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平成24年12月3日 スポーツ振興対策調査特別委員会 会議録 

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スポーツ振興対策調査特別委員会

会 議 録

(開 会 中)

 

開催年月日         平成24年12月3日(月) 自 午後3時41分~至 午後4時4分

会  議  室       601特別委員会室

出席委員            9名

                           委  員  長    津村     衛

                           副委員長   石田 成生

                           委       員   下野 幸助

                           委       員   中西     勇

                           委       員   小林 正人

                           委       員   辻 三千宣

                           委       員   舘      直人

                           委       員   津田 健児

                           委       員   中川 正美

欠席         なし

出席説明員         なし

委員会書記

                           議  事  課      主査  藤堂 恵生

                           企画法務課      主幹  今町 嘉範

傍聴議員             なし

県政記者クラブ    1名

傍  聴  者     なし

議題及び協議事項

Ⅰ 今後の委員会の進め方について

 1 連合審査会開催の申し入れについて

 2 本県のスポーツ振興対策に関する課題の抽出について

Ⅱ その他

 

【会議の経過とその結果】

 

〔開会の宣言〕

 

Ⅰ 今後の委員会の進め方について

 1 連合審査会開催の申し入れについて

〇津村委員長 まずは、連合審査会の開催申し入れについて、御協議願います。
 県当局においては、「三重県スポーツ施設整備計画(仮称)」及び「三重県競技力向上対策基本方針(仮称)」の今年度中の策定に向け、10月にそれぞれ中間案をとりまとめ、先日、パブリックコメントを実施されたところであります。スポーツ施設の整備及び競技力向上対策については、本委員会の重点調査項目にかかわりますので、本委員会で調査いたしたいと存じますが、これらは総務地域連携常任委員会の所管にも関連することから、総務地域連携常任委員長に連合審査会の開催を申し入れたいと存じますが、御異議ございませんか。

                〔「異議なし」の声あり〕

〇津村委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。
 なお、連合審査会の開催については、総務地域連携常任委員長と協議する必要がありますが、12月17日月曜日、予算決算常任委員会終了後、開催していただくよう申し入れを行いたいと存じますので、御了承願います。

 2 本県のスポーツ振興対策に関する課題の抽出について

〇津村委員長 次に、これまでに行いました執行部や参考人からの聴き取りや、県外調査の結果などをもとに、本県のスポーツ振興対策に関する課題を整理し、本委員会の結論をどのような形に導くかについて、御協議いただきたいと存じます。
 なお、当初に作成した本委員会の年間活動計画では、本会議での委員長報告なり、委員会としての何らかの結論を12月に出すということにしておりましたが、まずは、この時期及び結論をどのような形に導いていくかについて、再度確認をいたしたいと存じます。
 私としましては、先ほど申し入れを決定した連合審査会について、総務地域連携常任委員会で同意がされましたら、17日に調査を行うことになりますので、その調査結果も踏まえるため、1月の本会議で委員長報告を行うこととしてはいかがかと考えます。このことについて、御意見がありましたら、お願いします。

                〔「異議なし」の声あり〕

〇津村委員長 それでは、これまでの調査及び連合審査会での調査結果も踏まえ、本委員会の結論を、本会議での委員長報告という形で1月の本会議で行う方向で決定いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。

                〔「異議なし」の声あり〕

〇津村委員長 それでは、そのようにいたします。
 次に、17日にも連合審査会の予定がございますが、本日はひとまず、これまでの調査結果を踏まえた課題の抽出を行います。これまでの委員会において、委員の皆様から出された主な意見、参考人からの意見も含みますが、それらについて、資料1のとおり重点調査項目に沿って整理いたしましたので、ごらんいただきたいと思います。
 今からこの資料1について、私のほうから少し説明をさせていただきたいと思います。説明時間は約5分強でございますので、よろしく御清聴いただきますようお願いいたします。
 それでは、資料1をごらんください。当特別委員会でのこれまでの主な意見や調査概要を書記に作成していただきましたので、私から少し丁寧に説明させていただきます。
 この資料1は、3つの重点調査項目を項目ごとに分けてとりまとめています。
 まず、1ページの「1.競技スポーツ水準の向上に向けた取組」についてですが、委員会当初、各委員から、県内の各種競技レベルや競技スポーツの実態の把握、体育協会をはじめ、各種競技団体の意見を把握することなど、まずは本県の現状を把握するべきであるとの意見が出されました。
 選手や指導者については、発掘し育てて確保することが重要で、前回の三重国体で活躍いただいた方が指導者となり、その人たちによって、新しい選手も発掘いただいているということからも、競技の継続性が重要であり、選手がいずれ指導者として帰り、次の世代を育てていくという一つのサイクルを制度化していくことが大切であるとの意見が出されました。
 また、知事部局に対しては、新たに設置されたスポーツ推進局と、教員の配置等の関係で、教育委員会、県体育協会などと連携し、総合的に取り組む必要があるとの意見が出されました。
 このように各委員から様々な意見をいただき、まずは、本県の現状を把握するために、公益財団法人三重県体育協会と、昭和50年の三重国体に出場され現在指導者として活躍されている方々をそれぞれ参考人として招致し、調査を行いました。
 県体育協会からは、選手の育成・強化については、女子競技力の向上や、ふるさと選手制度を活用し人材を確保すること、また、未成熟の分野で得点を上げるためのターゲットの絞り込みと指導者の投入等が必要であり、優勝を目指すことで、県内のスポーツの底辺が広がり、第二の吉田選手や山口選手のような世界で活躍するアスリートが生まれる、そんな相乗効果も大いに考えられるとの御意見をいただきました。
 また、指導者の育成については、引き続きスポーツ指導者を教員として採用し、適切な配置や補充を行い、選手が指導者や成年の選手として本県に帰ることができるシステムづくりが必要であるとの御意見をいただきました。
 続きまして2ページ目に移りますが、前三重国体に出場し、現在、直接選手の指導にあたられている方々からは、選手の育成・強化につきましては、小中学生からの育成が大切であり、重点高校を決めてスポーツ推薦入試が必要であるとの意見や、会場に近い練習場の確保、用具購入あるいは遠征にかかる多額の費用の確保についての切実な御意見もいただき、さらには体育協会と同様に、ジュニア育成から高等学校、大学、企業への就職までの一貫した環境づくりが重要であるとの御意見をいただきました。
 指導者の養成については、教員採用試験におけるスポーツ特別選考制度の継続や、長期的な指導ができるような勤務年数の配慮、外部指導者の増員などの必要性とともに、部活動の顧問の数の減少や指導者の負担、あるいは指導者の高齢化の問題など、切実な御意見もいただきました。
 また参考人招致に続き、11月には県外調査として、岐阜県議会と公益財団法人日本体育協会で調査を行いました。
 ぎふ清流国体に向けての取組といたしましては、複数の企業に選手雇用を依頼し、クラブチームの強化を図るという地域全体としての取組や、5年前からターゲットエイジ強化として、強化指定選手に指定証を発行し、本人や学校関係者の意識付けや周知を図り、学校単位ではなく選抜チームとして強化するという取組、また競技人口が不足する競技については、部を創設し、選手の発掘、育成、強化を図り、地域のシンボルスポーツとなるように開催市町に少年クラブを設立するなど、大変参考になる具体的な取組について調査を行いました。
 また、公益財団法人日本体育協会では、国体開催や選手育成が一過性のものにならないよう、開催後も選手育成や強化が望ましいことや、ジュニア競技者の発掘・強化については計画的に早い段階から取り組むことが良いとの意見をいただきました。
 続きまして、3ページになります。「2.本県におけるスポーツ施設整備の在り方」についてですが、当委員会では、予算も厳しい中、施設の見直しや拡充の必要性など、まずは県内の状況を知ることが必要であるとの意見が出されました。
 参考人の県体育協会からは、同じ規模の他県と比較しても公共スポーツ施設が不足しており、既存施設の有効活用や仮設での対応などの工夫も必要であるが、今後、市町が新たに一定基準の施設を整備する際には県の支援措置も必要であるとの御意見をいただきました。
 岐阜県では、国体のために特に新しい施設をつくるのではなく、順次既存施設を改修して使用したとのことでありました。
 日本体育協会からは、施設整備は、社会インフラ、まちづくり、地域の活性化、防災拠点機能等の観点も持ちながら整備に取り組んでいただきたい、また、スポーツ誘客、観光の観点からも会場の選定にあたっては宿泊施設についても配慮が必要であるとの御意見をいただきました。
 4ページになりますが、「3.国体に対する県民意識の醸成に向けた取組」については、委員から三重県愛、郷土愛が生まれるような応援体制や雰囲気をつくり上げていく工夫が必要であるとの意見をいただき、岐阜県では、民泊協力会を設置し、124チーム、726名を受け入れ、地元産の食材を活用し、工夫を凝らした「食」を通じてのもてなしを実施、その他にも、都道府県応援団の編成や、おもてなしメッセージボードの作成、ミナモダンスコンテストの実施、世代間リレーによる花飾りなどを実施し、県民意識の醸成を図ったとの御説明をいただきました。
 最後に全般的な意見として、オリンピックで郷土の選手が金メダルを取り、勇気、希望、感動をいただいた、スポーツにはすごい力があり、スポーツを通じた地域づくりなどにより、県政がもっと元気ならなければいけない、平成30年のインターハイ、33年の国体開催に向けての様々な取組はタイミング的には今が一番良い、県としても一生懸命取り組んでいただきたい、との御意見をいただきました。
 以上がこれまでの特別委員会としての御意見や調査内容についての概要でございます。私からの説明は以上であります。御清聴ありがとうございました。
 これらをもとに、本県のスポーツ振興対策に関する課題を抽出し、本会議での委員長報告として県当局に対し申し入れるべき意見等をまとめたいと存じます。どなたからでも結構ですので、順次、御発言をいただければと思います。

〇中川委員 これは今御説明いただいた、どれもこれも大変大事な問題で、なかなか抽出って難しいかと思うんです。一つひとつ吟味していかなきゃならんとは思うんですが、私としては選択と集中という言葉があるんですが、そういうことでもう正副委員長に御一任させていただきたい。

〇津村委員長 ほかには。

〇下野委員 先ほど関連質問で私が述べさせていただいたんですけども、個人的なんですけど特にお願いしときたいのが、ターゲットエイジの強化。2ページの真ん中なんですけども。岐阜県議会へ訪問したときに、5年前から選手育成をやってらっしゃったとおっしゃってましたけども、これはぜひともお願いをさせていただきたいと思います。中3を5年さかのぼると小学校4年生になるわけですけども、できれば低学年から、できるところからお願いさせていただきたいというふうに思います。後のところは、先ほど中川委員が言われたようにどれもこれも非常に大切なことだと思いますので、残りのことに関しましてはもう正副委員長に一任でお願いしたいと思います。
 以上です。

〇舘委員 今の下野委員の話で、関連質問をしていただいて答弁を聞いたら、もう来年からはその段取りを議論していくということですので、年数を区切らんとこんなん早うやれと、早急に取り組むべきことやという形にしといて、後でその議論の状況や向こうの出方というとおかしいけれど、どうやって取り組むかというのに課題を残しておいて、それを追及していったほうが。これは一番大事なところやで。選手がおらんのにどうやって育成するんやという話と一緒やで。指導者も含めて僕はそう思います。

〇津村委員長 分かりました。ほかには。

〇辻委員 あまり成績にこだわることなく、この三重県における国体が三重県全体の活性化につながるような動きというか、またそれを支えるような県行政の動きというか、そういったものを見極めながら効果的な、また三重県が結果的にさらに活性化したという状況を得られるような仕組みをつくって国体を迎えたいと私は思っています。

〇津村委員長 ほかにはいかがですか。

〇津田委員 基本的には正副委員長に一任ということなんですけども。ちょっと読み落としているかもわかりませんが、この委員会は国体、インターハイに向けての議論ですけど、国体が終わったからスポーツが大事じゃなくなるということはないんで、その後のスポーツ振興にも努めていただきたいみたいな文章が、あったかどうか分かりませんけども、そういった部分もいれていただけると。

〇津村委員長 分かりました。一応、日本体育協会のほうで開催だけがメインじゃなくて、その後もという意見はいただきましたので、そこもぜひ入れさせていただきます。

〇舘委員 注文をつけるのであれば、日本体育協会がいろいろ改革をしてますけども、こんなことを言ったら何ですけども、あれは日本体育協会なりの考えしか反映されていない内容が多いんで、やはりそれに対しても正面から意見を申しながら、先ほどの、目標は大きな目標を持ちならが行くべきですし、津田委員がおっしゃられたその後にも生きるような、そんな方向性を向こうにも注文せえということも欲しいと僕は思ってます。

〇津村委員長 向こうにというのは。

〇舘委員 日本体育協会に。基本的に中川委員の意見に賛成です。

〇下野委員 1点言い忘れましたけども、岐阜県議会に訪問したとき、馬術とクレー射撃ともう一種目あったと思うんですけども、施設にたしか5億円かかっていたということに関して、大変コストもかかることですんで、そこのところをもう少し抑えるといいますか、他県でといいますか、そこら辺の含みを入れておいていただきたいなという要望です。

〇津村委員長 ほかにはよろしいですか。

〇中西委員 特別はないんですけども、今、下野委員が言われた施設のことは、仮設やそんなんがしっかり把握が全部できてて、これから平成30年、33年に向けて使えるかどうかの調査をしっかりせないかんわけなんで、その辺の文言はちょっと入れていただいて。仮設でできるものがあるんかどうか、それが必要なんかどうかももちろんなんやけども、全体的に施設の部分をよく見ていかんと。今の状態がどうなんかというのを全部把握しているわけじゃないと思うので、その辺を入れていただければと思います。

〇津村委員長 ほかにはいかがですか。よろしいですか。
 それでは、ただいまいただいた御意見を箇条書き的にというか、羅列というか、まず言わせていただきます。

                〔「もういい」の声あり〕

〇津村委員長 よろしいですか。皆さんの御意見の中で基本的には正副委員長に御一任いただけるということですので、ただいまいただいた意見をもとに、またそれ以外のことも含めて正副で案をつくらせていただきまして、事前に配付というか、出来次第、一度皆様にもそれぞれにお諮りさせていただきたいと思いますので、御了承いただきたいと思います。

〇津田委員 それぞれというのは。

〇津村委員長 それぞれというのはまた委員会をしてという意味ではなくて。あまり時間がありませんので。
 それでは以上のことについて取り上げて、本委員会での意見をとりまとめることとし、また連合審査会の調査結果もそこへ反映させていくことといたしたいと存じますが、御異議ございませんか。

                〔「異議なし」の声あり〕

〇津村委員長 それでは、そのようにさせていただきます。

Ⅱ その他

〇津村委員長 次に、次の委員会ですが、先ほど、連合審査会の開催申し入れについて決定いたしましたので、総務地域連携常任委員会で同意がされましたら、12月17日月曜日、予算決算常任委員会終了後、開催することになります。なお、連合審査会の終了後、本会議での委員長報告について御協議いただくための特別委員会を、済みません、もう一度開くんですね、引き続き開催したいと存じますが、御異議ございませんか。その日までにある程度の案をまとめさせていただきます。

                〔「連合審査会の意見も入れるの」の声あり〕

〇津村委員長 入れますけど、それまでの、今日の意見までを。

                〔「異議なし」の声あり〕

〇津村委員長 それでは、御協議いただく事項は以上でございますが、ほかに何かございませんか。

〇中西委員 年明けの1月の本会議で言うというのは、1月17日の開会日に言うということですよね。

〇津村委員長 はい。ほかにいかがですか。

                〔「なし」の声あり〕

〇津村委員長  なければ、以上で、スポーツ振興対策調査特別委員会を閉会いたします。

 

〔閉会の宣言〕

 

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。

スポーツ振興対策調査特別委員長

津村  衛

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