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平成18年6月15日 予算決算特別委員会 会議録

予算決算特別委員会

会議録

(開 会 中)

開催年月日   平成18年6月15日(木)  自 午後3時39分 ~ 至 午後3時58分

会議室     全員協議会室

出席議員    42名   

委 員 長

永田 正巳 君

副委員長

西塚 宗郎 君

委  員   

中村 勝 君・稲垣 昭義 君・北川 裕之 君・舘 直人 君・石原 正敬 君・末松 則子 さん・中嶋 年規 君・日沖 正信 君・前田 剛志 君・清水 一昭 君・竹上 真人 君・青木 謙順 君・中森 博文 君・前野 和美 君 ・水谷 隆 君・岩田 隆嘉 君・藤田 泰樹 君・田中 俊行 君・田中 博 君・大野 秀郎 君・福田 慶一 君・桜井 義之 君・舟橋 裕幸 君・三谷 哲央 君・中村 進一 君・貝増 吉郎 君・野田 勇喜雄 君・山本 勝 君・森本 繁史 君・吉川 実 君・萩野 虔一 君・田中 覚 君・辻本 正 君・島本 暢夫 君・橋川 犂也 君・山本 教和 君・杉之内 昭二  君・西場 信行 君・中川 正美 君・岩名 秀樹 君

欠席議員     0名  

出席説明員

[総務部]

部  長      中尾  睦 君

その他関係職員

[総務部]

部  長      中尾  睦 君

その他関係職員

部  長      油家  正 君

その他関係職員

[企業庁]

庁  長      井藤  久志 君

その他関係職員

[病院事業庁]

庁  長      浦中  素史 君

その他関係職員

傍聴議員      0名

県政記者クラブ  11名

傍聴者       0名

議題及び協議事項

I 議案の審査

  (1)  予算議案(4件)

    議案第1号  平成18年度三重県一般会計補正予算(第1号)

    議案第2号  平成18年度三重県電気事業会計補正予算(第1号)

    議案第3号  平成18年度三重県病院事業会計補正予算(第1号)

    議案第4号  訴えの提起について

II 委員協議

   委員長報告について

【会議の経過とその結果】

〔開会の宣言〕

I 議案の審査

  議案第1号  平成18年度三重県一般会計補正予算(第1号)   ほか3件

(1)      当局から資料に基づき説明

(井藤企業庁長、油家環境森林部長、浦中病院事業庁長)

(2)       質疑・応答

○ 永田委員長 それでは、ご質疑があればお願いいたします。

○     稲垣委員 1点だけ教えてください。弁護士報酬34,67万1千円ということですが、あの弁護団何名で構成をして、またどういった方なのか、判れば教えてください。

○     永田委員長 企業庁長。

〇 井藤企業庁長 依頼しています弁護士は2名でございます。

〇 永田委員長 稲垣委員。

〇 稲垣議員 それはあのまあ、2名の方と調整していると思いますが、こういう訴えをされる場合にですね、訴訟ですから、どのくらいの期間になるかとか色々あろうかと思いますが、妥当な人数であるとの解釈でよろしいのでしょうか。

〇 永田委員長 企業庁長 井藤久志君

〇 井藤企業庁長 あの、まあこれからかなりの時間を要すると思いますが、あの、当然弁護士が多ければ多いほど良いと言うものではなしに、あの、例えば弁護士同士がこう意見が分かれる場合ございますので、その場合は逆に少ない方がかえって調整が付くと言うことで、あの、そういう場合も当然ございますので、それで当初から私の方は、黒田弁護士という弁護士なんですけども、弁護士同士ともそういうふうに相談もさせていただいて、弁護士の方からは、人数については私ら2人でも引き受けますし、県の方で必要であれば増やしていただいても結構ですと、そういう色んな相談の中で現在お2人にお願いしておるということでございます。

〇 稲垣委員 はい、わかりました。あの訴えをされるということで、あの費用も3400万円、まあ高額な部分で、まあこういうので妥当なのかどうなのか判断も難しいところもあると思うんですが、あの、しっかりと協議をしていただいてですね、やっていただけるようにということで、で、あの、結構難しい部分もあろうかと思うんですが、専門的な部分等々もあろうかと思うんですけれども、そのあたりしっかりとやっていただける2名だと解釈しますので、よろしくお願いします。以上です。

〇 中嶋委員 私も1点、ええ6月の8日に請求先から本県の請求に応じられない、との意思が表明されている部分なんですが、あのマスコミ報道とか、あのそちらの方からの情報提供ということで、一定のことはわかっておるのですが、一応これは委員会ですので、県民にもわかる形でですね、どのような相手方の意思があったのか、改めてご説明していただきたいのですが。

〇 永田委員長 企業庁長。

〇 井藤企業庁長 あの6月8日に富士電気システムズ株式会社の伊藤社長が私の方にお見えになりまして私が面談をいたしました。その席で伊藤社長の方から、今回の県からの請求額22億あまりですけども、この請求額に対しては一定の富士電機ホ-ルディングを含めた全体として、一定の責任は感じておるし、責任はあると思ってます。ただその責任の割合が半分なのか、何割なのか、というその割合が今のところ富士電気のところでも判断が付かない、従いまして刑事事件の動向も若干、やっぱりみる必要もありますし、もう少し待っていただきたいといことも含めて、現段階では支払うとも支払わないとも回答できません。従いまして、支払い期限の14日までには当然支払うことできませんので、訴訟を提起されても、それは、やむを得ないと思っております、とそういう意思表明がございました。

〇 永田委員長 中嶋委員。

〇 中嶋委員 そうしますと、あの、企業庁長、その相手さんの意思を踏まえまして、やっぱり刑事事件ですが、どのように決着するかが見えないことには、あの、いわゆる話し合いによるですね、決着っていうものは難しいと、その中で訴訟期限が来ているから今回提訴すると、まあそういうふうな判断にいかれたということでよろしいのでしょうか。

〇 永田委員長 企業庁長

〇 井藤企業庁長 当然そういう部分もあろうかと思っていますが、あの前回にもちょっと触れたかと思いますが、刑事と民事は、そもそも本来は別物だというふうには思っていますけども、事故の原因とか、責任の場合だとか、そんなことになりますと、やはり刑事事件の動きというかは横に見ながら民事も進んでいくんだろうなと、というふうに思っていますので、その辺は関連しながら、お互いがそういうことで主張しあっていくのかなというふうに思っています。

〇 永田委員長 中嶋委員。

〇 中嶋委員 最後に1点なんですが、あのマスコミの話でですね私読ましていただいた中で、富士電機ホールディングスの方はですね、いやいやあのやっぱり県にも一端の責任があるよと、特に設計についてはですね、RDFは発熱をしないという前提で県は考えてやったんだと、そう部分について大きな瑕疵というかですね、見逃しがあったのではないかと、というようなことなんかを読んだ記憶があるんですが、その点について、これは企業庁長でよろしいんですかね、あの御所見があれはそれだけお聞かせいただきたいですが。

〇 井藤企業庁長 あの、その時にあの私の方も請求とは別に逆に富士電機の方が負担している部分についての事柄としてそういう話が出まして、具体的につきましては、14年12月の最初の発熱・発火の時のことなんですけれども、その時点では富士電機としては、そういうRDFが発熱・発火するという知見がなかったと、それはやっぱり発注者である企業庁の責任だったんとは違いますかと、従いまして、14年12月分についてはその責任度合い分には別にしても企業庁には当然責任はあると思ってますので、この部分については既に請求させていただきましたと、現在まで支払ってもらっておりませんので、この部分については近いうちに民事訴訟を起こす予定ですと、いう話はございました。

〇 永田委員長 はい、他に。ええ、大野委員。

〇 大野委員 はい、あのそれではですね、知事の県政運営の方針とかかわってお伺いします。

 知事は文化力指針を出されて、文化力によって三重県政を推進していこうと、でそれは文化力というのは何かというとですね、いわゆる戦後の日本がひたすら経済と効率性だけに走って、人間も地域も破壊してきたと、だからここでやっぱりゆっくり考え直して、やっぱり人間のよさ、日本人のよさ、スローにものを考えて、そして県政を運営していこう、というのが県政のですね、文化力指針だと思うんです。

でその経営を県政の2本柱にしようとしながらですね、今の中嶋委員の御質問をお伺いしますとですね、ほとんどが開襟ですか、じっくりと話合いましょうやと、まさに文化力やと、そんな努力が見えないと思いますし、でやっぱこれからもですね、もう裁判だけで突っ走るのかですね、やっぱり和解ということを最大限に、求めていくのかですね、この辺は企業庁はやっぱり企業庁会計ですね、独立採算ですから、答えにくいと思いますので、油家部長にお伺いします。

〇 永田委員長 環境森林部長。

〇 油家環境森林部長 あの、私がお答えしていいのかどうか、まああの文化力という切り口でお話されましたけれども、あの文化力は横に置いておいてですね、実はですねこれは誤解もあってもいかんのですけども和解というのはですね、通常まあ、個人、民・民であればですね当然裁判にもって行かなくて裁判上の和解であって、まあ本当に示談といいますか、和解ということもありうるんでしょうけれども、今回の場合は私どもも責任の割合というのはですね、県としてどの程度であるのか、私どもがそれを決めるわけには行かないですね。私どもが決めたんでは納得のいかない県民の方もいろんな関係者の方も見えます。かといってじゃあ富士電機の方もかたや株主の方に対しては、富士電機側としても富士電機の取締役としては、じゃあどれだけの責任割合かということは中々決めがたいと思うんです。従いまして、ここを客観的にといいますか公平といいますか、まあ色んな立場の方が、納得していただける形でその責任割合、それに伴う負担額ということになりますと、やはり司法の場を借りる、裁判ということをですね、やっていくというのを現実の対応となるのではないかと。その上でね、裁判所の方からですね、その刑事事件の推移を見ながら、裁判所の方から和解の話があった時はですね、それはまた双方はそれに基づいて検討すればよいのであって、ええ、今の段階で事前に双方が示談交渉という形でということは、納得を得がたい、色んな関係者に納得を得がたいということで、今申し上げた手続きをお願いしておるということであります。お答えに・・・

〇 永田委員長 大野委員。

〇 大野委員 じゃあ、あの、これで最後にします。なぜ私がこのようなことを質問させて頂いたかというと、やはり2名の方が亡くなられて、しかも怪我をされた人があって、大変な犠牲者がいるわけなんです。で一方ですね、県がこの事業をですね、進めていくのに県が契約はですね、随契ではなかったけれども提案型の一番の富士電機の提案が一番、プロポーザル、一番いいんだと、ここに任せたら大丈夫なんだという、そういう自信があって契約したんですね。でこの事故が起こったんですね。で地元の人はこんなもの困ると、色んないきさつがありながらですね、いやこれは最新の技術なんだと、安全なんだという、そういう理解をいただいてやっと地元で御理解いただいてこのシステムできたと、で一旦事故が起こったらですね、大丈夫だ大丈夫だと言っていた企業も県もですね、たった補償ぐらいのことでね、いくら金を持つかということだけでも話し合いができないという、裁判だというですね、これを当事者ですね、地元だとかですね、それから現に亡くなられた家族の方とか、怪我をされた人から見たらね、一体私らにやってもらった説明、なんだったんだという、それがあると思うんです。だから私はそのへんでですね、ほんとにまあ慎重に対応しなあかんと思うんです。で話し合いがつかなかったら、ハイ訴訟ですというような簡単なものではないと思ってます。最後に、三重県政における文化力というのは、まあこんな話ではちょっと置いといてという程度のものなんだと、ということを私は。・・・

〇 永田委員長 環境森林部長。

〇 油家環境森林部長 あの、私の説明もまずかったかも知れませんですけども、まあ文化力というお言葉なんですがね。日本の国民性といいますか、気持ちとしては、その問題の解決というといきなり訴訟と、争いかよ、と訴訟というと争いと取りがちですよね。確かにまあ、争いは争いなんですよね。しかしその、私どもがやろうとしていることは、富士電機側もそうなんだと思いますが、あえて争いをしようということじゃないと思うんですよ。あの、司法の場を借りましてそれでまあ、皆さんが客観的に納得をしていただこうという一つの手法として司法の場を借りるんであって、気持ちはですね、何もその、あえてお互いに争おうという、そういう争いが先にたった訴訟ではないということを気持ちとして御理解いただきたいんですね。はい、そういう意味では、あえて、こういう形の中で、そういう形の中でお互いの立場を主張して客観的なやはりその判断をいただこうということで、そういうことで司法の場を借りた形で解決していこうということでございます。

〇 大野委員 終わりまして。あの一般質問のまた、文化力の場で。議論をしていきたいと。

〇 永田委員長 田中委員。

〇 田中(覚)委員 あの今のそのご答弁で納得できません。あの三重県がきちっとしたその安くて性能がよくていいものをですね、その富士電機さんの方から提供いただいておれば尊い人命も亡くならなかったろうし、怪我もなく、また地域も迷惑なり不安なり与えなかった、ましてはそのごみ行政がですね、滞ることがなかった、こういうことをその反省の上に立ってですね、あの被害を蒙らされた相手側に対してそのきちっと損害の賠償を求めていただくと、いう姿勢がなかったらですね、あの今の部長の答弁では単なるその裁判の場を借りて談合したらいいですぞと、こういうふうなことしか聞こえません。お考え改めて聞かせていただきたいと思います。

〇 永田委員長 環境森林部長。

〇 油家環境森林部長 あの今、田中先生のおっしゃられたことはそのとおりです。そのことについて私ども、何の異論もございません。ただ、あの大野先生のおっしゃった、おっしゃりたかったことは、おそらく、いきなり争いじゃなくって、もっと日本人的な解決方法があるんではなかったんではないかという本当に素朴な御質問だと思ってそういうお話をさせていただきました。

ただ、我々、行政としてやるからには考え方なり、姿勢というのは田中先生のおっしゃったとおりでございます。以上でございます。

〇 大野委員 あの、素朴というのはどういう意味ですか。

〇 油家環境森林部長 あの、大野先生。あの、言葉が悪かったかもしれませんけれども、まあ我々の気持ちの中にはですね、いきなり争いということの前にもっと努力して何か他の方法があるんではないかと、そういう感覚ですね、そういう感覚でおっしゃったのではないかという、私は認識、理解をさせていただいて、そういう風に御説明申し上げたということで。ハイよろしくお願いいたします。

〇 永田委員長 他にありませんか。・・・

   (「なし」の声あり)

○ 永田委員長 なければ、議案に対する質疑を終了いたします。

(3)       採決

    議案第1号 平成18年度三重県一般会計補正予算(第1号)    起立(全員)  可決

    議案第2号 平成18年度三重県電気事業会計補正予算(第1号)  起立(全員)  可決

    議案第3号 平成18年度三重県病院事業会計補正予算(第1号)  起立(全員)  可決

    議案第4号 訴訟の提起について                 起立(全員)  可決

II 委員協議

(1)委員長報告について  正副委員長に一任

〔閉会の宣言〕

以上、会議の要綱を記し、ここに押印する。

平成18年6月15日          

予算決算特別委員長  永田 正巳

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