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三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成22年度 委員会会議録 > 平成22年6月22日 県土整備企業常任委員会 予算決算常任委員会県土整備企業分科会  会議録

平成22年6月22日 県土整備企業常任委員会 予算決算常任委員会県土整備企業分科会 会議録 

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県土整備企業常任委員会

予算決算常任委員会県土整備企業分科会

会 議 録

(開 会 中)

 

開催年月日    平成22年6月22日(火) 自 午前10時01分 ~ 至 午後1時53分

会 議 室      202委員会室    

出席委員        8名

                           委  員  長     服部 富男

                           副委員長   津村   衛

                           委   員   青木 謙順

                           委   員   舘  直人

                           委   員   日沖 正信

                           委   員   前田 剛志

                           委   員   山本   勝

                           委   員   中川 正美

出席説明員   

   [県土整備部]

                           部  長                           北川 貴志

                           理  事                           廣田  実

                           副部長兼経営企画分野総括室長  伊藤  隆

                           公共事業総合政策分野総括室長  土井 英尚

                           道路政策分野総括室長           福島 眞司

                           流域整備分野総括室長           花谷 郁生

                           住まいまちづくり分野総括室長       奥野 元洋

                           建築・営繕総括特命監             横山  賢

                           総括検査監                       堀内 俊郎

                           参事兼維持管理室長             日置 福男

                           県土整備総務室長                福井 敏人

                           経営支援室長                    中川 一幸

                           公共用地室長                    小林 和行

                           公共事業運営室長                 里  宏幸

                           入札管理室長                    片山 靖浩

                           建設業室長                      中田 博文

                           高速道・道路企画室長              鵜飼 伸彦

                           道路整備室長                    水谷 優兆

                           河川・砂防室長                   吉田   勇

                           河川・砂防室副参事               綱川 浩章

                           港湾・海岸室長                   長谷川 淳

                           下水道室長                      立花  充

                           施設災害プロジェクト推進監         福島 敏彰

                           都市政策室長                    井浦 義典

                           景観まちづくり室長                 日沖 正人

                           建築開発室長                    大西 俊隆

                           住宅室長                        高須 幹郎

                           営繕室長                         後藤 敏英

                           建設政策特命監                     満仲 朗夫

                           人権・団体経営特命監             釜須 義宏

                           施設管理特命監                    服部 博文

                           建築確認審査特命監             藤田 章義

                                                                           その他関係職員

委員会書記    議  事  課  副課長   藤野 久美子

                           企画法務課  主  幹   池田 和也

傍聴議員        なし

県政記者クラブ 1名

傍 聴 者      1名

議題及び協議事項

Ⅰ 分科会(県土整備部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第87号「平成22年度三重県一般会計補正予算(第2号)」の関係分

  (2)議案第88号「平成22年度三重県流域下水道事業特別会計補正予算(第1号)」

Ⅱ 常任委員会(県土整備部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第89号「三重県の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例案」

  (2)議案第97号「三重県風致地区内における建築等の規制に関する条例の一部を改正する条例案」

  (3)議案第103号「工事請負契約の変更について(中勢沿岸流域下水道(志登茂川処理区)志登茂川浄化センター北系水処理施設(土木)建設工事)」

 2 所管事項の調査

  (1)2010年(平成22年)版県政報告書について(関係分)

  (2)入札及び契約制度の改善に関する請願の処理経過について

  (3)鉄鋼需要の喚起及び鋼材の安定供給につながる政策の実現を求める請願の処理経過について

  (4)北勢沿岸流域下水道(南部処理区)南部浄化センターの放流水による黒のり養殖に対する影響についての迅速な対応及び振興策を求めることに関する請願の処理経過について

  (5)新道路整備戦略の見直し方針について

  (6)高速道路無料化社会実験について

  (7)審議会等の審議状況

 3 閉会中の継続調査申出事件について

 

【会議の経過とその結果】

 

〔開会の宣言〕

 

Ⅰ 分科会(県土整備部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第87号「平成22年度三重県一般会計補正予算(第2号)」の関係分

  (2)議案第88号「平成22年度三重県流域下水道事業特別会計補正予算(第1号)」

    ①当局から資料に基づき補充説明(北川部長)

    ②質疑

○服部委員長 ご質疑があればお願いします。

○中川委員 当初予算で、民主党政権になって公共事業の削減という中で、国庫補助事業が大幅に減ったと。したがって県としては、そのかわり県単で、いろんな老朽化した道路や橋の修繕等やっていくということで、今回、こういう形で補正がこれだけ積まれたわけなんですけれども、県単に影響とかそんなことはないんですか。

○北川部長 国の補助事業関係では、当初予算の見積もりですね、国全体の予算が85%くらいということでしたので、そういうのを踏まえまして、88%くらいの見積もりをさせていただいたんですが、実際に内示いただいたのが98%ぐらい。10%ぐらいふえました。県単独事業につきましては、今のところこれとは連動せずにそのままやりたいと考えております。

○服部委員長 他にございませんか。なければ本議案に対する質疑を終了します。

 

    ③委員間討議
      な し

    ④討論
       な し

    ⑤採決   議案第87号、議案第88号   挙手(全員)    可決

 

Ⅱ 常任委員会(県土整備部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第89号「三重県の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例案」

  (2)議案第97号「三重県風致地区内における建築等の規制に関する条例の一部を改正する条例案」

  (3)議案第103号「工事請負契約の変更について(中勢沿岸流域下水道(志登茂川処理区)志登茂川浄化センター北系水処理施設(土木)建設工事)」

 

    ①当局から資料に基づき補充説明  な し

    ②質疑 
      な し

    ③委員間討議

      な し

    ④討論

      な し

    ⑤採決   議案第89号、議案第97号、議案第103号   挙手(全員)     可決

 

 2 所管事項の調査

  (1)2010年(平成22年)版県政報告書について(関係分)

    ①当局から資料に基づき説明(北川部長、花谷総括室長、奥野総括室長、福島総括室長)

    ②質問

○服部委員長 それでは、ご意見等がありましたらお願いをいたします。

○舘委員 ちょっとお教えいただきたいんですけれども、まず2ページの下の方に事業費の策定時の見込額とあります。2ページの一番下の表ですけれども、ちょっとこの考え方をお聞かせいただきたいと思います。
 そして、減災という関係の中で表の一番目、重点事業の数値目標の達成状況で、2009年度23万人に対して23万2000人で達成しましたということですけれども、2010年度の目標値が、23万9000人、この数値が出てきた根拠的なことをお教えいただきたいと思います。
 そして、減災ということからいけば、特に地元の話で大変恐縮なんですけれども、河川の堆積土砂の関係で、特に一昨年の集中豪雨、ゲリラ豪雨ということで、山腹崩壊等々があってかなりの土砂が出てきていること、その対策も、いわゆる砂利採取の特例措置でやっていただいておる。渇水期というか、そのときにやっていただいていることを一層僕は進めていくべきだろうと思います。いわゆる県費が直接必要ではない部分――ただ、砂利組合の関係等があって、そこらへんの調整というのは大変難しいんだろうと思いますけれども、進めていかないとかなりの部分が残ってくるだろう。いわゆる河川改修事業だけでは物事が解決しないなという思いがしておりますので、それについてどうかということをお伺いしたいと思います。
 そして、8ページの交通の関係です。これについても策定時の見込額の考え方について一緒ですので、前の方の質問でご答弁をいただければいいんですけれども、9ページの2010年度の取組方針、県管理道路の関係であります。目標達成できなかった場所の工事調整を行いますと書いていただいてありますけれども、このできなかった箇所というのはどれだけという認識をされているのか。また、それに対して工事調整を行いながらということもありますけれども、そこらへんの考え方をお伺いしたい。
 これも地元の話で申し訳ない。特に国道306号の関係から言ったときに、一部分だけ長いこと――私が議会へ上げていただいたのは平成15年ですけれども、そのときの期成同盟会、彦根市からずっと関係の総会があったときに、これいつできるのですかとそのときの四日市建設事務所の所長に聞いたら、本年度中と、平成15年から……。もう総会がなくなってしまったこともありますけれども、私、三、四回出させていただいて、毎年質問しても今年度じゅう、今年度じゅうと聞いて、まだできてないんです。そこらへんの認識から言ったときに、達成できなかった箇所という部分はどのぐらい把握されておって、大分おくれている部分もあるんではないんかなと、こんな思いがします。ちょっとそのへんをお聞かせください。

○花谷総括室長 まず、2ページでございます。事業費ですが、当初の策定時の見込額としまして右の3ページに4本の柱が書いてございます。それぞれ目標とする延長とか策定数等設定いたしまして、それに積み上げた事業費を各年度で割り振ったものが、ここに2007年度から2010年度で記載させていただいております。それに対して投資した額を決算として上げさせていただいておるところでございます。
 それから、住民の数、上段の23万9000人です。これにつきましては、例えば緊急河川改修事業で何らかの事業をやったときに、どれだけの人に対して減災効果があるかということを、それぞれ拾っております。例えば100メーターやれば何人の効果を発揮すると、安全が向上するという原単位をつくっておりまして、それを積み上げたものが23万9000人でございます。わかりやすいのは、例えば右側の2番、ゼロメートル地帯緊急高潮対策事業ということで、朝明川、長島海岸を設定してございますが、その背後にある人家、そこに住んでみえる人を拾わせていただきまして、計上しているということでございます。
 以上でございます。

○土井総括室長 河川の堆積土砂の撤去についてお答えしたいと思います。
 河川の堆積土砂は、維持管理で行う方法と、今委員おっしゃっていただいた砂利組合の採取の二通りでやらせていただいているということです。砂利採取につきましては暫定的に平成20年度から22年度の3年間延伸をさせていただいて、今やらせていただいているということで進めておるところです。
 次に、来年度どうするかということのご質問だと考えておりますが、今回採取後の治水上の安定、取ったときの安定とか護岸等に影響が出ているかとか、そういうような砂利採取をしたことによる悪影響がないかというようなことを検証した上で、延長については判断をしていきたいというふうに考えておる次第でございます。

○福島総括室長 道路関係でございます。
 ご質問ございました県管理道路事業でございますが、この絆4の重点事業において整理して取り組んでおります。県管理道路整備といたしましては、高速道路へのアクセス道路でありますとか第二伊勢道路等の幹線道路に当たる部分についてでございます。今回、この中の記述といたしまして2009年度の目標値、表のところにございますが、2.0キロメートルに対して1.6キロメートルという形で400メートル目標よりも短いわけでございます。こちらにつきましては熊野尾鷲道路にアクセスいたします三木里インター線の一部区間が盛り土に用いる土砂に少しごみ等がまじっておったということ、あるいはその水質検査等で少し基準を超える数値が出たということで地元調整を進めておることにより、事業が一部遅延をしておるということでございます。
 ただし、昨年末に、この件につきまして、対応策等について地元でもご了解をいただきまして、それに基づきまして現在工事の再開の目途が立っております。このへんにつきましても調整をしてという部分については、地元と時間を要しておりました調整項目についてクリアをしてございます。これからまだ少し工事の時間を要しますが、基本的にはこの部分についての目標達成の見込みは立っているというふうな認識でございます。
 以上でございます。

○舘委員 ありがとうございます。

          〔「306の件」の声あり〕

○水谷室長 済みません。ご質問の国道306号の桜地区の道路改良の件でございます。これにつきましても一部地元の方から工事についてのいろいろご意見がありまして、昨年度一時期中断をさせていただいておったところです。昨年度末にご理解をいただきまして工事を再開させたところでございますので、今年度中の完成を目指して今鋭意工事を進めているところでございます。

○舘委員 ありがとうございます。
 見込額の関係からいっても、当然その計画があって割り出しているんであろうと思ってましたんで、そんなお答えなんだと思います。この間の質問の中でも道路整備戦略等々の関係も出てきて、またこの数値も変わるんだろう、そして先程の達成状況の人数についても計画の中の話なんだろうというふうに思います。実際現実としてシビアに見ていけば、もっと危ない部分、必要な部分もあるんだろうなというふうな見方もできますので、これがすべてなんだという見方の中で、目標は達成はしているけれども、必要性のある部分の認識をいただきたいなというふうに思います。
 河川についてもお見込みのとおりで、今年で終わろうということで、来年以降どうなるんだということです。重要度、緊急性、必要性とかいろいろな部分が出てくる中で、それをやって先程言われたような河川がこのまま持ちこたえることができるのか、それはまた大きな問題ですので、その基準はわかるんですけれども、県下一律で判断されるべきではないだろう。まさに緊急度、重要度、危険性から見たときの判断の尺度も必要なんだろうなということで、そこらへんの説明責任が果たせるような説明をいただきたいなと、このように思います。
 道路管理、国道306号、ありがとうございました。例に出して申し上げたんは何ですけれども、やはり投資効果というのが。税ですから、血税である部分から言ったときにあんまりにも長過ぎるというふうなことは、地権者の方とか地域の方のご理解というのが当然得られなければならないとこです。それを投資効果的にこれを進めるんだという決定がされた、都市計画決定等々いろいろな形の中でされていった部分についてはその方向に向かうんだろうということで、例えば代執行なんていうことも、それも大きな一つの手段だろうと思います。地域の皆さんの理解が得られての話ですけれども、やはりそういうような部分からいったときにも、余りに遅延をしていくような体制の取組というのはどうかなというふうに……。地域の方が理解しながら進んでいくんやないか。こんな説明やったけども、何で進まんのやという方が、また大きな不信というか、そういうことも生れると思いますので、そういう点についてもよろしくお願いしたいと思います。
 終わります。

○服部委員長 ほかにございませんか。

○青木委員 今の河川のことの関連ですけれども、たしか一般質問でも住民が求める河川改修の話が出ていたわけであります。今も舘委員の方から県一斉の回答だと。そのときに地域地域でそれぞれ予算の関係もあればいろいろ事情もあると思うんですけれども、河川を掘削した後、捨て場所の問題があると。その運搬費等がかさむので、なかなか遠いところまで運ぶ費用まではないと。そうすると、地元の方で捨て場所とかそういうようなことを市町とも連携しながら考えてほしいというような回答が多いわけです。どの地域に行ってもそんな感じなんですけれども、そのへん今も緊急性とか地域性を考えてというようなことも舘委員おっしゃいましたけれども、今までの毎年のいろんな状況の中ですけれども、本当に極めて危ないと予想される、災害につながりそうなということの声も住民の不安の声として結構上がるわけであります。そこらへん、今後、もう捨て場所がなかったら無理ですよという回答で一斉にしていくのか、地域性によっては緊急にやりますよというのか、そのへん少しあいまいな部分が多いと思うんですけれども、いかがでしょうか。
 以上です。

○土井総括室長 まさに残土処分については、今非常に探すのに困難な状況で苦慮しているということでご協力をいただいております。そういう中で今いろいろ考えているのは工法で、例えば深掘りしているところと堆積しているところがあればならしてやっていくとか。河床整理とか呼んでいるんですが、そういう方法も鋭意対応しながら、緊急度も見ながら地域ともご相談してやっていきたいと考えております。

○青木委員 その回答もよくいただく部分で、今後はそういった上下のバランスをとりながらとか、かえって危険度が増してはいかんのでさわりにくいんで、そういう回答もあるわけですけれども、そのへんの調査とか結論はいつごろ出るんですか。いつまでたっても出ないと、もう不安がどんどん増大していくと思うんですけれども。

○土井総括室長 済みません。いつごろというか、それについては非常に多くの箇所、200カ所を超える箇所を抱えておりますので、地域とご相談しながらやっていくというお答えしか今のところさせていただけない状況です。

○青木委員 今日のところはいいと思うんですけれども、その声が立ってから相当たっていますので、限界に来ている地域もあります。いつまで答えを待ったらいいんやというふうなことやし、そのときの答弁が、ほかの地域もそうですから我慢してくださいみたいな答弁では僕らも困る。それから恐らく県の事務所の職員方も困ってみえるんではないかなというようなことも感じますので、今後とも緊急にそういったことは答えを出してもらう方向で進めていただきたい、強く要望して終わります。
 以上です。

○服部委員長 ほかにございませんか。

○日沖委員 1点だけ確認させてください。
 これまでにも聞かせてもらった方がよかったかもわかりませんけれども、ちょっと気がつきましたので、重点のくらし2の、異常気象に備える緊急減災対策の構成する事業と取組内容の(3)の緊急ソフト対策事業なんです。2010年度は策定時の見込額が800万円で、下段の決算額は1921万7000円ということですけども、この目標の河川の数からいくと何でこの年だけ極端に落ちるんかなという思いがあるんです。ここのところの説明をお願いしたいんです。

○吉田室長 この(3)番の緊急ソフト対策事業につきましては、例えばハザードマップ作成等につきましては、平成21年度までは国補事業で見ていただいていた部分があったということで、その部分については平成21年度末で終了していると。残りの浸水想定区域図の作成ですとか特別警戒水位の設定でありますとか、そういう部分については県単で今年度も引き続きやっていこうということで、当初からそういう計画のもとに予算の策定を行ったということでございます。

○日沖委員 わかりました。それで、それだけで極端に事業費の額が国補の関係で変わるということですね。はい、わかりました。

○服部委員長 ほかにございませんか。

○山本委員 2点程お聞きします。まず1点は重点のくらし2のゼロメートル地帯の高潮対策の件なんです。これ目標達成状況が0.35ということで、安易に思ってみえるのか、これは深刻やなと思ってみえるんかようわからんですけれども、その原因としてはいろいろ工法の再検討をしていかなあかんとか、必要が生じて事業がおくれているとか、こういうただし書きであるわけです。10年ぐらいのスパンということで思うてみえるのか、地元は7年ぐらいでやってほしいということをいろいろ思ってみえるんですけれども、0.35という数字を上げていくという面でどんなことを考えてみえんのかということを1点お尋ねします。
 もう一点は、舞台づくりプログラム、絆2の10ページのところです。今回この中心市街地で2008年度、伊賀市が認定された後は全然ないということですけれども、その中に桑名市の駅前のところがちょっと上がっておった時期があったんです。いろいろ考えてみると平成16年に中心市街地をやっていこうという面では、再開発事業もしくは再々開発事業という、そんな事業の中で駅前のサンファーレが県の補助の最後の事業になってしもうたんです。あのへんの事業を打ち切ったことによって、この事業あたりの取組が各自治体も大変難しくなってきたんやないかなという。これは伊勢市、松阪市ですか、あのところも若干お聞きしたことがあったんで……。このへんのところ、予算は出さんけれども、いろいろ企画なんか出すということだけで、あとは国任せになっておるような気がするんです。そんなところをちょっと2点お聞きしたいなと思います。

○花谷総括室長 まず、ゼロメートル地帯緊急高潮対策事業につきましては、中身は2つ、朝明川と長島海岸になっています。朝明川の方は進入路の問題で繰り越しをしたというのが1点と、長島海岸につきましては耐震対策ということで矢板を打つんですが、玉石に当たってしまって入らないと。そういったことから工法の変更をせざるを得なかった。結果的にコストが大分上がったということがございますが、そのために繰り越し等で発注もおくれたということもございます。予算的には順調に投資をしておりまして、0.35という達成状況ではございますけれども、下の事業費を見ていただきますと、例えば2010年度であれば4億7000万円に対して8億2500万円ということで、予算は突っ込んで一生懸命やらせていただいています。若干おくれぎみではございますが、速やかに目標を達成していきたい。
 ただ、ちょっと例のスパーランドの前でございますが、当面の目標は700メーターでございますけれども、まだ先1000メーター近く残っているということで、引き続いて予算を確保してやってまいりたいと思っております。
 以上でございます。

○奥野総括室長 中心市街地の活性化の件でございます。いわゆる伊賀市が計画認定を受けた後の続きがないということです。この活性化認定というのは、ハード整備とソフトの両方の具体的な事業計画を持って国の方に認定申請をするという、結構ハードルの高い部分があるものですから、なかなか今の経済状況の中で、各市、そこらへん計画をつくり上げるのに苦しんでおるというようなところで、伊賀市に続くところが出ていないというふうに認識をしております。
 この中心市街地につきましては、私ども県土整備部のいわゆるハード、街路整備と農水商工部の商店街の振興、商業振興等が連携をとって各市と連携して取り組ませていただいておる事業でございます。各地域の話し合いの中に私どもも入らせていただきまして、いろいろ取り組んではいるんですけれども、残念ながらなかなかいい成果が上がっていないというのが現状と考えております。
 以上でございます。

○山本委員 まず1点目は、確かに2010年度には4億7000万円に対して8億2000万円ぐらいの目標と実績を持ってみえるんで、あれは遅く発注したんで2カ年続いておるわけです。それはようわかるんですけれども、先程、無駄というか、少し修正修正で予算が大分かかってしまっているという説明をされましたけど、私たちから見ていると、最初お聞きをしておると、30メーターぐらいの特別の矢板工を特注してつくって、それやったら何とかいけるやろうと言いながら、その特注でつくった矢板工がいつの間にか工法がまた別に修正になっていったり、それから堤防の両側に矢板工を打つという、堤防の真ん中のところに矢板工を打つというところが、いつの間にやら海岸端と内側の方に変わっていたり、要するに玉石を避けていろいろ工事をやってみえるんやないかと。それで僕は工事がだんだん手直し手直しで延びていくんやないかと思う。そのへんのところをもうちょっと……。今見とると実際工事をやらせとってあかんだらどんどん工法を変えていくという、こんなような気がしてならんわけです。そのへんのところ、例えば事前にボーリング調査をいろいろしたとお聞きをするんやけども、ボーリング調査をした割には余りにも工法なり打つところの位置も変わっていく、矢板の長さも変わっていったりするんで、そのへんのところ僕は不思議やなと思う。もうちょっときちっと事前に調査をするとか、調査はしておるんやけども、もう少し調査をいろいろしながら、そして、いろいろ諸条件等もより調査をしていきながらやっていけば、工事費あたりの無駄というのももう少し削減できるんやないかなと思う。今の答弁を聞くと、大体通り一辺倒の話で、皆さんは、ああそうやなと思うんだけれども、僕らは現地の地元におるとそういう面では、もうちょっと事前の調査なり、それから計画等についてきちっとすべきやなと思います。
 それからもう一点、後ろに、駅前のあれについてはいろいろ説明があったんですけれども、この課題は「地域における関係者の熱意の高まりとともに、県の取組も進んできていますが、具体的な成果としては現れない」と、こう書いてあります。いわゆる県土整備部と農水商工部との関係があるんでなかなかここではそれ以上言えませんけれども、もうちょっと県として具体的に、中心市街地のにぎわいを取り戻して本格的にやっていくというならば、平成16年まで続いておったああいう制度あたりについて、県土整備部に言うてもあかんですけれども、復活していきながらやったら、各市ももうちょっと、県から補助金が出るということは市の補助金も出しやすいわけです。県が出すんやから、その分を市がほな出してあげましょうと言うけど、今の場合は県が全然出さんと、国と担当市ですから、やっぱりなかなか出しにくいと、こういう面があります。そのへんのところはもうちょっと僕は再考してもらったら、この政策はどんどん進んでいくんやないかなと。企画だけをどんどん出していただくのは結構やけども、そういう面での財源というのはもうちょっと必要ではないかなと思っています。1点目だけよろしく。

○花谷総括室長 この長島海岸の矢板につきましては、前面と背面に打つことによって地震が来たときに堤防が沈下するのを防ぐという目的でやっております。やはり位置的には適切な位置があると。事前調査はやって工法も決めたわけですけれども、当初はバイブルハンマーと通常の矢板打ちを考えておったんですが、先程申しましたように、地下の中で大きな石に当たったと。これが当初予想できなかったかという部分が調査不足ということでご指摘をいただいたと思うんですけれども、やむを得ず、打つためにはどうしても中掘りといいますか、掘り込んで前板を立て込まざるを得ないということで、結果的にちょっとコストが上がってしまった。
 伊勢湾台風の復興後でどういったものがあるかというのは、ある程度そういったことも事前に想定はできたといえばできたわけですので、十分な調査を今後はしっかりしながら、再度ご指摘をいただくことのないように進めてまいりたいと考えております。

○中川委員 数点です。まず河川改修で先程の関連なんです。モデル的に平成20年度、21年度、22年度の3カ年で砂利採取をしていただいたんです。明年度は予定がどうなるかわからないんですが、その検討という形になっていると思うんですが、これについてどうなるんかというのがまず1つ。
 それから2つ目が、県管理道路における無電柱化、伊勢市もやっていただいておるんで、これは本年度56%ということで、三重県下でもう半分になるわけです。計画があるところのみだと思うんですが、これはいい政策だと思いますので、この展開が本年度で半分というのはちょっと少ないような感じがするんです。これが2点目。
 3点目が重点事業ということで、まさに遷宮に関連いたしましていろいろ施策をやっていただくということなんですが、ご承知のように三重県の道路整備率が39%と低迷しておるわけです。これによって、どういうところまでどんなことが考えられるのか。
 それから最後に、ストック活用ということで─ストックというのは蓄えるとか在庫とかいうことだと思うんですが、民間賃貸住宅、これは県土整備部に関係があるかどうかわからないけれども、バブルが崩壊して、そのときに建てたのが県下でもたくさんあるわけです。空き室があるということで、これを有効活用というのが大きな課題だと思うんですが、県としてストック活用という観点でどういう政策を持っとるのか。
 以上、4点。

○土井総括室長 砂利組合の河川の採取について、来年度以降どういう予定で進めていくかという質問でございます。今お答えしました、一応治水上の安定とか護岸とかに影響がないかということについて、今の時点で影響があるという報告は一つも聞いていないもので、そういうことも踏まえて確認をしながら……。それと砂利組合が、今需要が非常に少なくなっているということもあって、例えば草を県の方で処理するとか測量を処理するとかいろいろな支援をする方法も今年度取り入れております。その成果も見ながら、どうやっていったらいいのかを早急に決めていきたいと考えております。

○奥野総括室長 無電柱化の推進の件でございます。ここの重点事業に上げてございます事業につきましては、委員言われるとおり伊勢市の駅前の県道の事業を上げておりまして、一部ガス管等の埋設物との調整の結果、事業がおくれていました。今現在56%少々という低い数字になっていますけれども、そういうところも調整が終わりましたので、今後事業のスピードを上げていきまして、きちっと期間内に、この事業につきましては終了させていきたいと、こう考えております。

○福島総括室長 道路網の整備についてのご質問をいただきました。
 委員ご指摘のとおり、三重県の道路改良率という指標を見ても全国で非常に低い値にとどまっていると。そういう中で三重県といたしまして、県管理道路の整備としましては新道路整備戦略に基づきまして選択と集中という観点のもと、優先順位をしっかりつけて精力的に取り組んでまいるとともに、特にこの重点に書かれておりますとおり、道路ネットワークの幹となる幹線の部分については、遷宮という一つの軸も契機として目指しながら、重点的に幹線道路網の整備に取り組んでおるというところでございます。
 道路を取り巻く状況は、ご承知のとおり非常に厳しい状況がここ数年ありますが、そういう中におきましても高速道路を初めとして着実に進んでおります。今後とも、今だけではなくてこれからも予算の確保でありますとか地元調整等を精力的に進めて幹線道路網、さらにそれにつながる道路は、ネットワークとして機能するものなので、そういう指標の一つとしての道路改良率ということもしっかり見ながら、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。
 以上でございます。

○高須室長 民間の賃貸住宅の空き家があるというようなことでございます。こういったものを活用して、県としてはあんしん賃貸支援事業ということで高齢者の方でありますとか子育て支援世帯の方に入居いただけるような相談会を今後やっていくことにしております。そういったことで少しは空き家対策になるのではないかなと考えております。

○中川委員 そうしますと、1点目の河川の問題はいい方向で、いろんな検証をしながら、ある時期、平成23年度をどうするかという結論が出されますね。いつごろなんですか。

○土井総括室長 時期についてはその検証の結果ということで、ただ砂利組合の予定もあるもんで、早くやるべきだとは思っております。その検証次第でやっていきたいと思っているところです。

○中川委員 2点目の無電柱化、伊勢市でやっていただくと。これが終わればということなんですが、これから三重県全体に展開をしていこうという考え方は今後あり得るのかどうか、その点を。

○井浦室長 今、三重県におきましては、町なかの街路を中心に無電柱化を進めようと考えておるところでございます。基本的に、新しく道路をつくる際に合わせてつくるのが一番効率的なのでございますけれども、実際駅前等については既に道路が整備されておりまして、そこを歩道の改築と合わせて無電柱化を推進していこうという方針で進めさせていただいております。歩道整備ということで、かなり影響が大きいということで地元の調整、それから費用の負担も伴いますことから、電線事業者と事前の調整というものに時間がかかって、なかなか多くは事業を進められないところはあります。できるだけ必要なところについては事業を進めていきたいと考えております。

○中川委員 最後にストック活用の問題ですけれども、今、高齢者に対して相談を持つべく対応しているということなんですが、もう一歩進んで、例えば家賃の補助制度なんかを構築するとか、そこまで進んでいくと大変有効になるんじゃないかなと。これは要望にとどめますけれども、そんなことを考えてもらえたらということで、結構です。

○青木委員 さっきちょっと関連だったので、1つだけ私から質問したいことがございます。6ページの景観に配慮した着色舗装の整備率のことが出ています。先般もメッセウイング・みえでありました「うま し国おこし・三重」の方でも積極的にやった実績がありますということで発表もしてもらっていたと思うんです。細かい部分で3つ程聞きたいんです。
 
1つは、費用の部分で相当な差があるのかということが1つ、それから2つ目は、整備率が最近のことですので、ぐっぐっと上がってきて、目標に対しての整備率、昨年度は23.3%ということですが、一気に目標が100%ということはもう完璧に終わってしまうということで、整備率が昨年度半分以下であるにもかかわらず、今回こういう目標を達成しているということは、もう不退転の覚悟でやるというようなことを感じるわけです。そうすると必要な箇所、当然住民との話し合いの中でずっと進んでみえると思うんですけれども、何カ所あるかというのもしっかり把握してもらっているということですか。何カ所ぐらいあるということで、どんなプロセスで今度100%に達するような目安を持ってみえるのか。
 以上です。

○奥野総括室長 ご質問の6ページの(4)のアクセス道路における景観の修景整備という件だと認識しております。これにつきましては、県下全体の道路を見てというのではなしに、伊勢市の外宮から内宮の間、いわゆる途中にインターがありますので、そこを結ぶ道路につきまして歩道等の修景整備をしていくという事業でございます。当初は、歩道の着色を最初に行いましてやっていく予定をしておったんですけれども、地元との調整の中で歩道の着色じゃなしに、ガードレール、防護さく等の方から先にという事業の着手の変更がございました。結果、歩道整備は後回しになってきたというところでなかなか進捗率が上がらなかったというところです。事業の最終段階になりまして歩道整備に取りかかりますので、一気に整備率が上昇して100%というようなことになったと、そういうことでございます。

○青木委員 それについてはいいことみたいですけれども、県全体としてはどうなんですか。今のような話の進め方はどうなんでしょうか。

○奥野総括室長 歩道の着色等につきましては、今現在景観まちづくりプロジェクトということで、各街道沿いをゆったりととりまして、歩道の着色とか修景整備に取り組んでいます。昨年度でしたら、例えば明和町の斎宮の周辺の県道とか、あと多気町の五桂池周辺とか、そういうところの修景整備。今年度は名張市の美旗地区の初瀬街道というところがあるんですけれども、そこのところの修景整備の中でカラー舗装等の事業に取り組もうと考えております。

○青木委員 そうすると、希望に対して今年度達成できるという率というのはどのくらいあるんですか、県全体の中では。

○奥野総括室長 景観まちづくりプロジェクトの関係につきましては、今現在計画どおりの進捗となっております。

○青木委員 計画どおりということは。

○奥野総括室長 昨年度まではそういったことで、斎宮とか美杉の北畠神社の前とか、そのへんは全部完了しました。残った分は、名張市の美旗地区が1件ございますので、それについては今年度取り組む予定をしております。

○青木委員 希望が出ているところは全部今年度で終わるということでよろしいですね。

○奥野総括室長 そうでございます。

○北川部長 このカラー舗装等についてつけ加えますが、建設コストが通常の黒舗装に比べると当然何倍もかかる。それと、後々の維持管理も、何か壊れたときなんかも黒舗装に比べて特殊なことをやれば当然コストもかかるということで、基本的に私ども考えておりますのは、ご要望があったとしてもその地域でまちづくりとして、地域づくりに取り組んでみえるというか、継続的にその地域でそういう景観に配慮した公共施設も含めて地域づくりに継続的に取り組まれているようなところ、そういったところでないと、やはりコストをかけるということが─ただ誰でもちょっとでもいいものをやってもろうた方がありがたいということはあると思うんですけれども、ただしそこは一線を引かせていただいていまして、今総括室長が言いましたように地域づくり、景観のまちづくりに組織もつくって、きちっと取り組んでみえるところ、そういうところを支援する、地域づくりを支援するという観点でカラー舗装等グレードアップをさせていただいておるというのが現状でございます。

○青木委員 わかりました。

○服部委員長 ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

○服部委員長 なければ、次に施策について当局から説明をお願いします。

    ①当局より資料に基づき施策説明(花谷総括室長、奥野総括室長、福島総括室長、土井総括室長)

    ②質問

○服部委員長 それでは、当局の説明に対しご意見等がございましたらお願いします。

○舘委員 済みません。16ページの快適な都市環境で、下水道の関係です。
 いつも質問の中でも下水道の関係について申し上げておりますけれども、普及率が速報値で45.1%と、こういうふうなことであります。普及率というのはこの表の中に出てきておりますけれども、当然それに関しては投資していった投資額と維持管理してきた部分というのがあると思うんですね。やはり、普及をしていく必要性、生活環境の関係からいけば例の生活排水処理アクションプログラムなどがあって、それに基づいて行っていきましょう。それは市町が出てきたものをやっていきましょうということで、今回その推進本部が県土整備部も入っていただいて3つのところで行うということで、江畑副知事が本部長でという対応やと思うんです。
 一回、推進本部の全体的なもので県として考えようという、生活環境の中の一つの分野で下水道があると思うんです。そういったときの普及率、下水道だけを見たときにその投資効果というのはどういうふうな形で上がってくるのか。当然、それでいけば市町から上がってくる部分もあれば、市町だってそれに対する投資があるわけです。あと維持管理からいけば、私いつも言わせていただくように永久にこの事業は終わらんやろなと。どれだけ効率よく効果よく、できるだけ早くという思いからいったときのスタンスをちょっとお聞かせいただきたいと思います。
 そしてもう一つは、率直な話、24ページの入札制度の関係であります。総合評価方式でずっと見直し等々も行われながら来ています。試行で試行でと、試行がいつからかわからんけれども、まだとれない状態である。それは見直しをしていくんだから、ここまで来たら私はもう試行は要らないんじゃないかなというふうな思いがしておって、その中の見直しをいろいろ行っていくことでということであれば、何か試行ということで県としての責任とは言いませんけれども、何かそれから逃げているような思いがあります。この試行という考え方をお聞かせいただきたいのと、いつも言いますけれども、事細かにはもう今からは申しませんけれども、いわゆるブラックボックス的な部分、それが技術提案であったり、それがどういう内容でというのが見えないと。前回の委員会のときにご答弁いただきましたけれども、誰が見たってチェックできるようなものでなければ、ここで言われるような公平性・透明性・競争性といったことを前面に打ち出しても、そこができていないんじゃないかということを指摘されても仕方がないんかなというふうに思います。そこのことをもう一度確認させていただきたい。
 それと、地域貢献の中で先程もありましたけれども、例えば項目の中に災害緊急対応ということがあります。これは、協会員と協会員外では3点と1点やったかな、なぜか開いている。実際の話、地域で災害緊急対応をするのにどちらもないと思うんです。協会員であっても協会員外であっても、それ以上の、それ以上ということはありませんけれども、災害時の緊急対応なんていうのは本当に一生懸命、それだけの技量がある企業が自分ところのできることで一生懸命やっていただくときに、なぜここでそれだけのことに差をつけなければならないんかなと、こういうふうな思いがします。ここも本当に公正性があるのかな、適正性があるのかな、誰が見ても理解ができるものなんだろうかというところで疑問があります。
 それから地域企業の育成、これは本当に公共事業が、いろいろな形の中で少なくなっている中でもいろいろあると思うんです。例えば、北勢の公共事業へ中勢、南勢から参加はできるけれども、今度逆に中勢、南勢の方へ北勢からは行けないとか、いろいろな参加資格というか、そういうふうな形でも指摘される部分があるんです。そこらへんを一度全体的に見直していくこと、そして特定のところがとっているんじゃないかという疑惑を持たれるような――公平性というところも欠けているんじゃないかと思いますので、その点をちょっと見直す必要が僕はあるんだと思います。
 そして、低入札の関係です。これについてはいろいろ大きな問題だと僕は思います。品質確保と言ったときに、これも血税を投入して事業を行うことなので、それが本当に満足ですばらしいものができることを県民は一番望むわけです。ここらへんについてもその取組はいただいているというふうに記載をいただいておりますけれども、一層進めていただきたいと思います。ちょっとご指摘させていただいたことについてお答えをいただきたいと思います。

○花谷総括室長 まず、下水道の件です。現在のアクションプログラムに基づきまして進捗管理を行っておりまして、46%という目標に対して45.1%ということで、若干おくれぎみと。今おっしゃっていただきましたのは、いわゆる投資に対してもっと効率的に整備をするという観点からいきますと、これはあくまで下水道の流末処理場をつくっての整備でございますので、全体的に生活排水処理をどう行っていくかということにつきましては、合併処理であったり、その他の方法も組み合わせてやはり考えるべきだと。そうなりますと、現計画どおり進めることが本当に最善の投資かということになりますといろいろ議論もございます。先程ご指摘ありました生活排水対策の本部をつくりまして、いろいろそのへんの見直しをかけていくということでございますので、今おっしゃっていただきました効率的な投資ということを念頭に置きまして、今後整理を進めてまいりたいと考えております。
 それから、維持管理につきまして、いわゆる下水処理場につきましては下水道公社に委託しておりまして、ここでなるべく維持管理費のコスト縮減というのを図っております。今後増大する下水道管渠が老朽化して、またリサイクルしなきゃならないという分につきましては今後の課題として重要なものがあると思います。極力耐用年数の高いものとか、そういったものを組み合わせるような技術的な工夫も取り入れて進めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。

○土井総括室長 入札契約関係についてご質問をいただきました。まず1点目、総合評価の試行拡大ということで、試行というのがいつまで続くんかというようなご質問をいただきました。制度としてはある程度三重県では成熟してきたのかなというふうに考えておる次第です。ただどこまで拡大していくかというようなことも踏まえてこの試行を逆に使わせていただいているだけで、試行だからどんどん変えていくというような意味合いを持っているわけではないということをご理解いただきたい。いろいろな声を聞いて直していく、見直していくところは見直していくという考えで、現在協会の支部回りでの意見交換も、実際私が出てさせていただいているということでございます。
 2点目の、公平性の確保、ブラックボックスじゃないかというご質問で、これについても前回お答えしました。一番の提案項目を公表できないということでそのようなご指摘をいただいていると考えておるんですが、企業秘密ということもあって、これについては厳格にある一線を守る必要があるんじゃないかと。ただ、採点については、この4月頃からどの項目が何点取ったかというのを公表、入札結果のところにつけさせていただいているというような対応も、今年度取組の一つとして取り組ませていただいているということでございます。
 今後とも、この透明性・公平性の確保はやはり非常に大きな課題だということで、今回の県政報告にも載せさせていただいており、重点的に取り組んでいきたいと考えておる次第です。
 次に、災害協定において協会内外で差をなぜつけるのかというご質問でございます。これは、今、災害協定で災害が起こり得るような状況になったときに、きちっと連絡体制も含めて、監視体制も含めてそういうようなネットワークを構築していただくという協定を、協会、支部と結ばせていただいている。そして、そのようなネットワークができているかどうかについて評価をさせていただくということで、今評価をしているところです。
 なぜその部分が要るかということですが、災害が起きたときに、例えば通行どめとか緊急対応とかそういう連絡が、やはり県だけですと業者がどれぐらいの機械、どれだけの配置で持っているかというのもわかり得ないということがあります。例えば災害対応の事前対応をお願いしますということが、1カ所に行くことによって専門的に機械を持っているとかそういう判断をして配置もしていただけるというようなことで、こういう取組をやらせていただいておるということをご理解いただきたいと思っております。
 次に、企業の北勢から中勢に行けないというような、それで特定のところがとっているというお話をいただいておりました。これについては基本的に参加のルールとかランクとか金額の割合については、全県統一ということで、どっちからどっちということは今の自分としてはないものだと思っております。そのへん、今も言いました支部との意見交換もやっており、四日市、桑名は一応終わらせてはいただいているんですが、今そういうのを直接お聞かせはいただいてないもので、もう一度そのへんは調べます。今のところの認識はそういう認識をしているところでございます。
 次に、低入札対策を一層ということで、これについては品質の確保ということから非常に大きい課題だと考えており、これも県政報告に載せさせたように重点的に取り組んでいきたいと考えている次第でございます。
 以上です。

○舘委員 下水道の関係ですけれども、どのように処理をするかという生活環境の関係の中で、市町が主なその方向性を示されるんだろうと思います。ただ、当初の計画から地域の実情であったり、また状況というのは変化するわけですので、やっぱりそれに対応していっていただきたい。推進本部だって市町との協働とかいろいろなことも言われるわけですので、流末処理場の能力があるからというような処理場ありきの話ではなくて、市町の変化も深めながら、そしてどのように処理をしていった方が効率的なんかということも全体として考えていっていただきたいと思います。深く議論をしとっても何ですので、そういうことで終わりたいと思います。
 総合評価の試行の話、よくわかります。見直しをしながら拡大もし、見直しもしというところですけれども、やはり一番大きな目標は、公平性・透明性、そして競争性、それが投資した部分がどれだけ効率よくということやと思います。そこらへんの部分をどういうふうな判断でしてった方がいいか、見直し後についてもいろいろなご意見等々も伺っていただいているということですので、そういうような形でお願いはしたいと思います。一層そこらへんを、特に透明性・公平性を深めていっていただきたいなと、このように思います。
 地域貢献の話で、僕は災害の緊急対応というのはちょっと理解がしにくい。ネットワークの形でいけば、いろいろな入札の参加資格であったり、その企業としての能力であったりということは把握はできるんだろう。その企業が持っていること、今までそれが本課ではなくて各事務所でのほとんど対応なんだろうから、事務所で入札をしてきたこと、今までの工事の実績なんていうのもよく理解がされていると思う。そんなことから、例えばこの状況からいったときに、何もそこでこの入札という公共の中の大きな部分で内外の差をつける必要は僕はないんだろうと。どれだけ貢献をいただけるかということの方が大きいわけですから、そこらへんでの判断はもっと違う部分であるんではないかな。
 例えば、外の人が50の能力があったら、機械等も入れてですよ。内の人が20であったときに、何でそれだけ差がつくのという見方もできないこともないんで、一度このことについてはもうちょっと考え方、視点も変えてやっていただく必要があるのかなと思います。
 技術提案の話の中でもありましたけれども、聞き取りの場面での説明の仕方とか、そんなことも入ってくるんだと。それは上手に説明していただいた方が理解はしやすいからなんですけれども、そんなこともあったときに、一回その中身のものをチェックできるようなことは、それは企業秘密やと言われたらそうですけれども、やはり表へ――前にも言ったようにそれを検査するにはどうするんだといったとき、すべての項目について検査するわけですから、これは押し問答ですので、そんなこと申しませんけれども、そういうふうな見方があることも事実ですから、一回そういうことも含めて、先程言われた拡大、見直しの方向性についてこういう部分も、また視点も変えていただきながら実施できるように前に進んでいただきたいと思います。
 終わります。

○服部委員長 ほかにございませんか。

○日沖委員 施策名551の道路網の整備に関連してちょっと聞くというか、お願いをさせていただきます。先程の重点の絆4の交流・連携を広げる幹線道路網の整備とセットで、力強く県内の道路網の整備を進めていただいているということで、私ども北部の方でも、特に幹線道路となりますと新名神高速道路とか東海環状自動車道、そして直轄の北勢バイパスとか、いろいろ折に触れて力強く要請もしていただいて、推進に努力いただいていることはまず敬意は表させていただくわけなんです。
 しかしながら、重点の方で、ご遷宮というものは三重県の全国にPRする一つの大きな柱であるわけですから、このご遷宮を契機にという柱を立てていろんな県内の道路整備を推進していくということは、それはそれでいいんですが、この551の道路網の整備の2010年度の取組方向の中でも、まず神宮式年遷宮を契機とした広域的な連携の促進を図るということをうたわれておるわけなんです。私どもの北部の方の新名神高速道路とか東海環状自動車道は式年遷宮までに供用される可能性なんてゼロですよね。今までも言うたことあるんですけれども、ゼロやのに式年遷宮を契機としたといううたい文句の一連の中に入っています。北勢バイパスも一部供用されていますので、式年遷宮に対する効果がゼロとは言いませんけれども、北勢バイパスもそれに対する特に効果のある道路とは私ら北部の者は思っておりません。式年遷宮の年が相当先というのであれば、三重県の大きな柱の道の中で連ねて全体の道路事業を牽引していくんだというその表現はいいんですけれども、平成25年でしたっけ、式年遷宮は。もう間近に迫っとって、その式年遷宮までに新名神高速道路とか東海環状自動車道とかできるはずもないものを、それに向けた取組にまで含めるなんてここまで近づいてくると全く別なものです。北部の地元市町とか、また北部の方にかねてから進出いただいている大手の事業所にとって、北部の新名神高速道路とか東海環状自動車道とか北勢バイパスというのは、日本の中のこの中部圏がものづくりの拠点と言われるその地域にあって、経済活動の中で道路網というインフラが整備されることによって、その地域の経済活動の中で企業誘致とか産業集積ができるという条件を考えると、経済活動の中での競争力とか地位の価値が上がるんだということが、やっぱりこの北部の道路網が整備されていく一つの受け取り方であって、式年遷宮とか全く私ら北部は違うんです。
 ですから、これまではよかったかわからんけど、これからはきちっとその性格をもっと選別していただいて、北部の幹線道路というのはこういう価値を生み出すものなんやということをきちっとうたってほしいんですよね。今までは私たち、中南勢の皆さん、式年遷宮に向けて努力しておられるし、それについてきて、ただ頑張っていただきたいという思いできましたけれども、もう間近でございます、式年遷宮というのは。ですから、もういいかげんそれに北の道路網を含めていくんでなし、北の道路網というのは経済活動の中での東海3県の三角の中の、今既にもう新名神高速道路も東海環状自動車道も愛知県・岐阜県の順に進んでいっとる中で三重県は置いていかれていますし、価値も競争力もちょっとそれを考えると先に行かれたような気がしていますんで、そういう面で三重県の経済活動の中での価値を上げていくんだという、そういう思いを、表現を選別して性格づけしていってほしいわけです。
 いつまでも式年遷宮の流れの中に入っているみたいに、それはできるはずもないものが入れていかれているということは、北部をいつまでも二の次にされているような気がして、これ以上私も見過ごすことができんなというふうに思っています。県政報告書の中の表現も理屈はわかっていただいとって、県当局のご担当の方も北部の道路網の性格というものはもちろん承知していただいていると思いますが、こういう表現の中でそういう意気込みというのは、我々北部の者としては入れていただけないと、何か二の次にされとって適当にまぜ込まれてというような感じがしてしまうんです。そのへんお願いしたいんですけれども、見解を聞かせていただけませんでしょうか。

○北川部長 神宮式年遷宮というのは、三重県という全体から見て、ほかの県とか国とか遠いところから見たときにはやっぱり大きなイベントなんです。本音で言いますと、この式年遷宮というのをキャッチフレーズにして県内の、例えば直轄や高速道路予算総額を確保したい。県内でおれば私ども当然委員のおっしゃるように、その発揮する効果の部分とか、その分は当然違う部分があるので十分理解しているんですけれども、総額を確保する、そういう意味でこれをキャッチフレーズにしてこの戦略の4年間も含め、取り組んでいるというのが現実のところなんです。
 当然、遷宮があれば、県内へ来訪者が増える、交通量も増える、トータル増える、そういったことも含めて幹線道路を整備しなければいかんということでキャッチフレーズにしていまして、はっきり言って遷宮までに全部できるわけではございません。南の方でもできない道路もございますけれども、ただ、このキャッチフレーズを使うことによって、はっきり言って県内の、特に直轄の予算等はトータルで以前に比べれば全体に、全国的に減っていく中で三重県としては総額の確保ができているなと。この効果というのはやっぱりあるんではないかと思っていますんで、今のところこういう形で使わせていただいておる。国等への要望も、これを一つのキーワードとして使わせていただいておるというのが現状なんです。

○日沖委員 キャッチフレーズとしてこれを掲げて、県内のすべての幹線道路網の促進に向けた総予算とりに効果があるんだということであれば、総額を取ってほしいですから、その駆け引きの中で私たちはそれを容認させてもらわなあかんのでしょうけれども、確かに本当にそうなんですか。
 国が新名神高速道路や東海環状自動車道なんて2013年に、全く今進めているところが供用できるはずもないものを含めて、みんなすべてをそういう対象にして上げてくことが総予算を取ることに本当になるんですか、本当にそうだというなら私も式年遷宮の年が来るまでは、これでキャッチフレーズを掲げていってもらえれば、それはそれでそうしたら私もとらえ方が単純やったということでおさめさせてもらうんですけれども、確かにそうなんですか。

○北川部長 私どもは、まず直轄事業等に関しましては、道路ですね、県内で予算をつけた分についてはこれまでも県負担についてはどの道路でつけていただいても、必ず持ちますと。こっちは持つけどこっちは持たないとか、そんなことは全然していません。そういう意味で県内の総額をお願いしたい、増やしてほしいということでお願いしています。そういう県の姿勢も評価していただいて、直轄事業費トータルで確保されているんだなと思っています。
 それともう一点、今回補助事業でも当初県の要求よりも、実は内示額をたくさんいただいたというところもございます。これも、そういった意味で幹線道路網に県としては力を入れておるという姿勢を常に示していますんで、そういったところも評価されたのかなと思っております。そういう意味で、三重県としては幹線道路網に式年遷宮を契機として非常に力を入れておると、要望項目としていつも重点要望の中へきっちり入れているということは評価されているんではないかなと思っています。

○日沖委員 式年遷宮を掲げれば、総予算がようけもらえるんやと言われれば何とも言いようがないんですけれども、何となく釈然としませんが、これは続けておっても終わらんもんで、今日のところはありがとうございました。

○中川委員 まず一点目は、部長のご所見を聞きたいんです。

治山・治水は大事だと思うんですが、自然災害減災とか災害に強い地域づくりということは大事だと思うんですが、ある面、例えば山に関しまして台風とか雷とか、いろんな自然災害によって木が倒れたりしますけれども、堆積しておった枯れ葉なんかがまた吹いて、新しい芽が出て、それによって森が活性化されるという観点もあるわけです。
 県土整備部の観点からしますと災害に強い森づくりという観点なんですが、一方、環境森林部あるいは農水商工部から見たら、そういうことも必要なわけです。どちらを優先するかなかなか難しい話なんですけれども、そういった環境と自然とか、あるいは災害とか、そのあたりの見識をまずお聞きしたいということが1つ。
 それからもう一つは、先般国土交通省から土砂災害の危険がある施設が目立った中で、三重県は297施設あるということなんですが、これをもう一遍明らかにしてほしいと、教えてほしいと思います。
 それから、個別的な話で恐縮なんですが、県営住宅の関係で県営住宅高齢化対応化率ということで書いてあるんですけれども、これに関して取組方向という中でセーフティーネットという文言が書いてあるんです。これを切り口としてお話ししたいんですけれども、所管が違うかもわからんけども、県営住宅でよく孤独死というのがあるわけですね。これに関して大変大きな問題になっておるわけなんですけれども、当然ながら見守りネットワークみたいにしていかなきゃならんのではないかと思うんです。県営住宅でそういった孤独死に対する実態調査というのはやっておるのかどうか、そのあたりちょっと、やってなかったらやるべきではないかなと、こういう個別の話なんですけれども、一遍教えていただきたいと思います。
 以上です。

○北川部長 かねてから、治水というのは治山・治水という形で1セット、1つのものだという考え方が古来から日本にあります。特に三重県の場合は、流域の山地の部分から海岸まで非常に短い。山からすぐ平地があって、そこにもう人家があり農地もあると、非常に短い。それから、三重県の県内の河川というのは、勾配が結構急なんです。三重県に住んでおるとこんなもので当たり前と思っていますけれども、よその、例えば関東平野とかそういう大きな平野部を持っているところから比べると随分急流な河川で、当然山で土砂崩れ等があると、その土砂が急流ですので下までどんどん流れてくると。それが堆積につながる。当然、せっかく改修しても土砂がたまれば安全度がだんだん下がっていくという状況になります。そういう意味で治山の部分というのは非常に大事かなと思っております。治山に関してはハード対策で砂防をやったり、あるいは林業部門の方で治山事業と、同じように山崩れを防ぐという対策はしております。
 もう一点、山の植生というか、その部分ですけれども、一般的には自然林というか用材の針葉樹じゃなくて広葉樹というんですか、自然林の方が保水力等も強いという考えもあります。ただ、やっぱりそのバランスの部分かなと思っておりますが、そういう意味で、今林業の方でも混合林というんですか、そういう考え方も進めていただいていますので、それはありがたいことではないかなと思っております。そういう意味で、治山・治水ということで一体的にやっていかなあかん。林業部門とも情報交換をしながら取り組んでいきたいと思っております。
 以上です。

○花谷総括室長 今、委員からご指摘ありましたのは、先般の新聞報道で災害時要援護者関連施設がどれだけあるかという報道がございまして、全国1万3700施設余り、整備済みが3598施設、そのうち三重県に297施設あるということでございました。この297施設というのは、いわゆる老人ホームとかデイケア施設とか、そういったいわゆる災害時になかなかすぐ避難できない人たちが入所していただいているような施設でございまして、昨年の9月議会ではこの297を271という数字でご報告させていただいております。271に対して約30%の整備率になっていまして、先程の全国の1万3700に対して3500が26%からいきますと、三重県の整備率は若干高いかなと。
 数字の違いでございますが、これは同じ施設に、例えばデイケア施設と特別養護老人ホームが存在するような場合に、国の方はこれを2と数えておりまして、私どもは建物が1つですので1と数えたと、そこらへんの違いがございますが、一応現在把握しておりますのは県下で260カ所、271施設がいわゆる災害時要援護者関連施設としてあるということを把握しておりまして、先程申しましたように、そのうち30%は整備済みであるという状況でございます。
 以上でございます。

○奥野総括室長 県営住宅におきます高齢者の孤独死の関係でございます。委員おっしゃるように、高齢化社会になりまして県営住宅でも高齢者の入居者が増えているのが現状でございます。実際に私も孤独死があったというふうな報告を受けた記憶がございます。ただ現在どれだけの件数があったかというデータを手元に持ち合わせておりませんので、また調べましてお示しさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

○中川委員 部長の見解ででしょうか、バランスというお話をなさったと思うんですが、自然の猛威というものが、ある面で森をプラスにする場合もあるわけです。したがって、バランスということよりむしろ自然の摂理という、そういう観点でやはり土木等から環境、あるいは農林と、そういう関係でもってトライアングルでいろいろ対応してもらいたいなと、禅問答みたいになって恐縮なんですが、そういうふうに思います。
 孤独死の関係は、一遍調査してもらいたいなと。
 以上で終わります。

○服部委員長 ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

○服部委員長 それでは、ただいまちょうだいいたしましたご意見の取りまとめにつきましては、後ほどの委員協議でご議論いただきたいと存じます。
 また、執行部におかれましては、本委員会で取りまとめた意見の回答を後刻ご報告願います。

 

  (2)入札及び契約制度の改善に関する請願の処理経過について

  (3)鉄鋼需要の喚起及び鋼材の安定供給につながる政策の実現を求める請願の処理経過について

  (4)北勢沿岸流域下水道(南部処理区)南部浄化センターの放流水による黒のり養殖に対する影響についての迅速な対応及び振興策を求めることに関する請願の処理経過について

    ①当局から資料に基づき説明(北川部長、土井総括室長、花谷総括室長)

    ②質問  な し

          (休  憩)

 

  (5)新道路整備戦略の見直し方針について

    ①当局から資料に基づき説明(北川部長、福島総括室長)

    ②質問

○服部委員長 ただいまの当局の説明に対しご質問等がありましたらお願いをいたします。

○日沖委員 いくつか聞かせていただきたいんです。今後、見直し作業に当たって県民とか市町長とか県議会議員とかから、ヒアリング、意見聞き取りをしていただけるということなんですけれども、前回もありましたけれども、どんなことを聞き取ってもらうのか。それと今回見直しの内容いかんによっては重点箇所を、例えば、それぞれランクがありますけれども、重点箇所から抜いてしまったり、またリスト自体からなくしてしまうような路線も出てきたりとか、そういうところまで踏み込んでしまうような結果になることもあるのか。
 それと、これは要望になるんですけれども、いくら見直しがあったとしても、市町や地元の特別なご意向があればそれはそれでその意向にのっとった変更もあるかもわかりませんけれども、基本的には立てた計画は、必要ですからその路線を地域が上げてきたわけでございますので、できるだけ進捗はおくれても最後までやり遂げていただきたいなという思いがあるんです。今、現段階においても路線ごととか、また地域では建設事務所ごとにでも進捗の差がありますし、見直しによっておくれとるものはなかなか難しい、さらに後にしていこうというようなことが起こってくると、おくれているとこはいつまでもできんということになってきます。見直しが行われていく中にあっても、できるだけ、そうした進捗がおくれているところについては、こっちができ上がってきたらこっちへできるだけ力を入れようかとか、公平に進んでいくような配慮もしていただきながら今回のこの見直しを行っていっていただきたいなという思いもあるんです。以上のところでお答えいただきたいんです。

○福島総括室長 まず、委員からご質問の中で一点目の、どういうことをこれから県民、市町長に対して伺っていくのかということでございます。
 今回、資料の中では丸として3つの大きな方向性という形でお示ししてございます。その中で、これから事業箇所をどうしていくのか、あるいはこんな状況の中でこれまでのお約束したような整備の時期だとか、あるいは、これまで全線を2車線に抜本的に改良、あるいはバイパスの整備をするといっていたものも、必ずしも守れないというか厳しい状況にある中で、少しずつ効果が、即効性が出るような局所的な対応なんかも織りまぜながら、こういうふうに方向を変えていくということに対して、まずはご意見を伺うというか、こういう形でいくことに対してのご意向等も伺っていかないといけない。実情をご理解していただいた上で、これからこういう形で工夫しながら変えていかなければならないということをまずお示しをして、それに対するご意見を伺うとともに、平成19年度から3年たっておりますので、そういう中で事業の進捗だとか、あるいは地域事情なんかも変わっております。さらに、途中で取り巻く状況としてご説明をしましたが、国の動向であるとか県の財政事情だとか、そういうことも踏まえてどういう部分について道路整備がまだニーズがあるのか、ニーズに変化があるのか、そういうことを聞いていこうかなというふうに考えております。具体的に現時点でこの中身をこの時期にという詳細までは決めておりませんで、これからその部分についても含めて検討してまいりたいというふうに考えておるところでございます。
 もう一点、現行計画の中に、重点整備箇所とか着手検討箇所という形で盛り込んでおります箇所につきましては、当然その事業は既に着手しておるところ、次の着手を待っておるところ、たくさんあるわけでございまして、現在事業中の箇所等については、一定の継続性は確保する必要があると考えております。その中で、事業の進捗状況なども踏まえまして、今後このまま少し時間はかかりますが、その計画どおりいくのか、あるいは少し事業のやり方を工夫しながら早期に整備できるようにさらに工夫を加えるのか、あるいはそういう中で今現状用地買収に入っているのか、用地買収に入って工事に入ったところなのか、あるいは工事が大半進んでいるのか、そういう進捗状況なども踏まえながら、個々の箇所については継続性をきちっと認識しながら考えていかないといけないと思っています。
 さらに、完成時期をある程度優先的に守っていかないといけない。新設改築という形で進めていかないといけないという箇所もその中には……。例えば幹線道路のアクセス道路だとか、そういう他事業と関連しておる継続事業なんかにつきましては、少なくとも完成時期等も一定の配慮をしないといけないというふうに考えております。
 以上でございます。

○日沖委員 ありがとうございます。
 基本的にはわかりました。見直しによってはできるだけ削除する路線を考えたり、重点箇所からちょっとランクを落とすような路線も考えたり、そんなことも考えながらやっておられるんですか。それとやっぱり見直していくと、手のついておるところはできるだけ完成させなあかんということで、そっちへ配分が行ってしまうというのは仕方ないことなんでしょうけれども、しかしながら、何かのいろんな条件でこの地域にとっては大変重要な道路なんやけれども、後になっとるもんやでどんどん後になっていってしまう、さらに見直しになって後回しにされていってしまうということになると、いつまでたってもそういうところはおくれたままになっていってしまうので、悪循環に陥らないようにそういう配慮も……。予算が厳しい中で、財源が厳しい中で、どうしたらええんやということになるんでしょうが、やっぱり県内全域にある程度公平に、重要路線というのはどこでもあるわけですから、公平にできるだけ見詰めていっていただけるような配慮はぜひお願いしたいなという、限られた条件においてもそれだけはお願いしたいなという思いがあるんです。もう一回だけちょっとお答えをいただけませんか。

○福島総括室長 委員のご指摘はそのとおりでございまして、現在の新道路整備戦略におきましては、15年の中で前期5年を重点整備期間としまして、その前期5年の完成箇所、15年間全体での継続箇所及び事業期間内着手ということで着手箇所を明示しておるという状況でございます。それ以外に、絶対着手しますということではありませんが、着手検討箇所というものをその外に設けておるというふうな状況がございます。
 こういう中で、今盛り込まれておる箇所を次の、今現在の見直し作業の中でどういう形でその箇所として明示していくのか。全体を思ったとおりにやろうと思うと今までよりも期間は先になるということと、長期的な見通しが非常に厳しいという中で、例えば非常に近い時期の完成はある程度書き込むことができても、それ以外の着手、あるいはどういうふうに着手するのか、いつごろ着手できる見込みなのかということについては、その書き方というか、今までのような仕分けで書き込めるかどうか、どういうふうに書き込むのかということを言うべきなのかということを、非常に厳しい条件の中で工夫をしていかないといけないのではないかなというふうに考えております。そういう部分も、極めて短い中でしっかり絞り込んだ表示をするのか、あるいは長期的な中で候補箇所等を選定していくという形をとるのか、いろんな意見というか考え方があると思っております。そういう部分も含めてご意見も伺いながら、我々としてもしっかり検討していきたいというふうに考えています。

○日沖委員 終わります。ありがとうございます。

○服部委員長 ほかにございませんか。

○舘委員 たくさん言われたんで何だかこんがらがってきましたけれども、戦略は見直ししましょうと。しかし全体的なものは不透明な部分が多いから具体的には書けないんで、短期的な道路整備方針、それをもって県としてのこれからの進むべき方向を定めますということなんですよね。
 そこで一つだけ。国道306号の伊船のところのバイパスが道路改良されたんです。あれがインターから出てくる道につながりました。できたんですが、実際の話、そこを通る者からいくと本当にあそこを通らないんです、みんなが。旧道の方が早い。向こうへ行って信号を待っているもので、事業効果的にはちょっともったいないなという部分があります。あれは多分直進をするんだと思って行くと、やっぱり事業効果からいえば直進になればそっちへ抜けていく。そうすると、生活道路ですよね、今の旧道は。そういうふうなことも出てくるんで、そこらへんのチェック、見直しも進めながら整備方針の中に、ほかにもずっとあると思うんです、県下広うございますから。そんなことも含めて進めていっていただきたいということで、確認ですので、そういうことですよね。

○福島総括室長 今委員ご指摘の伊船バイパスにつきましては、バイパス全体の中でまだ途中の部分までしかできてないということで効果が十分出てない。やはり、バイパス計画だとかそういうものは、全部つながらないとなかなか効果が全部発揮できない。こういう財政が厳しい中では、バイパスなどに着手すると結局つながるまでは10年、20年長い期間がかかっていくケースがあると。それに対しまして現道を拡幅するとなると用地を、家があったりして買わないといけない難しさはあるものの、拡幅された場所については即効性があるということもあります。そういう意味で、先程少し例示で41ページ等で説明しましたが、そういう大きなバイパスを一定の期間かけて重点投資をし続ける状態が非常に厳しい中でこういう柔軟な個別の対応、それは即効性があるかどうかとか、そういう部分もしっかり見通しながらその事業のやり方を工夫したいということでございまして、委員おっしゃるとおりだというふうに考えております。
 以上です。

○服部委員長 ほかにございませんか。

○青木委員 大きな話は大体わかりました。今後の見直しの方針でなかなか予算の見通しがないのでということで、やはり人の安全・安心を確保するためにいかに効果的に使っていくかということを具体的に考えたときに、今この写真やら図で具体的に示した、こういうのは非常に大事なことやなと思うんです。
 待避所の方はいいと思うんですけれども、待機所です。今は一般のバスだけじゃなくてスクールバスとか、それからコミュニティーバスが三重県じゅう相当張りめぐらされていて、年配の方々が道路に立つ、それから小さい幼稚園や保育園から小学校の子が立つ例が非常に目立つわけです。そのときに待機所の問題があって、バスというと、バスのために何でそんなもん県土整備部の関係がそこにつくらんならんのやという、例えばバス停の端やったらそんなことを言われたりとか、具体的にはそういう事例がたくさん出てくると思うんです。安全・安心の確保の視点から、そういったことも今後は、社会状況もいろいろ変わってきておりますので、そういったことに踏み込んだ整備というか、そんなものは考えてみえるのかどうか。

○福島総括室長 県民からのアンケート等を見ていても、歩行者、自動車だけではなくて安全に歩行できる歩行者の観点、あるいは自転車の観点、そういう意味では交通安全という部分についてのニーズはさらに高まってきておると。それから、高齢化社会ということもあって、委員おっしゃられたようなそういう部分があると思います。ただ一方、だからといって用地買収をして歩道を整備するというのは、なかなかうまく進まないというふうな実情もあるわけでございます。
 先程ご説明しました安心路肩なんかは、まさに用地買収を伴わずに歩行者の安全な歩行空間を確保するという視点があります。どういう目的で何を整備するのかという中で、道路という法律上の制約みたいなものもありますけれども、そのへんの規制緩和等も進んでまいっております。そういう敷地の有効活用あるいは少しの工夫で皆さんに効果を実感していただけるというか、県民の皆様から評価をいただけるようなきめ細かな対策を検討するという方針というか、我々の思いというのは、委員おっしゃったような待機所という形の名称でできるかどうかはわかりませんが、そういう部分の観点もしっかり盛り込んでまいりたいというふうに考えております。

○青木委員 前向きなご答弁をいただいたんですけれども、実際、その整備がなかなか進んでないところにおいては、細かく言えば穴ぼことかそんなものが結構道路にあって水たまりができると。そうすると、それがはねて子どもらが逃げるところがないものでそのまま川にまくれるとか、そんなことも想定されるところが結構多いんです。そういったことも含めて、当然道路が荒れていたら早く維持管理してもらうことと同時に、そういうことが起こったときにどう住民が動くのかというところまで想定して、地域のニーズに合わせた形でどんどん進めていただきたいなと思っております。
 以上です。

○服部委員長 ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

○服部委員長 なければ、これで新道路整備戦略の見直し方針についてを終わります。

 

  (6)高速道路無料化社会実験について

    ①当局から資料に基づき説明(北川部長、福島総括室長)

    ②質問

○服部委員長 ただいまの当局の説明に対しご質問等がありましたらお願いします。

○中川委員 大変結構なことやと思うんですが、前から僕申し上げておるように、ここが無料化になって、そしてまた第二伊勢道路も遷宮までには完成ということになりますと、伊勢二見鳥羽ラインが大きなネックということになって、200円余投下しなければならんということで、それについてはここに書いてあります産業振興や観光にプラスであると言うけれども、そこが完全にならなきゃ本当の意味の産業振興、観光振興にならないと思うんです。
 あそこの管理は道路公社がやっておって、唯一道路公社としてはあそこしかないわけですけれども、償還金が17億円ですか。まだまだということで、県の方が17億円投資したという、そんなこともいろいろあるわけですけれども、何かやはり県として、これも政治的な判断等々あると思うんですが、そのあたりいい話はないものか、そのあたりを伺いたいと思うんです。

○北川部長 今回の高速道路の無料化は、あくまでも実験という位置づけで、とりあえず3月末までということになっております。その先がどうなるかというのは現在まだ見えてない状況。
 それともう一点、この無料化社会実験の、これはただではなくて当然通常の通行料金の部分は国が負担する、国というのは全国の人々の税金なりで負担するということになっております。伊勢二見鳥羽ラインになりますと、これを無料にするとなると、当然これを全国のよその方にお願いするわけにいかんので、三重県内で無料分というのは負担せないかんということになります。そこらへんも含めて、いわゆる政治的な判断も当然あるのかなと思っております。
 それともう一点、今ラインにつきましてはもう一つ、他の公共交通機関への影響の部分、当然無料化の社会実験の影響というのもあるかと思います。そこらへんも見きわめていかなあかん部分もあるのかなと思っています。当然、道路はただで通れればそれにこしたことはないんで、地元等のご要望はよく理解しているつもりです。それと、次の第二伊勢道路の開通というのもまた一つ契機ではあろうかと思いますが、いくつかの課題があるというのを認識しております。

○中川委員 その答弁でいいかと思うんですが、最終的には平成25年の式年遷宮までには何とか政治的判断をきちっとやっていただきたいと、このことを申し上げて終わります。

○服部委員長 ほかにございませんか。

○山本委員 高速道路無料化の社会実験ということでございます。無料化については政治的な立場の中の発言というのはいろいろあったと思うんです。今回私どもとするならば、本当はもう少し景気の効果が出るということやったら、区間というか、何か通行量の少ないところにこのような社会実験をやるということがどうかなと思う面もあるんです。今回こういう形で国の方からそういう方針が出たわけですから余り異議を挟むつもりはございませんけれども、地域への経済効果、渋滞の問題、それから環境への影響というようなことも、ちょっと書いてあるんですけれども、もう少し、例えば経済効果についても細かいいろいろな調査項目があって、それで最終的には環境についても渋滞についてもまとめなあかんような形になるんやないかと思うんです。ただ単に地域への経済効果とか渋滞とかいう調査の中で、もう少し県の方としていろいろそういう調査の項目とか詳細について聞いておることがあったら、ちょっとお教えいただきたいなと思います。

○福島総括室長 委員ご指摘のとおり、この社会実験の効果測定という部分については、先程少しさらっと説明しました。例えば交通量の調査はしっかり前後でとりたいということで、国からも協力要請があって、我々も並行する県道だとかの交通量を同時にとるという形をとっておると。さらに、周辺の観光地だとか企業からの聞き取り調査等についても、国の方からは、国では十分やり切れないんで県等の協力も得てやっていきたいという話を聞いています。
 さらに環境面、例えばCO2の排出量がどうかということについては、これは実は計測が非常に難しくて、国土交通省と環境省それぞれで少し試算みたいなことをされた中では、少し増える推測と少し減るような推測、そういう意味ではほかの要因がたくさんあるものですから、これによる交通の流れの変化というか、そういうものが総CO2排出量にどういう影響があるのかというのは物すごく難しいというか、前提条件ですごく変わってくる。ただ、実際の道路沿線の測定なんかは環境の測定局なんかもありますんで、そういう部分ではこれから明らかにされていくと思うんです。
 戻りますけれども、交通量の調査だけではなく、三重県としてもそういう周辺の影響調査というか、そういうものはこれから少し国ともきちんと役割分担をして、無駄なことをダブってやる必要はないと思っています。そういう役割分担をしながらやるとともに、国としての分析はあるとしても三重県としてどうだったかという分析はしっかり我々としてもやって、今後の国に対してこの施策をどうしていくのかということ、今回は国の方でかなり決められた部分があるんですけれども、来年度以降に向けてどういう話をしていくのかというのは、そういう分析あるいは調査を行った上で、我々としても検討していきたいというふうに考えてございます。

○山本委員 今聞きますと、余り詳しいところまでは把握してないような気がするんです。もう既に28日から実施をされるということでございますので、できればこれは社会実験ということでございますから、本当に次の拡大につなげていけるようなきちっとした社会実験というんですか、データもとってやっていただきたいなと思います。もし早い時期にわかれば、例えば三重県ではこんなような調査を依頼されておるとか、国ではこのような調査項目で調査しておるとか、後でも結構でございますので、もし資料等でもいただけたら参考にしたいと思います。

○福島総括室長 そのへん、関係機関で集まって調整をしながらやっています。そういう部分がまとまってまいれば、またお示しするとともに、既に交通量等も路側に立って全部を実測しなくても全体の交通量等は自動ではかれる仕組みも国道等にはついております。そういう実験結果を、始まったら随時リアルタイムに国の方も公表していきたいと言われていますんで、そういう部分もまとめて、また機会機会にご説明をさせていただければと思います。

○服部委員長 ほかに。

○日沖委員 今の山本委員の質問とも関連はするんです。一点だけちょっと教えていただきたいんです。
 津以南の方々の地域生活とか、そして何よりも観光への寄与というものは相当期待できると思うんですけれども、並走する一般道路の渋滞緩和、これを今の時点で期待できるような路線とか箇所とかあったら教えてもらえませんか。

○福島総括室長 断定的なことは何ともというところはあるんですけれども、少なくとも伊勢道に並行する、例えば国道23号の現道で渋滞をしておるようなところについては、一部高速道路に交通が転換することによって渋滞の緩和がされる可能性は高いんではないかなというふうに考えております。

○日沖委員 例えば、どこからどこまでの区間がそのときから出入りが、まあそんなところがあれば教えてほしかったんですけれども、そこまではあれですね。

○福島総括室長 今どこが込んでいるとかいう渋滞ポイントというのは県の中でも把握しております。そういう部分で、例えば国道23号であれば、この県庁よりももう少し北になりますけれども、三重大学の周辺だとか、割と朝夕も含めて慢性的に渋滞しておるようなところは効果が出てくる可能性はあるんじゃないかと思っていますが、ちょっと具体的にそこまでの推計は現時点ではしておらないというところで、その状況の変化をきちっと交通量調査によってつかんでいきたいというふうに考えております。

○日沖委員 わかりました。

○服部委員長 ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

○服部委員長 なければ、これで高速道路無料化社会実験についてを終わります。

 

  (7)審議会等の審議状況

    ①当局から資料に基づき説明(北川部長)

    ②質問
      な し

 

○服部委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら、ご発言をお願いいたします。

          〔「なし」の声あり〕

○服部委員長 それでは、当局にはご苦労さまでございました。

          (当局 退室)

○服部委員長 先程の所管事項について委員間討議をお願いします。ご意見のある方はお願いをいたします。

          〔「なし」の声あり〕

○服部委員長 それでは、県土整備部関係の所管事項、正副一任ということでよろしいですか。
 なければ、県土整備部関係の所管事項の調査を終わります。

 

 3 閉会中の継続調査申出事件について

○服部委員長 次に、常任委員会に係る閉会中の継続調査申出事件の調査項目につきまして、お手元に配付の文書のとおりといたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。

          〔「異議なし」の声あり〕

○服部委員長 ご異議なしと認め、そのようにいたします。
 以上で、県土整備部関係の常任委員会及び分科会を終了いたします。

 

〔閉会の宣言〕

 

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。

県土整備企業常任委員長

予算決算常任委員会県土整備企業分科会委員長

服部 富男

 

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