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平成20年12月18日 地域間格差対策調査特別委員会 会議録

地域間格差対策特別委員会

会 議 録

(開 会 中)

 

開催年月日  平成20年12月18日  自 午後 2時50分 ~ 至 午後 3時26分

会 議 室   601特別委員会室

出席委員     12名

           委  員  長   水谷  隆  

                        副委員長   津村  衛  

                        委   員   水谷 正美  

                        委   員   村林  聡  

                        委   員   舘  直人  

                        委   員   大野 秀郎  

                        委   員   青木 謙順  

                        委   員   山本  勝  

                        委   員   中村 進一  

                        委   員   山本 教和  

                        委   員   萩原 量吉  

                        委   員   藤田 正美  

欠席委員     なし

委員会書記   議事課主査      平井 靖士

             企画法務課主査   石田  学

傍聴議員       0名

県政記者クラブ 1名

傍 聴 者      0名

議題および協議事項

1 地域公共交通に関する市町の現状と課題について

2 その他

 

 【会議の経過とその結果】

 

〔開会の宣言〕

1 地域公共交通に関する市町の現状と課題について

 

○水谷委員長 ただいまから、地域間格差対策調査特別委員会を開会いたします。
 まず最初に、本委員会の席順につきましては、議席の変更に伴い、ただいまの着席のとおり変更いたしましたので、ご了承願います。
 本委員会では前回の議論を踏まえ、地域公共交通の現状と課題等についてということで、各市町にアンケートを実施し委員の皆さんに配付させていただきました。
 地域公共交通に対する各市町の率直な意見をお伺いできたと思いますので、本日はこれらの資料に基づき、委員間討議ということでご意見をいただきたいと存じます。
 なお、次回は、このアンケート結果と本日の委員会での議論を踏まえ、執行部をお呼びし、県の施策、今後の対応等を調査したいと思います。
 それでは、お配りさせていただきました資料について、事務局の方から概要を説明をさせますので、よろしくお願いします。

○書記 お手元に地域公共交通に関するアンケート調査結果報告がお配りさせていただいていると思います。
 ご説明の前に2カ所訂正がありますので、補足説明も合わせましてごらんいただきたいと思います。
 1点目でございます。結果報告書の1ページでございます。お手元の資料につきましては、訂正済みでございます。1点目は、1ページ、上の表の右側に記述してあります(平成20年度作成中の鳥羽市、尾鷲市を含む)というところを削除をお願いいたします。
 あわせて2点目でございます。2ページの問1の四角い括弧の2つ目でございます。菰野町を東員町にご訂正いただきたいと思います。菰野町につきましては、策定していない17市町の方に記述があります。
 それでは、配付資料についてご説明させていただきます。
 当該調査は地域公共交通の現状と課題等について、県内29市町を対象としてアンケートを実施したものです。実施期間は12月2日から12月11日、ご回答いただいた市町は29市町で、回答率は100%です。アンケート項目については、大きな項目として6つお聞きしております。1つ目は、地域公共交通の策定状況についてお聞きしております。2つ目は地域公共交通の維持確保について問題となっていること、検討している交通施策などをお聞きしております。3つ目は高齢者でありますとか、学生などのいわゆる交通弱者への配慮としてどのようなことを実施、または検討しているかをお聞きしております。4つ目といたしまして、住民ニーズをどのように把握しているか、また、住民ニーズの内容や対応状況をお聞きしております。5つ目は県などの関係機関に期待していること。6つ目としてその他地域公共交通に関するご意見をお聞きしております。
 それでは、この6つの項目に沿いましてアンケートの内容を簡単ですが説明させていただきます。表紙をめくっていただきまして、1ページをごらんください。
 上にあります青く囲んでいるところをごらんください。公共交通計画の策定はアンケートの結果、公共交通計画を策定している、または総合計画等に位置づけられている市町は12市町で、ご回答いただいた29市町の41%となっております。また、計画を策定していない市町の53%は、計画を予定している、または、必要性を感じていると回答しています。その分を含めますと72%の市町が少なくとも交通計画を策定する必要性を認識しているという結果となりました。
 次に3ページをごらんください。
 地域公共交通について、もっとも問題となっているのは、利用者の減少となりました。次いで廃止や減便、交通空白地帯への対応が問題であるという結果となりました。また、市町村合併に伴う不均衡の是正について、問題として挙げているのは、市のみでありました。今後の地域公共交通については、民間バスや鉄道の基幹路線との連携をスムーズに行えるネットワークの構築、地域に合った交通体系を構築する、住民と行政が共同で公共交通を構築する。住民ニーズの調査を行い、利便性を高め、利用者数の増加を図る。モビリティマネジメントを推進する。といった方向性をもって取り組んでいることがわかりました。
 また、民間業者から出ている廃止や減便の申し入れは多く、やむを得ず廃止や減便する路線もありますが、赤字補てん、自主運行バスやデマンドによる運行を行い、維持していこうとする取組があります。
 次に15ページをごらんください。
いわゆる交通弱者への配慮については、ノンステップバスの導入や車いす対応の福祉バスの運行、学校の統廃合に伴うスクールバスの運行、高齢者、学生などに対するバス料金の割引や高齢者や障害者に対するタクシー料金の補助、学生の通学補助を行っているといった取組があります。
 次に20ページをごらんください。
住民ニーズは、アンケート調査や住民説明会、地域公共交通に関する協議会などを複合的に実施したり、直接の聞き取り調査やバス車内に意見箱を配置するなどして住民の意識、要望等の把握を行っています。住民からの要望は、利便性を向上する要望が多く、ダイヤの変更やルート改正、鉄道との交通ネットワーク形成を検討している。また、利用促進やバスを広告媒体とする新たな収入源確保を検討しているところもありました。
 次に25ページをごらんください。
県などの関係機関に期待することとして、国や県の補助制度の継続や補助金の引き上げ、補助要件の緩和や補助対象の拡充など、財政的支援を期待する意見が非常に多くありました。また、県としての公共交通の計画、ビジョンを示してほしいという意見や公共交通の維持確保に関して、政策的な助言や判断を求める意見があります。そのほか、職員研修の開催や先進事例の紹介、公共交通の利用促進をもっとPRしてほしいという意見もありました。
 最後に29ページをごらんください。
その他地域公共交通に関するご意見としましては、地域公共交通の確保や維持の重要性、必要性に関する意見、また、国、県、市町が一体となった取組を期待する意見がありました。詳細については、ごらんいただきたいと思います。
 また、参考としまして、31ページにアンケート依頼文書、32ページ以降にアンケート調査用紙を添付してございます。
 以上簡単でありますが、地域公共交通に関するアンケート調査の結果について、ご説明を終わります。

○水谷委員長 どうもありがとうございました。
 それでは、このアンケートの結果をよく見ていただいて、何かご意見があればお願いしたいと思います。あわせて、次回、執行部からの調査というので、こういった視点でやりたいというものがあれば、あわせて意見をお願いしたいなというふうに思います。

○大野委員 地域交通計画というのは、どのへんまで踏み込んでるんですか。各市町は。その具体的な中身は。全部じゃないけど、大体どのへんまで、どういう中身なったかわかりませんか。

○書記 今回のアンケートでは、詳細まではちょっとお聞きしてませんで、そういった市町における公共交通の計画、またビジョン、そういうものをお持ちかどうかということを今回のアンケートではしているということでございます。

○大野委員 どなたか、どこかの市町の公共交通、それ具体的に見ていただいた委員いませんか。大台町行ってもないので、多気町も明和町もないんですよ。あんまりほかのところ行くことできませんでしたもので、その交通計画というのは、どんな中身なのかなと思って。

○水谷委員長 それぞれの地域で、いろいろやってみえるところもあると思うんですね。たまたま大野委員のところはちょっとそういうのはないということですけれども、それぞれの町、市でやっている交通政策というものも当然ありますけれども、東員町ではですね、たまたま三岐鉄道が、北勢線、乗って残そうというのが通っていますよね。ここの、それぞれの駅を2カ所ばかり整備して、そこにコミュニティバスですね、これを持ってきて、電車に乗せていこうという一つの政策が、3年前からできてまして、これを今進めているというところなんです。ただ、交通空白という問題も出ていますので、そのルートをどうするかというような問題とか、そこに持ってくるにはどうしたらいいかとか、いろんなことを今検討されているみたいですけどね。そういう具体的なものもありますけれども、それぞれの関係している市町でそういうのがありましたら、ここでちょっと言っていてだけるとありがたいと思います。
 アンケートの中にも、そういうものも少しずつ書いてあるところもあるんですね。今後のやり方としてね。

○大野委員 松阪とかそういう、割合詳しく書いてあるみたいですね。

○水谷委員長 それぞれ市町でも非常に困っているのは事実なんですよ、今。それを県がどういうふうにして、指導しているか、あるいは政策を出しているかということも期待をしているというところもやっぱり多いですよね。

○大野委員 もう一つ、自主運行バスとコミュニティバスという回答があるんですけれど、自主運行バスとコミュニティバスとは同じなんですか、それとも。自主運行バスというのは、ある程度町の中を全部をこう通るのか、コミュニティというのは小さな町とか市の中の一々地区ですか、それを回るようなのをコミュニティバスというのかですね。

○水谷委員長 今度執行部との協議のときにそのへんの調査してもらって、前、山本委員からか何か要望がありましたよね。地域の路線図とか、それの中でどういうものが走っているのか。それぞれ市町ごとにね、今、作ってもらっているますんですわ。それが次回出てくると思うんですね。

○大野委員 例えばね、私も明和町を調べたんです。明和町の場合もここでの表記は自主運行バスなんです。だけれども、ほかのところの表現のところでいうとコミュニティバスみたいに言う場合もあるんですね。だから、コミュニティバスというのは、お金を取っているのか取っていないのか。そのへんの区分なのかですね。
 それからもう一つ言うと、福祉バスは多分これ、ほとんど無料ですね。

○水谷委員長 通常はコミュニティバスはお金取ってますね。100円とかね。それは政策的に補助が出ているんですよね。

○大野委員 だから、代替バスと自主運行バスとコミュニティバスと福祉バスとここでは4つの表現があるんですね。

○水谷委員長 自主運行バスは要するに市町の自主運行バス、補助対象路線として、市町が運営する自主運行バスによる路線のうち輸送対象または輸送目的が特定されていない路線。これが要するに補助対象路線ということになっているみたいですね。だから、輸送目的が特定されていない路線ということみたいですね。

○大野委員 コミュニティバスは補助対象になっていないわけですか。

○水谷委員長 コミュニティバスはちょっとこれ書いてないんですよね。

○大野委員 補助対象になっているやつと代替バスとそれから自主運行バスが補助対象になるわけですね。コミュニティバスは補助対象になっていない。

○水谷委員長 いや、コミュニティバスもなっていると思うんだけど、確か。ちょっとそれ調べておきます。

○萩原委員 アンケートも私も細かくはないけど、ぱらぱらっと見せてもらうと、やっぱり市町の皆さんも財政支援苦労しながら、やっぱり県でももっときちんと補助を出してくれと、こういう要求が多いですね、どこもかも。当然だと思いますけれども。それで今ちょっと言われた路線バスの種類等での違いもあるんでしょうし、やっぱり、我々が要求するとなると、県費もっと出したってと言うと、なかなか予算が厳しくてというのはあるでしょうけれども、その意味では他府県のそういう自主運行バスなり、あるいは、今の赤字路線に対するバスの補助なり、いろいろ県費の支援をしているところの他府県の比較みたいなのがわかれば、ぜひ一覧表にでもしていただければね、それはそれで大変ありがたいなと。三重県はこんなに頑張っているんだということになるのかですね、まだまだもっと努力してもらわなあかんということになるのか、地形も違えば、人口の集中度も違うから一律にはいかんでしょいうけれども、そんなのもできれば出していただいてということになれば、市町との話もまたやりやすいなんて、そんな感じもしますもので、できればまたそれも要求してください。

○水谷委員長 ちょっとそれは確認させてもらいます。

○山本(教)委員 今日はそのアンケート調査の結果報告ということでの委員会ですよね。委員会討議だから、誰も答弁する人がいないから、独り言になってしまうんだけど。

○水谷委員長 この委員会に関係のあることであればどんなことでも結構です。

○山本(教)委員 こうやって特別委員会作ってもらって、委員に入れてもらって熱心に議論を重ねてきたんですけれども、これを集約して、行政としてどうあるべきかという、そういう提言をされる、委員長がね。というふうに思うんですけれどもね、こうやってアンケートを見せてもらうと、29の市町で大分格差というか、交通機関だけでもこれ、大分、格差じゃないけれども、差があるんですよね。こうやって見ていると。その中で、都市部がね、意外と充実しとってですよ、いろんな交通機関があって、なおかつこれでもかというぐらい充実しとって、本来ならば田舎、いわゆる田舎はですね、都市部に比べて、本来はこういうところというのは都市部以上に充実していなければいけないにもかかわらずにね、意外と貧弱な感じがして仕方ないんですよね。まだ計画作っていないとかですね、本来はそれじゃいけないわけで。そういうところへこそ、県行政がね、提言をするとか、指導をするとか、やってあげなきゃいけないんじゃないかなということをこのアンケートを見て思ったんですが。

○大野委員 基本計画なしに、この地域から要望あるから、どうしようとか。バスがなくなってどうしようとか、その対症療法的な地域交通対策になっているというのがずっと、割合多いようですね。

○山本(教)委員 ですね、例えば志摩市もそうだし、鳥羽市もそう。意外とこれ貧弱ですわ。それとか何々町、たくさんあります。多気町もそうだし、玉城町もそう、度会町もそう、南伊勢町もそう。意外とこういうところが貧弱じゃないかなというふうには感じるんですけどね。

○水谷委員長 そうですね、やっぱりそのアンケートの答える人にもよるんですけどね、申し訳ないけど、みんな真剣に書いてもらっていると思うんですけれども、逆に都市部の方ももっと真剣に考えているということもあり得るかも知れません。
 私の地域の方でもですね、特にいなべ市なんて、4町で合併したところですけれども、はっきり言って、もっともっと問題あると思うんですよ。だけど、あんまり書かれていないんですよね。だからね、これはやっぱりいろいろ、ある程度相対的に考えていかなければしようがないと思っているんですけれども。
 今日はそういったアンケートにつきましていろいろ皆さんのご意見をいただいて、次に執行部を呼んで、一度そこで質疑をしながら、いろいろと最終的な提言のまとめに入っていきたいというふうに思いますので、どんなことでも結構でございますので。

○萩原委員 それでもう一つね、さっきからいろいろ出ていて、私もわからないものであれですけれども、一遍ちょっと整理してもらえるように例えば、路線バスというのがありますよね。これはまあ、実際上、三重交通なりが走らせている路線バス。ところがこの路線バスの中に、第三種生活路線の維持対象補助事業だったか、何だかといって、路線バスそのものも赤字だと補助金が出るというのもありますわな、路線バス。
 それから、自主運行バスって書いてありますね。それからコミュニティバスというのもありますよね。それから福祉バスって書いてある。何か、福祉バスとコミュニティバスよく似た感じやけど、またこれも違う感じですわね。だから、一遍、そのあたりもちょっと用語説明というのか、定義もちゃんと一遍教えてもらいたいというのと、それに対して、国の補助はどうなのか。今、県の補助はどうなのか。市町は独自にいろいろやってみえるのが、ここにいろいろあるんでしょうけれども、それもこれはバスに対してどれくらい補助金出してるかと、そんなのは聞いてもらってないわね、実際上。

○水谷委員長 それは聞いてないかな。

○萩原委員 それはだけど、県が聞かんといけないのかな、当局が。それもわかったらね、市町別にね、わかったらそれはそれで比較ができればありがたいなという思いはします。ちょっとそんなのもまた教えてください。

○水谷委員長 執行部を入れた中での議論にも、それちょうどいいなと思います。

○大野委員 県の補助を受けるためには自主運行バスという名前をつけないと多分受けられないのではないかと。で、コミュニティバスとか福祉バスは補助の対象外ですもんで、だから、同じ中身でもコミュニティバスとしておけばもう。どうもそんな感じですね。

○水谷委員長 そのへんは、今、意見がありましたので、あるいは次回にいろいろと確認したいと思います。

○大野委員 興味持ったのは、20ページのまとめていただいて、事務局が苦労していただいたそれの住民ニーズの把握のところでですね、地域公共交通協議会の開催、これがあるかないかということで、ないところはまだこの地域公共交通機関を確保する、どうするかというのが正式な地域の、正式な話題になっていないと。これは幅広い、例えば国交省とかですね、そのへんも入った警察とか、そのへんも入った幅広い、言えば、町とか市のですね、公式の話題になっていないところじゃないかなと、そういう理解の仕方でいいのか。

○水谷委員長 それもちょっと今度執行部入れた中で、確認していきたいと思います。

○大野委員 そこがあるかないかの違いのような、次回ちょっと教えてください。

○中村委員 ちょっとこの資料の整理の仕方なんですが、これはアンケートを出して、その設問ごとに記述式で各市町ごとにずっとそれぞれまとめてあるものですから、ぱっと見てですね、大体ここはこういう形になっているなんて、比較なんかも非常にしにくいんですよね。発言しようにもですね、問5なら問5、全部ずうっと全部読んでいて、読んでてまた次のところにいったときにですね、ここはどうなっているんだという感じもありますので、もうちょっと乱暴になるかわかりませんけれども、少しですね、例えばこうわかるような感じのものを作ってもらうと、次、議論もできるのではないかなと。
 県ですので、全体をぱっと見れるようなことでいかないと、という感じはするんですけど。

○水谷委員長 意見はよくわかります。ちょっと時間的になかったもので、こういう形で、とりあえず作っていただいたんで。

○中村委員 例えば、自分のところの伊勢市は結構記述は多いんですけれども、実際にこんなことされているんかなというふうに思うんですが、実際にまち中走ってるバスを見てても空気運んでる。やっぱりそのコミュニティバスなんかも、空気を運んどることなんかも多い。いつも気になるんですよね。あれ、走らせてくれてるなと思いながらですね、だから、ここに記述のもう一つ裏といいますか、突っ込んだものをちょっと見せていただいた上で、そこの実態というか、我々も確認をせんことには、ここに書いてあるとおりだけで住民の生活と思いをそのまま受け入れた制度であるかどうかというのはちょっとわかりづらいような気がしますね。

○水谷委員長 それはまた次回までにまとめられればね、やってみたいと思います。
 あといかがですかね。どんなことでも結構です。アンケートに関すること、あるいは、その他関連したことでも結構でございます。

○山本(勝)委員 21ページのところに住民から寄せられる地域公共交通に関する要望ということで、たくさん、地域のいい要望が出ているわけだね。それは、地域はもう金も欲しい、それから補助金を現状維持、もしくはやって欲しいということであるんだけど、せっかくいろいろ聞いてきたんやけど、これ、地域の方は期待をしてないかな。どう対応していくか知りませんけれど。

○水谷委員長 それは、期待をしているのはどこでも期待をしているんですけど、それはまあね、あくまでもアンケートの調査で、こういう形のもの、我々がそれを受けてですね、どういうふうに提言をしていくかということですので、すべてが、これはOKだとか、そういうことは、我々の立場では言えませんので。

○山本(勝)委員 せっかくのアンケートだから、この県の所管のいろいろな所の資料としては、提供したりしながら、今後の行政に生かしていただくといいね。

○山本(教)委員 委員から委員に質問するということはいいんですか。

○水谷委員長 別によろしいじゃないですか。委員間討議だから。

○山本(教)委員 私の正面、対面に座っている村林委員、質問させてもらいます。
 南伊勢町ね、昔の南島町と南勢町とあれでしょう、大きな町が2つで南伊勢町でしょう。そうすると海辺をこう走っているじゃないですか。山側の方は伊勢に行くバスが1本あるわけですか。

○村林委員 伊勢南島線で、能美坂を超えるのと、五ヶ所から伊勢の駅の方へ走っていくのが2つあります。

○山本(教)委員 それは1日何本ぐらい出ているんだろうか。そんなに走ってないわな。

○村林委員 一度、自分、津から相賀浦まで電車とバスを乗り継いだんですが、朝早く出て、午前中に着いてですね、もう9時か10時か忘れましたけど着いて、もう昼ご飯食べてすぐ帰らないと、もう津まで帰りつけないということでしたもので、これは相賀浦の方が東京よりも遠い、というぐらいの本数です。

○山本(教)委員 だからそういう、路線バスというのはそういう。それを補完する意味で例えば町営バスが走っとるのかコミュニティバスが走っているのか、そういうことをうまくやりながらいくというようなことだけれど、忙しい人はそんなことできないよね。だから、本来は地域のそこに住んでみえる方たちに本当は利便性を確保しながらやっていくのが本来のね、バスの役割なんだけど、実態はそういうことになってへんものだから、みんな車で行っちゃっているということになって。

○村林委員 例えばですね、その魚の骨のようになっておりまして、AからBへ直線で行けば20分で行けるのに、全ての在所を魚の骨のように回りますので、1時間かかるわけですね。そういう地域の事情もありますので、やっぱり県内一律の話ではなくて、地域、地域でではどういうのがいいのか。例えば、空気を運ぶくらいなら、軽のワンボックスが1時間に2本走る方が便利なのかとかですね、そういうことを考えていくのがありがたいのではないかと思っています。

○水谷委員長 さっき、村林委員がおっしゃったように、地域でのコミュニティバスというのは、そういうところがあるんですよね。目的地に行くというわけではないものね。非常に利便性には悪いと。それをどう解決していくかというのは非常に難しい問題だけども。
 どちらにしてもですね、この公共交通バスの体系というものは、それぞれ、市町で当然のことながら、乗る人が減ったと、あるいはそういう意味では経費が非常にかかるというようなことで、非常に大きな問題を抱えていると思うんですよね。だから、県としてね、どういうふうな計画だとか、あるいはビジョンというか、そういうようなものもある程度、示していくのが大事だというふうに思うんですけれども、この辺については、またいろいろと執行部とも協議しなければなりませんので、我々としてはそういった、皆さんの今までの調査をしてきた内容、あるいはアンケートの結果とか、いろんなものを含めてですね、最終的には提言をしていきたいというふうに思うんですけれども、ほかにどうでしょうかね。
 今、これ詳細にわたって、見ていただいたわけだと思うんですけれども、あとでまたいろいろ見ていただいてですね、ご意見等がございましたら、ぜひとも意見を出していただきたいなと。で、そういったものも含めた中でですね、これからの意見、まとめた中でね、意見を集約していきたいと。そして、次の委員会の中でね、先程いろいろと萩原委員の方からもありましたように、わからない点とか、そういった点についても執行部といろいろ質疑をしていきたいと、そして、次回のときにはそういった議論をしたいなというふうに思ってます。
 特になければこの辺で終了したいと思います。

 

 

2 委員協議

 次回の日程確認     正副委員長に一任

 

〔閉会の宣言〕

 

 

地域間格差対策調査特別委員長  
 水 谷  隆

 

 

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