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三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 令和4年度 委員会会議録 > 令和4年10月5日 教育警察常任委員会 予算決算常任委員会教育警察分科会 会議録

令和4年10月5日  教育警察常任委員会 予算決算常任委員会教育警察分科会 会議録

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教育警察常任委員会
予算決算常任委員会教育警察分科会
会議録
(開会中)

 

開催年月日    令和4年10月5日 (水曜日)    午前10時0分~午前11時48分 
会 議 室     502委員会室
出 席 委 員    8名
           委  員  長       平畑  武
           副 委 員 長       谷川  孝栄
           委     員       野口  正
           委     員       山内  道明
           委     員       杉本  熊野
           委     員       小林  正人
           委     員       日沖  正信
           委     員       中川  正美
欠 席 委 員    なし
出席説明員 
     [警察本部]
           本部長 佐野  朋毅
           警務部長 河石  勇
           生活安全部長 西堀  浩一
           地域部長 前川  善英
           刑事部長 廣田  清志
           交通部長 西久保  陽
           警備部長 藤井  淳夫
           務部首席参事官 中西  通
           生活安全部首席参事官 岡﨑  浩司
           地域部首席参事官 髙橋  哲也
           刑事部首席参事官 栁生  裕也
           交通部首席参事官 金川  裕之
           警備部首席参事官 出口  浩
           警務部参事官総務課長 島田  素明
           警務部参事官会計課長 千田  悟朗
           交通部参事官交通規制課長 野田  正隆
           警備部参事官警備第二課長 松岡  善則
           生活安全部少年課長 濱口  裕史
       その他関係職員


委員会書記   
          議事課       主幹兼係長   大西 功夏
          企画法務課    主任       奥村 克仁
傍 聴 議 員   なし
県 政 記 者   3名
傍 聴 者    なし
議題及び協議事項
第1 分科会 (警察本部関係)
 1 所管事項の調査
  (1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告
第2 常任委員会 (警察本部関係)
 1 議案の審査
  (1)議案第109号「財産の取得について」
 2 所管事項の調査
  (1)「『令和4年版県政レポート』に基づく今後の『県政運営』等に係る意見」への回答について (関係分)
  (2)「『強じんな美し国ビジョンみえ(仮称)』及び『みえ元気プラン(仮称)』最終案に対する意見」への回答について (関係分)
  (3)「強じんな美し国ビジョンみえ」及び「みえ元気プラン」成案について (関係分)
  (4)犯罪情勢について
  (5)犯罪対策について
  (6)鉄道警察隊の活動について
  (7)交通安全対策について
  (8)官民一体となったテロ対策について
3 常任委員会活動の上半期の振り返りについて
 
【会議の経過とその結果】
 
〔開会の宣言〕
 
第1 分科会 (警察本部関係)
 1 所管事項の調査
  (1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告
     ア 当局から資料に基づき説明 (河石部長)
     イ 質問   なし
 2 委員間討議
  (1)執行部に処理経過の報告を求める事項   なし
 
第2 常任委員会 (警察本部関係)
 1 議案の審査
  (1)議案第109号「財産の取得について」
     ア 当局から資料に基づき補充説明(なし)
     イ 質疑       なし
     ウ 委員間討議   なし
     エ 討論       なし
     オ 採決       議案第109号   挙手(全員)   可決
 
 2 所管事項の調査
  (1)「『令和4年版県政レポート』に基づく今後の『県政運営』等に係る意見」への回答について (関係分)
  (2)「『強じんな美し国ビジョンみえ(仮称)』及び『みえ元気プラン(仮称)』最終案に対する意見」への回答について (関係分)
  (3)「強じんな美し国ビジョンみえ」及び「みえ元気プラン」成案について (関係分)
     ア 当局から資料に基づき説明 (河石部長)
     イ 質問

○平畑委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。

○野口委員 ちょっと確認なんですけれども、2ページの今言ってもらった自動通話録音警告機ということで結構していただいているんだけれども、それによって実際どれぐらい効果があったのかとか、もし分かればでいいんですけれども、状況というのは分かりますか。

○西堀部長 現在、設置した方で被害に遭った方というのはお聞きしていません。
 以上です。

○野口委員 かかってくるのはどれぐらいかかってきたのか。そこら辺、大体雰囲気で分かると思うけれども、それは分からないか。

○西堀部長 かかってくる数についてはちょっと分からないんですけれども、ただ、途中、撃退率というのが表示されます。そうしたら、かかってきて出るまでに切られた電話というのも一定数あることは確認されています。

○野口委員 ということは、効果はありますよということでやったということですね。

○西堀部長 はい。

○野口委員 分かりました。
 終わります。

○山内委員 今の野口委員の質問に続いてなんですけれども、先ほど御報告いただきまして、316台のうち311台まで貸出いただいたということで、本当に感謝を申し上げます。
 その上で、そこまではちょっと押さえていただいていないと思うんですけれども、実際に貸出期間が過ぎた後、これは効果ありという判断で購入に至ったケースとか、そんな率とか、もし分かればなんですけれども、それが1点と、あと、被害に遭われた方で、貸出期間が終わってからその後被害に遭ってしまった方のケースというのがあるかどうかを教えていただきたいんですけれども。

○西堀部長 後に自分で買われたという方は把握しておりません。あと、被害に遭われたという方についても把握していません。
 ただ、先ほどの野口委員の質問にも少し関連していますが、モデル期間があったんです。設置者の90%の方が不審電話がなくなった、減少した、被害防止に有効という回答をいただいていますし、先ほど説明した撃退率、これについては24.8%、4人に1人が電話に出る前に切っているというところで効果があると思われます。
 以上です。

○山内委員 2つ目の、貸出し後に被害に遭ったかどうかと聞かせていただいたのは、向こうの、犯罪する組織の側がどういった形でやっているか分からないですけれども、自動通話録音警告機がついているのでここにかけても意味がないということで、いわゆるリストからその番号を削除されたのであれば、例えば貸出期間が終わってもずうっとその効果が続くというか、電話がかかってこないことがあり得るのかなと思ったので、ちょっと聞かせていただきました。
 もしそういったことがあるのであれば、一定期間、自動通話録音警告機を設置することで、その後もある一定の効果が継続するのであれば非常に有効なのかなと思ったもので聞かせていただいたんですけれども、数字が分からないということでしたので。ありがとうございます。

○平畑委員長 関連で一言だけ。
 西堀部長、ちょっとお聞きしますけれども、今の山内委員の質問に対して、調査することは難しいからやっていないんですか、それともデータとして取れないということか、どちらなんですか。

○西堀部長 データとしては取れないことはないと思います。

○平畑委員長 であれば、できれば取ってもらったほうがより安全かなという気がしますので、ひとつお願いしたいということで。

○西堀部長 分かりました。

○中川委員 犯罪に強いまちづくりということで、県警としても強い決意で臨むと、大変敬意を表させていただくんですが、昨日も行方不明であった女の子がほぼその本人ではないかなということであったかと思うんですが、三重県で行方不明者事案、これは最近のものもあれば、ずうっと昔のもあると思うんですが、トータルでどのぐらいあるのかお聞かせ願いたいと思います。

○西堀部長 年単位なんですけれども、行方不明者は、事件の有無にかかわらず、昨年1年間では907名を受理しています。令和2年は876名。過去10年で言いますと、平成27年の1234名がピークになります。おおむね1000人前後の行方不明者を受理しております。これは家出も含めています。

○中川委員 大変びっくりしたんですけれども、大変多いという感じを持つんですけれども、そういった中で解決といいますか、行方不明が解消したのもあればということだと思うんですが、今のお話は現時点でまだ行方不明になっとるということなんですね。

○西堀部長 受理した数です。

○中川委員 その中でどのぐらい解決したのかというのは。

○西堀部長 これについてはちょっと数を持ち合わせておりません。ただ、家出人等で発見される数も多数あるということは事実です。

○中川委員 私はゼロになっていただきたいという気持ちでございますので、分からないというんじゃなくて、きちっと精査していただいて、対応方お願いしたいと求めて終わります。

○杉本委員 それに関連して、その人数の中に例えば認知症で見当たらないというような数も入っておるということでしょうか。

○西堀部長 認知症の方の数も入っております。数は、令和3年は907人中105人、令和2年は876人中98人、過去5年でいくと130人、106人、100人、おおむね100人前後の方が。

○杉本委員 認知症以外にどのような種類分けといいますか、区分があるんですか。

○西堀部長 疾病関係、家庭関係、事業・職業関係、学業関係、異性関係、あと、その他です。

○杉本委員 分かりました。

○平畑委員長 そのほか意見はございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

○平畑委員長 なければ、(1)「『令和4年版県政レポート』に基づく今後の『県政運営』等に係る意見」への回答について(関係分)から(3)「強じんな美し国ビジョンみえ」及び「みえ元気プラン」成案について(関係分)までの調査を終わります。
 
 (4)犯罪情勢について
 (5)犯罪対策について
 (6)鉄道警察隊の活動について
    ア 当局から資料に基づき説明 (廣田部長、西堀部長、前川部長)
    イ 質問

○平畑委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。

○野口委員 7ページの犯罪情勢なんですけど、これの5番の来日外国人犯罪ということで、ちょっと減っているということで、多分コロナ禍の影響か何かだと思うんですけれども、当然入ってくる人が多いのであるとは思うんですけれども、何か国別でこういう差があるのかなというのと、多分、人材派遣とかそういう関係者の方だと思うんです、除いとるということは。ということは、人材派遣とか、そういう指導しとる団体なり会社なりがあるはずやけれども、もし違っていれば別ですけれども、そこら辺の指導とか状況とか、もし分かれば教えてもらいたい。

○廣田部長 まず、委員がおっしゃいました国籍別の話でありますが、国籍別に申し上げますと、ブラジルが22件16人、ベトナムが19件17人、フィリピンが10件11人、以下、中国等々と1桁で続いているところでございます。
 国籍別はそのようなことで、あと、人材派遣会社等々の御質問に関しましてはちょっと把握がし切れておりませんので、申し訳ございません。
 以上でございます。

○野口委員 これを見とると、三重県在住の状況から言ったら、一番多いのがブラジルで、次ベトナムですから、多分その割合で来ているのかなという解釈をしておるんですけれども、これはさっき言ったように国内に定住していない、また、永住者、永住者の配偶者というのを除いとるということですので、要するに海外から観光も兼ねて、また、働きにみえている方が多いんかなという意識がありますもので、そこら辺でちょっと確認したかったんです。
 その辺はちょっとあれやけれども、業者の関係で人材派遣とか実習で来ている人がおるんですけど、そういう人たちが逃げたり、犯罪したりするというのが今よく問題になっています。それは当然本人の問題でもあるんですけど、逆に組合なり会社なりが当然呼んでいるんだから、そちらの影響もあるんかなと思って質問をしたんです。そこら辺は分からないということでよろしいですね。分かりました。
 終わります。

○中川委員 鉄道警察隊の関係で御質問を申し上げたいと思います。
 まず、鉄道事業者等9事業者があるとおっしゃったと思うんですが、これはJRの民営化に伴ってこの警察隊ができたという話が冒頭あったと思うんですが、これはJRをはじめとして私鉄も全部含まれるのか、その辺りをお聞かせ願いたいと思うんですが。

○前川部長 9事業者の中には旧来のJRも入っておりますが、いわゆる私鉄といいます近鉄であるとか、四日市あすなろう鉄道とか、日本貨物鉄道とか、そういうものも入ってございます。

○中川委員 確認します。県内の事業者は全部入っているということで理解してよろしいんですね。

○前川部長 そのとおりでございます。

○中川委員 それから、隊長以下35名ということでありますけれども、この中で女性の方は何人いらっしゃるんですか。

○前川部長 本隊には1名女性がおるんですけれども、兼務隊のほうは、もう少しお待ちください。
 すみません、ちょっと女性の内訳までの資料を持っていないもので、申し訳ございません。

○中川委員 警察隊のメンバーからしますといろんな要望があったり、また女性の方々もいろんな要望をなさると思うんです。したがいまして、女性の方がある程度必要ではないかなと認識するんです。
 今おっしゃった1名というのはちょっと意味が分からないんですが、教えていただけませんか。

○前川部長 全部で35名おるんですけれども、地域部の地域課におる本隊というものと6警察署に分遣隊というふうに置いておりまして、6警察の者は警察署で兼務という形でつけさせていただいております。本隊には隊長と鉄道警察隊員が2名おるんですけれども、そのうち1名が女性警察官ということで
活動しております。

○中川委員 いずれにいたしましても私の言わんとするのは分かると思うんですが、女性の方もやはりいらっしゃったほうが県民サイド、それから三重県は観光の方も多いと思いますので、そういった柔らかい感じといいましょうか、そういうことも必要ではないかなということで、これは一応対応していただくとありがたいなと要望して終わります。

○平畑委員長 ちょっと関連で、私も気になっていた項目なんで、プラス13名ということですけれども、実質はどこかから調整されて13名出したということか、本当に今までの人数にプラス13名なのか、どういうことですか。

○前川部長 鉄道警察隊の分遣隊という制度がございまして、主要な駅の交番に警察署の地域課員がおるんですけれども、その者が分遣ということで自分の管轄区域の鉄道に乗れるような制度を取っております。そこを詳しく言いますと13名増やしました。

○平畑委員長 実質増えたわけではないということですね。

○前川部長 はい、人数的には。ただ、鉄道に乗れる警察官として、地域警察の制服警察官が乗って仕事をするという機会が増えたということでございます。

○平畑委員長 ありがとうございます。
 そのほか、御意見はございませんか。

○杉本委員 子ども、女性等を守る取組の関係ですけれども、SNSに起因する子どもの犯罪被害なんですけれど、これはサイバーパトロールによって発見されるものなのか、それとも事件があって被害の訴えとか届出があった数なのか、その辺りの内訳はどうかということと、先ほど少し御紹介いただいたんですけれども、事件の内容についてもう少しお聞かせいただけませんか。

○西堀部長 まず、SNSに起因する犯罪、これは定義としましては、SNSを通じて面識のない被疑者と知り合って、交際や知人関係などに発展する前に被害に遭った事案、これをSNSに起因する事案ということで定義づけています。
 端緒としましては、被害児童の御両親からの相談、あと、他事件からの捜査で被疑者の携帯電話からの精査、ほかにはサイバーパトロール等があります。端緒としてはいろいろあります。そのため端緒に応じてサイバーパトロールや非行防止教室、あと取締り、そこらを進めているところです。
 以上です。

○杉本委員 中には重篤な事案に関連していったものというのもあるんですよね。

○西堀部長 事件の詳細についてはなかなかお示しできませんけれども、無理やり連れていかれたとか、あと強制わいせつ、強制性交、あと児童ポルノ、自画撮り、自分の裸の写真を撮って相手に送ったり、あと淫行、あと児童買春等の事案です。

○杉本委員 テレビ等の報道等でよく目にするんですけれども、そういう事案は三重県でも発生しているということですね。
 もう一点だけ、児童虐待のところなんですけれども、児童虐待の警察への通告というのはすごく増えているんですけれども、数の変化は分かるんですけれども、内容の変化がもう少し知りたいなと思っているんです。というのは、子ども・福祉部のほうに聞くと、面前DVが増えているので、それによるものが多いんだということをいつも言われるんですけれども、警察のほうは本当にその解釈でいいのかどうかというのが少し気になっております。
 といいますのは、通告はこんなに増えているのに、一時保護はするけれども、返すので、保護児童の数はずうっと昔から変わらないんですよ。こんだけ増えているのに保護児童数は変わらない。大丈夫なのかというのがすごくあるので、内容の変化がどうなのかを少し。

○西堀部長 委員が指摘のとおり、心理的虐待が最も多いんです。昨年でいいますと、心理的虐待は724件中508件、その前は721件中499件、その前は570件中366件、その次に多いのが身体的虐待です。令和3年168人、令和2年158人、令和元年145人、その後、ネグレクトが令和3年が44人、令和2年
が62人、令和元年が56人、あと性的虐待、これは1桁、4人とかいう数です。
 警察としましても、危険性があるとかという身柄を伴う通告、身柄をそのまま児童相談所なりに持っていく数なんですけれども、これにつきましては全体の通告の数の大体10%を身柄つきで通告しています。

○杉本委員 身柄つきの通告が増えているという状況にあるのかどうかということと、やっぱり増えているのは心理的虐待と言われましたけれども、それはDVとかのそういう関係になるかと思うんですけれども、通告が増えているのはやっぱりそういう心理的虐待、面前DVの関係が多いというふうに捉えていいですか。

○西堀部長 御指摘のとおりです。面前DVが増えています。
 先ほどの数字でもう少し詳しく言いますと、令和3年に心理的虐待は508人ということなんですけれども、そのうち面前DVが414人、令和2年は499人中392人、令和元年は366人中307人が面前DVです。

○杉本委員 面前DVの通告人が隣近所とか家族とか、どこが多いんでしょうか。

○西堀部長 当事者もあります。相手方です。

○杉本委員 分かりました。

○山内委員 3点ほどなんですけれども、犯罪情勢の刑法犯のところで、重要窃盗犯検挙率が40.3%ということで低いなと思って見ておったんですけれども、ひったくりとか、すりとか、なかなかそういったところの検挙は難しいのかなと思って見ておったんですが、自動車盗が68件あると先ほど御報告にあ
ったと思うんですけれども、例えば自動車盗の検挙率というのはどれぐらいあるかというのを教えていただいてもいいでしょうか。

○廣田部長 自動車盗の検挙率ということで、今、御質問をいただきました。
 自動車盗につきましては、68件の認知に対しまして検挙が17件ということでございますので、パーセンテージを書いたものがございませんが、17割る68という数字になろうと。25%ということになろうと思います。

○山内委員 自動車盗は大きなものなので、検挙率は多分高いのかなと思って今聞かせていただいたんですけれども、40.3%、逆に平均以下ということなので、なるほどと思ったんです。
 自動車盗の検挙率が低い理由というのはどんな感じなんですか。

○廣田部長 まず、自動車盗の発生について若干申し上げますと、レクサスであったり、ランドクルーザーといった高級自動車を対象とした窃盗事案というのが全自動車盗の約41%を占めておりまして、方面的に見ますと鈴鹿以北の地域で約9割が発生しているというような状況にございます。
 当然、発生時において所要の捜査、つまり現場の捜査であったり、それから防犯カメラの捜査であったり、そのほか関係府県等との情報交換、合・共同捜査というものを推進いたしておりますが、実際のところ余罪を多数供述する被疑者というものが検挙できてまいりませんと、やはり検挙の数というのは
増えてまいりませんもので、その辺りで今申し上げたようなことで基本的な捜査というのをしっかり推進して、1件でも多く検挙につなげてまいりたいというふうに考えております。
 以上であります。

○山内委員 余罪が明るみになって、そこの検挙をしないと検挙率としては上がらないという、余罪というのは、いわゆる犯人から分かってくる情報ということなんですか。

○廣田部長 余罪というのは、あらかじめ警察の捜査において、同一の被疑者が何件かそういう事件を犯行しておるということを把握した上で、被疑者を逮捕するなどして取り調べるという場面もありますし、逆に警察が全く承知していない事実を被疑者の取調べの中で供述するという場合もあります。どちらのパターンもございますので、一概にちょっと申し上げにくいところでございます。

○山内委員 あと一点、先ほど防犯カメラという話が出ましたけれども、防犯カメラがついていると検挙率はやっぱり上がるものでしょうか。

○廣田部長 防犯カメラにおける検挙率という明確な数字は、ついていたから上がるというところまでは承知いたしておりませんけれども、昨年来、三重県警察本部では刑事部の中に捜査支援分析課という新たな所属も発足いたしまして、そちらのほうの所属員が所轄警察署と連携をしながら、防犯カメラの画像から犯人の人相であったり、もしくは犯行に使っていた自動車であったり、もしくは自転車であったり、昨日も、くしくもフジテレビでも一部放映されたんですけれども、そういう自転車を特定したりとか、やはりそういう意味で非常に防犯カメラというのは効果が大きくて、数字こそ持ち合わせておりませんが、防犯カメラは効果があるというふうに言えると考えております。
 以上であります。

○山内委員 自動車、こんな大きなものが盗まれて、それがなかなか検挙できないのはすごくびっくりなんですが、それだけ巧妙なのかなというふうに思うんですけれども、防犯対策という部分で防犯カメラが一定程度有効だというお考えも今示されましたけれども、ぜひ様々なところで情報を共有いただいて、頑張って検挙いただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
 それから、暴力団の犯罪のほうなんですけれども、前年同期と比べて例えば刑法犯が41件で、マイナス109件ですか、これは何か大きな変化があったんでしょうか。

○廣田部長 暴力団犯罪の刑法犯検挙のマイナス109件についての御質問だというふうに承知いたしました。
 まず、前提といたしまして、暴力団の犯罪というのはここ数年、3か年で見てみましても年々検挙件数が減少してきております。そこら辺のところを分析してまいりますと、まずは暴力団構成員等が減少傾向にあることに加えまして、暴力団という組織実態を隠して各種事業活動に進出して巧妙に違法性を隠しつつ、社会に溶け込んだ形の資金獲得活動を進めるなど、警察の目を欺く資金獲得活動を活発化させていることなどもその要因として考えられます。
 この109件のところについて改めて分析をいたしますと、実は罪種別に見ますと、窃盗犯がマイナス93件ということで大きく減少しております。ここ数年、暴力団構成員等による窃盗事件の検挙というものが相当数ございましたもので、そこのところでやはり100件近い減少があったというところがこの数字、109件のところへ響いてきたものと分析いたしております。
 要は、先ほどと同様で、人数はほぼ同じ検挙数であったとしても、1人が犯行をした余罪、この件数が多いかどうかというところが影響してくるものというふうにも考えております。
 いずれにしましても、警察といたしましてはそういった資金獲得活動にも捜査の目を光らせながら、暴力団対策法の効果的な運用及び暴力団排除活動を推進いたしまして、暴力団犯罪の取締りの強化に取り組んでまいりたいというふうに考えております。
 以上であります。

○山内委員 最後3点目なんですけれども、先ほど来話が出ている特殊詐欺対策のところで、固定電話での被害がまだ60%以上あるというふうに先ほどお聞きさせていただいて、やはり自動通話録音警告機等の利用促進は大事なんだなということを改めて確認させていただいたんですが、防犯対策というところでは警察本部だけではなくて、環境生活部とかそういったところの関係部署とも連携していただいて啓発していただくことも大事かなというふうに思っておりますので、そういったところの連携の状況とかがもしあれば教えていただきたいんですけれども。

○西堀部長 官は当然していただいて、民も当然御協力いただいておって、具体的に水際で言うたら銀行やコンビニ、あと高齢者が頼まれる宅配とかにビラをお願いしたり、民としてもいろいろ企業のCSR活動等で御協力いただいております。官については、当然連携しているところでございます。
 以上です。

○山内委員 また引き続きしっかり連携していただいて、取り組んでいただきたいと思います。

○日沖委員 先ほど山内委員のほうから盗難車のお話が出ました。ちょっと関連して私もお聞きしたいんですけれども、2年前に盗難自動車の解体及び輸出の防止等に関する条例をつくっていただきまして、周辺の環境を守るという意味も併せて含めてつくっていただいたんですが、盗難車の隠れみのというか、解体して売ったりするというようなこともあって、それが犯罪の温床にもなり得るということもあってできたと思うんですが、ヤード条例のその後の効果というか、ヤードにおける事件が実際にあったとか、何かそういう効果とか、何かの事例とかあったら教えていただきたいですけれども。

○西堀部長 立入り等はやっておりますが、事件等の検挙はございません。
 また、届出については、昔やっとって、外国から帰ってみえて届け出る方もおって、届出については順次していただいとると認識しております。
 以上です。

○日沖委員 実感として、条例を整備したことの意義とか効果はあるなという感じ取られ方はしておられますか。

○西堀部長 あると思っております。

○日沖委員 分かりました。

○平畑委員長 そのほか、意見はございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

○平畑委員長 なしということで、1時間ほどたちましたので、ここで休憩に入りたいと思います。11時10分再開といたします。
 暫時休憩いたします。

(休憩)

○平畑委員長 休憩前に引き続き委員会を継続いたします。
 先ほどの質問に対する補充説明がございますので、まず西堀部長からお願いいたします。

○西堀部長 先ほど行方不明者の発見数のお尋ねがあったんですけれども、令和3年は届出受理数が907人、そして行方不明者を発見した数は1110人、令和2年は876人の届出で1239人の発見です。何で届出より発見した数が多いんやという話になると思うんですけれども、これは前年とか前々年に届け出られた方が見つかったということです。理解いただければと思います。
 以上です。

○前川部長 先ほどの鉄道警察隊の男女の内訳なんですけれども、本年4月1日現在で8名女性がおります。よって、35名中22.9%ということで、6署の各分遣隊に最低1名以上女性を配置しております。
 以上です。

○平畑委員長 ありがとうございました。
 もうこれで質問はないものとしてよろしいですね。

          〔「はい」の声あり〕

○平畑委員長 なければ、(4)犯罪情勢についてから(6)鉄道警察隊の活動についてまでの調査を終わります。
 
 (7)交通安全対策について
 (8)官民一体となったテロ対策について
    ア 当局から資料に基づき説明 (西久保部長、藤井部長)
    イ 質問

○平畑委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。

○中川委員 2点お願いします。
 まず1点目は、交通安全対策の中で、11ページの一番下、「警察では、自転車指導啓発重点地区・路線を中心に」と、重点地区、そして路線を決めたこの基準です。これが1点目。令和2年7月に交通誘導警備の検定合格警備員を配置する路線が決まったということなんですが、それが25路線から29路線に増えたということなんですが、これもどういう基準であるのかということです。これが大きな1点目。
 2点目はテロ対策で、先般、安倍元総理がああいう形になったと思うんですが、いろいろあるんですけれどもその中で、ピストルで射撃したということなんですが、犯人が自ら自家製のピストルでしたということだと思うんです。これに関して県内で、ピストルの所持は分かってみえると思うんですが、そ
ういう形で自ら作ったピストルの所持、それはどこまで掌握しとるのかということです。2点。

○西久保部長 それでは、自転車のところの御説明をさせていただきます。
 この自転車指導啓発重点地区・路線というのは、まず、地区のほうは県下で23ございます。それから、路線のほうは11指定しています。警察署ごとに指定していただいておるんですけれども、ここの指定、選定の条件としては、全国的に歩行者と自転車の事故がすごく増加して、歩道で歩行者と自転車が並走して歩行者がけがをするとか、そういうところから、歩道、例えば通学時間帯に自転車に乗った学生と歩行者がぶつかるような、そういうような危ないところ、主に駅の周辺、それから通学路、狭い道、こういったところを条件として、エリアで指定したほうがいいところと路線で指定したほうがいいところを警察署ごとにそれぞれ選定していただいて、この地区・路線で自転車に対する指導とか啓発のほうを重点的にやっているというものでございます。

○西堀部長 先ほど御質問のあった警備員の配置を必要とする路線の指定なんですけれども、警備業法などに定められており、生活安全部が所管しておりますので説明させていただきます。
 委員が御指摘のとおり、令和2年に25路線から29路線に拡充されています。拡充なんですけれども、13路線増加して9路線除外して25から29になっております。
 当時の基準ですが、2つあって、4車線以上かつ交通量が1万台以上の路線、2つ目は交通量が2万台以上の路線、いずれも24時間の交通量です。交通量については、国土交通省のデータ、警察データを基にやります。国のデータは5年に1回更新され、令和2年の改正データは平成27年当時のものを指定しています。乖離がある場合は、双方のデータを比較してやっております。
 今後、拡充なり、除く部分が必要であれば検討してまいりたいと思っております。
 以上です。

○廣田部長 手製銃の所持なりということの質問であるというふうに理解いたしました。
 手製銃につきましては、安倍元総理の事案でもいろいろと報道されましたとおり、そもそも作り方というものがどうなのかというところもありますし、それから自分で今3Dプリンターで作れてしまうというような問題もあったりしております。
 そのようなことで、手製銃が実際今、三重県でどのぐらいあるかというふうな御質問だと思いますが、また検挙があるかという御質問だと思うんですが、手製銃に関しましては今のところ県警察では検挙はございません。あと、把握につきましても、どのぐらいあるかというところもちょっと把握に至っておりません。
 以上であります。

○藤井部長 警備部のほうからも若干補足をさせていただきたいと思います。
 テロの未然防止という観点から、御指摘いただいております銃器の関係、手製銃であったというふうになっております。違法有害な情報、作り方がネット上に氾濫しているじゃないかとか、氾濫はしておりませんけれども、それらを参考に作ったんじゃないか、こういう指摘もされているところであります。
こういう違法ではないけれども有害である、こういうような情報につきまして、その発見にもパトロールに努めているところであります。
 また、発射するための火薬、先ほどちょっと説明の中にもございましたけれども、そういうことで爆発物の原料、一つの爆発物になります。こういったものに対する原料の対策も同様に進めております。
 以上です。

○中川委員 まず、ピストルの関係から、検挙された方はないと。
 それから、我々としては想定外の思いがあったんですけれども、これについて、いつ何どきそれを使って事件が起こるか分からないということが考えられると思うんです。したがいまして、三重県警として、奈良県警と先般のそういうことについての御協議はなされたのかどうか、その辺りはどうでしょうか。

○藤井部長 テロの未然防止という観点からお答えさせていただくんですけれども、奈良県警察とは個別にそこまで踏み込んだ協議はしておりません。
 ただ、警察庁のほうが、御案内のとおり8月の末に検証結果を細かく五十数ページのようなものを公表されております。公表していない部分についても若干指導いただいているところもあります。事細かく指導いただいておりますので、再発防止のためにどういう取組が必要なのか、先ほど申し上げましたネット上に流れている情報の対策とか、爆発物原料の対策、そもそも不審なものをどういうふうに見ていくのか、こういうような対策。そして警護という分野、これからどうしていくのか、情勢を見極めて必要な体制をしっかりつくって、現場にも指揮官を置いて、その時々の情勢に応じた警戒をしっかりやりなさいと、こういうような事細かく指示をいただいておりますので、そういう新要則に沿った対応を続けていきたいと思っております。

○中川委員 よく分かりました。いろんな連携をしていただいていることが分かりました。
 しかしながら、いつ何どき手製のピストルで事件が起こるか分からない。したがいまして、三重県警の英知を結集していただいて、その対策を一遍考えていただきたいなと思います。
 それからもう一つ、路線の問題、あれば考えたいということじゃなくて、拡充をしていく、そういう気持ちでやっていただきたいなと、そういうことで要望して終わります。

○小林委員 1点教えていただきたいんですけれども、県内の主要交差点で信号機の点灯の変わり、これはある程度交通量とかそういうのを集約していただいて、例えば朝は2分間変わらないけれども夕方は1分とか、そういうあれがあると思うんですけれども、そういうのは見直しというのはされているんでしょうか。

○西久保部長 信号機の運用の関係でございます。
 信号機につきましては、県下で約3200あるんですけれども、そのうちの3分の1ほどは管制センターが制御しております。管制センターのほうで感知器からの車の情報に基づいて秒数の割り振りをしていますので、それは絶えず変化させている、制御している。都市部のところはそういうふうになってございます。
 地方のほうへ行くといわゆるスタンドアローンの信号機がたくさんあるんですけれども、そこの信号機についてはそれぞれの信号機で設定します。例えば朝の通学時間帯、南北が多ければ南北のほうに秒数を振って東西のほうを少なくする。それが昼になると交通量が変わるのでその秒数を変えると、そういう設定はその都度させていただいていますし、やっぱりたくさん信号機がありますので、我々警察だけでは信号がそういう実情に合ったものかどうかというのはリアルタイムに分からないところもありますので、そういったところはいろいろ通行者の方からの意見とかを聞きながら、その都度設定のほうの見直しはさせていただいておると、このような状況でございます。

○小林委員 あくまでローカルなところの信号機なんですけれども、交通量に見合わないような待ち時間とか、いろいろそういうのがあって渋滞を引き起こす、そういうようなところも多数ありますので、そういったところは、我々から情報を提供させていただければ見直しも検討していただけるというようなことでよろしいんですよね。

○西久保部長 そのとおりでございます。最寄りの管轄する警察署のほうに言っていただければ、本部のほうにもそれが上がってきて、意見をいただいたら実際に現地調査を実施して、必要に応じて見直しをさせていただいておるというような状況でございますので、また気がついたところがあったらよろし
くお願いしたいと思います。

○日沖委員 資料の交通安全対策の11ページの2番の横断歩行者の安全確保なんですけれども、本当に最近、私らも実感するほど横断歩道の前で停車してくださる車も多くなりましたし、もちろん県民の皆さん方の意識の向上もあるでしょうけれども、三重県警察の御努力のたまものだというふうに感謝をしておる次第なんですが、しかしながら、現実やっぱり横断歩道に差しかかったときに、渡るのか渡らないのかが分からないというのがどうしてもあります。渡るんかい、渡らないんかいみたいな。窓を開けて「すみません、おたくさん渡られるんですか」と、そんな声もかけられませんし、戸惑うときもあるんですが、とにかく戸惑ったとしても停車すればいいんですけれども、昔、私らの子どもの頃、横断歩道は手を挙げて渡りましょうという、標語があったのかどうか分かりませんけれども、みんな子どもの頃、横断歩道は手を挙げて渡りましょうという言葉は何か知っとったような気がします。
 うちらは田舎なので、子どもの頃はまだ舗装もされていない道路も多くて、横断歩道の線が実際に引いてあるところはそうなかったんですけれども、横断歩道は手を挙げて渡りましょうみたいな、そういうふうに耳に残っとるような気がして。ぜひ分かりやすい標語のようなものでまだまだ徹底して手を挙げていただけるように、やっぱり分かるようにしていただければ車で通行する側もはっきりしやすいので、これは要望なんですけれども、さらに徹底した、何か効果のある標語なりもつくりながら、分かるような横断歩道の渡り方をPRいただきたいなというふうに思いますのと、それともう一つなんですけれども、これはお聞きするんですが、新聞、テレビなんかで一度聞いたんですけれども、渡ろうとしてみえた方が車にどうぞというようなサインを出したものですから、止まる準備をしながら徐行しながら来た車が、どうぞと、歩行者に手招きされたかどうか分からんけれども、そのために通過したら、そこに警察がみえて切符を切られたと。これはいかがなものかということで、それはいいんじゃないかという判断になったというふうに、いいというかセーフというか、になったというふうに新聞かテレビで見たんですけれども、これは判断が微妙か分かりませんけれども、こういう場合はもちろん三重県警でも同じなんですよねということを確認させていただきたいんですけれども。

○西久保部長 まず、標語の関係でございます。いろいろとありがとうございます。
 委員がおっしゃるように、横断歩道の付近に止まっていても渡るのか渡らないのか分からないのでという、そういう声がたくさんあったというのは承知しています。そういう声をもとにやり始めたのがこの「横断歩道“ハンドサイン”キャンペーン」、昨年の、ちょうど1年ぐらい前からやり始めたんですけれども、やっぱり歩行者のほうも自分で渡るという意思表示をしましょうという、そういうものでございます。
 私も多分同じ年代かなと思うんですけれども、委員がおっしゃるように確かに子どもの頃は手を挙げて横断歩道は渡りましょうという指導を受けた記憶がございます。子どもたち、それから大人も含めて歩行者保護の観点のそういった標語というのはいろいろつくっていて、スローガン等も決めておりますので、そういったところをどんどん活用して歩行者保護の啓発のほうは努めていきたいというふうに考えております。
 それから、2点目の違反の関係なんですけれども、私も新聞報道等の範囲でしか分からないんですけれども、当然歩行者の横断を妨害しているわけではないので、横断歩行者妨害の違反が成立するかというのは微妙なところかなと思います。それぞれ個別のケースがあろうかと思うんですけれども、警視庁が判断して、それは違反が成立しないので警告にしたというふうな記事だったと思うんですけれども、その判断基準につきましては三重県警察でも変わりはございません。
 以上でございます。

○平畑委員長 そのほか、御質問はございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

○平畑委員長 なければ、(7)交通安全対策について及び(8)官民一体となったテロ対策についての調査を終わります。
 
 3 委員間討議
  (1)所管事項に関する事項   なし
  (2)執行部に処理経過の報告を求める事項   なし 

〔当局 退室〕

  4 常任委員会活動の上半期の振り返りについて
  (1)委員会活動の上半期の振り返りの手順の説明 (平畑委員長)
  (2)委員間討議

○平畑委員長 それでは、御意見をお願いいたします。

○杉本委員 県内調査で名張市の不登校の生徒の支援についての調査をさせてもらったと思うんですけれども、不登校への対応が国のほうでも方針が変わってきているという辺りのところが、すごくよく分かる調査をさせていただいたなと思いましたし、聾学校で交流学習が非常に効果的であるということを、貴重な機会やというふうに校長先生はおっしゃってみえましたけれども、それがインクルーシブ教育に向けていかに大事かという辺りのところも勉強させていただいたので、残念ながら県外調査は参加できなかったんですけれども、県内調査は大変よい調査をさせていただいたなというか、重点項目に合ったものをしていただいたなというふうに思っております。

○平畑委員長 そのほか、御意見はございませんか。
 まさに今言われましたインクルーシブ教育については、県外調査でばっちりのテーマだったんですよ。少数精鋭で行きましたのであれですけれども、本当にあそこは身になった。
 ほかに御意見はございませんか。小林委員、どうですか。

○小林委員 特に。

○平畑委員長 中川委員、どうでしょうか。

○中川委員 ございません。

○谷川副委員長 県外調査に行かせてもらった者として、高森町議会で聞かせていただいた町ぐるみのICTを活用した教育は、町内全部にWi-Fiの整備をしていて、町と役場が一体となった教育というのを見せていただいて、貴重な勉強をさせていただいたと思っています。
 福岡県のほうのインクルーシブ教育についても、大都市でのインクルーシブ教育について聞かせてもらったと思う。やはり地域地域によって違いますけれども、それぞれの地域に対応したインクルーシブ教育をされていることがすごく参考になったので、県外調査はすごくよかったなと思いました。

○平畑委員長 今出たような、こういった貴重な意見をぜひ取りまとめたいなとは思いますけれども、本当にこの上半期、私も新型コロナで抜けたりして行けなかったところもあるんですけれども、正直、結構いい内容だったのかなというふうに思っています。これをうまく下半期に生かせればなということでございます。
 それでは、本日いただいた御意見を「振り返りシート」にまとめ、次回の委員会で配付させていただきます。
なお、シートの作成に当たっての表現等については、正副委員長に御一任いただきたいと存じます。
よろしいでしょうか。

          〔「異議なし」の声あり〕

○平畑委員長 それではこれで、今年度の常任委員会活動の上半期の振り返りについてを終わります。
 
〔開会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。 
教育警察常任委員長  
予算決算常任委員会教育警察分科会委員長   
平畑  武 

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