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令和3年5月7日 予算決算常任委員会医療保健子ども福祉病院分科会 会議録

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予算決算常任委員会医療保健子ども福祉病院分科会
会議録
(開会中)
 

開催年月日   令和3年5月7日(金曜日) 午後7時43分~午後8時7分
会議室      501委員会室
出席     9名
           委員長    奥野 英介
           副委員長  川口  円
           委員     山崎  博
           委員     田中 智也
           委員     森野 真治
           委員     服部 富男
           委員     今井 智広
           委員     舟橋 裕幸
           委員     中川 正美
欠席     なし
出席説明員
  [医療保健部]
        部長                     加太 竜一
        理事                     中尾 洋一
        医療政策総括監             杉本 匡史
        副部長                   井端 清二
        次長                     三木 惠弘
        参事兼感染対策課長          渡邉 和洋
        医療保健総務課長            山本  毅
        医療政策課長               坂本 和也
        医療介護人材課長            西口  輝
        長寿介護課長               内藤 充彦
        入院・療養調整PT担当課長      中村 卓司
        食品安全課長               下尾 貴宏
                                                       その他関係職員
  [子ども・福祉部]
        部長                     中山 恵里子
        副部長                   中村 徳久
        次長                     阪  靖之
        子ども・福祉総務課長          藤森 正也
        地域福祉課長               藤岡 幸一
        子育て支援課長              西﨑 水泉
                                                    その他関係職員
 委員会書記
   議事課     班長        平井 利幸
   企画法務課  主任        奥村 克仁
傍聴議員      1名
                 山本 里香
県政記者      なし
傍聴者         1名
議題及び協議事項
第1 分科会(医療保健部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第86号「令和3年度三重県一般会計補正予算(第1号)」(関係分)
 2 所管事項の調査
 (1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告について
第2 分科会(子ども・福祉部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第86号「令和3年度三重県一般会計補正予算(第1号)」(関係分)
 2 所管事項の調査
 (1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告について

【会議の経過とその結果】
 
〔開会の宣言〕

第1 分科会(医療保健部関係)
1 議案の審査
 (1)議案第86号「令和3年度三重県一般会計補正予算(第1号)」(関係分)
   ア 当局から資料に基づき補充説明(加太部長)
   イ 質疑
〇奥野委員長 御質疑があればお願いします。

〇今井委員 まず2つ聞かせてください、どういう考え方か。
 1つ目が、約1億7000万円ですか、院内感染を防止するための個室化に向けた施設整備等に対する支援というのは、新型コロナウイルス感染症患者の受入れ病床じゃなく、一般病床で受入れ病院が多床室を個室化するのか。新型コロナウイルス感染症患者の受入れ病床を提供してもらっている中にも多床室があって、例えば1人しか入れないので、そこを個室化して増やすという形なのか。どういうことですかね。

〇井端副部長 1億7250万円の内訳でございます。患者受入れの医療機関における個室化に向けた改築等が1億5700万円、そのほか動線分離に伴うドアの設置や換気設備の改修等についてが対象となっております。

〇今井委員 新型コロナウイルス感染症患者の受入れ病床ではない一般病床を個室化するんですか。今、新型コロナウイルス感染症患者の受入れ病床で多床室があるのをやるのか。

〇中尾理事 これにつきましては、新型コロナウイルス感染症患者の受入れ病床の個室化と、動線や換気設備の設置でございます。

〇今井委員 ということは、受入れ病床数が増えるという形で、イコールと考えてよろしいんでしょうか。

〇中尾理事 これにつきましては、補正予算のほうでも空床確保等の病床につきまして補助金、最初の9億5850万円もしております。今現在、令和3年度当初予算に計上しております病床確保から増やすというような前提で今回の予算を打っているということです。

〇今井委員 とても大事な予算にもなってくると思いますので、よろしくお願いいたします。じゃ、一般病床のほうはしないということですけど、新型コロナウイルス感染症患者を受け入れていないところでも、またいろいろと感染防止対策を徹底してもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。
 もう1点だけ。抗原検査測定装置および周辺機器の増強に関する経費2000万円ですけども、改めてちょっと教えておいてください。今現在PCR検査、抗原検査で抗原定量検査と抗原定性検査があると思うんですけども、1日最大何人の検査ができて、これによって何人増やすのかという目標を持って県もやられておると思うんですけども、その辺で、現在1日最大何人まで検査できるのか、これによって、何人を県は目指すのかということを教えてください。

〇中尾理事 本県における最大検査の状況というのは、長らく1日当たり6600件というふうに、検査体制としてお答えしてきたところですけれども、その中で民間の検査機関であるとか、医療機関のほうでも充実していますので、現在こちらのほうで試算しておりまして報告しておりますのが、1日当たり8570件の検査ができる体制にあるというふうに計算をしております。
 今回の予算のこれは抗原定量検査機器ルミパルスと周辺機器の2000万円ということで、これにつきましては保健環境研究所のほうでルミパルスを動かして、そちらのほうで一旦は検査をして、その中で一定のものであればそのまま陽性ですけれども、基本的にはその中で陰性をはじいた上で、またPCR検査等もしているんですけども、非常にこのルミパルスを酷使しているような状況でございますので、この分が老朽化するというか、酷使していますので、一応その買い替えということで、安定的に、壊れてもまたすぐできるようにということで、そんな中で今回は計上させていただいたという状況でございます。

〇今井委員 じゃ、もうこれで最後にしますけど。
 それでは、この1日最大の検査数、6600件、そして民間を含めたら8570件ですけど、ここが、これによって増えるというよりは、今既に使っておる検査機器を更新するということで、今後も1日最大8570件と考えておいていいですか。

〇加太部長 基本的には、もう1台入りますので併用はできますが、かなり酷使しているのでちょっと落として、2台体制でいきたいということなんで、若干増えるか分かりませんが、そんなに、倍になるとか、そういうイメージは持っておりません。
 それから6600件と申し上げた中には、民間の検査機関の部分も入っておりますので。それが6600件から8570件に増えたのは、その後、各医療機関とかで、県の補助金も使っていただいて機器の増強をした部分で増えた部分も含めて8570件になったということでございます。

〇今井委員 分かりました。ありがとうございました。

〇奥野委員長 ほかに。

〇田中委員 抗原定量検査の件について少し。保健環境研究所へということなんですけど、検査機器、ルミパルス測定装置は購入していただくものの検査キットのほうが、今、入院医療機関なんかでも入院前の検査であるとか、術前の検査とかで抗原定量検査を結構しているので、そこら辺の確保については、県として何か動きはしているんですか。保健環境研究所に任せているという感じかな。大丈夫なんやったらいいんですけど。

〇加太部長 各医療機関から、足らないので県のほうでというようなお声は今のところ聞いておりませんので。もしそういうお声があれば、何か対応させていただけたらと思いますが、今のところは聞いてございません。

〇田中委員 まあ、大丈夫やと思います。そのあたりの試薬キットというか、検査キットの入手状況は少しアンテナを高くしていただいてお願いしたいなということ、それから知事提案説明の中で、ワクチンを円滑に接種できるように受診体制の整備と相談窓口設置のために1億2662万円余というふうな言い方やったんですけど、部の提案説明の資料ではそういう表現がなかったんですけど、この医療機関と連携して受診体制の整備というのは、どういう内容になりますか。

〇渡邉参事 1億2600万円の予算の内訳ということだと思うんですけれども、多くの部分は、県のほうで医療従事者への接種のほうを担当させていただいているんですけれども、そちらのほうで医療従事者への接種を担当していただく基本型接種施設とか、あるいは連携型接種施設のほうへの委託料という形で、かかる経費について実費弁償的に御負担させていただくという経費が大体9300万円ぐらい入っております。
 そのほか、外国人の方に情報が届きにくいということで、多言語でのワクチン接種に係る電話相談の専用ダイヤルを設けさせていただいているので、そちらのほうで1580万円程度なんですけれども、そういったものがこの中に入っております。

〇田中委員 相談窓口というのは、多言語対応の部分を表現されているということでいいですね。
 あとワクチンに関わってなんですけど、医療従事者への接種はどんどん進んでいるというふうに認識しているんですけれども、副反応が出そうで2回目の接種を控えているという方も少なからずお見えになるような気がして。ちょっと話としては聞いていて、1回目の接種で少し状況としてというか、2回目はちょっと控えておこうかというような方が出ているかのように聞いているんですが、そのあたりを県として把握されていますか。

〇杉本総括監 まず、1回目の接種でアナフィラキシーが出た方に関しては、2回目を控える対象にはなると思います。それが医学的にアナフィラキシーであったかどうかに関しては、当人も医療機関等で確認をする必要があると思います。最終的には自己判断というか、自分の決定によって行われることなので、そこで心配されるということに関しては分かりますし、それに関しての相談等はぜひ医療機関とか、専用の窓口のところでしていただいたほうがいいと思うんですけども。やはりそこを、あれがちょっと何か気になったから2回目をやめるまでは、医療従事者としては基本的に明らかにアナフィラキシーが起きた方に関しては控えなければならない、そうでない方に関しては受けていただきたい、ただ1回目に少しそういった症状があったことを事前に伝えて受けてくださいというふうに、実際には説明すると思います。
 ただ、そういったことがあるのですごく相談をたくさん受けているというのは、僕の耳に入ってきていないので、またあったら教えていただきたいと思います。

〇田中委員 そんなに多くはないんですけども、2回目を控えた方というのが、何人か医療従事者の方でお見えになるというふうには聞いているもんですから。そういうことからすると、1回目、2回目の接種で副反応がどうであったかという状況を医療従事者分に関して、県として把握に努めておられるのか、今後調査をするのかということについてはいかがですか。

〇中尾理事 副反応があって、その疑いがありましたら、まずは医薬品医療機器総合機構のほうに医療機関のほうから報告をして、それが県のほうに入ってくるというのがあって、今現在ですと、副反応によっての事例につきましては、5月6日現在で8例こちらのほうに報告が来ていますけれども、若干タイムラグがありますので、その間、医療機関から情報をもらったりとか、それからまた県独自で、三重病院のほうでLINEを活用して、そういった入力をしてもらうというようなシステムをつくっておりますので、そちらのほうで評価とか、それを見てどんな状況かというのを管理していくということでございます。

〇田中委員 もうこれで終わりにしますけど、やっぱり2回目の接種でブースターでこれだけ上がってきて、そのまま維持していただくとええんやけど、今回のファイザーなんかはメッセンジャーRNAでどんな状況になっていくのか、今後しっかりと見ていかなあかんって、それは恐らく国でやっていただくんやと思うんですけども、県としてもその辺の情報をしっかり持っていただいて、ワクチンを打ったらもうオーケーや、ワクチンをある程度の数打っていたら、もうこの社会は大丈夫になっていくんやみたいな、ちょっと行き過ぎた認識を持っておられる方も中にはお見えになると思うので、そのあたりは適切に相談窓口などでの対応をしていただくように、ワクチン接種後の方々の状況についても把握に努めていただきたいなというふうに思います。

〇加太部長 その分析につきましては、先ほど理事が申し上げた三重病院のLINEのシステムがございまして、そちらで三重病院のほうでも分析をしていただいて、一定まとまったものがございます。それを見ると、2回目の接種も1回目の接種も翌日に副反応が起こったことが多いということと、若い方に多いというような傾向が出ておりますので、引き続きそれは分析、収集に努めていきたいと考えております。
 以上です。

〇奥野委員長 ほかに。

〇中川委員 飲食店等に対する緊急見回りの件で。県下でも見回りをして、今日の議案質疑でも、要するに5月5日までに約6600件云々という話があったんですが、これはあくまでも営業時間の短縮の関係だと思うんですが、この場合は接待を伴う飲食店やカラオケ等々の云々だと思うんですが、今回は1400店舗だと思うんですけども、その精査というんでしょうか、趣旨は違いますけれども、一緒のことをすると思うので、そのあたりはどんなふうになっているのか。

〇下尾課長 この1400店舗の精査なんですが、私どもは食品衛生法に基づく飲食店営業の許認可を持っています。その台帳上ですので、現実とは若干開きがあるかもしれないんですが、その台帳を基に、特にクラスター発生のリスクの高い、接待を伴う飲食店、スナックとか、あとカラオケを置いてみえるような飲食店、それを絞り出して、特に1400店舗を迅速に回らせていただいているところでございます。でも、その1400店舗に対しては、実際施設の中にお伺いし、アクリル板があるとか、もしくは客席が適切な距離にあるかとか、そういった主要4項目と、あと昨年度から取り組んでおりますガイドラインの活用、あるいは「安心みえるLINE」の活用等をしていただいているか、していただいていなければ活用を呼びかけるというような取組をさていただいています。

〇中川委員 分かりました。
 そこで、例えば社交業の組合があるんですけども、要するに、その組合員の方々は、県から、保健所等々からいろんな、こうしなさい、ああしなさいということで、きちっと説明があって対応をしておるんですけども、ややもすると組合員以外の方々は、なかなかそれができないということで、それがやはり一般の県民の方から、片方ではきちんとやっておる、片方ではこういう状況やということで、そういう問題点もあるように思うんですけども。今、御説明がございましたけれども、県の方々がお店に行って4項目をチェックすると。こういう組合員の方々は、県からもっと、10、20もの項目をチェックしなさいという話があるわけなんですが、県のほうのものは楽で、私どものほうが大変厳しいというようなことも若干問題点として私どもは聞くんですけども、そのあたりはどうなんでしょうか。

〇下尾課長 その部分につきましては、今回のこの見回りについては、まずは県職員だけではなかなか対応が難しゅうございますので、民間のほうに委託で御協力いただいております。その上で組合員、非組合員、分け隔てなくチェック項目についてきちんと確認を行うというような流れで行っているところでございます。

〇中川委員 厳正にやっていただくのはよろしいんですけども、ややもするとそういった、何か不備があったような感じで私どもに伝わってきますので、きちんとやっていただきたいなと要望して終わります。

〇奥野委員長 ほかに。
           〔発言の声なし〕

〇奥野委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
   ウ 委員間討議  なし
   エ 討論       なし
   オ 採決       議案第86号(関係分)      挙手(全員)    可決
 
2 所管事項の調査
 (1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告について
   ア 当局から資料に基づき説明(井端副部長)
   イ 質問 なし
 
3 委員間討議
 (1)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし 

                        (休  憩)

第2 分科会(子ども・福祉部関係)
1 議案の審査
 (1)議案第86号「令和3年度三重県一般会計補正予算(第1号)」(関係分)
   ア 当局から資料に基づき補充説明(中山部長)
   イ 質疑       なし
   ウ 委員間討議  なし
   エ 討論       なし
   オ 採決       議案第86号(関係分)      挙手(全員)   可決
 
2 所管事項の調査
 (1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告について
   ア 当局から資料に基づき説明(中村副部長)
   イ 質問 なし
 
3 委員間討議
 (1)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし 

〔閉会の宣言〕

              三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
                   予算決算常任委員会医療保健子ども福祉病院分科会委員長
                                                奥野 英介

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