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平成24年6月22日 スポーツ振興対策調査特別委員会 会議録 

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スポーツ振興対策調査特別委員会

会 議 録

(開 会 中)

 

開催年月日         平成24年6月22日(金) 自 午後1時1分~至 午後2時6分

会  議  室       601特別委員会室

出席員         9名

                           委  員  長      津村     衛

                           副委員長   石田 成生

                           委       員   下野 幸助

                           委       員   中西     勇

                           委       員   小林 正人

                           委       員   辻 三千宣

                           委       員   舘      直人

                           委       員   津田 健児

                           委       員   中川 正美

欠席委員            なし

出席説明員   

            [地域連携部]

                           スポーツ推進局長                      山口 千代己

                           副部長                                水谷 一秀

                           スポーツ推進局次長兼スポーツ推進課長 村木 輝行

                           地域連携総務課長                     村上     亘

                           国体準備課長                                         辻  日出夫

                                                                                                 その他関係職員

            [教育委員会]

                           保健体育課長                                          吉田 光德

                                                                                                 その他関係職員

委員会書記

                           議   事   課      主査  藤堂 恵生

                           企画法務課     主幹  今町 嘉範

傍聴議員             なし

県政記者クラブ     1名

傍  聴  者        なし

議題及び協議事項

Ⅰ 国体及びインターハイの開催に向けた、スポーツ振興対策に関する本県の状況について

  (1)第76回国民体育大会の開催準備について

  (2)競技力の向上について

  (3)平成30年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の開催について

Ⅱ その他

 

【会議の経過とその結果】

 

〔開会の宣言〕

 

議題及び協議事項

Ⅰ 国体及びインターハイの開催に向けた、スポーツ振興対策に関する本県の状況について

  (1)第76回国民体育大会の開催準備について

  (2)競技力の向上について

  (3)平成30年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の開催について

    ①当局から資料に基づき補充説明(村木次長、吉田課長)

    ②質問

〇津村委員長 それでは、ただいまの説明に対し、御質問等ございましたらお願いいたします。

〇辻委員 内容についての質問じゃないんですけども、たしか三重県大会が昭和50年でしたね。それで全国の都道府県の数と、それから昭和50年の次回、三重県で国体を開催するという年数ですけれども、多少ペースが速くなってるというか、そういうふうに受け止められるんです。そのへんは、いろいろ都道府県の事情とかそういった理由で、必ずしも全国の都道府県数の周期でやってるというわけではないと思うんですが、そのへんの状況を、ちょっと説明してほしいです。

〇辻課長 国体の開催につきましては、日本体育協会の要綱に基づいて、全国を東と中と西の3地区に分けます。三重県は中地区に入っていまして、北信越、近畿、それから東海ということで、十数県の中で東、中、西地区の順番にめぐっていくということでして、先ほど教育委員会の説明にもありましたように、全く同じようにありまして、資料のちょうど12ページをごらんいただきたいんですけれども、この中で東、中、西地区の順番で回っていきますと、この表のちょうど真ん中の下あたり、昭和63年、京都府が2順目になりまして以降、平成6年、第49回ですが愛知県、それから右側の平成15年、第58回になりますが静岡県、それから今年度、平成24年、第67回になりますが岐阜県ということで、東海4県の中では既に3県が開催済みとなりまして、それから約9年後にこの三重県ということで回ってきたものです。

〇辻委員 前回の国体を控えて、三重県全体の環境整備、市町村もですけれども県庁が主体になって様々な環境整備をされたんですが、1つの笑い話みたいなのがありまして、セイタカアワダチソウですね。その頃は人体に悪い影響を与える草だということで、かなり厳しく刈り取ったという記憶があるんですけれども、実際にはそういった人体に対する影響がなかったということで、セイタカアワダチソウは大変被害を受けたという話も聞いてますけども、それはまあ笑い話として、今回も全県的に会場周辺とかそういうことで環境整備をしていくという計画は、既に具体的にあるんでしょうか。

〇辻課長 大会の開催が近づいてまいりまして、おおよその正式決定をいただきます3年後には、この準備委員会が実行委員会という形になります。そうなると、先ほど委員おっしゃいましたような具体的な会場の設定・設営のあり方であるとか、交通運輸、宿泊、それから衛生、衛生の部分では、特にそういった会場周辺でありますとか、歓迎の意味での町なかの清掃であるとか、そういったものも県民運動というような形でかつては御指摘のようにございました。
 大会が近づいてくれば、そういう具体の方針を準備委員会の下にあります専門委員会の中でいろいろと御審議、決めていただくことになりますので、現時点で特に具体的な方針というものは決めてございません。

〇下野委員 村木次長に3点教えていただきたいんですけども、先ほどの御説明の中で、まず1点目、3ページのところなんですけども、昭和50年の三重国体との比較です。その中の表で募金・協賛金が、昭和50年のときは4億1000万円と書いてあるんですけども、近年は結構ばらつきがあるんですけども、三重県としてやるときに、これのめどはどれぐらいあるのかということをまず1つ目、教えていただきたいと思います。
 ちょっと質問だけ先にさせていただきますと、2つ目は、11ページに表がありまして、実施対象競技がずらっと書いてあるんですけども、その中で隔年実施競技、軟式野球、銃剣道、なぎなた、トライアスロン、これの選定のタイミングと選定基準みたいなのがありましたら、教えていただきたいと思います。
 それから、最後3つ目は15ページですけども、15ページは5点あって、(4)ジュニア選手の発掘・育成ということで、競技人口が少ない3競技でやられてるということなんですけども、これのアウトプットというか目標ですね、子どもたちにどこまでアウトプットを求めているのかというのがありましたら教えていただきたいと思います。
 以上3点、よろしくお願いします。

〇村木次長 まず、協賛金のめどでございますけども、近年の各県での国体への取組も、実はこの協賛金といったものはそれぞれ取組をされておられますので、本県としてもそういった取組が必要であろうと思っております。その額でございますけども、何にどういうふうに使うかということを今後、準備委員会等で御議論いただくことになると思いますので、そういった中で目標額を設定していくのかなと今は思っております。今のところ何にどれぐらいということまで作業が進んでおりませんので、今後、準備委員会の作業を進めていく中で、そういったことについてもきちんとお示しをしていきたいなというふうに思っております。
 それから、ちょっと隔年実施のことはまた課長のほうから説明させていただきますが、ジュニア強化のほうですが、これにつきましては、今3競技をやっております。ところが県内にはこれ以外にもやはり競技人口が少ないというのもありますし、まだその団体が非常に脆弱で競技ができるような状況じゃないといったところもございます。ここの3競技につきましては昨年、今年とやっておりますので、それぞれ競技団体がそのノウハウを一定身につけていただいて、後に、自立をしていただけるようにと思っておりますので、とりあえず2年間は県としては手を入れていきたいと思っております。また別のところへと、こういうふうに進めていきたいなと考えておるところでございます。

〇辻課長 隔年実施競技につきましては、ここの表にもございますように、4競技のうち2競技を隔年で行い、さらに残りの2競技の中で開催地選択競技として開催県が自由に選べるものが1競技ございます。
 選定のタイミングになりますけれども、これは実は先ほど申しました準備委員会の下にあります総務企画専門委員会と、それから競技に係る専門委員会の中で作業を進めまして、基本方針を決めた後に市町競技団体の意向を踏まえながら競技種目を選定していくということになります。時期的にはちょっといつとは申し上げにくいものですけれども、会場地市町を選定していくに当たりましては、できるだけ早く毎年実施競技と、できるだけ近いタイミングで提示をしていきたいとは思っております。
 なお、この隔年実施競技につきましては、平成30年度までの適用となる競技でございまして、平成31年度以降の隔年実施競技につきましては、昨日も日本体育協会のほうで国体委員会がございまして、私もちょっと行ってきたんですけれども、隔年実施が今のところはクレー射撃と銃剣道、この2競技の中でいずれかは隔年とするのかということで今検討中になっております。ただ、クレー射撃の方につきましては、役員人事のほうで少しもめごとがありまして、これが隔年競技として残るかどうかということもまだちょっと未定といいますか、微妙なところになっております。
 以上です。

〇下野委員 最初の募金・協賛金のことに関しましては、何かこれ、平成22年と23年の2つしか例では出てませんけど、金額も4億5000万円ぐらいとかなり違うんで、そこらへんを、三重県としてどういうところが必要なのかというのをしっかり協議していただきたいというふうに思います。お願いするところはお願いしていっていただきたいというふうに思ってます。
 それから2点目の、先ほど平成30年まではこのルールだというお話だったんですけども、その以降はクレー射撃と銃剣道が隔年になるというお話でしたけど、そうすると軟式野球、なぎなた、トライアスロンはどういう考えなのかというのを教えていただきたいと思います。
 3点目につきましては了解します。

〇辻課長 申し遅れて済みません。先ほど委員がおっしゃいました、その3つの競技は、毎年実施競技に格上げになりまして、毎年ということになります。

〇下野委員 ありがとうございます。私がありがとうございますと言うことじゃないと思うんですけども、ちょっとトライアスロンをしてますんで、済みません。
 それから、最後にもう一点、インターハイのことで、具体的なことを1点だけお伺いしたいんですけど、1ページの課題(3)なんですけども、教育委員会とスポーツ推進局との連携ということで、連携を図る必要がありますという結びなんですけども、具体的なところをもう少し教えていただけないでしょうか。

〇吉田課長 特に競技力の部分の連携ということになると思います。競技力の部分で、特に中学生、高校生というところは、部活動も含めて教育委員会が所管しておりますので、いろんな大会の結果であるとか、あるいは今後の見通しであるとかを情報交換をしながら進めていくということであったり、あるいは今後強化をするに当たっての部分についても、一緒にそこで所管をしているという立場から協議に入らせていただいて、意見も言わせていただくというふうな形で連携を進めさせていただこうと思っております。

〇辻課長 あわせまして、競技力の向上の15ページの中でも御説明させていただきましたように、例えば高校運動部の強化指定をさせていただきまして、学校の運動部活動の中でその強化活動を支援していくといったようなことを当局でさせていただいております。その事業実施に当たりましては、教育委員会とともに、部活動の計画であるとか、そういった実施内容も調整させていただいた上で実施に当たらせていただくということでありますとか、(3)の中高指導者研修におきましても、中学・高校も含めまして指導者を指定させていただいて、その指導者の方に研修を施すといったようなこともしておりますが、これにつきましても中学・高校の学校管理者の御理解と御協力をいただきながら、この指導者の派遣に御協力いただいておるということでございます。
 また、あわせまして、中長期的には計画的な教員の配置、指導力を持った教員の配置も含めまして、教育委員会にもいろいろな御協力もお願いするということで、そういった連携を図らせていただきたいと思っております。

〇山口局長 中学校、高校ともに、教育委員会なのになぜスポーツ推進局が関与していくのかということなんです、多分そうだと思うんですけども。競技団体については基本的には私どものスポーツ推進局のほうが主に担当させていただこうと。高等学校の体育連盟というのがあります。それぞれの競技の、例えばバレーの専門部があるわけですが、それらはバレーボール協会という一つの大きなふろしきの中におりまして、その中に高校の専門部があるというイメージですので、私どもが大きくこの協会なりの対応をさせていただいて、そしてそれが三重県体育協会の中の傘下に入っていくということです。私どもが三重県体育協会とそのそれぞれの各競技団体の協会を所管させていただくと。その中に学校の、中学校であろうが高校であろうが、競技の専門委員会があるというイメージをしていただくと。教育委員会とスポーツ推進局が一体としてやっていかないと競技力は上がっていかないと、そういう考え方をしていただければと思います。
 以上です。

〇下野委員 スポーツというのは継続していかないと、なかなか力がつかないというふうな感じがしますので、ぜひとも連携してお願いしたいと思います。
 以上です。

〇津村委員長 ほかにございませんか。

〇舘委員 インターハイのことについてお伺いをしたいと思います。
 今、下野委員からも教育委員会とスポーツ推進局との連携の話が出ましたけども、今年から知事部局にスポーツ推進局が移っていって、その体制は知事部局、知事から直接の関係の中でスポーツ振興、そして多くはこの国体、インターハイを目指していこうということで、当然障がい者スポーツ大会も含めての話やと思いますが、この状況からいくと、例えばもう三重県の場合が一番有利なんですよね、前回を見ても。インターハイがあった昭和48年には、昭和50年に国体があった。今回も平成30年にやると平成33年にやる。岐阜県ならもう今年ですけども、インターハイは平成12年にあったんやと。そんなことからいえば一番条件的にはいいんかなと、こんな思いがします。
 それで、課題等々、また取組方法、今後の考えることについてこうだというふうなことだと思いますけれども、こんなことを言うと村木次長が前から引きずってきてもらってるのがこれかな。要は私も29の種目に当たって、東海ブロック、ブロック開催になってきたときに一つでも多くしてほしい。これもその課題の中の(1)の後段のほうに記載をいただいております。これこそ、先ほどの開催年数からいったときにも、よりよく、もっと効果的というか効率よくいくんだろうと、このように思ってます。取組方針はこのようにされてますけれども、ここらへんのことはこうなんでしょう。これまでの状況もあってのこれからのことだと思いますんで、これまでに取り組んできたその状況についての報告をちょっといただきたいなと思います。

〇吉田課長 先ほど説明させていただきましたように、これまでの状況という御質問なんですけれども、まず今後につきましては、今年度と、そして来年度である程度の……

〇舘委員 これからのことはどうでもいい。書いてもらってあるので、このようにやってもらわなあかんわけやけど、これまでどうだったか。そういう事細かに、29種目のうち三重県がもう18種目までいってますので、あともう少し頑張らなあかんと思ってますとか、そんな細かいところまでは聞きませんけれども、これまでの状況はどうであったかということを、東海高等学校体育連盟であったり、また各県の教育委員会等とも本当にいろいろな形の中でこうやってきてもらってると思うんですよ。このタイムスケジュールからいけば、本当はもう少し前にこんなことがもうちょっとはっきりしてきたというふうにも私は聞いてるし、一般質問させていただいたとき、いろいろな調査をしていってもそんなことがあった。
 しかし、今ここまで来ていて、それがちょっと先送りみたいな形になっているから、山口局長も教育委員会におみえであったからといって、前のことはもう言いませんけれども、そんな形の中で、これから取り組んでいくに当たって今何が大事なんだ、そのことをちょっと説明いただきたいなと。こんなことが課題なんや、だからこうしたい、こう行くべきやというような方向がなければ。これからの取組の、全体にばくっとした話はこれでわかりますけれど、今までの状況がどうやったんかなというのをちょっとお聞かせいただきたいという意味です。

〇吉田課長 今29種目、競技の中で、三重県は中心県ということで、大体半分ぐらいは三重県で実施するというふうな話になってます。ただ、29の中の何競技というところまでまだ行っておりません。それで、今、各県の高等学校体育連盟の中でそれぞれの競技団体に聞き取りを行っているところですので、もうすぐそれが4県でたたき台ができまして、教育委員会もそこに入りまして、具体的な作業を来年度までに決めていきたいというふうに考えております。

〇舘委員 そうすると、かなり具体的なとこまで来ているんかなって、あんまりそこまで言われないほうがいいのかなというふうには思いますけれども、本当にこれからやと思うんですよね。そして、先ほどの局長のほうからの三重県体育協会、また競技団体の関係のその連携というか調整というものは、これからもっと重要になってくるんだと思います。
 だから、今半分ぐらい、14、15種目ということですが、一つでも多く取り入れていってほしいなと。それはもうこれまでの県の方向としても、このスポーツ推進局ができる前からその方向で取り組むんだということがありましたから、それは1つ再確認させていただくのとともに、今までの経過の中でもっとどろっとしてたというか、もっと突き詰めていくところがあると思うんですよね。施設のことも含めてそうだと思う。
 けれども、そんな形の中で今そこではっきり言っていただけない部分は仕方がないかなと思いますけれども、やはり今までのベースにあったことを抜いて、これからの取組やということではなくて、今まではどうだったんだ、だからその上へ行くんだというふうな話の仕方をしていただかないと。まだこの場でもそうですけれども、これから競技団体、それで三重県体育協会も含めて議論していったときには、もっと厳しい話が出てくるんだと思いますし、この後の議論の中でどうなるかわかりませんけども、例えば参考人をお呼びして、うちらで調査をしようとなったときにも、そんな話はもっと違うところから出てくるんだと思いますから、そんなことももうあからさまというか、状況は状況として今後いろいろ説明もし、現状として私どもにそんな話もしていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。特に局長、ございますか。

〇山口局長 舘委員には、昨年の9月にもそういうような一般質問をいただいておりまして、今もその議事録をちょっと読ませてもらってたら、1種目でも多く県内でやってもらうようにというようなことで、だめ押しをされておりました。私どもも今半分ぐらいはというようなことを聞かせていただきましたので、これは競技団体が例えば指導者の力関係とか、東海4県の中とか、もう御存じのとおりだと思うんで、あるいは施設の話とか審判員の数があるのかないのかとか、そんなもろもろのことがかかわってきます。今後、先ほど言いましたように教育委員会なり競技団体と連携しながら、情報共有しながら、どこが足りないのかと、施設が足りないんやったら分散開催もできるんではないかとか、指導者がいるんならとか、そんなことも詰めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

〇舘委員 ありがとうございます。それで一番初めに言わせていただいた、タイミング的には一番いい状況で国体が迎えられると思います。競技力の向上、また県民の皆さんへの周知、理解、支援、支えていただくのにも一番いいタイミングなんだと思いますから、国体も当然ですけども、このインターハイも来年の全国中学校体育大会もありますけれども、そんな形で大規模大会を控えてる中で、また運営していく中で、取り組む中で、そんな思いで一生懸命取り組んでいっていただきたい。要望しておきます。

〇中川委員 数点ですね。まず1点目は、国体に向けて、こういう形で平成15年3月25日に日本体育協会等々が方向性を示されたわけですけども、そういった中で、やはり三重県が、例えば三重県らしさとか、そういうものがどういう形で生かされていくのかと。日本体育協会が方針を示されたわけなんですが、三重県バージョンというのはどういうもんかということが、1つ。
 2つ目は、先ほども平成33年、34年に向けての年間計画のことを御説明いただいたんですけども、そういった中で中長期的な計画もつくらなきゃならんと、こういう話だったと思うんですが、その計画も、1つはハード面で、サッカーであればどこの会場使うとか、いろんな形や物も必要。
 もう一点は、この中身の問題で、この前も常任委員会で現在32位、それが平成27年には20位クラスに云々と、こういうことを示されたわけなんですけども、同時にやはり最終的にはトップとか天皇杯とか、そういう話もあるのかもわからんけど、やはり競技力、競技の中身の質の問題の計画もあると思うんですね。これがいつ頃示されるのかというのが2点目。
 もう一つは、さっきも舘委員がおっしゃったけれども、これから三重県、そして三重県体育協会ですね、それから今度の準備委員会が実行委員会になると思うんですが、その絡みが、どういう形でこれから動いていくのかということ。
 それからもう一つ、最後は、先ほども話があったけれども、大きな国体、そしてインターハイ、また障がい者スポーツ大会云々があるかと思うんですが、やはり一緒にスタートして、ゴールは違うけれども同じような準備とかをしなきゃならんわけです。やはりこれは一緒のような考え方を持っていかなきゃならんとかいう、共有すべき点があるかと思うんですが、そういったあたりはどういう形でこの調整、調和の機関というんでしょうか、それはどこなのかと、そういったことが以上、4点です。

〇辻課長 国体改革2003も含めまして、三重県らしい運営のあり方という部分につきましては、今後、準備委員会の中で三重県の国体開催の基本方針を策定することとしておりますが、その中で腹案といいますか事務局案みたいなものを示しまして、準備委員会の中で御審議、決定していただくということになります。まだ現時点で具体的なものを出せる段階にはありませんので、少し猶予をいただきたいと思います。
 それから2点目、競技力に関する中長期的な計画づくりにつきましては、競技力向上対策基本方針の策定に向けてこれから取り組んでいくこととなります。スケジュール的には、今年度内に何とか最終案ぐらいまで固めまして、その間には議会にも、それから審議会にも報告をしながら、基本は県の中にみえのスポーツ強化推進委員会がございますので、この中で検討してまいりたいと、そのように思っております。その中には、その環境整備としまして、施設整備のあり方も含めて一定の言及もせざるを得ないだろうと思いますし、また質の問題として、競技力をどこまで持っていくかということも一定の目標は置いていきたいなと、そのように思っております。
 それから、障がい者スポーツ大会との整合という部分でございますけれども、調整の場面は、先ほど申し上げました準備委員会が、これは直近になりますと開催の3年前に準備委員会が実行委員会になると申し上げましたけども、そこには国体・障がい者スポーツ大会実行委員会ということになります。ただ、それ以前も、およそ5年前ぐらいには、国体準備委員会の中にも障がい者スポーツ大会の開催を視野に入れた個別具体の準備をしていくことになりますので、準備委員会の下にぶら下がる専門委員会の中には、例えば施設とかいったようなバリアフリー等の検討もするような部分もございますので、実質的には3年前とは言わず、それ以前の段階から各種調整には入っていくこととなります。
 庁内の合意形成につきましては、既に立ち上げたところですけれども、庁内に国体の準備の庁内連絡調整会議というのがございまして、これは各部局の総務課長レベルから成っておりますけれども、その中で随時、庁内の合意形成を図っておりますし、その共通幹事会的な連絡調整会議の中で、それぞれの部局長にまで連絡なり御報告なり御相談を上げて、各部局全体の中での意思共有をさせていただいておりまして、調整しております。

〇中川委員 よくわかりました。ベストを尽くして頑張ってください。

〇津村委員長 ほかにございませんか。

〇津田委員 ちょっと聞き漏らしたのかもしれませんけども、開催基本方針というのは大体いつぐらいに考えておられるんですか。

〇辻課長 準備委員会が8月31日でございますので、大体のたたき台、素案みたいな部分は遅くとも7月中ぐらいにはまとめていきたいなと、そのように思っております。

〇津田委員 そしたら、7月中ということであれば、事務局案みたいなものはもう既にでき上がっているという、さっき何か……

〇辻課長 今作業中でございます。種々議論しております。

〇津田委員 前回もちょっと言ったと思うんですけれども、くどいようなんですが、やっぱりやるからには郷土愛が高まっていくような、施設の整備だとか選手の育成だとか指導者の育成だとか、いろいろあろうかと思いますけども、やっぱり県が一体となって応援できるような応援体制だとか、郷土愛をどうやって高めていくのか、1つになっていくというところも、事務局案なりどこかのところに入れていただきたいなというふうに思います。

〇辻課長 委員が御指摘の点を含めまして検討していきたいと思います。

〇津村委員長 ほかにございませんか。
 なければこれで調査を終了いたします。当局には御苦労さまでした。

                〔当局 退室〕

    ③委員間討議

〇津村委員長 それでは次に、本日の当局からの聞き取り調査の結果を踏まえ、委員間討議を行います。
 まずは、本委員会の重点調査項目についてでありますが、前回の委員会において、重点調査項目の候補ということで委員の皆様に絞り込みを行っていただきました。その後、正副委員長で総務地域連携常任委員会の正副委員長と調整した結果、お手元に配付の資料のとおり、重点調査項目は、①競技スポーツ水準の向上に向けた取組について、②本県におけるスポーツ施設整備のあり方について、③国体に対する県民意識の醸成に向けた取組についてとし、②の本県におけるスポーツ施設整備のあり方については、総務地域連携常任委員会との合同調査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。

                〔「異議なし」の声あり〕

〇津村委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、合同調査の時期につきましては、スポーツ施設整備に関する総務地域連携常任委員会の調査状況や執行部における検討状況などを見て、適宜調整し、委員の皆様にお諮りした上で常任委員会への合同調査を申し入れたいと存じますので、よろしくお願いをいたします。
 次に、本委員会の今後の活動計画について、御協議を願いたいと思います。
 本日は、まず本県の状況を調査するということで執行部からの聞き取りを行いましたが、次は、三重県体育協会など競技団体の関係者の方から聞き取り調査を行ってはいかがかと存じます。
 調査方法として、関係者の方を参考人として招致いたしたいと存じますが、いかがでしょうか。

                〔「異議なし」の声あり〕

〇津村委員長 それでは、人選、聞き取り内容等につきまして、委員の皆様から御意見があればお願いをいたします。
 なお、人選や日時については、この場で具体的に決定してしまいますと、相手方との調整がつかず不都合が生じる可能性がございますので、本日は候補者について御協議いただくということでお願いをいたします。
 御意見がございましたら、お願いいたします。

〇津田委員 まず、三重県体育協会の方。

〇津村委員長 今、津田委員のほうから、三重県体育協会の方ということで御意見をいただきましたが、ほかに御意見はございますでしょうか。
 なければ、ただいま御発言もいただきましたように、三重県体育協会のほうにお声かけをさせていただこうと思いますが、御異議はございませんか。

                〔「異議なし」の声あり〕

〇津村委員長 それでは、そのようにいたします。

Ⅱ その他

  (1)次回の委員会

 平成24年7月13日(金)トップセミナー終了後に参考人を決定するために開催することを決定

  (2)その他

〇中川委員 さっきの参考人招致に戻るんですが、今、三重県体育協会ということで、これはいいかと思うんですが、今急に言われても参考人は誰がいいのかと、なかなか難しいと思うんです。したがって、もう少しウイング広げていただいて、三重県体育協会のみというんじゃなくて、もう少し例えば、前の国体があったときに、そこでいろんな方を他府県から輸入して云々、今日、大体職員でもちょうど60歳で定年か、あるいはもう引退した、そういう方もいらっしゃるわけです。そんな方は、例えば相撲であれば相撲の道でずっと来た方がいるんですね。あの時点での話、現在の時点での話、いろいろ知ってみえる方もおりますもんで、そんな方も一つの参考人招致というのか、一つのアドバイスもいただけるんじゃないかなと、こう思いますので、もう少し広げていただく案があれば、そういう形でも来てもらったほうがいいんじゃないかなと思います。

〇津村委員長 わかりました。じゃ先ほど……

〇舘委員 私もそのお話に関連して、例えばみえスポーツアドバイザーを、さっきもお話がありましたけど、前の四日市工業高校の馬瀬先生、今アドバイザーで飛び回ってもらってるというか、本当に精力的に活動していただいてますので、三重県体育協会もあり、そういうふうな方もあり、それでインターハイもその競技力の関係からいったらいろんな形のところに出てくるので、一遍にできるんかできやんのかは別にして、今、中川委員おっしゃられたように、本当にウイングを広げていただいて、いろいろなお話をお聞かせいただきながら、うちのこの委員会として議論していったほうがいいなというふうに思いますんで、まず取っ初めは体育協会なら体育協会でいいんですけども、そんなことも含めてということで、中川委員、いかがでしょうか。

〇津村委員長 舘委員のほうで上手にまとめていただきましたが、三重県体育協会のみということではなくて、さらにウイングを広げて、様々な形で、同じ日に一緒にできるかどうかは別として、またそっちのほうは副委員長と協議をさせていただこうと思いますので、御了承いただけますでしょうか。

                〔「はい、一任」の声あり〕

〇津村委員長 はい、ありがとうございます。
 それでは、先ほど言いましたように、7月13日金曜日は、トップセミナー終了後にまずは参考人を決定しますので、よろしくお願いしたいと思います。

〇津村委員長 御協議いただく事項は以上でございますが、ほかに何か皆さんございますか。

                〔「なし」の声あり〕

〇津村委員長 なければ、以上でスポーツ振興対策調査特別委員会を閉会いたします。

 

〔閉会の宣言〕

 

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。

スポーツ振興対策調査特別委員長  津村  衛

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