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平成23年2月18日  防災農水商工常任委員会 予算決算常任委員会防災農水商工分科会 会議録

 

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防災農水商工常任委員会

予算決算常任委員会防災農水商工分科会

会 議 録

(開 会 中)

 

開催年月日        平成23年2月18日(金) 自 午後3時35分 ~ 至 午後4時20分

会 議 室           201委員会室    

出席委員        8名

                 委 員 長   末松 則子

                 副委員長    辻 三千宣

                 委  員   北川 裕之

                 委  員   藤田 泰樹

                 委  員   水谷   隆

                 委  員   吉川   実

                 委  員   西場 信行

                 委  員   藤田 正美

欠席委員        なし

出席説明員

          [防災危機管理部]

                 部  長                                    東地 隆司

                 副部長兼防災危機管理分野総括室長      細野      浩

                 危機管理監                               井坂      均

                 危機管理総務室長                        片山   達也

                 消防・保安室長                             内藤 一治

                 地震対策室長                                                 小林   修博

                                                                その他関係職員

          [健康福祉部]

                 健康危機管理室長                                         西中   隆道

                 薬務食品室長                           山口   哲夫

          [農水商工部]

                 部  長                                  渡邉   信一郎

                 理  事(商工・科学技術担当)                   林      敏一

                 観光局長                                長野      守

                 副部長兼経営企画分野総括室長                     加藤  敦央

                 農産振興分野総括室長                   山田 裕典

                 農業基盤整備分野総括室長                            岩﨑 光雄

                 水産振興分野総括室長                    藤吉 利彦

                 商工・科学技術振興分野総括室長         川島      弥

                 観光分野総括室長                       中村 巌穂 

                 財務経理室長                                                 匹田 實也

                 農業経営室長                                                 近藤 和夫

                 農産物安全室長                                             芝田 充弘

                 農畜産室長                              赤松      斉

                 農業基盤室長                            福岡 重栄

                 水産資源室長                            遠藤 晃平

                 産業集積室長                            福田 光紀

                 観光・交流室長                                               北村 文明

                 企画・経営品質特命監                                     冨田 康成

                 人権・危機管理特命監                     渥美 仁康

                 家畜防疫衛生特命監                     小畑 晴美

                                                                その他関係職員

委員会書記     議 事 課      主査 坂井   哲

                 企画法務課    主査 小野 明子

傍聴議員        なし

県政記者クラブ 5名

傍 聴 者       1名

議題及び協議事項

Ⅰ 常任委員会(農水商工部関係)

 1 所管事項の調査

  (1)県内で発生した高病原性鳥インフルエンザの状況について

Ⅱ 分科会(農水商工部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第1号「平成22年度三重県一般会計補正予算(第11号)」の関係分

Ⅲ 分科会(防災危機管理部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第1号「平成22年度三重県一般会計補正予算(第11号)」の関係分

 

【会議の経過とその結果】

 

〔開会の宣言〕

 

Ⅰ 常任委員会(農水商工部関係)

 1 所管事項の調査

  (1)県内で発生した高病原性鳥インフルエンザについて

    ①当局から資料に基づき説明(渡邉部長)

    ②質問

〇末松委員長 それでは、ご質問等がございましたら、お願いします。

〇藤田(泰)委員 昨日、現地も見させていただきました。とりあえず昨日の段階では、掘り切れるかどうか心配だということだったんですけれども、とりあえず掘れて、埋めることができる状態になったのは喜ばしいと思うんですが、スペース的に足りますか。大変あそこも厳しい状況を見させていただいてきたので、そのへんの心配がある。それと一応焼却処分についても、もしもの場合のために確保はしてあるという、説明も伺ったところですけれども、そのへんに対する対応はいかがでしょうか。それから大変多くの方々を動員していただいて、この問題スムーズに処理していただているんですけれども、現態勢はどれぐらいになっているんでしょうか。昨日までは、殺処分するために3交代でどんどんという格好だったんですけれども、今どれぐらいの人数でやっていただいているんでしょうか。
 それから、天候にもよりますので、終わりが見えないっていうことだけれども、一応第1次段階の処分が、すべての作業が終わってから21日たたないと移動制限の解除ということにはならないみたいですけれども、そこまでの、およそ目途はどれぐらいになってきたかというあたりがわかれば教えてください。
 以上です。

〇渡邉部長 まず、埋められるかどうかの問題でございますが、一応机上計算をして、容量等々もはかりながら、殺処分した鶏は全量いけるであろう。あわせて飼料、要するにえさですね、それも何とか埋めることができると。ただ、ふんについては、残念ながら非常に難しい状況があるので、これは別途、いわゆる発酵ということで、屋外等で発酵させて菌を殺すという手法も国的には認められております。ただ、まだやり始めたとこで、本当に机上の計算がそのまま当てはまるかどうかは、少しやりながら手探りの状態でございます。そういう意味では、何とか埋却の中でおさめていきたいと思っております。したがいまして、焼却という手段も、これは申し上げたように、どのような状況になるかわかりません。最終的には早く処分をすることが大事だということもございます。ただ、地元のご意向もあって焼却が難しい部分もあるんですが、ここは状況を見ながら判断をしてまいりたいと思っております。

〇加藤副部長 職員の投入状況といいますか体制ですが、今日2月18日までで、全体で、殺処分の関係だけですと563名ということになっております。殺処分が終わるまでは大体8時間を1つの単位ということで、100人程度をあちこちのところから応援で入れてというようなことでやっておりまして、今日は、全体1日として100人ぐらいということになっております。
 それから、今後についても、埋却の状況という、そちらとの段取りがあります。それを見ながら可能な職員を入れるというようなことで思っておりますが、七、八十名から100名というようなことで考えております。特に目的地に行くまでに相当時間がかかりますので、そこに着いて、熊野の庁舎で一応入る前に健康診査を受けて、この人は大丈夫ですということで、そこから現場までさらに40分かかると。そこで8時間ということですが、細かく交代をとりながら、休憩もとりながら作業をして、そして戻って来ると。終わってからも、そこでまた健康診査を受けて帰って来るというようなことで、桑名も含めて、私どもの事務所の方と、県民センターのご協力も得て、各部の事務所も入れて大体、大きな事務所、小さな事務所ありますが、50人ぐらいというようなことで組んでいただいています。そのあたりも2巡目になってきておりますし、各部にお願いして、本庁だけでも100名以上の人数が入っておりますので、何しろできるだけ早くというようなことで体制を組んでやりたいとは思っております。

〇渡邉部長 最後の終了見込みです。今日も本会議場でお答えしたんですが、先程も申しましたように、正直言って初めて現場に入って作業をしておりますので、先程の、予想よりも早く掘ることはできましたけど、今度、時間通り埋め戻しが本当にできるのか、非常に読めない。それから、袋数は大体把握はしているんですけれど、入れたときに、四角いものじゃございませんので、きちっと入っていくのかどうかというのも、現場で確認するという作業があります。
 大きくは遅れないとは思うんですが、明日かあさってぐらいになれば大体見通しが出てくるということで、まだいつ終わるのかという、非常にまだ予断を許さない状況ということでご判断いただきたいと思います。

〇加藤副部長 ちょっと補足を。
 殺処分だけの人数がそれだけということなんですが、先程申し上げたように健康診査をするというところで、お医者さんとか看護師さん、保健師さんにお願いしております。これは健康福祉部にお願いしているんですけども、そちらの方も延べで言いますと今日までの時点で24名。それから、消毒ポイントを4カ所設けておりまして、これも24時間体制で動いています。これが1日当たり24人で、このあたりも今までの累計で72名ということで、こちらはJAとか市町の方にもお願いをしてという形になっております。

〇藤田(泰)委員 本当にご苦労さまだと思います。特に、他所から来ていただいている方々は、向こうは休憩場所もないような場所ですので、トンボ返りでまた戻っていただくというような形をとっていただいているようなので、健康管理にも十分気をつけてあげてください。はい、結構です。

〇末松委員長 ほかにございませんか。

〇西場委員 他県でも起こってきただけに、いつ三重県でも起こるかわからんという思いがありました。いざ起こってみると、全く誰しもが感じるように突然でありますし緊急な事態でございますので、大変な対応をしていただいとるんだろうと。特に現場での状況というのは、私も、事細かくまだ知れてないんですけれども、想像して皆さん方のご努力、ご苦労の多さを改めてご推察して、本当にご苦労さまという気持ちでいっぱいでございます。
 藤田委員も最後に言われましたけれども、早く安全な状況に戻すために努力をしていただきたいという思いとともに、今殺処分なんかも563人の方と言われました。直接現場で大変な思いをされとる人の健康管理、維持、体もそして心も、特にそういう作業ですから、どこかの新聞に物と思わないとやっていけないというような表現の新聞記事がありましたけれども、そうは思いながらも大変なご苦労を想像します。そんなところのメンタルケアも含めて、こういうときにいろんな対応を進めてもらいたいと、こういうように思うんです。
 先程、本会議の方でいろいろご説明もいただきましたので、あらかたの質疑は済んでいると思うのですが、それに関連してちょっとお聞きしたいんです。現在わかっておる検査の結果がH5の亜型というような返事がありましたけど、これどういう意味でしょうか。

〇山田総括室長 鳥インフルエンザのウイルスは、たんぱく質の形で幾つか型がございまして、Hの何型、Nの何型という、Hの数字、それからNの数字でいろんなパターンに分かれております。今、国の動物衛生研究所というところでウイルスを調べていただきまして、Hの5ということがわかっております。Hの5というのがイコール鳥インフルエンザの中でも高病原性のものだということでございます。それから、さらにNの何型っていうのを、これは1とか5とか7とかあるんですけども、それを引き続き調べていただいております。その数字がわかると何がわかるかと言いますと、いわゆる強毒性ですとか弱毒性という言い方がございますが、高病原性鳥インフルエンザのウイルスの中でも強い殺傷力といいますか、それにかかると多くの鶏が死ぬ強いタイプと、それほどでもない弱いタイプというのがございます。それがHの次のN何型というところでわかります。それを今、国のつくば市にございます動物衛生研究所というところで検査をしていただきまして、明日、もしくは一両日中には判明するということで聞いております。

〇西場委員 明日判明するっていうことですね。
 それから、なぜ感染が起こるかというところの、そういうN何型というのがはっきりしてくることも含めて原因みたいなものがわかってくるのかなと思います。よく想像されておる野鳥の侵入みたいなところは、今回のところは密閉型で、そういうものは考えられないということでありましたけれども、今後の調査の方法とか、そういうものは今現在どういうようにして進めているのですか。

〇山田総括室長 まず、原因究明につきましては、昨日から農林水産省の専門家の方が現地に入っていただきまして、疫学調査チームという形で計4名と聞いておりますが、調査をしていただいておると聞いております。
 今委員がおっしゃいましたように、発生農場は、いわゆるウインドレス鶏舎ということでございます。窓とかはない鶏舎なんでございますが、完全に密閉されているわけではございませんで、人間が入るドアもありますれば、空気の入れかえを行う空気孔というのもございます。そういうところも可能性としてはあるのかもしれませんが、現在のところ国の調査チームが調べている途中であると聞いております。県の方も連携して協力させていただいておるところでございまして、基本的には国の方主導で調べていただいております。

〇西場委員 一部の報道とかニュースで、報告義務がおくれたんではないかというような情報がありますけれども、5万羽、6万羽の飼育があれば、さまざまな原因で亡くなる鳥が1日にたくさんあるというようなことも聞いております。そういう中で、こういう事例が頻発するようになってくれば、それなりの見きわめのノウハウとかも事前勉強などをして対応できることも十分考えられますけれども、今回のケースの中で、そういう通常の死亡なのか、鳥インフルエンザに絡むような異常な死亡なのかというのがどういう形で判別されてくるのか。そこのところはよくわかりませんが、そういう報告がおくれたということは言えるんですか。状況としてはどうなっているのでしょうか。

〇渡邉部長 実は、全国的に鳥インフルエンザが非常に蔓延をしてきた中で、国も早期の通報、早期の処置が大事だということで、いわゆる農家から連絡いただく目安として、通常、鶏ですので何らかの原因で死ぬことは当然ありますが、鶏がそれぞれ農場において通常死んどる数の2倍以上死ねば、それは、当然原因がすぐわかるわけじゃございませんので、基本的には県の方へ通報をして、その原因について何かを確認するという通知がございました。県としても全農場に対してこの旨を通知しておるんですが、今回死んでおります数が前々日の13日には54羽、その翌日の14日が79羽、そして今回通報がありましたときには35羽ということで、この3日間だけでも100羽以上死んでいるわけでございます。これは通常の当然2倍以上の死亡数ということが考えられますので、本来であれば、この13日なり死んだときに通報いただければ、もう少し早く私どもが対応して、先程申しましたように鳥インフルエンザかどうかというのは、正直言いまして時間がかかる話ですし、素人がぱっと見て、これは鳥インフルエンザだというのは、なかなか難しい部分もございます。
 したがいまして、基本的に、今お願いしているのは、明らかに物理的な原因がわかっておれば別でしょうけど、いわゆる何らかの病気というようなことで不明なことも多うございますので、ともかく2倍以上死ぬということが1つの目安だというふうに各農家にはお願いしております。今回の場合は、そこはちょっと不適切な部分があったんではないのかというふうに数から判断しておるわけでございます。したがいまして、明らかにどういう原因で死んだかというのを、この13日なり14日の分はわかりませんが、少なくともこの15日に死んだ部分で当然私どものやった検査では鳥インフルエンザということが確定いたしておりますので、そういう部分で遺憾だったなというふうに申し上げたいと思っております。

〇西場委員 非常に微妙で難しいところやと私は思います、現場での対応として。しかも初めてで、通常より倍、それは確かに1つの基準としてそういうものがあるかわからないけれども、通常の中にも多い少ないもあるだろうし、そのときの、通常の亡くなり方の中にいろんな原因もあるだろうし、それによって違うわけです。それを即座にうまく判断できるかどうかというのは、非常に難しい部分があって、むしろ、こういうことが起こったので、今後こういうことの次なる対応に生かせるように、農場の関係者等のみならず、関連する業者とかいろんな関係機関に、こういった基準、あるいは対応の仕方というものの情報提供をさらに徹底するようなところでひとつ考えていく必要があるのと違うかなと思うんです。
 それと、もう1つ、消石灰で急遽こういう対応をしてもらっておりますけれども、地面をはって病原菌が行くという部分については、それでいいかわからないけれども、今回、それだけじゃないとなると、この内容だけでは当然十分でないと思うんです。今後の予防対策というものについては、この消石灰以外にはどういうふうなことを考えますか。

〇渡邉部長 先程の2倍の話で、もう少し詳しく申し上げますと、例えば1鶏舎の中で1日の死亡数が直近の3週間の平均死亡羽数と比較して2倍以上になった場合ということで、明確に規定をされています。当然養鶏業者の方であれば毎日えさをやりながら何羽死んだというのは記録されていますし、そこはもう、逆に言えば数字ですから、客観的にわかると。それが、例えば1鶏舎で5羽以上まとまって死亡して、うずくまっている等なり異常な状態が確認された場合とか、かなり具体的に実は国の方からも示されています。委員のご心配もあるんですが、ある意味客観的にやっていただける部分があるというふうなことでございます。
 それと、基本的には、いわゆる空気感染はいたしません。何らかに付着して、例えば人間が歩く靴底にそういうものが付着しとるとかいうことになると、どうしても、まず人間がそういう意味じゃ一番持ち込む可能性が高い。そうなると、その消石灰で、例えば足の裏とか、それから車のタイヤも、どこかで踏んできたとかいうことで付着している可能性があるということで、人が入るとかいうことであれば、当然消石灰をまくことは非常に効果としては高い。ただ、あと問題は、小動物、例えば小鳥でもそうですけれど、そういうものの体に付着するとか、みずから持っても含めて、侵入して来るということも1つあり得ます。そのときには、先程言いましたように、できるだけ細かいネットでというんですか、ただ、どうしても破れたりすることもありますので、点検を怠ったりすると、そこからまた侵入ということもありえます。実は正直申し上げて、疫学的にはっきりここの農場はこれで感染をしたということが、いまだそういう意味ではきちっと出てない状況で、推測の域を出てないような状況です。ただ、考えられるのは、さっき申しました、例えば人間が持ち込む部分もあるだろうし、そういう野鳥等々の野生の動物が侵入して持ち込むことがある。そういう意味では、そういうのをとにかく鶏舎の中に入れないということしか基本的にはございませんので、そこをしっかりやっていくということではないかと考えております。

〇西場委員 少し細かい質問になりますけども、大量死発生したのが2月13日と。それから殺処分が2月の16日ということですから、2月16日以降はすべてその対象にして、徹底した対応がされているわけです。13日から16日のこの3日間における接触や危険性のある鳥などがどうなっておるのか、こういった検査といいますか対応はどうなっていますか。

〇渡邉部長 2月12日までは問題なかったというふうに報告が来ております。13日、14日、これは一部出荷をされたということも聞いておりまして、農場から出なければ農場内におさまっているんですが、一部出荷された。ブロイラー系ですので当然肉にすると。食肉処理場に持って行かれたときに、他農家と接触の可能性があるということで、そこは基本的に、その農家を押さえて、いわゆるそういう意味では立ち入り検査等もしまして観察をしておる。ただ、そういう意味では、もう発生があれば直ちに連絡をいただけるような状況をきちっとやっておるところでございます。

〇西場委員 広範囲にいろいろ被害や状況が広がらないことを願っておりますけれども、このことが今、この農場のみならず関連事業者とか、あるいはその土地への観光客とか、いろんなことへの影響の心配もあります。これについては県としてどういうような対応を今考えているんですか。

〇渡邉部長 今日もご答弁申し上げたんですけど、特に観光施設が非常に影響が大きいということで、この周辺農場の観光の施設にいろいろ直接お伺いしたところ、今のところ影響は特段ないということ。それから、一部スーパー等々もお聞きしますと、特にこれでお客様の行動が変わったとかということも特段ないというふうには聞いております。ただ、21日間移動制限区域の解除ができませんので、そのことも含めて、しっかり、知事からも2度程対策本部を含めて、報道機関を通しまして県民に呼びかけもしていただきましたし、積極的にホームページ等でも情報提供や相談窓口を設けながら、県民の安全・安心に対するご心配については十部払拭するようにして、風評被害が起こらないように努力は引き続き努めてまいりたいと思っております。

〇末松委員長 よろしいですか。

〇吉川委員 何もわからんので、聞かせてもらうんだけど、新インフルエンザというのは、鳥の、いつ頃これは、新と名がついたんですか。

〇小畑特命監 新型インフルエンザというご質問でしょうか。
 去年は新型インフルエンザということで、豚由来のインフルエンザということで、豚から人、人というような感染形態が成立して初めて新型というふうな名前がつきました。健康福祉部の方がよくご存じだと思うんですけれども、現在、鳥から人へというのは、諸外国では認められておりますけれども、日本ではまだ確認はされておりません。ですから、これが人、人となったときに初めて新型インフルエンザという名前がつきますので、今のところはそういうことはまだ認められてないという状況でございます。

〇吉川委員 豚から人、これ小動物とは言えない。豚は小動物ですか、違います。こっちは人間でしょう。それで、よく言われているのはネズミだとかそういうこと言われています。人間が運ぶのは靴底ってと先程部長は言われた。マスコミとかでは渡り鳥が原因というのを盛んに言っております。渡り鳥なんて大昔からあるんです。渡り鳥って今最近そんな鳥ができたわけやない。そうしてくると、新型インフルエンザの発生のもとというのは、さっぱりわからんのですが、それを防止していこうとするのは、目に見えないもんですから非常に難しい。対応していただく皆さんは大変なことやと思います。だから、ただ単に小動物やとか、ネズミとかミミズも入らんようにやっているらしいですけど、そんなもんでは防止できない、もっと抜本的なものがなかったら。そして、これ新ですから、昔の養鶏場でこういう大きな事故というのはなかったように思うんです。そこらはどうでしょう。

〇山田総括室長 ウイルスというものは、人間と同じで進化していくものでございます。昔なかったものが何かの契機に変化して、強い毒性を持つに至ったというようなことが考えられます。今委員がおっしゃいました野鳥でございますが、確かに消石灰をまいても、それは地上を這うネズミでございますとか小さな虫に対しては有効かと思いますが、空を飛ぶ野鳥については消石灰では対応できないということはおっしゃるとおりでございます。先程部長からも説明がございました防鳥ネット、鳥が入らないように鶏舎のすき間に網目の小さいネットを張るということで県としても指導させていただいておりまして、立ち入り検査の際などに、その網が破れてないかとか、大きさが適当かとか、そういう検査もさせていただいております。一部風などで破れたりすることも結構あるそうなんですが、県の家畜防疫員、獣医師が見つけた際には是正をお願いしていまして、現在のところ立ち入り検査でも直していただいたという報告をいただいておりますので、防鳥ネットが一番有効な策だと思っております。

〇吉川委員 それともう1つ、空気伝染というのはないんですか。空気伝染がないような話です。

〇山田総括室長 鳥インフルエンザのウイルスにつきましては、空気伝染はないと聞いております。

〇末松委員長 ほかによろしいでしょうか。

          〔「なし」の声あり〕

〇末松委員長 なければ、防災農水商工常任委員会を閉会いたします。

 

Ⅱ 分科会(農水商工部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第1号「平成22年度三重県一般会計補正予算(第11号)」の関係分

    ①当局から資料に基づき補充説明(渡邉部長)

    ②質疑                 なし

    ③委員間討議   なし

    ④討論          なし

    ⑤採決             議案第1号     挙手(全員)     可決

 

Ⅱ 分科会(防災危機管理部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第1号「平成22年度三重県一般会計補正予算(第11号)」の関係分

    ①当局から資料に基づき補充説明(東地部長)

    ②質疑             なし

    ③委員間討議   なし

    ④討論          なし

    ⑤採決             議案第1号     挙手(全員)     可決

 

〔閉会の宣言〕

 

 

 

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。

防災農水商工常任委員長

予算決算常任委員会防災農水商工分科会委員長

末松 則子

 

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