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平成18年3月23日 予算決算特別委員会 会議録

予算決算特別委員会

会議

(開 会 中)

開催年月日   平成18年3月23日(木)  自 午前10時32分 ~ 至 午前10時53分

会 議 室   全員協議会室

出席委員    41名

委 員 長

杉之内 昭二 君

副委員長

中村 進一 君

委  員

中村 勝 君・稲垣 昭義 君・北川 裕之 君・舘 直人 君・石原 正敬 君・末松 則子 さん・中嶋 年規 君・森下 隆生 君・日沖 正信 君・前田 剛志 君・清水 一昭 君・竹上 真人 君・青木 謙順 君・中森 博文 君・前野 和美 君・水谷 隆 君・岩田 隆嘉 君・藤田 泰樹 君・田中 俊行 君・田中 博 君・大野 秀郎 君・福田 慶一 君・桜井 義之 君・舟橋 裕幸 君・三谷 哲央 君・貝増 吉郎 君・野田 勇喜雄 君・山本 勝 君・岡部 栄樹 君・森本 繁史 君・萩野 虔一 君・福山 瞳 さん・辻本 正 君・島本 暢夫 君・永田 正巳 君・橋川 犂也 君・山本 教和 君・西場 信行 君・中川 正美 君

欠席委員     2名

藤田 正美 君・岩名 秀樹 君

出席説明員

[総合企画局]

理  事      高橋  陽一 君

その他関係職員

[健康福祉部]

部  長      本多  隆志 君

その他関係職員

[病院事業庁]

庁  長      渡辺  和己 君

その他関係職員

傍聴議員     0名

県政記者クラブ  6名

傍 聴 者   10名

議題及び協議事項

I 議案の審査(予算関連議案 1件)

  議案第96号  三重県病院事業条例等の一部を改正する条例案

II 委員協議

   委員長報告について

【会議の経過とその結果】

〔開会の宣言〕

I 議案の審査

  議案第96号  三重県病院事業条例等の一部を改正する条例案

(1)      当局から資料に基づき説明

(渡辺病院事業庁長)

(2)       質疑・応答

○杉之内委員長 それでは、ご質疑があればお願いいたします。

○中嶋委員 今回の改正の中で別表第3の第12条関係というところに、厚生労働大臣の定める選定療養と、言葉変わっているんですが、この選定療養という、もう少し詳しくこの点について、ご説明をいただきたいんですが。

○渡辺病院事業庁長 医療の中で特に診療の内容を特定いたしましてやっておる、いわゆる高度医療なんかがこの中に含まれてくるものでございまして、例えば手術なんかでも少し高度な手術をやるとかですね、そういったものがここで言っております選定療養に上がってくるものでございます。

○中嶋委員 そうすると、この選定療養といわれるものの対象となる県立病院としては、四日市の医療センターというふうな認識になるわけでしょうか。

○渡辺病院事業庁長 必ずしも総合医療センターだけではないと思いますけれども、具体的には、私、手元に資料を持ってきていませんので詳細ご説明申し上げられませんけれども、もしあれでしたら、また後ほど、お届けさせていただくということで対応いたしたいと思いますが。

○中嶋委員 先般、あるマスコミでですね一志病院のお医者さんの件で、常勤が2人、非常勤が1人という確保で、しかも、それが四日市の医療センターからと志摩病院からというふうな、内部の中からの異動でまかなうと、それで一志病院にお医者さんがいなくなるという最悪の事態は避けられたわけでございますが、一方で高度医療を担う四日市の医療センターだとか志摩病院についても、今、医者不足と言われている中でですね、例えば特定医療をするに当たっては、厚生労働大臣なんかが特定承認保険医療機関というのを決めたりする中でですね、そういったところへの影響というのは出てこないのでしょうか。

○渡辺病院事業庁長 今回の異動に伴いまして今おっしゃられる医療をやっていくについて、特別支障の出てくるということは考えておりませんし、また、ないと思っております。

○中嶋委員 これまで、病院事業庁長はですね、そのように力強くおっしゃっていただく発言、答弁をずっといただいている中でですね、少なくとも、私ども健康福祉環境森林分科会でもお医者さんの確保について何度か確認をさせていただきましたし、この全体会でもあったかもしれません。それから、一般質問でもあったかもしれません。その時に、私どもの認識はですね、内部の異動ではなくて、三重大学からですねお医者さんを確保できるということで、ほかの県立病院の医療体制に変更がないものというふうに認識しておったんですが、どうも、このマスコミの記事によるとですね、そうでもないらしいと。改めてちょっとお聞かせいただきたいのですが、一志病院のお医者さんは、どこから、どういう方がお見えになるのか。そのことを、ちょっと確認させていただけませんでしょうか。

○渡辺病院事業庁長 内科医が2名、これは、委員が今おっしゃっていただいた総合医療センターと志摩病院から、それぞれ異動で来ていただくことになっております。

 それから、もう一つはですね、ご承知のように一志病院では、3床の緩和ケア病床を持っておりましてですね、緩和ケア対応も必要ということで、緩和ケアの担当医、これも常勤医師でございますけれども1名来ていただくということで、一応常勤医は3名体制でもってやると、そして、外来体制等、当然きちっとやっていく必要がございますので、それについては、今、申し上げた内科医2人、緩和ケア担当の医師1人に加えまして非常勤の医師を配置いたしまして体制をとっていきたいというふうに考えております。

○中嶋委員 そうなると、例えば、志摩病院を例に出すとですね、今、志摩の私立病院との役割分担という中で志摩病院は急性期を中心とした医療を担っていくということで、今回の議案でいけば、そういう医療、診療の変更に伴って志摩病院としてですね、予算も今、先ほど採決したところではあるんですが、果たして本当に予算どおりの診療報酬を得られるということは、どこで担保できているのか。私は、志摩病院とか医療センターの診療体制に変更がないものという前提であの予算を採決したつもりではあるんですが、その辺についてもう一度お伺いさせていただけますか。

○渡辺病院事業庁長 今、申し上げました志摩、それから総合医療センターからそれぞれ1名の医師の異動がございますけれども、その補充につきましてはですね、三重大学の方から補充をいただけるというふうに考えております。従って、医療上特に、委員おっしゃるような現在の医療体制がですね、志摩と総合医療センターの医療体制に大きく影響が出てくるということはないものと考えております。

○中嶋委員 そのお言葉はですね、信頼できるお言葉として、申し訳ないんですがこれまでの流れからいくとですね、若干不安が残るんです。これは確実なことということで、医療センター、志摩病院の診療体制には変更がないと。その上でこの今回の追加議案も考えさせていただいていいか、そのあたり最後確認させてください。もう一度。

○渡辺病院事業庁長 それぞれの医師の分野もございますので、全くないかと言われれば、それはなんとも、私も医療の中までは少し承知しませんのでわかりませんけれども。しかし、体制的には少なくとも診療上、志摩についても総合医療センターについても大きく落ち込むということはないというふうに考えております。

○中嶋委員 そうしましたら、渡辺庁長ご自身が4月以降どうなられるか、私もよくわからないんですが、どういう形になれ、だれが病院事業庁長になるにせよ、そのお言葉については、しっかり引き継いで問題のないようにしていただきたいということを申し上げて終わります。

○青木委員 今の関連といいましょうか、私も同じような質問をしたかったわけでございますけれども、そういう確かであろうと言いながら、一抹の不安もあるんですけれども。私も一志病院の地元でございますので、いろんな地域の声や、また、患者さんの声やいろんな聞きながら毎日過ごしておりますので、その辺の不安は払拭しておきたいと思って一言質問させてもらいますけれども。最近わかった緩和ケア担当の常勤医の方、何歳の方かわかりませんけども、当初の42歳の方が、院長心得であるということでございますけれども、緩和ケア担当の方がみえても院長心得になるのか、それとも、その方が院長になられるのか。その辺の確認はどうでしょう。

○渡辺病院事業庁長 全般を診ていただく医師がですね、院長心得は院長心得としてですね、処遇させていただいて、緩和ケアの担当医はですね、その分野を担当いただくということで院長心得については変更ございません。

○青木委員 記事によると、院長心得の例はあまりないみたいですけれども、過去に、また、県外に院長心得で院長、しっかりと責任を持ってやっていただくということで信じておりますけれども、その辺の事例は如何でしょう。

○渡辺病院事業庁長 私ども院長心得という形で発令をさせていただきますけれども、臨床上の経験といいますか、そういったものは十分持っておりますのでですね、特段そのことについての心配はないと考えております。ただ、今申し上げましたように院長心得にするのか、院長にするのかというのは、まさに人事の発令上の問題でございましてですね、一気に院長という形でもいいんだろうと思いますけれども、ただ、他の私ども県立病院の中にみえる他の先生方とのいろんな、なんと言いますか、均衡と言いますかね、バランスといいますか、そういったものとの中でですね、今回院長心得という発令をさせていただいたということでございまして、実質的に病院管理者としてなんら問題はございませんので、ご理解をいただきたいと思いますが。

○青木委員 その言葉を信じたいと思いますけれども、そういった今までのですね、1月末からの庁長なり幹部の方の発言をずっと聞かせてもらってまして、何度も、二転、三転したということもありまして、私も同じような気持ちで、中嶋委員と。発言をしているわけでございますけれども、その辺のですね、他の県立病院との関係の中でもきちっとバランスをとりながら、何か一志病院が他の病院に迷惑をかけとるような感覚にならざるを得ないというのが、今回の感覚でございまして、そういうのも含めて、しっかりとした、最終、引継ぎをしていただきたいと、このように思います。以上でございます。

○日沖委員 一つ参考に聞かせていただいておきたいと思うんですが、診療報酬の算定方法等の国の改正ということで、診療報酬のこととなりますと、なかなか専門的な意味合いもあって、ちょっと、これ全部私どもものみ込んでと言う訳にはなかなか正直いかないんですけれども、ただ、この改定でですねこの県の病院事業において、それぞれの病院で違うか分かりませんけれども、大体、県の病院事業でどれぐらいの収入、支出はないと思いますけれども収入において影響がこれぐらいあるという、参考に聞かせていただける説明があればちょっとお願いしたいんですが。

○渡辺病院事業庁長 3月6日付けでですね、診療報酬の全部改正の告示がされたわけですけれども、ただ、まだその時点だけでは、その内容だけではですね、個々具体の診療行為が結果としてどの程度の診療報酬に結びつくかということまでは、まだ確定できないんですね。といいますのはこの診療報酬の規定を受けて、さらにそれぞれの施設基準というものがございますので、それがもう少し具体的になってきませんとどの程度の落ち込みになるかということが確定できないという構造になっておりますので、そこは、ご理解いただきたいと思います。

 ただ、ご案内のように今回の診療報酬の改訂は、過去に例のないぐらい大きな変化というものがございまして、3.16という引き下げになったわけですので、これは、決して影響が小さいとは考えておりませんけれども、申し上げましたように額につきましてはですね、今の段階でどの程度ということは確定ができませんのでこれから4月以降実際の診療行為の中で具体的な内容を詰めました上で、できるだけ早い時期に補正というふうなことで対応していきたいと考えておりますのでよろしくお願いしたいと思います。

○日沖委員 わかりましたけれども、では、追ってですね、いずれかの明らかになってくる機会に、この改正に伴って三重県の病院事業がこういう影響を受けたという明確な情報提供というものをいただく機会はよろしく、いずれかの場でおねがいしたいと思うんですが、よろしく。

○渡辺病院事業庁長 それはできるだけ、1ヶ月ぐらいでは恐らく出てこないと思いますので少なくとも3ヶ月程度はですね、状況を見ないと。本来は1年かかってはじめて分かってくる話なんですけれどもその時期時期によっての、その診療の内容も異なってきますので少し時間はかかると思いますが、いずれにいたしましても、できるだけ、影響が算定でき次第ですね、議会の方にもご報告申し上げたいと思います。

○大野委員 極めて形式的なことをお聞きしますけれども、一志病院の決裁ですね、一志病院の決裁は院長心得という印で行うんですか。院長という印で行うんですか。

○渡辺病院事業庁長 当然病院長ということでやっていただきます。これはですね、院長か、あるいは院長心得かということではなくてですね、あくまでも、病院管理者として置かれますので、医療法上はですね。従いまして、その病院管理者としてのドクターを特定すればですね、その方が院長ということで決裁をいただくということで、そういう形になるわけでございます。

○大野委員 そうすると、院長心得というのは内部の位置付けですか。外部的にはですね、それでも、実際に院長がいないのに院長の印を押すというのは、公文書としてはおかしいんじゃないですか。

○渡辺病院事業庁長 先ほどから申し上げておりますように、院長心得というのはですね、人事発令上の問題でございますので先ほど申し上げました、いわゆる医療法上の点からいけばですね、病院管理者としてのその方が押していただくということになります。

○大野委員 そうすると、決裁規程の中で、印鑑のこの印鑑を使うという指定がありますわね。その指定では、一志病院の院長印というのは院長又は院長心得がという、そういう位置づけがされとるわけですか。

○山本県立病院経営分野総括室長 先ほどから何度も庁長が申し上げておりますように、院長と院長心得の違いはですね、いわゆる課長補佐級の室長と課長級の室長のような違いということでございます。ですので私どもも、今一志病院に看護部長がおりますけれども、発令上はですね看護部長心得としております。これは、昇任昇格の基準上の問題がありまして、暫定的にそうやってしているわけでございます。従いまして医療法上は院長心得でありましても、院長で間違いございません。ただ、処遇の関係で院長心得というふうに称しているだけというふうにご理解ください。

○杉之内委員長 はかに。

   (「なし」の声あり)

○杉之内委員長 なければ、議案にかかる質疑を終了いたします。

(3)      採決

   議案第96号  三重県病院事業条例等の一部を改正する条例案  起立(全員)  可決

II 委員協議

委員長報告について・・・・・・・・・正副委員長に一任

〔閉会の宣言〕

以上、会議の要綱を記し、ここに押印する。

平成18年3月23日          

予算決算特別委員長   杉之内 昭二

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