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平成19年2月15日 議会運営委員会 会議録

議会運営委員会会議録

開催年月日  平成19年 2月15日(木)自午後1時03分~至午後1時18分

開催場所   議会運営委員会室         

出席委員   10名

委員長 辻本  正 君
副委員長 橋川 犂也 君
委員 稲垣 昭義 君
委員 清水 一昭 君
委員 中森 博文 君
委員 大野 秀郎 君
委員 三谷 哲央 君
委員 中村 進一 君
委員 貝増 吉郎 君
委員 山本  勝 君

欠席委員     2名

委員 岩田 隆嘉 君
委員 岩名 秀樹 君

委員外議員      議 長 藤田 正美 君

副議長 萩野 虔一 君

出席説明員

副   知   事   望月  達史 君

総務部長   中尾   睦 君

総務部総括室長   植田   隆 君

総務部予算調整室長   稲垣  清文 君

傍聴議員    1名

議    員        中嶋 年規 君

県政記者クラブ加入記者     7名

傍聴者             0名

議題又は協議事項

1 演壇について

2 次回の議会運営委員会について

3 その他

〔開会の宣告〕

1 演壇について

2月14日の議会運営委員会で各会派で検討することとなった橋川副委員長の代表質問の際に、議長席前の演壇を使用することについての各会派の報告は、新政みえから現行の議員側演壇使用、自民・無所属・公明議員団から議長席前の演壇使用賛成、未来塾から現行の規定(議員側演壇使用)どおりとする報告がなされました。

また、橋川副委員長からこのことについての採決は採らず、現行どおり議員側の演壇で質問を行いたいこと、及び議員間の議論の必要性について発言があり、橋川副委員長の代表質問は現行どおり議員側の演壇からすることとされました。

中村委員:橋川副委員長の思いは理解できるが、今後いろんな場面で行ったり来たりといったことが生じた場合の体制について等、議論を尽くした結果、現行のまま(議員側演壇使用)でしてはどうかとの意見にまとまった。

中森委員:今回に限りという内容も伺い、全議員が(議長席前の演壇使用)賛成である。

中嶋委員:岩名委員の代理でコメントを読み上げる。

  未来塾としての意見を申し述べます。

  今回の提案につきましては、同じ県議会議員の立場として心情的には理解をするところです。しかし、平成14年度の申し合わせの際の議論を踏まえ、また立法機関でもある県議会としてルールを率先して遵守すべき立場であることも踏まえますと、今回の件につきましては、残念ながら従来の申し合わせの例外を認めるほどの相応の事由はないものと考えます。

  本会議では、二元代表制の考えのもと、知事はじめ執行部と県民の代表である県議会とが対峙し、議論する場であり、議員間の討議・協議などの場は別に設けるべきであると思います。

  こういった意味において、今回の件は、議員間討議のあり方をさらに検討するべきである、といった問題提起をしていただいた貴重なものであると思っています。    

辻本委員長:ということで如何いたしましょうか。

橋川副委員長:今、それぞれの会派のご意見をいただき反論するわけではなく、慎重に受け 止めさせていただく。議会運営委員会として、賛否両論がある中での多数決の決議は、できれば避けたい。そのため、今の意見にもあったように質問場所は今までのとおりの(議員側の)質問演壇でやらせていただきたい。

  新政みえの「行ったり来たりするのがおかしい」、未来塾の「一度決めたことはおかしいではないか、でも議員間の議論については一つの問題提起として受け取るべきではないか」というご意見をいただいた。

この2つのご意見に対して、決してひっくり返すというわけではないので、私なりの意見を聴いていただき参考としていただきたい。

対面式で我が県議会は行っているが、議会100年の歴史の中で、国もそうであるが、全国の県議会の中で対面式で行っているところは、そうたくさんはなく、大勢は従来の演壇方式で行っている。

それにはそれなりの、長い歴史の中での意味合いがあったと思う。というのは、議員は議会の皆様に対して自分の意見を申し上げる、そして、それに対して賛同を得て執行部サイドに議員全体の意見として申し上げるという方法が長い間行われてきたわけで、そのため、演壇から議員に向かって意見を申し上げる、というのが長い歴史の中で行われてきた。

決して対面形式が悪いというわけではないが、議事進行の動議を出す時、すなわち議会において議員にものを申す。これこれに対して、それは良くないという反対意見を言うことができるわけで、それが議事進行である。

対面式になって知事に向かって自分の意見、質問をするだけになると、質問者の自由きままな、個人的なことを知事にぶつけても議事進行という形はとれないわけで、議事進行の長い間の歴史の中での規定、きまりがなくなってしまうことになる。

もうひとつ、議場の議席には知事以下の職員の名簿が置かれるが、その表題は出席説明員と書いてあり、答弁者とは書いてない。これは議長が知事部局に対して説明者として出席を求めるわけで、決して答弁者としてお願いしているわけではないと考える。

ですから、議員は議員に向かって議論をするということは議会の大切な権能として、議会に残されたものだと考える。そういう意味からも、議会の中で議員の皆様方に意見を述べるのは大事なことだと思っている。

そのため、議長席前の演壇でという申し出をさせていただいたが、規定は規定だからということであれば、今後の問題としてぜひ考えていただきたいのは、議長が就任をされた時に、おおいに議員間での議論をしたいと申されていた。ところが、各会派での議論は頻繁になされているが、何か問題が起こった時には各会派に持ち帰り、仮に反対があっても会派でまとまったということで、この議運の場に持ち込まれている。そうすると、反対の意見が出てこないことになってしまう。ですから議員全体が議員それぞれの立場として議論をすることが大切なことと思うが、議員全体で議論する場というのは、今、実際に自分の記憶の中ではほとんどなかった。全員協議会で説明を受けて質問をするという形の中で、議員だけで議論をするということはなかったと記憶している。

議員が議会内で、議員同士で議論するということが、議員・議会本来の役割ではないかと思っている。そういう意味から考えて、議員に向かって問いかけをする時は議長席前の演壇を使用させていただきたい。また、討論をするときには議員に向かってするわけですので、議長席前の演壇を使ってもよろしい、そして、委員長報告等、議員に向かって報告をする時は、議長席前の演壇を使ってよろしい、ということならば、議員に向かって議論をさせていただくという時には、議長席前の演壇を使っても良いのではないかと考えたため提案をした。決して、混乱を招いたり、最後の質問なので目立ちたいといったことから提案をしたつもりではなく、これからの三重県議会のあり方について、是非ひとつ、議会の中で考えていただくよう議長にお願いしたい。

以上、説明不足もあったかと思うが、私の意見を聴いていただきありがとうございます。

辻本委員長:ご意見がありましたらどうぞ。

三谷委員:今、橋川副委員長は当初の申し出は取り下げ、ご自分の考え方ということでご発言をされたので、それで今回の演壇の件は結論がでているのではないか。

辻本委員長:それでは、橋川副委員長から申し出のあった件については、各会派での議論を踏まえ、また只今の橋川副委員長から発言があったとおり(議員側の演壇を使用する)で、後段の議員同士の討議を進める件については、議長の方でお取り計らいをいただくこととしてよろしいでしょうか。

(異議なし)

辻本委員長:それでは、そのようにさせていただきます。

2 次回の議会運営委員会について

  特に協議する事項が出てこない限り、追加提出議案等について協議するため、

2月20日(火)の本会議散会後に開催することとされました。

3 その他 

議長から、議員間の討議について以下のとおり発言ありました。

藤田議長:今、橋川副委員長が言われた議員同士の討議は非常に大切だと思っている。

単に議員が現場に行って、議員同士の議論もしないで、ご用聞きだけになってしまうということではいけないと考えている。会派、あるいは政策プロジェクト等の様々な形で議論・討議を行い、大きな方向性を出しながら、二元代表制のもとで執行部と対峙していくことが県民にわかりやすいものとなると考えている。

橋川副委員長が言われた議員同士の討議は、更に積極的に進めていくことが大切なことで、そのあり方、場所については今後の課題にして次のステージでやっていきたい、また、やっていただきたいという思いで一杯である。

〔閉会の宣告〕

以上、会議の要綱を記し、ここに署名する。

平成19年 2月15日

議会運営委員長  辻 本   正

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