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三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 令和4年度 委員会会議録 > 令和4年10月5日 戦略企画雇用経済常任委員会 予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会 会議録

令和4年10月5日 戦略企画雇用経済常任委員会 予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会 会議録

資料はこちら


    
 戦略企画雇用経済常任委員会
予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会

会議録
(開会中)
 

開催年月日   令和4年10月5日(水曜日) 午前10時0分~午後5時56分
会 議 室     302委員会室
出 席    8名
              委員長(委員)   小林 貴虎
           委員長(委員)  石田 成生
              副  委  員  長    川口  円
              委          員   稲森 稔尚
              委          員   濱井 初男
              委          員   石田 成生
            委           員   東   豊
              委          員   三谷 哲央
              委          員   山本 教和
欠 席    なし
出席説明員
      [雇用経済部]
                    部長                               野呂 幸利
         観光局長                            増田 行信
         副部長                             松下 功一
         次長兼太平洋・島サミット推進総括監
         兼G7交通大臣会合推進プロジェクト総括監      福島 賴子
         次長(観光局)                          伊藤 光明
         雇用経済総務課長                      小川 博史
         国際戦略課長兼太平洋・島サミット推進監        関  美幸
         雇用対策課長                         坂井  哲
         県産品振興課長                        中川 千也
         新産業振興課長                        川本 英司
         中小企業・サービス産業振興課長              種瀬 俊夫
         企業誘致推進課長                      前川 睦敏
         G7交通大臣会合推進プロジェクトチーム担当課長  郡   巧
         観光政策課長                         森  将和
         観光資源課長                         酒井 智一
         観光誘客推進課長                      山本 佳子
         海外誘客課長                         山内 伸晃
         人権・危機管理監                        世古 千浪
         障がい者雇用推進監                      平子 順一
         緊急経済対策監                          竹内  淳
         MICE誘致推進監                         清田 卓也
                                                                                              その他関係職員
         [労働委員会事務局]
                    事務局長                                 中西 秀行
        [戦略企画部]
                   戦略企画総務課長                       平井 靖士
      [医療保健部]
         薬務課長                            中村 昌司
委員会書記
               議事課     主任          長谷川 智史
               企画法務課  課長補佐兼班長  佐藤 元紀
傍 聴 議 員   なし               
県 政 記 者   12名
傍   聴   者    なし
議題及び協議事項
第1 分科会(雇用経済部関係)
1 議案の審査
(1)議案第105号「令和4年度三重県一般会計補正予算(第3号)」(関係分)
2 所管事項の調査
(1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告について
第2 常任委員会(雇用経済部関係)
1 所管事項の調査
(1)「『令和4年版県政レポート』に基づく今後の『県政運営』等に係る意見」への回答について(関係分)
(2)「『強じんな美し国ビジョンみえ(仮称)』及び『みえ元気プラン(仮称)』最終案に対する意見」への回答について(関係分)
(3)「強じんな美し国ビジョンみえ」及び「みえ元気プラン」成案について(関係分)
(4)G7交通大臣会合について
(5)首都圏営業拠点「三重テラス」について
(6)脱炭素社会実現に向けた成長産業分野における取組の推進について
(7)三重県新エネルギービジョンの改定について
(8)三重県観光振興基本計画年次報告について
(9)観光振興について
(10)指定管理者が行う三重県営サンアリーナの管理状況報告について
(11)各種審議会等の審議状況の報告について
2 常任委員会活動の上半期の振り返りについて
 
【会議の経過とその結果】
 
〔開会の宣言〕
 
○稲森委員 委員長、議事進行。

○小林委員長 どうぞ。

○稲森委員 今報道もされていますけれども、委員長が国葬の反対は8割ということをおっしゃいました。こういう内容は、これまでも議会は情報のリテラシーの勉強会に取り組んできたりとか、差別解消条例をつくったりとか、いろんな決議をやったりという議会の努力を踏みにじる内容だと思います。根拠とされている高市氏というふうにもおっしゃいましたけれども、高市さんはそんなことは話していないというふうにおっしゃっています。
 このことについてしっかり説明していただきたいと思いますし、そのことが説明できないんであれば、委員長を辞任していただきたいというふうに思います。いかがでしょうか。

○小林委員長 本件と関わりのないことなので、議事を進行したいと思います。

○稲森委員 委員長の資質に関わる問題です。雇用経済部は中国も含めて県内に関係するやり取りというのもあるでしょうし、非常に委員長の資質に欠けるというふうに思いますので、まずそこを委員間で議論をしなければ、このことを私たちは容認したことになるというふうに思います。何もないままスタートをさせるということは。

○小林委員長 以上ですか。

○稲森委員 はい。

○小林委員長 私は議事進行上、会議規則にのっとって公正公平な議事を進行するべきだと思っています。その上でどのような発言をしていただいても結構ですが、議事を妨害するようなことになれば、退席いただくことになります。

○稲森委員 議事を妨害していないです。
 しっかり説明をしていただきたいと思います。

○小林委員長 もう必要ないと思っています。
 以上です。

○稲森委員 じゃ、違う場で説明していただけるんでしょうか。

○小林委員長 違う場って、どういうことですか。

○稲森委員 例えば代表者会議へ出席して自ら説明をしていただくとか、それができないんであれば、委員長を辞任していただきたいというふうに私は思っています。

○小林委員長 それは、委員長辞任の議決を求めているということですか。

○稲森委員 場合によれば。
説明できないんですか。

○小林委員長 説明は、ここでする必要はないと思いますけど。

○稲森委員 だから、違う場でしていただけるんですか。代表者会議に出席していただけるんですか。

○小林委員長 今のところ考えておりません。

○稲森委員 何でですか。説明してください。

○小林委員長 不要だと思っているからです。

○稲森委員 それだったら、委員長としての資質に欠けると思っています。

○小林委員長 議事を進行しますけども。よろしいですか。
 不規則発言と捉えますけど。

○稲森委員 委員長としての資質に欠けると思っています。

○小林委員長 不規則発言と捉えますよ。

○稲森委員 問題があると思っています。

○小林委員長 会議規則にのっとって発言を止めてもらうようにお願いします。

          〔「委員長として問題があると思います」の声あり〕

○小林委員長 忠告しましたが。

          〔「これは議員間で議論をしておく必要があると思います」の声あり〕

○小林委員長 もう一度お話しします。不規則発言を停止してください。

          〔「いや、これはかなり問題がある、国際問題にも発展するような話です」の声あり〕

○東委員 議事進行なんで、議事に入る前で、ちょっと今やり取りを初めて聞かせてもらったんです。稲森委員の議事進行発言ですね。委員長の資質についてということで、個人的には動議みたいな感じで委員会の同意を得たいという議事進行だと思うんですが、私はあまり詳細詳しくはないですが、委員長の一連のことについては、この場で委員長の弁明を求めるとか、出処進退を議論するという場ではないと私は思います。
 ですので、違う場で、つまり代表者会議とか、違う場所でそのことについてはお話しされる件だというふうに思いますので、今日は常任委員会ですので、常任委員会の議事を粛々と進めていただきたいと私は思っています。

○小林委員長 ありがとうございます。
 それでは、議事を進めます。

○稲森委員 それは、僕は納得ができないです。代表者会議で説明していただくなり、そういうことを明言していただかないと。

○小林委員長 今その場じゃないと思いますので。
 以上です。

          〔「いや、委員長の資質に関わる問題です」の声あり〕

○小林委員長 不規則発言ですね。

          〔「委員長の資質に関わる問題です」の声あり〕

○小林委員長 退席を願いますけど、あまり続くようでしたら。

          〔「辞任してください」の声あり〕

○小林委員長 退席を求めます。

          〔「委員長の資質に関わる問題です」の声あり〕

○小林委員長 会議規則にありましたね。

          〔「何で退席しないといけないんですか。ちゃんと根拠を明らかにしていただかないと。」の声あり〕

○小林委員長 不規則発言です。

          〔「根拠を明らかにしていただかないと。議会がこれまでやってきたことを踏みにじるものですし。」の声あり〕

○小林委員長 注意と警告で3回だよね、たしか。

          〔「いや、委員長がこれまでやってきたことを踏みにじっているので、これは容認することはできないです」「委員長、暫時休憩されたらどうですか」の声あり〕

○小林委員長 暫時休憩します。

(休憩)

○小林委員長 それでは、委員会を再開します。

○稲森委員 委員長、議事進行。

○小林委員長 委員会条例第20条にのっとって、「秩序を乱す委員があるときは、委員長は、これを制止し、又は発言を取り消させることができる」と。続いて第2項、「委員が前項の規定による命令に従わないときは、委員長は、当日の委員会が終わるまで発言を禁止し、又は退場させることができる」ということになっています。
 あまり私はこういう強権を発動したくないんですが、本日は委員会日ですので、委員会の進行に支障がある場合は退席なり、あるいは発言の禁止ということをせざるを得なくなってまいります。
ですので、一度忠告をいたしましたので、議事を進行したいと思います。

○稲森委員 委員長、議事進行。

○小林委員長 はい、どうぞ。

○稲森委員 しっかり説明していただかないと、この所管事項にも悪影響を及ぼすような内容でもありますし、委員長として悪質なデマを拡散して、説明をしないと。高市さんの根拠も否定されているじゃないですか。これ、委員長としての資質に欠けますよ。

○小林委員長 第2項の命令に従わないということですね。

○稲森委員 まだ発言は続いています。

○小林委員長 命令に従わないということですね。

○稲森委員 委員長の進行を認めるということは、この内容を容認してしまうということになりますので、納得いかないです。もう3回目じゃないですか。

○小林委員長 あなたが納得いかないという話は聞きました。

○稲森委員 何回も繰り返しているじゃないですか。

○小林委員長 不規則発言になりますよ。

          〔「何回も繰り返しているじゃないですか」の声あり〕

○小林委員長 発言を止めましたので。

○三谷委員 委員長、暫時休憩してもらえますか。もし稲森委員から委員長の解任動議が出た場合は、その動議に対して我が会派としてどう対応するかということも少し相談させていただきたいので、暫時休憩をお願いしたいと思います。

○東委員 もう一つ、委員長。今の稲森委員の発言は、内容的には委員長解任の動議というふうにみなしてよろしいか。

○小林委員長 動議かという意見を一度聞きましたが、場合によってはという発言をされたので、現時点で動議は出ていないと認識しています。

○東委員 出ていないんですね、なるほど。だから、2人のやり取りということになるんですね。分かりました。

○小林委員長 それでは、暫時休憩します。

(休憩)

○川口副委員長 休憩前に引き続き戦略企画雇用経済常任委員会及び予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会を再開します。
 
第1 委員長の辞任許可
○川口副委員長 小林貴虎委員長から委員長の辞任願が提出されましたので、委員長の辞任許可を議題とします。
 お諮りします。委員会条例第9条第1項の規定により、小林貴虎委員長の辞任を許可することに御異議ありませんか。

○稲森委員 質疑をさせていただきたいんですけれども、これだけ大きな問題ですし、これだけ何回も人権侵害やこういう社会を分断するような行動というのを繰り返してこられたので、本人がなぜ辞めるかということ、一身上の都合というのはそうなんですけど、本人の口からどうして辞めるのかということをお聞きをしたいと思います。そういう動議を提出させていただきたいと思います。

○川口副委員長 お諮りをいたします。ただいま稲森委員から御発言があったことに対し、御意見をいただきたいと思います。

○三谷委員 まず最初に、今の稲森委員からのお話ですが、小林委員長が自ら自分の辞職について説明をさせていただきたいということならば説明していただければいいと思いますが、まず御本人の意向を確認していただくのが先ではないかなと思いますけれども。

○稲森委員 少し補足ですけれども、委員会がスタートしたときに、私は説明を求めましたけれども、拒否をされましたし、私を退室させようと、つまみ出そうとされましたので、どういう気持ちの変化があったかというのを聞かせていただかないと、また同じようなことを、常習性がありますので、繰り返すのではないかというふうに本当に懸念をしていますので、お話をぜひ伺いたいと思います。

○東委員 今、稲森委員の御発言がありました、三谷委員の御発言がありましたが、一身上の都合で委員長の職を辞するということですので、朝、冒頭に稲森委員が説明を願いたいと、どこかで話をしていただきたいという話の延長線上になろうかと思います。それはこの場じゃなくて、違う場で御検討いただけたらいいなと思います。
 ただ、三谷委員がおっしゃるように、本人の意向を少し確認していただいて、この場で何かそういうコメントがあるなら求めてもいいと思いますが、意向もないのに、一身上の都合であれば、それは粛々と受理をすればいいと私は思います。

○川口副委員長 御意見のほうをいただきました。

御本人の御意向を確認させていただくということで、よろしいでしょうか。

          〔「異議なし」の声あり〕

○川口副委員長 では、着席のまま暫時休憩させていただきます。

(休憩)

○川口副委員長 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
 確認をさせていただきましたら、御本人より説明をしていただくということでございますので、入室をしていただきます。
 

〔小林委員長 入室・委員長席の左の席に着席〕

 
○川口副委員長 小林委員長、御説明をよろしくお願いいたします。

○小林委員長 辞意の趣旨ということですね。
 本日、朝10時に委員会を開催しましたところ、冒頭より私の委員長としての資質に疑義があるという発議がなされ、結果、今現在午後3時35分に至るまで議事が進行できない状況にあります。
 我々、県民から負託を受け、予算を審査しなければならない状況にありますので、公人として私事を排し、今回辞任することにいたしました。
 以上です。

○川口副委員長 小林委員長より御説明をいただきました。

○稲森委員 なぜ混乱したというふうに考えていますか。

○山本委員 午後3時半から、我々は県民の負託を受けて予算の審議をしなきゃいけないわけですから、もう簡略に。もしどうしてもということがあればですけれども、審議を開始してもろうたほうがいいと思います。先ほど説明しましたので。

          〔「説明になっていないです」「あなた、そう思うとるだけ」「県民みんなそう思っています」「分からんです、それは」の声あり〕

○川口副委員長 すみません、指名させていただいてから発言をいただきたいと思いますが、この場は常任委員会でありますので、委員長本人より辞任願が提出されましたので、こちらのほうを規定にのっとり進めさせていただきたいと思います。いかがでしょうか。

          〔「異議なし」の声あり〕

○川口副委員長 御異議なしと認めます。

          〔「なぜ混乱したかだけ答えてください」の声あり〕
 

〔小林委員長 退室〕

 
          〔「なぜ混乱したか答えてください。逃げるんですか。」の声あり〕

○川口副委員長 議事を進めさせていただきたいと思います。
 御異議なしと認めます。

          〔発言する者なし〕

 お諮りします。委員会条例第9条第1項の規定により、小林貴虎委員長の辞任を許可することに御異議ありませんか。

          〔「異議なし」の声あり〕

○川口副委員長 御異議なしと認めます。よって、小林貴虎委員長の辞任を許可することに決定いたしました。
 

〔小林委員 入室・委員長席の左の席に着席〕

 
第2 委員長の互選
 (1)川口副委員長の進行により、委員長の互選の方法は指名推選とすることを決定
 (2)川口副委員長が、石田 成生委員を委員長に指名し、決定
 (3)石田委員長就任挨拶
 
○川口副委員長 それでは、委員長と交代いたします。

○石田委員長 着席のまま、暫時休憩いたします。

(休憩)

 
第3 委員会の座席について
○石田委員長 それでは、委員会を再開いたします。
 委員会の席順でございますが、本日はただいま御着席のとおりとし、次回の委員会の席順は、慣例によりまして、委員長席の右を副委員長席とし、次いで議席順に左回りといたしたいと存じますので、御了承願います。

          〔発言する者なし〕
 
第4 分科会(雇用経済部関係)
1 議案の審査
(1)議案第105号「令和4年度三重県一般会計補正予算(第3号)」(関係分)
    ア 当局から資料に基づき補充説明(野呂部長)
    イ 質疑

○石田委員長 御質疑があればお願いします。

○三谷委員 対象者が中小企業・小規模企業者ということですが、ここでいう中小企業・小規模企業者というのはどのようなところを指すのか。例えば資本金だとか、従業員数だとか、年間の売上げだとかいろんな基準があると思いますが、そこをちょっと教えてもらえますか。

○小川課長 一応中小企業・小規模企業者としましては、資本金3億円以下、または常時使用する従業員が300人以下のいずれかを満たす会社、個人ということにしております。

○三谷委員 普通車・特殊車が3万5000円、小型車・軽自動車が6000円という基準単価で合計7億7600万円ですが、これを補助することによって、今非常に燃料、軽油、ガソリンが高騰しておりますが、どの程度の支援に当たるのか。分かりますか、言うてる意味。

○小川課長 一応単価の決め方としましては、国土交通省が出しております自動車燃料消費量統計月報から月当たりの燃料消費量を算出しまして、それの3月分の2分の1というふうな単価とさせてもらっています。

○三谷委員 3月分の2分の1ということですね。分かりました。

○濱井委員 同じく、1事業者、最大何台まで支援されるんですか。無制限ですか。

○小川課長 上限は、そこの会社が所有する台数になりますので、上限何台というのはありません。

○濱井委員 分かりました。

○石田委員長 ほかに質疑はございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

○石田委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。

    ウ 委員間討議   なし
    エ 討論      なし
    オ 採決      議案第105号(関係分)   挙手(全員)   可決
 
2 所管事項の調査
(1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告について
    ア 当局から資料に基づき説明(松下副部長)
    イ 質問   なし

 3 委員間討議
 (1)執行部に処理経過の報告を求める事項   なし
 

〔関係部局 入室〕

 
第5 常任委員会(雇用経済部関係)
1 所管事項の調査
(1)「『令和4年版県政レポート』に基づく今後の『県政運営』等に係る意見」への回答について(関係分)
(2)「『強じんな美し国ビジョンみえ(仮称)』及び『みえ元気プラン(仮称)』最終案に対する意見」への回答について(関係分)
(3)「強じんな美し国ビジョンみえ」及び「みえ元気プラン」成案について(関係分)
    ア 当局から資料に基づき説明(野呂部長、松下副部長)
    イ 質問

○石田委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。

○三谷委員 どうでもええ話やと思いますけども、所管事項説明資料を1枚めくっていただいて、先ほど御説明のあった多様で柔軟な働き方の推進のところの担当部局の答弁の下から2行目、「労働者が適正に応じて能力が発揮できるよう」にと、この「適正」という字が間違うていると思いますので、直しておいてください。

○野呂部長 誠に申し訳ございません。

○濱井委員 20ページの平均宿泊日数なんですが、1.20泊から1.33泊になっていますけども、拠点型の観光を目指す状況の中で、ちょっと少ないように思うんですけど、これはどういうふうな理由で、どこから出されたんですか。

○森課長 今回、1.33泊が令和8年度の目標値でございます。こちらにつきましては全国の平均値が1.33泊ということですので、そこまでは持っていきたいというような目標設定となっております。

○濱井委員 最低の日数やと思うんですけども、一見知事の思いがちょっと少ないような感じがするんですけども、目標としてはもう少し上げてもいいのかなと私は思うたものですから。

○森課長 実は今回、成案の前の最終案のときが1.16泊は全国46位、今回の1.20泊でも全国43位ということで、もともと全国でも低位でございます。そこで、少なくとも全国平均レベルまではというような考え方でございます。

○濱井委員 今の説明で大体分かりました。我々も頑張らなあかんですけど、ぜひ努力をお願いしたいと思います。

○石田委員長 ほか、いかがでしょうか。よろしいですか。

          〔「はい」の声あり〕

○石田委員長 なければ、(1)「『令和4年版県政レポート』に基づく今後の『県政運営』等に係る意見」への回答について(関係分)、(2)「『強じんな美し国ビジョンみえ(仮称)』及び『みえ元気プラン(仮称)』最終案に対する意見」への回答について(関係分)及び(3)「強じんな美し国ビジョンみえ」及び「みえ元気プラン」成案について(関係分)の調査を終わります。
 

〔関係部局 退室〕

 
(4)G7交通大臣会合について
(5)首都圏営業拠点「三重テラス」について
    ア 当局から資料に基づき説明(福島次長)
    イ 質問

○石田委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。

○小林委員 11ページの課題のアの一番最初の三重への誘客機能の強化に、三重の魅力の「認知」というふうに記述があります。それで、3の対応方針(案)のところで展開イメージ(案)として、1階、DXを活用した三重の魅力を体感する機能の充実を図るという記述がありますが、具体的にどんなことを考えてみえるのか、もし分かればお願いします。

○中川課長 1階のDXの機能につきましては、例えば現在の飲食のスペースにおきまして、今は飲食の提供だけなんですけれども、そちらでも食を介したイベントを開催する。そういった場合に、例えば現地とオンラインを使って、現地の様子とか、生産者の方とつないだイベントを企画するとか、そういったことを想定しております。

○小林委員 先般、デジタル社会推進局が開催したMieMuでの展示に「窓」という、あれは非常に面白かったですね。工夫してあって、音声がハウリングを起こさなかったりだとか、対面で話しているような環境を提供するということで、あれなのかなと思ったら、そんな感じということですね。非常に楽しみにしています。よろしくお願いします。

○三谷委員 G7交通大臣会合なんですが、まず、前のサミットとは当然大分違うんだろうと思いますけれども、やはり伊勢志摩でやるのは、これはこれで分かるんですが、全県的な展開というのがどこかにあると思うんですけれども、そういうところの記述が見当たらないんですが、全県的な展開というのはどういうふうにお考えですか。

○郡課長 全県的な展開をどうやってするのかという御質問かと思います。
 私どもが交通大臣会合を誘致した狙いでありますのは、まずコロナ禍でもありましたということで、一層の観光需要の拡大が必要であるということ、それから地域の活性化につながるものであること、それから国際会議の開催地としてのブランド力の拡大、その3つを考えてまいりました。
 ただ、どうやって全県に波及するのかという話は、いろんな意味合いもございますけれども、開催地の伊勢志摩を中心という形になると思いますけれども、それが少しでも波及していくというような形で対応を考えてまいりたいと思っております。
 今具体的な事業は何かというのは、まだ事業が固まっておりませんものですから、組織的につくる段階でございますので、申し訳ありませんけれども、一層努力してまいりたいと思っております。
 以上でございます。

○三谷委員 そのスケジュール感は分かりますか。

○郡課長 まずは、今月20日に実行委員会組織であるG7三重・伊勢志摩交通大臣会合推進協議会というものをつくります。そこで、まずは組織体制をつくって、その事業内容を御検討いただくような方針からという形になろうかと思いますけれども、しっかりと取り組んでまいりたいと思っていますが、具体的にいつかというのはちょっとまだ申し上げにくい状況でございますので、御理解いただければと思います。

○野呂部長 まだ開催時期、日は決まっていませんが、そんなに悠長にやらせていただくような時間はないというふうに承知していますので、できるだけ早く案を出しながら、当然ながら我々が全てやるのではなくて、国の開催される会議にどれだけ我々が関与して、そのときに何かできるかということですので、しっかり検討して、議会にも早めにいろいろ御相談させていただくような形でやらせていただきたいと思います。
 以上です。

○三谷委員 前回のサミットのときは長島温泉でジュニアサミットというのがあって、今回もジュニアサミットをやれとは言いませんけれども、やはり伊勢志摩ありきで進められている部分が確かにあると思いますけれども、せっかく三重県に持ってこられるわけですから、全県下である程度それに関われるような、そういう仕組みなり企画なりをぜひお願いしたいと思います。
 20日に協議会を設立するということで、県議会議員が顧問ということ。大体国体のときでも、前のサミットのときでもこういうのができて、我々は顧問というようなことで名前を連ねさせていただいているが、何も発言する機会もなくて、要はそこに座っておるだけの話なんですが、もっと実質的な、協議会なら協議会で動けるようにしていただいたほうが僕はいいのかなと。うるさいから置いておけというような話かも分かりませんけれども、飾りで置かれるよりは、ぜひ我々もいろいろ発言ができるような場をつくっていただければと思います。
 続けてよろしいですか。

○石田委員長 どうぞ。

○三谷委員 三重テラス、東京事務所とのすみ分けを何度かこの場でもお話をさせていただいたんですが、今回も引き続きの検討ということで、なかなかそこははっきりお示しをいただけない。これ、いつ頃になったらすみ分けの結論が出てくるわけですか。

○野呂部長 まず最初に、サミットにおいては、県議会においても誘致に御協力いただきましてありがとうございます。御礼が後になってしまいまして申し訳ございません。しっかりやらせていただきたいと思います。
 東京事務所とのすみ分けは、当然今までも考えてきておりますし、今も考えております。当然ながらすみ分けをする中には、最終的には体制であるとか、人事であるとかというところもありますので、一体これはどういうスケジュールの中で、年度を越えてしまうところもありますので、なるべく早いめにがちっと、例えば人数を減らすとか増やすとか、事務所を変えるとかというのは、具体的にどこまで言えるかは別にして、こういう考え方を示したい、こういうふうなことを検討していますというのは早いうちに出させていただきたいんですが、何度も言うようですが、組織と密接に絡んでいますので、今年度中にしっかり全て出せるかというのはちょっとお約束できないという感じになります。

○三谷委員 やはり第3ステージのスタートのときに、しっかり合わせてお示しいただくのが僕はタイム的には一番いいのかなと思います。今おっしゃったように様々な人事のことも含めてあるんだろうと思いますけれども、そこはしっかりと対応をぜひお願いしたいなと。

○野呂部長 すみません。言葉が足りませんでした。
 スタートするときに、当然ながら方向性をお示しして、ただ具体的に人数がどうとかというのがあれば、そこはもしかしたら少しずれてしまうかも分かりませんが、いずれにしても見直しのときに一定のことをお示しするように頑張って検討を進めたいと思います。

○三谷委員 今回、1階はレイアウトの変更等いろいろお考えをいただいているようですが、今の御説明でいきますと、2階は従来どおりで何も変わらないような感じがするんですが、2階も大きく変わるんですか。

○福島次長 1階と併せて2階については、機能をより一層、関係者がつながる、これまでいろんなイベントをさせていただいているんですけれども、そこでより一層、首都圏の関係者の方であるとか、いろんな方とつながる機能を強化していきたいと考えていますので、今の時点で大きく変えるかどうかというのを決定はしておりませんが、これから有識者の意見などをさらにお聞きする中で、多少のレイアウト変更が行われる可能性は出てくるかとは考えています。

○三谷委員 多少の変更の可能性があるという御答弁で、ほとんど期待はしていませんけれども、この委員会でいろいろ今まで2階の使い方だとか、そういうものをしっかり考え直してくださいよという意見は、僕だけじゃなくて、ほかの方からも、何人からも出ていると思うんですよね。そういうものをしっかり考え方の中に反映をさせていただかないと、多少の可能性があるかどうかは別として、ある意味大胆に変えていっても構わないんじゃないかと思うんですが、いかがなんですか。

○野呂部長 いろんな腹案は実際あります。いろんな案があって、ちょっと話がもし脱線したらまた戻してもらわなあかんのですけど、この前9周年で三重県の出身の方々が、さっき小林委員からもDXを使ってということで、その場で志摩の方とオンラインで結びながら三重県について語り合うという会をさせていただきました。それは一つイベントといえばイベントなんですが、私は三重テラスが最初スタートしたときからいますけれども、単純に今まで市町で順番に365日イベントをしましょうというところからもう一歩抜け出して、例えばネットワークでどうやったらつながるのか、そこが例えばイベント会場だけじゃなくて、何か常設でつながるような仕組みがつくれないかとか。
 東京にはいろんな刺激的なところがあります。実は私、細かく十分説明できませんけども、渋谷キューズというところに行かせていただきました。また詳しく言うていると委員会が延びてしまいますけれども、会費を払ってみんなと出会える場を提供しているところです。それは入る人がお金を払って、ただつながるためにすごく一等地にあるという仕組みになっていますけど、例えばそういうようなことができないか。ネットワークをつくるためにその場所で何ができるかということもしっかり考えさせていただきたいと思います。
 それで、さっき小林委員に言っていただいた、DXを使った「窓」なんて非常にすばらしいことだと私も思っていますので、そういうものを例えば常設で置くであるとか、もしかしたら次長が多少のという言い方をしたのは、レイアウトの変更よりも、議会からもおっしゃっていただくのは中身としてどういうコンテンツが使えるかということですので、その中で、実際に中身は何も変わっていないと、冷蔵庫がなくなったぐらいやなということであっても、じゃ、そこでどういうようなネットワークの形ができるのか、それがもしかしたら「窓」というようなDXのことなのか分かりませんし、テーブルなのか分かりませんが、その中で何かができるということはありますので、そこはもしかしたらレイアウトにつながらないか分かりませんけど、役割として、中のコンテンツとしていろいろ考えていきたいなと、そういうように思っています。

○三谷委員 分かりました。
 それと、これはお願いなんですが、今回、「成果指標等の見直し案を含む運営方針の策定を進めています」と書いていただいていますが、成果指標が経年変化していくのが非常に重要なところで、どういうふうに変わってきたのか、その成果指標そのものがまた違うものに変わっていったり、何かよく似ているけど中身が違うというようなことが、過去、三重テラスではありますので、やはり継続して検証ができるような成果指標をぜひ御検討いただきたいと思います。

○稲森委員 交通大臣会合について教えていただきたいんですけれども、交通大臣会合をやるのに県は幾らお金を出すんですか。それから、国と地方の負担のスキームみたいなのがあったら教えていただきたいのと、交通大臣会合そのものの負担というのは当然国なのかどうか、警備とかも含めてその辺どういうふうになっているか教えてください。

○郡課長 まず、交通大臣会合につきましては国と国との政府間の国際会議でございますので、本体は政府が出していただけるものと思っております。
 私どもが対応させていただくのは、決定したばかりでございますので、まだ予算額は決まっていませんし、ちょっと今検討しているところでございますけれども、機運醸成でございますとか、盛り上がりというか、地域としての支援というものに使ってまいりたいと思っております。
 ちなみに、前回ですけれども、長野県で開催されました。その場合に予算額としては9300万円余を使われたというふうに聞いております。

○稲森委員 分かりました。全県的な展開というのは大事かもしれないですけれども、機運の醸成だとか、レガシーとかいうて、あんまり過大にならないように伊賀市民としても思っておりますんで、よろしくお願いいたします。

○濱井委員 今の件ですけれども、9300万円というのは安心したんですけれども、伊勢志摩サミットのときに相当な金額、何十億円も使われています。それが本当によかったのかなというか、それなりのレガシーはあったんでしょうけれども、やはり施設的なものとかいうのはなさそうですけれども、9300万円ですから、その内訳はちょっとよく分からんのですけども、分かれば教えていただきたいということ。
 それから、三重テラスのリニューアルの経費に、概算でよろしいんで、どのぐらいを予定されておるのか。三重テラスの中で「運営における新たな取組」という形で書かれていますけども、観光案内、イベント・交流機能の外部委託の委託経費とか、そういうものも含めてちょっとお聞かせいただきたいということ。
 それから、コミュニティ・マネージャー(仮称)機能の新設ということですけれども、当然ながら場所だけじゃなしに人的なものも必要になっていくと思うんですけども、人の考え方はどのように考えておられるのか、そこら辺をちょっとお尋ねしたいと思います。

○郡課長 先ほど申し上げました長野県の協議会の予算9300万円の内訳でございますけれども、ちょっと手元にございませんものですから、後ほど御説明申し上げたいと思います。

○中川課長 三重テラスのリニューアルに伴う経費という御質問につきましては、まず、今一体的な運営という中では外部委託化ということも検討しておりまして、予算につきましては今まさに検討中でございますので、ここで御報告するということは難しい状況です。
 コミュニティ・マネージャーの人ということにつきましては、コミュニティ・マネージャーに期待する役割ということでは、三重県の人と首都圏の多様なステークホルダーをつなぎ合わせたり、コミュニケーションを取って交流を深めていただけるというような方でして、それに加えまして三重県の魅力ある商品をしっかりお伝えいただいたりとか、作っていただいている生産者の気持ちを伝えていただいたり、そういうようなことができる人物といいますか、そういう人を想定して考えております。

○野呂部長 すみません。ちょっとだけ補足で、コミュニティ・マネージャーの人的な話。
 先ほど三谷委員もおっしゃいました東京事務所との組織的な、いわゆる人が、多分濱井委員のほうは、一体的に三重テラスをやったときに莫大な改装費や、人が増えてすごくたくさんの経費が出てくるとか、人はちゃんとできるのかというような御質問やと思いますので、議会からも効率的な運営の話も出ていますので、そこはしっかり考えながら、また、さっき中川が申したとおり、そういう機能としてやりますが、人としてしっかりしたそういう資質を持った方をしっかり選べるような、そういう形で進めたいなというふうに思っています。当然ながら予算に関することは、また議会のほうにもお示しさせていただきながら進めたいというふうに思います。よろしくお願いします。

○濱井委員 分かりました。またこの委員会でできるだけ早く出していただきたいと思います。構想だけ先走りしてもいけませんのでね。その辺は予算の関係もありますので、ぜひお願いいたします。

○山本委員 今まで三重テラスは何度となく提案させていただきました。その中で1階の場合は、よく県の皆さん方も言われると思うんですが、他県のよく似たああいう情報発信基地ですよね。商品が多過ぎるように思うんですよ。これはもちろん指定管理で、いろんなところから三重県をアピールしなきゃいけないというんで、これでもか、これでもかというぐらい、入り口を入ると置いてあるし、それはそれでいいんでしょう。だけど、その中で例えば志摩とか東紀州の冷凍の魚なんかも置いてあるんですけど、果たしてこれが 三重県のアンテナショップとして妥当なのかどうかなということをいつも思います。
 その辺のところというのも今後変えてもらうように、アイデアを出してもらうということも必要ですし、今言われている2階の有効的な活用というのは、前から言われておるんですね。行くと何もイベントをやっていない日もあります。それはそれでいいんですけど、例えば東京都内、いろいろ首都圏に在住する方たちの福祉や、そういった分野の人たちへもアプローチしながら、あの場所を使ってもらうということも公共が進めていく三重テラスの大きな役目じゃないかなというふうに思うんですね。
 これは以前にも言いましたけど、福祉の方があそこで演奏会をやって物すごく盛り上がった、そういったときがありました。デュオですから2人で、兄弟であそこで演奏会をやって非常に感動的な場面というのがあったんですが、そういうようなところも含めながら、物販というとどうしても土産物というようなイメージがあったりするんですけれども、そういうことではなくて、それと同時に、今言ったようにほかの分野の人たちにあそこを利用してもらうということが非常に大事じゃないかなというふうに思うんですけれども、どうでしょうか。

○福島次長 まず、1点目の商品が多過ぎるのではないかというところにつきましては、先ほどリアルの価値が再認識されているというようなところで御説明させていただきましたが、消費者の皆様が商品の価値やストーリー、その背景にあるものを知って選ぶというような消費の傾向も高まっていますので、より商品の魅力が伝わるような商品の陳列というのも運営方針策定の中で検討していきたいと考えております。
 そして、2点目の様々な都内の方にも御利用いただいたらというところは、まさに先ほどのつながる機能を強化していきたいというところで、どのような活用方法があり、どのような方と三重県の方々がつながりながらやっていくことが三重県にとって有効で、価値が上がっていくものになるかということについて、今後検討してまいりたいと思っております。

○山本委員 前回も言いましたけど、地元の人たちとのふれあいというのは、私は物すごく大事だと思うんです。お金もかからないし、日本橋の旦那衆の商店街の集まりもあるし、三井本館もあるし、三井不動産もあれば、岡三証券もあれば、いろんな三重県と関わりのある企業がたくさんありますので、伸び代があるような感じがするんですね。だから、三重テラスの皆さん方、よう頑張ってくれていますけど、もっと踏み込んでセールスといいますか、プロモーションの活躍というのがあると思いますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。
 それともう1点、交通大臣会合ですけれども、伊勢志摩サミットの小型版になってはいかんと思うんですよ。そうならざるを得ないという部分も分かりますし、日にちも1泊2日なのか、2泊3日なのか分かりませんけど、志摩市でそれをやるということは、大体某ホテルで会合をやって、何とか宣言をやって終わりというようなイメージじゃなくて、何かもう少し違った角度から交通大臣会合というのが開けないかなというふうに思うんです。
 ちなみに、前回、長野県は軽井沢でしたか。軽井沢も都市設計というのはきっちりしていますから、それほどよかったし、成功したんでしょう。お金も恐らくかからないというふうに思いますけれども、伊勢志摩も伊勢志摩サミット本番の小型版じゃなくて、もう少し、ああ交通大臣会合よかったねというような何かそういうものがあれば、ぜひ志摩市にも、鳥羽市も伊勢市もそうですけど、サジェスチョンしてあげていただければなというふうに思いますが、いかがでしょうか。

○野呂部長 ありがとうございます。
 まさしく前回のサミットが我々の経験になって今回の誘致に結びつきましたし、そこをしっかり前の経験を生かして安定的にやるということも一番大事やと思います。
 ただ、このことはどうかというのがありますけれども、例えば今回、推進本部の看板をつくらせていただきました。新聞等で私が出てますんであまり格好よくなかったんですけども、今回つくらせていただくときに、じゃどういうものをつくろうと思ったときに、例えば普通に貼り紙で貼ろうかとかいうことじゃなくて、じゃ一番我々にとってそういう看板一つ作るときに何ができるやろうということをプロジェクトチームのメンバーでも考えていただいて、今回、志摩高校の美術部の方に絵を描いていただきました。絵の看板ってなかなか私は見たことなくて、本当にこれでいいんだろうかというところもあるんですけど、小さいことですけども、我々がサミットをするということで、今回は志摩高校になりましたけれども、若い方にも参加していただく、もう少し若い方が考えたら絵でもできるよと、そういうチャレンジも少しずつですけれどやらせていただいて、前の経験を生かしてしっかり安定的に国の会議を支援していく。
 また、県内で当然ながら観光というのがありますので、観光局としっかり調整しながら、連携しながらいろんなことを全県的に発信できるように、小さいことか分かりませんけど、少しずつやらせていただきたいと思います。

○山本委員 ありがとうございます。
 部長御承知のとおり、志摩市では志摩高校美術部が物すごく有名で地域に貢献してもらっとるんですけど、それと同時に水産高校もちょっとだけ仲間に入れてもらうとありがたいなというふうに思っていますので、また頭の隅にでも、よろしくお願いしたいと思います。
 以上です。

○郡課長 先ほど濱井委員から御指摘いただきました質問の件でございます。内訳でございます。
長野県でございますけれども、歓迎おもてなし事業とか情報発信等にかけられた予算が、ざっとでございますが6600万円ほど、それからあと事務的経費でございますけれども、会議費や役務費など旅費等が2700万円ほどということでございますので、御報告いたします。

○石田委員長 濱井委員、よろしいですか。

○濱井委員 はい。

○石田委員長 ほかになければ、(4)G7交通大臣会合について及び(5)首都圏営業拠点「三重テラス」についての調査を終わります。

(休憩)

○石田委員長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 ただいま16時45分であります。会議時間が午後5時を経過する見込みですが、会議を継続してよろしいでしょうか。

          〔「はい」の声あり〕

○石田委員長 なお、本日は遅くても18時くらいを考えて、それよりはあまり遅くならないでおこうと思っておりますけども、調査の流れ次第でまた18時あたりで判断させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 
(6)脱炭素社会実現に向けた成長産業分野における取組の推進について
(7)三重県新エネルギービジョンの改定について
    ア 当局から資料に基づき説明(松下副部長)
    イ 質問

○石田委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。

○小林委員 7番の新エネルギービジョンです。国が大幅に再エネを増やすのでということで、それに合わせて三重県も設置を拡大していくということです。見直しのところに、廃棄に関して太陽光パネルの記述があります。
 実は先般、津市のほうからの要望の聞き取りがありまして、要約しますけども、現行の県のガイドラインでは適用対象施設の規模を50キロワット以上としていますが、市街地に多く設置されているのは50キロワット未満であり、これらの小規模施設に係る設置計画を事前に把握しトラブルを未然に防止する対策を講じることができるよう、50キロワット未満の施設も事業概要書の提出の対象とするなど県のガイドラインの見直しを要望しますというふうに出ています。当然これ、恐らく環境生活部でやることだと思うので、ガイドラインの見直しに関してはお伺いをしないんですが、ゼロエミッションを推進する側のこちら側としてはどのようなお考えをお持ちなのか、お聞かせいただきたいんですけども。

○松下副部長 先ほど小林委員からの御質問で、まず制度といいますか、もう少し改めて説明させてもらいたいと思いますが、国におきましては令和4年6月15日に電気事業法の改正を行っておりまして、委員がおっしゃったように10キロワット以上50キロワット未満の施設を小規模事業用電気工作物として類型化しまして、規制を強化するというふうに制度が改められたところです。
 その中で、この法律の施行は令和5年3月中ということでございまして、この年度中の3月中ということでございます。こうした国の施行というのも何か月か先ということもありますので、国の施行の状況とか、あるいは運用の状況を見まして、県としてもガイドラインにつきましては実は我々雇用経済部が所管しておりまして、場合によってはその見直しも必要かと考えておりますので、そういった国の運用状況を見ながら、ガイドラインの見直しについても検討したいと思っています。

○小林委員 分かりました。ありがとうございます。

○三谷委員 現行の新エネルギービジョンの概要のところでも、括弧書きの中に幾つか今の状況を書いていただいていますが、一番下にメタンハイドレート云々と出ているんですが、こんなものがまだ生きているんですか。

○川本課長 メタンハイドレートにつきましては、これは国がまだ調査中でございます。以前も、平成10年代、20年とか、あと令和に入ってからも調査が継続されております。今年度もさらなる調査に向けて、志摩市の沖合でさらにもう一度試掘を行うというふうに聞いております。ですので、メタンハイドレートも国の計画で実証に向けた試験が進められていく状況でございます。

○三谷委員 それは国がされるということで、かつて尾鷲市の沖合かなんかでいろいろやられていて、途中でどうなったか、よう分かりませんが、海洋深層水に変わってしまったみたいな気もするんですけれども、県としてはもう今これに触るという気はないんですね。

○川本課長 国の調査で本当に経済的にどうなのかとかいう検証がございますので、それを注視しながら考えていきたいと考えております。

○三谷委員 分かりました。

○稲森委員 教えてほしいんですけども、日本の電源構成を見ていて、地熱発電がかなり少ないなと思っていて、地熱発電はCOも出さないとか発電コストが安いとかと言われているけども、進まないということなんですけども、地熱発電というのをどういうふうに拡大をさせていくかとか、それをやってほしいなというふうに思うんですけど、何か課題はあるんですか。

○川本課長 地熱発電につきましては、これも技術開発次第なんですけども、以前は本当に下から噴き出るような高圧の水蒸気とか高温の水蒸気を利用したものがもともと適地と言われていたんですけれども、今は一種のヒートポンプのようなもっと低い温度の地層の熱を利用して地熱発電に使うというのも生まれてきてはおるんです。にしても、国の調査の結果なんですけども、やはり適地というのはまだまだ少ないと。今の技術でコスト的に、経済的に合うような適地が少ないということで、国のほうでも大きく伸ばしていくような計画にはなってございません。

○稲森委員 分かりました。

○石田委員長 ほかにいかがですか。

          〔「なし」の声あり〕

○石田委員長 なければ(6)脱炭素社会実現に向けた成長産業分野における取組の推進について及び(7)三重県新エネルギービジョンの改定についての調査を終わります。
 
(8)三重県観光振興基本計画年次報告について
(9)観光振興について
(10)指定管理者が行う三重県営サンアリーナの管理状況報告について
(11)各種審議会等の審議状況の報告について
    ア 当局から資料に基づき説明(伊藤次長、松下副部長)
    イ 質問

○石田委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。

○濱井委員 35ページの講師提言で「高付加価値な観光コンテンツの磨き上げ」、まさしくこれだと思うんです。重点ターゲットは「SBNR(無宗教型スピリチュアル層)」、これは日本人の約4割が無宗教だと、一つの考え方が言われています。外国人は1割ぐらい。数から見たら相当の数字なんですね。
 例えば熊野古道、お伊勢さんですけども、歴史価値のあるというところがやはりスピリチュアルと自然ということで、こういう信者ではない、昔は観音さんとか神仏習合のところへ行ってお祈りをしたりしておりましたけども、もともと我々もそうですけど、太陽も拝みますし、いろんなところで拝んできます。赤ちゃんが生まれれば、当然育ったら七五三とか神社へ行きますし、それから亡くなれば葬式、仏教でやったりもします。もちろんほかの宗教もありますけれども。それからクリスマスとか、バレンタインデーとか、キリスト教関係もありますし、いろいろやるわけですね。
 そういう人たちのためにも、こういう三重の強みを生かすということで、スピリチュアルと自然というのが非常に大事です。それから、神宮から熊野までの古道をつなぐということは非常に大事でありますんで、このことは的確な御指摘やと思うんです。これをしっかりとやっていただきたいなと思いますんで、よろしくお願いしたいという気持ちだけでございますけれども、よろしくお願いいたします。

○石田委員長 濱井委員、ここの答弁はもうよろしいか。

○濱井委員 もし局長の御意見がございましたら。

○増田局長 濱井委員の御質問というか御提案、ありがとうございます。
 実は、私どもも今後三重県の拠点滞在型観光を進めるに当たっては、どういう方々に長期滞在してほしいのか、それが地域の経済の循環にどうやったらつながるのかというのを、このシンポジウムの中で少しヒントをいただいたと思っております。
 講師の方々からの提言は以上のとおりなんですが、特に私どもとしては濱井委員が言われるように、今三重県にしかないもの、例えば言われています神宮であったり、熊野古道は三重県にしかありませんので、これをしっかりとつなげて、私どもが長期滞在していただくのに、こういう方から非常に興味があるよというのを言っていただきましたので、ここの取組を他の部局と連携しながらしっかりとやっていきたいと思います。

○濱井委員 ぜひよろしくお願いいたします。
 それから、併せて質問しようと思ったんですけれども、31ページなんですけれども、「伊勢神宮や世界遺産熊野古道をはじめ」云々と書いてあります。「都市部へのプロモーションをあわせて展開することで」というようなことで長期滞在をということになっているんですけれども、外国に対してどのようなプロモーションをしていくのか、そこら辺をどういうふうに考えておられるんでしょうか。

○山内課長 海外に対してどのようにプロモーションを行っていくのかという御質問に対してお答えさせていただきます。
 インバウンドにつきましては、これまでコロナ禍でかなり渡航が制限をされているという状況がございました。その中でもオンラインを活用した情報発信、それから海外に設置しておりますレップという販売代理人、営業代理人を活用した旅行会社との関係の強化などに取り組んでまいりました。
今のところ、政府から10月11日をもってこれまでの水際対策を大幅に緩和するというような方向性が示されているところでございます。これまでグループ旅行に限定されておりました訪日旅行につきましても、個人旅行を解禁する、また、ビザも免除措置を再開する、1日当たりの上限も撤廃するというような形で、この緩和を機会に海外からの訪日旅行が大幅に増加するのではないかというところは期待されているところでございます。こうした動きを捉えまして、これまでの動きに加えて、海外への渡航を伴うようなセールス、現地へ赴いてのセールス、あるいは現地旅行博における直接旅行者の方へのアピールといったことも加えながらプロモーションを進めていきたいと考えております。
 また、あわせまして、JNTO、日本政府観光局との連携による情報発信、また、先ほど来出ております高付加価値の体験コンテンツ、インバウンド向けにもコンテンツの整備を進めまして拠点滞在型観光の推進につなげてまいりたいと考えております。
 以上でございます。

○増田局長 少し補足させていただきます。
 これまで3年ぐらい、ほとんど外国の方がお越しになられていなかったというのが実態でございます。課長が説明したように、この中旬からは大幅緩和になりまして、海外の方々が今後、今まで日本に来たいという思いの強かった外国の方がたくさんお越しになるんだろうなと実は予測しています。
 これまでの2年間何をやっていたかというと、私どもとしては、コロナ禍の中でも、海外の方、日本国内の方も含めてなんですけれども、やはり施設をしっかりとまず整備していただくために、いわゆる感染防止対策を含めてしっかりしていただくように準備を進めてきましたので、今後地域間競争も激化すると思いますが、それに備えて少し営業活動もこれまでやってきましたので、この成果が今後ここ一、二年で結果が出てくると考えております。
 いずれにしましても、各観光施設は非常に期待値が高い状況になっていますので、引き続き事業者の方々への情報提供、あと商談機会の提供とか、そういうのをしっかりとやらせていただきたいと思っています。

○濱井委員 ありがとうございます。
 他部局との連携あるいは他団体、地域との連携は非常に大事になってきますので、この辺は地域連携部あるいは他部局、そこら辺と十分に連携し合って話合いを進めていっていただきたいなということを要望させていただきたいと思います。
 外国人のインバウンド、当然ながらコロナ禍の関係でどうなるかというところはありますけれども、それは臨機応変に変えていただくことも必要ですし、政府の考え方もありますんで、当然ながらそうなんですけれども、やはり先ほど言いましたように外国人の、特に欧米人の1割は大体無宗教という考え方もありますんで、外国の方が滞在しやすい、例えばスペインの古道がありますけれども、そこら辺ですと40万人、50万人と常時来ていますんで。もっと多いですかね、800キロメートル歩きますんで。やっぱり熊野古道もお伊勢さんからつないで歩けるような状況にしなきゃなりませんし、これは地域の方と一緒に頑張ってやっていかなあかんと思うんですけれども、そういう部分を観光局としても一緒になってやっていただきたいなと要望させていただきたいと思いますんで、ぜひともお願いいたします。

○石田委員長 要望でよろしいですか。

○濱井委員 はい、よろしくお願いします。

○小林委員 観光振興ですけれども、ここに商品の造成だったり、インバウンド、それから神宮などを生かしたコンテンツというふうな言及があります。
 私は広聴広報会議に所属しているんですけども、先般、みえ高校生県議会というのがありまして、高校生が一生懸命いろんなことを調べた上で提案をしてくれました。執行部の皆さんはそこにおられなかったので、高校生の意見を代弁してお伺いしたいと思うんですが、次期の三重県観光振興基本計画ということもあるわけですが、高校生の方から話があったのは、定住者を増やすということを念頭に置いた交流人口の増加ということを考えてみてはどうかという提案がありました。他市や他県でも実際事例のあることですので、これは観光局だけの話ではないので、他部局と連携をしながら、最終的に定住人口増加に向けて努力をしていくというようなことが新しく記述ができないかということでお尋ねをしたいと思います。よろしくお願いします。

○増田局長 高校生からそういうような御提案があったというのは、大変私どもとしては観光施策に非常に関心があるのかなということで、大変うれしく思います。ありがとうございます。
 御提案いただいた内容についてお答えする形になりますが、私どもが直接的に目的としているのは、やはり観光消費額の増加を通じた地域経済の活性化というのが大きな課題になりますが、実はそれは何に結びつけているのかというのは、現在庁内にも人口減少対策推進本部ができていますように、それぞれの施策がやはりそこへ横断的に、総合的に取り組むべき1つは観光施策だと考えております。なので、今後の観光振興基本計画の中でどのような記述で盛り込ませていただくかは、今後の委員の方々の提案も含めて、この辺については少し意識した内容で書かせていただければと考えております。そのようにお答えさせていただきたいと思います。

○小林委員 よろしくお願いします。以上です。

○三谷委員 観光施策、いろいろ御説明をいただきました。
 そもそも観光振興は一体何のためにやるのやということになると、それは地域の活性化だとか、それぞれの産業の振興等につながってくるんだろうと思いますけれども、観光産業で働いておられる方々の生活をきちっと充実させていくというのが一番大事なことだろうと思うんですが、これを全部見せていただいて、観光産業で働いている方々の記述というのは見当たらないんですが、どこで読み取ればいいんですか。

○森課長 今回御提示させていただきました資料のうち、観光振興基本計画の年次報告書というものがあるかと思います。今日の所管事項の中でも御説明させていただいておりますが、基本計画の中にありまして、「観光産業を担う人材育成、若者定着」という施策の柱を現在の観光振興基本計画の中には掲げさせていただいております。そういった中で取組を今進めさせていただいているところでございます。

○三谷委員 目標項目の中には消費額だとか、延べ宿泊者数だとか云々がずっと書かれています。ここの資料の中には出てこないし、それから今回、コロナ禍でいろんなことがありました。旅館だとかホテルだとか、それに伴う様々な事業の方に大きな打撃があったんですが、やはり一番大きな打撃を受けたのは、そこで働いている方々の生活に直撃したということなんですね。やはりそこはしっかり捉えて、県の施策として盛っていってもらわないといけないと思いますので、どこにあるのか分からんような話では困るんで、しっかりと書き込んでもらいたいと思うんですが、いかがですか。

○森課長 三谷委員から御意見いただきましたとおり、現在の目標値は観光消費額というようなところになってございますけれども、来年度、検討させていただきます次期基本計画は、コロナ禍が始まって初めて改正をさせていただく計画となります。このコロナ禍において、今御指摘いただきました従事されておられる方の生活というような面もコロナ禍で出てきた課題かと思っておりますので、改めましてコロナ禍によって観光にどういう課題があったのかということをきっちりと課題を整理させていただきまして、次の計画の中でそういった方針も打ち出していければと考えております。

○三谷委員 ぜひお願いします。終わります。

○稲森委員 どなたに答えていただいても結構なんですけれども、今御説明いただいたパートの中で、実は私たちがつくった新しい差別解消条例ができました。今御説明いただいたパートの中で特に留意しなければいけないこと、何か気がつくようなことがあったら、気がついた方、どなたかお答えいただけたらと思うんですけれども。

○石田委員長 質問の趣旨、分かりますか。もう一度お願いします。

○稲森委員 今説明いただいたパートの中で、差別解消条例が新しくできました。その中で特に全庁的に取り組んでいただきたいというように思っているので、あえてそういう聞き方をしたんですけれども、今準備していく時期だと思うので、この部として、区切られた最後のパートの中で、差別解消条例の理念を生かしていくために意識していかなければいけないところがあるかと思うんですけども、それはどこでしょうか。考えていることがあったら。

○伊藤次長 差別解消という観点で御質問いただきました。
 資料のほうの36ページを御覧ください。「サスティナブルな観光の推進」という御提言をいただいておりますが、SDGsという言葉で、環境とか、プラスチックを使わないとか、そういうことに着目されがちですが、ここでの知事の「国際水準」という言葉もありますけれども、おもてなしとか、そういうものに関しては、いわゆる社会的な寛容性とか、そういった趣旨も国際的には求められているところでございます。ですので、必ずしもSDGsは環境ということではなくて、サスティナブル・ツーリズム、世界水準のおもてなしという観点では、そういった委員御指摘の趣旨であるとか、例えば必ずしも差別ではないですけれども、食の好みとか、宗教的に食べられないものがあるとか、そういったものも含めて対応していくという観点が国際的には求められていますので、こういった部分で対応させていただく趣旨をしっかりと事業者に浸透させていくことが重要かと思います。

○稲森委員 誰もが生きて心地いいというのが大事だと思うんですが、ほかにないですか。
 じゃ、自分から言います、時間がないんで。公の施設での人権侵害行為の防止というのが入っているのは御存じですか。当然、指定管理の施設もそういう対策というのをやっていかなければいけないと思うんです。特別委員会の中で想定していたのは、宣誓をしていただくこと。公の施設で人権侵害行為、ヘイト行為みたいなのを行わないと、何かチェック項目でもつくって。もちろん指定管理者であっても、そこへの研修なりというのをもっとやっていかなきゃいけないと思うんですけれども、やっぱりそういう取組を環境生活部だけじゃなくて、全庁の課題として、全県的な課題として捉えてほしいなと思っているんですけれども、公の施設の利用について人権侵害行為の防止をどういうふうに進めていくかというのを聞かせていただきたいんです。

○森課長 今、稲森委員から御意見いただきました。本日の御説明につけさせていただきました資料自体は、例年この10月のタイミングで御説明させていただいている書式で御報告をさせていただいておるところでございます。
 先ほど条例の趣旨でこういった取組を進めなければいけないのではないかというような御意見をいただきました。改めまして、県の条例につきましてはそういった公の施設の中でもしっかりと取組を進めていただくよう、指定管理者としっかりと情報共有もさせていただきながら進めていけるようにしていきたいと思っております。

○稲森委員 例えば県施策への配慮とか、何かそういうところへしっかり盛り込むとか、いろんなことが考えられると思うんですけれども、環境生活部から何か照会とか指示とかはまだないんですか。

○世古人権・危機管理監 条例につきましては、当然部内での情報共有も図っておりますし、今進めておるところでございますが、これからまだそこについてはもう少し部内に浸透を図っていきたいと思っております。今具体的に何かできているかといいますと、そこまで今の段階ではできておりませんので、これからさせていただきたいと思います。

○稲森委員 僕らの思いがすごく詰まっているので、ぜひ生かしてほしいと思います。よろしくお願いします。

○川口副委員長 今から国内の旅行される方への支援が始まる、そして訪日観光客もほぼほぼ同じ時期に動き出すという形になってくると思うんですね。この動き出す時期に対して戦略的な取組、それと観光産業に携わっていただく方々との一体感、連携、こちらのほうをどういうイメージで進められるかというのを御説明いただきたいと思います。

○増田局長 先ほども少し一端を申し上げたと思います。これまで少し海外の方の旅行が止まっていたので、この10月以降スタートすると。これは、地域間競争だということでもあります。あと、国内も全国旅行支援が始まりますので、これまでいわゆるブロックエリアだけがたくさん来ていたというような状況が全国に展開するということで、私どもとしては非常に歓迎をしております。
 これをどうやって戦略的に進めていくのかについては、まだこういったものというのはないんですけども、私がこの4月から現在まで半年余りですけれども、それぞれの旅館ホテル組合の青年部の方とか、あと三重県観光連盟の人たちを含めて様々なステークホルダーの方々と意見交換を密にはさせていただきました。私どもに必要なのは、これまでの旅行形態が変わる、団体から個人客にシフトするというのが大きな流れになるので、ぜひ皆さんもそういうふうな形で少しでも、今の施設を変えるということではないんですが、やはりそういう方々のニーズが増えてくるので、その方々のニーズに沿ったサービスが提供できるように頑張りましょうということで、この半年間、皆さんとお話をさせていただいております。
 今後なんですけれども、県としても今現在、来年度に向けてどうやって進めていくかというのを内部で勉強会をしながら進めているところでございますので、来年度以降どうしていくかというのを来年の当初ぐらいには、どういう考えかというのをしっかりとこの場で御説明させていただきたいと思います。

○川口副委員長 本当に今からしっかりした戦略を持ってやっていただくというのが必要であるということと、それから県内、連帯感、連携を持って同じベクトルで進めていくというのが非常に重要であるというふうに思いますので、しっかりやっていただいて、また観光産業の方々の御意見もしっかりとお聞きいただいた中で進めていただいて、結果を出せるように進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○東委員 37ページに「造成及び磨き上げ支援中の体験型コンテンツ」とありまして、予算額が1億700万円ですか、魅力創出モデル事業ということで、地域資源を観光商品として磨き上げをするための実証実験をしようというところですよね。地域の資源を掘り起こすために40件というのは、いわゆる団体が40件という意味ですよね。たまたま6つ挙げてあるんですけれども、40事業者が手を挙げたということ、採択されたということですか。

○酒井課長 体験コンテンツの数として40件でございますが、その中には複数の体験コンテンツの磨き上げを申請いただいている事業者もございますので、重複しておるところもございます。

○東委員 40件採択して、今年いろんなメニューを今実証実験中で、まだ途中だと思うんですが、これよいなあというのが出てくると思うんです。ただ、実証実験に対して調査のための予算はついているけれども、じゃ、それでやりたいというところになると、やっぱりこれは支援をしていかないといけないと思うんです。その支援の来年度の予算の考え方を、今ここではっきり言えないと思いますが、これは絶対やりたいよね、でも補助事業的なことがないとできないよねというのも、物はいいけど具体的に進めないというメニューも出てくるんじゃないかなと思うんですけれども、完全に自主的にテストケースはお金を出したから調査した、それは自主事業でやれよというのか、それとも、ある程度魅力的なものについては補助事業をつけていただいて、実働させるための、今度スタートさせるための、エンジンを回すための牽引役の補助金が必要だと思うんですが、その辺お答えできる範囲内でお答えしていただきたいと思います。
 もう一つ、同じ事業が国でも採択されていまして、国の額は大きいパターンがあると思うんですが、これも国の動向ですね。やっぱり同じようにコンテンツ磨きをします。その後国はどう支援するのかというのも、情報があれば教えていただきたいです。

○増田局長 最初の御質問については私のほうから、まず来年度の方針についてはこの場で少しはっきりと申し上げることができないんですが、実は今現在40件やっている中で、特にある程度しっかりと商品として出来上がったと、これだったら自信を持ってお迎えできる状態になれば、今年度中に実際に商品として、うちが委託している事業者を通じて販売していただいて、来ていただいた方々のアンケートを含めて、どういうものかというのを少し検証させていただきます。なので、一部そこで販売ができるという実績ができるんですが、次年度以降はどうなのかということにつきましては、やはりそれぞれのコンテンツ、全て一様じゃありませんので、少なくともその中で事業者が本当にこれをやっていくということについては、私どもとして継続的に支援をしていくということも必要だというように今感じております。

○東委員 国の情報はないですか。

○伊藤次長 まず、前提としまして国の事業、地域の磨き上げ事業なり、看板商品創出事業なり、手を替え品を替え、名前を替え、補助率、補助額を替え、3度ほど今まで予算計上されておりますが、今進行中の看板商品事業につきましては販路開拓まで支援するという事業のセットになっておりますので、基本的には今回、コンテンツを磨き上げた上で販売まで道筋をつけてあげるという支援になっていますので、そこで販売までをパッケージとして1回支援が終わるという形になっております。
 その上で、来年度の当初予算要求、観光庁が要求をされておりますが、地域のブランド化につながるような観光資源の磨き上げということで、今度は旅行商品を売って、その販売経路を開拓するだけでなく、そのコンテンツを体験することによって地域によりお金が落ちるような、そういった枠組みを提示したものについて支援するというような事項要求が盛り込まれておりますので、看板商品の事業につきましては、今後この補正予算等が国会で御審議されるというふうに聞いておりますが、そういった文脈での事業の財務省との折衝が進むものというふうに聞いております。

○東委員 大変希望の持てるようなお答えをいただいておりますんで、ここからは個人的な質問になると思うんですが、例えば拠点滞在型観光を進めようというときは、このエリアはこういう形で売っていこうと、いわゆる看板商品の少し小さい点もあるんですけど、大体こんなイメージでこういうブランディングでこの地域を売っていこうという絵姿が、それぞれの事業者で意識の共有というんですか、だから全然意味の違う商品もあろうかと思いますけれども、ある程度県が支援をするとか、それから国が支援をするとかというゾーニングをかけていくほうがいいと思うんです。
 例えば伊勢志摩というのは、ここに書いてあるように、かなり高級なエリア、高付加価値旅行者ですか、志摩、鳥羽に関してはそういう感じだと思うんですが、例えば松阪から南の東紀州にかけては、あるいは山間部については違う色合い、つまり農村体験型だとか、例えばそれが定住につながるとかという形とか、生産と、単なる観光じゃなくて観光と一次産業とをプラスしていくとかという観光版の地域ビジョンみたいなものがあったほうが、県としても、例えばこういうことだったら県の補助金がついてきて実際事業化できていけるよというほうが、補助金誘導みたいな形のほうがいいんじゃないかなという気がしているんです。
 これは個人的な意見なんですけれども、それで県の御意向があればお尋ねをしたいんで、濱井委員もよく言っている熊野古道に絡めたものが、まだこれからインバウンドも含めてポテンシャルが高いので、これのイメージブランドができれば、宿泊と飲食と交通をつないでくるというような絵姿ができてくると思うんです。JRの本数を増やさなきゃいけないとか、二次交通を増やさないといけないとか、レンタルバイク、レンタサイクルとか、そういう絵姿に対して補助金を出していくという形で進んでいくんじゃないかなと。レンタカーもそうだと思うんですが、そういう絵姿をある程度ビジョンをつくっておくほうが、夢が持てるんじゃないかなという気がいたします。御答弁いただければありがたいなと思っているんですが。
 それからもう一つなんですが、伊勢志摩で私は自分で体験したことないので、高級リゾートと言われる宿泊ホテルに仮に泊まったとすると、例えば1泊10万円クラスとか、1泊50万円クラスとか、1泊100万円クラスとかと恐らくおありになるんでしょうね。ある程度これの質を上げていくということになると、質の高い観光地づくりということになると、宿泊のお客の層をある程度すみ分けをするというのも明確なビジョンだと思うんですね。例えば伊勢志摩に限ったことではなくて、それを連携してつないでいく一番いい連携のつなぎ方は、私は船だと思うんですね。クルーザーとかヨットとかで伊勢志摩から南のほうに、例えば1泊2日で100万円ぐらいのコースをつくるとか、あるいはそういうブランドイメージみたいなものを絵姿としてどこかが描かないといけないと思うんですね。広域観光になると、そういうイメージがないとなかなか進まないと。
 デベロッパーの仕事でもあるかもしれないんですけれども、その辺を視野に入れて、来年度以降コンテンツがいっぱい出てきた、それをどうやって整理するのかという中で、来年度以降の補助金誘導みたいなもので地域づくりの観光コンテンツを具体化していくというのがいいんじゃないかなと私は思うんですが、増田局長御答弁をいただければ。

○増田局長 たくさんのアイデア、ありがとうございます。
 実は先ほど川口副委員長からもいただきました戦略の話とつながるんですが、地域にどういう方々に来てほしいのかというのをどこかで明確にというお話だと思いますが、三重県内は北から南までが長いですし、それぞれ地域によってかなり特徴が違うというのは委員も御存じだと思います。なので、まず地域によってどういう方々にたくさん来てほしいのかとか、うちにはこういう資源があるんだというところを意識して、それをマネジメントしていただく役割が地域のDMOと言われる組織になるのかなと感じております。
 三重県としてどうなのかというのは、そこは少し私どもが先に押さえる必要があるのかもしれませんが、三重県としては三重県のブランディング、ただ三重県だけだとなかなか海外の方には刺さらないので、今私が少し考えているのは、紀伊半島全体ぐらいでブランディングするのがふさわしいのではないかなと実は思っております。これについては3県と連携をするというのも大事ですし、あと三重県としては北と南はかなり観光の資源が異なるというのが一つありますので、これを三重県として、特に東京とか首都圏の方々にどうやって訴えていくのかというのを私どもとして今考えているところでありますので、その辺については様々な面で、来年度を見据えて、考え方を今後検討していきたいと思います。

○東委員 ぜひ期待しておりますので、よろしくお願いします。
 以上です。

○石田委員長 ほかにございますでしょうか。

          〔「なし」の声あり〕

○石田委員長 なければ、(8)三重県観光振興基本計画年次報告について、(9)観光振興について、(10)指定管理者が行う三重県営サンアリーナの管理状況報告について及び(11)各種審議会等の審議状況の報告についての調査を終わります。
 
 2 委員間討議
 (1)所管事項調査に関する事項   なし
 (2)執行部に処理経過の報告を求める事項   なし
 
 3 常任委員会活動の上半期の振り返りについて
 (1)委員会活動の上半期の振り返りの手順の説明(石田委員長)
 (2)委員間討議

○石田委員長 それでは、御意見をお願いします。

○山本委員 一人ひとり言っていくの、それとも例えば会派で代表して誰かが言うとか。どういう手順になるのかな。意見のある人が言う。

○石田委員長 そうですね。どなたでもよろしいので。

○三谷委員 前半は例のビジョン・プランの議論が中心の部分であったと思いますけども、委員会で審議させていただいて、こちらからの申入れもまとめて知事のほうにも提出して、その意見はまた反映されていますので、その点では委員会での議論は活性化している部分が十分あるんじゃないかなと思います。

○石田委員長 ありがとうございます。ビジョン・プランについて委員会から意見を出して、知事に反映をしていただいていると。

○山本委員 上半期の振り返りをやってくれということなんですけど、振り返りをして、これを例えば後半のほうに反映させていくというための資料なのか、それとも今までの事実というか、そういうようなものを提示するのか。私自身が分かっていないから、何とも言えないんだけど。

○石田委員長 上半期を振り返っていただきまして、その気づきを下半期に生かしていくためでございますので、よろしくお願いします。

○三谷委員 県内外の調査もよかった。北海道がよかったとか、そういう具体的な話ではなしに、結構勉強になりました。

○石田委員長 もう少し具体的に言っていただけると。

○東委員 1つは、北海道は人口減対策というので道庁へ行って聞いたときに、地域機関の役割と予算という意味で、三重県は南北に長いわけで、地域によって主体性を持たせていると。北海道は広いですから予算も大きいということもあったりするんですけど、それは人口減対策では参考になりました。
 それから、やっぱり2点目は観光、美瑛町も小さい町ですけれども、取組については非常にすばらしかったんじゃないかなと、非常に参考になるんじゃないかなと思いました。

○石田委員長 ありがとうございます。県外調査について、気づきを御披露いただきました。
 ほかにございますでしょうか。

          〔「なし」の声あり〕

○石田委員長 それでは、本日いただいた御意見を、「振り返りシート」にまとめ、次回の委員会で配付させていただきます。
 なお、シートの作成に当たっての表現等については、正副委員長に御一任いただきたいと存じます。
 これで、本年度の「常任委員会活動の上半期の振り返り」についてを終わります。
   
〔閉会の宣言〕

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。 
戦略企画雇用経済常任委員会
予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会
委員長 小林 貴虎
委員長 石田 成生
副委員長 川口   円

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