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令和2年12月14日 教育警察常任委員会・予算決算常任委員会教育警察分科会 会議録

資料はこちら

教育警察常任委員会
予算決算常任委員会教育警察分科会
会議録
(開会中)

 
開催年月日   令和2年12月14日(月曜日) 午前10時1分~午前10時48分
会議室      502委員会室
出席委員     8名
        委員長        濱井 初男
        副委員長      小林 貴虎
        委   員      小島 智子
        委   員      山本 里香
        委   員      稲垣 昭義
        委   員      石田 成生
        委   員      谷川 孝栄
        委   員      前野 和美
欠席委員   なし
出席説明員
   [警察本部]
        本部長                         岡  素彦
        警務部長                        宮関 真由美
        生活安全部長                    杉本 幸孝
        地域部長                       稲葉 幸弘
        刑事部長                       西本 茂人
        交通部長                       伊藤 達彦
        警備部長                       藤井 淳夫
        警務部首席参事官 警務課長         木村 光伸
        警務部参事官 総務課長            岡田 賢治
        警務部参事官 会計課長            栁生 裕也
        交通部首席参事官 交通企画課長      前川 善英
        交通部参事官 交通規制課長         髙橋 康二
        刑事部捜査第二課長               山下  斎                                 
委員会書記   議事課     主幹兼係長   橋本 哲也
           企画法務課  主査       手平 美穂
傍聴議員   なし
県政記者   1名
傍聴者     なし
議題及び協議事項
第1 分科会(警察本部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第145号「令和2年度三重県一般会計補正予算(第8号)」(関係分)
第2 常任委員会(警察本部関係)
 1 請願の審査
 (1)請願第24号「安全安心な町づくりに於ける、いわゆるヤード(自動車等の解体施設)に対し規
    制を要望することについて」
 2 所管事項の調査
 (1)「令和2年中の犯罪情勢」について
 (2)「令和2年中の交通事故情勢」について
 (3)「高齢運転者の交通事故防止対策」について
 (4)「組織的な自動車盗難防止に向けた取組」について
 3 閉会中の継続審査・継続調査の申出事件にについて
 
【会議の経過とその結果】
 
〔開会の宣言〕
 
第1 分科会(警察本部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第145号「令和2年度三重県一般会計補正予算(第8号)」(関係分)
    ア 当局から資料に基づき補充説明
    イ 質疑       なし
    ウ 委員間討議  なし
    エ 討論       なし
    オ 採決       議案第145号(関係分)   挙手(全員)   可決
 
 2 委員間討議
 (1)執行部に処理経過の報告を求める事項  なし
 
第2 常任委員会(警察本部関係)
 1 請願の審査
 (1)請願第24号「安全安心な町づくりに於ける、いわゆるヤード(自動車等の解体施設)に対し規
    制を要望することについて」
    ア 当局意見陳述
〇濱井委員長 当局の意見があればお願いします。


〇岡本部長 私どもとしましては、このような要請を踏まえまして、盗難自動車の解体を防止するために必要な規制を条例で行うことにより、自動車の盗難の防止に資する、そういったことができないかということで、条例の案を今、検討している最中でございまして、来るべきときにお諮りしたいというふうに考えております。また、道路交通法その他の関連法令違反が認められれば、適正に対処していきたいというふうに考えております。
 ただ一方で、この要請の内容は、防犯のほかに景観の問題、廃棄物の問題、車両の崩落の危険性の問題、道路の損壊の問題、騒音の問題というふうに多岐にわたっておりまして、警察本部だけでは対処困難でございますので、そういった部分につきましては県庁の関連部局ともよく相談して対策を検討してまいりたいというふうに考えております。
 以上です。


    イ 質問
〇濱井委員長 御質問があればお願いします。


〇山本委員 今、案を検討で進めていくということですが、ちょっと勉強のためにお伺いしたいんですけれども、木曽岬町については、状況は見てきたんですが、県内でああいった状況がほかにもどんなように発生しているのか。ここはこうやって請願が出てきたんですが、条例は県全部をということにもちろんなりますし、県内でほかにもこういうことで問題というか、住民の方が不安に思って御相談されているような状況というのはあるのかないのか、どんな状況か教えていただきたいと思います。


〇西本部長 お尋ねの件でございますけれども、木曽岬町のように集中してというところは県内でほかにはございません。ただ、これからそういうことが起こり得る可能性もありますし、広く県内にということで今検討を進めておりまして、実態としては今、木曽岬町からのような要望があるかというお尋ねですけれども、今のところ、こちらとしては具体的には把握しておりません。


〇山本委員 今後のことも心配しながらということで、今、直接的にというかは挙がっていないけれども、ヤードというようなものが集中はしていなくても点在して、それが将来的に不安があることはあり得るかもしれないという認識でよろしいですか。このままだと。


〇西本部長 そのとおりでございます。県内に今、約30か所、ヤードというものがあります。警察庁の定義でいうヤードですね。代替施設というものが約140か所ございます。ですから、それを合わせれば相当数になりますので、そこら辺は現時点ではそういう不法なことが行われているという具体的な実態は把握しておりませんけれども、今後、隣接県とか関東のほうではそういうことが多いということで条例制定ということになっておりますので、そういうことを踏まえまして、今後も引き続き警戒なり、取締りに当たっていきたいと思っております。


〇濱井委員長 よろしいですね。
 ほかに御質問はありませんか。


          〔「なし」の声あり〕


    ウ 委員間討議   なし
    エ 討論        なし
    オ 採決        請願第24号   挙手(全員)   採択
    カ 執行部に対する処理経過・結果報告の請求
〇濱井委員長 ただいま採択した請願第24号を執行機関に送付し、その処理の経過と結果の報告を請求いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。


          〔「なし」の声あり〕


〇濱井委員長 それでは、そのようにいたします。
 以上で請願の審査を終了いたします。
 
 2 所管事項の調査
 (1)「令和2年中の犯罪情勢」について
 (2)「令和2年中の交通事故情勢」について
 (3)「高齢運転者の交通事故防止対策」について
 (4)「組織的な自動車盗難防止に向けた取組」について
    ア 当局から資料に基づき説明(西本部長、伊藤部長、杉本部長)
    イ 質問
〇濵井委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。


〇石田委員 1ページの犯罪情勢の表の読み取り方について教えてほしいんですが、検挙件数と検挙人員とあります。検挙件数のほうが数が多くて、人員のほうが少ないんですけれども、何か1件検挙すると必ず1人は検挙人が出るんと違うかなというイメージなんですが、どうやって計算するというか、どうやってカウントすると件数が多くて人員が少ないという結果になるのかをちょっと教えてほしいんですけれども。


〇西本部長 1件検挙すると1人、と今おっしゃいましたけれども、1人で複数件やる場合もありますし、必ずしも一緒にはなりませんので。


〇石田委員 そうすると、1人の人が何回もやっているという結果がこれという、そういう読み取りになるわけですか。


〇西本部長 そういうふうに御理解いただければと思います。


〇石田委員 分かりました。


〇濱井委員長 ほかにございませんか。


〇稲垣委員 1点、来日外国人犯罪のところで教えていただきたいんですけれども。検挙人数、それから検挙件数と、今年はすごく増えているということみたいなんですが、これはいわゆる不法滞在ということが原因なのかというのが1点と、あと、特に今年は新型コロナウイルス感染症の影響で外国人がほとんど入って来ていないと思うんですけれども、にもかかわらずこの件数が増えるというのは何か特殊な要因があるのか、その辺りちょっと教えていただけますか。


〇西本部長 今回、来日外国人犯罪が増えたというのは、その事件の中身で、多人数による犯罪、例えば外国人7人が被疑者となった事件とか、自動車の盗難でも共犯者が多いとか、そういうのが重なりまして多くなったと。不法滞在、不法残留が多いからということでもございません。


〇稲垣委員 そうすると、いわゆる来日外国人の定義が下に書いてもらってあるんですけれども、定住している人とかは除くということですが、その人たちはどういう形で入ってきて罪を犯している形になるんですか。観光目的か、どういう目的で来ているんですかね。いわゆる来日というのは。


〇西本部長 技能実習等で入って来られた方も入っております。観光客が罪を犯したのが増えたということではございません。


〇稲垣委員 分かりました。そうすると、確かにこれから技能実習生とかいろいろそういう形が増えてくる中で、こういう課題もあるんだろうなというのは認識するんですけれども、先ほど言いましたように、今年は新型コロナウイルス感染症で技能実習生も新しい人というのはほとんど入ってきていないと思うんですよね、にもかかわらずこれだけ増えるというのは、もうかなり、この傾向が今強まっているという理解でいいですか。


〇西本部長 そこまでの詳細な分析はしておりませんけれども、日本人、外国人問わず、新型コロナウイルス感染症の影響というのも少なからずあるのかなというふうには感想を持っておりますし、今後とも日本人、外国人問わず、そういうことで罪を犯すものが増えてこないかという懸念をしつつ、どういう防犯対策がいいのか、起こった事件についてはやはりすぐに検挙、早期検挙ということで、検挙に勝る防犯なしという姿勢でこれからもやっていきたいなとは思っております。


〇稲垣委員 分かりました。


〇濱井委員長 よろしいですか。
 ほかにございませんか。


〇山本委員 この犯罪情勢の表、1ページには表れていないんですけれども、軽微なというか、よく新聞を見ていると、高齢者の方の万引きなどが最近すごく目につくんです。これは以前からそういうことは言われているんですが、そういった軽微というか、その犯罪については、どんな動きに今なっているのかということを教えていただきたいと思うんです。
その高齢者等の万引き事件等の中で、十数年前に四日市でも、もう生活できないから警察に捕まえてほしいからといって、刃物を持ってお店に入ったというのがかつてあったんですけれども、万引きなど指導している中でのそういうような内実、そういう方々の状況が何か、特徴的なというか変化が、今、気をつけなければいけないことが何かあるのかという内容を教えていただきたいのが1つ。
 それから、ここで刑法犯はいろいろあるわけですが、一般論として言われていることの中で、刑務所に入る、収容がいっぱいになってきて大変困難になってきているというようなことは一般論として聞くんですが、三重県の状況としては今現状どうなのかということも教えていただきたいと思います。


〇西本部長 委員お尋ねの万引きに関してですけれども、これは、私も昨年、一昨年と四日市のほうに署長としておりましたけれども、内容を見てみますと、本当に生活に困窮してという方もまれには見えますけれども、働かずに短絡的な考えでコンビニとかスーパーで欲しいものをお金も払わずに取るというものが多いという印象を持っております。
 高齢者の方とおっしゃいましたけれども、高齢者の方も確かに見えますけれども、年齢別で見ますと高齢者がそんなに多いかと言われますと、ほかの年代、中高年も多いですし、逆に、前は初発型非行とか言われて、少年が多かったという時期もございましたけれども、今は逆に、少年よりも中高年以上の方が多いのかなという印象は持っております。
 もう一つの御質問のほうの刑務所のほうのことですけれども、管轄が違いますので、お答えは控えさせていただきます。


〇山本委員 2つ目のことは、ちょっと私の認識不足でごめんなさい。失礼いたしました。また別なところで確認したいと思います。
 先ほど感じるところはということで言っていただいたと思うんですが、特に高齢者の方の万引き事例などが急激に増えてきているとかそういうわけではないよと。その内容も、生活に困窮して、仕事をしていないということが生活困窮にはなるんでしょうけれども、仕事ができない、していない、イメージはいろいろありますけれども、そういう中で年代数も満遍なくというか、これは抑えていかなくてはいけないものだけれども、特に何か変化が起こっているということではないというふうなお答えだったと認識をいたします。ありがとうございました。


〇濱井委員長 ほかにございませんか。


〇小島委員 ヤード条例のところで教えていただきたいと思います。
 検討中の条例案のマル1のところに、「(自動車特定整備事業者による解体を除く。)」とあります。自動車リサイクル法の解体業許可を得ていれば、この条例の届出の範囲ではないのかなというふうに思うんですが、この条例の何か届く範囲というんですか、影響を及ぼす範囲というのは、その届出をした業者に対してだけという捉えでいいんでしょうか。その及ぶ範囲がよく分からないので、その辺を少し御説明いただけますでしょうか。


〇岡本部長 端的に申し上げますと、例えば町の自動車整備工場でありますとか、あるいはオートバックスのような自動車部品の販売業者でありますとか、あるいは自動車メーカーもそうかもしれませんし、端的に自動車の解体というと相当範囲が広くなりますので、それをいわゆるヤードと呼ばれている業者に絞り込むためにこのような括弧書きをして除いていこうとしている、そういう趣旨でございます。
 あと、届出をいただかないといろんな命令はできないんですけれども、一方でその届出義務が課されますので、届出をしないこと自体に対する何らかのサンクションは考えなければいけないというふうに思っております。


〇小島委員 そうすると、逆に言うと自動車リサイクル法等できちんと許可を得ていれば、その範囲内できちんと法にのっとって行われているかどうかは確認されるので、このヤード条例について云々ということではないということですね。


〇岡本部長 自動車リサイクル法の届出、それから古物営業法の届出との重複関係については、今その整理を検討中でありまして、ちょっとまだお答えできる状況にはございません。申し訳ございません。


〇小島委員 いずれにせよ、実態に基づいて様々な請願も出されているところなので、条例によってしっかりと規制がなされてということになればいいと思いますので、また条例が出来上がったときに御説明いただきたいと思います。よろしくお願いします。


〇濱井委員長 よろしいですね。
 ほかにございませんか。


          〔「なし」の声あり〕


〇濱井委員長 なければ、(1)「令和2年中の犯罪情勢」についてから(4)「組織的な自動車盗難防止に向けた取組」についての調査を終わります。
 
  (5)その他
〇濱井委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら、御発言をお願いいたします。


〇石田委員 2つございます。
 1つは、今議会の常任委員会の農林水産部と県土整備部で、漁業者による不当要求の防止策を考えてもらって各委員会で議論されていますが、その中で警察本部等も加わって協議会をつくっていただくようになっています。警察本部の立場でどのような取組をされていくかとか、また、その御所見について改めてここでも伺いたいと思いますので、まず1つ、よろしくお願いします。


〇西本部長 委員お尋ねの不当要求につきましては、今、具体的な事例をお話しされましたけれども、それに限らず、不当要求については、警察本部としては困って苦しんでいる人、これを助ける、不安を覚えている人に安心感を与えるというのが我々の使命でございますので、そういった観点でこれまでも対処してまいりました。
 今、今議会でというお話ですけれども、それについての協議会の話は報道等でも承知をしておりますが、今、具体的に県のほうからこういう形でということのお話はございませんけれども、いずれにしましても、そういう最初に申し上げたような趣旨でありますので、我々としてもできる限りの協力、支援はやっていきたいと考えております。


〇石田委員 次に2つ目ですが、前の委員会でも車のスピードの話を申し上げました。ちょうどまた、津市の国道で、法定時速60キロメートルのところ、時速146キロメートルを出して死亡事故が発生した記事が2年ぶりに出まして、それを見て改めて思いましたので。前にお話をしましたときは、本部長から本部長会議等で県議会でもこんな議論があるということを言っていただくということを答弁いただきましたが、今日は資料請求をさせてもらえんかと思いまして。
 スピード違反を取り締まっておられます。時速100キロメートル以上のものがどれだけあるのか、また、交通事故の処理もされていて、事故の中で時速100キロメートル以上出ていたと思われる、あるいは「思われる」のか「ちゃんと分かる」のかどうか分かりませんが、取締りと事故で時速100キロメートル以上出て取り締まられた、時速100キロメートル以上出ていて事故を起こしたという資料を、後でもよろしいので参考に教えていただきたいなと思いますが、どうでしょうか。


〇伊藤部長 時速100キロメートル以上という数値では、ちょっと手持ちはございません。参考に申しますと、時速50キロメートル以上であると、いわゆる制限速度は時速50キロメートルをオーバーして検挙したものというのは、令和元年が169件、本年が10月末までに133件という数字は出ております。
 ちなみに、速度違反として検挙した件数は、本年10月末までの暫定で6699件、昨年は1年間で5805件という数値となっております。ですので、そのうちの先ほどの169件と133件というのは内数になっているところであります。
 また、死亡事故で、いわゆる速度超過が第一原因になったというものにつきましては、本年1件、昨年1件というような状況であります。
以上です。


〇石田委員 超過が時速50キロメートル以上というお話でしたか。


〇伊藤部長 超過が時速50キロメートル以上ということです。

〇石田委員 超過のとは違って、どれだけ超過がじゃなくて、時速100キロメートルを超えたスピードで取り締まられたという、そこを聞きたかったんですけれども。


〇伊藤部長 時速が何キロメートルで検挙されたかというのは、ちょっと今、手持ちもありませんし、これが時速100キロメートル以上となると、資料的には、調べるのにちょっと時間を要するとは思います。


〇濱井委員長 よろしいですか。


〇石田委員 分かりました。


〇濱井委員長 よろしいですか。
 ほかにございませんか。


〇稲垣委員 私もその他のところで、新型コロナウイルス感染症の関係で少しお尋ねしたいんですけれども、11月末ぐらいでしたか、警察学校でも感染者が出て、クラスターでという報道もされていまして、恐らくあのときに多くの警察官の方が濃厚接触者、もしくは接触者ということで検査対象になって、業務に支障が出ていたのではないかなというのをちょっと推測するんですけど、どの程度影響があったのかというか、業務に支障はあったのか、なかったのかというのを確認させていただきたいことと、警察学校で、その後、問題なくというか何らか新たな対策を講じて、どういう対応をしていただいておるかというのを確認させていただきたいのが1点です。
 それから、一般的に今、新型コロナウイルス感染症が広がっていることで、例えば警察力が低下していないかどうかという部分で、もしお話があれば。例えば、捜査のときに聞き取りに行けやんとか、いろいろそういった具体的な障害というか、新型コロナウイルス感染症の影響でこういうことがちょっとできなくなって困っているんだとか、もしそういうのがあるようでしたら教えていただきたいのが2点目です。
 3点目は、先ほど少し西本部長から外国人の犯罪もちょっと新型コロナウイルス感染症の影響があるのかなというお話もございましたけれども、犯罪で新型コロナウイルス感染症にまつわる何か特色あるものがあるのかどうか、出てきているのかどうか、もしそのあたりもあれば教えていただけますでしょうか。


〇藤井部長 先ほどございました警察官は、8月から、そして11月、そして12月の頭ということで、報道させていただいていますとおり、計15名の警察官の感染という状況にございます。大変御心配をおかけしております。
 そういう中で、支障はどうだったのかというふうなお尋ねだったと思いますが、幸い、幅広に自宅待機をかけましたり、そういうことはさせていただいておりますけれども、例えば警察署の閉鎖ですとか交番、駐在所の閉鎖という事態にはなっておりません。何とか別の人員を送り込んだりして、通常に業務を回せているという状況でございます。
 中でも、大量の12名の学生が感染したというクラスター認定にも至りましたけれども、警察学校のほうでございます。一部研修で警察署のほうへも出ておりましたけれども、接触した方の感染という事態にも至っておりません。ただ、保健所のほうから、やはり寮生活ですとか衣食住が全部一緒ですので、こういった非常に危ない環境ですよねと。中でも、こういうことに注意してくださいという具体的な御指導をいただきましたので、そういうことに基づいて、動線の分離ですとか、お風呂とかトイレとか食堂、こういった細々したところ、再発防止に向けて対策を打っているというところでございます。
 あと、例えば警察活動の全体への支障はどうかというところがございます。委員御指摘のように、例えば捜査活動であれば聞き込み、困るんじゃないのと。まさにそうなんですけれども、ただ、それはいろいろ、東京からの指導もございますし、例えば聞き込みであれば電話で聴取が済むだろう、そういうケースもあるでしょうと。そういうものはなるべく接触を避けて電話でしたり、例えば交通取締りであれば、パトカーに乗っていただいて処理ということも通常はあるんですけれども、そういうことはせずに、警察官が相手の車のほうに出向いて、直接的な接触、一緒の空間を避けるというような工夫もさせていただいて、特段の支障が出ていないというふうに認識しております。
 最後に、犯罪での特徴云々なんですけれども、春先のほうから説明をさせていただいたこともあるんですけれども、マスクの盗難ですとか、そういった時世のものというのは確かに検挙してはおります。その他、現場として大きな変化というのは特に感じておりません。
 以上でございます。


〇稲垣委員 ありがとうございます。警察本部のいろいろな業務の中で支障はどうなのかなと思ったんですけれども、いろいろ工夫しながらやっていただいておって、それほど大きな支障が出ていないということで安心もさせていただきましたけれども、15名が新型コロナウイルスに感染されたということですけれども、恐らく、あれは警察学校の方もほとんど無症状だったんじゃないかなというように思っていまして、皆さん元気に活躍されているんだろうと思っていますので、ちょっと安心はしておりますけれども、しばらくこのコロナ禍も続くと思いますから、警察本部の皆さんもお体に気をつけていただいて対応いただければと思っていますし、やっぱりそれによって業務に支障を来すということがあれば非常に問題だと思っていますので、それがないように取り組んでいただければなというように思います。
 以上です。


〇濱井委員長 ほかにございませんか。
 なければ、これで所管事項の調査を終了いたします。
 
 3 委員間討議
 (1)所管事項調査に関する事項          なし
 (2)執行部に処理経過の報告を求める事項   なし
 
 4 閉会中の継続審査・継続調査の申出事件について
〇濱井委員長 次に、常任委員会に係る閉会中の継続・調査申出事件の調査項目につきましては、お手元に配付の文書のとおりといたしたいと存じますが、御異議ありませんか。


          〔「異議なし」の声あり〕


〇濱井委員長 御異議なしと認め、そのようにいたします。
 最後に、閉会中の委員会開催につきましては、必要に応じて開催することとし、開催時期、議題等につきましては正副委員長に御一任願いたいと存じますが、いかがでしょうか。


          〔「異議なし」の声あり〕


〇濱井委員長 ありがとうございます。それでは、そのようにいたします。
 
〔閉会の宣言〕
               三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
                         教育警察常任委員長
                         予算決算常任委員会教育警察分科会委員長
                                                 濱井 初男
 
 

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