このページではjavascriptを使用しています。JavaScriptが無効なため一部の機能が動作しません。
動作させるためにはJavaScriptを有効にしてください。またはブラウザの機能をご利用ください。

スマートフォンサイトへ移動

平成21年第2回定例会 請64

受理番号・件名 請64  30人学級とゆきとどいた教育の実現について
受理年月日 平成21年11月24日
提出された
定例会
平成21年第2回定例会
紹介議員 萩原 量吉、真弓 俊郎
付託委員会 教育警察常任委員会
請願要旨    「ひとりひとりの子どもを大切にした教育の保障」「豊かな人格と確かな学力の保障」を実現するためには、少人数学級の実施が最も有効な施策である。
 三重県においても、平成15年度から小学校1年生、16年度は小学校2年生まで「30人学級」、17年度は中学校1年生で「35人学級」と前進してきている。
 しかし、その後は少人数学級対象学年の広がりがない。また、現在実施されている少人数学級編成には、1学級の定数を25人以上とする条件が設けられている。つまり、単学級の学校は初めからこの制度を享受できないという、教育の機会均等の原則に反する大きな不平等を7年間にわたって被っていることになる。こうした学校が県内で、今年度は小学校1年生で62校、2年生で67校、中学校1年生で5校(平成21年4月1日付け県教委の資料より)存在する。
 社会状況の変化に伴って、初めから30人以下の学級も県下には相当数あるが、統計を取ってみると、小学校1年生では、増学校が76校に対して、実現できなかった数が62校、小学校2年生で64校:67校、中学校1年生で45校:5校が25人の条件にひっかかって実現していない。
 県教委は、この対策として、非常勤講師による、一部の教科を少人数指導で行っているが、今現場では、子どもたちの生活全般において、個別指導、支援、見守り、観察などが重要な教育活動になっているので、少人数学級にはとってかわることはできない。
 県下の子どもたちが等しく「30人以下」「35人以下」の学級で学ぶことができるようにしてほしい。
 さらに、小学校・中学校・高等学校全体に少人数学級を計画的に進めていく努力をしてほしい。
 以上の理由から、平成22年度の小学校1年生、2年生において、30人学級で25人以上という条件、中学校1年生において、35人学級で25人以上という下限条件をなくし、そして、小学校・中学校・高等学校に少人数学級を計画的に実施する努力を進めるよう請願する。
ページID:000018698
ページの先頭へ