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平成24年6月20日 教育警察常任委員会 予算決算常任委員会教育警察分科会 会議録

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教育警察常任委員会

予算決算常任委員会教育警察分科会

会 議 録

(開 会 中)

 

開催年月日      平成24年6月20日(水) 自 午前10時~至 午前11時29分

会 議 室         502委員会室

出席委員          8名

                             委  員  長      水谷 正美

                             副委員長   小野 欽市

                             委       員   藤根 正典

                             委       員   長田 隆尚

                             委       員   奥野 英介

                             委       員   北川 裕之

                             委       員   前野 和美

                             委       員   永田 正巳

欠席委員          なし

出席説明員

             [警察本部]

                             本 部 長                                                       斉藤     実

                             警務部長                                山城 瑞樹

                             生活安全部長                             福島 隆司

                             刑事部長                                                    小山 敏雄

                             交通部長                                                    別府 清雄

                             警備部長                                                    水井     寛

                             警務部首席参事官 警務課長                       大内 敏敬

                             生活安全部首席参事官 生活安全企画課長 永戸 吉朋

                             刑事部首席参事官 刑事企画課長          中村 正義

                             交通部首席参事官 交通企画課長          中根 英二

                             警備部首席参事官 警備第一課長          橋爪     清

                             警務部参事官 総務課長                   堀      主邦

                             生活安全部参事官 地域課長                       山口 光央

                             刑事部参事官 組織犯罪対策課長          小林 一夫

                             会計課長                                                    藤原 佳明

                             交通規制課長                             小松 雅和

                                                                  その他関係職員

委員会書記          議   事   課      主    幹    加藤     元

                             企画法務課     副課長    川口 徳郎

傍聴議員          なし

県政記者クラブ    3名

傍 聴 者         なし

議題及び協議事項

Ⅰ 分科会(警察本部関係)

 1 報告事項

 2 議案の審査

  (1)議案第101号「平成24年度三重県一般会計補正予算(第2号)」の関係分

Ⅱ 常任委員会(警察本部関係)

 1 所管事項の調査

  (1)「平成24年版成果レポート(案)」について

  (2)犯罪発生状況と少年非行の現状について

  (3)交通事故情勢について

 2 閉会中の継続調査申出事件について

 

【会議の経過とその結果】

 

〔開会の宣言〕

 

Ⅰ 分科会(警察本部関係)

 1 報告事項

〇斉藤本部長 それでは、議案の説明に先立ちまして、2点ほど御報告させていただきます。
 せんだって、伊勢警察署におきまして自動車保管場所証明申請関係書類の紛失事案が発生いたしました。本件はその書類を誤って廃棄したことが原因と見られておりまして、今のところ記載の個人情報の流出は確認されておりませんが、これはあってはならないことでありまして、書類の保管並びに廃棄の方法について見直しを行って再発防止に努めてまいりたいと思っております。県民の皆様、そして県議会の皆様には大変御迷惑、御心配をおかけしましたことを心からおわび申し上げる次第であります。
 もう1点は、昨日の台風4号への対応でございます。11時5分の警報発令と同時に、県警本部並びに警察署に災害警備本部を設置いたしまして被害状況を収集するとともに、万が一の救出、救助に備えて機動隊を有事即応の待機体制をとりまして、ボート部隊4名を紀宝警察署に派遣して前進待機させたところであります。幸い、県下の被害は人的には軽傷者3名ということでございました。このような対応を図ったところでございます。

 2 議案の審査

  (1)議案第101号「平成24年度三重県一般会計補正予算(第2号)」の関係分

    ①当局から資料に基づき補充説明(斉藤本部長)

    ②質疑

〇水谷委員長 御質疑があればお願いします。

〇小野副委員長 この議案は伊賀警察署丸の内交番の移転ですが、県内でこれから先移転されるような交番の、その順位を決めるときのポイントというのは何かあるんでしょうか。

〇山城部長 順位とかそういった問題は、その管内の治安情勢とか交通の流入、あと当然のことながら狭隘化、建築年数等々を勘案しながら決めていくということでやっております。

〇小野副委員長 その治安情勢というのは時代の趨勢で変わってくるところも多いし、それから交通の流れというのも当然変わりますが、そういうのは、もちろん通常業務の中でごらんいただいてるんでしょうけれども、地域からの要望等もたくさん上がってこようかと思いますが、そこら辺は十分に勘案されてということになるんでしょうか。

〇山城部長 ええ、当然そういったことも勘案しながら。ただやっぱり今、人口が減ってるとか過疎化等の問題もございますので、統廃合も含めて検討してるところであります。

〇水谷委員長 ほかにございますか。

〇北川委員 庁舎の建設に伴い、ということで。隣の市ながらきちんと把握できてなくて。庁舎自体の建設着手関係のスケジュールといいますか、そのタイミング、それから、この交番移転の、完成予定は年度末ということですが、着手の時期、この辺を確認させてください。

〇藤原課長 丸の内交番の移転のスケジュールでございますが、8月末までに設計を終わらせまして、10月ごろから着手させていただきます。年度内に建設、解体ということで、年度内に終わる予定でございます。
 伊賀市新庁舎のほうの完成予定は平成26年度中までということで聞いておりますんで。なるべく24年度中にということでお話がございましたので、その時期に合わせてやらせていただきます。

〇北川委員 庁舎のほうはもう発注が終わってるんでしたか。

〇藤原課長 丸の内交番の関係にありましては、設計に入らせていただいてます。ただ、伊賀市新庁舎につきましては、新聞等で確認しておると、平成24 年から入られるというふうに聞いております。

〇北川委員 わかりました。

〇水谷委員長 ほかにございますか。

                〔発言の声なし〕

〇水谷委員長 ないようでございますので、これで本議案に対する質疑を終了いたします。

    ③委員間討議     なし

    ④討論         なし

    ⑤採決         議案第101号の関係分   挙手(全員)   可決

〔閉会の宣言〕

 

〔開会の宣言〕

Ⅱ 常任委員会(警察本部関係)

 1  所管事項の調査

  (1)「平成24年版成果レポート(案)」について

    ①当局から資料に基づき説明(山城部長)

    ②質問

〇水谷委員長 ただいまの説明に対し御意見等がございましたら、委員の皆さん、よろしくお願いします。

〇長田委員 街頭犯罪等の認知件数の削減ということで、目標値を「3,200件以下」というふうにしてもらってあるんですけれども、街頭犯罪等が発生しないような抑止対策というか、そんなんはどんなんをされる予定なんでしょう。

〇福島部長 取組、御指摘いただきました部分について、街頭犯罪の対策といたしましては、街頭活動の強化、これがまず我々がやるべき非常に大きな部分。あとは自主防犯活動団体、これは前にも御報告申し上げましたけれども、597団体、3万人以上の方に参画していただいております。このような団体と連携して対応していくこと。また、自治体等には防犯カメラ、あるいは街頭を明るくするような活動、そういうものでも御支援をいただきながら、地域全体で減らしていこうという取組でございます。
 先ほど申し上げましたように、街頭犯罪の発生件数は平成14年から見ると半分程度になっております。これをさらに進めていくということで、地域の力をお借りしてしっかりとやっていきたいということでございます。

〇長田委員 通学路では教育委員会と面的に整備されるというか協議されると聞いとるんですが、やはり街頭犯罪では、暗いところに街灯がつかんというのが非常にたくさんある中で、県も含めてですが、なかなか市町に街灯をつける予算がないということがあります。ただ、警察のほうから、そういうことを減らす意味でもここにはつけてくださいよとかという形を面的といいますか、そういう指導というか協議をいただくと、市町も率先してつけてくれるかなという気もしますんで、逆に抑止の意味で、そういう面での連携もしていただければと思いますので。これは意見だけで結構です。

〇水谷委員長 ほかにございますか。

〇小野副委員長 1ページの平成23年度の取組概要のところで、それぞれが啓発活動等を実施されて、「取組の検証」の中では認知件数も減少してきたという評価をしておられますが、例えば各学校への啓発で、現場でリーフレットを配られたりいろんなことをされてますよね。あれがどこまでどういうふうに活用されてるのかという、具体的な各学校での点検というのは。数字的に、例えばそれぞれの生徒に配布がこれぐらい行ってますよとか、充足率はこんなもんですよとか、あるいは学校関係者の理解はこれだけ進んでますとか。そういう数値的なものというのはいかがなんでしょう。

〇福島部長 御指摘の部分で、確実な検証をした数字というのがあれば非常にいいんですが、活動としては現在、確実な数字は把握しておりません。ただ、今御指摘いただきました学校との取組と申しますのは、安全・安心のまちづくりモデル地区支援事業を県下で4カ所やっております。さらには学校警察連絡協議会等々の取組、連携を強めていく、少年非行の防止、そういう観点からも積極的なアプローチを実施しております。それから、市町あるいは補導センター等と連携をとりまして活動もしております。
 今後はそのモデル地区をベースにして、さらに保護者、PTAの皆さん方、生徒たちにも周知できるように、防犯教室の中身の充実あるいは広がり等も含めて対応を考えていきたいと思っております。

〇小野副委員長 私が特に、この間教育部門でお話ししたのもあるんですが、公立高等学校でリーフレットを配られるのを各地域でお願いされてるのは確認してますけれども、学校によって取組が全然違うんですよね。入り口にぽんと置いてあるとか、置いてあったのを除去してもう1回戻すとかね。何か全然違うんで、そこら辺は教育委員会との連携の中で。実際によくある話で、子どもたちが宗教活動を校内で展開してる団体があると思ったら、実は暴力団の萌芽になる活動があったとかいうことに、後で親が気がついて警察にお願いするとか、いろんなことがあると思いますので、具体の入り方ですね。今部長が言われたモデル地区というので、昨年度からいろんなことをしていただいてるのは理解してますけれども、それ以外の部分の広がりというのを何か考えていかなきゃいけないんじゃないかなと思うんですが。その点はいかがですかね。

〇福島部長 今のモデル地区の話ですけれども、例えば高等学校であれば、いわゆる自転車の安全管理、ここらに対するモデル校を指定しての活動もやっております。ただ、指定しても活動の実態を精査した上でそれを広げていかなければ、やはり意味がないとは考えております。
 したがって、今御指摘いただきました部分については、我々も現状の施策を一度しっかりと検証して、よりよい方向に進めていくということで進めていきたいと思います。

〇小野副委員長 ぜひ、そのモデル校以外のところなども。裾野の広がりというか、そこら辺は本当に教育委員会と連携してもらわないとなかなか落ちていかないというか、広がっていかないと思いますんで、よろしくお願いしたいと思います。

〇水谷委員長 ほかにございますか。

〇永田委員 交番、駐在所の問題なんですけど、我々も駐在所を交番化してもらって非常にありがたい、私は治安の意味からすれば非常に大きな効果がある、そのように思います。ただ、そのとき一つ問題だったのが、警察官の人員の問題なんですよね。駐在所を交番化するときは、人員の問題があるわけです。これを進める上で、十分なる人員が確保できるかどうかが問題にならないかと思うんですが、その点はどう考えてらっしゃいますか。

〇福島部長 交番は、現在59、県内にございます。そのほとんどについてはしっかりと3交代が確保できる。ただ、署によっては一部その確保ができない部分もございます。御指摘の部分については、警察官の活動、いわゆる交番の活動とあわせて、無線警ら係、いわゆる自動車警ら班、これらとリンクさせて、隣接の交番、隣接の駐在所とリンクさせて活動していくということで進めております。現状としては、地域のその交番、交番の治安情勢に応じた人員は確保できておるものと認識しております。

〇永田委員 これは要望になりますが、将来のそういう交番整備状況ですな。もうわかってるわけですから、前もって人員の確保をきちっとしといていただくとスムーズにいくかなと思いますんで、あえて申し上げたわけですが、余りそういった問題が障害にならないように、ぜひ前もっての人員計画をお願いいたします。

〇水谷委員長 ほかにございますか。

〇奥野委員 永田委員のと関連するんですけど、昔より今のほうがいろんな犯罪というのは多くなってきているし、ややこしいのが多くなってきてると思うんですよ。今の人員と昔の人員では、犯罪とのバランスというのか、対処の仕方というのが随分変わってきてるんじゃないかなという点と、自衛隊もそうなんですけど、警察のほうも年齢が高年齢になってきてるということはないんかなとも思うんですけど。以前に比べてそんなに人員というのは増えてはおりませんよね。微増ぐらいはあるかもわからないですけど。その犯罪とのバランスと、両方ちょっと。2点だけお伺いしたいと思います。

〇山城部長 まず、人員の関係でありますけども。現在警察官は3024人になっておりますけども、以前はと申しますと、例えば10年前、平成14年度は2716人ですから、そういう意味では確実に増加してきております。当然のことながら、何のためにかということですけども、直近で言えば、今年度はサイバー犯罪のために増員しておったりしますし、いろいろな要因、情勢によって、各項目に対応するために増員を図っているというところであります。

〇水谷委員長 ほかにございますか。

〇藤根委員 2ページの上の平成24年度の改善のポイントと取組方向というところで、「自主防犯活動に対する支援に加え、新たに次代を担う若者の自主防犯活動等への参画を促進」ということで、前回の委員会でも御説明があったかもわからんのですけども、もう一度教えていただきたいんです。
 若者の自主防犯活動等への参加という部分は、先ほど大学生ボランティアというようなお言葉をいただいたんですが、「等」という言葉もありますので、ほかにもあるのかどうかとか、あるいは大学生ボランティアの部分でもう少しお話しいただけたらなと思うんですが。

〇福島部長 御指摘の部分につきましては、自主防犯団体そのものが若干高齢化しておる、先ほども申し上げました活動の活性化が今後の犯罪抑止に極めて重要であるという視点で、若い層に一翼を担っていただこうということで取組をしておる施策でございますけれども、代表的なものとして大学生ということを挙げさせていただきました。ほかには、高等学校でそういう組織を組んでいただいとるところもございますし、あるいはヤングボランティアという形で、例えばJA三重中央、そういう事業所でボランティアを組んでいただいとるところもございます。
 現在、県内で24団体このヤングボランティアがございまして、数としては405名というのが現状でございます。これにつきましては特に幅を広げて、各事業所の若手の皆さん方の社会貢献という視点、それから、大学でもまだまだ三重大学、あるいは皇學館大学が中心でございますので、県内の他の大学へもしっかりと働きかけをして広げていく。現状でもその大学生ネットワークの中に県外の名古屋の大学へ通学しておる学生の方も一部入っていただいたりしておりまして、ここにある大学という限定ではなくて、大学生の方により若い目で少年たちを見守ってもらう、あるいは犯罪に対して目を向けてもらうという取組をさらに進めていきたいと思っております。

〇藤根委員 大学生ボランティアという部分は、三重大学、皇學館大学中心ということでお話がありましたけども、人数的なものとか、やはり北中勢中心になるのかなというふうにも思うんですが、活動の地域とか内容とかをもう少し。

〇福島部長 現状で申しますと、やはり北中勢が中心になっております。警察署単位でいきますと、四日市南、四日市北、四日市西の管内で5団体ございます。それから、鈴鹿では1団体でございます。津、津南で4団体。それ以降、南へ下がりますと、各警察署に各1団体、熊野については2団体ございます。

〇藤根委員 大学生の活動も、私の思っとったよりもかなり進めていただいとるんかなと思わせていただきました。あとヤングボランティアということで、24団体が既に活動していただいとるということですので。私の地域を見ても、自主防災組織の部分でいうとやはり高齢化という部分がありまして、地域のいろいろな活動に若者にいかにかかわっていただくかというようなところもあると思うんで、その一つの手段かなと思って聞かせていただきました。

〇水谷委員長 ほかにございますか。

〇北川委員 今の藤根委員の質問に関連して。次の項目でお聞きしようかと思ってたんですが、5月の所管事項でも説明いただいた、いわゆる大学生ボランティアによる居場所づくりです。非常にいい試みだというふうに期待をさせていただいてまして、教育委員会だとか前の生活文化部でも地域の子どもの居場所づくりにはいろんな形で取り組んでこられましたけれども、言葉は悪いですが、結果としてはいい子ちゃんが集まるだけで、肝心の支援の必要な子どもたちがなかなか対象にならないという問題があって、そういう意味ではすごく直接的な取組だと思ってまして、非常に期待させていただくんですけど。
 所管事項で説明いただいたときには、8回ぐらいの開催ということで、40人ぐらいのボランティアに委嘱というように予算的には上げていただいてたところがあるんですが、実際にこの8回というのは何をどんなふうに行われるのか、少し詳しく教えていただければありがたいんですけど。

〇福島部長 重立った例といたしましては、農業体験とか、あるいは工芸品の教室へ参加する、地域によっては、フットサルのチームとしてそういうところへ入って一般の青少年の方々と試合をする。そういうふうな段取りと同行するというような活動が中心でございます。
 今御指摘いただきました、いい子ちゃんが集まるという部分なんですが、やはり親の承諾、同意を得た上で、本人の意向も酌んで参加していただいております。したがいまして、親の監護に服さない、もう親のところへ全く戻ってこないような子どもというのは、やはりこれには直接なじまないという状況になりますので、それはまず家庭に引き戻して、そういう施策を警察としてやった上で、家庭でそういう居場所づくりの活動に参加させていくと。ある程度時間はかかるだろうと思いますけど、そういう取組が今後は必要になってくるんだろうと思っております。

〇北川委員 次の項目で説明いただく少年非行の現状という意味では、非行少年という表現になってる部分が、平成23年度であれば1125人ということですけれども、実際この事業で対象になる、あるいは対象としようとしてる少年の数というのは。逆にどれぐらいを対象に想定されてるんですか。

〇福島部長 これは、非行少年の中で特に再犯の可能性の高い少年が前提となります。非行少年として措置が済んだ少年で、もう健全に家庭に戻り、あるいは学校に戻っている少年は基本的に対象にはなりません。したがいまして、ここのところについては、今後犯罪を起こす可能性の高い子どものうちでということになりますので。現状として、当然各警察署で対応できる数もございますので、そこらは非行度合い、その深度によって対応していく必要があろうと思いますし、他の手だてで改善できるものはそういう形になると考えております。
 したがって、具体的な数字はどれぐらいというところはお示しすることができません。

〇北川委員 またそれぞれ実施された時点で、実績として数字も含めて下さい。資料として。お願いします。

〇福島部長 各議会のほうで報告させていただきたいと思います。

〇水谷委員長 ほかにございますか。

                〔発言の声なし〕

〇水谷委員長 ないようでございますので、ただいま頂戴いたしました御意見の取りまとめにつきましては、後ほど委員協議で議論させていただきたいと思います。また、執行部におかれましては、本委員会で取りまとめた意見の回答を後刻お願い申し上げたいと思います。

  (2)犯罪発生状況と少年非行の現状について

  (3)交通事故情勢について

    ①当局から資料に基づき説明(福島部長、別府部長)

    ②質問

〇水谷委員長 それでは、委員の皆さんから御意見、御質問等がありましたらお願いします。

〇前野委員 交通安全について、今もいろいろお話がありましたように、しっかりと対策をいただいてるんでありがたいなと思うんですが、それぞれの地域に入っていきますと、御承知のように信号の要望がたくさんありまして、どれを優先的にというのは当局でいろいろ御検討いただいとるようですけども、地域住民にしますと、やっぱり地域の幹線道路というか主になる道路で少しでも事故が起きると非常に不安に感じていると。しかし、信号を設置するとなるといろんな基準がありまして、交差点の改良だとか幅員の問題だとか交通車両の数の問題だとかいろんな問題がありますから即信号機をというふうにはいかんと思いますし、それよりも一旦停止という白線があって、交通マナーの問題なんですけども、そこで停止しないために接触事故やとか、そういった事故が起きてしまうという批判がかなり多いと思うんですね。その辺で徹底して対策を講じれば、わざわざ信号までつけなくても十分対応できると思うんです。
 幹線道路ですから、当然子どもらの通学路にもなるところですんで、それにもう少ししっかりと取り組んでもらえれば、地域の住民の生活安全対策が一遍に解決するように思うんですが、その辺の取組はどんなふうにやられておるんかお聞かせいただきたいなと思います。

〇別府部長 委員の御指摘のとおりだと私も考えております。要は運転者、運転者以外の歩行者の方全て、自転車もそうですけれども、それぞれの交通マナー、交通ルールを守ることが大事なんだろうというふうに思います。そのために、あらゆる場面を活用いたしまして交通安全教育・教室を開催しておりますし、例えば運転者につきましては、免許証の更新時の講習であったり、職場での交通安全の徹底、これは安全管理者を活用したこともやっておりますし、そのようなことで、ルール、マナーを守っていただくことをお願いしております。
 警察といたしましては、当然交通事故が多い重点的な箇所、交差点における、今委員が言われました一時停止違反であったり信号無視の違反であったりの取り締まりも強化しております。ですから、指導取り締まりの強化と交通安全教育の推進ということが2つの主な施策になると思います。

〇前野委員 おっしゃったように、いろいろやってもらっとるんですけども、そのときはやっぱりみんな、なるほどなと感じるんですね。時間がたつと忘れてしまうという傾向があって、それがどうしても事故の数を減らせない大きな要因になっているんだと思うんですが、特に信号を設置してほしいという要望のある箇所、これはやっぱりその地域にとって何らかの大きな課題がある箇所ですから、それを見逃してはいかんと思うんですね。何としても信号をつけないとそこは車がさばけないというのならこれは即つけなきゃいけませんけども、そうでもなしに、今のルールを守れば信号まで要らんやないかという地区がたくさんあると思うんですね。
 だから、徹底して交通マナーを守る対策を講じてもらえれば、わざわざ信号を設置せんでもその箇所は安全な交差点になると思うんですけども、その対策をどこまでやっているのか。やってる、やってると言いながら、余り現場ではそういう姿を見ないという話も聞いてますので。

〇別府部長 どこまでと言われると、ちょっと。先ほど御説明させていただきましたとおりなんですけれども。警察が一生懸命やっておっても、どれだけ地域住民の方に浸透しておるかという問題もあろうかとは思いますけれども、警察ができる範囲でできることを最大限に。いろいろな場面を活用して交通安全指導・教室なり、運転者に対しての教育をしていくということと、指導取り締まり、違反者の検挙を徹底していくということになると思います。
 当方が一生懸命しておっても、住民の皆さんが、いや、まだまだ生ぬるいやないかというふうな御感想をお持ちであれば、さらに進めていきたいと思います。

〇前野委員 何度も申しますけども、信号を設置してほしいという箇所については何らかの問題がある箇所ですから、その辺を十分理解していただいて、今の指導取り締まりをぜひお願いしたいと思います。そこで違反して一遍警察に捕まれば、罰金払わんなんから、もうその場所を絶対忘れませんかな。あそこはとまらなあかんという意識になりますから。やっぱりそれを繰り返しやっていくことが事故を減らしていくことになると思いますんで、ひとつ積極的にお願いしたいと思います。要望させていただきますんで。
 それから、少年非行の問題なんですが、現場で民生委員の話なんかを聞きますと、学校のやってる時間に間違いないのに、子どもたちがどこかでたむろしとると。民生委員に何人かで歩いてもらうと、やっぱりそういう現場にたくさん出くわすそうです。出くわすけども、声をかけて学校へ戻れという指導が非常に難しいと。そういう中へ入っていって声をかけると、もうけんかになるわけですよね。その辺の対応でもう少し方法はないんか。民生委員に指導方法を勉強しながらやってもらっておっても、現場ではなかなか難しいという話を聞くんですが、その辺の対応について、何か考えてやってもうとんのか。

〇福島部長 今の御指摘の部分については、やはり中学校のレベルによって随分濃淡があると思います。現状としては非常に問題のある中学校があることも承知しております。
 我々の取組といたしましては、まず街頭補導ということで、少年補導員、あるいは少年を担当する警察官、もちろんそういう現場を見つければ地域を管轄する交番の地域警察官、これが学校をサボっとる、怠学ということで補導して、その改善に努めているわけですけれども、当然のことながら、そういうものがありましたら、必要なものは学校へ連絡し、学校と連携しながら対応していくというのが現状でございます。
 街頭犯罪の対策と同様でございますけれども、少年の非行防止についてもやはりボランティアというのが組織されております。それから、警察署長で任命させていただいております少年警察協助員という方もおみえでございます。それから、公安委員会が任命させていただいてます少年指導委員という方もございます。それからもちろん、保護司とか民生委員の方々と。そういう連携、いわゆるネットワークであり、しっかりと周囲からも見ていく必要があろうと思います。やっぱり学校だけでは難しい局面、ものもありますので、そういうものについては警察と地域と、そして学校、それから防犯ボランティアの方々とで連携しながらということが理想の姿でございますが、理想にまだまだ近づいてないところもあると思います。それについては、そういう方向でしっかりと地域で練っていただいて進めていくということで、指導していきたいと考えております。

〇前野委員 少年非行の件数は全然減ってますので安心しとるんですが、実際に現場で話を聞いてみると、今申し上げたように、民生委員がグループを組んで調査に歩いておってもなかなか言うことを聞いてくれやんと。学校へ通報するようですけども、学校の教員もなかなか大変やなと。現場へ来て、またその生徒を戻さんなりませんから。そのときに妙案はないんかなと思ったので聞かせていただきましたが、しっかりとその辺の対応をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。

〇水谷委員長 ほかにございますか。

〇北川委員 通学路の交通安全対策で、通学路点検をやっていただくということは、非常に痛ましい事故もありましたし、重要なことかなと思うんですが、その結果として問題箇所が出てくるわけですけども、それとは別にというか、同じ場所になるかもわかりませんが、学校なり地域なりから、通学路に関しては常々いろんな要望が出てると思うんですよね。信号機をつけてほしいとか、標識をしてほしいとか、歩道をきちんと塗り直してほしいとか、いろんな要望が以前からあって、これについては当然予算の限界もあって、要望が全てかなえられるものではない。当然優先順位をつけて整備いただいてることだと思うんですが、ここで交通安全施設を整備ということも書いていただいてあるわけですよね。「所要の措置を講ずる」となると、地域としてはやっぱりすごく期待させてもいただくわけで、じゃ、そのための予算というのは新たに財源としてプラスオンになっているものなのか、いやいや、所要の措置というのはあくまでも今の予算の中で考えていきますよとなるのか。
 当然、施設整備だけではなくて、ここは通学路を変更したほうがいいですよねとか、ここはやっぱり地元の方で何とか上手に見守ってくださいよというような対応の仕方もあると思うんですけれども、1つは財源的にどうなのかというところ、2つ目は、実際に出てきた案件についてどういうフォローをしていかれる考え方なのか、その辺を少し聞かせてください。

〇別府部長 まず、財源のことでございますけども、三重県の予算は1年間の総合予算になっておりますので、財源的にこの関係で増やそうと思いますとどこかを削ることになりますが、もしこのための予算が必要であれば、どこかを削ってでもするということになるかとは思います。ただ、基本的には今の予算の中でできるところをするという考えでおります。
 もう一つにつきましては、この点検によりいろいろな問題点が出てくると思います。中にはボランティアの方とかPTAの方とか学校の教員が見守れば安全に通学できるところもあるだろうと思いますし、それでなくて、本当に通学路をもう一度見直そうという話も出てくるかとは思います。ですから、通学路では、いろいろなコースの中で一番安全だと思われるコースをもう一度考えていただくということもあると思います。そして、やっぱりここには横断歩道が要るであろうとか、ここには何らかの交通規制が要るというふうなことになれば、今言いましたように財源の範囲内ということがあるかもわかりませんけれども、優先順位をつけて対応していきたいと思います。

〇北川委員 従来のいろんな交通安全設備の要望についても、なかなか100%かなわないところがあって。当然、地域の要望としては過剰なものもあったりします。一番大事なのは、今回この取組をしていただくのでも、以前からのいろんな要望についてもそうですが、やっぱりきちんと地域にフィードバックをしていただきたい。交通安全施設の要望なんていうのはともすると、何度も何度も出しながら、何であかんのか、してくれへんのか、だめなのか、優先順位的に低いのか、ほかの方法でやれというのかの答えもすんなり返ってきてなくて、結局地域としては要望を出したままで待ってるというような案件も非常にたくさんあります。
 今回のことについても、こういう点検をやっていただくのは非常に重要なことで、ただ、結果としてここは設備対応をするんだ、やらなきゃだめだ、仮に今年度は予算がなくても来年度以降何とか予算を確保してやりますよ、あるいは、おっしゃっていただくように通学路を変えてもらったほうがいいですよねとか、ここは地域でカバーしてくださいよというふうなことの結論的なところまできちんとフォローしていただかないと、点検はしたけれども結果はどうなんだということがまた地域の中で問題になりますから、そこはやっぱり警察が主体となってしていただくことを強く要望させていただいて、終わらしてもらいます。

〇水谷委員長 ほかにございますか。

〇長田委員 今の北川委員のと関連するんですが。亀山警察署では割合要望を出した方に対して綿密にペーパーで答えをいただけるんですけれども、先ほどの話やないですが、例えば信号をつけるためには道路を広げる必要がありますので、道路を広げてから対処しますという回答があるんですけれども、そこでもう一歩踏み込んでいただいて、そこは道路を広げて信号をつけるべき道ですので道路をつけるようにお願いできませんかというぐらいの話をしていただくとやりやすいんですね。
 いろんなところの中で、例えば通学路の関係も出てくるんですけれども、大体道をつけると、ここでも自転車は原則車道というんですが、通学路というと中学生の方はまず歩道と言われますので、その辺のところも、県でいえば県土整備部でも歩道の幅が2メートルなんか3メートルとるのかという基準が結構あいまいな中で、なかなか解決していかないというところがあるんですけども、その辺まで一歩踏み込んで他部局と連携というふうな形をしていただけるとありがたいと思うんですが。その辺はいかがですか。

〇別府部長 先ほどの、まず交通信号機をつけるという話になると、それが市を通してか自治会を通してかというようにいろいろコースはあるかと思いますけれども、地元からここへ信号をつけてほしい、つかないかという要望が上がってきます。そういう場合は、そこに果たして信号が要るのかどうかを検討すること、それと、もし要るかなということになりましたら、つくかどうかです。今言われたように道路の幅の問題であったり、退避地、信号待ちをする歩行者の方が待っておるスペースが必要になってきますので、そういうのは道路管理者、もしくは、対象をつくるんであれば市なりに申し入れをして対象が要りますよと。そういうふうなことをいたしますので、警察、道路管理者、市なり自治会なりとで協議をして信号をつける方向に進めておりますので、委員が言われるようにやっておると考えております。
 2つ目に、自転車。自転車は法律的にいうと車両ですので基本的に車道なんですけれども、車道を必ず走れと言うと、やっぱり地域的には問題のあるところもあります。そして、基本的に十分な歩道があれば自転車通行可の標識をつけておりますので、そういうところは歩道を走ってほしいということで、学校の方針で歩道を走りなさいというのがもしあったとしたら、多分その学校周辺の歩道には自転車通行可の歩道が多いんだろうと思います。
 何にいたしましても、基本は車道なんですけども、その辺は臨機応変に歩道を。歩道を走っていただく、と言うとちょっと語弊があるかわかりません。走ったらあかん歩道もあるかもわかりませんので。その辺はうまく通行していただきたいと思います。

〇長田委員 今御答弁いただいたんですが、結構、市、県土整備部に道をつくってくださいねのままで残っとる場合が多く、そのペーパーがそっちに行っとるかわかりませんが、向こうはもらっただけで余り協議しとらんというのもありますんで、協議みたいな場の中で、交差点対策では、例えば地域から要望が来ても、こんなところに信号は要りませんよというところもあると思いますんで、そこはそういう形で地域に返していただいて、ここは信号をつけるために道幅を広げたほうがよろしいという形の中では、市、県に、広げてもらえませんか、そのほうが交通事故が減りますよと、一歩進んだところまでしていただきたいなと思うのが1点と、既存の歩道で自転車は通る、通らんというのは無理な話なんで、新しく整備する段階で。通学路については、自転車はほぼ間違いなく歩道を通りたい。かといって、歩道を通るんですけれども、その横で傘を差した歩行者が通りたいぐらいのところが必ず出てきますので、新しくつくる場合はできるところからでもそういう指導をしていただくとありがたいかなという気もしますが、いかがですか。

〇別府部長 道路の改良とか新設もそうなんですけども、道路管理者と警察とで協議することになっておりますので、その辺も十分踏まえて、こちらからもいろいろ御意見を申し上げたいと思います。

〇長田委員 大体道路管理者のほうから警察に「どうですか」が多くて、警察から「してくださいね」は少ないので、逆にそうしていただくとやりやすいんかなという気もしますが。やりにくいかもわかりませんが。よろしくお願いしたいと思います。

〇水谷委員長 ほかにございますか。

〇奥野委員 本部長に1点。その前に、警察本部の答弁は非常に難しいな、自治体はもっとしっかりしてくれ、そしたら俺らで言われたことは全部できるというのが大体じゃないかなと。私も長いことやって、要望するには、自治体がしっかりした道路をつくれば、警察はあしたの日にでもつくってくれるのかなという思いで11年間過ごしてんけど、上手に答弁されて結構だと思います。
 公明党から一般質問で飲酒運転撲滅条例という話が少しあったんですけれども、本部長がお答えにならなかったですよね。あれはたしか環境生活部の部長が答えた。ほんで、知事が議員提出がいいかいというような答弁だったと思うんですけど、これって非常に難しい条例であると思うんですよ。本部長も非常にコメントしにくいかなと思うので、しにくかったらしてもらわんでも結構ですが、どういうもんかという答弁でも結構ですので、ちょっといただけたらありがたいなと思います。

〇斉藤本部長 前回の一般質問では、私から飲酒運転の現状についてお答えして、それを受けて、知事と環境生活部長がお答えになったんですが、私は一般質問の答弁で申し上げたとおり、飲酒運転はまだまだ多いと感じております。しかも飲酒運転に対する罪悪感がかけらも見られないような摘発というのがかなりありました。常習的に飲酒運転をやってるんではないかと疑われるような事案も含めて、かなりあるなと認識いたしております。
 したがいまして、その条例がそういうものの撲滅につながるようなものになるのであれば、私どもは条例の制定には大いに前向きに取り組んでまいりたいと思ってます。ただ、各県いろいろで、特に福岡県では、飲酒運転をした人間が、一度アルコール依存じゃないかどうかという診断を受けて、その結果を出すと。それをもう1回やって、出さなかったら罰則が来るみたいな。県によって条例のつくり方はいろいろでございますので、それがどの程度効果があったのか、あるいは市民の反響がどうなのかといったことは一度県と一緒になって調べてみる必要があると思いますが、いずれにしても飲酒運転は確実に重大な事故につながる違反でございますので、私どもは取り締まりも一生懸命やってまいりますが、そういう意味で意識を変えていただくというか、撲滅に資するのであれば、条例についても県と一緒に検討してまいりたいとは思っております。

〇奥野委員 非常に難しいと思うんですよね。つくるのは簡単なんですよね、議員提出条例にしたって執行部からの条例にしたって。だけど、火の粉、あとの処理というのは全部警察本部のほうへと飛んでいくんですよね。だから、理念条例で終わるんであれば、それはそれでいい。だけど、やはり罰則がついてこそ、初めて意味があるんかなというふうに。昔よくポイ捨て防止条例というのができたときも、結局は理念条例に近いような形で、罰則規定をしようと思うとこれまた大変。
 僕も1回2000円取られたことがあるんですけど、今、たばこを駅で、そういうのも罰則規定をつくっていくのは非常に難しい。また、法律的にいろんな問題、裁判とか、そういう関係も出てくるかもわからんし。そういう面で、やはり理念条例であるのか、それとも罰則規定があるのが本来の条例なんか、答えにくかったら結構ですが、その辺だけお答えいただければありがたい。

〇斉藤本部長 いわゆる理念条例なのか、罰則で担保された規定のある条例なのかは、委員のおっしゃるとおり非常に難しい問題であります。罰則で担保することによって、その罰則の官命力でどれだけそういったものが減るのか、あるいはそれを実際に担保できるだけの取り締まりが可能なのかといったことも確かにあるとは思います。したがいまして、先ほど申し上げたように、各県では理念条例の県もあれば、福岡のように罰則で担保している条例もございますので、その辺の施行の実績を一度勉強してみる必要があると思ってます。
 いずれにしても、我々としては飲酒運転の撲滅に資するような効果的な条例であることが望ましい。実際に条例を制定して、それを執行し得ることが望ましいわけでございますので、その辺はよく勉強して、県とも検討してまいりたいと思います。

〇奥野委員 いずれにしろ、やるとしたら行政側と警察本部側、お互いがそこら辺の連携をとりながらやっていかねばならない条例だと思います。非常に難しい条例ですので余り僕もかかわりたくはないんですけど、それでもやっぱり考えていかないかん方向であるんかなというふうにも思いますので、その節はまたよろしく。

〇水谷委員長 ほかにございますか。

〇永田委員 犯罪の問題で、今日のあれには説明がなかったんですが、外国人の犯罪がその後どういう状況になってるのか。増えてるのか減ってるのか。こういう世の中ですから、うろついてる外国人もかなり多いと聞いてるんですけど、そんな状況ですから、外国人の犯罪がどう推移してるのかを教えていただけますか。

〇小山部長 来日外国人による犯罪の検挙状況でございますけども、三重県内では平成23年中、昨年中でございますが検挙件数337件、検挙人員が163人ということでございまして、その前年に比べますとわずかながら増加しております。ただ、今年の状況を見ますと、現在までに65件、43人の検挙ということで、これは昨年同期に比べますと減っておるという状況でございました。そうやっていいますと、過去に比べ少し減った状態で推移しとるということでございます。全体で見ますと、平成16年当時は300人ぐらいの外国人による犯罪、検挙人員がございますけども、昨年を見ますと163人ということで、現在かなり減っております。そういう状況で、増えとるという実態はございません。

〇永田委員 非常に外国人の多い地域は住民にとって何となく壁がありまして、そこら辺が悩みの種で、この問題については難しい問題があるんですが、ひとつ大いに取り締まりというんですか、強化していただいて、そこら辺でより地域住民が安心できるような状況をつくってやってほしいなと思うわけです。状況が多岐にわたるわけですので、地域住民も対応の仕方で非常に苦慮しとるというのが現実じゃないかと思います。やっぱり警察の力が何よりも頼りでございますんで、ひとつよろしくお願いいたします。

〇小山部長 外国人の特例犯罪で、外国人による組織的な窃盗犯とか、そういったものはございますので、そういったところについては力を入れて検挙等に向け取り組んでいくというのが実態でございます。

〇水谷委員長 ほかにございますか。

〇小野副委員長 交通安全の件で、先ほど部長の答弁をずっと伺ってると、当初の説明ではかなり、今まで以上に踏み込んで、行政間の調整を警察主体でやっていただけるのかなと期待して聞いておりましたけど、後段になってくると、従前の調整を余り出ないなという感じなんですね。予算は今の予算でやっていくということになりますし、市町あるいは県との調整もある程度主体的に、特に通学路の安全なんていうのは主体的にもっと前へ出るというような話かと思うと、いやいや、やっぱり市町の保護者も含めて話をしていくんですよというところが強くて。もう少し前へ出ていただいてもいいと思うんですよ、これは。現実に危ないところは四日市市だ、桑名市だ、狭いところでの通学路の安全確保というのがあると思いますので、部長ではなくて本部長自ら一回知事と折衝してもらって、特出しでも結構ですからそこら辺だけでも踏み込んでいく必要があるんではないのかなという気がしましたので、よろしくお願いしたいと思うんですけど。
 それと、前野委員が御質問された関連で、一旦停止の場所の検問というか、指導なんですが、先ほどのたばこのポイ捨て条例の関連からいうと、あれはその権限だけを与えた指導員にその地域限定で罰則金の効力を持たしてるわけですね。今警察のOBなんかにかなり、我々の地域ですと競艇場でも3名OBに働いていただいてるんです。現実に効果が上がってるんです。非常にありがたいことだと思いますけれども、そういう、刑事警察ではなく交通警察の部門でのOBの活用で。朝晩、交番なんかで相談員におってもらえますが、そうではない交通警察の部門での条例改正も視野に入れて、指導、摘発まで行ければいいですが。どっちが金がかかるのかはわかりませんけど、現実に信号機の設置やそういうことではなくて、そこら辺のところでもう少し幅広に目を広げて御検討いただくと、即効果が上がってくるような気がするんですけれども、その点はいかがでしょうか。

〇斉藤本部長 まず最初の信号機の設置、交通安全施設の整備等に関する関係機関との連携ですけども、先ほど別府部長が御説明したとおりでありまして、私ども警察本部としては委員方がイメージされてるように主体的に取り組んでいるつもりでございますが、まだまだそこが足らんというお言葉のようでございますので、そこはそのお言葉を受け止めまして、警察本部として関係機関を引っ張っていくといいますか、リードして、この交通安全についてはまた協議、検討させていただきたいと思います。
 それから、2つ目の一時停止等の話でございます。もちろん信号をつけるというのがベストなのかもしれませんが、それができない場合には、例えば道路の塗装を変えて、この先は危ないからとまれといったようなことをイメージさせるとか、看板をつけるとか、あるいは私どものほうでそこの駐留警戒をして一時停止違反の取り締まりをやるとか、いろんなことをやってはおります。
 今御指摘、御示唆のありました当局のOBの活用という点につきましては、駐車違反の取り締まりについて民営化といいますか、その部分を委託して、そこに警察本部のOBが入っているという実態がございますが、あれにはどうしても道路交通法の改正が必要になってまいりまして、多分条例で何か措置ができるという話ではないのかもしれません。ただ、他方、そういった監視あるいは指導をするというような位置づけでのマンパワー、ボランティア等の活用というのは検討する余地があるのかもわかりません。そんなことも今御示唆いただきましたので、そういった検討も含めて、県民の皆様に安心していただける、信号はつかないけども少しよくなったかなと実感いただけるように、これからいろんなことを検討してまいりたいと思いますので、どうぞご理解のほどをお願いいたします。

〇水谷委員長 ほかにございますか。

                〔「なし」の声あり〕

〇水谷委員長 ないようでございますので、犯罪発生状況と少年非行の現状について及び交通事故情勢についての調査を終わります。
 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら御発言を願います。

                〔「なし」の声あり〕

〇水谷委員長 なければ、これで終了いたします。
 当局には御苦労さまでございました。

                〔当局 退室〕

    ③委員間討議     なし

 2 閉会中の継続調査申出事件について

〇水谷委員長 次に、常任委員会に係る閉会中の継続調査申出事件の調査項目につきましては、お手元に配付の文書のとおりといたしたいと存じますが、御異議ございませんか。

                〔「なし」の声あり〕

〇水谷委員長 異議なしと認め、そのようにいたします。
 最後に、閉会中の委員会開催につきましては、必要に応じて開催することとし、開催時期、議題等につきましては正副委員長に御一任いただきたいと存じますが、いかがでしょうか。

                〔「異議なし」の声あり〕

〇水谷委員長 それでは、そのようにいたします。

 

〔閉会の宣言〕

 

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。

教育警察常任委員長

予算決算常任委員会教育警察分科会委員長

水谷 正美

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