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三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成23年度 委員会会議録 > 平成23年10月14日 議会運営委員会 会議録

平成23年10月14日 議会運営委員会 会議録

 

議会運営委員会会議録

 

(開会中)

 

開催年月日        平成23年10月14日(金)自 午前10時30分~至 午前11時30分

会 議 室          504議会運営委員会室

出席委員           12名

                            委  員  長    貝増 吉郎

                            副委員長  日沖 正信

                            委       員  奥野 英介

                            委       員  中川 康洋

                            委       員  藤田 宜三

                            委       員  後藤 健一

                            委       員  稲垣 昭義

                            委       員  前野 和美

                            委       員  水谷     隆

                            委       員  前田 剛志

                            委       員  舟橋 裕幸

                            委       員  中川 正美

欠席委員         1名

                            委       員  竹上 真人

委員外議員         議       長  山本 教和

                            副  議  長    中村 進一

出席説明員         副    知    事            江畑 賢治

                            総 務 部 長             植田     隆

                            総務部総括室長     中川 弘巳

                            総 務 部 室 長      西川 健士

事務局職員         事 務 局 長       林      敏一

                            事 務 局 次 長      神戸 保幸

                            総 務 課 長         米川 幸志

                            議 事 課 長         原田 孝夫

                            企画法務課長         野口 幸彦

                            政 策 法 務 監        山本 道雄

委員会書記       議事課副課長      山本 秀典

                            議事課主査          坂井     哲

傍聴議員       1名

                                      中西     勇

県政記者クラブ    6名

傍 聴 者       2名

議題及び協議事項

1 付託議案の審査結果と審議について

2 請願の審査結果と審議について

3 意見書案の審議について

4 決議案の審議について

5 追加提出予定議案について

6 議案の審議等について

7 出席説明員について

8 特別委員会の調査事項に関する報告について

9 東日本大震災に関する復旧・復興支援調査特別委員会の廃止について

10 議員派遣について

11 全員協議会について

12 18日及び24日の議事予定について

13 次回の議会運営委員会について

14 その他

 

1 付託議案の審査結果と審議について

  (1)条例案等の議案の審議について
 
所管の常任委員会に付託された議案19件の審査結果は、いずれも原案のとおり可決である旨報告があり、委員長報告に対する質疑及び討論はなしとされました。
 次に、付託議案の審議については、議案第2号から議案第17号まで並びに議案第19号から議案第21号までを一括して議題とし、所管の常任委員長の報告を求め、直ちに起立により採決を行うこととされました。
 また、議案第2号「三重県一般会計補正予算(第6号)」については、9月29日に先議を行った関係上、可決された場合には、同議案にかかる計数整理を議長に委任することとされました。

  (2)企業会計決算の審議について
 
予算決算常任委員会に付託された平成22年度企業会計決算の認定議案4件の審査結果は、いずれも認定である旨の報告があり、委員長報告に対する質疑及び討論はなしとされました。
 次に、認定議案の審議については、認定第1号から認定第4号までを一括して議題とし、予算決算常任委員長の報告を求め、直ちに起立により採決を行うこととされました。

2 請願の審査結果と審議について
 
所管の常任委員会における請願の審査結果は、資料2のとおり、採択7件、一部採択1件である旨報告され、請願第6号に対する自民みらいの反対討論を10分程度で認めることとされました。
 次に、請願の審議は、議事進行上、委員長報告を省略し、中嶋議員の討論の後、起立により採決することとされました。
 なお、採決は3回に分け、まず初めに一部採択を含む採択することに反対のない請願第3号から請願第5号まで及び請願第8号から請願第10号までの6件を一括して採決し、引き続き、採択することに反対のある請願第6号を採決し、最後に請願第7号を採決することとされました。
 中川康洋議員から請願第3号の一部採択されなかった部分の取扱いについて質問があり、事務局から、議案一体の原則により、一部採択されなかった部分については廃案と同じ扱いとなる旨説明がありました。続いて、中川康洋委員から、請願第3号を審査した生活文化環境森林常任委員長へ経緯及び取扱いについて議運として説明を求めること及び請願者に対して丁寧な説明を行うよう要望がありました。

【協議】

〇中川康洋議員 請願第3号に関して、今回一部採択ということになっておりますが、私どもこの委員会に議員が所属しておりません。それでこの一部採択という取り扱い並びに今後の取り扱いについて確認をさせていただいたうえで表明させていただきたいと思っております。
 それでこの請願に関しては、委員会において委員長から、今回採択されない後段の部分については、引き続き審査を行っていただきたいとお話があったということで、これは、一般的に言う、継続審査というふうに捉えるわけですが、継続審査であるならば、この今回採択されなかった後段の部分は、具体的には12月会議において審査されるものと捉えていいのかどうなのか。
 本来ならば、委員長に聞くべきものでありますが、今日ここには当該委員長はおられませんので、事務局等に確認をさせていただければと思っております。というのは、一部にはこの残った部分については、今後審査はされずにこのまま終わってしまう、要するに廃案的な内容になってしまうのではないかという意見もありますが、そこのところをまず確認をさせていただきたいと思います。

〇事務局 この請願第3号につきましては、一部は採択、一部は引き続き審査ということで採決いただいてございます。これにつきましては、18日の本会議で採決される訳でございますが、基本的に請願につきましても議案一体という分割して表決することができないということでございまして、本会議では、一部採択、全部採択、継続、あるいは不採択という形になりまして、この請願につきましては、委員会においては一部採択、残りについては引き続き審査ということで委員会のほうで諮られてございますが、18日の本会議採決後は必然的に消えてしまい、不採択と同じ取り扱いになるということでございます。
 基本的に議案については、一事不再議という原則がございますが、請願につきましては、この解釈について厳格に適用する必要はないという解釈がございまして、この定例会期中であっても、同じような請願を再度審議することができるということで解されています。

〇中川康洋議員 委員長はこの場で、引き続き審査を行っていきたいという発言をされておるということで、例えば協議とか調査という言葉であれば、これは請願並びに議案が残っていようがいまいが問題ないのですが、審査となれば、審査の後に当然それに基づく採決があるというように、一般的な理解をされるわけでございます。でも今、本会議でこの一部採択がされると、後段の部分については消えてしまうという説明がありましたが、そうすると、当該委員長は委員会において引き続き審査を行っていきたいというのは、どういう意味合いでおっしゃったのか、そこの部分を確認させていただきたい。

〇事務局 引き続き審査というのは、採決までの期間という訳になるわけですが、要は本会議の採決まで審査は可能ということでございます。ただ、そこにおきまして、引き続き審査と継続審査という2つの言い方をしております。引き続き審査というのは本会議の採決日まで、継続審査というのは、閉会になった後も引き続いて審査ができるということで使い分けをしている訳であります。
 その点について、委員長、副委員長、他の委員の方において、同じような認識があったかどうかについては、事務局としても適切な助言というか、そういうことができていなかったと考えておる訳でございますが、現状は、今回18日の採決日以降は、委員会で引き続き審査ということになりましたけれども、本会議の採決後は後段の部分については審査はできませんということでご了解をいただいているということです。

〇中川康洋議員 請願というのは、県民の方々が議会に対して、その思いを出すことができる、所謂権利として認められている訳であって、それの処理がどうされていくかということは、説明責任が当然伴うものと思いますし、県民並びに出された方は非常に関心があるというふうに思っております。その部分においてどういう判断がされたという所で、この引き続き審査を行っていきたいというのが、本会議までの部分において審査をするというのか、その後における継続審査的な内容であるのかというのが、はっきりしないというのであれば、今後の議事運営等おいて、こういった所はしっかりと精査をしていく必要があるのかなというふうに思います。
 既に委員会等での審査が終わっておりますので、それを戻せ云々という事ではないとは思いますが、今後に繋げていくと意味において大事ではないかと思いますのと、もう一点確認させてください。この後段部分は、基本的には消えてしまうということで、改めてこの後段の部分を審査するには、請願者が改めてこの部分について、請願は一事不再議の原則にはあてはめないという説明があったもんですから、請願者が今一度出せばその審査はされる。出さなければ、その審査はされることはないという理解でよろしいでしょうか。

〇事務局 基本的にそういうご理解のとおりでございますが、請願につきましては、一事不再議を厳密に適用することはないという考えでございまして、また、請願は、請願法に基づいて出されるということで、それを議会の議題として扱うためには議員の紹介というものが必要条件となっておりますので、全く同一のものが出された場合には、その辺の審査というのは、また別のところにあるのかなと思っております。

〇中川康洋議員 この件につきまして、この経緯とそれからこの問題をどう取り扱ってきたのか。また、一部採択としたこと、さらには引き続き審査を行っていきたいという発言のもとでどうなったかという部分を、当該委員長に改めて文書等でも結構かと思いますが、議運として説明を求めていただきたいと思いますのと、併せて請願者に対して、本会議での結果の後でもいいと思うのですが、丁寧な説明を当該議会からしていただいて、そして、このままであれば、後段の部分は消えてしまうということになりますので、その後段の部分について再び出す意志があるのかどうか、その所を確認していただきたい。
 要するに、県民の一人である請願者に対して丁寧な対応をしていただきたいという要望を申し上げたいと思います。

〇貝増委員長 中川委員の話は、わかりました。

3 意見書案の審議について
 
委員会提出の意見書案6件及び議員発議の意見書案3件が、資料3のとおり提出され、討論はなしとされました。審議については、議事進行上、趣旨説明並びに質疑を省略するとともに、議員発議の意見書案の3件については、委員会付託を省略し、直ちに起立により採決することとされました。
 なお、採決は3回に分け、まず初めに反対のない意見書案第2号、意見書案第3号及び意見書案第6号から意見書案第10号までの7件を一括して採決し、引き続き、反対のある意見書案第4号を採決し、最後に意見書案第5号を採決することとされました。

4 決議案の審議について
 
議員発議の決議案1件が、資料4のとおり提出され、議事進行上、趣旨説明、質疑並びに委員会付託を省略し、直ちに起立により採決することとされました。

5 追加提出予定議案について
 
追加提出が予定されている議案について、資料5により副知事及び総務部長から説明がありました。
 なお、追加提出予定議案については、18日の本会議に上程することとされました。

6 議案の審議等について
 
追加提出予定議案のうち、台風12号に係る補正予算3件については、知事から提案説明を受けた後、本会議を休憩し、資料6の日程案で議案聴取会を開催することとされ、聴取順序については、多少の変更が生じる場合があることが了承されました。
 この追加提出予定議案の審議については、議案聴取会の後、本会議を再開し、議案に関する質疑を行った後、所管の予算決算常任委員会に付託することとされました。
 また、この追加提出予定議案は先議して欲しい旨の申し出があったので、10月24日に予算決算常任委員会及び分科会で審査をすることとされ、採決については、10月24日に本会議を開催し行うこととされました。
 また、追加提出予定議案のうち、人事同意議案については、議事進行上、質疑並びに委員会付託を省略し、直ちに起立により採決することとされました。一般会計・特別会計決算認定議案の審議については、認定議案13件を一括して議題とし、知事から提案説明を受けた後、直ちに予算決算常任委員会に付託することとし、議案聴取会に代え、予算決算常任委員会において執行部に出席を求め、補充説明を受けることとされました。

7 出席説明員について
 
出席説明員については、10月18日の議案に関する質疑、委員会付託並びに24日の審議の際には、知事、両副知事並びに総務部及び関係する部の職員に求めることとされました。

8 特別委員会の調査事項に関する報告について
 
東日本大震災に関する復旧・復興支援調査特別委員会の委員長から、委員会における調査事項について、18日の本会議において報告が行われることとされました。

9 東日本大震災に関する復旧・復興支援調査特別委員会の廃止について
 
東日本大震災に関する復旧・復興支援調査特別委員会は、この程調査を終了したので、18日の本会議において委員長報告を受けた後、引き続き同委員会の廃止について諮ることとされました。

10 議員派遣について
 
議員派遣1件が資料7のとおり提出され、18日の本会議で採決することとされました。

11 全員協議会について
 
全員協議会について、10月18日の予算決算常任委員会終了後に「みえ県民力ビジョン及び行動計画中間案の調査について」及び「三重県行財政改革取組(素案)の調査について」、また、10月26日の予算決算常任委員会終了後に「平成23年度定期監査及び行政監査結果について」それぞれ開催されることが報告されました。

12 18日及び24日の議事予定について
 
資料8の順序で取り進めることとされました。

13 次回の議会運営委員会について
 
特に協議する事項が出てこない限り、追加提出議案に関する質疑者等について調整するため、18日の本会議休憩中の議案聴取会終了後に開催することとされました。

14 その他
 
教育警察常任委員会の請願に係る参考人招致において、当日都合が悪いため出席できないとされていた請願者が、委員会を傍聴していた旨の問題提起があり、正副委員長並びに正副議長が相談のうえ、その結果について報告がなされることとされました。

【協議】

〇中川康洋委員 この場を借りまして、本来であれば、今日欠席されておる竹上委員が申し上げることなのかなと思うのですが、今日欠席されておるので、代わって私が申し上げさせてもらいます。というのは、10月7日に教育警察常任委員会で開催されました、請願に係る参考人質疑について、この請願は提出者が4名おられるんですけど、この委員会の委員協議において4名ぜひ出ていただきたいということで、その依頼に基づき委員会から提出者に対して出席要求をしたところ、提出者の中で当日欠席の意志を示されておった方が、7日の参考人質疑の中で傍聴席の中におられたという珍事が発生いたしました。
 本来出席要求をして、都合が悪いと言って傍聴席におられるということも珍事なんですけども、この件に関しては委員会から提出者に対してどのように出席要請がなされたかということも、その後の委員会並びに、10月7日の代表者会議で竹上委員から提起されたものですから、議長等による聴き取りも行っていただいておるものですが、その部分でもはっきりしないという状況があります。
 それで、私としては、しかるべき手続きを必要とする議会運営ということを考えると、議運の委員長のもとにおいて、今後このようなことがあってはならないという立場から、今回のことについて事実の解明をしていただくことを求めたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

〇貝増委員長 事実の確認……。

〇中川康洋委員 議会の手続きというのは、手続きに従って物事を進めていく訳でございまして、今回の部分においては、当該委員会の委員協議において、請願の提出者4名に声をかけていただきたいと。そのうえで、都合が悪い状況もあるでしょうから、誰が出るかに関しては一任をするという話となっており、都合が悪いということを聞いておった訳ですが、そのお一人が傍聴席におられたということですので、やはりこれは、なぜその方が断ったにも関わらず傍聴席におられたのであるかということについては、事実の解明をしていただく必要があるのかなと思います。
 それが、議運の長に行っていただくのか、どこで行っていただくのか、私は全ては分かり得ませんけれども、議会の運営といった意味からいって、ここでその発言をさせていただきました。

〇稲垣委員 私も当該委員会に所属しておりますので、今中川委員がおっしゃることは当然のことと思ってまして、審査自体はしっかり行っていただいたので、審査の結果としては、今日ご判断いただいたとおりだと思いますが、議会の運営上としては非常に大きな問題で、参考人を依頼されて、都合が悪いと言って断った人間が傍聴席にいるというのは、この請願者の取られた行動というのは、その行動だけを見れば、議会軽視であると思いますし、非常に大きな問題であると思っています。
 当然、この方がどういった思いでそのような行動を取られたということは、この議会運営委員会の場でお聞きしたいと思ってますし、今後の議会改革を進めていくうえで、請願者の意向をできるだけ多く酌み取っていこうという方向の中で、議会は請願者が参考人として発言できる機会を確保するといった議論をしている中で、大きな問題であると思ってますので、ここはしっかり対応しておかないと、今後の議論にも影響を与えると思っていますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。

〇水谷委員 該当委員会の委員でございまして、色々その時に議論いたしまして、色々問題になった訳でございますが、要するに請願の4団体の方が本来であれば、全員出ていただいて、参考人として意見を述べていただくというのが筋である。その中で、どうしても都合が悪いというお答えがあった。その方が傍聴されていたということは、我々の委員会としては、大きな問題であると思っています。
 議会改革の中でも昨年まで色々と議論された中で、請願についてもそういった参考人招致というものも幅広くやっていこう、また、利害関係者の方でも呼んでいろんな意見を聞こうということでまとめられておりますので、こういった趣旨にのっとって、我々委員会でもやるべきだと思っております。この辺は先程も中川委員、稲垣委員からありましたのと同じように、きちんとした形で委員会として対応をしておかないと、今後も有りうることになるであろうと。こういうことは本来あることではないと思ってますので、その辺ははっきりとしてもらいたいなと思いますので、よろしくお願いたします。

〇貝増委員長 この事案については、公式には初めてでしたもので、まだ副委員長と本時点での対応とか確認をしていなかった状態ですけれども、個々の意見になるかもしれませんけれども、委員長というより貝増個人としては、議会運営というのはそもそも全体の三重県議会、各委員会の進行上スムーズに行くように調整をし、細部については、委員会であろうと特別委員会であろうと本会議であろうと各々責任者である委員長や議長に運営を委託している。その中身について、もう一度今回の参考人問題について、議運で扱うかということをもう一度皆さん方に確認をさせてもらわなければならないと思う。これは大事なことなんだからここでやってくださいと、一概に決めていいものか即答できない状態です。
 この後、差し支えなければ事務局と議長にも話しを伺いながら、検討していきたい。皆さん方がおっしゃる趣旨はよく分かるんですけれども、議会運営委員会として、そこまで突っ込んでいいのかという問題もありますもので、その辺は各委員に再確認、それに先だち、事務局の見解、議長、副議長もお見えになるので、全体として三重県議会の中での議会運営委員会の、今回の事案についての対応、もしお考えがあればお話していただければと思います。

〇稲垣委員 議長に判断いただくのは当然かと思ってます。細かい所までどうこうと、今委員長言われましたけど、これは細部の問題ではなくて、議会運営上の問題でして、これからも請願者を我々が委員会で参考人として呼んだときに、その参考人が都合が悪いと言って断って、傍聴席にいるという、私が先程申しましたように、議会軽視であるという問題ですので、事実がそうだったのかどうかも含めて、議会軽視で行われたことなのか、そうではないのかも含めて、事実関係がよく分からない以上は、我々もなんとも言えませんけれども、今起こっている出来事としては、明らかに私は議会軽視だと思っております。このことはこれからの議会運営をしていくうえで、非常に重要なことだと思っておりますので、それは請願者本人から意見を聞かないことには、どういった思いでそういった議会軽視の行動を取られたのかということは当然聞いておくべきだと思いますので、細部というより、議会運営上の問題としてぜひ取りはからっていただきたいと思います。

〇水谷委員 請願を出したということは、それぞれの団体の長が皆さんの意見を聞いて出しているわけですから、当然、請願、要望を出すときには来るべきだと思っています。お聞きしますと、請願の要望のあったときも1団体しか見えてなかったと聞いております。なぜ聞けないんだということもその中で議論があったみたいですけれども、請願を出す場合には、当然代表者としては責任を持って議会に来るというのが、大きな仕事だと思いますので、何らかの形ではっきりとしていただきたい。議運で議論していただいても結構ですし、その辺を一つよろしくお願いしたいと思います。

〇舟橋委員 いろんな請願を見てきた中で、請願団体が多岐に渡るケースもありますので、それは請願者のそれぞれの事情に応じて、全ての人が同席をするという縛りをつけるということはあまり良くないことだと思います。
 議論をして代表が来るケースもあるでしょうし、そして、それぞれの請願団体全てがくるケースもあるだろうし、それぞれに応じた請願者の判断でもいいと思う。今回の事件の話とは別に。

〇中川正美委員 参考人招致の手続きですが、どういう形で手続きするのか教えてもらいたい。

〇貝増委員長 参考人招致は、当該委員会において正副委員長のもとで取りはからい、正副委員長から連絡をする。もしくは関係者を通じて連絡をとっていただく。その返事を持って、当該委員会で報告をして、そして当日を迎える。プロセスとしては委員会で了解を取り、そして連絡をし、そして確認したものを報告して、当日を迎えるという流れの中で動いているので、今回の場合はその流れの中で一部不明瞭な面もあります。

〇中川正美委員 確認しますと、関係者というのは誰のことですか。請願人に連絡をするのは正副委員長と関係者とおっしゃったが、関係者とは誰のことですか。

〇貝増委員長 請願者を呼ぶときには、正副委員長から委員会の了解を得て、そして、参考人として来て欲しい人のリストから連絡をとっていただく、それが関係者になります。部外者を呼ぶわけにいきませんし。

〇前野委員 委員の方々からいろいろとご意見が出ていますように、議会運営の重要な課題だと思います。請願者の趣旨を議会が十分理解したうえで、請願を取り扱うということになっていくと思いますので、請願者は議会側のほうから要請がありましたら出てきていただいて、説明をしていただくということが、議会の議決の一番重要な材料になると思います。
 ただ、請願者の都合が悪いということが分かっていれば、必ずその人が出てこなければならないこともありませんので、いろんな関係団体から出ていただくということも考えられますので、できましたら、こういうことが二度と起きないように、請願者に対してはなるべく出ていただいて、その請願の趣旨をしっかりと説明をしてもらい、それで我々議会が判断をするということを明確にルール化して、既にルール化されているとは思うのですが、もっと明確にまとめていただけたらと思いますのでよろしくお願い申し上げたいと思います。

〇日沖副委員長 申し訳ないが、初めてこの場でお聞きしたもので、議運で取り扱わせていただくということを、委員長と今後相談しながらまた対応していかなければならないのかなと思いながら聞かせていただいている訳ですけれども、参考人として委員会に招致されている日程が都合が悪かったということで、参考人というのは我々と違い民間の人がほとんどですので、こちらの日程をあまり強制できるようなものではないと思っています。
 しかしながら、今回の場合は、ご都合が悪かったという意志を、我々議会に対しおっしゃられているのに、傍聴席におられたのは一体何だったですかというところだと思うんです。そこをおっしゃっておられるんだと思うんですけれども、そこの所を明確に我々も把握をしていかなければならないんだというふうに思っておりますけれども、その方法というのが、今ここで直ぐに正副委員長でどうしましょうというふうにはいかないので、一度お預かりし、正副議長とも相談させていただきたいです。こういう方法で確認させていただいて、こういう所で結果をご披露させていただき、こういう所で了解をいただくということは、今言いにくいです。

〇貝増委員長 今、副委員長からも話しがありましたけれども、皆さん方のお話、意見を聞かせていただきながら、そしてこの後どうするかをご報告させていただくのですが、いろいろな方々の意見、基本的には議会運営の今後のあり方のために、ここで最善の注意を払い、それぞれの手段の見直し、関係方面のこれまでのやり方の確認をさせてもらうとかがありました。
 県議会へ県民の皆さん方が請願を出し、それに対して委員会としてその趣旨を、生の声を聞いて審査の参考にさせていただくという、大切な事案でございますので、舟橋委員からもありましたが、請願者が多岐に渡る場合は全部が来られない場合もあり、都合のいい方が代表で来られる場合もある。いろんなパターンによって違うかもしれませんが、今回の場合は、忙しいから出席はできないという返事をいただいたのに、当日傍聴としておられたという、これはその委員会だけでなく、他の委員会でもありえるのなら、それは正さなければならず、徹底しなければならないという意見が主な意見でありました。
 私の解釈が違っていれば、修正していただきたいのですが。今回は常任委員会でしたけれども、今後の三重県議会の運営のためにもしっかりと整理し、直す所は直し、再度こういった事が起こらないようにするためにどうするかというお話だと思います。

〇中川康洋委員 委員長の今の課題に関しては、そのとおりだと思います。
 様々な意見がある中で、先程舟橋委員が言われたとおり、請願者が多岐に渡る場合、今回でも他の請願を見ると、300人とか、1万人の方々が請願されているものもあります。当然、そういったご判断になるかと思います。
 しかし、今回については、4団体の請願であり、且つ当該委員協議では、委員長から最初その中のお一人の方でどうだという提案が確かにありました。しかし、委員協議において、的確な審査をするためには、この4団体の長の方に起こしいただいたほうがいいんじゃないかという話のもと、ぜひとも出席の確認をしていただき、当然それぞれ来れる来れないはあるので、そのうえで来れる来れないに関して確認のうえ、最終どうなるかについては、正副に一任するということだったと思います。
 そのうえで7日の代表者会議で竹上議員が問題提起された訳なんですけれども、当該委員長から当該会派の総会において、確認したけれども都合が悪いというお話を聞いたと委員長としては認識しているということだったと思います。そういう部分においては、その方がその場で傍聴席におられたということは、その意志の確認が必要であると思います。
 議会運営は手続きが全てですので、2度とこういったことはあってはならないと思いますし、そういった意味において、私は議運の正副委員長のもとでというお話をさせていただきましたが、7日の代表者会議でも提起されておりますので、正副議長にご足労いただくのは恐縮ですけれども、それと議運の委員長ないしは当該常任委員会の正副委員長の中でちゃんと事実の解明をしていただいて、傍聴に来られた方等がどういう思いであったのかも確認していただいたうえで、しかるべき場で、しかるべき立場の方から、しかるべきご報告をいただき、その上でこういったことの間違い、間違いとは言い切れるかどうかわかりませんが、ミスが無いようにしていただきたいと思います。

〇貝増委員長 只今の中川委員のご意見について如何でしょうか。

〇舟橋委員 さっきの三重の木の時でも、中川委員がこの場で確認をして扱いが決まりました。常任委員会の最中に事務局の方で、議員の不勉強も一つはあるのかと思いますけれども、事務局のほうで、その場で分割になればこうなりますよというフォローのサゼスチョンがあれば、これも起こりにくかったと思いますし、この教育警察常任委員会の問題でも、請願の代表でいいのか、4人来いというのか、そのあたりも委員長、副委員長のご判断が違っていったようですけれども、きちんと事務局が請願人と委員長、副委員長に確認のうえ連絡調整をしておれば、こういうことも起こらなかったと思いますので、事務局ももう少ししっかりした対応を要望しておきたいと思います。

〇奥野委員 最終的は議長、副議長の指導というのか、そういうもとにやっているわけでありますから、ここまでくると、議長、副議長が最終的にきちんとけりを付けるということが大事ではないかなと思います。
 だから、そこで議運の委員長、副委員長も関係があると言えばあるし、だけど、特に議長、副議長とその常任委員会の委員長、副委員長のほうできちんと説明責任を果たしていくことが必要かと思いますので、そのように結末をつけていただきたいと思います。

〇貝増委員長 先程最後の方にでました、議会運営の中で、事務局として議事課の職員あるいは企画法務課の職員等サポートしていただいている職員、その人達がおっていただきながら、今回2つの委員会において起こった。そういったことについて、この機会に事務局のほうから何か。

〇事務局 事務局として適切な助言、サポートができなかったことは反省をしております。
 今回の委員会の運営を踏まえまして、課内、事務局内でもいろいろ話をしまして、日々知識の取得はもちろんのことでありますが、職員間、正副委員長とのコミュニケーションをしっかり取っておかなければならない、あやふやな状態で進めていてはいけないので、そういう事態に陥った際には、委員長に休憩等を申し入れるとかの具体的な事実や、今後もより適正に進めていきたいと話しあったところです。今後もより磨きをかけていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

〇奥野委員 先程、三重の木の件もお話ありましたが、その委員会に私もおりますのであれなんですけど、事務局ばかりではなく、我々議員も安易にこれでいいんだという判断をしてしまうとこういう結果になってしまうので、そこの所は会期も長いことですから、少し時間をかけても良かったかなと思います。事務手続き上間違っていたかなと我々も反省点もありますので、事務局の応援をする訳でもないんですけれども、事務局ばっかりの責任ではなくて、その前に議員の責任を果たすべきかなと思います。

〇貝増委員長 現場を動かしているのは議員ですので、そういったことから中川委員から最後に話がありましたが、しかるべき時にしかるべき報告をということで、終結をどこで図り、どういう形で行うと全議員が納得していただけるか。それが今後のための大きな修正材料として、認識新たに議会活動でやっていただけるかということですので、先程副委員長がお話したように、ここで結論を出すことは中々難しい。ですから、直近では18日に議会運営委員会がございますし、その後11月11日には代表者会議もある。皆様よろしければ、今日この会議が終わった後、我々議運の正副委員長と正副議長といただいたお話を前向きに検討させていただき、どのように対応させていただいたらいいかをいっしょに相談させていただいて、そしてその後にしかるべき場所で報告をさせていただくということで如何でしょうか。

〇山本議長 委員の皆様は、議運の正副委員長に委任するということでよろしいんですか。

〇貝増委員長 この場は議運ですので、正副委員長で今預ったけれども、これについてのしかるべき場所となると、議会の本丸は議長、副議長がおりますので、我々は正副議長のもとで今日の意見をもう一度報告させていただいて、指導を仰ぐ。最終的には議長にお世話になるんですけれども、そういった形で進めたい。これも議会の中での一つのルールを作るということで動いておりますので、後で相談させていただきます。

〇山本議長 了解です。


〔閉会の宣告〕

 

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。

議会運営委員長  貝増 吉郎

 

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