、県としてそういう体制を整備してやっていきますので、その方法については御意見を受けとめまして考えてまいります。
 
○東委員長 ほかにございませんか。
 
          〔「なし」の声あり〕
 
○東委員長 なければ、(3)次期「三重県教育施策大綱」中間案(修正版)について及び高等教育機関の振興についての調査を終わります。
 
          〔教育委員会 退室〕
 
 (5)三重県広聴広報アクションプラン(令和2年3月改訂版)中間案について
 (6)広域連携の取組(知事会議の開催結果)について
 (7)三重県総合教育会議の開催状況について
 (8)審議会等の審議状況について
    ア 当局から資料に基づき説明(横田副部長)
 
○東委員長 ただいま11時48分ですので、ここで一旦休憩とします。
 なお、議提議案に関する予算審議のため、戦略企画部の関係の常任委員会を一旦中断し、11時50分をめどに部外関係の分科会を再度開催することといたしますので、よろしくお願いいたします。
 
          (休  憩)
 
第5 分科会(部外関係)
 1 議案の審査
 (1)議提議案第1号「三重県議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改
  正する条例案」
 (2)議案第90号「令和元年度三重県一般会計補正予算(第7号)」(関係分)
    ア 当局から資料に基づき補充説明   なし
    イ 質疑   なし
    ウ 委員間討議   なし
    エ 討論      なし
    オ 採決      議提議案第1号       挙手(全員)   可決
               議案第90号(関係分)    挙手(全員)   可決
 
 2 委員間討議
 (1)執行部に処理経過の報告を求める事項   なし
 
○東委員長 それでは、ただいま11時55分ですが、ここで一旦休憩をします。再開は午後1時としたいと思います。暫時休憩いたします
 
          (休  憩)
 
第3 常任委員会(戦略企画部関係)
 1 所管事項の調査
 (5)三重県広聴広報アクションプラン(令和2年3月改訂版)中間案について
 (6)広域連携の取組(知事会議の開催結果)について
 (7)三重県総合教育会議の開催状況について
 (8)審議会等の審議状況について
    イ 質問
 
○東委員長 午前中に説明がありました(5)三重県広聴広報アクションプラン(令和2年3月改訂版)から(8)審議会等の審議状況についてまでの4項目について御質問がありましたらお願いします。
 
○中川委員 第111回中部圏知事会の関係ですが、新聞情報によりますと静岡県知事と我が鈴木英敬知事とが、リニアの関係で審議のほどは分かりませんけれども、一連書いてあった。執行部としてどこまでどういう形で、私どもに御説明していただけるのか。知事はもう言った言わんとかいう話をしてみえますけども、どの程度、御説明いただけるんかなと思って、ちょっと聞きたいんですが。
 
○髙野課長 ただいま質問いただきましたリニア中央新幹線の関係でございますが、リニア中央新幹線の整備等につきまして、あるいはルート、県内停車駅の問題ですね。所管が地域連携部になりますので、そちらに答えは委ねたいと思っております。中部圏知事会議につきましては、県議会の対応の関係で知事、副知事は御欠席をさせていただきました。その中で事前に事務方で、このリニアの提言については調整をさせていただいておりまして、2027年の選考会議を遅れないようにというような趣旨で取りまとめたということで、御説明をさせていただきます。
 
○中川委員 両知事とも、見識のある、キャリアのある方ですから、恐らく失言はしないかと思うんですよね。僕も信じてますけども、ああいう形で新聞に載ったもんですから、同時に心配しておりますのは今の話で決議したということなんですが、開通まで時間がかかるということで、中部圏の知事が総力でやろうという気持ちは分かるんですけども、中部圏の知事が一体化して、それを前に進めていかなきゃならんとなりますと、こういう亀裂が生じておってはですね、やはり県民としても大変心配しておりますし、改めてきちっと両知事にですね、一生懸命やるといったことをやっていただきたい、言っていただきたいなと思うんですが、部長どうでしょうか。
 
○福永部長 もとより鈴木知事は2027年までに名古屋までの全線開通ということを申し上げていますので、その我々の主張がですね、しっかりと実現するように、今後とも申し伝えていきたいと考えております。
 
○中川委員 終わります。
 
○東委員長 ほかにございませんか。
 
○稲垣委員 広聴広報アクションプランの中間案の15ページで、3つの戦略のテーマで、戦略1、2は先ほどの県民力ビジョンの第三次行動計画副指標が入っていて、3つ目が「質の高い情報発信に向けた体制づくり」ということで評価指標があるんですけれども、これの項目の説明を見ると、この質の高いところの指標は各部局が策定した広報計画を広聴広報課が把握した数となっているんですけど、これ不思議な感じがして、各部局が広報計画をつくったやつを広聴広報課が把握していない例というのは結構あるんですか。全て把握しておるんじゃないの。どういう意味なんかなと思うて。
 
○藤井課長 この書き方の広報計画を収集、検証というところはですね、実は情報発信をする各部局がそれぞれ情報発信をしたい事業をエントリーシートみたいな形で挙げて、それに基づいて私どもがインフォメーションをする形をとらせていただいています。この件数は各部が広聴広報課にインフォメーションしてほしいと申し出てエントリーシートに書かれている件数であって、それが各部による広報計画と、そういう位置づけでの意味の広報計画となっています。
 
○稲垣委員 理解できました。要は各部でどんどん情報発信というか広報してほしいと、その数を増やしてほしいという意味なら理解できましたけど、この書き方やと何か意味が全然違うように感じたので、言われるのはよく分かりました。それぞれの部でいろんな県民に対してあるいは対外的にも情報発信するような施策をどんどんやってくださいよと、その数が増えていくのが指標になるというのは、よく理解できましたので、そういうふうに書いてもらったほうがいいのかなと感じます。
 それともう1点、テーマ3のところで、これは指標というかですね、しなくてもいいのかも分からないですけど、28ページのところで職員の広聴広報力の向上が書いてありまして、当然県としてもいろいろ発信をしていきますけど、職員個々もいろいろ発信をしていく時代だという捉え方だと思うんですが、ここで例えば職員のそれぞれのSNS、フェイスブックとか、インスタグラムとかツイッターでの発信は県としては積極的に推進していくというスタンスで、そういう理解でいいんですか。
 
○藤井課長 各部のSNSはもちろんそうなんですけども、それに基づいて職員の方がこの情報をぜひ広聴広報課のツールを使って情報発信してほしいということも全部含んだ形になっておりますので、委員がおっしゃった職員一人ひとりがそういったインフォメーションしたいという認識を持っていただいているという意味でここに書かせていただいておりますので、私どもはそれを受けましたら情報発信をする形をとらせていただきます。
 
○稲垣委員 広聴広報課が受けたらというよりも、個人でSNSの発信をするとリスクもあるんですよね。それによって県の職員の立場で何を言うとるんのやみたいなですね、巻き込まれたりだとか、企業でもそうですけど、できるだけ発信も個人ではしないようにというやり方でいくケースもあり得るんですよね。でも私はどちらかというと、当然しっかり注意をしながら、そういう研修はここでやるということもやってもらいながらですね、それでやめておけというんじゃなくて、どんどん個人でも発信をしていくと。県庁の職員一人ひとりが広報していくというスタンスのほうがいいんじゃないかなと思ったので、そういうスタンスでいいんですねという確認なんですけど、言ってもらったやつを広聴広報課がどんどんやっていくとかじゃなくて、個々でも推進していくという考え方でいいですか。
 
○福永部長 職員個人が三重県の広報をするかどうか、そこまで多分議論が今のところ深まっていないんですけども、我々が職員の広聴広報力と言っていますのは、情報の発信の仕方とかですね、マスコミへの提供の文書の書き方とか、チラシのつくり方とか、そういう部分でしっかり力をつけていただかないと、組織として情報発信するときに、効果が小さくなってしまうということがあるので、まず職員がそれぞれ広聴広報の力をつけていただいて、組織として発信力を強めていこうというのがまず目指しているところです。個人がSNSで発信をどんどんしていくというところまでは、我々としては議論が必要かなと思います。
 
○稲垣委員 分かりました。今部長が言われたことも大事ですので、スキルをそれぞれ上げていくというのが必要で、その先になるかもしれないですけど、リスクも含めて発信の仕方、手法を学んだ上で、個人がという段階へいってもらっても当然いいと思うので、できたらそういう形で踏み込んでいただけるといいのかなと期待します。
 先ほどのときにも議論させてもらったように戦略テーマ1のところのフォロワー数の件については、先ほど改めて説明をということでお願いしていますので、このアクションプランに沿った形でもいいんで、また説明は後ほどお願いしたいと思います。
 以上です。
 
○東委員長 ほかにございませんか。
 
          〔「なし」の声あり〕
 
○東委員長 なければ、三重県広聴広報アクションプラン(令和2年3月改訂版)中間案についてから審議会等の審議状況についてまでの調査を終わります。
 
 2 委員間討議
 (1)所管事項調査に関する事項   なし
 (2)執行部に処理経過の報告を求める事項   なし
 
 3 閉会中の継続調査申出事件について
 
○東委員長 常任委員会に係る閉会中の継続調査申出事件の項目につきましては、お手元に配付の文書のとおりといたしたいと存じますけれども、御異議ございませんか。
                   〔「異議なし」の声あり〕
○東委員長 御異議なしと認め、そのようにいたします。
 最後に、閉会中の委員会開催につきましては、必要に応じて開催することとし、開催時期、議題等につきましては正副委員長に御一任願いたいと存じますが、いかがでしょうか。
                   〔「異議なし」の声あり〕
○東委員長 それでは、そのようにいたします。
 以上で戦略企画部関係の常任委員会を終了いたします。
 
第4 分科会(戦略企画部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第43号「令和元年度三重県一般会計補正予算(第5号)」(関係分)
 (2)議案第80号「令和元年度三重県一般会計補正予算(第6号)」(関係分)
    ア 当局から資料に基づき補充説明   なし
    イ 質疑   なし
    ウ 委員間討議   なし
    エ 討論      なし
    オ 採決      議案第43号(関係分)   挙手(全員)   可決
               議案第80号(関係分)   挙手(全員)   可決
 
 2 所管事項の調査
 (1)令和2年度当初予算要求状況について(関係分)
    ア 当局から資料に基づき説明(福永部長)
    イ 質問
 
○東委員長 それでは、御質問等ありましたらお願いします。
 
○舘委員 やり方というのをもう1回聞きたいんですけども、6ページ、施策226の高等教育機関充実の中で、高等教育機関連携推進事業で先ほども大学生版のサミットの関係で言われてきていましたよね。その事業の内容にはしっかり充実したものがあって、いいんだと自分はそんなとらまえ方をしていたけれども、事業費のいろいろなことがあって、今回の800万円近くのものから100万円程度になってしまったということがあるけれども、これは意義のあることだから続けるんだと御話だったと思うんですが、そのやり方がどこまでやって変わるかというのをもう少し概略で結構ですけども、何をやるんだと、今までやってきた部分が大きなものが、金額が多いからじゃないけれども、目指す中で絶対に変えたらならん部分が4回やってきてあるんだと思いますから、次5回目に向けていったときに何を中心にどの目的でどんな成果を望むんだということを聞かせていただけますか。
 
○藤本課長 もともとの伊勢志摩サミットの目的の一つに、県内学生であれば、県内の魅力を改めて見詰め直すということと、それから伊勢志摩サミットに関連した事業ですので、グローバルな視点を持てるようにということでございました。4回開催してきまして、アンケートの結果を見ますと、多少甘い部分があるのかも分かりませんが、本人の答えでは目的を達しているんではないかということでございました。ただ、今回は先ほど申しましたとおり、この委員会で課題等も御指摘いただきましたので、少なくともこれまでと同じようなやり方はやめて、せっかくこの4回で参加者の資質が向上されたこともありまして、今まで参加された学生、特に県内学生を呼んできて、今までの報告会を特に若い方を対象に広めていただけないかと、直接県がしなくてもこれから学生同士でうまく回転できないのかと、来年度そういうところを模索していきたいなと思っています。
 
○舘委員 模索されるのはいいと思うんやけど、これまでの実績があるよね。報告会やって、そしてどうすんのというところが見えないのに、意義あった部分がありましたよね。伊勢志摩サミットもあって、それを機会として始まりました。そして三重県の魅力であったり、いろいろなものをもっと知ってもらおうということで来ておるんだと思うんやけど、自分たちがこれからどうやって暮らす、生活するか、生きていくかというところまでいけばいいんでしょうけども、今聞いておると、今までのがぼんやりとあって、それを学生やってなという事業では、もっと指摘があって、批判があったというか、その意見があって、まだ続けてやろうというまで続いていくんかなと。目的自身が分からないような雰囲気がするんやけど、それに詳しくというか、くどくど言うてもあかんのか分からんけど、もう1回だけ聞かせてください、部長。
 
○福永部長 予算的な問題もあるんですが、そんな中でもこれまでの成果もありますので、当然これまで参加していただいて、出てきた気づきとかを、しっかり共有できる場にして、グローバルな視点が、いろんな方々にしっかり共有できるような場を我々としては工夫していきたいなと思っています。
 
○舘委員 ならば、本当にその事業が参加される人にも当然よくなければならないし、また県民の皆さんはやったことを、それはそうか、そうやなというような実績残す、成果を残していただくように頑張って知恵を出してください。終わります。
 
○福永部長 しっかり検討してまいります。
 
○東委員長 ほかに。
 
○中川委員 1つだけですね。12ページの広域連携推進費で、これは大変大事だと思うんで教えてほしいんですが、全国知事会は分かるんですが、日本創生のための将来世代応援知事同盟というのはどういうものなんでしょうか。
 
○髙野課長 子育て、少子化対策、それを担う女性の方々をはじめとして、次世代のそういった方々の活動あるいは少子化対策なんかを進めていこう、意欲的に先進的に取り組んでいきたいという知事たちが今17人でしたかございまして、そういう中で共同研究であるとか、いろんなことをやりながら、そういう施策を先進的にリードしておる同盟会といいますか、検討会でございます。
 
○中川委員 趣旨は最高だと思うんですが、これは公的な機関なんですか。
 
○髙野課長 これはあくまでも、私ども都道府県の中の組織としてつくっておる有志の会でございます。
 
○中川委員 趣旨はいいんですけども、公的ではないでしょう。今の話で聞きますと。
 
○髙野課長 私ども三重県と、他の都道府県が、一緒になって勉強していこうという会で、そういう意味では施策を推進していくための団体ですので、公的団体の集まりという意味では公的だと私どもは捉えております。
 
○中川委員 知事に対してどうこう言うことではないんですが、たくさんこういうものがあるもんですから、私的な会合みたいな感じがするので、県の税金を使ってということはやはり由々しき問題だと思いますので、きちんと整理しながらやっていただきたいと、これは確認の上で話をさせていただきます。よろしくどうぞ。
 
○東委員長 ほかにございませんか。
 
          〔「なし」の声あり〕
 
○東委員長 なければこれで戦略企画部関係の所管事項の調査を終了いたします。
 
 3 委員間討議
 (1)執行部に処理経過の報告を求める事項   なし
 
〔閉会の宣言〕
 
               三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
                    戦略企画雇用経済常任委員長
                    予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会委員長
                                        東   豊
 

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