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令和4年4月18日 医療保健子ども福祉病院常任委員会 会議録

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医療保健子ども福祉病院常任委員会
会議録
(開会中)

開催年月日   令和4年4月18日(月曜日) 午後1時2分~午後2時32分
会   議    室   501委員会室
出 席    8名
              委  員  長    田中 智也
           副委員長   西場 信行
             委   員   下野 幸助
             委   員   倉本 崇弘
             委   員   山内 道明
             委   員   稲垣 昭義
             委   員   日沖 正信
                      委    員   津田 健児
欠 席    なし
出席説明員
           [子ども・福祉部]
                        部長                            中村 徳久
                        副部長                          渡邉 和洋
                        次長                            西﨑 水泉
                        子ども・福祉総務課長              藤森 正也
                        子育て支援課長                  内山  忍
                        子ども虐待対策・里親制度推進監   近   正樹
                                                  その他関係職員
 
委員会書記
                        議事課       班長    藤堂 恵生
                        企画法務課   課長   小野 明子
傍 聴 議 員    なし
県 政 記 者    なし
傍   聴   者    1名
議題及び協議事項
1 所管事項の調査(子ども・福祉部関係)
 (1)三重県いじめ調査委員会調査報告書について
 (2)保険適用後の不妊治療への経済的支援について
2 「委員会活動の評価」について
 
【会議の経過とその結果】
 
〔開会の宣言〕
 
議題及び協議事項
1 所管事項の調査(子ども・福祉部関係)
 (1)三重県いじめ調査委員会調査報告書について
   ア 当局から資料に基づき説明(西﨑次長)
   イ 質問
〇田中委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。

〇津田委員 重大事態として認定し、調査委員会の設置を決めたのが平成30年12月だと思うんですけれども、認定して設置した時期について、それが適当か、適切だったかどうかというような議論はあったと思うんですけれども、子ども・福祉部としてどういう議論があったんですか。

〇内山課長 今回、調査委員会というのは、審議会の結果に対しての調査になりますので、この時期に関してという議論をされたというふうには伺っておりません。

〇津田委員 教育委員会が行った調査委員会の報告書には、時期のことはあったと僕は思うんですけれども、なかったんでしたっけ。

〇内山課長 審議会のほうでそのような記載に関しては、あったかどうか、すみません、今すぐちょっと手元に持っていなくて申し訳ないんですが、今回のいじめ調査委員会で、第1回目のいじめ対策審議会がどうだったかということに関して、時期のことに関しては御議論をいただいてないように聞いております。

〇津田委員 まず、教育委員会による、調査委員会なのか審議会なのかちょっと名前は分かりませんけれども、そこで調査をしていただいて結果報告がなされたわけですね。それに対して親御さんから不満が出て、今度は教育委員会ではなくて県民から選ばれた知事で、知事部局でやってくださいということで再調査がスタートしたわけです。
   いじめ対策審議会の報告の中では時期についての議論はあったと思うんですけれども、当然いじめ調査委員会の議論の中でもその時期について適切かどうかというのは、議論としてあるべきだと思うんですけれども。
  というのは、私もう3年、4年前からいつも言っていて、全然、なかなか教育委員会は反省をしてくれていないんですけれども、重大事態として認定をする基準として、いじめによる不登校でもそうですし、自殺はもうそうなんですけれども、その可能性があるから調査をするということではなくて、可能性が排除できなければ重大事態として認定をし調査をするというガイドラインがあるわけなんですね。
 ここに、1ページのところに、「遺族が教育委員会と学校に第三者委員会による調査を要望」ってありますけれども、普通だったら亡くなる前、少なくとも亡くなった直後にはすぐさま重大事態として認定をし調査をすべきだったんですが、ここの対応があまりにも遅かったもんで、やっぱり保護者の方々の学校に対する不信というのが大きくなったと私は思っているんです。事実だと思うんですけれども。そこがないと、また何か、実際また繰り返していますし、そこをしっかり議論をしてやらないと、いつも同じことをしているような感じを受けるんですけれども。

〇内山課長 確かに御議論をされたかどうかということまでは、ちょっとすみません、把握をしておりませんが、「7 遺族と学校の関係維持に向けた事後対応の重要性」というところで、お配りいたしました公表版の16ページでございますが、先ほど説明させていただいたとおり、遺族ときちんと信頼関係を取っていくという部分の中で、調査委員会のほうの考察では、2ポツ目でございますけれども、「調査の開始が遅れ、適切なタイミングを逸していたことは否定できない」ということでの考察を書いていただいていますので、この部分に関しましては、恐らく今委員が言っていただいたようにタイミングがもう少し早くなければいけなかったんではないかというようなお話合いがあったのかもしれません。
  そこに関しては、提言・意見に係る3ポツ目でございますが、文部科学省のほうでは、学校で行う調査から外部調査の詳細調査への移行の判断についても述べられている部分ではございますが、実際に今回の事案というのはそこが非常に難しかったということもございましたので、指針に基づき県独自の対応マニュアルを作成・整備することが望ましいというような御提言もいただいておるところでございます。ここに関しては、今後ワーキンググループ等でも議論が進むのではないかと考えております。

〇津田委員 なかったので、別に今から入れよとは言うてませんけれども、本来であれば2ページの(2)の再発防止に向けた提言・意見の中に、やっぱり時期的な課題というのはあるべきだなというふうに思いますけれども、ぜひワーキンググループを設置していただくわけでありますけれども、重大事態として認定する基準、調査委員会をつくっていく基準というのは明確にはっきりとしていただきたいなと。
 文部科学省が出しているガイドラインにははっきりとしているんですけれども、三重県教育委員会はそれを守らなかったというのはもう本当に明確でございますので、やっぱりそこがないと親御さんが訴えて、いじめの可能性を訴えながら、現場のほうでそれをもみ消していたというところの部分というのは非常に大きいので、そこんとこはしっかりと議論していただいてやっていただきたいなというふうに思っております。
 続けていいですかね。

〇田中委員長 どうぞ。

〇津田委員 この後、自殺には至らなかったんですけれども、何か月ぐらい前に報道にもありましたように、特別支援学校の不登校になった子ですけれども、中学校のときのいじめも不登校、転校になった大きな一つの原因ではないかという記事が出ておりましたけれども、この後出てきたんですけれどもね。それは中学校なんですが、そのときはどういう対応したかといいますと、親御さんがいじめではないかということを訴えたんですね。そうしたら、現場のほうで事が大きくなりますとお子さんにとってあまりよろしくないんではないかということで、現場のほうで認定をせずに調査も開かなかったんですね。この事件の後ですけれども。
  だから、そういったことは、高校の県の教育委員会だけではなくて小・中の教育委員会でもまだまだ残っているので、県と子ども・福祉部だけのワーキンググループで議論をしていく中で、やっぱり小・中の市町の教育委員会にもそういった情報共有を徹底してほしいなとは思います。
 それとプラス、私が言うのもどうか分かりませんけれども、私学は建学の精神に基づいて教育をやっていくということでありますけれども、それは正しいんですが、いじめだとか不登校に関する情報共有というのは結構、私が言うのも何なんですけれども、かなりちょっと駄目なような感じがするんですね。ですので、環境生活部の私学担当のところにも、対応については公立も民間も一緒なので、しっかりとやっていただきたいなと。
  私学とそれから市町の教育委員会にも、きちっと課題を共有していただいて、二度とこんなことがないようにしていただきたいなというふうに思っています。
  子ども・福祉部の皆様方には私すっぱく何回も言いましたけれども、県民から選ばれていない学校というのは本当に、ややもすると閉鎖的なところがすごくあって、結果報告に対して親御さんはすごく不満を持っていて、再調査を知事が行うということは、やっぱり県民の代表である、県民目線の調査をしっかりとしてほしいよというところの中から再調査するという制度が出てきていますので。ですので、学校というのは、何回も言いますけれども、本当にややもすると身内を守ろうとする働きがすごく強くなるので、そういった県民目線の、誰から見ても重大事態認定するの遅いやないかと、調査するの遅いやないかと、県民目線の調査結果、議論というのをしっかりとやっていただきたい。そういうことが求められていますので、よろしくお願いいたしたいというふうに思います。

〇西﨑次長 ありがとうございます。
  まさしく本当におっしゃられるとおりで、しっかり今回のこの事案に関してはワーキンググループで今後も議論をしていくところですが、併せて津田委員がおっしゃられた内容のことにつきましては、教育委員会だけにかかわらず、市町それから関係部局等も含めて情報共有しながらしていきたいというふうに思います。

〇田中委員長 よろしいですか。
  ほか、御質問等いかがでしょうか。

〇山内委員 1点だけ、ほとんど多分、核心は津田委員の質疑の中であると思うんですけれども、私ちょっとあまりバックボーンがそこまでない中での確認だけなんですけれども、この遺族の方の意見書が多分添付されていないので分からないんですが、調査不足を指摘されて再調査ということなんですけれども、何に対して不足を感じられていたのかというところを教えていただきたいんですけれども。

〇内山課長 加害生徒に対する聞き取り調査等ができていないという点を不足しているというふうに御指摘があったと聞いております。

〇山内委員 ありがとうございます。
  それは、再調査でしっかりと加害生徒からも聞き取りを行って報告をされたということでよかったんですか。

〇内山課長 聞き取りに応じていただいた方も見えます。ただ、全てではございません。

〇山内委員 聞き取りに応じる応じないは、基本的には任意なんですかね。

〇内山課長 はい、おっしゃっていただきましたとおり、任意の調査でございますので。

〇山内委員 じゃ、任意なんですけれども、聞き取り調査を行うということは自発的に行ってもいいものなんですよね。その結果、任意で応じていただけるかいただけないかは別にして、調査する側は聞き取りをするということは積極的に行っていくべきことということでいいですか。

〇内山課長 調査する側は、もちろん聞き取り調査というのは実施をさせていただいております。
  ただ、委員におっしゃっていただきましたとおり、全ての方が応じていただけるというものではないものですから、応じていただけない方に関しては、時間をかけて応じていただけるようにお願いをしつつ、応じていただいた方からはヒアリング調査をさせていただいたところでございます。

〇山内委員 そうすると、最初の再調査の意見書が出る前の調査では、聞き取り調査を行ったんですけども応じていただけなかったのか、聞き取り調査自体をしなかったのかというのは、どういう状況だったんですか。

〇内山課長 いじめ調査の審議会の部分では、聞き取り調査をお願いしたけれども応じていただけなかったと聞いております。

〇山内委員 そうすると、再調査の中でもう一度ちょっと丁寧に聞き取り調査を依頼したら、それに応じていただける加害の生徒がいたということですね。

〇内山課長 おっしゃるとおりでございます。

〇山内委員 分かりました。
  そうすると、今後再発防止ということでは、聞き取り調査をしっかり行っていただいて、丁寧に、応じていただけない方もいるかもしれませんけれども、ある程度被害者の家族の方が安心していただけるように、最大限ちょっとしっかりと調査いただくということを、これからしっかりやっていくということでよろしいですね。

〇西﨑次長 再調査をこれからも調査委員会のほうで実施していくというふうな。

〇山内委員 ごめんなさい。今回再調査に至った原因が今の話で分かりましたので、今度はそういった同じような原因で再調査に至らないように、最初の調査の段階で極力、今回のように何で2回目の再調査で応じていただいて1回目で応じていただけなかったのかは、時間による加害者側の家族の心の変化なのか、聞き取りの仕方がより丁寧だったのか、その辺が分からないんですけれども、理由があると思うんですね。
 ですので、その理由は分かっていらっしゃると思うんで、それを最初の調査からしっかりその経験を今度から生かしていただきたいなという思いです。

〇西﨑次長 おっしゃられるとおりで、しっかり今回の経験を踏まえて、ワーキンググループのほうでも教育委員会とも共有のほうさせていただきたいというふうに思っております。

〇山内委員 ありがとうございます。

〇田中委員長 よろしいですか。
  ほか、御質問等いかがでしょうか。

〇日沖委員 いじめ防止対策ワーキンググループでの対応というところでお聞きをしたいんですが、今後、対応方針を取りまとめて具体的に対応方針を策定していきますということなんですけれども、今現在、今までに県立高等学校でいじめの対応方針というものか、ちょっと私ごめんなさいね、対応方針と言うのかマニュアルと言うのか分かりませんけれども、対応するための形はあるんですよねということをまず聞いたいんですけれども。

〇西﨑次長 最初に、今回の事案に関しても、教育委員会においていじめ対策審議会のほうを設置されて、そこで最終的には調査報告書において再発防止の提言のほうもなされておりますので、それを受けて教育委員会のほうでは取組のほうも考えていただいているというふうに思っております。

          〔「えっ、ちょっとアナウンスで聞こえない」の声あり〕

〇田中委員長 ちょっと待ってください。放送が終わってからにしましょう。
  じゃ、次長、答弁をお願いします。

〇西﨑次長 すみません、途中で。
  教育委員会のほうでも、いじめの再発防止に向けた対応に係る取組というか、そこら辺のほうはやっていただくというふうな形になっていると思います。

〇日沖委員 もっともこれまでの経験、教訓の中から、現在でもいじめ防止のための方針というか、そういうものの下に各高等学校でもいじめ防止対策を取っていただいとると思うんですが、今回8つの提言・意見への対応について協議・検討して、ワーキンググループで行って、県立高校における具体的な対応方針を策定しますということなんですけれども、今ある対応の在り方に、このワーキンググループで取りまとめたものをさらにまた県立高校における具体的な対応方針として策定していくということですよね。
  そうすると、今までの教訓の上に、よりいじめが起こらないように、最悪のことが絶対起こらないようにということで、我々はそういうものができてくることを期待するんですが、今高等学校で取っていただいとる対応にさらにこのワーキンググループの対応によってまた対応方針を策定していってもらうということは、我々どれぐらい中身が濃くなるとか進むとか、そういうことを期待させてもらえるものなんでしょうかねということを聞きたいんですが。

〇中村部長 今回8つの提言、そのうち7つが主に教育の現場でやってもらうようなことになるんですけれども、これまでもいろいろ取組については、よく似た予防策というのは出とるんですけれども、それが何度もいじめのときに同じような予防策が出てきて、確実に実行に移せるように、一個一個のこの提言を現場で確実に実行に移せるような、より具体的な行動につながるような対応方針を今回つくっていくと聞いておりますので、しっかりうちも意見も言って参加して取り組んでいきたいと思っています。

〇日沖委員 ありがとうございます。
  そうすると、この8つの中にも、我々が考えても、これまでにも取り組んできていただいていることはこの8つの中にたくさん含まれとるんじゃないのって思うんですけれども、より検討を行って、そして現場でより深く細かくというか、対応いただいて、より効果というか、いじめ防止につながる、より具体的なことをさらに対応方針としてつくっていっていただけるというような感じで思わせていただいてよろしいですかね。

〇西﨑次長 日沖委員おっしゃられるとおりでございます。今までの取組の評価もしっかりしつつ、新たに現場でよりきちんと具体的に対応できるような形の新たな取組、より具体的な取組のほうもワーキングのほうで検討していくつもりでございます。

〇日沖委員 また今後にさらに期待させていただきたいと思いますので、ありがとうございました。

〇津田委員 このワーキンググループの事務局はどこになるんですかね。

〇西﨑次長 一応、教育委員会のほうが事務局のほうを持つというふうな形になっております。

〇津田委員 このワーキンググループというのは、グループ長とか、座長とか、そういうのはあるんですか。

〇西﨑次長 一応教育委員会の、座長としては子ども安全対策監を座長として予定をしている。

〇津田委員 教育委員会内にあるという、これはもう決定事項ですか。

〇西﨑次長 はい、そのとおりです。決定されております。

〇津田委員 副座長とか、副グループ長ってあるんですか。

〇西﨑次長 すみません。まだちょっと、座長は教育委員会の子ども安全対策監というところまでは決まっておりますが、後は詳細についてはまだこれからで、一応構成員だけはメンバーが決まっているというふうに、こちらの説明資料に書かさせていただいている構成員でワーキングを行うというふうな形になっております。

〇津田委員 私は、事務局はちょっと教育委員会じゃないと難しいのかなと思ったりもするんですけれども、やっぱり座長とかトップは子ども・福祉部の方がやるべきだったのかなと、ちょっと私は思っているんですけれども、今から言って変えられるものなのかどうか分かりませんが、何かの結論を出すときは、やっぱり教員じゃない、教育委員会じゃない方にも深く、副になるなどちょっと深く関わっていただきたいなとは思います。
  ちょっと話が長くなって申し訳ないんですけれども、自分たちでやったことを自分たちで反省して、自分たちでやっていくというと、やっぱり甘さが出てくるというか、以前、四日市で十八年とか七年、大分前なんですけれども、いじめがありますかというアンケートを小学校、中学校全員に取ったんですね。そうしたら、いじめが1件もなかったんです。そういう時期があった。四日市の小学校、中学校の子ども全員に、どういう四日市になってほしいかって夢を子どもたちに聞いたら、一番多かったのは、いじめのない学校、これがナンバーワンだったんです。だから、現場の先生方、学校も一生懸命やっているのは事実なんですけれども、やっぱり自分たちでやろうとするとすごく甘さが出てくると思いますし、今回の場合はやっぱり命に関わることなので、教員じゃない、現場にいなかった人の目でしっかりと見ていただくようなワーキンググループの議論を進めていただきたいなと思いますけれども。

〇中村部長 おっしゃるように、教育の中だけですとそういう外の視点も入りませんので、うちもしっかり、近もおりますし、少子化のほうからも人を出して、うちも取り組んできたいろんな子どもに関する権利の取組がありますんで、そういう視点も入れてしっかりワーキングのほうで発言していきたいと思っていますし、こっちもチェックしていきたいと思っています。

〇津田委員 じゃ、近さん、よろしく頑張ってください。
  以上です。

〇田中委員長 ほか、御質問等いかがでしょうか。よろしいですか。
  副委員長、よろしいですか。

〇西場副委員長 はい。

〇田中委員長 ちょっと私の、一つ細かい話ですけど、説明資料4ページ、別冊のほうの17ページにゲートキーパーについての言及がございます。この書き方なんやけど、「最も有効な存在の一つにゲートキーパー」ということは、最も有効な存在はほかにも、一つという言い方やとほかにもあるようには読み取れるんですけど、何が言いたいかというと、有効な手段は全て講じてやはりこういう不幸な重大な事態をなくしていくという姿勢が大事やと思うので、近推進監がお見えですので、後のワーキングで議論されるときに、有識者なり専門家の方からしっかりとまた改めて御意見を賜りながら、県庁だけ、子ども・福祉部だけではなく、やっぱり全ての大人が若い命を救っていくということに取り組んでいただければなというふうに思いますので。要望で終わりますけど。
  以上です。

〇田中委員長 ほかに御質問よろしいでしょうか。

          〔発言する者なし〕

〇田中委員長 なければ、これで三重県いじめ調査委員会調査報告書についての調査を終わります。
 
  (2)保険適用後の不妊治療への経済的支援について
   ア 当局から資料に基づき説明(西﨑次長)
   イ 質問
〇田中委員長 それでは、御質問等ありましたらお願いいたします。

〇日沖委員 保険適用にならなかった分は、これまでのサービスと同じように低下しないように県単で支えて維持していくという理解をさせていただいとるんですけれども、ちょっと細かい話、申し訳ないですけれども、逆に見れば、県のやってきた分が保険適用で出ることになったという部分ができてきたということがあって、財政負担からすると、これまでよりも県が負担する分は少なくなったという理解をしていいのかなと思うんですけれども、それは大体どれぐらいを見ていますかね。

〇西﨑次長 ありがとうございます。
  保険適用前、令和3年度前の場合は、大体国の助成にも県負担がございますので、合わせておよそ4億円ぐらいの予算、県の負担がありました。それが今回、保険適用になりまして、新たに県単助成のほうも実施をしますが、おおむね予算規模としては2500万円ぐらいを今回の県単事業の予算規模としては考えて置いております。

〇日沖委員 これまで、前年度は4億円見とったのが2500万円で同様のサービスが保険適用になったためにできるということで、そうすると、単純な計算で申し訳ないですけれども、3億7500万円はかからなくなったという理解で、計算上はそれでよろしいのかと思うんですが、ちょっと予算の議論のときにはようしなくって、今頃申し訳ないんですけれども、保険適用になって国におけるサービスというのが増えてきて、県の負担が少なくて同様なサービスができるようになったということで、浮いた分という言葉はちょっと粗くて申し訳ないですけれども、浮いた分をぜひまた有効的に、効果的に少子化対策、子ども支援に生かしていっていただければなと願うんですけれども、そういう考え方というのは、今年の予算とか事業の中で生かされとるんでしたっけ。ちょっとその辺教えてもらえませんか、すみません。

〇中村部長 当初の予算議論のときは、保険の適用がまだはっきりしやんだところもありまして、まだどんだけぐらい減るかとかという議論がなかったです。当然保険になって県費持ち出しが減る部分はありますんで、私らとしても少しでもほかのいろんな子どもの部分で拡充したい部分にも使わせていただけたらありがたいなと思っていますので、ぜひ委員の皆さん方の応援もよろしくお願いしたいと思います。

〇日沖委員 はい、ありがとうございました。

〇田中委員長 よろしいですか。
  ほか、御質問等いかがでしょうか。

〇山内委員 1点確認だけ、教えてください。
    この参考1というか、図示していただいた資料を見させていただいて、令和4年4月からの保険適用後なんですけれども、先進医療とか特定不妊治療、また一般不妊治療という言葉が、ちょっと関係性を少し整理させていただきたいんですけれども、この保険適用、70%保険給付の中には、標準的な治療と一般不妊治療の関係というか、その言葉の意味というのはどういうふうに違うのか、ちょっと教えてほしいんですけれども。

〇中村部長 特定不妊治療というのは、具体的に体外受精の関係の不妊治療です。それで、一般不妊治療は人工授精とか、体外受精までいかん不妊治療の部分が一般不妊治療になっています。
  それで、保険適用になっとる部分は、ほかの病気でもそうなんです、標準的な効果が認められている治療法は保険適用にして、いろいろ新しい治療法とか、これから評価されて一般治療になってくるのも当然あるんですけれども、新しい治療法が出てきたときに、一定国が認めたやり方というのが今先進医療費助成の対象で7つの治療法があるんですけれども、それが先進医療の治療法として認められとって、当然それ以外の、もっとほかにもいろんな治療はあるんですけれども、今それ以上広げていくと効果がはっきりしないもんで、今は国も認めている先進医療まで県の対象で取り入れとるというふうな状況です。すみません、分かりにくくて。

〇山内委員 そうすると、標準的な治療の中に特定不妊治療も一般不妊治療も入ってきている。先進医療は今回保険適用されなかったので、7つの国が認めているものに関しては県で助成していきますよということですね。
  その7つ以外の治療も今あるということだったんですけれども、その割合というのはかなり少ない、どれぐらいなんですか。

〇西﨑次長 ちょっと詳細な割合まではいかないんですけれども、言われました今国のほうが認めております7種類の先進医療に関しましては、県内の指定医療機関でも半数以上のところで実施をされているような状況でして、実施件数のほうも多いというふうに聞いております。

〇山内委員 それ以外の先進医療は、県内ではそれほど行われていない。

〇西﨑次長 数までは分かりませんけれども、7つの先進医療に比べれば数的には少ないというふうに考えております。

〇山内委員 分かりました。ありがとうございます。

〇田中委員長 ほか、御質問等いかがでしょうか。よろしいですか。

          〔発言する者なし〕

〇田中委員長 なければ、保険適用後の不妊治療への経済的支援についての調査を終わります。
 

                           〔当局 退室〕

 
2 「委員会活動の評価」について
 (1)委員会活動の評価の手順の説明(田中委員長)
 (2)委員間討議
〇田中委員長 それでは、御意見をお願いいたします。よかった点とか、改善すべき点とか。

〇日沖委員 総合計画に係る調査・審査は、強じんな美し国ビジョンみえ(仮称)とみえ元気プラン(仮称)に対しての調査を十分できたかどうかを。まだできていないんですから。

〇田中委員長 もちろんそうですね。

〇日沖委員 そういうことなんですよね。

〇田中委員長 現時点、これまでに執行部から御提出いただいているもの、または示されている考え方に対する当委員会での審査・調査に対する評価をいただければと思います。
  どうでしょうか。あまりよかった点はございませんか。

〇稲垣委員 何か言うとかんと。

〇田中委員長 そうですね。

〇稲垣委員 ここにも書いてもらってあるというか、県外調査、今回オンラインで初めて実施したということですので、個人的には現場へやっぱり行ったほうがもっと伝わるなという感じはあるものの、ただ、状況によってはああいうこともやっぱり手法として大事だなということを思いまして、初めてこういうオンラインでやったというのは大きく評価されることだと思っていますし、今後うまく活用できたらなということは感じました。

〇田中委員長 ありがとうございます。
  ほかの委員の方々いかがでしょうか、御意見。どうでしょうか。
 ちょっと思い返していただいて、津保健所で保健所の現場の対応の実情など調査をしたことが走馬灯のように。あと、名張市では当時の市長自ら、まちの保健室をはじめとする取組を御説明いただいたり、県内調査についてはそんなことでした。

〇津田委員 重点調査項目の中にひきこもり支援を入れていただいて、いなべのひきこもり支援センターへ行かさせていただいたり、また、地域ぐるみで支えていこうという、先ほどのまちの保健室ですけれども、名張も行かさせていただいて、支援計画の議論をしっかりとさせていただいて、重点調査項目らしい議論、視察ができたんではないかなと。県外調査についてはこういうコロナ禍の中で残念でしたけれども、しっかりとできたんではないかなと私は思います。

〇田中委員長 ありがとうございます。
  よろしいですか。改善すべき点とかも、もし気になった点がございましたら。よろしいですかね。

〇山内委員 今回、県外調査がコロナ禍によって中止になってオンラインという形だったんですけれども、非常に内容的にも得られるものはしっかり十分あったなという思いがあります。
  そういった意味では、オンラインをああいう形で活用するともっとたくさんの地域とか、団体とか、行政のほうに今後聞き取り調査等できるんだなという感覚があったので、今後そういったことも生かしていただくといいのかなというふうに思いました。

〇田中委員長 ありがとうございます。
  ほか、いかがでしょうか。よろしいですかね。

          〔発言する者なし〕

〇田中委員長 それでは、ただいまいただいた御意見などを正副委員長において取りまとめをさせていただいて、5月12日、委員長会議において、私のほうから報告をさせていただきたいというふうに存じます。
  報告に当たり、字句等については正副委員長に御一任願いたいというふうに思いますが、よろしいでしょうか。

          〔「異議なし」の声あり〕

〇田中委員長 はい。
  次に、委員会活動の評価に係る委員間討議を参考に、チェックシートの各項目への評点の記載をお願いしたいと思います。
  ここで一旦休憩とさせていただき、チェックシートに委員の皆さんに評点を記載いただきます。その集計をさせていただいて、委員会を再開します。各項目の平均点について御確認いただいた上で、再度その結果を踏まえた委員間討議を行いたいと存じます。再開は2時25分とさせていただきます。
暫時休憩いたします。
 

(休憩)

 
〇田中委員長 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
  先ほど皆様につけていただいたチェックシートの平均点を私のほうから報告をさせていただきたいと思います。「委員会審議の活性化」につきましては平均点は3.9、「年間活動計画」につきましては4.1、「重点調査項目」についても4.1、「県内外調査」についても4.1です。「当初予算に係る調査・審査」に関しまして3.9、「総合計画に係る調査・審査」は3.8です。「個別の行政計画に係る調査・審査」につきましては4点。下段のほうの基本方針の部分ですけども、1番は横棒、「2 請願への対応」につきましては3.9ということになっております。評価ありがとうございました。
    それでは、本評点結果も含めて、補足すべき点とか何か御意見のある方はお願いいたします。

          〔発言する者なし〕

〇田中委員長 よろしいですか。それでは、本日いただいた御意見も含めて正副委員長で整理の上、本委員会の委員会活動評価総括表として報告したいと存じます。
   これで、「委員会活動の評価」についてを終わります。ほかに何か御意見はございますか。

          〔発言する者なし〕

〇田中委員長 よろしいですか。なければ、委員間討議を終了いたします。
 
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
医療保健子ども福祉病院常任委員長    
田中 智也

 

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