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平成17年12月20日 選挙区調査特別委員会 会議録

選挙区調査特別委員会

会 議 録

開催年月日   平成17年12月20日 自 午前10時50分 ~ 至 午前11時05分

会議室     601特別委員会室

出席委員    11名

委員長 中村 進一 君
副委員長 橋川 犂也 君
委員 石原 正敬 君
委員 岩田 隆嘉 君
委員 田中 博 君
委員 桜井 義之 君
委員 舟橋 裕幸 君
委員 三谷 哲央 君
委員 森本 繁史 君
委員 溝口 昭三 君
委員 杉之内 昭二 君

欠席委員    0名

出席説明員

[選挙管理委員会]

書記長   河野 太郎  君

書記長

補  佐   川口 徳郎  君

書  記   川瀬 豪利  君

書  記   笹之内浩一  君

[議会事務局]

政務調査

課  長   高沖 秀宣  君

議事課長   中川 弘巳  君

傍聴議員   なし

県政記者クラブ   7名

傍 聴 者     2名

協議事項

I 選挙区の区割り及び定数について(正副委員長案の提出)

II その他

【会議の経過とその結果】

〔開会の宣言〕

○中村進一委員長 それでは、本日は選挙区の区割り及び定数について、引き続いて協議をお願いいたしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。

 前回の委員会終了後、これまでの議論を踏まえ今から配付をいたします正副委員長案を作成をいたしました。それでは、正副委員長案を配付してください。

         (書記配付)

○中村進一委員長 全部配付されましたでしょうか。

 それでは、これより私の方から正副の案について説明をさせていただきます。

 まず、その方針案であります。1つは、平成12年度国勢調査を基本としつつ、平成17年国勢調査の速報値を参考にさせていただきました。それから、2つ目といたしましては、県内各選挙区間における1票の格差を考慮をさせていただきました。3点目といたしまして、前回の条例改正時に定数削減を実施をいたしました伊勢湾岸部の都市形成の進んでいる県内市部の選挙区につきましては、当時の意思を尊重し、定数を据え置くものといたしました。そして、その考え方に基づきまして5点申し上げたいというふうに思います。

 検討結果であります。北牟婁及び尾鷲市、並びに南牟婁及び熊野市については、1票の格差を考慮してそれぞれ合区の上定数を減員すべきとの意見がありましたけれども、これらの地域ではその面積が広大であります。また地域の活性化に向けまして重点的な取組が行われている真っ最中であります。そういったことから、多様な住民の意見を県及び国の施策に反映させることが特に重要であることを考慮し、これらの地域の定数につきましては減じないものとし、合区するにとどめるものといたします。

 それから2点目でありますが、津市に係る選挙区につきましては、激変緩和のために衆議院議員の選挙区の区割りに従い、分区すべきとの意見がございました。しかし、津市議会議員選挙が市内全域を1選挙区として行われる状況を考慮し、分区はしないものといたします。

 3点目、員弁郡に係る選挙区につきましては、同郡に係る合併の方向性が確定するまでは同郡を一つの選挙区とすべきとの意見もありましたけれども、いなべ市に係る区域と合わせて長年一つの選挙区であった歴史的な経緯を考慮し、いなべ市と員弁郡を合区するものといたします。

 桑名郡に係る選挙区につきましては、合併に伴い同郡の人口が議員1人当たりの人口の半数に達しなくなったことから、隣接する桑名市と合わせて強制合区となるものといたします。

 それから、最後でありますけれども、三重県議会議員の定数削減率、これは他都道府県と比較いたしまして上位にあります。そのことから総定数については、現在の51名ということで据え置くものといたします。

 以上、正副でかなり何度も寄りまして皆さんの意見等々を配慮をさせていただいた上で、こういう形で案として決めさせていただきましたので、よろしくお願いをいたします。

 それでは、今回お示しをいたしました正副委員長案についてご質問、ご意見があればお願いをいたします。

○舟橋委員 改めて、また会派で議論をさせてもらうんですけれども、ちょっと2つだけ質問させていただきたいと思うんです。正副でご議論いただいたときの経過の中での質問という意味で。

 一つは紀州の問題ですけれども、合区して2名という、ある面では1票の格差の議論をしてきた中で将来展望を見据えた合区、定数2というのはとりようによったら激変緩和措置ふうに読めるんですけれども、そういう趣旨も踏まえてこういう形に至ったのか。

 それからもう一つは、紀州の問題で面積が広大という話がありましたけれども、津の面積が広大な部分はどういう形で議論をされたのか。その2点だけ教えてください。

○中村進一委員長 東紀州の課題につきましては、ここでも議論が出ましたけれども、現在、東紀州の施策についてかなり県としても、あるいは議会としても力を入れて議論をしている最中ということもございまして、将来どうこうというんじゃなしに、今の時点ではこの状況にとどめ置くべきであろうということで、先のことまでは実は2人の議論の中では踏み込んでおりません。

 それから、面積につきましては、津市につきましての面積の部分については議論をいたしませんでした。これはやはりいわゆる市議会議員の皆さん方が、先にもう早速選挙があるという状況の中で県議会議員がその選挙が終わってから後分区をしてやることは、いわゆる県民の皆さん方の思いと比べたときに、市議会議員と合わせていくことが妥当ではないかと、その部分の議論をしたのみでございます。

 以上です。

○橋川副委員長 津の面積の面なんですけれども、7人区ということでこれだけの面積であります。それで、東紀州はこれもう最終的には2名区ということになりましたんですけれども、2名でこれだけの広さであります。そういうこともあって、面積の点については、今面積を委員長がおっしゃいましたけれども、そういう意味での1人当たりの面積が非常に広いということになるということであります。

○三谷委員 検討結果の5番目の三重県議会議員の定数削減率は他の都道府県と比較して上位にあることから、総定数については据え置くものとするということが書かれてるんですけれども、これはこれで結構なんですけれども。総定数を据え置く結果になるときに、定数削減率だけではなしに、例えば1票の格差の議論とか、そういうふうな議論も踏まえた上で定数を据え置くというような議論には正副委員長の間ではならなかったわけですか。そういう議論はされなかった。

○中村進一委員長 1票の格差につきましては、東紀州を合区することで若干縮まるんではないかという、その議論にとどめたところであります。あと、いろいろと波及とか、あるいはいろんな地域へという議論も皆さんからも後半の部分で出されたなということも2人では議論したんですけれども、今の段階で三重県の全国的に置かれている状況というのが、定数的には51というのはかなり思い切った削減をしているということではないかということでございましたんで、もう一歩1票の格差で踏み込むということになりますと、いわゆる無限に広がっていく部分もございますので、当初年内にまとめていくという方向性からいきますと、このへんでとどめておくという考え方で一致をしたところでございます。

○石原委員 1点なんですけれども、津の件なんですが、分区しないという理由が津市議会議員選挙があるという、根拠というか、理由としてはそれが上げられてるんですけれども、私としては議論をしてきてもう少し何か県民というような立場から議論がされなかったのかということをちょっとお聞きしたいんですけれども。

○中村進一委員長 ちょっとここへ上げなかったんですけれども、先程ちょっと触れさせてもらいましたように、あえて市議会議員の皆様方がそういう英断をして全体で選挙に入るというその姿こそ、それを見て県民の目線から、市会議員の皆さん方が全区でやっとるのに県会議員さんはどうなのかという、そういう思いを持ってしまってしまうんじゃないかと。そういうことは議論をさせていただきました。ですから、県会議員だけどうなんやと。

 ただ、衆議院選挙区で区割りをして、それぞれの地域から選出された県会議員の皆さん方でという地元の思いというのは、地元の議員の皆さん方の思いは十分受け止めさせてはもらいましたんですけれども、県民の目線からはそのへんがご理解をいただくのはなかなか厳しいんじゃないだろうかというのが正副の考え方で、こういう形にとどめたということでございます。

○石原委員 そういうことでしたら、もう少しそのへんを、これ案ですので次書きかえるのかどうかわからないんですけれども、余りにも他の団体とかですね、国政であろうと市政であろうとに余り論拠を依拠させ過ぎると、県会議員の選挙というものがちょっとぼやけるのかなと思いますので、そのへんもう少し文言的には配慮していただけるとありがたいかなというふうに思います。

○中村進一委員長 はい。わかりました。文作成のときには、おっしゃったような、私が先程申し上げたことも腹案としてはあったんですけれども、今日出させていただきました部分はこういう表現でしたので、少し表現は検討させていただきたいというふうに思います。

○森本委員 もう正副委員長に一任するという話があるんで、とやかく言いませんが、ちょっと一遍、今、検討内容について、この資料についてちょっと質問したいんですけれども、この格差というのはいわゆる国調の平成12年度の格差で検討されておるわけですね。17年度の国勢調査の数字で見た場合の格差というのはどないなるんですかね。

○中村進一委員長 実は、平成17年度のデータでいきますと、もっと格差が広がっているという現状が出てきておりました。そういうこともございまして、基本は12年度でやると。平成17年度は参考にさせていただくという数字でやらせていただきましたので、ちょっと今、これを置きかえた格差はどうなっているかという……。

 平成17年度はさらに広がっておりますので、先を考えたときにはですね……。

○森本委員 決して、だから反対はしませんし、正副委員長にもう任せたんだから、そこらのところはどないなっとるんかということやから、そこらをあるんならあるで教えてくれたらいいんじゃないですか。

          〔「どれぐらい広がっとるかということを……」と呼ぶ者あり〕

○森本委員 別に問題にならへんやろ。任しとる。反対、あかんと言うとらへんねんから。

          〔「格差がどれぐらい広がっているかということを説明して」と呼ぶ者あり〕

○河野書記長 2.34でございます。

○森本委員 いや、それでよろしいわ。それともう一つ、鳥羽市の問題、僕は出したつもりですよ。鳥羽市はどうなんだということの中で、いや、もうこのままやったらいいんですけれども、鳥羽市は志摩市なり、伊勢市なりということの合区は考えなくてもいいんかというような話は出した記憶はあるんですけれども、そこらの検討はしてもらったんか。

○中村進一委員長 はい。鳥羽市の問題、あるいは多気郡の問題もかなり正副で議論をさせていただきました。ただ、ここでの議論の中で、そこまで熟していないというと表現が妥当かどうかわかりませんけれども、一応そこまで広げるとさらに多くの角度から議論をせんならんということもあって、時間的にも厳しいかなということもございましたし、不安定な要素もたくさんございますので、ここでとどめさせていただいたということでございます。ですから、1票の格差の1番、2番のところを合区するにとどめたということでございます。

○森本委員 わかりました。

○中村進一委員長 ほかに。特に。よろしいですか。

          〔「はい」と呼ぶ者あり〕

○中村進一委員長 なければ、それでは各会派へ正副委員長案を持ち帰っていただきまして、最終的な協議をお願いをいたしたいというふうに思います。最終的な協議と申し上げましても、できたらもう正副委員長案を各それぞれの会派でご理解を賜りますように、委員の皆さん方にはお願いをしておきたいというふうに思います。

 次の委員会でありますが、12月22日の本会議閉会後に開催をいたしたいと存じますが、いかがでございましょうか。

          〔「はい」と呼ぶ者あり〕

○中村進一委員長 それでは、次の委員会は12月22日木曜日の本会議閉会後に開催することといたします。

 〔閉会の宣言〕

以上、会議の要綱を記し、ここに押印する。

平成17年12月20日         

選挙区調査特別委員長   中 村 進 一

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