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三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成19年度 委員会会議録 > 平成19年9月20日 議会運営委員会 会議録

平成19年9月20日 議会運営委員会 会議録


議会運営委員会会議録
 

開催年月日      平成19年9月20日(木)  自 午前10時01分~至 午前11時04分

開催場所       議会運営委員会室

出席委員        13名

委員長 西塚 宗郎 君
副委員長 山本  勝  君
委員 中川 康洋 君
委員 竹上 真人 君
委員 北川 裕之 君
委員 日沖 正信 君
委員 田中  博  君
委員 岩田 隆嘉 君
委員 森本 繁史 君
委員 三谷 哲央 君
委員 中村 進一 君
委員 藤田 正美 君
委員 萩原 量吉 君


欠席委員        0名

委員外議員

    議長   岩名 秀樹 君
副議長 桜井 義之 君


出席説明員

副知事 望月 達史 君
総務部長 福井 信行 君
総務部総括室長 稲垣 清文 君
総務部室長 中田 和幸 君


傍聴議員           0名

県政記者クラブ加入記者    9名

傍聴者            0名

議題又は協議事項

1 第3回定例会の提出予定議案について

2 会期と日程について

3 議案聴き取りについて

4 質疑・質問について

(1)一般質問について

(2)再質問、関連質問について

5 請願・陳情について

6 請願の処理経過の報告について

7 意見書・決議案について

8 議員派遣について

9 常任委員会の調査事項に関する報告について

10 公安委員会委員、人事委員会委員の紹介について

11 出席説明員について

12 全員協議会について

13 開会日の議事予定について

14 会議時間の延長について

15 議場内スクリーンへの映写資料について

16 次回の議会運営委員会について

17 その他

〔開会の宣告〕

1 第3回定例会の提出予定議案について

条例案7件、その他議案5件、認定4件及び報告28件の合計44件について、資料1のとおり、副知事及び総務部長から説明がありました。

2 会期と日程について

資料2のとおり了承されました。

3 議案聴き取りについて

提出予定議案の聴き取りは、開会日の9月27日(木)に資料3の日程案で行うこととされました。

また、聴き取り順序については多少の変更が生じる場合もあることが、あらかじめ了承されました。

4 質疑・質問について

(1)一般質問について

質疑の後、一般質問については、別紙のとおり決定されました。

なお、質問予定者については、開会日の本会議散会後、議会運営委員会を開いて調整することとされました。

 【質疑】

○     萩原委員 これまでの申し合わせのとおりというような形でやられていきますし、私達は年間で2時間の配分だからということがあったので、毎議会なんとしても発言したいということとの関わりで、それなら30分ずつというような形になってしまった訳ですが、前回の質問は、私がやらせていただいて、お聞きになったと思いますが、30分で本当にやり取りが出来るのか、それから全くまともな答弁をしないまま時間だけ取られて終わり、ということで審議をつくせるのか、或いは議会の役割を果たせるのかという点で、私は今、この県議会を挙げて、いかにも何か、会期を通年議会にしようとか、3回にするかというような話しもあるけど、その最大の理由は審議時間をもっと増やそう、審議を尽くそうというのは、議長が口を開けばそうおっしゃってみえる。或いはこの間も、傍聴にも出させてもらったけれども、あの中でも座長がそうおっしゃった。そんな中で、会期が長くなったら費用弁償が高くなるじゃないかという中で、何も1日おきに質問をしなくてもいいじゃないか、もっと詰めてもいいのではという議論もありましたし。私はそういう点では、結構なことだと思いますが、一人年間1時間だけの質問で終わりということでは、議会の基本条例にも謳う、監視機能を強化するという点、議員間の論議を大いにするという点も含めて、私は、やっぱりこれはいかんのじゃないかと。私、よく言うんだけれども、私たった一人しか出てない時にも、毎議会、発言させてもらってましたし、1時間どころか、当時は1時間程度で、1時間半、2時間近くやった時もあったりという、そんな中で、なぜ、これだけ開かれた議会がと言われている中で、発言時間が少ないのか。勿論、予算決算の委員会をしたり、委員会でもっと論議しようというようなこともわからんことじゃないですけども。この間も、私自身の質問、これはまた後で、別途提起もしたいと思いますが、30分でこちらが聞いてもまともな答えをせず時間だけ取られ、これもう本当に、私はこんな審議をしていたのでは議会ではないではないか、とさえ言いたい。この間、鳥取と島根、私達、議運で、県費もいただいて調査もさせていただきましたが、あそこでは、少なくとも自分たちの発言時間が確保されておって、当局の答弁はどれだけやろうと別にするというようなことであったと思いますしね。そういったことも含めて、これやっぱり、是非見直してもらいたいと思います。そういう点で、是非とも、「そうか、やっぱり審議を尽くしたいというので、話をしたいというのであれば1時間でもやれ」と、「毎議会でもいいじゃないか」というような方向での御理解を頂き、やっぱり議会として、議会議員同士で発言をチェックしたり、或いは制限したりするのはまずい。やっぱり当局に対して議会がまとまって言っていくという点でも、発言時間の保障をしてもらいたいという点で、私はこのような割り当てでは大変不満でありますので。是非、御理解、御了解をいただいて、本当に審議を尽くすという点で、とことん議論できる場にして欲しいし、時間を確保してもらいたいということを、重ねて要求したいと思います。

○     西塚委員長 ご意見いただいたわけですが、今回提示させていただいているのは、今までの申し合わせに従って、提示させていただいたところです。今、議会改革プロジェクトの方で、通年議会などについても議論いただいていますので、その取りまとめの方向などを見極めたうえで、改めて議論させてもらった方がいいのではないかと、私自身思うんですが如何でしょうか。(「了解」の声あり。)
では追って、通年議会の進み具合も含めて見させていただいて、その中で議論させていただくということにさせていただきたいと思います。

○     日沖委員 今回の一般質問の順序なんですが、申し合わせに従ってといえども、今回は極端に順番が偏ってまして、新政みえが固まっておったり、3日間に渡って自民・無所属議員団さんがトップバッターであったり、申し合わせはあるにしても、もう少しバランスについてご協議いただけないかと思うのですが、如何でしょうか。

○     西塚委員長 今おっしゃったことは、分からんでもないんですけれども、毎定例会毎に一定のルールに従って割り振っておるわけですが、そのルールを崩すと、毎回毎回議運でどんな順序にするか議論いただいてから決めなきゃならんということになってきますから、会派の人数によっては偏る場合もありますが、出来れば一定のルールに従っていったほうがスムーズに割り振りがいくのかなと思い、提案をさせていただいたんです。

○     日沖委員 質問時間なんかでも、少数会派さんのご意向などで融通したり、予決の総括質疑なんかでも、申し合わせがあるにしろ、時間的にあまり短くなると融通を利かせたり、いろいろしてるじゃないですか。勿論、出来るだけルールに従えばスムーズにいくし、煩わしさがないというのは分かるんですが、ちょっと今回これだけ極端だとどうかなと思うんですが。まあ、私だけの感想であれば仕方ないですが。

○     三谷委員 確かにこれ、拝見しますと、極端な例になっています。順番を多少入れ替えて収まっていくのなら収まっていく話でしょうけども、新政みえだけでどうこう言う話じゃなくて、自民・無所属議員団さんのご理解があれば、例えば、順番を変更することもあっても良いかと思いますが、それは私の方からお願いはさせていただいても、ここで決定というわけにはいかんと思いますが。

○     西塚委員長 自民・無所属議員団さん、如何でしょうか。

○     岩田委員 そういうご要望があれば、お聞かせはいただくけども、質問者の都合もありますし、ここでどうこうという訳にもまいりませんし。この順序についても、たまたま今はこうであったということで、その逆のことも、いろんな事態が起こってこようと思いますので、今回に限りということにすれば、また別の話ですが、それは個々の調整ということで、相対的にはこういったことでいいんじゃないかと思いますし。個々にやれというのであれば、話はお伺いはしますが、返答はまだ出来ないというのが実状です。

○     中村委員 たまたまこうなっているだけで、見た目でこうなので、体制にあまり影響ないんじゃないですかね。議論の中味さえ高めていただければ。先に出てこようと、後に出てこようと、あまり関係ないように思うんですが。

○     日沖委員 少数意見であれば仕方ないんですけども、率直な感想で申し訳なかったんですけども。

○     西塚委員長 それでは、今回提示させていただいた案どおりに進めさせていただくということで、よろしくお願いします。

(2)再質問、関連質問について

再質問については、申し合わせどおり質問時間内で認めることとされました。

関連質問回数については、新政みえ8回、自民・無所属議員団6回、未来塾1回、日本共産党三重県議団1回、自民党青雲会県議団1回、公明党1回とされました。

なお、一般質問に対する関連質問は、申し合わせどおり答弁を含めて10分程度とし、あらかじめ通告書を各会派代表者の了解の後、提出することが了承されました。

また、申し合わせどおり再質問及び関連質問は議員発言用演壇から行うことも了承されました。

5 請願・陳情について

請願・陳情の受理は、申し合わせにより開会日の午後5時をもって締め切ることが了承されました。

6 請願の処理経過の報告について

申し合わせにより、平成18年第2回定例会で採択された請願第26号「熊野川濁水対策、環境保全改善について」、及び請願第28号「食物アレルギーを有する児童生徒への適切な対応について」、並びに平成17年第2回定例会で採択された「伊賀市長田地区における産業廃棄物処理施設許可申請に対し県の慎重な取扱を求めることについて」の処理経過の報告があることが了承されました。

7 意見書・決議案について  

申し合わせにより、資料5のとおりとなることが了承されました。

8 議員派遣について

議員派遣1件が資料6のとおり提出され、この件について開会日に審議することとし、審議については、議事進行上、提案説明、質疑並びに委員会付託を省略し、直ちに起立により採決することとされました。

9 常任委員会の調査事項に関する報告について

開会日の本会議において、予算決算常任委員会の委員長から、「2007年版県政報告書に関する調査について」報告を行うことが了承されました。

10 公安委員会委員、人事委員会委員の紹介について

第2回定例会で選任同意された公安委員会委員、人事委員会委員の紹介を、開会日の本会議開会に先立ち行うことが了承されました。

11 出席説明員について

7月14日の人事異動により、総務部総括室長の兼務が解かれ、同部室長が任命されたことから、前年度どおり、総務部室長の出席を求めることとされました。

  なお、開会日の出席説明員は、上程議案の審議が知事提案説明のみの場合は、知事、副知事、出納長及び総務部関係職員のみとすることが了承されました。

12 全員協議会について

執行部から、「平成20年度県政運営の基本的な考え方について」、「「『2007年版県政報告書』に基づく今後の県政運営に関する申入書」への回答について」、「「美し国おこし・三重」(仮称)基本構想 中間案について」及び「平成20年度の組織見直しについて」報告を行いたいとの申し出がありましたので、開会日の議案聴取会終了後、全員協議会を開催することとされました。

13 開会日の議事予定について

資料7の順序で取り進めることとされました。

14 会議時間の延長について

特に問題のない場合は2時間に限り、その都度、議会運営委員会を開かず、本会議で諮ることとされました。

15 議場内スクリーンへの映写資料について

代表質問及び一般質問時に議場内スクリーンへ映写する資料の内容については、発言時の補助手段として使用することから、議場における発言と同じく、議員自身が責任を負うものであることのほか、映写資料は、議場の傍聴者をはじめ、テレビ及びインターネットの中継・録画配信等により公開されるものであることから、地方自治法第132条〔品位の保持〕の規定や、不穏当なもの(法令等に違反するもの、公序良俗に反するもの、人権侵害となるもの、個人のプライバシー等を侵害するおそれのあるものなど)とならないよう配慮した、節度あるものでなければならないことについて説明があり、その後、質疑が行われました。

また、本日の協議内容に基づき、留意事項について再度整理を行い、次回、改めて提示のうえ協議を行うことが了承されました。

【質疑】

○     萩原委員 私、これ良く分からないのは、率直に言って、この間の県職員の天下りの一覧表を私は議会で提示させていただいたでしょ。事務局さん、大変苦労されたみたいで、何年3月に辞めた県土整備部長が、こんな企業へ行っていますよという一覧表にして、わざわざその辞めた年月日、そんなの名簿を見たらすぐわかるやんかな、市販されてる県職員名簿もあるわけやし、誰というのが。で、その名前を書いたんだけど、個人情報保護法に関わる問題もあったり、みたいなことで、実は事務局さんが随分心を痛めて、止めてというとこれは議員の審議権侵害になるかわからんし、かといって、そんなのが事務局の責任で映してしまったらあかんみたいやしという、そんなこととの関わりの中での話ではないか、という感じもするのね。ただこれ、これをずっと見てる限りで、とにかく私がこの間示したやつ、実は、率直に言って、事務局であそこに流してもらった中には、名前全部消したんです。ところが、私が自分で手持ちで持った資料は、全部名前が書いてあったんですけどね。で、こんなのは個人情報保護法とのかかわり、全然ないわけですし、調べればわかる。私がたまたま名前を書いての話だけやったんですが。こんなのは、法違反でもないし、公序良俗に関わらない、人権侵害にもかからないということだと思うんですが。それは、この規定によってどうなるの。とにかく、「議員の個人責任やぞ」ということを明確にしようということになるのか、「それも含めて規制されるのや」ということになるのか、そこははっきりさせといて。

○     西塚委員長 今日、新たな留意事項について提示させていただいたわけですけれども、14年に定めていただいたことについて、もう少し留意事項について、皆さんで理解していただいた方がいいのではないかという思いで、今日提案させていただいたんです。萩原委員、おっしゃったこともあったことはあったというふうに理解しています。個人の発言を規制するわけでも何でもないですし、この留意事項に従ってやっていただければいいという感じで、実は今日、もう少し噛み砕いて提示させていただいたということです。で、ここでこのことが了解される、ということでありましたら、先ほど説明をいたしました、14年の11月に決めていただいたことについて、少し追加をさせていただきたいと、こんな気持ちなんです。

○     日沖委員 これの取扱いが呑み込めてないんで申し訳ないんですが、これはこの議運で提示され、了解されたらこのルールで行きましょうということで出てきている。で、持ち帰って協議して来いとか、そういうものではないんですよね。

○     西塚委員長 議員が発言される内容とか、スクリーンに映されることについて、規制する訳ではないですけれども、これをすることについて、留意していただきたいということを申し上げているだけなんです。

○     日沖委員 これはここで決めて、こういうルールにしましたということで、皆が知ればそれでいいという取り扱いのものなんですか。

○     西塚委員長 この場で議論いただいて、これで了解ということであれば、その様にさせていただきたいと思います。

○     日沖委員 一つだけもう一回聞かせて。最後の「疑義が生じた場合は、その都度、議会運営委員会で協議のうえ決定することとする」という取扱いなんですが、この辺が漠然としとるんですが、例えばの例ですよ、誰か疑惑のある人の写真を持ってきて写してくれといった例があったときには、ちょっと抵抗しますわな、それは。例えばそういったことがあった場合に、議運で「ちょっとこれは勘弁してもらってくれ」という決定が出来るということ、こういう極端な解釈もしておっていいんですか。

○     西塚委員長 映写する資料は事前に、議運に提出も何もありませんので、事務局が「せよ」と言われたら、するわけですけど、映写した中で議員の間からとか、或いは県民からもいろんなことがあるかもしれませんけれども、そんな疑義が生じた場合に、これからどうするかといったことを少し議論させていただきたいなと思います。

○     日沖委員 事後のことなんですか、これは。事前に、例えば事務局が「こんなことがあるんですけど、どうしましょう」ということが、出てくるということではないんですね。

○     西塚委員長 事前に検閲するわけじゃありませんので。今日提示させてもらったように、この留意事項について、議員個々人が留意していただいて、やっていただくわけですけれども、個人の議員の判断ですので、この場で事前に規制するとか、あるいは事務局が規制するとかいうことにはなりませんので。

○     日沖委員 そうすると、「その都度、議会運営委員会で協議のうえ決定することとする。」というくだりは、これは終わってから何か、県民からおかしいとか、何か起こってきたときに協議をするということですか。

○     西塚委員長 そういうことです。議員の中からも、疑義が出る場合もあるでしょうし、県民からもいろんなことがあるかもしれませんので、そんな場合には、委員会で少し議論させていただければ。

○     日沖委員 事務局の方から「これどうしよう」とあったときに、チェックするのかなと思ったので。分かりました。

○     西塚委員長 事前にチェックして、規制するとかいうことにはならないというふうに思っていますので。だから、そんなことも含めて、この留意事項を守っていただきたいなということで、今日、実は整理させてもらったんです。

○     中川委員 もう一回、事務局に確認したいんですが。今、日沖委員が言われたところ、「議員本人の判断のもとで、今回書かれたことの留意はしていただきたい」と。今までは、事務局が最終の決定を委ねられるのはしんどいから、それは先ずは議員個人の判断、並びに議会の判断でしていただきたいということで、当然提出がされると。その内容が、例えば、例示の部分で疑義が生じるというふうに事務局なりが判断した場合、本会議前に議運を開いて、それをどうするかという協議をするということと私は理解したんですが、今の日沖委員の話に対する委員長の答えだと、それはどこまでも個人の判断だと。出たうえで、それをどうするかというのを事後、議運で話をするというふうに聞こえたわけですが、ちょっとその辺のところ、ちゃんと確認をさせていただきたいと思うんですが。もう一回、事務局。

○     事務局 この表現が適切でなかったといいますか、誤解を招くような表現になっておるとすれば、これは大変申し訳ない話でございます。先ほど委員長がおっしゃったように、事前に映写資料につきまして疑義があるので、委員会に提出して、委員会で判断するというふうなことで書いてあるわけではございません。後ほど、何らかのトラブルなり苦情が生じて、例えば、テレビに流したことにより県民からの苦情が多く出てきたということになりますと、本会議の模様につきましてはインターネットで録画配信をさせていただいていますので、その部分からこの映写部分をカットするとか、そういった措置がいるようなケースも想定されますので、そのときの扱いをどうするとか、そういったことを想定して書いた訳でございます。従って、事前に提出資料について、この委員会でチェックするとかいうようなことを想定して書かせていただいたものではございません。

○     中川委員 ということは、あくまでも個人の判断で、この留意事項に従って賢明な資料を出してくださいよと。仮に出した後、県民なりいろんなところから指摘があった場合、その取扱いについてはこの議運で協議しますよ、という整理でいいわけですね。了解いたしました。

○     三谷委員 今のご説明だと、(1)(2)(3)(4)の4つの項目については、特に留意してくださいということだろうと思うんですが、ここに書いてあることは、法令順守だとか、公序良俗に反しないとか、人権侵害にならないようにとか、個人のプライバシーを侵害しないようにとか、これはある意味では常識の話であって、敢えてここに明らかな例示を書く必要があるのかどうか。議員個人の責任においてやって、こういう常識に反することがあって、県民やその他のところからいろいろお小言を頂戴した場合は、改めて議運で協議をするということなんでしょう。だから、ここまで事細かに、こんなこと書く必要があるのかどうか。もう少し簡潔にした方がいいのではないかと思いますが、如何ですか。

○     萩原委員 この間の経緯も、私はこれは絶対に名前を消す必要がないから、そのまま出してくださいと言うたんですわ。そうしたら事務局さん、大変困ってね。これは、議員から出された資料をそのまま私達はお手伝いで写すだけだと。しかしながら、議会事務局として預かって、私達が映写する以上、私達、議会事務局の公文書としての扱いになりますと。その場合の判断として、駄目だとおっしゃったわけではないんだけども、ちょっと自分たちとしては判断が十分出来ないもので、名前を消していただいた方がいいのではないでしょうかという、ご指導をいただいたわけですけども。そのことは、だから、こういうのがあったとしても、そのことは変わりがないというのか、あくまでそれは議員の判断として、勿論、問題があれば、またその段階で「これはまずいぜ」という話があり得ることが出てくるかもしれないけれども、それは議員の調査や審議に関わる問題だから、そこのところは議員の責任でやればええことやというふうに、私思いますし、勿論、その前提としては、これがありうることは当然のことだろうと、そんなふうには思ってますけれどもね。そこはちゃんと確認しておきたいと思います。

○     森本委員 私は、今の萩原委員の言うようなことがあるから、ここへ載せるべきだろうと思う。というのは、僕は三谷委員の言うのも合っていると思う、いいと思う。だけど今、折り返し反論して、ああいうことを言われるんだったら、これはやっぱり書いておく必要がある。議論、どうのこうのというんじゃないですけれども、96%か97%で入札しとるから、これは天下ったAさんが行ったからこうなんだというような、断定的なようなことまでやられたら、これは当人としても、あれテレビで映るわけですから非常に問題がある。それから、確かに天下りの方も、県から私は紹介したんではなくて、やっぱりそれなりの人物というような下の中で、要望してきたものもあると思う。内容ははっきりは分からないけれども。そして、天下ってない企業であったとしても、99%で落札しとる例もありますよ。だから、100%で入札したからって、特にとやかく文句を言われる筋合いがないし、80だとか70で入札するのがいいんだということにならんので、やっぱりこの場合に、あそこで私は名前を出されたら、非常に当事者が迷惑しただろうと。84%であれ85%であれ、迷惑しただろうと思うし、今の県の機構の中で、下手をすればですよ、例えば天下った人に対して単価を漏らしたりしたら、これ、県の職員が今まで延々と築き上げてきた、30年も40年も勤めてきた退職金すら貰えないで辞めざるをえん、というような状況の中で、推測を、誤解を与えるようなパネルというのは止めるべきだろうと思うし。だから僕は、皆さんがそういうことを含めて理解してもらう意味で、これは残しといた方が、この方がいいというふうに思います。

○     萩原委員 そういう発言されると、私は言わなきゃならんと思うんですがね。2004年3月に県土整備部長を辞めたと。その年に日本土建に天下っているというような、「県土整備部長、何月」と明確に書いてあるわけです。この事実について、やっぱりそれが一体誰であったのかということの名前を出すとか出さないとか。あれは、だから私自身は出しましたし、資料としても提出しました。皆さんにも見てもらったかと思うんですけど。だから、同じことをやったと思うんですよ。名前はたまたま出してあるかないかだけの。名簿で調べたらすぐにわかるんです。だから、そのこと自体がけしからん問題だというのであれば、これはやっぱり大問題だと思うし、質問の中にも関わってもらったもんであれだけども、私はそのことについての疑問を提示しているわけです。だから、そこがなぜ高値安定なのかということも含めて提起しているわけで、そのことについての答えは残念ながら無かったんですよ。だから、そこまで言われたら、あの資料全体を出すなというのと一緒やに。そんなことは、議員の審議や、或いは質問に対して抑制することになりませんか。

○     森本委員 萩原委員が独特の理論を展開するのはわかるけど、あの場合、部長程度でおさまればまだいいですよ。しかし、個人の名前を出したときに、あたかも個人の疑惑があるように誤解される。それは、名簿が全部県民に渡っていて名簿を調べればわかると言われるけども、名簿なんて大して、180万県民が理解出来るほどの部数が発行されているわけではないし、そして天下ったことによって、日本土建が取ろうが何しようが、別段問題じゃないんじゃないですか。今のこの状況を判断したときに、その談合が出来得るような状況になってないということが、明白なんじゃないですか。

○     西塚委員長 少し議論が外れてきたような気がします。今、三谷委員さんからもご指摘がありましたので、もう少し吟味させていただいて、27日の議運で改めて提示させていただくということでご了解いただけますでしょうか。(「了解」の声あり。)

   それでは、27日に改めてご議論いただきますように、お願いをしたいと思います。

16 次回の議会運営委員会について

特に協議する事項が出てこない限り、質問者について調整するため、開会日の本会議散会後に開催することとされました。

17 その他

最初に、質問への対応、議会広報及び全員協議会についての質疑が行われました。

その後、議長から、最初に7月24日に東京で開催された、全国都道府県議会議長会の農林環境委員会及び地方自治委員会に出席し、第129回定例総会に提出する議案を審議のうえ、それぞれ原案どおり決定された旨の報告がありました。
 次に、7月31日の全国都道府県議会議長会第129回定例総会に出席し、各委員会から提出された議案(別紙1)を審議し、すべての議案について国へ要望していくことが全会一致で議決された旨の報告がありました。また、同日、東海北陸7県議会議長会議の議決事項の実現を図るため、東海北陸各県の議長とともに、関係各省庁大臣等への要望活動を行った旨の報告がありました。

次に、8月21日に和歌山県で開催された、近畿2府7県議会議長会議に副議長とともに出席し、前回(平成19年1月19日)議決された要望事項について、関係各大臣等へ要望書を提出した旨の報告があったほか、各県から提出された議案について審議した結果、議案(別紙2)について国へ要望していくことが全会一致で議決された旨の報告がありました。また、和歌山県から三重県の議会改革の進捗状況について質問があり、本年度は政策討論会議を開催し、議員間討議の充実を図るとともに、議会から執行機関に対して政策提案できる仕組みづくりに精力を注いでいる旨、回答を行ったことについて報告がありました。

【質疑】

○     萩原委員 さっきのやり取りの関わりも含めてですけどもね、県の幹部職員があれだけ天下りをしていると、関係機関にね。それが高値安定だというようなことも敢えて提起もし、皆さんお聞きいただいたと思うんですけども、十分まともな答弁なかったと思うんですわ。それで、「とにかく斡旋もしておりません、調査もしておりません、分かりません」と。ある面でこれだけの疑惑が議会から提起されてね、私はその後も当局に、知事室にも申し入れた、県土整備部長にも申し入れた。「その辺りの実態も調べて欲しい」と言いました。なかなか、なしの礫できちんとした返事はないまま。今、皆さんご承知だと思うんですが、全国でも県幹部のいわゆる関係企業への天下りを、団体も含めてですけどね、規制しようという動きがずっと強まっていますやん。よその都道府県で実際に、近いところでは愛知県の知事も「国家公務員並みに」という話も出てますやん。或いはオンブズマンの調査ではあるけれども、三重県の談合疑惑率みたいな感じで書かれてるけども、高値安定という意味では、非常に高いよというのはこの間の発表でも出されておりましたしね。落札率が低ければそれは談合がないとかいう、そんな単純なものではないけども、随分そういうような問題も投げかけられている。そんな中でね、やっぱり私は議会として提起したことが、あんな格好でそのまま過ぎ去っていいのかどうかという点で、私、いまだに、私が全然知らない土木建設をやっておるような人からも電話いただいたり、或いはその後、県職員だろうと思うけど投書をいただいたり、「よう言うてくれた」という人も含めてありますし、「その後どうなったんや」という問い合わせもあります。やっぱりこれは発言時間との関わりもあるけども、十分詰められなかった。そして議会がそのまま通り過ぎていく。私はさっきの森本先生なんかのああいうご意見も含めて、あんな問題が、疑惑が提起されて、何にも県としてちゃんと答えてないというのはね、これ大問題やぞと。嘘なら嘘ではっきりさせよとかね、或いはこの事実について、私は調査委員会でもきちんと作って、百条委員会でも作って、ちゃんと関係者も呼んでやるべきやないかとかね、それぐらいの問題を私は提起したと思ってますけれども。やはりそれが、本当にこのままでいいのかどうかという点では、私はやっぱり何よりも知事はじめ当局の姿勢に、まあ発言時間が短かったということの関わりも含めて、十分答えてもらっていない。そういうことは、敢えて言っておきたいし、私は議会としても、これは何らかの形で今後きちんとやって欲しい。これは日本共産党の質問だけでなんとかせえと言ったって、なかなか時間もない問題で、大変苦労しているという点があります。そのことを是非、皆さんにも訴えたい、呼びかけたい、これが一つ。
もう一つは、議会の最終日の本会議に対して、テレビ中継を始めとした議会広報でも、こんな議案に誰が賛成したのか、どの会派が賛成したのか、反対したのか、これがやっぱり広報としてもきちんと出されるべきと違うのか。最終日のテレビ中継も是非、やっぱりやるべきじゃないのか、という辺りを。私、この間も言われたんですが、ガス化溶融炉の施設なんかも、「あんな施設、誰がつくったんや」といった話もありましたけど、これも本当に明確にしていく必要があるのと違うのか。
それからもう一つ、全員協議会は出来るだけ避けて、私は審議を尽くすという意味では、本会議なり議会の正式な会議で、大いにやり取りした方がいいと思うし。それは議事録にも残るし、ということで。全員協議会の中味そのものは、一定のメモはしてもらっとるというか、とってもらっておるやろうけども、インターネット配信なんかはされてないもんね。大事な問題が知事とのやりとりで、知事のきちんとした回答というと、例えばシャープなんかの進出のときのやりとり。結局は北川知事とのやりとりで、きちんと私は自分なりのメモを取ったんやけども、それが議事録として残ってないという点では、これやっぱり非常に問題で、全員協議会なんかはできるだけ止めてもらいたいな、そんなことを敢えて提起もし、また議運の中で皆さん方のご議論もいただいて、是非その様にしていただければ有難いなと。そんな点をちょっと問題提起として、お願いもさせていただきたいと思います。

○    西塚委員長 先ほども御確認いただきましたように、質問時間なども含めて、通年議会で、一方で議論していただいてますので、その方向性が定まってきた中で改めて議論させていただきたい、こんなふうに思います。

〔閉会の宣告〕

以上、会議の要綱を記し、ここに署名する。

平成19年 9月20日

議会運営委員会

委 員 長  西塚 宗郎

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