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令和4年6月21日 防災県土整備企業常任委員会 会議録

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防災県土整備企業常任委員会
会議録

(開会中)
 

開催年月日   令和4年6月21日(火曜日) 午前10 時0分~午前11時33分
会議室     202委員会室
出席    8名
        委  員  長   下野 幸助
        副委員長    野村 保夫
        委        員    田中 智也
        委        員      津村     衛
        委        員    藤田 宜三
        委        員    服部 富男
        委        員    奥野 英介
        委        員    津田 健児
欠席    なし
出席説明員  
   [防災対策部]
        部長           山本 英樹
        副部長          井爪 宏明
        次長           田中 誠徳
        危機管理副統括監     大林 昌弘
        防災対策総務課長     西口  輝
        消防・保安課長      和氣 城太郎
        防災企画・地域支援課長  杉﨑  誠
          災害対策課長       稲葉  崇
        災害即応・連携課長    西岡 欣也
        危機管理課長       和田 吉史
        コンビナート防災監    永楽 通宝
        専門監          高田 雅之        
                                                                    その他関係職員
   [医療保健部]
           医療政策課長          坂本 和也
           人権・危機管理監          清水 友絵  
   [環境生活部]
         ダイバーシティ社会推進課長   浮田 知樹
   [県土整備部]
         建築開発課長          𠮷村 厚哉
           住宅政策課長          服部  睦
   [警察本部]
           警備部警備第二課長       松岡 善則     
委員会書記
        議事課    主幹兼係長   林  良充
        企画法務課  主査      澤村 里美
傍聴議員    なし
県政記者    なし
傍聴者     1名
調査事項
第1 防災対策部関係
 1 所管事項の調査
 (1)「令和4年版県政レポート(案)」について(関係分)
 (2)「『強じんな美し国ビジョンみえ(仮称)』及び『みえ元気プラン(仮称)』概要案に対する意   
    見」への回答について
 (3)「強じんな美し国ビジョンみえ(仮称)」及び「みえ元気プラン(仮称)」最終案について
 (4)「三重県防災・減災対策行動計画」に基づく令和3年度の取組と令和4年度の取組方向について
 (5)審議会等の審議状況について
 
【会議の経過とその結果】
 
〔開会の宣言〕
 
第1 防災対策部関係
 1 所管事項の調査
 (1)「令和4年版成果レポート(案)」について(関係分)
    ア 当局から資料に基づき説明(山本部長)
    イ 質問   なし

 (2)「『強じんな美し国ビジョンみえ(仮称)』及び『みえ元気プラン(仮称)』概要案に対する意  
     見」への回答について(関係分)
      ア 当局から資料に基づき説明(山本部長)
    イ 質問   なし
 
 (3)「強じんな美し国ビジョンみえ(仮称)」及び「みえ元気プラン(仮称)」最終案について(関係
    分)
    ア 当局から資料に基づき説明(山本部長)
    イ 質問
○下野委員長 それでは、ただいまのことについて御意見がございましたら、よろしくお願い申し上げます。

○藤田委員 ちょっと教えてほしいんですが、32ページ、KPIのことです。
 現在、一番上の項目、訓練と書いてありますけれども、どんな訓練、どういうものを1回と考えるのかというのを教えてほしいのと、もう一点、消防団員の減少数ゼロというのをKPIにするということがちょっと理解できないんですが、この辺、2点教えてください。

○西岡課長 それでは私から、まず1点目の訓練、どういったものを回数として数えるのかということについて、御説明させていただきます。
 県で実施してございます総合防災訓練でありますとか図上訓練、こういったものを実施してございますので、そういったもののカウントをさせていただきたいと思っております。また、災害対策本部、これにつきましては、社会基盤部隊であるとか救助・救急とか、そういった各部隊を抱えてございます。そういった部隊がしっかり機能するための図上訓練、こういったものを新たに実施させていただこうと思っておりますので、そういったもののカウントもさせていただこうと思っております。
 また、各地方部、県に個々にございますそういった地方部の訓練、そういったものも踏まえまして、この21回には含めてございますし、もう一つ、国民保護に伴います訓練につきましても1回とカウントさせていただきまして、合計で21回とさせていただいておるものでございます。

○藤田委員 分かりました。内容については分かったんですけれども、その回数の21回を目標にするというのは何か根拠はあるんですか。

○西岡課長 私が説明させていただいた訓練の回数といたしまして、総合防災訓練が県でも年1回ございます。総合図上訓練というのは、これまでも2回実施させていただいておるものでございます。また、総括部隊での訓練、それと地方部の訓練、これが合わせて21回となってございまして、この回数をしっかり継続的に実施する中で、訓練の課題、そういうものをPDCAのサイクルの中でしっかり回すということで、回数というこだわりではなく、しっかりその内容等を着実に実施していくということで、今21回ということでカウントさせていただいておるものでございます。

○藤田委員 それなりの合理性があると理解いたしました。

○山本部長 消防団員数の減少をゼロにするという考え方なんですけれども、まず今回のプランにおいて、KPIをどういうふうに設定するかという全体の考え方については、例えば30ページにあります施策1-1の頭に施策の目標というのがございます。ここの頭にめざす姿というところがございまして、いわゆる定量ではないんですけれども、定性的なめざす姿が今回の施策の目標と位置づけております。全庁的にです。
 ここには、かつての「みえ県民力ビジョン」では数値目標も併せて設けておりましたのですが、今回の場合はここには数値目標を設けず、このめざす姿、施策の目標が到達しているか、達成しているかということをはかる指標としてKPIを設けるということになっております。その前提の中で、まずここのめざす姿の3行目でございますが、「防災・減災対策のさまざまなステージで各主体が役割を果たし、災害から県民の命と暮らしを守るための体制づくりが進んでいます」と、こういった状態を目標としておりまして、そのためには、この3行目にあります各主体のうち、消防団もその重要な一つの主体と考えております。
 その消防団の団員数がかなり全国的に減っているということで、そこの減少を食い止めるというところがやはり行政のミッションでもありますものですから、そこを置く場合に、まず前年度からの減少をゼロにするというところが最低限、県民の命と暮らしを守るための体制づくりが進んでいるという状態ではないかという、ある意味苦しい設定ではございますが、そういう形で設定したものでございます。

○藤田委員 消防団員がどんどん減っているということについては、非常に大きな問題であると私も理解しておりますし、実際、災害が起こったときに初期で動けるというのは本当に消防団員だと、これはもう私が言うよりも皆さん御存じだと思うんですけれども。
 減っているからゼロをKPIの目標にする、それも一つの考え方ではあると思いますけれども、いろんな新しいいわゆる専門的分野での消防団をつくりますよ、女性の消防団をつくりますよと、こういう話がありながら、ゼロに設定するというのはちょっとぴんと来ないんですね。当然、目標は高く掲げるべきかなと。100%止めるのが目標だと言われる。それならば、現状の消防団員の減少数をゼロにするというんなら分かりますけれども、新しい部隊をつくりながら、なおかつゼロというのがちょっと腑に落ちないなという感じがしますので、御検討いただきたいと思います。
 以上です。

○下野委員長 ほか、よろしいでしょうか。

○田中委員 ちょっと不勉強なところもあるので、とんちんかんな質問になるかも分かりません。
 先ほど西岡課長の御答弁の中で、PDCAを回していくとおっしゃったように思うんですけれども、その辺りのところは、訓練の回数の目標を立てたりとかしていますけれども、やっぱりそこで得られた成果もあるでしょうし、反省というか、そこで想定よりうまくいかなかった点とかというのは、次につなげていくことはやっていただいておるとは思うんですけれども、具体的にはそれぞれの訓練の中でどうやってこなされていますか、訓練後のこと。

○西岡課長 本当に委員がおっしゃるように、訓練をやって終わりというのではなしに、訓練につきましては、総合防災訓練とかそういう大きなものにつきましても、三重大学の川口准教授とかにも評価者ということで入っていただきまして、訓練全体を見ていただきまして、その中でよかった点、あるいは悪かった点、そういったものにしっかりと評価していただいて、あと講評の中でそういう御指摘をいただいたりしております。
 そういったものにつきましては、また県の中でしっかりと分析をいたしまして、部隊ごとにそういう活動がございますので、部隊ごとでそういったものをしっかり反省点も踏まえながら、次の訓練、実践的なものにつなげていくようにということで、繰り返し繰り返しできるような仕組みというのはさせていただいておるものでございます。

○井爪副部長 この21回の訓練というのが、部分部分の訓練とか、いろいろ機能的に組み合わせてありまして、最終的には総合防災訓練とか総合図上訓練の中でそれを総合的にやっていくということで、体系的に組んであるものです。年度の初めにはそういう部隊別であったりとか項目別で訓練をやっていきまして、当然その中で振り返りもやっていくということで、足りない部分は補習とかそういったことも含めながらやっていきながらある程度そういったものを集約して、今度は総合的な訓練の中へそれを組み込んで部品でうまくいくか、次は総合的に組み込んでうまくいくかということで、そこでもまた検証していって、そこの部分については先ほど言いましたように、これまでですと三重大学の川口准教授にも入っていただいて全体的な評価もしていただき、御指導もいただき、またそれを振り返りながら、部隊のほうへ訓練を戻していくとか、そういう形でPDCAを回しているというような形でございます。

○田中委員 去年あった熊野での紀伊半島大水害に対する防災訓練で、川口准教授が講評の中でおっしゃっていた疑問や違和感をどうしていくかということがやっぱり大事やと思うんです。
 今、お伺いしていると、庁内でそれぞれのパートパートで、部隊部隊で振り返って感じた違和感や疑問点などをこなして次のものにつなげていって、総合的に体系立てて体制整えていくという、そういうサイクルだと認識をしたところですけど、そういう取組が県内各市町、または各地域の県民の方々、それぞれの自主防災組織などでもそういうことを蓄積していただくということがやっぱり重要なのではないかなと感じておるところですが、当然、所管するのは県ではないという部分もあろうかと思いますけど、やっぱり県内でそういう訓練で感じた違和感や疑問点を蓄積していって語り継いでいく、訓練だとしても語り継いでいくということを防災対策部として促していくというか、そういう取組というのもやっていただくといいのではないかなと、ここの中に思いは込められているとは思うんですけれども、そういう意識で取り組んでいただければなと思いました。

○田中次長 32ページのKPIの2つ目なんですけれども、これが市町が実施する図上訓練に対して県が支援、参加した市町数ということで、新しくこういう指標を設けました。つい最近なんですけれども、各市町の訓練の実態も把握をさせていただきました。
 実際、図上訓練ができている市町って実は非常に少なくて、それは人員不足とかいろいろ原因はあるんですけれども、そういう市町に対してしっかり支援をしていくためには、災害即応・連携課というのをつくって今年度からしっかり取り組んでいきたいと。その関係もありましてこの2つ目の指標を設けて、市町に対しても図上訓練なんかを支援していきたいと考えているところです。
 以上です。

○田中委員 こうやって市町数、29市町全部でということでやっていただくその中身、その後というところは気にしていただければなと思いますので。結構です。

○田中次長 ちょっと補足なんですけれども、訓練の企画段階から参加してしっかりやっていきたいということで、我々も防災の専門人材はある程度いますので、そういう人材が訓練に実際に行って、現場でどうやって動いているかとかそういうことを確認しながら、市町に対してもPDCAを回すような指導をしていきたいなと思っているところです。

○下野委員長 ほか、いかがでしょうか。

○服部委員 ちょっと確認させていただきたいと思います。
 30ページの施策1-1、その中の現状と課題の中の一番最後の項目なんですが、武力攻撃や大規模テロの発生ということで、県民生活の被害を最小化するための備え、有事における対応力の強化、これどういうものを指すのか、ちょっと確認をしたいんです。

○和田課長 武力攻撃には幾つかパターンがございます。いわゆる今よく見られているミサイルとかの攻撃みたいなパターンもありますし、テロみたいなパターンもございます。そういった本当に起こってはならない、あってはいけないものですが、そういったものが100%ないとは言い切れませんので、万一起こったときに、そのための備えという形でやっていくことを考えております。
 具体的には避難の場面であるとか、救済の場面というのを考えております。避難の場面におきましては、先ほどもありました訓練ですとか、そんなのをやっていくとともに、避難場所の指定、そういったことでふだんからの備えをやることによって、非常時の有事に備えていくということを考えております。

○服部委員 いろいろと今は国際的にもロシアとウクライナの問題もありますし、中国だとか北朝鮮、いろんな状況もございます。もちろんそういうことはあってはいけないんですが、その備えは必要だと思いますし、またそういった訓練がどのように行われるのか、改めて確認をさせていただきたいと思います。ありがとうございました。
 以上です。

○下野委員長 ほか、ございませんか。

          〔発言する者なし〕

○下野委員長 念のため申し上げておきますけれども、ここでいただいた意見の中から、後ほどの委員協議において、7月11日の全員協議会で報告すべき意見を協議することとなります。ここで意見の出なかった項目については、後の委員協議で追加することができませんので、御留意願います。
 それを踏まえてよろしいでしょうか。

          〔「はい」の声あり〕

○下野委員長 私から1点だけ追加というか、先ほど藤田委員から、消防団員の減少数のお話がございました。今、山本部長のお話も聞かせていただいて、めざす姿の部分で、消防団も地域として必要だということで、ここにゼロと掲げてあるということなんですけれども、改めてKPIというのは、もうここに書いてありますように重要業績評価指標ということで、県民の皆さんとのお約束だと私は認識しておりますし、そこの必達意識ですよね。消防団、先ほども充足率も9割切っている状況の中で、必達意識をちょっと確認させていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。

○山本部長 確かに数値としてはゼロにするというKPIを置いているんですけれども、先ほども申し上げましたように、これまでの到達目標としての数値目標とはちょっと今回意味合いが違いまして、めざす姿が実現されているかを測る物差し的に置かせてもらっている指標であります。
 ですもので、当然のことながら、めざす姿を実現するためには、この指標が実現されればめざす姿が実現される可能性が高まるということで、頑張ってこの指標に向かって取り組んでいくということには違いないんですけれども、そこへ向かって必ずゼロにするというよりは、ゼロに向かって頑張れるだけ頑張るというところでありまして、必ず到達するための目標として置いているわけではないということで、ちょっと御理解いただきたいと思います。

○下野委員長 今の話ですと、それが重要業績評価指標としてよろしいのかなというのは正直思います。ちょっと話がずれるんですけれども、よく似たことで人口減少とかもこういうKPI出ていますけれども、非常に重要な項目において、今の部長のお話ですと、目指すんだけれどもそれができなかってもという、ちょっと後ろ向きな御答弁でしたので、やはりここに重要と掲げていらっしゃる以上はそこのところをしっかりと必達意識を持って取り組んでいただきたいと思います。
 例えば消防団が少なくてもうどうしても困っているほかの地域見ますと、手当の大幅な拡充とかもやっていらっしゃいますよね。だから、今後できなければ、三重県としてもそういったところを考えてでも、ここを必達していく思いを前向きに考えていただくことを要望させていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

○山本部長 もちろんおっしゃられるとおり、消防団の活動が地域を支えているということはもちろんでございますし、少しでも消防団員を確保するというのがもう私どもの目標でもございますので、しっかりと取り組んでまいりたいと思いますし、それとあと、頑張った結果をよく検証して、どんな取組が足りないかといったところとか、今後いろいろな方法で少しでも減少を食い止めるというような手法をよく地域の声も聞いて検討しながら進めてまいりたいと、そのように考えてございます。

○下野委員長 はい、ありがとうございます。

○藤田委員 ちょっと教えてほしいんですが、KPIが4項目になっていますよね、全部。これは何かそういう指示があったんですか。

○山本部長 指示があったというわけでもなくて、各基本事業がございますね。基本事業に対して1つあるのが理想的みたいなところで、はっきりとした指示はないんですけれども、目安としてはそんな形でございます。

○藤田委員 ありがとうございました。
 ちょっと理想の目標のとき、部長がおっしゃられたように、想定しています、こういう目標を持っています、それを実現するためにKPIを置いています、というこの関連の中で、果たして4項目めざしていけるのかなという心配があったんでお聞きしました。結構です。

○山本部長 今の委員の御質問ですけれども、戦略企画部では、施策目標のめざす姿を達成するために必要なKPIを全種類並べなさいという話ではなくて、主立ったものを挙げて測る物差しとした上で、その指標は当然のことながら実現するように頑張るんですけれども、それ以外の部分でも頑張って目標を達成するという形で整理してございます。

○藤田委員 よく分かりました。

○下野委員長 ほか、よろしいでしょうか。

          〔発言する者なし〕

○下野委員長 なお、山本里香議員から本委員会で所管する防災対策部関係の施策に関して意見シートが提出されましたので、資料としてお手元に配付させていただきました。この意見シートについては、去る16日の代表者会議において、傍聴の委員外議員からの質問と同様に扱うこととされております。この意見に対して、執行部から答弁をお願いいたします。

○稲葉課長 山本里香議員から、みえ元気プラン最終案の施策1-1、災害対応力の充実・強化に関して、「災害・復興支援金の充実をはかる」という御意見に対する執行部の考え方について、御説明をさせていただきます。
 現在、都道府県では、自然災害によりましてその生活基盤に著しい被害を受けられた方に対しまして、国の被災者生活再建支援制度によりまして支援金を支給して住民の生活の安定を支援しているところでございます。これまで全国知事会を通じまして、国に対し被災者生活再建支援制度の適用範囲の拡大について働きかけを行っておりまして、令和2年12月の被災者再建支援法の一部改正によりまして、支給対象がこれまで全壊と大規模半壊ということだったんですけれども、これに加えまして中規模半壊世帯までを被災世帯の適用範囲とするような拡大がされたところでございます。
 一方、三重県におきましても、平成29年度に独自の見舞金制度を創設いたしまして、被災者生活再建支援制度が適用された災害に対しまして、一定の諸要件を満たした被災者の方に県から見舞金を支給しているところでございます。
 今回いただきました意見につきましては、具体の支援制度に対する御意見ということもありまして、みえ元気プランのほうには追記は行わないと考えておりますが、引き続き国に対しまして被災者生活再建支援制度の適用範囲のさらなる拡大を要望していくとともに、県としての被災者支援の在り方につきましても、自助・共助・公助のバランスを踏まえて、引き続き検討してまいりたいと考えているところでございます。
 以上です。

○下野委員長 はい、ありがとうございます。
 今、執行部から答弁をいただきましたけれども、委員の皆様から御意見、特にございますでしょうか。

          〔発言する者なし〕

○下野委員長 それでは、ただいま頂戴いたしました御意見の取りまとめにつきましては、後ほどの委員協議で御議論させていただきたいと存じます。
 これで、(3)「強じんな美し国ビジョンみえ(仮称)」及び「みえ元気プラン(仮称)」最終案についての関係分の調査を終わります。
 

(休  憩)
 

 (4)「三重県防災・減災対策行動計画」に基づく令和3年度の取組と令和4年度の取組方向について
 (5)審議会等の審議状況について
    ア 当局から資料に基づき説明(田中次長、井爪副部長)
    イ 質問
○下野委員長 それでは、御質問等がございましたら、お願いいたします。

○田中委員 ちょっとこれも不勉強なんで、すみません。概要だけ教えていただきたいんですけれども、達成率というのはどうやって出しているんですか。パーセントで全部示されていますけれども、39ページの資料でいくと。それぞれが違うんでしょうけれども。

○杉﨑課長 この達成率なんですが、それぞれの施策項目の目標値に対する達成率ということで、当該年度の目標値を100とした場合の進捗率ということで、それぞれの施策ごとでの目標を合計しまして、その達成率、パーセンテージを出しております。

○田中委員 そうすると、別冊で頂いている実績レポートの39ページ以降の細かい項目の中の訓練、目標何回としたところの何回やったら何%とかというのを積み上げたということで。

○杉﨑課長 はい、そうです。

○田中委員 45ページの「防災みえ.jp」の達成率、令和2年から令和3年に向けては上がっていますよね。ただ、遡ることですが、県政レポートではこの項目は下がっていたんですよね。その要因というのは、この小さい項目を見ていかんとあかんということですかね。

○杉﨑課長 今、御質問いただきましたのは、別冊の実績レポートの45ページ記載の「防災みえ.jp」の数値ということで、別冊ではないですか。

○田中委員 別冊ではない本冊の45ページに示されている、83.8%から85.4%に上がっているこれまでの取組のところの特徴的な取組で、だから「『防災みえ.jp』がより多くの県民に利用されるようPRに努めるとともに」という取組の結果としての達成率が上がっているんやけど、県政レポートでは下がっていたもので、そこがちょっと何かそごがあるなと思ったんですけど。

○杉﨑課長 施策項目6につきましては、特定自然災害への備えということで、「防災みえ.jp」の項目も含めた、他の施策も含めて達成率を出しておりますので、委員の御指摘のとおり、県政レポートでは、「防災みえ.jp」の数値ということで単独で出しておりますので、減少ということになっているんですけれども、こちらのほうは他の項目も含めて集計した結果、改善されたということで、数値でいうと83.8から85.4になったという状況になっております。
 以上でございます。

○田中委員 了解しました。
 あと、令和3年度、達成度がD評価となっている発災前の直前対策及び発災後対策、施策番号でいうと9、10のところ、別冊の51ページを見ていくと、何でこんな低いのかなと思うと、新型コロナウイルス感染症の蔓延によって訓練が開催できなかったことによってということが要因ですかね。

○杉﨑課長 御指摘のとおりでございます。新型コロナウイルス感染症の関係で訓練等ができなかったということで、実績が減っているということでございます。

○田中次長 医療関係者は、やっぱり新型コロナウイルス感染症にかかり切りということもございまして、医療関係の訓練なんかは特に実施ができなかったという状況でございます。

○田中委員 医療関係者だけじゃなくて、観光客への対応を想定した訓練とかペット対策に関する何とかというところもできていないということで、行動計画自体の令和3年度の取組の中で、訓練が開催できないと進展度が下がるというつくりというのは、ちょっとどうなんかなというか、訓練をやることが目的化していってないのかなということは少し感じるところなんですけれども、何か御意見ありますか。

○杉﨑課長 この計画は、平成29年度に策定をしておりまして、当時、新型インフルエンザ等はあったんですけれども、これまでこういった現在の感染症対策までは想定していなかったということで、それぞれの施策項目、アウトプットを、先ほどの訓練の答弁でもありましたけれども、訓練をまずやることが、計画だけやなくてやっぱりやることが大事だということで、アウトプットとして訓練の件数を計上していたんですけれども、実際、訓練の件数がもうちょっと、アウトプットが目標になっていましたので、それが結果的にできなかったということで、こういう結果になっているところはございます。
 ただ、本県の訓練もそうなんですけれども、新型コロナウイルス感染症の時代でもできるようにということで、例えば県の訓練であれば、講堂に一斉に集まるんじゃなくて、部隊別に部屋を分けましてオンラインでつないでやるとか、そういった新型コロナウイルス感染症の時代でもできるような訓練の方法なんかを今考えて、徐々にトライアンドエラーやっておりますので、また、こういう形で今のようなウィズコロナの時代になってもできるような訓練の在り方というのを、次の計画の中でもぜひ検討してまいりたいと考えております。
 以上です。

○田中委員 もう既に過去に策定をされた計画で、令和4年度までの計画なので、このことについてもうこれ以上申し上げませんけれども、訓練の在り方に関して考えていくと御答弁いただいたんですけれども、目的のところはやっぱり総合的な観点から本県のこれからの防災・減災対策の方向性と道筋を示す計画、訓練の在り方ではないというところに立ち返って、見直していただけたらなと要望して終わります。
 以上です。

○下野委員長 ほか、いかがでしょうか。

          〔発言する者なし〕

○下野委員長 なければ、(4)「三重県防災・減災対策行動計画」に基づく令和3年度の取組と令和4年度の取組方向について及び(5)審議会等の審議状況についての調査を終わります。
 
 2 委員間討議
 (1)所管事項調査に関する事項   なし
 (2)執行部に処理経過の報告を求める事項   なし

〔閉会の宣言〕

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
防災県土整備企業常任委員長       
下野 幸助

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