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平成16年3月17日 教育警察常任委員会 会議録

教育警察常任委員会会議録
(開 会 中)

開催年月日   平成16年3月17日(水)  14:02 ~ 14:19 

開催場所   第502委員会室

出席委員   9名

委員長 大野 秀郎 君
副委員長 津田 健児 君
委員 石原 正敬 君
委員 中森 博文 君
委員 森本 哲生 君
委員 桜井 義之 君
委員 福山 瞳 さん
委員 山本 教和 君
委員 永田 正巳 君

 欠席委員   0名

出席説明員

〔教育委員会〕

教育長      土 橋 伸 好 君

学校教育分野
総括マネージャー      澤 川 和 宏 君

研修分野
総括マネージャー      山 口 典 郎 君

                            その他関係職員

傍聴議員    2名

           中 嶋 年 規 君

           竹 上 真 人 君

県政記者クラブ加入記者    8名

傍聴者                      17名

議題又は協議事項

Ⅰ 教育委員会関係

  1 請願の審査(継続分1件)

    請願第6号 良識ある性教育を行い、行き過ぎたジェンダーフリー思想を教育に持ち込まないことについて

Ⅱ 委員協議

  1 委員長報告の作成について

  2 閉会中の継続審査・継続調査申出事件について

  3 閉会中の委員会開催について

【会議の経過とその結果】

〔開会の宣告〕

〔教育委員会関係〕

1 請願の審査(継続分1件)

  請願第6号 良識ある性教育を行い、行き過ぎたジェンダーフリー思想を教育に持ち込まないことについて

○森本委員 この請願については、これまで以上にこの委員会の議論もずいぶんされまして、それと現地にも赴くという異例の事態の中で、ずいぶん審議をさせていただいた。審議については、かなり審議し尽くした部分がございますので、できれば、もう採決をしていただいたらいかがかと考えますが。

○大野委員長 今のは、ご意見ということですね。

○森本委員 はい。

○中森委員 森本委員さんが採決というご意見でございまして、私も、いろいろと皆様方とお話した中で、一つは継続にするかという話もありましたけれども、やはり、十分、審議も尽くされたと、意見も出尽くしたと、一定の成果もあったというふうに私は感じております。

 よって、継続をしていくということについては、新たな事実とか新たな展開は、なかなか望めない部分があろうというふうにも思いますので、採決をして決することにつきましては、異議はないわけですけれども、一つ委員長に要望をさせていただきたいわけなのですが、これだけ、皆様のご意見を賜り現場も見ていただいて、やはりこの請願の大意、趣旨につきましては共通の認識があったのではないかと私は感じております。共通の認識というのは、まずこの請願文章の言葉から議論をされました。良識ある教育の良識とはどういうことかとか、尺度の問題です。あるいは、行き過ぎたジェンダーフリーということで、どこが行き過ぎているかとかいうところにも、あいまいな部分がある。また、ジェンダーフリーにつきましても、国内でもジェンダーフリーというような表現はしないと。また、政府もそういうように言っているという中で、三重県教育委員会は、教育委員会としてジェンダーフリーという文言は使っていないと、今後も使わないということもお話もいただきました。しかしながら、地域では、市町村教育委員会また市町村ですけれども、現実としてジェンダーフリーという言葉が使われている現場もあるかのように聞いております。しかし、これは三重県議会ですので、県教委として使わないということで表現されております。よって、この請願の題名、文言には、やはり所謂解釈ですか、そういう部分があろうかということで、但し、せっかくこうやって審議された中身を大事にしていただきたいと、採択、不採択に結果はどうなるか分かりませんけれども、やはり一定の成果はきっちりと委員会で、また委員長報告の中でそれを表して欲しいなという希望があります。

 特に、共通事項を私なりにまとめたとことですが、良識あるということは先日教育委員会にお聞きしたら学習指導要領にもとづく性教育のあり方ということだというふうに承りました。それは、やはり学年に応じた性教育を推進していただいて、保護者にも理解が得られるよう努めていただきたいと、このことはやはり共通の認識ではなかったかなと言うふうに私は受けとめております。

 もう一つ、ジェンダーフリーという言葉は、さすがにいろいろと議論がありまして、あいまいな点があるということも議論がありましたけれども、やはり、男女共同参画社会の趣旨からも、三重県では、男らしさ女らしさを否定しないということは原則だというふうに私は聞いております。よって、男らしさ女らしさを否定しない教育に努めていただきたいということにつきましても、やはり総括として委員長にまとめていただけたらということを、採決の前に要望をさせていただきたいと思います。以上です。

○大野委員長 それでは、今の中森委員のご要望に対しまして、これは前回の委員会で2点確認させていただきました。一つは、性教育というのは、学習指導要領が一番基本ですよ、準拠するということですね。それから、調査の中で、やはり幅広い地域の住民だとか、教育関係者のご理解をいただくということ。これも調査の中で確認をさせていただきました。まず一つは、良識ある性教育については、委員会の共通認識として、学習指導要領に準拠するということですね。これは、一つ確認をさせていただきたいと。

 もう一つは、男らしさ女らしさ、ジェンダーフリーでございますけれども、これは、男らしさ女らしさの考え方を否定をしていない三重県の男女共同参画条例の考え方によって、それを取り入れ、それを大事にしながら教育を進めるというこの2点については、前回の委員会の中で確認をしていますので、私の方は、今の中森委員のご要望について、この2点を中心にして委員長報告の中で、もし必要があれば考えさせていただくということで、今の要望に対応したいと思います。

○永田委員 前回の委員会でも申し上げたのですが、私自身は、中身については賛成という意思表示をさせていただきました。しかしながら、文言のいろいろ見解がちょっと違っておりましたので、そこら辺の訂正が出来るものならばと、実はそういう思いもあったのですが、それには至らなかったということでございまして、非常に残念なのです。そこら辺の委員長報告等の中ではどういう表現になるかお任せするとして、私の意見も反映していただくことができればと、是非一つお願いをしておきたいと思います。しかしながら、もう一回ということにならないと思いますので、継続してまいりましたことですので、この委員会での採決は、すべきだと、こういうふうに思います。以上です。

○山本委員 議論を尽くしてきました。結果が、採択であろうが、不採択であろうが、先ほど中森先生おっしゃったようにですね、十分に問題提起をされ、共通の部分もあるし、また、永久にかみ合わないという部分もある、それぞれ議員が持っているイデオロギーの違いであって、これを一緒にしてやろういうのも無理な話。かといって、こういう問題を継続で送っていかがなものだろうか、という会派の議論もあった。その中で、やはり、我々、一年間、その付託されて、問題を一生懸命に議論してきたわけですから、今回このメンバーでこの委員会で決着というか採決しようと、こういうことでございます。

 先ほど委員長おっしゃたように、委員長にお任せですが、教育委員会の答弁の中で、学習指導要領に従って三重県は進んで行こうと、それで良いんですけども、現場を見てみると、我々が視察に行った中で、鳥羽のようなところと宮山小学校のような学校では、あまりにも違いがありすぎる、それを三重県の学習指導要領がまさに中間的な中心的な部分でありますから、それをうまくリードしていただきながらまさに良識のある教育を展開してもらいたいと、こんなふうに思いますがね。以上です。

(3)請願の採決

  請願第6号 良識ある性教育を行い、行き過ぎたジェンダーフリー思想を教育に持ち込まないことについて

   挙手少数 不採択とすべきものと決定

〔委員協議〕

 1.委員長報告の作成について 正・副委員長に一任

 2.閉会中の継続審査・継続調査申出事件について 別紙のとおり決定

 3.閉会中の委員会開催について 必要に応じて開催することを了承、開催時期、議題等は正・副委員長に一任

〔閉会の宣告〕

以上、会議の要綱を記し、ここに押印する。

平成16年3月17日

            教育警察常任委員長 大 野 秀 郎

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