三重県議会 > 県議会の活動 > 全員協議会 > 全員協議会議事概要 > 令和8年度 全員協議会議事概要 > 令和8年10月2日 全員協議会概要
| ■ 開催日時 | 令和8年10月2日(金) 10時00分~13時23分 | ||
| ■ 会議室 | 全員協議会室 | ||
| ■ 出席議員 | 45名 | ||
| 議 長 | 藤田 宜三 | ||
| 副議長 | 津田 健児 | ||
| 議 員 | 市野 修平 | 荊原 広樹 | |
| 伊藤 雅慶 | 世古 明 | ||
| 市川 岳人 | 龍神 啓介 | ||
| 辻󠄀内 裕也 | 吉田 紋華 | ||
| 難波 聖子 | 芳野 正英 | ||
| 喜田 健児 | 中瀬 信之 | ||
| 中瀬古 初美 | 廣 耕太郎 | ||
| 松浦 慶子 | 石垣 智矢 | ||
| 山崎 博 | 野村 保夫 | ||
| 倉本 崇弘 | 山内 道明 | ||
| 田中 智也 | 藤根 正典 | ||
| 森野 真治 | 杉本 熊野 | ||
| 田中 祐治 | 野口 正 | ||
| 谷川 孝栄 | 石田 成生 | ||
| 村林 聡 | 小林 正人 | ||
| 東 豊 | 長田 隆尚 | ||
| 今井 智広 | 稲垣 昭義 | ||
| 日沖 正信 | 舟橋 裕幸 | ||
| 中嶋 年規 | 青木 謙順 | ||
| 中森 博文 | 山本 教和 | ||
| 西場 信行 | 中川 正美 | ||
| 服部 富男 | |||
| ■ 欠席議員 | 2名 | ||
| 曽我 正彦 | 川口 円 | ||
| ■ 県政記者 | 3名 | ||
| ■ 傍聴者 | 4名 | ||
| ■ 協議事項 | |||
| 1 次期総合計画の策定について | |||
| (1)時間 | 10時00分~10時58分 | ||
| (2)説明者 | |||
| 知事 | 一見 勝之 | ||
| [総務部] | |||
| 部長 | 松浦 元哉 | ||
| デジタル推進局長 | 稲葉 崇 | ||
| [政策企画部] | |||
| 部長 | 楠田 泰司 | ||
| 次長兼ひとづくり政策総括監 兼ゼロエミッションプロジェクト総括監 |
山﨑 章弘 |
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| その他関係職員 | |||
| [地域連携・交通部] | |||
| 部長 | 西田 正明 | ||
| スポーツ推進局長 | 和田 吉史 | ||
| 南部地域振興局長 | 関 美幸 | ||
| [防災対策部] | |||
| 副部長 | 鈴木 さおり | ||
| 次長 | 岸江 昭憲 | ||
| [医療保健部] | |||
| 部長 | 山本 毅 | ||
| [子ども・福祉部] | |||
| 部長 | 髙濵 公生 | ||
| [環境生活部] | |||
| 部長 | 天野 敏 | ||
| 次長(環境共生局) | 中川 耕次 | ||
| [農林水産部] | |||
| 部長 | 枡屋 典子 | ||
| [雇用経済部] | |||
| 部長 | 森吉 秀男 | ||
| [観光部] | |||
| 部長 | 塩野 進 | ||
| [県土整備部] | |||
| 部長 | 藤井 和久 | ||
| 理事 | 上村 告 | ||
| [企業庁] | |||
| 庁長 | 生川 哲也 | ||
| [病院事業庁] | |||
| 庁長 | 野口 慎次 | ||
| [教育委員会] | |||
| 教育長 | 長﨑 禎和 | ||
| [警察本部] | |||
| 警察本部長 | 谷井 義正 | ||
| [出納局] | |||
| 会計管理者兼出納局長 | 天野 圭子 | ||
| (3)説明内容 | |||
| 別添資料のとおり(資料はこちら) | |||
| (4)質疑の概要 | |||
○石田議員 資料1-2の構成案の3ページに16の政策が並べられているが、5ページからは15で止まっている。10番のデジタル社会の推進が抜けている理由は何かあるのか。
○楠田部長 我々も議論をして、今やこのデジタル社会の推進というのは、個別分野というよりはすべての個別分野に関わっていくまさに基礎的な事項ではないかということで、2040年の将来見通しやめざす姿については、基礎的な事項のところの4番目に「デジタル・新技術」という形で入れさせていただくという整理をした。
もう一度説明させていただくと、「長期展望」については、(1)に基礎的な事項ということで、個別の将来見通しのすべてに関わる共通的な事項を整理している。そして、(2)は個別分野ということで、個別の政策分野の2040年頃の将来見通し・めざす姿を整理している。
この政策の3ページに書いてある10番のデジタル社会の推進というのは、もう今やすべての政策に関わる共通の分野だろうということで、(2)の個別分野のところではなく、(1)の基礎的な事項のほうで整理をさせていただいたのが理由である。
○一見知事 確かに分かりにくいところがあるので補足をさせていただく。5ページを見ていただくと、(1)、(2)の点については先ほど部長が申し上げたとおりだが、例えば(2)のマル2、医療・介護・健康を見ていただくと、ここにも将来見通しにデジタル技術の活用が書いてある。それから、例えば次の6ページのマル5、観光・魅力発信を見ていただいてもデジタル技術の活用と書いてあり、デジタル社会を推進するというのは今やもう当然のこととなって、各個別の政策分野でそれを推進していく時代になってきているというような考え方であるのでその部分が、1つ数が減ったというのは御指摘のとおりである。
○石田議員 考え方は分かったが、そうすると、デジタル技術はすべての分野に関わってくるので特出しせずにという意味だと思うが、資料1-2別冊「みえ元気プランの検証と2031年の目標」のところに、また施策10でデジタル社会の推進が別で出されているので、今の説明ならもうここからデジタル分野を抜いてもいいのではないかと思うが、どうか。
○楠田部長 今説明したすべての項目に関わる分野に移したというのは、次の総合計画についてはそういうふうにしていきたいと思っている。
一方で、今議員が言われた資料1-2の検証と目標の部分は、まず今の政策に関して検証を行った上で、2031年に向けてどうするかという、検証ベースで記載しているので、その辺にちょっとずれがあるということで御理解いただきたい。
○石田議員 分かった。
○今井議員 2040年を目指して5年間で、毎年の行政展開方針や県政レポートということで、バックキャストするので、長いのでどのように見直していかれるのかなということは、13ページにしっかりと書き込んでいただいているので、安心をさせていただいた。
その上で、12ページにある「次期総合計画における考え方」のところで、9つの政策横断的に取り組む重点テーマとして位置づけられている。これはいろいろ協議して決めてもらったと思うけれども、個人的には、やっぱり2040年というと、今度新たな地域医療構想、医療計画をつくる、その目指すべき年ということもあるし、前のほうで医療・介護・健康ということで5ページ等に書いてもらってあるが、人口減少だからこそ、また、様々な三重県の将来に向かってということであれば、県民の方の命と健康を守っていただくことがとても重要なことだと思う。喫緊の課題ではなくいつものことなので、あえて外されたのかなと思ったが、ここで言う9つのどこかに入ってくるのか。個人的には医療、介護、健康づくりというのはとても重要な、これからの人口減少だからこそ必要になってくるテーマだと思っている。幸福感とか、やっぱり安心して三重県で生活するということでは、これが入ってこなかったのは何か理由があるのかを聞かせてほしい。
○楠田部長 この9つのテーマというのは、重点テーマということももちろんそうだが、1つの部局にかかわらず、多くの分野、横断的にオール県庁、各部局がまたいでやっていこうというものを選んでいる。
今井議員が言われた医療の問題は大変重要な課題である。それについてもこの9つの横断分野ではないがこれからの政策とか施策を考えていくところで、しっかり位置づけて目標も立てて進めていきたいと考えている。
○今井議員 私が言った医療、介護、健康づくりの健康というのは、健康経営とか産業の基にもなってくる、すべてにおいて、人づくりもそうだが、各部局にまたがってくる話だと思っているので、今の説明だと医療に特化したとか介護に特化した話で部長のほうから答えてもらったと思うけれども、健康こそ部局横断的に様々やらないといけないことだと思っていたので聞かせてもらった。お考え変わりなさそうなので、これで納得したいと思う。
○一見知事 実は私も同じ指摘を庁議の前にして、今と同じ答えが来て、分かりましたというふうに申し上げた。
このテーマというのは、あらゆる個別的な課題の下敷きになるもので、医療は1分野ですよねと、でも県民の健康で非常に大事、命で大事という話はしたけれども、おっしゃるように健康というのはいろんな分野にまたがる可能性もあると思っているので、またよく議会の皆さんとも議論させていただいて、ここで固定をするということでもないと思うので、よろしくお願い申し上げたい。
○今井議員 なぜそう言うかというと、5ページのところに医療・介護・健康と書いていただいてある。おっしゃられた医療とか介護というと、分野的にはもしかしたら部局横断にならないかも分からない。健康というとすべての県民に、また、どういう連携が今後必要になっていくかというのをこれから考えていかないといけないと思うので、また御検討いただきたい。
○西場議員 次期総合計画の政策横断的なところのテーマについて、もう少し教えてほしい。
12ページだが、7つの挑戦ということでこれまでやってきた。これはこれでよかったかなと思うが、7つに入っているのを積極果敢にやるんだということだと、7つ以外は消極的にやるのかというようなイメージを持たれてはいけないと思う。だからこういう枠組みで、この中へこういう書き方でいいのかどうかというところも、最終的に一度検討してもらって、横断的に積極果敢にやる分についてはしるしをつけるとか。
というのは、これから外れたところで先ほどから話が出たようにいろいろなテーマがある。今度の新しい中でも、以前からいろいろ議論させてもらっている地域共生社会づくりは横断的にやらなければならないし、これからの重点項目でもあるし、こういうものが入ってきてしかりかというようにも思うし、さっきのDX・ITについて、GXはあるけどDXはないというのは今、説明も少しあったので、ある程度分かるような気もすることとか、外国人政策というのが入ってきたけれども、今までの聞き慣れた言葉だと多文化共生というような言葉が入ってきていて、この辺の言葉を変えてきたところの意味合いもしっかりまた説明をしてもらいたいと思う。
南部地域の活性化というのが入ってきているのはどういう意図か。南部ができてきたずっといろんな経緯があるが、改めてここで南部地域というのはどういうものなのか、何をしていくのか、エリア設定も含めて一度しっかりと構えた中で、こういう重要テーマにしていただく必要があるのかなと思う。
農林水産や小規模企業振興、あるいは文化、地球環境といったところについて、政策横断的に取り組む重点テーマに入らなかったとしてもそれに匹敵するようなものがあるわけで、ここに入っているものと入っていないものがあることについては、少し今の段階では分かりづらいというのが1つ。何か説明があればいただきたいのと、前回、こういう大きな会合で、私だけではなくほかの方々からも出たが、強じんな美し国ビジョンみえを今回対象にするという中で、「強じんな美し国」という意味合いが少し「強じん」だけでは分かりにくいのではないかと。強さとしなやかさを併せ持つという意味合いが非常に大事な切り口で、これでいいかなと思うが、どうしても「強じん」という言葉の伝わり方のニュアンスが強さというものに強調されるようなところがあって、あえて「強じん」という言葉を使わなくても、具体的に平たく強さと優しさとか、たくましさとしなやかさとか、そういうようなことにして、分かりやすくこの目指すところの表現に変えていく、今、チャンスだと。15年のときだから先を見通して、そんなところについて、現時点で聞かせてもらう話があったらお願いする。
○楠田部長 まず、9つの政策横断的に取り組む重点テーマは、重点という言葉で少し誤解を招いている部分もあるのかと思うけれども、もちろんほかの施策について手を抜くとか力を入れていかないとかでは全くなく、ここに書かれているものについては1つの部や2つの部で終わるのではなく、より多くの、たくさんの部が政策横断的に取り組んでいくテーマということで、テーマ案として考えている。これについては西場議員が言われたような捉え方をされることも十分あるかと思うので、書き方は考えていきたいと思う。
2つ目に、ここに外国人政策という言葉が入っているということだが、これも今いろいろ議論はしている。多文化共生という言葉が本当に分かりやすいのかどうかとか、また、外国人の数が増えていく中で、もう少し総合的に取り組んでいく必要があるのではないかとか、今そんな議論を含めているので、その辺りも今日の議論を踏まえて検討していきたいと思う。
それから南部地域の活性化をここに入れた一番の理由は、先だって人口ビジョン、人口推計を県として独自にやったものについても公表したが、中身を見るとやはり南部地域の人口減少の加速が他地域とは比較にならないぐらい物すごく加速している。こうした中で、この地域をどういうふうにしていくかというのは、今、確かに南部地域活性化局はあるけれども、もはや計画にも政策横断的に取り組むテーマとして位置づけることによって、もっと取組を全庁的に考えていくようにしていきたいという考え方でこれを整理している。
それと、南部の枠組みの話については、今現在、南部地域活性化局が所管している南部の地域を考えているので、現段階でエリアを変えるという議論はしていない。
○西場議員 今日は議論の場ではないので、また改めてさせていただく。
○長井健治企画課長 もう1つ御質問のあった基本理念について、議員がおっしゃられるように今の「強じんで多様な魅力あふれる『美し国』の実現をめざす」という基本理念だが、これにも様々な意味合いがあるというところは10ページにも書いてあるところである。
今後15年、2040年頃の三重県をどういうふうにしていくかというところの、県民の皆さんにどういうふうにメッセージとして伝わるかをしっかりと、これまでの取組の検証を踏まえながら、言葉が伝わるように考えていきたいというふうに思っている。
○舟橋議員 構成案の4ページの人口の部分の3つ目のポツだが、「約152万人となる見込み」の次に「令和2(2020)年に比べ」という表現がされているが、なぜこの起点が2020年なのかという思いがある。1つは、総合計画は令和4年、2022年からスタートしている。また一方、人口減少は確か2007年の三重県の人口187万人ぐらいがピークだったので、減ったという表現を入れるのならば、2007年の約187万人のピークからというふうに記載するのが普通ではないかと思うが、令和2年を起点にした理由と、ピーク時と比べなかった理由の2つを教えてほしい。
○楠田部長 この辺の表現についてもまたこれから考えていくが、この考え方は、令和2年が前回の国勢調査の年であり、その国勢調査を起点にして今、2040年の人口推計をやっているので、それをここに記載させていただいた。これについてはまたいろいろと検討していきたいと思う。
○中嶋議員 次期総合計画に向けての取組については、田川県政から北川県政に変わったときに総合計画が随分変わった。そこから同じような構成でやってきたと思っているけれども、今回大きく目指すところについては、私は大変評価をしたいと思っている。
改めて共通認識として、まず2040年というターゲットを置いた説明をお願いしたい。それから、2040年からバックキャストして5年間の計画をつくるに当たって、県民をどう巻き込んでいくのかというか、県民に行動していただきたいこととか、そういったことも盛り込んでいかれるのかについて、確認をさせていただきたいと思う。
○長井課長 まず、なぜ2040年頃に設定したかだが、先ほど御説明もさせていただいたとおり人口は大きく減少していく、そして人口の構成も変わっていく、生産年齢人口が大きく減少してきて、前提であったような社会というのがこれから大きく変わってくるだろうというふうな認識が1つある。それと技術革新やリニア中央新幹線が名古屋まで開通するだろう、そして自動運転、空飛ぶ車も実装されるというようなモビリティーも進んでくるだろうということで、大きく生活も変わってくるというふうに思っている。
あわせて、国の方でも2040年を念頭に社会保障改革とか道路、いろんなインフラ整備、とかいったような、いろんな在り方の検討もされているので、そういったところも勘案しながら2040年という設定をさせていただいた。
2点目の県民の巻き込み方だが、課題とか、共通認識というのをやっぱり一緒の目線で考えていただく必要が総合計画にはあるというふうに思っている。なので、そういうようないろんな皆さんの声を聞きながら進めていきたいと思っている。
まず手始めに今、ワーキングも県の若手職員の方に入っていただいてやっており、これから2040年どういう三重県を目指していきたいかというようなところを、立場とか関係なく個人として今意見を聞いており、そういうところも含めて、若者やいろんな関係団体も含めて2040年どういう三重県を目指していきたいかというような声を聞きながら、この計画を進めていきたいと思っている。
○中嶋議員 2040年をターゲットに見ながらというところの理由はよく分かった。県民の巻き込み方についても、若手職員ということであったけれども、もし可能であればもう少し市町、市町長の御意見もよく聞いていただきながらつくっていただきたいと思う。
あと、これは議決の対象となるわけであるが、議決の対象とする考え方というのは、また議会ともよく相談していただきながらと思っている。今の議決対象がちょっと広過ぎるのかなと思う。広すぎて、かえって時代の変化についていけていないところがあろうかと思うので、もう少し理念的な部分だけを我々としては議決していくべきかなと。動いていく部分については柔軟に対応していただくほうがいいのかなということを個人的には思っている。
また改めてどこまでを議決対象とするべきかということについて、よく議会ともコミュニケーションを取っていただきながら進めていただければありがたいと思う。
何かコメントがあればよろしくお願いしたい。
○楠田部長 まず、先ほど企画課長が言われた県民の巻き込みの話だが、特定の年齢層で固定することなく、より広く御意見をいただきながら、議論をする中でしっかり内容についても理解してもらえるように努めていきたいと思っている。
議会の議決範囲については、またこれから丁寧に相談させていただきながら、考えていただければと思っている。
○中嶋議員 一見県政になってから特に子どもに対する目線はすごく強くなって、子ども政策が厚くなったということは評価しているところであり、そういった次代を担う子どもたちの意見をどう入れながら、また子どもたちを巻き込みながらこの計画をどうつくっていくのかというところも工夫いただけるとありがたいと思うので、よろしくお願いしたい。
○東議員 西場議員の関連にもなろうかと思うが、10年を5年にして次期総合計画とするということの中で、長期総合構想の中では強じんな美し国ビジョンとある。前回も申し上げたが名は体を表すということで、10ページに基本理念が書いてある。「この基本理念における『強じん』という言葉は、『強さ』と『しなやかさ』の2つの意味をあわせ持ちます」とすごく力強く書いていただいてあるが、先ほども西場議員がおっしゃったように、強くしなやかな美し国ビジョンとしたほうが、より県民には身近に感じると思う。その根拠は、強さ、強靱という意味は、おそらく自然災害対策でも災害に対応するという強靱な国づくりを目指す、あるいは新型コロナを筆頭に感染症をガードするというような強靱という意味合いと、それからしなやかというのは、ここにも書いてある通り時代の変化がすごく速い。もちろんデジタルとかAIとか、加速的に進んでいく。民間と行政とは、それに速やかに対応できるかできないかという大きな違いがあろうかと思うが、時代にしなやかに対応できていくというような意味合いで、社会変化に柔軟に対応できるという意味合いからしなやかという言葉が非常によろしいというふうに思う。
例えば、先日も関連質問をさせていただいたが、人口減少社会のいわゆるその圏域の違いというのを先ほどおっしゃられたけれども、地域によって明らかに生活圏、経済圏の生い立ちも含めて在り方が違うということもある。それへの対応も、いわゆる県一本ではなくて、しなやかに対応していくという意味合いがあろうかと思う。人口減対策は本当にしなやかでないと対応できないというふうなことをずっともう5年前から思っているけれども、知事の御答弁、コメントをいただければありがたいと思う。
○一見知事 名称についてはいろんな考え方があると思う。議員のおっしゃった考え方もやっぱり1つ大きな考え方としてあると思う。場合によると県民の皆さんがどんな計画がいいのか、県民の皆さんが親しみやすいものにしていくためには県民の皆さんに名前を決めていただいてもいいのかなと思ったりもするので、今後またよく御指導いただきながら進めていきたいと思っている。
○東議員 今後またよくということで、先ほど長井課長もおっしゃられたけれども、分かるように説明していきたいということで、やっぱり名は体を表すのでファーストインプレッションというのが大事だと思うので、併せて、もうくどいようだが申し上げる。
それから2点目、西場議員がおっしゃったけれども南部地域のくくりの話である。南部地域のくくりはいろんな、観光政策にしても1次産業の政策にしてもやっぱり違いが出ている。その中で南部地域の政策を1つのくくりとして扱うのがいいのかというと甚だ疑問だと私は個人的に考えている。
そんな中で、ビジョンの次の先の話で組織の話が出てくると思う。やっぱりその地域によって地域機関の見直しも併せて検討すべきではないか、この後になろうかと思うけれども、仕事しやすいように、つまり住民の生活により密着した行政サービスが行われるのが理想的な形なので、人口が少なくなったからということで行政サービスが低下するわけにいかない、どうすればいいのかというのは、やっぱり地域機関が一番密着なので、そういったことも併せて今の時点で話をしていきたいと思うが、もしその辺の御答弁があればお願いする。
○松浦部長 今回、次期総合計画の議論をさせていただいているが、組織についてはその政策、施策を実行していく体制のことであると考えているので、このプラン・ビジョンをどのように進めるのが円滑なのかを踏まえて、組織の議論もしていきたいと思うので、特に南部地域については南部地域振興局を中心として、見直したほうがいいということであれば、庁内でもよく議論をしていきたいと思うし、また、議員の皆様からの御意見等を踏まえて検討していきたいと考えている。
○難波議員 現行ビジョンにおける県政運営にあたっての基本姿勢のところで、10ページだが、先ほど答弁にあったように、県民を巻き込むとか県民目線という姿勢をおっしゃっていただいたのがすごくありがたいと思うけれども、現行のビジョンでも県民のニーズに応える県政ということで、基本姿勢で示していただいているけれども、現状、県民のニーズに応えられていると思っているのかどうか、答えられていないのか。それを踏まえて、次期総合計画において少し具体的にどのように県民のニーズに応えていくのか、お答えいただきたいと思う。
○楠田部長 我々は県民のニーズに応えるために仕事を日々やっているけれども、本当にそれが県民に成果を届けることができているのかどうかというのは、自問自答しながら日々仕事をしている。
そういう中で毎年度評価という形で県政レポートで評価をし、そして皆様方からいろいろ意見をいただいた上で、それを次の改善につなげていく、そういうサイクルをしながらこれからもやっていきたいと思っているし、あともう1つ、例えばみえ県民1万人アンケートで県民の方に今の実感というのも聞いている。
こういうのもしっかり参考にしながら、あるいは県民の皆さんとじかにいろんな分野で直接意見交換する機会もあるので、そういうときの話も聞きながらとにかく不断の努力をしていきたいと思っている。
○難波議員 県議会議員になっているが私も、まだまだ支持者の方からも何をしているのか分からないと言われてしまう状態なので、それは私の活動の発信がまだまだ足りないのかなと思って反省するところだが、やはり1万人アンケートに関しても、自分のところに来たことはないとか、対象を広げるのは本当に難しいかと思うけれども、もうちょっと本当に、170万人近くいる県民の皆様一人一人に、県政すべてを把握していただくことはちょっと難しいけれども、いかに興味を持ってもらうかということで、自分から情報を取りに来ていただけるような仕組みが要るのかなと思うので、その辺を念頭に置いていただけたらいいと思うし、私も議員活動を通して1人でも多くの方に広めていくようにしていきたいと思っている。
あと質問ではないけれども、人口減少は本当に喫緊の課題だと思うし、これからどれぐらい減っていくかも分からない中で、減ることだけが駄目ということでもなく、人口減でも耐え得るような行政であったり地域づくりがすごく必要かなと思うので、その辺も念頭に置いていただきたいというのと、あと基本理念、先ほども西場議員や東議員から出ているが、強じんで多様な魅力あふれる美し国、私はこの美し国という言葉がすごく大好きで、その言葉だけですごく想像力をかき立てられ、三重の素晴らしさが現れているなと思うので、あまり装飾的な言葉はいらないのかなと思っている。なのでしなやかさとかそういった言葉のほうがマッチするなと思って、先ほども議員の方々の意見を聞いていたので、参考としていただければありがたい。
○日沖議員 資料1-2の構成案の、13ページの第6節の計画の進行管理の一番下の2行を見ての質問だが、「県政レポートにより、取組を検証・総括し、計画期間中であっても必要に応じて計画を見直します」ということなので、本当に時代の変化が厳しい、激しい中で柔軟にやっていくんだという意識が捉えられる。県政レポートを議論している中で、成果指標、KPIの当初の設定がちょっとおかしかったのではないかとか、今の現状に5年間の目標が合っていないのではないか、もうこれはどうするんだというような話が今までもちょくちょくあるので、こういうことを書いていただいてあるということは、KPI、成果目標についても途中で、時々に議論があれば目標値というのも柔軟に対応していくという姿勢もあると捉えさせていただいていいかを聞きたい。
○楠田部長 まさにそういうふうに考えている。特にKPIの設定の仕方も、細かいKPIも結構あるが、本当に今のようなそういうものでいいのかという議論もしており、KPIの設定の仕方もしっかり議論して、場合によっては今とは違うような考え方で立てるかも分からないし、その時々の状況に応じてしっかり検証した上で、必要な変更というのは行っていくようにしたいと考えている。
○西場議員 前に総合計画をまち・ひと・しごと創生総合戦略として位置づけるという話を聞かせてもらったが、そこで、地方創生計画というのは人口減少に歯止めをかけるということで始まって、それからデジタル田園都市国家構想になったりして今現在、地域未来戦略というものがこれから大きく動こうとしている。三重県がこれから取り組もうとしている半導体を、強い経済に向かって進めていくためにこういうものをというのは大変期待が膨らむところであるが、人口減少対策から始まった地域未来戦略で、我々の県の行政事業全体を抱えられるものが、内閣府が所管する地方創生の中に全部入っていけるのかどうかというところについて分かりづらいところがある。だから国の動きや地域未来戦略の内容をもっとしっかり探りながら、この部分はそれに入れていく、しかし、こういったところについては別のところでやっていくとか、いろんなやり方が出てくるのではないかと思うが、この点については今、どういうふうに進んでいるのか。
○長井課長 まち・ひと・しごと創生法ができてから、各都道府県でその策定が努力義務というような形で進められている。前回、全員協議会でも御説明させていただいたように今回は総合計画を三重県の総合戦略というような形で位置づけさせていただいていて、これは今の現行計画でも一緒の取組である。
地方でどういう課題があるかというのは、それぞれの地域によって異なるというような点があり、そういうのをどう生かしていくかというのが大事かなと思っている。なので、地方創生という取組自体がこの総合計画と一体というような形であると私どもとしては考えており、それを三重県の戦略というふうに位置づけているところである。なので、これだけが地方創生、これは違うというような整理ではなく、総体としてこの総合計画全体が地方創生の取組というような認識でいる。
○西場議員 常任委員会も含めて議論させてもらいたいと思うが、強い経済部門以外の、生活環境とか生活文化とかそういうものに関するところについて、これから内閣府の枠組みの中で全部入っていくことがいいのかどうかは、しっかりと理解できるには少しまだ情報が不足しているので、今後とも丁寧に対応していただきたいと思う。
○一見知事 課長が奥歯に物が挟まったような言い方をして申し訳ない。実は地方創生の関係は、地方創生に基づく計画をつくらないと地方創生の交付金を出してくれない。この間そろそろ見直せばいいのではないかということは言ってきたが、従来からそういうものである。各県を見ると、地方創生のための計画というのをつくっているところがほとんどなく、県の基本的な計画を地方創生の計画と位置づけているということで、三重県も二度手間でまた調整のための計画をつくるというのは意味がないような気もする。
これは議会の皆さんからの御質問をいただきながら進めていきたいと思うが、この計画自体は先ほど皆さんから熱心な御議論をいただいたようにしっかりとつくっていくということで、この計画そのものが地方創生の意味合いも持っているということはこれからも変わらないし、予算もそれでしっかり取っていくということにさせていただいたらいかがかと今は思っているが、また常任委員会含めて御議論いただければありがたいと思う。
| 2 令和9年度三重県行政展開方針(案)について | |||
| (1)時間 | 11時10分~12時00分 | ||
| (2)説明者 | |||
| 知事 | 一見 勝之 | ||
| [総務部] | |||
| 部長 | 松浦 元哉 | ||
| デジタル推進局長 | 稲葉 崇 | ||
| [政策企画部] | |||
| 部長 | 楠田 泰司 | ||
| 次長兼ひとづくり政策総括監 兼ゼロエミッションプロジェクト総括監 |
山﨑 章弘 |
||
| その他関係職員 | |||
| [地域連携・交通部] | |||
| 部長 | 西田 正明 | ||
| スポーツ推進局長 | 和田 吉史 | ||
| 南部地域振興局長 | 関 美幸 | ||
| [防災対策部] | |||
| 副部長 | 鈴木 さおり | ||
| 次長 | 岸江 昭憲 | ||
| [医療保健部] | |||
| 部長 | 山本 毅 | ||
| [子ども・福祉部] | |||
| 部長 | 髙濵 公生 | ||
| [環境生活部] | |||
| 部長 | 天野 敏 | ||
| 次長(環境共生局) | 中川 耕次 | ||
| [農林水産部] | |||
| 部長 | 枡屋 典子 | ||
| [雇用経済部] | |||
| 部長 | 森吉 秀男 | ||
| [観光部] | |||
| 部長 | 塩野 進 | ||
| [県土整備部] | |||
| 部長 | 藤井 和久 | ||
| 理事 | 上村 告 | ||
| [企業庁] | |||
| 庁長 | 生川 哲也 | ||
| [病院事業庁] | |||
| 庁長 | 野口 慎次 | ||
| [教育委員会] | |||
| 教育長 | 長﨑 禎和 | ||
| [警察本部] | |||
| 警察本部長 | 谷井 義正 | ||
| [出納局] | |||
| 会計管理者兼出納局長 | 天野 圭子 | ||
| (3)説明内容 | |||
| 別添資料のとおり(資料はこちら) | |||
| (4)質疑の概要 | |||
○吉田議員 資料2-1の概要のところについて、大きな方針について話したいと思うけれども、最も左下の「実効性のある人口減少対策の推進」の中で、マル1の出会い支援の強化というところで改めて話したいが、この出会い、結婚支援についての意見は私から結構皆さん耳にたこができるぐらい話しているが、事業として2014年度から2026年度の13年の間、予算は総額で2億円以上つけられていて、結婚したカップルの数はすごく少ない数という実態がある中で、実効性のある人口減少対策という項目に書いていること自体がそもそもかなり現状とかけ離れているのではないかと思っており、出会い支援の強化という方針を改めてここの概要に書いているというところについて、矛盾しているのではないかと私は思っているが、そこについて見解があったら伺いたい。
○髙濵部長 我々もなかなか実績が上がっていないことは認識しているが、実際今なぜ結婚をしていないのかという状況を1万人アンケートで聞いたときに、出会いの機会がないという答えが一番多い。そうすると希望がかなっていないということになるので、やっぱり希望をかなえることが一番大事であると思っており、そのためには出会いの場を提供するということが必要と考えている。
実際に、議員も今おっしゃられたが、平成26年の12月ぐらいから出会いイベントとかをやってきて、これは強制的に結果を徴収していないのであくまでも任意で御報告いただいただけだが、43組のカップルが結婚されたと聞いている。
マッチングシステムをこの2月から実施しているが、今までに入会申込みが1376件あり、その中でマッチング件数も522件と2月から始まってかなり実績も上がってきているので、人口減少という意味でも希望がかなっていくということが、我々が県民に対して提供していくサービスとしては必要なものではないかというふうに考えている。
○吉田議員 以前から伺っていることを改めて力強く御説明いただいたところだが、ただ、現場で一生懸命出会いを増やしたいと頑張っている皆さんを否定するつもりは全然ないが、なぜ出会えていないのかというところが、もっと広い視野を持っていただきたいと思う。
この間私がSNSを見ていると、外国人政策というところが先ほどの次期総合計画の中でもあったけれども、例えば、子供をもう1人考えたいけれども実際は母親としては働くので手一杯、子育てで手一杯、もう1人本当は持ちたいけれども経済的にいっぱいだという問題があって持てないけれども、どうして外国人の人はこんなにもたくさん子供を持って、自分たちは大切にされないんだという切実な思いがどうしてもたくさん目に入ってくる。これが社会の現実だと思っていて、そういうふうに分断が生まれている。
だから、子供を持てないというのは出会いという大枠よりももっと現実的に解決できる部分があると思っているというのがずっと言わせていただいていることであるので、ジェンダーギャップ解消の条例を今後制定していただくという方向はあるので、そこでも深く御検討いただいているところではあると思うが、この大きな方針の中に出会い強化を書き続けるというところがやっぱり現実と乖離していると私は申し上げ続けざるをえないと思っているので、改めてこの点を述べたいと思うが、政策企画部長、何かあればお願いしたい。
○楠田部長 我々の考えも今子ども・福祉部長が答弁したとおりで、これは希望する人のためのシステムであり、また、無理にそういうことを推奨しているものでもない。
政策としてはまだ始まったばかりなのでこれからと思うが、これは引き続き、いろんな意見はあるとは思うけれども、取組はやっぱり進めていくべきものではないかと思っている。
○吉田議員 大元は国がかなり予算をつけてくれているものだと思う。
サービスを受けたい、利用する人には効率が悪いとか、いろいろ意見を手紙とかメールで直接いただいているところでもあるので、そこもお伝えしながら改善していただければと思う。
○村林議員 人口減少という言い方を大きくしてもらって、人口減少対策の推進という書き方をしてもらっているが、減少という言葉が入ることでちょっと本質が曖昧になっているのではないかと思っている。この問題を議論すると必ず減少の話と移住の話がセットで出てくる。私は以前からこの問題の本質は人口流出の話と定住の話であるべきだということをもう15年ぐらい言い続けている。なので、人口問題とか人口についての課題という捉え方をして、流出や定住という話がもっと大きく出てきてもらいたいと常々思っている。この話が進まないということは、何か構造的な問題があるのかなとも思って今考えていた。
遡って先ほど次期総合計画の話で、人口の問題や南部地域の活性化について政策横断的に取り組む重点テーマという説明をいただいた。とすると、考えてみると、移住というのは単独の部局でやれる政策で、定住というのはたくさんの部局にまたがって全庁的にしかやれない政策で、そういう全庁的な構造でやらなければならない人口流出と定住の話がこういう資料とか説明のときに出にくいのかなとも感じたけれども、今後、次期総合計画も含めて定住とか人口流出の話をしっかりと前に出していくために取り組んでいただきたいが、いかがか。
○楠田部長 我々も人口減少対策イコール移住というのは考えておらず、村林議員が言われた県外への転出が多いとかは対策というよりもいわゆるファクト、状況だと思う。そういう転出が多いことに対して、どういうふうに定住を進めていくかというのはまさに今我々が考えている対策の大きな柱にもなっていくと思うので、今度の総合計画の中でもしっかり議論していきたいと思っている。
○村林議員 限られた場なのでこれ以上議論をせずに、大きな柱として提示を考えていただいているということなので、ぜひともよろしくお願いする。また場を改めて議論させてもらいたいと思う。
○山内議員 防災・減災のところで、本会議で知事のほうから日常と非日常の捉え方を見直していく必要があるだろうという発言があり、非常に重要でまさしくフェーズフリーのことだというふうに思ったが、そう考えたときに、知事の日常と非日常の捉え方を見直していくという部分がどういったところに表現されているのかというところと、フェーズフリーという言葉が使われていないことに関しては少し違和感があるというふうに思っているが、その辺りを教えてほしい。
○岸江次長 フェーズフリーの考え方については、議員がおっしゃられるとおり、日常と災害時の区別をなくして日常の生活の中で災害への備えを自然に取り入れるということで、防災力の向上にとても重要な考え方であるというのは承知している。例えば三重県行政展開方針(案)の中でも記載があるが、南海トラフ地震の被害想定を踏まえて県民の皆様に我が事として対策を考えていただくために、マイ被災シナリオとかの中でもこういった言葉を日常的な、当然の言葉として県民の皆様にお伝えしたりとか、みえ防災・減災センターという三重大学と共催で行っている組織があるけれども、そこでの講座でそういったフェーズフリーの考え方をしっかりと皆様にお伝えしながら取り組んでいきたいと考えている。
○山内議員 視点は取り入れていただいているのを確認したが、フェーズフリーという言葉は、この前一般質問で取り上げさせていただいたけれども、非常に重要なキーワードかなというふうに思っており、地域とか個人の防災力を向上させていく、自走させていくこれからの非常に重要なキーワードではないかと思っているし、フェーズフリーで新たなつながりを社会につくっていくという視点でも重要だと思っている。この言葉そのものが非常に価値があると思っているので、ぜひ記載いただけるといいのかなというふうに思う。
2点目、ちょっと聞きにくいところではあるが、例えばジェンダーギャップの解消のところで33ページ、アンコンシャス・バイアス解消を図っていくということで、これは知事肝煎りでしっかり取り組んでいただいて非常に期待をしている。これは、ジェンダーギャップ解消だけにかかわらず、例えば性暴力を根絶させる条例づくりであったり、今取り組んでいただいているカスタマーハラスメント防止の条例であったり、こういったところもやっぱりアンコンシャス・バイアスの解消をしっかりしていかなければいけないといったところがあると思っている。
その中でも、三重県性暴力の根絶をめざす条例の前文の中で、「過去、現在、未来のあらゆる性暴力を決して許さない」という言葉がある。過去に言及していることが非常に重要であると思っており、まさしく今の社会構造や、それぞれの立場とか利害関係も過去のアンコンシャス・バイアスの上に成り立っているという状況があると思う。ここを解消していくということだが、難しいけども過去に遡って是正していく、見直していくという視点がないとこれから解消して、築き上げていく関係性が砂上の楼閣になりかねないなという危機感を実は持っている。
そういった部分においては、アンコンシャス・バイアスの解消を図るのは非常に重要であるが、見直しをしていくとか、今ある関係性、社会構造が本当に正しいのかと見直していけるようなところまで突っ込んでいただくのが非常に重要なのかなという感覚がある。そう言いながら非常に難しいことは分かっているが、そういった視点とか考え方について、何か所見があれば、お聞かせいただきたいと思う。
○一見知事 深き闇を日輪が破るという言葉がある。我々は今までどっちかよく分からない、あるいは今までのやり方でよかったのかと思いながらやってきたこともある。例えばハラスメントもそう、セクシュアルハラスメントも、パワーハラスメントも、カスタマーハラスメントもそうだが、過去のやり方が正しかったわけではないという反省に立つ必要があると思う。それはジェンダーギャップの解消も当然そうであり、世界でどんな考え方があるのかもちゃんと見ながら、そして我々は同じ一対一の人間としてどういうふうに考えていかなければいけないのか、我々の上の世代の人は違うことを言うかもしれないが、何人かの議員の方々に今日おっしゃっていただいたが、未来を担うのは若い世代の方々なので、そういった方のお話を聞きながら考えていく必要があろうと思っている。
○山内議員 力強い言葉をいただいたというふうに思っている。
性暴力の根絶をめざす条例の話なんかを地域でさせていただくと、年配の方はやっぱり昔は許された、昔はよかった、でも今はちょっと厳しい時代になってきたみたいな言い方をされるが、全く違うというふうに思っている。こういった社会にこれからの若い世代の皆さんが出ていったときに、そういった方々とやり合っていくと。しかし社会の中ではすでに上下関係が構築されている中で、このバイアスを解消していくのは簡単ではないというふうに思っているので、ぜひ強く発信をいただけたらと思う。
○日沖議員 「未来を拓く」の5番の中の4の「人口減少社会への適応」というところで要望だが、この本冊の案の方でいくと33から34ページ辺りになっているが、ちょっとお願いしたいところは34ページの一番最後の辺りの三、四行目のところで。知事もよく言われるけれども、もう人口減少は止めることはできない、いかに減少を穏やかな状況にして、そしてその将来の在り方をつくっていくかということをよく言われるけれども、まさに現実はそうだと思う。だから人口減少社会への適応、我々が今暮らしている小さなコミュニティーであっても、それは一義的には市町になるが、小さなコミュニティーの現状であっても地域の機能を維持していくためのそれぞれの役割の人たちをつくっていくということすらもう難しくなってきているような、そういう状況の中で、人口減少社会への適応。もちろん交通システムの空白を何とかしていこうとか、医療や福祉の空白を何とかしていこうとか、そういうことももちろんだが、地域コミュニティーがもう維持できない時代になってきた。
総合的な人口減少社会への適応というものをもうちょっと大々的に、そして、市町の枠を超えた広域で実施する適応策の検討と書いているが、これもどういうことなのか。今模索しているのかも分からないが、今申し上げた地域コミュニティーが維持できないという現状がある社会の中で、どういうことをしていくんだ、将来に向けてどういうことをやっていくんだということをもうちょっと強く取り上げていただいて、しっかりと人口減少社会への適応に取り組んでいっていただきたいと思うので、要望になるかも分からないが、何かあったらお願いする。
○楠田部長 今、三重県に人口減少対策方針があり、その中にも適応策ということは書いてあるが、どちらかというと人口減少を緩和するという取組がやや多めになっている。
今、これから次の人口減少対策方針もつくり始めるし、また総合計画も始めるので、適応策をしっかり考えていこうと思っている。その適応策も人口が減っていくからこう適応して終わりというのではなく、そうすることによって、その地域にいる人たちが幸せになれるというか、それでも住みやすいようなそういう社会をつくっていくという視点で適応策を考えていきたいと思っている。
○日沖議員 そのようにぜひよろしくお願いする。
○東議員 観光についてお尋ねする。マル2の「観光振興と三重の魅力のプロモーション」で、3番目に「熊野古道を生かした誘客や式年遷宮を見据えた取組」というテーマがある。熊野古道センターの常設展示がリニューアルされる、これは非常にうれしいことである。
観光というのと、それから私はインバウンドのお客様がどういうことに魅力を感じて熊野古道とかセンターに来るのかと考えたときに、やはり本物、つまり日本の精神文化をそこで体験とか展示がされるべきだというふうに思っている。単なる観光施設ではなく、プラス博物館機能と前から私は申し上げているけれども、そんなことをオープンするというのではなく、もう一段質的な向上を目指すべきではないかというふうに考えるが、その思いみたいなものがあれば、もしここに落とせば観光プラス博物館機能みたいな、単なるセレモニーでオープンしました、リニューアルしましたと、これはもう非常にありがたい話であるけれども、より一層観光に資する、特にインバウンド、欧米の人には刺さるというふうに思うが、この辺のお考えがあればお聞かせいただきたい。
○関局長 熊野古道センターは現在、リニューアルに向けて準備を進めているところだが、そのリニューアルの中では、例えば熊野古道を大地の成り立ちからひもとくような部分とか、今まで展示になかったものとかもしっかり入れて、リニューアルをしようということで進めているところである。
海外の方への対応についても、英語等の対応も今回入れていこうということで進めているので、文章については少しどういった表現になるかはあるが、少し文章のところにもそういった思いを入れ込めるように考えていきたいと思う。
○東議員 20年間の展示を大規模にリニューアルされるということで楽しみにしているが、もう1つは、あそこは地域振興施設で成り立ってきたので、いわゆる博物館的な学芸員というくくりがない。それがやっぱり機能として足りないのではないかといつも思っている。
そのためには今の指定管理者制度でいわゆる学芸員を雇用するほど費用を見ていないので、その辺の質的な向上を図るべきだというふうにも思っているので、やり取りを今はしないけれども、単なるオープンセレモニーでよかったねではなく、質的な向上をぜひ目指してほしいというふうに思う。
○今井議員 先ほど御説明があったように、外国人との共生を入れていただいたり、未来に向けた三重県誕生150周年記念事業があったのが人材確保に変えてもらったのと、もう1つちょっと文言が変わっているのが、強い地域経済の実現に向けた産業振興という名前で、令和8年度は時代の変化と潮流を捉えた産業振興だったのをブラッシュアップしていただいている。これは流れで産業振興を前に進めていくということでとても大事だと思うが、資料2-2の18ページに、令和8年度の時代の変化と潮流を捉えた産業振興のところでとても重要にしていた、今、本当に社会情勢が変化して令和8年度、また令和9年度もこれからますますもしかしたら混迷していくかも分からないという状況においては、この四角の中のどこか頭のほうにやはり、令和8年度に進めてきた社会情勢の変化やそういったものにしっかり対応しつつとか、人口減少のほうでは適応という言葉があったけれども、適応しながら三重県の強い地域経済を実現していくという、この言葉は令和8年度から9年度への流れを引き継ぐ意味でも必要かなと思うが、その辺に関する考えはいかがか。
○長井課長 議員がおっしゃられるようなところのこれまでの取組の成果とか継続性というのは、一時的にこの事業をやっているわけではないので非常に大事な視点だと思うので、今後、最終案に向けてこの記載もしっかり盛り込んでいきたいと思う。
○今井議員 毎年一緒の言葉ではなくちゃんと前に進めてもらっているというのが分かったので、そのことは感謝申し上げながら一遍御検討をお願いする。
○西場議員 農林水産業についてお願いする。一覧表には4項目書いてあり、本冊は21ページにその内容が書かれている。昨日は全員協議会室で議長主催の農業の議員勉強会があり、改めていろいろ農業の課題を勉強したが、令和7年10月に農業の条例を改正し、その基本理念の中に食料自給率向上と生産拡大と地産地消という大きな柱を持ってその方向性を農業は決めた。
しかし、ここに書かれている農業の対応は、関係者に寄ってもらって懇話会を引き続き開いて、将来の農業施策について検討を進めますと。そんな段階ではないでしょう。もう条例で県も議会も一体になって将来のあるべきものに向かって我々がやるべきことを決めた段階で、そんなところで今、改めて懇話会だけではちょっといけないと。これについて改めて、この条例が決めた自給率、地産地消、そして生産拡大というものを今後どのように進めていくというところをぜひ記述していただきたいというのが1つ。
次に、林業はスマート林業という1項目があるが、この現状を見て国も林野庁も一体になって県も今取り組もうとしているのは主伐・再造林という、大きな間伐のみならずこれを進めていこうという段階にきている。こういう目標を持って今やっているときに記述がないのも少し理解しにくい。
水産は昨年の全国豊かな海づくり大会が終わってこれから水産業をどうやっていくのかという大変重要な段階に来ているわけで、もちろん漁協も大事だから漁協の基盤強化に向けての取組はここに書かれているが、のみならず、今、課題を抱えるそれぞれの水産業者に対して、七、八年ぶりに黒潮大蛇行が終わったがまだ改善しない漁業環境を改善していくために、栄養管理も含めてやらなければならないことがたくさんある。
そういう中で、これからの県内の業の振興をどうしていくか。農林水産についても一番タイトルである業の振興というものの記述が弱いと思うので、さらに追記をしていただくようにお願いしたいと思うが、いかがか。
○枡屋部長 議員御指摘いただいたように昨年、三重県の農業の基本となる条例を改正させていただいて、計画も新たに策定したところである。私どもとしては、その計画に基づいてしっかりと生産拡大を図って、自給率の向上につなげていきたいし、地産地消もしっかりやっていきたいと考えており、その事業をたくさんやっていく、9年度も当然やっていくつもりで現在検討しているところである。
懇話会についてはさらにもう少し先を見据えてのことでやらせていただいているけれども、すべてこの懇話会で決めたことだけでということではないので、この記述については少しまた検討させていただきたいと思っている。
それから、林業のほうも主伐・再造林は非常に大事だと考えているし、水産業も全国豊かな海づくり大会を昨年度に開催させていただいて、非常に県内の水産業の機運も高まっているというふうに考えているので、これを機会にぜひもっと振興していきたいとは考えているので、こちらは現在、来年度の重点事業になりそうなものを中心に書いているところではあるが、そちらのほうも記載についてまた検討させていただきたいというふうに思っている。
○西場議員 懇話会がだめだとは言ってないので、条例や今抱えている課題に向かって懇話会がどういうようなテーマで、どういうふうに進めるかというようにして進めていただくのは結構だと思う。
部長に検討すると言っていただいたので今後お願いしたいと思うが、生産、消費、そして自給率というものについてきちっとした記述をしていただく大事な時期だと思うので、よろしくお願いいたしたいと思うし、水産についても、林業についても、ぜひこれに対する追記をよろしくお願いする。
○市野議員 資料2-1の右上のところには、県政展開に向けた課題で、引き続き県内経済や県民生活への影響が懸念されるというふうにされながら、各施策等々を見ていくと例えば県民の生活であったり、子育て世代であったり、事業者であったり、それらに対する経済的な支援という観点があまり盛り込まれていないように思うけれども、今も例えばLPガスとかそういうこともいろいろやっていただいていると思うが、その辺りはいかがか。
○長井課長 経済的支援の部分については、その運用を実施するに当たっての財源の問題も出てくるかと思う。当然、経済がもたらす様々な影響というのは議員がおっしゃられたようなところで、例えば生活困窮者であるとか、そういった方々の相談支援とかそういう形で載せさせていただくが、今後国の予算とかも踏まえながら、さらに最終案の中で予算議論を経て、盛り込める内容があったら追記をしていきたいというふうに思っている。
○市野議員 経済的支援については財政的な制約もあるというふうに思うけれども、引き続き見守っていくので、よろしくお願いする。
○吉田議員 資料2-2の29ページ、環境に関するところの下から3分の1の辺り、「四日市公害の経験等の次世代への継承に向けて」というところだが、四日市公害判決が出て数十年たつというところで、三重県としても汚染物質の基準値を設けるだったり様々対応がなされたところだと思う。
新しい環境問題として今、水質汚染の有機フッ素化合物、PFASの問題があるが、三重県でも半導体産業はPFASを出すと、四日市でも問題になっている。そういった事業の誘致を検討している方向性はあると思う。
経験の継承という意味ではやはり基準値をしっかり設けていくことや、予防原則などそういったところが教訓になったのではないかと考えるが、半導体産業を三重県に持ってくることなどについて、その辺りの考えなどがあれば伺いたい。
○中川次長 PFASの関係だが、市のほうとか、関係者からいろいろ御要望をいただいている。その中でやはり口に入るかどうかが大事な観点であり、そういったところもしっかり見ながら着実に進めてまいりたいと思うので、引き続きしっかり取組を進めてまいりたいと思っている。
○森吉部長 四日市公害はしっかりと我々は認識しており、実は四日市コンビナートの企業の皆様や、議員から出た半導体企業の皆様、すべてそういう方々はそういうことを思いながら今、環境負荷に大変配慮して、彼らは外部経済という認識でそういうことがないようにしっかりと操業しているので、我々もそういうことに気をつけながら誘致、操業支援をしてまいりたいと思う。
○吉田議員 飲み水もそうだし環境汚染、残っていく物質というところがやはり問題なので、ぜひとも次世代の命と健康に関わるというところでも深く検討をお願いしたいと思う。
| 3 令和9年度当初予算調製方針、令和9年度組織機構及び職員定数調整方針について | |||
| (1)時間 | 13時00分~13時23分 | ||
| (2)説明者 | |||
| 知事 | 一見 勝之 | ||
| [総務部] | |||
| 部長 | 松浦 元哉 | ||
| 副部長(行政運営担当)兼コンプライアンス総括監 | 髙山 功太 | ||
| 副部長(財政運営担当) | 竹内 淳 | ||
| 参事兼税務企画課長 | 羽多野 聡 | ||
| その他関係職員 | |||
| (3)説明内容 | |||
| 別添資料のとおり(資料はこちら) | |||
| (4)質疑の概要 | |||