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三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成24年度 委員会会議録 > 平成24年12月7日 戦略企画雇用経済常任委員会 予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会 会議録

平成24年12月7日 戦略企画雇用経済常任委員会 予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会 会議録 

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戦略企画雇用経済常任委員会

予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会

会 議 録

(開 会 中)

 

開催年月日        平成24年12月7日(金) 自 午前10時1分~至 午後2時39分

会 議 室           302委員会室

出席委員            7名

                           委  員  長      服部 富男

                           副委員長   辻 三千宣

                           委       員   中西   勇

                           委       員   濱井 初男

                           委       員   森野 真治

                           委       員   稲垣 昭義

                           委       員   青木 謙順

欠席委員            なし

出席説明員

             [雇用経済部]

                           部  長               山川   進

                           観光・国際局長         加藤 敦央

                           副部長(企画総務担当)    世古   定

                           次長(商工担当)                 田畑 知治

                           次長(観光・国際局)       岩田   賢

                           人権・危機管理監        濱口 正典

                           雇用経済総務課長               平野 正人生

                           雇用対策課長           樋口 俊実

                           エネルギー政策課長      辻      善典

                           三重県営業本部担当課長  中嶋   中

                           ものづくり推進課長               山神 秀次

                           サービス産業振興課長        田中 幹也

                           地域資源活用課長        内藤 一治

                           企業誘致推進課長        長岡   敏

                           金融経営課長           永田 慎吾

                           観光政策課長           伊藤 久美子

                           観光誘客課長           安保 雅司

                           国際戦略課長           川添 洋司

                                                                             その他関係職員

             [労働委員会事務局]

                           事務局長             小林 正夫

                           調整審査監            服部 隆之

委員会書記

                           議   事   課      主査  藤堂 恵生

                           企画法務課     主幹  秋山 誠二

傍聴議員            なし

県政記者クラブ   1名

傍 聴 者           8名

議題及び協議事項

Ⅰ 分科会(雇用経済部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第18号「平成24年度三重県一般会計補正予算(第5号)」(関係分)

 2 所管事項の調査

  (1)平成25年度当初予算要求状況について

Ⅱ 常任委員会(雇用経済部関係)

 1 所管事項の調査

  (1)みえ産業振興戦略アドバイザリーボードの概要について

  (2)障がい者雇用の取組について

  (3)メガソーラーの取組について

  (4)みえスマートライフ推進協議会について

  (5)ものづくり中小企業の販路開拓に関する支援について

  (6)「リーディング産業展みえ2013」の開催について

  (7)丸の内朝大学を活用した首都圏における三重の魅力発信について

  (8)「ちいさな企業」未来会議について

  (9)シャープ株式会社亀山工場立地に伴う経済波及効果について

  (10)台湾・タイとの交流・連携について

  (11)三重県観光キャンペーンについて

  (12)首都圏における観光情報発信について

  (13)首都圏営業拠点の効果的な運営について

  (14)各種審議会等の審議状況の報告について

  (15)報告事項

    ①三重県の景気動向調査等の結果について

 

【会議の経過とその結果】

 

〔開会の宣言〕

 

〇服部委員長 審査に先立ち、山川部長から発言の申し出がありますので、これを許します。

〇山川部長 委員長から発言のお許しをいただきましたので、私のほうから木曽岬干拓地メガソーラー事業の候補者決定などに係る報道に関しまして、事前の情報管理が十分でなく、委員の皆様に御迷惑をおかけしましたことにつき、おわび申し上げます。
 先般の木曽岬干拓地におけるメガソーラー事業の候補者選定の経緯につきましては、報道発表に先立ちまして委員の皆様はもとより正副議長や県選出国会議員、また国などの関係機関へも御説明をさせていただき、さらに愛知県におかれましても同様の扱いがなされたと思っておるところでございますが、そうした中、公表を予定いたしました知事定例記者会見の当日に報道がありましたことについて、情報管理が徹底できていなかったこと、また、何よりも委員の皆様との信頼関係を損なうような事態に至ったことにつきまして、深くおわびを申し上げます。
 特に、今回の木曽岬干拓地の利活用に関しましては、長年にわたる県政の重要事項の一つでありましたし、鈴木知事におかれましても、また地元の皆様におかれましても悲願であったと認識しております。それゆえ、知事からの発表の前に事業候補者の報道がありましたことについては、非常に残念で、重く受けとめております。甚だ遺憾に思っているところです。今後はこのようなことがないよう、情報管理を一層徹底し、県民の皆様に事業の成果をしっかりとお届けできるよう事業の具現化に注力していきたいと考えております。何とぞ御理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

〇服部委員長 ただいまの発言に対し、委員の皆様から何か御意見はございますか。よろしいですか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 それでは、これからもしっかりと対応していただきますようによろしくお願い申し上げます。
 それでは、議案の審査に入ります。

Ⅰ 分科会(雇用経済部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第18号「平成24年度三重県一般会計補正予算(第5号)」(関係分)

    ①当局から資料に基づき補充説明(山川部長)

    ②質疑

〇服部委員長 それでは、ただいまの説明に対し御質疑があればお願いいたします。

〇濱井委員 1点だけお聞かせいただきます。12月の補正予算の主要項目一覧表の中で、障がい者雇用実態調査緊急雇用創出事業費でございますけども、新規ということになりますが、これは1月から3月までにこの調査を行う必要が当然ながらあるわけですけども、具体的な調査の内容なり、方法なり、また何社ぐらいを考えとるのか、そして雇用保険加入事業所を対象にしたというのは、これはそうなんかなと思いますけども、この理由についてもお伺いしたいと思います。

〇樋口課長 お答え申し上げます。
 まず、実施期間でございますけど、これ12月補正としては3カ月の分でございますけども、直営で事業を実施いたしますので、平成25年度にもまたがってまいります。雇用保険加入事業所、1万4000社ぐらいになると思うんですが、以前、一度、平成21年度に調査をやっております。そのときの調査等と比較するという意味もございまして、同様の事業者を対象にしたところでございます。
 調査の内容でございますけども、障がい者を実際に雇用するに当たって、どのようなことがハードルになっているのかというようなことについて、基本的には前回の調査をベースにするんですけども、その後、障がい者の雇用を取り巻く現状、事業者の方の認識などがどんなふうに変わったのか追いかけていきたいと思っております。
 それともう1点、前回の調査の中で、以前は障がい者を雇っていたのだけれども、今は雇っていないというふうにお答えになった事業所が1割弱、たしか9.8%だったと思うんですけども、ございました。それらのところが今後障がい者の雇用を伸ばしていくに当たっての課題ではないかなと考えてるものですから、そこについての追跡調査というようなことも改めてやりたいなと思っているところでございます。
 以上です。

〇濱井委員 わかりました。これは来年度以降の仕組みづくり等に生かしていくことになるんやと思いますけども、やり方はアンケート方式なんですか、それとも直接お邪魔されて調査されるということなんでしょうか。

〇樋口課長 今考えておりますのは、アンケート形式でございます。

〇濱井委員 わかりました。

〇服部委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。

〇稲垣委員 1ページ目のところの労働者福祉対策資金貸付等事業費のところで、今ちょっと説明を聞き漏らしたかもわからないんですけれども、2億円、金融機関の預託金で積んであって、事業の融資額が確定して、1億9000万円の減額という説明だったかなと思うんですが、まず、それでよかったですか。
 それやったら、この制度というのは労働者の福祉対策資金という名目ですけど、もうちょっと内容を、2億円積んで、1億9000万円減額ということで、どういう制度なんかというのを、もうちょっと詳しく教えてもらえますか。

〇世古副部長 これは、中小企業の勤労者の方というのは大企業のように福利厚生が余り充実してないということで、そのために中小企業の勤労者の方に持ち家を促進させるというふうなことのための制度でございます。
 それで、県が直接貸し付けをするわけではないんですけども、これは労働金庫のほうが貸し付けをしております。県は、労働金庫のほうに預託をします。その預託した金利が低利融資、原資になっていくという、そういった制度でございます。
 それで、預託をするのは4月1日なんですけども、いつも予算要求の段階は、預託するときの金額の基準といいましょうか、それが過去10年間ぐらいの貸し付け実績とか、そういったものだけではないんですけども、そういったことがその預託の金額の一つの算定になってまいります。それで、平成24年度の予算要求の段階というか、当初予算のときに、貸し付けとその年の23年度の額がはっきり固まってない段階でしたもんで、融資枠の2分の1の2億円を平成24年度は積んであったわけです。で、平成23年度の貸し付けの実績が2000万円ということになってきまして、その2分の1ということで、預託してあった2億円から1000万円引きました1億9000万円を減額させていただくということで、長々と申しましたけども、要は預託している過去の貸し付け実績のようなものが預託の根拠になってくるというふうなことで、こういった減額の補正をさせていただくというようなことでございます。

〇稲垣委員 そうすると、要はこの1000万円というのは、労働金庫へ預けたお金ということですか。

〇世古副部長 そうです。

〇稲垣委員 今の御説明やと、じゃ、毎年そういう形で実績に応じて労働金庫への預金が積み上がってくるということなのかなと思うんです。それによって、今どのぐらいの残があって、今の説明やと利子補給みたいな形になっとんのかなと思うんですけど、その分の金利が、この事業はどの程度の実績があるんですか。

〇世古副部長 申しわけございません、ちょっと、今、そこの資料を持ち合わせておりませんので……

〇樋口課長 今現在で預けてる金額は、貸付金自体が9億6400万円という形になっております。これ、貸し付けの金額でございます。
 このお金は預けて、年度末には一たん返ってくる形になっておりますので、再び預けるという形になってございます。

〇稲垣委員 ごめんなさいね、僕の理解力がないんかもわからんのですけど、まず、預けますと。それは年度末に1回返ってきます。それに、昨年の実績を積み上げた額をまた預けるというイメージで、その残が9億円あるということですか、労働金庫に。

〇樋口課長 貸付金の額が9億6476万8000円という形でございます。

〇稲垣委員 貸し付けというのは、それは労働金庫が多分個人の受託、買った人へ貸しとるお金やと思うんですけど、今、私が聞いとるのは、そのことは別に聞いてなくて、それらは労働金庫の実績なんで、県のお金がいくら労働金庫に預けられていて、その分でどれだけ利子補給を、要は事業の成果はそっちですよね。労働金庫の成果は聞いてないんですよ。県はどういうふうな成果が上がっとるんかというのを聞いてるんですが。

〇樋口課長 受託額自体については、ちょっと今、資料を見つけられませんでしたので、改めて御報告申し上げたいと思います。

〇服部委員長 お願いします。

〇稲垣委員 そしたら、ちょっとその事業の全容を、いまいち私が理解してないもんですから、県はいくらお金を積んであって、年間実績がそれで利子補給がどの程度、実際家を建てる人にどれだのメリットというか、利子が軽減されているのかということも含めてお聞きしたいんです。その資料をまたいただいて。
 それと、気になるのは、例えば民間の金融機関がやっとる住宅ローンとどう違うのかということも含めて、金融機関の住宅ローン、公庫もなくなってあれですけれども、いろんな形でやってる、利子も今、かなり安いんですけれども、それよりもこれが本当にお得になってるのか。家が欲しいという、中小企業で持ち家を望んどる人にとって、ちゃんと効果のある事業なんかということも含めてちょっと聞きたいんで、今日はもう結構ですので、改めてちょっと資料をまたください。
 ということで、もう1点、委員長よろしいですか。

〇服部委員長 はい。

〇稲垣委員 もう1点、2ページのところの、みえ新産業創出地域プラットフォーム整備事業費というのも、ちょっと私、これも余り理解をしてなくて、今の説明だと、産業支援センターの人事異動に伴う人件費の増額って、あるんですけども、これは要は人が人事異動というか、増員じゃなくて異動に伴って500万円増えるというのは、どういう意味なのかなというふうに思ったんですが、もうちょっと説明いただけますか。

〇田中課長 ただいまの御質問につきまして、実はここに、中小企業支援センター事業費と、事業共同化等連携事業等促進診断事業費、そしてみえ新産業創出地域プラットフォーム整備事業費という3本の事業がございます。この3本の事業は、センターで行っております各種の事業に対して必要な人件費を補助するものでございますけれども、その事業の中身、その年々の重点に伴いましてセンターの中で人事異動がございます。また、センターのほうには、県からの派遣職員もおりますし、金融機関からの派遣職員もおります。
 例えば平成24年度の場合ですと、真ん中の事業共同化等連携事業等促進診断事業費、これは小規模企業者等設備資金貸し付けにおける診断の助言とか貸し付け先における債権管理をすすめる事業でございますけれども、こちらのほうに金融機関からの派遣職員を充てるというふうな人事異動がございました。したがいまして、金融機関からの派遣職員につきましては、人件費が金融機関から出ておりますので、県からの補助金としての内訳としてはここは減ってまいります。その分が、それ以外のところにプロパー職員とかが行きましたもんですから、その分の人件費が逆に中小企業支援センター事業費とか、みえ新産業創出地域プラットフォーム整備事業費のほうで増えてくる。全体としては若干の減額になっておるというところでございます。

〇稲垣委員 なるほど、わかりました。全体像がそういうのがあるということですね。はい、了解しました。ありがとうございます。

〇服部委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。

〇森野委員 3ページの債務負担行為の中の首都圏情報発信及び「三重のコンシェルジュ」育成事業に係る契約なんですけども、これ、うちの下野議員が議案質疑した際に、知事が「名前が悪いよね」という答弁をされてましたが、それに対してはどういう対応をされるお考えですか。

〇濱口管理監 事業名につきましては、おっしゃられたように中身と実際にやっていくものと少し乖離した部分がございますので、事業名の変更をする必要があるというふうには認識しております。これから手続的にどういうタイミングで直せるか、ちょっと相談をした上で、必要に応じて修正をさせていただきたいなというふうに思っております。
 以上でございます。

〇森野委員 わかりました。

〇服部委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。

    ③委員間討議

〇服部委員長 次に、委員間討議を行います。御意見のある方はお願いします。

〇稲垣委員 先ほどの説明をいただいてない部分もありますので、これについては、この制度自体のことについては後日説明いただいた上で、また議論させていただきたいと思いますが、この補正予算については賛成することを表明させていただきます。
 以上です。

〇服部委員長 わかりました。ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 なければ、これで本議案に対する委員間討議を終了いたします。

    ④討論   なし

    ⑤採決   議案第18号の関係分   挙手(全員)   可決

 2 所管事項の調査

  (1)平成25年度当初予算要求状況について

    ①当局から資料に基づき補充説明(山川部長)

    ②質問

〇服部委員長 それでは、ただいまの説明に対し御質問等がありましたらお願いいたします。

〇稲垣委員 幾つかお聞きしたいんですが、今の御説明で、このバイオリファイナリー推進事業は多分後ほど説明いただけるのかと思いましたので、後でまた聞かせていただくとして、まず14ページのところの小規模事業者支援連携プロジェクト推進事業、これ新規でやっていただくやつで、商工関係団体と連携したキャラバン隊ってあるんですけども、もうちょっと詳しくここを教えていただきたいのが1点と。1個ずつ聞こうかな。これ、まず教えていただけますか。

〇山川部長 後でちょっと具体的なことを言いますが、中小企業、特に小規模事業者は、以前から一般質問で知事が御答弁させていただいておりますように、アクティブカンパニーという中で、やる気があるけれども例えば販路ができないとか、やはりどうしても人口規模の少ないところで従来の御商売をされていて、例えば自分の欠点とか、どうやって売っていったらええかというのがなかなかおわかりになりにくい人たちがみえます。業種も、製造業から、例えばサービス業とか、サービス業の中でも商店だけではなくて、建設に絡むような、例えば配管をやってみえたりとかというところも、東紀州とか南のほうにたくさんみえまして、どういうふうに売っていったらええんやろなというようなことを言われてましたので。商工会も、もともと主に診断事業しかやってなかったので、そこへいわゆる工業研究所とか商工会とか県も入りまして、御用聞きに回ろやないかと。従来、商工会議所で診断士の方が一人でやってたことを、もうちょっと人数をふやして、いろんな専門家を入れて、そういった企業の何が悩みなのか、何が課題なのかということをお聞きしながら課題を解決していきたいと、そういう趣旨でキャラバン隊というふうに名づけさせていただいております。

〇稲垣委員 そうすると、派手なバスが「キャラバン隊です」って走っていくイメージじゃなくて、もっと実態に即したというか、商工会議所の方らと一緒に本当に現場を1軒ずつ歩いていただくという意味のあれというのを理解させていただきました。
 すると、それはみえ産業振興戦略をつくっていただいたとき、千何社訪問いだたいたのとはまた別なんですか。それとも、その動きの中でこれもやるというイメージでいいんですかね。

〇山川部長 その中で課題として見えてきたのが、例えば事業者の方に、小規模事業者は県、国がいろんな支援制度の説明会をしてくれるけど、昼間には行けやんと。そういうお声がありましたので、我々、1052社を回るのとは当然数値は別として、従来業務の中で、単品で行っててなかなかわかりにくかったところを、そういった事業者の方の御要望がございましたので、それを解決していきたいということで、来年度やっていきたいという施策にさせていただいております。

〇稲垣委員 商工会の方らと話をしてましても、各社へあそこの何か雑誌みたいなんを届けて、毎回うちらは歩いてるんやという話をされてまして、それと、より効果があるように、県の方も一緒に行ってもらうと、またそこで情報も多分いろんな情報があるんだろうと思いますし、その課題も見つけられるんだと思いますので。そういう事業ということで理解させていただきました。
 あと、これは多分聞いてもまだかもわかりませんが、中小企業振興条例の制定のための検討を進めますという190万円というお金は、具体的にはどこかへ調査か何か委託するお金ですか。これどういう……

〇永田課長 基本的には、委託ということではなくて、実際に制定する過程におきましては、当然、調査等をする、例えば旅費とか、あるいは多分、どういった形か知りませんけども、途中で専門家の関係の、あるいは現場の中小企業者の方々に対していろいろ意見をお伺いするための経費とか、そこら辺の経費が中心でございます。

〇稲垣委員 なるほど。これからなんでしょうけれども、これは基本的には予算を削りたいということで条例をつくっていただくんだと思うんですが、見込みとしては、制定に向けた検討をどのぐらいの時期ぐらいまで、1年かけてやるのか、これは多分そんなに時間がかからないと思うんですけれども。実際、制定に入る具体的なタイミングというのは要ると思うんですが、そのことも含めて、今、もしお考えがあれば。

〇山川部長 今、議会の中で振興方策の御議論がございますので、そういうところも見据えながらやらせていただきたいということで、来年度中には必ず制定していかないといけないと思ってますし、早目にすることが大事だと思ってますので。そこはちょっと、今、何月までにということではないんですけど、また委員会や議員の方の意見も聞いていくということもありますし、パブコメもとっていきたいと思ってますので、そういったことで、ある一定の期間は要るというふうにお考えください。

〇稲垣委員 わかりました。検討はもちろんしていただかなあかんのですけど、ある程度、課題というのはほぼわかってる状態で、具体的にどう条文にしていくかという段階に、多分すぐにでも入れるのかなという気はしてますので。今、部長が言っていただきましたように、来年度じゅうのタイミングを見てつくっていただけるということで了解させていただきました。
 次に、19ページなんですけれども、地域雇用人材育成プログラム事業で、これもちょっと新規で上げていただいてまして、今、中身の説明を少し聞かせていただきましたら、地域の人材ニーズ把握等により地域における雇用促進の環境を整備するということで、高等教育機関等と連携してカリキュラムをつくって、津高等技術学校で人材育成に取り組むと書いてあるんですが、これは、「地域の」と書いてあるけれども、基本的には津高等技術学校と連携してカリキュラムをつくってやっていく事業という解釈なのか、あるいはほかのいろんな人材育成のプログラムをやっておる専門学校とか、いろんなところがあるんですけれども、そういうところも対象になるのか。津高等技術学校だけという話なのか、ちょっとそのあたりをもう少し詳しく教えていただけますか。

〇樋口課長 これにつきましては、津高等技術学校だけということではなしに、県内の高等教育機関、例えば、これはこちらだけで思ってるだけですけども、三重大学とか、そういうところも含めて連携してカリキュラムを開発していくと。ネットワークをつくって企業等の人材ニーズを把握してカリキュラムをつくっていくということで、津高等技術学校の外に広がるような事業でございます。

〇稲垣委員 そうすると、今まで緊急雇用対策でいろいろやっていただいとったやつで、いろんなプログラムもあったかと思うんですけど、そういうのの延長線というよりは、それをまた独自に新たなものをつくるというイメージなんですか。それの延長ではないんですね。

〇山川部長 従来、高等技術学校というのは、職業訓練というのがやはりメーンでございまして、厚生労働省のほうも、訓練から人材育成にしていかないと、海外のいろんなものとの競争に打ち勝てないというようなことも、そういった国の研究機関とかいろんなところでおやりになってまして、来年度国もそういう概算要求をされておりますので、私どもとしては、三重労働局からそういったお話もあり、もうちょっと広い人材育成ということで、これから日本国内の企業も構造転換をされてきます。県内でも、そういうような状況が起こってくるので、そういったものに対応していく必要があるんではないかということで、三重労働局といろいろ議論しながら、こういう広いネットワークで、訓練も大事だけれども、人材育成へ一歩踏み出していこうというような思いのことですから、全く延長線上ではありません。

〇稲垣委員 私もいろんな関係の方らと話をしてて気になってたというか。緊急雇用でいろんなことをやられて、大手の派遣会社とか、そういうところのノウハウも生かしてもらって、そこへ委託をして、いろんな取組をやっていただいた。これはこれで、その大手の会社のノウハウがあるんで、それなりの成果はあったかと思うんですけど、いざそれがなくなると、じゃ、そのノウハウを含めて残っとるわけではないんで、やっぱり地元でいろんな取組をしている人たちが今後も雇用のそういう取組というか、必要だということを考えると、こういう取組って要るんかなという話をしてまして。ちょっとそれに当てはまんのかなという気がしましたんで、ぜひ期待したいと思います。地域のそういう教育機関や研究機関て、今、書いてもらってありますけど、そういうところとしっかり連携して、大手のノウハウも大事なんですけれども、独自のものをつくっていくというスタンスも要るのかなと思ってましたんで、ぜひ期待をしたいなと思います。
 次は、23ページのところで、この首都圏営業拠点の話はまた後であるんかもわかりませんけど、オープニングの事業で約900万円というのが上がっとるんですけれども、これは、オープニングセレモニーみたいなんをやるのにイベントとして900万円かけてやりますよという意味ですか。オープニングだけのイベントですか、これは。

〇中嶋課長 御質問のとおり、ここはオープニングに関係する経費だけに特化しておりますけれども、ただ、オープニング当日だけのものではございませんで、当然関係する、盛り上げるための事前のイベント、あるいはその前後で三重ゆかりのいろんな企業もありますので、そういったところと連携してそのオープニングを盛り上げてといくと、こういった事業が入ってございます。その経費として800万余を計上しておるということでございます。

〇稲垣委員 何となくイメージするのに、オープニングのイベントのお金として900万円やったら高いなと思うんですよ。ですけれども、逆に、事前の告知、広報に900万円やと、少ないかなと思うんですけれども、そのあたりで今の説明やと、事前の広報の割合が多いという印象でいいんですかね。

〇山川部長 やはり、オープニングを1日ととるのか、その週間ととるのかということで、私どもも大変なお金をかけさせていただいておりますので、余りこういうところばっかりお金もかけてはいけないと思いますので、うまく、いわゆる県内のそういった関係の企業、三重ゆかりの企業と連携をしながら、できましたら事前、事後ということをある程度、ウイークじゃなくてマンスとか、ちょっと間隔をあけたりとかいうことで盛り上げていきたい。お金を最小限にかけながら、最大の効果ということで、たった1日の日にぽんとやると、それは決して考えておりませんので、事前、事後というところをいかにフォローしていくかというような思いでやらせていただいております。

〇稲垣委員 恐らくオープニング当日は、お金をかけなくてもそれなりのイベントになるんだろうと思いますし、東京にはそれだけの人もいますので、たくさんの人が集まっていただけるというふうな期待はできると思うんで。できれば事前の広報に力を入れて、東京でもそうですけど、特に三重県の人たちにも三重県が本気になって東京でやるんだということを理解してもらうために、ちょっと力を入れていただきたいなと思うんで、そういうことに向けて主で使っていただけるというふうに理解をさせていただきます。
 それから、最後です。25ページの観光のキャンペーンのところで、ちょっとこれは私も理解をあんまりしてないんですけど、周遊パスポートや5つの地域部会ってあるんですけど、この5つの地域部会というのは、どこがあるんでしたっけ。この三重県内の5つは。

〇加藤局長 県内全体で遷宮を活用して盛り上げるというようなことで、北勢、中南勢、それから伊賀、伊勢志摩、東紀州と、県内全体を5つにということで、もう、今、地域部会を動かして、各市町それから観光協会あるいは商工会議所、商工会、そういった人たちが入って、その地域のそれぞれの強みを打ち出してもらって、それを周遊性とか滞在性、伊勢に来られるお客様をどう取り込むかというようなことを来年度は中心にということで、そのあたりを広域的に打ち出していこうということで、いろいろお集まりいただいて議論もしていただいておるというようなことになります。
 パスポートについては全県域、それをお見せすると、スタンプをそれぞれのところで押していただくなり、見せればサービスが受けられると、そういったことも、今、それぞれの地域部会で考えていだたいているというようなことにしております。

〇稲垣委員 ありがとうございました。北勢もちゃんと入れていただいておるんで、北勢のほうもしっかり周遊パスポート、人が回ってくるようにしていただきたいなと期待もしたいんですが。この間から四日市のホテル関係の人らの話を聞いてると、もう少し前はビジネスの関係の宿泊者がかなり多かったんですね。東芝の四日市工場とかいろいろあったんで、今でもあるんですけれども、そういうビジネスマンの長期滞在というのが結構多かったんですけど、最近は神宮とか、やっぱり南のほうへ観光に行く人が、結構、四日市に泊まってるんですよ。それで、観光客が結構増えてきてるという話をしてまして、そういうのも当然、遷宮の影響というか、向けた動きとして、消費者というか観光客が動いてるんだろうと思うんですけど、県もそういうのを的確に把握して、その人に向けてまた何らかのアクションを起こせるような取組をしていただけるといいのかなと、ちょっとこの間から気になってましたので、ぜひ期待をしたいと思います。
 以上です。

〇青木委員 先ほど部長が、何か言うのを間違えましたみたいな感じで、「実はそれ、全部三重なんです」っていうのを、三重「県」をつけられたんですけども、私も、あれっと確認したら、「三重」なんやということで、三重県職員なので三重県を売りたい気持ちが非常に強いんかなと思って。公募なんで変えようがないと思うんですけども、漢字で書くと、三重県の「三重」なんですけど、見栄っ張りの「見栄」みたいに聞こえやんこともないもんで。これから、「三重」です、ということを、三重県という意味で売っていけるような工夫、誤解のないようにしていただければなという、そんな思いで聞かせてもらったんです。
 2つぐらい質問します。1つは、14ページの、説明になかったんですけど、ちょっと細かい問題なんですけど、商店街等活性化支援事業がここでぱっと倍になっているというんですけども、先ほどの別添の(4)のほうは、2つに分けてあって、2ページの新規分の市町を対象にする商店街等活性化支援事業費というのがAで、既存分、6ページの一番上かな、三重県商店街振興組合連合会に対する既存分はBと、昨日、A、B、Cのいろんな議論があったんですけども、その辺、分けられた理由というか、その辺の理由をきちっと説明いただけると理解しやすいなと思うんですけど。

〇田中課長 御説明申し上げます。商店街等活性化支援事業費につきましては、本年度から、商店街だけではなく、商店街の周辺の住民の方々とか、あるいは大学生とか、そういった方々も集まって、例えばオープンディスカッションのような形でいろんな議論をして、地域の資源を再発見して、それを商店街の活性化に結びつけようという取組を進めております。
 実は、今回、AとBに分かれたうちのBのほうは、もちろん一部団体への補助金もございますけれども、そういった、今、継続して進められておる議論を実際のプロジェクトにしていくためのいろんな活動費に対する、県としてどう協力していくか、そういう経費でございます。どちらかというと内部的経費が多い。
 Aのほうにいたしました新規補助金分につきましては、これは、本来、商店街への支援といいますか、補助につきましては、これは市町の業務であろうということから、平成23年度の三重県版事業仕分けにおきましても、商店街に対する直接の県の補助金についてはいかがなものかという御意見もいただいております。
 それに対して、商店街への直接の補助は市町の役割としながら、ただ、三重県といたしまして、県内のいろいろな地域資源の販路を拡大する、その販路を拡大することを例えば首都圏の営業拠点でもやっていきますし、また県内のサービスエリアとか、そういったところでもやっていくわけでございますけれども、集客地域である県内の商店街においてもそういうことをやっていきたい。そのときに、商店街の活性化という面におきましては、これは当然市町のほうがひとつかかわっていただく、担っていただくとして、県内の地域資源の販路拡大という部分において、商店街という場を使って進めると、そういう考え方でつくったものがこの新規事業分でございまして……

〇服部委員長 田中課長、簡潔にひとつお願いいたします。

〇田中課長 恐れ入ります。その、いわゆる販路拡大の部分はAで、従来からの内部経費につきましてはBということで判定を分けたところでございます。

〇山川部長 AとBは、先ほど、私ども新規事業をAに入れたという、基本的にはそういう新規扱いのものをAにしたんで、どうしても3分の1ずつ入れないといけないので、一応こういう形になったと。

〇青木委員 恐らく今まで商店街に取り組んできて、いろんな課題もあり、また、これから今後につなげていくということでいろいろ御議論いただいておると思うんですけど、新規分なんで、ひとつPRの意味も込めてAにされたんかなと。それだけ力を入れてるんだというあらわれやと思って理解させていただきたいと思いますので、しっかりAもBも何とか獲得していって、商店街というと大門のような町場の商店街やと思いますけど、田舎の商店街もありますし、前もちょっと触れたことがありますけども、買い物弱者の問題も含めて広く捉えていただくことによって、地域の商工会であったり、地域の団体であったり、自治会であったりの非常に後押しになると思いますし、アイデアが生かされるようなことにもつながる。また新商品等も営業拠点等で発揮されるすばらしい取組になるんではないかなと期待する部分も多いので、頑張っていただきたいなと思うところでございます。
 最後に、台湾関係につきましては詳しくは後で御説明があると思うんですけども、おかげさんで、隣の稲垣委員の後押しによりまして、竹上委員は去りましたけど、50人分の50、日台友好議員連盟に所属が決まりまして、100%で台湾の大阪の事務所も大変喜んでおりまして、三重県には非常に注目しているということを聞かせてもらって、ああ、追い風になったなと思っておりまして、稲垣委員に改めてお礼を申し上げたいんですけども。文章表現ではないんですけども、31ページの選択・集中プログラムにも、その前のところにもありますけど、1644万8000円ですけども、いわゆる開催までを重点強化期間、そしてその期間を含めてということですけど、この予算は4月1日から6月2日まで使うということなんでしょうね。

〇加藤局長 済みません、中身的には、八百数十万、900万弱ぐらいが日台観光サミットの会議開催そのものの金、これは債務負担で9月補正のときにお認めいただいたものが当初予算として入ってますので、残りは関係機関と継続的に関係を持ちながら誘客につなげるというような部分でのいろんなそういう事業費絡みといいますか、交通事業者とのこういった打ち合わせとかそういったものがありますので、日台観光サミットまでに重点強化期間として取り組むと。集中的な部分もありますけども、その後も含めてそういった活動費といいますか、そういったものが入ってます。

〇青木委員 理解しました。ありがとうございました。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

〇森野委員 19ページの下から2つ目の、女性の再チャレンジ促進事業という新規事業を上げていただいてあるんですけども、これをもうちょっと詳しく内容を教えていただけますか。

〇樋口課長 お答え申し上げます。この新規事業は、こちらに書いてございますが、出産等を契機にお仕事をやめられて、今、小さなお子さんがいるようになって家庭に入ってらっしゃるような女性を対象にやる事業でございます。
 今まで、こういう方に対して事業を、要するに、一たん仕事をやめて、仕事に戻る意欲はあるんだけども、それほどせっぱ詰まっていない、意欲はあるけどもという、そういう方たちを対象に、ぜひ意欲を高めてもらって仕事の現場に戻っていただこうというような事業でございます。
 具体的な内容といたしましては、県以外のいろいろな関係機関、三重労働局とかそういうところを含めた形で検討会議を立ち上げようと思っております。その検討会議を立ち上げるとともに、今、仕事を離れていらっしゃって、潜在的に戻る気のあるような女性の方、2000人ぐらいを対象にアンケートを実施したいなと考えております。
 それと同時に、その女性の方たちが、自分らもこんなふうに働いたらええんやなと思っていただけるようなロールモデルになるような方を講師に呼んで、女性の方たちが就労意欲を高めていただくようなサロンを県内4つぐらいの地区で年に3回ぐらいずつやれたらいいなというふうに思っております。
 以上でございます。

〇森野委員 いろんなところで、日本の経済再生は女性の就業率の向上が一番肝であるという話も出てまして、すごく大事な視点やし取組だと思うんですけど、116万7000円て、すごい少ない数字やったので、一体何をされるんやなと、ちょっと思いましたので聞かしてもらったんです。今年は、じゃ、立ち上げということで検討会議とかアンケートとか、そういう事前的なことが多くて、今後これをもとにもっと膨らました事業にしていくというふうに考えさせていただいていいんですかね。

〇山川部長 もともと三重労働局もこういった専門窓口はお持ちなんですけれども、なかなか労働局というところも、女性の方は、先ほど課長が言いましたように、どうやって働こうと。職業を持ってたといっても、専門職を持った方はその縦の中で情報が入ってくるんですけど、そうではない方はなかなか情報が入らないというのを私ども労働局といろいろ議論しながら、どうしても女性の就労というのは情報が入らない。インターネットで見ればいいんだけども、私のやっていた延長の仕事がなかなか見つからないというようなところがある。おしごと広場みえというのは、若者しか来ないので、女性の場合、割と中堅の方ですので、なかなか難しいということで、労働局の窓口と連携しながら、先ほどの4カ所ぐらいでサロンも開きながら、徐々に口コミで、「あそこへ行ったら何か相談に乗ってくれるよ」というところから入っていきたいなということで、立ち上げという形ですが、労働局が既にやってるところにうまくサポートを我々がしながら、もうちょっと面で広げていきたいなと、そんな感じで思っております。

〇森野委員 わかりました。子育て支援策とか、健康福祉部の政策も大事なんですけども、こういう情報発信もすごく大事だと思いますので、しっかりと力を入れてやっていただきたいと思います。

〇服部委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。

〇濱井委員 皆さんから御質問されて大体わかりましたんですけども、ちょっと私のほうでまだわからないところがありますんで、お願いしたいと思います。
 まず、9ページですけども、321の最初の黒丸です。こちらのほう、企業誘致ですけども、平成23年度は21件というふうに御担当者からお伺いしてるんです。今年度、今までで7件ということなんですけども、伸びが非常に悪いような気がするんですけども、これはどういうことが原因しとるというふうにお考えでしょうか。

〇長岡課長 平成21年にリーマンショックがございまして、それ以降、私たちが企業誘致で常日頃携わって接触させていだたく企業におきましても、思っていた以上に長引いてるというようなこともございまして、実際、設備投資をしたいなと思っとっても、少し先行きが見えないというようなことで延期をされるとか、一たん中断されるとか、そういった形で景気の影響が非常に大きくなってきたのかなということは一つございます。
 また、私たちとしましても、こういった、今までのネットワークというような形でいろんな情報交換をさせていただいてた企業とか金融機関がございますけれども、もう少し私たちの知らない企業も当然あるだろうということがございます。なので、新しく今年度からやっておりますけど、金融機関との協定、経済環境の包括協定を幾つかお結びさせていただきながら、平成25年度におきましては、そういったところとの情報もいだたきながら投資セミナーなども開催して、また三重県のPR、三重県の立地環境がこんなところですよというようなことをPRさせていただきながら、企業誘致のほうに結びつけていきたいんやということで、今回、投資セミナー関係の予算を設けさせていただいてるところでございます。

〇山川部長 やっぱり産業構造が変わってきてまして、私ども、従来、バレー構想といって、大きなものをやってたんですけど、もうそれはどんどん海外へ移転をしてます。我々が優遇制度も変えたいという思いは、そういった国内の製造環境がかなり変わってきてると。これ、三重県も立地件数が悪いんですけど、日本全体の立地件数もやっぱり冷えてます。過去にないぐらい冷えてるので、私どもはしっかりPRもするために、我々じゃないネットワークをつくろうとしてるんですけど。ベースには、やはり日本で製造するという部分で、大手のまさに生産設備をどんとするような設備投資型の企業がどんどん海外で投資をしてるというのは、これは委員の方々も御案内のとおり、新聞なんかに出てるような状況ですので、私どもも従来のターゲットをシフトしていかないと国内で立地がないんだろうということで、今、優遇制度をしっかり検討させていただいてるところです。

〇濱井委員 もちろん産業構造が非常に変わってきとるということと、経済そのものが非常に頓挫してしまってるというようなことが大きな要因やと思うんですけども、外資系の企業も、久居の工業団地でしたか、こちらのほうへ来てるようでございますし、いろんな部分で御努力いただいてるのは本当によう頑張っていただいとるなと思います。金融機関等との連携というのも非常に大事なことやと思いますんで、ぜひそこら辺はしっかりと進めていただきたいなと、こんなふうに思います。
 企業誘致という中身が製造業中心になってますけども、例えばサービス関連の企業とかいうようなことも三重県は結構進んでおりますから、そちらの面の企業誘致というものもこれから積極的に働きかけていただきたいなと、これは要望させていただきたいと思います。

〇服部委員長 要望でよろしいですか。

〇濱井委員 はい。それじゃ、御意見ありましたら。

〇山川部長 まさに委員がおっしゃられたようなところも、これから検討させていただきたいと思います。

〇服部委員長 濱井委員、よろしいですか。

〇濱井委員 それから、次、13ページでございますけども、グローカルビジネス創出促進事業です。これですけども、県2分の1、事業者負担2分の1ということになってますけども、海外へということなんですけども、どこの国を考えておられるのか、現状をお聞かせいただきたいと思います。

〇内藤課長 グローカルの対象でございますけど、特にどこの地域といったものを限定して進めているわけではございません。商品によって、欧米であり、あるいはブラジル、あるいは台湾、そういったところがございますので、どういった形の販路拡大を事業者が考えていらっしゃるかということを中心に考えております。特に国の限定はございません。
 以上でございます。

〇濱井委員 これは、何かターゲットといいますか、それはないということですよね。東南アジアとか、そういうことでもないということなんですか、今のところも。

〇内藤課長 1点補足させていただきますと、我々、棚卸し再発見ということで、いろいろ地域のほうで、そういうグローバルに展開したい事業者の方にもお目にかかっております。そういった人たちに、プロのデザイナー等のアドバイスをいただきながら、その商品にふさわしいような販路、いわゆる外国のアドバイスはさせていただいておりますけれど、あくまでも展開については事業者のほうの意思でということでございます。
 以上でございます。

〇濱井委員 なるほど、わかりました。
 次の、細かいことで済みません、事前に聞いとかなあかんのですけども、三重県産品流通機能構築トライアル事業なんですけども、ここで、地域商社機能を持つ事業者となってますけども、この辺はどういった事業者を予定してるんでしょうか。

〇山川部長 私ども、今回、首都圏で、例えばレストランフェアをやったりするとき、従来、百貨店とかスーパーは量の多いものをやっていって物産展をやるんですけれども、やはりレストランとか、そういったところは使う量が少ないということで、従来の例えばJAとか、そういうところでは、大量に運ぶということしかされてないが、どうしてもレストランなら小分けしながら幾つかのレストランに配送していかないといけないということでコストがかかる。これは農林水産部と連携してやろうと思ってますが、農林水産部のほうからもいろいろ、そういうお声があるので、そういったものを広告できるように、トライアルとしてどういったことができるかということを、県内の事業者を公募しながらやっていこうということで、我々は今何も特定には持っておりません。

〇濱井委員 物があっても、やはり向こうへ運ぶというような手だてが要りますので、運送業者にお願いするというようなこと、当然ながらまた別の話でこのルートが要るんですけども、この辺がここら辺にうたってありますので、そうかなという感じはいたしました。
 続いて、19ページです。雇用への支援と職業能力開発ということなんですけども、ここの子育てはもう説明していただきましたよね、女性の再チャレンジ促進事業ですけども、一応、今まで働いておられて、何らかの原因、家庭的な事情もあってやめられた人に対してということですけども、これは小学生の子どもを有するということになってますけども、それ以降の、例えば中年とかいう方たちのことは、今のところ考えてないという考え方ですよね、ここは。そこは含まれてないということなんですね。

〇山川部長 幼稚園児とか小学校、別に中学校のお子さんを持っとっても、高校生のお子さんを持っとっても、事例として書いてるだけで、何歳までという限定はなくて、やりたいという女性の方に来てほしいということですので、済みません、ちょっと文章の表現が悪うございますので、ここも変えさせていただきます。

〇濱井委員 わかりました、そういうことですね。女性が働く場所があるということは、当然ながら家庭というか、地域が元気になる、社会が元気になるということにつながると思います。半分以上が女性ですのでね、これは大いにいいことかなと思います。よろしくお願いします。細かいことばっかりで申しわけありません。
 次に、21ページですけども、働き続けることができる環境づくり、これは当然ながら職場のゆとりといいますか、ワークライフバランスの推進といったことが必要だと思うんです。そのためには、やはり行政としても職場あるいは経営者、従業員、社員の理解というものが当然必要なわけなんで、こういった施策は非常に重要なことだと思っております。
 ここの働きやすい職場づくり事業ということで予算化されてます。これ、表彰されたりしとるわけですけども、この「気運の醸成を図る」ということですけども、普及と効果といいますか、これは現実にどういうふうに思われてるんでしょうか。ここら辺をお伺いしたいと思います。

〇樋口課長 お答え申し上げます。この事業、認証と表彰、最初は表彰だけをやっていたのですけども、今、認証も含めた形で事業を構築してございます。表彰については、平成14年から24年までの間で合計約40の表彰数がございます。それから、認証については延べ141ございますけども、認証の数が毎年、平成22年ですと29、23年は44、24年は68という形で、だんだん増えてきているところでございます。県内の事業者の方たちに認識が広まってきているのかなと思っているところです。
 企業によっては、認証というのは、一たん認証しても、また切れますので、再度チャレンジしていただくところや、表彰も一定年数過ぎましたら再チャレンジできますので、表彰にチャレンジいただいてて、ごくごく小さな企業もいらっしゃいますし、今年度なんかですと、大手の企業が表彰を受けられたわけですけども、それぞれに大変喜んでいただいてて、社内報等でいろいろ活用いただいて広く周知が図られてるかなというふうに思っているところでございます。

〇濱井委員 私も男女共同参画の関係で昨年からこの表彰式も出させていただいとるんですけども、だんだん広がってるなという感じはいたします。広報といいますか、社内でやってるというのはわかるんですけども、広く一般的に広報的にどんな形でやっておられるんでしたか、これは。

〇樋口課長 表彰企業については、パンフレットをつくって、一般の目に触れるところに置いておりますし、県で出しております機関誌『三重の労働』というのがございますけども、そこでも、こういう企業が表彰されたよということをお知らせしております。取組内容についてもお知らせしているところです。あと、県のホームページにおいても周知を図っているところでございます。

〇濱井委員 わかりました。同じ事業者が何遍も表彰されることで増えてきとるということではないということですね。本当に純粋にそういった企業が増えてきとるという理解でよろしいですね。

〇樋口課長 おっしゃるとおりです。

〇濱井委員 わかりました。

〇服部委員長 ほかによろしいですか。

〇濱井委員 もう一つ、ごめんさない、長うなってしまいます。三重県観光キャンペーン事業ですけども、25ページです。「きらりと輝く三重」の観光人材育成事業ですけども、これ、もう少し詳しく御説明いただけませんでしょうか。

〇安保課長 御説明させていただきます。「きらりと輝く三重」の人材育成事業につきましては、三重県の観光基盤を強化するために、やはり人材の育成が一番急務になっております。その中で、そういった関係で育成された方々のネットワークを構築するということもまた大変重要になってきておりまして、その中で、私どもといたしましては、観光協会であるとか、市町の観光担当者の方であるというようなコーディネーターの方、そして実際にお客様を対象としていらっしゃいますプレーヤーの方々、そういった両方の方々の研修をさせていただいておりまして、その卒業生の方々でネットワークを構築していって、本県に継続的に観光に来ていただけるような、そういう人材を育成してまいろうというふうに思っております。

〇濱井委員 海外からの誘客もこれから進めていくわけですけども、外国人に対しての案内という視点から、どういうふうな取組をされてるんですか。

〇加藤局長 外国人の方に対しては、一番多く来られる中心的な観光地、そこの情報案内所には、一定、例えば指さしで御案内ができるとか、それから、今、電話等の翻訳サービスということで、「ことなび」と言ってますが、そちらのほうへ電話なりメールなり、スカイプとか、いろんな手段がありますけども、そういったことでお電話いただくと、そこで翻訳をサービスすると。これは4カ国語になりますけども、そういったようなことで、インバウンドの関係も力を入れていくということにしておりますので、そういったことも含めて、それぞれの情報発信というか、観光案内所でそういった対応ができるような形で強化していきたいというふうに思っております。

〇濱井委員 結構です。以上です。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

〇中西委員 たくさん細かい部分を聞かせていただいて、私、ちょっと理解が乏しいんで教えていただきたいんですけど、まず、先日話があった4の中のA、B、Cと分けた部分の事業、細かく分けてみえると思うんですけど、この事業の中身は、今、予算の一般会計の6ページに出てる中に入っている一部分ですよということですね。部分的に抜粋してあるという考え方をしたらいいわけですね。

〇平野課長 そのとおりでございます。

〇中西委員 この6ページの中の施策別に、ちょっと気になる金額が出てて、平成24年度の当初から25年度にという部分で、金額的に余り変わってない部分もありますけど、施策323と、特に大きい減額になってる331、それと342。減額していって事業的にはどうなんかという全体的なことを含めて、これでできるんかっていうような気もするし、ここまで削らんといかんという全体の予算の問題もあるかと思うんですけども、その辺、部長のほう、何かあればコメントいただきたいなと思うんですが。

〇山川部長 331の雇用への支援と職業能力開発のやつは、基金がなくなりましたんで大幅に下がってるということですので、これはちょっと、減額の部分はもう基金がなくなってしまったんで下がってると御理解ください。

〇加藤局長 施策342、観光産業の振興の大きく金額が減っている部分については、平成24年度の予算の中には、サンアリーナの前の駐車場の敷地を買うということで、土地開発公社でしたか、そちらがなくなるということで、一たんそのお金が観光のほうへ振りかえられたというような、6億の金が入ってましたので、それが減ったということで大きく減ったように見えるんですけど、キャンペーンとか、そういうところで足してますので、見た目の減額はメーンはそこだということになります。

〇山川部長 今の323は、中小企業の金融対策事業の部分が下がっておりますので。ここも実績ベースに応じて予算額を上げている部分もあるんで、これは一般会計予算のやつもありますし、特別会計のもあるので、全体として、この一部分ですけれども、中小企業金融対策事業が下がってるということです。

〇中西委員 ざくっとはわかりました。まだ細かくはよくわからないんですけど。
 先ほど、濱井委員のほうから少しあったところで、企業誘致の件があったんですけど、これは一つ参考にしていただければと思うんですが、やってみえるかわかりませんけども、帝国データバンクとか商工リサーチなんかの関係で、リサーチをしっかりされると情報提供をしっかりしていただけると思うんで、そういったところとタイアップしていただいて、誘致企業の状況を見ながら話をされて、どうですかというような話を持っていかれるとどうかなと思うんですが、そういったことはされてるんですかね。

〇山川部長 一応、調査は商工リサーチとか帝国データバンクのいわゆる企業アンケート、そういうところについては随分連携を以前からさせていただいてますが、今、中西委員が言われたように、そういったところで企業情報を何か連携しませんかというお話は余りしたことがないので、一度、検討させてください。

〇中西委員 個々の名前を出すといかんのですけど、リサーチの方がしっかりいきたいんだということを言ってみえましたので、ぜひ、一度連絡をとったってください。
 それと、ちょっと中身細かい部分ですけど、9ページで2点ばかり教えてほしいんですが、321のエネルギーの問題で、後でまた説明があるかわからんのですけど、3つ目のクリーンエネルギー研究推進事業の中の、書いてあることはよくわかるんですけど、実用化に向けてどういった支援をしていくというのを、県としてはどういったやり方をしてるんか教えてほしいんです。

〇辻課長 クリーンエネルギー研究推進事業は、県の工業研究所が中心となって、エネルギー関連技術研究会というようなことで中小企業と一緒に燃料電池とか太陽電池とか二次電池なんかの分科会の研究もさせていただいております。
 それとあと、先導的研究ということで、従来から燃料電池とか太陽電池もやっとるんですけども、来年度は新たに二次電池の研究もさせていただこうというようなことと、あと、省エネの共同研究、そんなようなことも工業研究所が中心となって中小企業と連携してそういった取組を進めていくというようなことで考えているところでございます。
 以上です。

〇中西委員 工業研究所が中心ということで、ちょっと書いといていただくと、僕ら、わかりやすい。わからないんで。申しわけないです。
 それと、その次の下、同じ新エネルギー導入関係の部分なんですけど、ここの下から1行目、2行目のところですね、「地域における新エネルギーの導入の支援」と書いてありますが、これ、どのような内容なんか。

〇辻課長 新エネルギー導入促進事業につきましては、スマートライフ推進協議会の運営費と、あと家庭とか事業者とか、地域コミュニティーへの新エネルギー導入の補助制度なんかで形成させていただいております。来年度も、これは継続させていだたく予定ではおるんですけども、特に地域ということで、市町の新エネルギーの取組をより一層支援したいというようなことで考えてございまして、いろんな補助制度の中に市町を対象とした地域コミュニティーの関係の補助制度、市町が取り組む新エネルギーを支援できるように、いろんな可能性調査とか、調査研究とか、そんなようなことができればいいなということで補助制度を考えているところでございます。
 以上です。

〇中西委員 そうすると、平成24年度より予算を上げている理由は何なんですか。

〇辻課長 来年度、協議会の運営がかなり活発になるというようなことと、それと、市町への補助制度を新たに追加してきてるというようなことでございます。

〇中西委員 そうすると、補助制度をアップしていこうという考えがあるということなんですね。

〇辻課長 地域コミュニティーの補助制度で、平成24年度は500万円だったんですけども、来年度はとりあえず要求のレベルでは1800万円の要求をしているということで御理解いただければと思います。

〇中西委員 エネルギー関係、非常に難しいところがあって、太陽光のほうは大分進んでるようですけど、ほかの風力や木質、水なんかの話も出てますけど、なかなか難しいなと。
 それと、昨日ですか、経済産業省で電力関係の話が少し出てましたよね、民間のほうでできるようにやろうという。そういう流れになってきてるんで、遅れをとらんようにやっていかないかんなと、そんな感じがしますんで、よろしくお願いします。
 以上です。

〇服部委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。

〇稲垣委員 済みません。中小企業金融円滑化法がこの3月で一応切れるに当たって、改めて三重県でこんな影響が出るんだろうなというのがもしあればお聞かせいただきたいのと、平成25年度の予算の中で、何らかのそれに対する対応策みたいなのって入ってんのか、入ってないのか、その辺ちょっとお聞かせいただけますか。

〇永田課長 まず、三重県における影響につきましては、現状においても、いろいろ金融機関、商工団体、あるいは中小企業から機会を捉えまして様々なお話を伺っているところです。
 そういった中で、現時点では、そういった直接的な影響は、金融機関は出ていないというようなお話が多くて、ただ中小企業は、現実的に影響が出ているというよりも、大変御心配されていると。3月に切れてどうなるんだろう、いきなり改正と言われるんだろうかと。それに対して、国等とも情報共有をしながら、そういったことはないということと、あと、金融機関には、そういった御心配もあるんで、ちゃんと支援等をしっかりしていっていただきたいと。また、今後も県も一緒になってやっていくというような形でお話をしているところです。
 それと、来年度予算的には、基本的にはうちのほうも県単金融等で経営安定資金が一般的にいろいろありますんで、そういった円滑化法ということだけではないんですけども、経営安定的な話は十分にサポートしていきたいと考えております。

〇稲垣委員 そうすると、県内の金融機関等から情報をとって、この間、代位弁済がどのくらいで、保証残が今どのぐらいあるとか、そういうのって把握してるんですかね、県は。

〇永田課長 プロパー資金等につきましては、なかなか難しいんですけども、信用保証協会とは常時連絡をとりながら、代位弁済率あるいは上限変更率等の推移を把握しながらいろいろ検討はさせていただいております。

〇稲垣委員 それはちゃんとチェックしていただいて、影響としてはそんなに大きくないのかなという捉え方というふうに受け取ったんですけれども、これは3月以降の話になってくる部分で、いろんな影響がまた出てくるというのもあって。何か新潟県とかは新たなそれに向けての制度融資を考えとるとかいうのを、前にたしか新聞で見たような記憶があるんですが、三重県はそういうのは独自に何か考えていくということは今のところないという答えでいいんですかね。

〇永田課長 制度融資的には、今後様子を見ながらということになろうかと思っております。

〇稲垣委員 情報をしっかりとっていただいて、そういう対応、新たな制度融資をつくって、ちょっとフォローせなあかん部分があるんであれば、早急にまた対応いただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
 以上です。

〇服部委員長 ほかによろしいですか。ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 ほかになければ、これで雇用経済部関係の平成25年度当初予算要求状況についての調査を終了し、所管事項の調査を終了いたします。

 3 委員間討議

〇服部委員長 次に、12月17日開催の予算決算常任委員会における分科会委員長報告の報告事項について、委員間討議を行います。
 本日の議案審査及び所管事項調査に関して、委員長報告に付記すべき事項、意見、要望等はございますか。

〇濱井委員 今回の平成25年度当初予算要求状況ですけども、まず、雇用の関係で、働き続けることができる環境づくりについてもしっかり予算措置が講じられておりますし、また、障がい者雇用支援の新たな仕組みづくり、あるいは女性の再チャレンジの促進事業、これは新規でございますけども、こういったことで新しくその試みも講じられております。そして、首都圏営業拠点につきましても、これからいろんな対策を講じていって、平成25年度、いよいよ営業開始ということで、これに向けてまさに動き出しております。このことにつきまして、私は予算の考え方について評価したいと思いますので、賛成をさせていただきます。

〇服部委員長 濱井委員、今、委員長報告として取り上げるかどうかといった問題で協議をしていただいておりますので。

〇濱井委員 ですから、その点について、ぜひ取り上げていただいたらどうかと思うんです。雇用の関係と……

〇服部委員長 意見、要望等で報告をお願いしますということですね。

〇濱井委員 はい、お願いしたいと思います。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

〇中西委員 予算的なことを見れば、営業拠点ができるということと、遷宮があるということ、そういうことを含めて産業、観光、全部含めてうまくつながっていかないと、本当によくならないと思うんです。そういった部分の、今の雇用のところだけの話ですけども、連携していくことによって地域がよくなるようにやっていかないといかんわけですんで、そういったところを少し何か、言葉的にどういう言葉がいいかと思いますけど、ちょっと入れていただいたらどうかなと、そんなふうに思いますけどね。

〇服部委員長 ほかにございませんか。よろしいですか。

〇濱井委員 この産業の振興についても、連携を言われましたけども、各市町との連携をしっかり進めておられますんで、この点についても今後ともこういった連携づくりというのを重要視しながら、意見も聞きながら進めていただきたいということを一言入れていただければと思いますけども。

〇服部委員長 わかりました。
 それでは、よろしいですか、ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 先ほど、濱井委員から、そしてまた中西委員から、委員長報告についての意見、要望がございました。この平成25年度当初予算要求状況について、雇用関係の問題、新規事業の問題、そしてまた首都圏営業拠点の関連、これはちょっと共通するわけなんですが、中西委員と濱井委員の意見は一緒で、営業拠点を立ち上げることよってしっかりとした観光に結びつけること、そしてまた雇用とかそういったものに連携をとってということで、市町との連携も含めてということで、今、御意見をいただいたんですが。
 いかがいたしましょうか。この件につきまして、意見として報告をするべきかどうかといった問題も御協議をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。この内容につきましては、また我々正副委員長でいろいろと考えていこうというふうに思いますが、今の意見について付記すべき意見として御賛同いただくということでよろしいでしょうか。

          〔「賛成」の声あり〕

〇服部委員長 よろしいですか。
 それでは、先ほどの付記すべき報告ということで、報告の中に付記するようにいたします。
 なお、文言等の詳細につきましては正副委員長に御一任を願いたいと存じますので、御了承願います。
 次に、これらのうち、特に執行部に対し経過報告を求めるべき事項はございますか。いかがですか。今回、いろいろと委員長報告において経過報告も、例えば今年度じゅうとか、いろんな日程を切りまして経過報告を求めるわけでございますが、この今の日程につきましても、経過報告を求めるか求めないかといったことを御協議いただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。

〇稲垣委員 今多分、予算の中身の話だと思うんで、それについては、当然、我々議会は決算審査もするわけで、ということで、あえてその途中の経過までどうこうはなくてもいいんじゃないかなと思いますけれども。

〇服部委員長 今、稲垣委員からもございました。経過報告は求めるべきではないのではということで、今後の予算執行に対してしっかりと委員会としても審議していこうといったところで、いかがでしょうか、よろしいでしょうか。

          〔「賛成」の声あり〕

〇服部委員長 それでは、特に経過報告を求めるということはございませんので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
 この件につきましては経過報告を求めないことといたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

          〔「異議なし」の声あり〕

〇服部委員長 それでは、そのように決定いたします。
 なければ委員間討議を終了いたします。

Ⅱ 常任委員会(雇用経済部関係)

 1 所管事項の調査

  (1)みえ産業振興戦略アドバイザリーボードの概要について

  (2)障がい者雇用の取組について

    ①当局から資料に基づき説明(世古副部長)

    ②質問

〇服部委員長 それでは、御質疑等ございましたらお願いいたします。

〇稲垣委員 2ページで、委員のほうからの意見にも、スマートライフとライフイノベーションのところで、ICETT((公財)国際環境技術移転センター)などと連携したってあるんですけれども、これは、例えばスマートライフ推進協議会にICETTも入ったりとか、何らかの連携って、今あるんでしたっけ、ないんでしたっけ。

〇辻課長 スマートライフ推進協議会には、まだICETTは御加入いただいておりませんので、内容についてきちっと御説明させていただいた上で、また入っていただくようなことを御検討いただければなと思っております。

〇稲垣委員 そうすると、この意見にあるとおり、今後連携してもらえるような形の取組をしていただけるということですね、ICETTに対して。わかりました。じゃ、よろしくお願いいたします。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

〇濱井委員 5ページの、障がい者雇用施策の取組状況の(3)のその他のところに、就職面接会を県内7カ所で開催していますとなってますけども、どこでやっておられるんですか。

〇樋口課長 津、桑名、四日市、鈴鹿、伊勢、伊賀、松阪、以上でございます。

〇濱井委員 これは、場所は固定なんでしょうか、毎年。

〇樋口課長 ほぼ固定しております。

〇濱井委員 そうしますと、例えば、この山合いの中からそこまで、例えばうちのほうでしたら、松阪のほうまで出かけなならんとか、度会のほうでしたら、松阪から伊勢のほうへというような形にならざるを得ませんよね。移動して場所を変えてやるという方法も一つの考え方かなと思うんですけども、それはいかがでしょうか。

〇山川部長 今後、そういった障がい者の方、動きにくいというお話も聞いてますので、先ほどのキャラバンじゃないですけども、そういったこともこれに加えて考えていきたいと思います。

〇濱井委員 続きまして、次の6ページの三重県版「きずなカフェ」の整備等についてなんですけども、これはいつごろを予定しておるんでしたか。

〇世古副部長 なるべく早くとは思っております。懇話会でも、前向きに一緒にやっていきましょうという意見、そこら辺のところはまとまっております。それで、平成25年度の当初予算の要求の中で、要求をしていくわけで、その中で、今御説明しましたように、実務者レベルの方々のところでしっかりと他県の事例なんかも見ながら検討して、三重県版としてどういったものができていくのかということで、なるべく早くというか、ちょっと申し上げにくいんですけども、取り組んでまいりたいと思っております。

〇山川部長 来年度当初には、その詳細調査費というのを先ほども御説明させていただきましたが、そこに計上しておりますので、そういった結果ができ次第、一番大事なのは場所と運営する人だと思ってますので、奈良県の「きずなカフェ」を見ておりましても、母体となる福祉協議会の方であるのか、いろんなところがございますので、一遍そこら辺も議論しながら早急にやっていきたいと考えてます。

〇濱井委員 わかりました、結構です。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 なければ、みえ産業振興戦略アドバイザリーボードの概要について及び障がい者雇用の取組についての調査を終わります。

          (休  憩)

  (3)メガソーラーの取組について

  (4)みえスマートライフ推進協議会について

    ①当局から資料に基づき説明(世古副部長)

    ②質問

〇服部委員長 それでは、ただいまの当局の説明に対し、御質問等がありましたらお願いいたします。

〇稲垣委員 まず、メガソーラーの取組についてのところですけれども、先ほど御説明いただきました木曽岬干拓地のメガソーラー事業と、新聞等でよく市町あるいは民間の取組も県内でいろいろ進んでるという報道は見てるんですけれども、県として、例えば県内で今把握しとるのがトータルどんだけの出力で、発電量としてどの程度になるかとか、そんなのはデータか何か把握しとるんですか、市町や民間がやるものも含めて。

〇辻課長 県内でもう既にいろいろな新聞等々で公表されとるものでございますけども、木曽岬干拓地以外に民間と、この前、鈴鹿市がするということで発表がありましたけども、13カ所ございまして、出力のトータルでいきますと、約40メガワット、全部13カ所トータルいたしますと、それぐらいになってまいります。

〇稲垣委員 40メガワットというと、発電量でいうと大体県内の何世帯分ぐらい全部で網羅できるぐらいになるんですか。

〇辻課長 木曽岬干拓地が48.7メガワットで1万5000世帯ということですので、それに近い数字か同じぐらいだと思います。

〇稲垣委員 つまり、木曽岬干拓地と今回やるメガソーラーと市町、民間でやるのを足すと、大体合計3万世帯分ぐらいは県内を網羅できるものができると、今の見込みですね、なるほど、わかりました。
 あと、この木曽岬干拓地のメガソーラーについては、予定としては10月に運転開始をして、それから20年間ということですが、これ、固定価格買い取り制度のその制度の動きとかも見て、例えばこの20年間はどんな制度になろうが必ず続けていただくという契約になっとるんですか。

〇辻課長 一応、公募の条件としてそのようにさせていただいておりますので、契約の中でもそういうふうになります。

〇稲垣委員 なるほど。そしたら、平成46年9月までは何があってもここから撤退はないということですね、了解しました。
 続いて、このみえスマートライフ推進協議会のところをもう少しお尋ねしたいんですけれども、まず、このバイオリファイナリーのところで、2月ごろに四日市コンビナート関連企業等々で勉強会をスタートということを書いてもらってありますが、何社ぐらい想定されとって、先ほどの当初予算の中では、たしか1300万円ぐらいが計上されてたのかなと思うんですが、この勉強会をやるのに1300万円ということは多分ないと思うんですけれども、その当初予算の中身も含めてもう少し詳しく御説明いただけますでしょうか。

〇辻課長 バイオリファイナリーの研究会の運営経費を、いろんなバイオマスの資源の調達先とか、バイオエタノール、バイオプラスチックなどの出口に関する調査と分析とか、国内、海外などの技術動向の調査と分析などを委託をかけさしていただこうかなということで、そういった予算にしてございます。

〇稲垣委員 そうすると、1300万円でどこかに調査を委託するわけですか、この予算というのは。

〇辻課長 委託する予定でございます。

〇稲垣委員 この分野は、先進事例とか、そういう調査委託先というと、どういうところが想定されるんですか。どこがこれについて詳しいんですか。

〇辻課長 ちょっとそこら辺、まだまだ研究しなきゃいけないんですけども、京都大学にバイオリファイナリーの権威の上田先生がいらっしゃいまして、その先生等と相談させていだたきながら委託先については考えていきたいなと思っております。

〇稲垣委員 私の一般質問で議論させてもらったときも、その京都大学の先生の名前をたしか言っていただいとって、それ以降、私もたまにインターネットでいろいろ調べるんですけれども、特段何も出てこないんで、自分の調べ方がまずいんかもわからないんですけど。ただ、四日市のコンビナートを次世代型の形としてこういう形でやっていこうという方向性というのは、今、模索しとる中では非常に光明かなというふうに期待はしてまして、ただ、ちょっと私も、なかなかどういうものになっていくのかというのがいまいちイメージわかなかったんで、その委託先というと、どこが先進的なんかなというのを逆に聞きたいなって、今、思ったんですけれども。これはおいおい取組が進み始めたら、またいろいろ教えていただければなと思いますけれども、期待したいなというふうに思ってます。
 ちなみに、これ企業は何社ぐらいかまだ見込みはわかりませんか、2月なんで。

〇辻課長 研究会のほう、四日市コンビナートの企業を中心にということなので、五、六社、もう少しかなというぐらいです。そこら辺のメンバーまで確定してございませんので、まだちょっと明確なことは申し上げられませんが、コンビナートの中心に県内の中小企業にもお声がけをさせていただければなと思っております。

〇稲垣委員 わかりました。ぜひ来年度1年間、ちょっと具体的なイメージがわくような展開にしていだたけるとありがたいなと思いますので、よろしくお願いします。
 それともう1点、この新エネルギー導入部会で、メタンハイドレート、洋上風力、木質バイオマス、小水力のそれぞれ研究会が設置されるのかなと思うんですが、これはもう設置されとるんでしたっけ。

〇辻課長 まだちょっと立ち上がりというところまで至ってございませんで、メタンハイドレートですと、まだ国のほうも研究・調査をしとる段階ですので、国の調査動向等の情報を収集しながら、メタンハイドレートの研究会も、特に南部のほうは関心の深い市町もございますので、そういった市町等と一緒に研究会を立ち上げられればなというふうに思っているところです。

〇稲垣委員 メタンハイドレートは渥美半島沖ではなくて志摩半島沖ということで、三重県としてはこだわりを持って言っていただいとる部分もありますので、そのことも含めてこの研究会が早く立ち上がって、外に対しても、別にメタンハイドレートは三重県のものだと言う気はないにしても、やっぱりそういう動きを活発に先に始めてるよというのを示すことも大事かなというふうに思ってますので、ぜひそういう取組をしていただきたいと思う。あと、この洋上風力は、私も余りよくわからないんですけど、結構、漁業権の問題等々で現実的には難しいという話もよく耳にするんですが、現実的に難しいものを研究しても意味ないのかなともちょっと思ったりするんですけど、その辺の考え方というか、見込みは。研究会をとりあえずやってみるということなのか、何か見込みがあるのか、この辺も少し教えていただけますか。

〇辻課長 今年度、文献による風況調査を行うことといたしておりまして、その結果を見て、好適地について検討していきたいなと思っております。それを踏まえて、構成メンバーとか具体的な研究テーマについてどのようにしていくのか、もう一度改めて考えていきたいなと思っているところです。

〇稲垣委員 とりあえず海に強い風が吹いとるかどうか、一回調べてもらうということですね。わかりました。
 以上です。

〇服部委員長 よろしいですか。山川部長、補足はよろしいですか。
 ほかにございませんか。

〇濱井委員 木曽岬干拓地メガソーラーについてお伺いいたします。事業候補者が決定されまして、メガソーラー事業が進んでいくということになってまいりますけども、契約上の問題は、今、稲垣委員が聞かれましたように20年間は運転を進めていくというようなことで条件がつくられとるということでございます。
 ちょっと確認させていただきたいんですけども、そのほかに、この事業を進めていく上での障害になるようなものは一切ないのかどうか。例えば地元住民とのかかわり、あるいは地元の自治体とか愛知県とか、そういったところの環境はきちっとできておるのかどうか、まずお伺いしたいと思います。

〇辻課長 当然、建設に当たりまして、木曽岬町、桑名市を通じてですけども、地元の自治会のほうに事業者のほうが当然ごあいさつなり、工事の計画なんかを御説明に上がるということになると思いますので、今のところ障害になっているというようなものは聞いてございません。

〇濱井委員 その点、十分熟慮しながらやっていただきたいと思いますけども、環境に配慮されたものとなっておるのかどうか、生き物に対する環境とか、そういった部分について大丈夫なのかどうか、環境に対する影響はないのかどうかについてお伺いしたいと思います。

〇辻課長 特にこの場所は、環境アセスメントを実施した地域でございますので、そのアセスを超えないといいますか、アセスの条件の範囲内で皆提案いただいておりますので、特に環境上の問題はすべて提案の中ではクリアされております。

〇濱井委員 そういう理解でよろしいですね。そうしますと、工事期間中も、その点も十分配慮していただきたいと思います。
 以上で終わります。

〇服部委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。

〇中西委員 少しだけ。今のメガソーラーの件なんですけど、20年たって、事業の後のことの内容は契約の中にはうたわれてるんでしょうか。

〇辻課長 一応20年貸し付けるということで、それ以降は撤退をいただくということになってございまして、特に撤去費用もいくらかかかりますので、その点は事業者のほうから、撤去費用はいくらかかります、どういうふうに対応しますということは提案の中に入ってございます。

〇中西委員 それでは、その件はいいです。
 それともう1点、先ほど、稲垣委員のほうからありました新エネルギー導入部会の洋上風力研究会の件なんですけど、辻課長のほうには一度お会いしていただきましたが、一応国のほうでオーケーが出ましたので、もう進めるということで、FS調査をやるということで決定しましたので、機会がなかったので、ちょっとここで報告だけしときますので。以上です。

〇服部委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 なければ、これでメガソーラーの取組について及びみえスマートライフ推進協議会についての調査を終わります。

  (5)ものづくり中小企業の販路開拓に関する支援について

  (6)「リーディング産業展みえ2013」の開催について

    ①当局から資料に基づき説明(田畑次長)

    ②質問

〇服部委員長 それでは、当局の説明に対し御質問等がありましたらお願いいたします。

〇稲垣委員 リーディング産業展を今年も四日市ドームで開催いただけるということで、本当にありがたいなと思っております。ぜひよろしくお願いしたいと思います。
 その中で、その他のところに、100年経営の会地域フォーラムと書いてもらってありまして、創業100年以上の会社というのは、参考までに三重県は何社ぐらいあるんですか。どうでもいいのはどうでもいいんですけど、もしわかったら、また後ほど資料ででも。三重県は何社ぐらいあって、多分そんなに多くないのかなと思う一方、歴史があるんで結構多いのかもわからない。ちょっとわからないんで、もしわかったら後で資料でください。
 それで、ここの開催の内容でいろんなポイントを上げていただいとるんですけれども、当然、海外の事業展開をサポートしたということで、こういうふうにやっていただいたりとか、こういう新しい取組をしていただけるというのは重要なことかなと思ってますが、首都圏営業拠点のPR的なものとか、そういうのは余り考えられてないですか、リーディング産業展では。

〇山川部長 考えてませんので、一遍考えます。

〇稲垣委員 事前の、さっきのPRに向けての予算も800万円ぐらいありましたし、それを使えとは言いませんけど、それとはまた別かもわかりませんが、事前にやっぱり県内の企業とか、そういうところに知っていただくには、リーディング産業展なんていうのは非常にいい機会やと思いますので、三重県として、今年、首都圏でこんなんをやるんだということを強く印象づけられるような催しも何か企画してほしいなということをお願いして、終わります。

〇服部委員長 よろしいですか。
 先ほどの創業100年以上の会社のほうなんですが、資料のほう、よろしくお願いいたします。
 ほかにございませんか。よろしいですか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 なければ、ものづくり中小企業の販路開拓に関する支援について及び「リーディング産業展みえ2013」の開催についての調査を終わります。

  (7)丸の内朝大学を活用した首都圏における三重の魅力発信について

  (8)「ちいさな企業」未来会議について

    ①当局から資料に基づき説明(田畑次長)

    ②質問

〇服部委員長 それでは、ただいまの当局の説明に対し御質問等がありましたらお願いいたします。

〇稲垣委員 まず、丸の内朝大学ですが、平成23年度やっていただいて非常にいい取組がいろいろそこからまた生まれてるという説明も聞いてまして、今年度もまたやっていただいたということです。ちなみにこの受講生、平成23年度は40名で、今年度やっていただいたのは43名と、今、報告いただきましたけど、これは全くかぶってないのか、23年も受講して、24年も受講しとるのか、そのあたりわかりますか。

〇山川部長 一部みえます。新規の人何名とか、ちょっとそのあれはわかりませんが、去年も来たからと、来た人もおみえになりました。

〇稲垣委員 めちゃくちゃ好きになっていただいた方が2回来ていただいてもいいと思うんで、それはそれでいいと思うんです。そういう人が余り多いようやと、ちょっとマニアックな議論になってしまうと困りますので、新しい方が恐らく大多数なんだろうということで理解させていただきます。
 それから、これをいろいろネット等々を通じてこれから影響を出していくという、たしか当初予算のときにもそういう説明だったと思いますので、この40人で当然終わる話じゃなくて、次へつながるように期待したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それからもう1点、「ちいさな企業」未来会議は、これまで30カ所以上やってきて取りまとめられてこうやって出てますよと言うんですけど、この成果、この取りまとめ内容みたいなのというのは、ただいま我々も簡単に手に入るもんなんですか。どういう位置づけになっていくんですかね、この取りまとめは。

〇田中課長 「ちいさな企業」未来会議の取りまとめは、夏、7月に、中小企業庁のほうで取りまとめられまして、ホームページでも公開されております。この後すぐにでも資料提供はできると思いますので、またお持ちいたします。

〇稲垣委員 ありがとうございます。そしたら、これまで30カ所、そういう会議をやって、できてきた課題というのは、ちょっと私も勉強不足でどういう取りまとめか見てなかったもんで、ホームページでとれるんかもわかりませんが、今のやつ、もし資料でいただけるようでしたら、またください。
 あと、この12月12日の、先ほど、小規模企業経営者のいろんな分野の話がありましたけれども、こういう業種の人に来ていただきますよと。これ総勢何人ぐらいでやる会議になるんですか、トータルすると。

〇田中課長 先ほど、次長のほうからも説明がございましたが、トータルの参加人数は行政当局も含めて今のところ24名を予定しております。ちょっと一部調整中でございまして、25名になる可能性もございます。センターテーブルにその24名ないし25名の方に座っていただいて、そのセンターテーブルの中での議論を、周辺に数十名分の傍聴席を御用意しておりますので、傍聴席の方にお聞きいただく。時間があれば傍聴席からの御意見も頂戴するような時間を設けたいと考えております。

〇稲垣委員 なるほど、わかりました。そういう傍聴もできるということで、せっかく三重県で開催いただけるということで、三重県の独自の課題みたいなんが、せっかくなんでこの機会に出てくるといいかなと思って、いろんな分野の業界の方らを今御説明いただきましたので、その議論をまた期待したいなと思います。
 以上です。

〇服部委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 なければ、丸の内朝大学を活用した首都圏における三重の魅力発信について及び「ちいさな企業」未来会議についての調査を終わります。

  (9)シャープ株式会社亀山工場立地に伴う経済波及効果について

  (10)台湾・タイとの交流・連携について

    ①当局から資料に基づき説明(田畑次長)

    ②質問       なし

  (11)三重県観光キャンペーンについて

  (12)首都圏における観光情報発信について

    ①当局から資料に基づき説明(岩田次長)

    ②質問

〇服部委員長 それでは、当局の説明に対して御質問等がありましたらお願いいたします。

〇稲垣委員 この観光キャンペーンは3年間、来年度からやっていただくということで期待をしたいなと思ってますが、先ほども少し話が出てました周遊パスポートについて、もう少し詳しく聞きたいんですけれども。これ自身は3年間有効ということかなと思うんですが、どの程度つくってというか、結構少ないというか、価値のあるものなのか、頻繁に配っていくものなのか、どういう位置づけにしていくんですかね、この周遊パスポートは。

〇加藤局長 詳細な詰めはまだちょっと。プロの方の御意見も少し参考にとは思ってますが、キャンペーンが3年間と非常に長いもんですから、一定めり張りが要るだろうということですので。そのパスポート自体は、例えば10カ所とか20カ所とか回っていただくと、次のステージのパスポート、それから、そこからさらにまた頻繁にということであれば、もう一つ上のパスポート、銅が銀で、銀が金というような、金になった人は本当にコアな三重ファンだというようなイメージで、そういう方を中心に3年後には取り込むというようなイメージが一定あります。
 それと、パスポート自体、県内のいろんなところへ持って示せばいろいろなサービスが受けられるというような形にしたいと思ってますが、パスポート自体で回っていただいて、例えば1年間の中の半年間、この期間に何カ所か回った方は、スタンプのある人は申し込みを別途していただくと、それでプレゼントがもらえるような、そういう期間を設けて、また別途そういうのの促進といいますか、そんなようなものも付加したいと思ってます。
 それから、もう一つお聞きいただいたのは数でしたね。数のほうは、本当はそれを旅行事業者といいますか、県外から来ていただくような方といいますか、旅行事業者等へ事前にそういったものが配布できているといいのではないかと思うんですけれども、当初、印刷をするだけの予算も潤沢にあるわけではありませんので、できれば二、三万部程度は、とりあえず4月から始まりますので、そういったものを用意して一定のところに配布、来ていただいた方にお持ちいただくというようなイメージで考えてはおります。ちょっと数については、まだこれから詰めるというようなことになると思います。

〇稲垣委員 多分この3年間のキャンペーンの中での結構重要な位置にこのパスポートの取組というのはなるのかなというふうな感じを受けますので、余り複雑やと、かえってわかりにくいですし、そのあたりは、今、よく検討されてということですので、ぜひお願いしたいんですが。今のお話を聞いてて、銅、銀、金かどうかは別として、ランクアップしていって、コアなファン等、そういうのを県としても把握ができるというのは非常にいいことだなと思いますので、そういう取組でいいのかなと。
 もし、そうする場合でしたら、例えば仮にですけれども、一番最初のとっかかりの銅に当たる人のパスポートは県の予算を使わずに、それぞれの観光地あるいは飲食店、いろんな人らに協力をいただいた形の、そのかわり幅広く配ることを目的にたくさんつくって、宣伝効果もあるということで、そういう人らに協力してもらってつくるとか、すべて県の予算でやり切るんじゃなくて、そういう発想もいいのかなと。
 一番最初の間口は、皆さん協力してくださいと。そのかわり、そこから絞り込んでいったやつは県がしっかり責任を持ってデータもとって、皆さんにもフィードバックしますというような取組にしてもいいのかなというような印象を受けましたので、ぜひ中身の濃いものを検討いただければなと思います。
 それからもう1点、35ページで御説明いただいた首都圏における観光情報発信で、今後の連携の予定で、島根県あるいは奈良県と協力をしてと、これは私も何度かこの委員会でも話をさせていただいて、今後どんどん協力を深めていけばなと期待もしてますけど、ちなみに1月12日から20日のふるさと祭り東京2013というやつは、主催はどこなんですか。

〇伊藤課長 こちらの主催は、ふるさと祭り東京実行委員会というのがございまして、そちらのほうでさせていだたいております。入っているところが、例えばフジテレビとか文化放送、それから東京ドームが入っている、そういった実行委員会でございます。

〇稲垣委員 これは島根県が出展して、三重は連携で一緒に多分間借りさせてもらうんか何かみたいなイメージですけど、三重県も出展してもええんじゃないですか、こういうのって、逆に。お金の問題なんやろか。

〇伊藤課長 お金の問題もあるんですが、過去、三重県も出展していたことがあるというふうに聞いておりますので、また、ちょっとそこら辺のところ調べたいとは思っております。締め切りが大分早かったみたいで、今度はちょっと時期を逃さないように、もっと情報、アンテナを張っていきたいと思います。

〇加藤局長 そういうもろもろの事情もありますけれども、私どもは1月18日に観光交流会ということでメーンの事業を考えているような時期でもありましたので、そのあたりでの調整ということもこの部分にはあります。

〇稲垣委員 それは、これに近いんで、そういうことでしょうけれども、恐らくこの1月12日から20日のイベントと1月18日の集客力は全然違うんかなというイメージ、想像ですけどね。これはわからないですけど。すると、こういう12日から20日までの間、東京ドームでやる大きいイベントなんかは、三重県もこれから積極的に独自で出ていくべきで、三重県と島根県と奈良県で一緒のブースを借りてもええんですけれども、こういうのはやっぱり独自でやることかなと。逆に三重県がこういう単独で打つ三重県観光交流会みたいなところへ島根県に来てもらったりとか、島根県が独自で何かをやるところに三重県が行かしてもらうという、そういうスタンスでやってもらわんと。ちょっと誤解というか、島根県がやっとるところへ三重県も乗っていくんだと、別に主催するところへは三重県も単独で行くべきということだけ、ちょっと考えていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
 以上です。

〇服部委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 なければ、三重県観光キャンペーンについて及び首都圏における観光情報発信についての調査を終わります。

  (13)首都圏営業拠点の効果的な運営について

  (14)各種審議会等の審議状況の報告について

    ①当局から資料に基づき説明(世古副部長)

    ②質問

〇服部委員長 それでは、ただいまの当局の説明に対し御質問等がありましたらお願いします。

〇中西委員 首都圏営業拠点の件で説明いただきましたけど、ちょっと確認したいんです。
 まず、今後の取組の中には詳細をできるだけ早くと書いてありますが、これ、すべての詳細がいつ出るんですか。

〇世古副部長 この契約そのものは11月2日からやっておりまして、中間的な説明の中で、県なんかと一緒になりながらコンセプトづくりとかレイアウトづくりを進めてまいりますけども、最終的な報告書としましては、契約といたしましては3月の予定になっております。

〇中西委員 そうすると、具体的な中身というのが3月に出てくるということですね。僕の聞きたいのは、すべてのスケジュール的なものがここで出てきてもいいんかなと思うのに、具体的な部分が出てないんです。それが1点気になるんで、それはどうですか。

〇世古副部長 まず、この効果的な運営の検討業務につきましては、確かに、今、契約自体は3月と言いましたけれども、その中間でいろいろと提案が出てまいります。こういった提案も、また機会のあるときに御説明もさせていただきますし、あと、これから運営事業者の公募とか、それから内装の設計なんかも入ってまいります。こういったものを総合的にどういったスケジュールでやっていくのかというのは、これからまだもう少し検討させていただきたいと思っておりますので、それが決まった段階でまたお示しさせていただきたいと思っております。

〇中西委員 それなら、こう言いたいわけですわ。まず、三者で決めて、公募で決定したというんなら、公募で決まった、決定したコンセプト云々を、こういう文書でこうやって書かれてるだけでは皆さんイメージつかないはずなんですね、委員全部が。言葉ではわかるんです。ただ、ここまでの費用をかけてやっていこうて、5年間で6億円ぐらいかかるわけですやんか。そういう部分で、一番大切な、今、しょっかかりなんで、できたら、この会社のノウハウかどうかもありますけど、やっぱりちょっとイメージ的なもんを出すとか、例えばこの中で、ジャパニーズモダンの空間て、皆さんわかればいいですけど、これわからないと思うんです。それが大事やて、僕、言いたいんです。それはどうですか。

〇世古副部長 今御指摘いただいた点も含めて、確かに今日は37ページにあるようなところ、わかりにくいような表現かわかりませんけれども、こういったことをもう少しわかりやすく、イメージなんかもわかっていただけるような形に、ちょっと工夫もさせていただいて、少し時間をいただいてお示しさせていただきたいと思います。

〇中西委員 例えば、この公募にするときの、こういうパースは出てましたわね。皆さんも見てみえるかどうかはあるんですけど、要はイメージができるもんを出すことが非常に大切やと思うんです。
 ここで、この東京の会社が云々という、その会社がどうのこうのと言うつもりは全然ないんです。けれども、初めての取組であり、こういうことをやっていくのに本当にうまくいくんだろうかと非常に思うと思うんです。この現地も僕、ついでのあったときに見てきたんですけど、奈良県と島根県が営業拠点を出してみえます。そのちょっと並びの奥なんですけど、いかにも三重県は大きいんです、いかにも。規模的にも、スペース的にも。場所は同じ通りなんで、反対側に三越があったりとか、ごめんなさい、違ってるかわからんですけど、いろんな部分でいい場所やなというのはすごく思うんですけど、いかにもスペースが大きいんです、ほかの2県に比べると。そうすると、どこまでこれを、成功ってどうやって見るんか僕わからないですけど、売り上げなのか、売り上げって、昨日、質疑も出てましたですけど、売り上げを、毎月の家賃が600万円ぐらい要るんかな。年間6000万円ぐらいかな。そうですね、6700万円になってるんですかね、年間。そうすると、それを割って、それぐらいの売り上げに対して、そこで金額的に運営できるんかという話なんかもあると思いますし、先ほど、運営業者をまた公募するということだと思うんですが、運営業者に対しては、県は予算を見てないんですから、一切出さないということなんですね。それはそうだと思うんですけど、家賃の分が当然かかってくるわけですね。費用対効果をどう見るんやという話になってくると思うんで、もう少し丁寧に何か必要なんかなと思うんです。その辺、お考えがあるんなら教えていただきたいんですけど。

〇山川部長 今、おっしゃったように、運営事業者からどういう御提案をいただくか。例えば1階の65坪をどういうふうに使いたいかといったのを広く意見を求めたいので、最初に、ここが何平米、何平米と決めるというよりも、そこもあわせて決めていくということで、もう少し運営事業者を公募した中で、先ほども言った、その時期を早いところやってお示ししたいというふうに御答弁をさせていただいたところです。

〇中西委員 そうすると、今、ワイス・ワイスという会社で決まった中身の状態は、運営業者との打ち合わせをしていく中で変わっていく可能性もありますね。それはどうですか。

〇山川部長 多分そこら辺は、平米数というのを、私どもはやはり、今回の運営事業者というのは、あくまで効果的な運営ができるということで、デザインをすべて委託するのは設計業者に委託をしますので、そこについては今回の部分にはなってなくて、全体をプロデュースしていただくということで3月までという契約にしておりますので。当然、例えば1平米とか2平米とか3平米とか、そこら辺は事業者を決める段階で正式に決まるもんだと理解しております。

〇中西委員 ちょっと専門的なことになってしまったら申しわけないんやけども、そうすると、設計業者は別な業者にされるわけですね。今、約300万円、いくらで決まったかちょっと教えていただいてないですけど、このワイス・ワイスとの公募の結果、決まった金額はちょっと聞いてないんでわからないんですけど、約300、299万どんだけかと思うんですけど、それから設計業者にきちんと委託をして設計に入るわけですね。そうすると、この運営業者の意見も当然入れながらやらんとうまくいかないはずなんです。仕事をやっていく上で、まして運営業者がまるっきり運営に対する費用は自分らでやってくれということなんで、そういうことを考えると、うまくいかないと思うんで、その辺の、僕は大事なのはスケジュールだと思うんです。どういうスケジュールを組んでやっていくんだと、きちんと形にできた図面上でやれば、仕事は、受ける業者、そんなに難しい話じゃないと思うんです。形を決める、まず、デザイン上、イメージ的に決めることが、一番に大事なんが、この公募でやられたと。この次は、運営業者を含めた中で本設計に入っていく部分のところがすごく必要で、その後は入札されてやられるんでしょうから、そんなに問題ないと思うんですけども、その辺のことをもう少し、この1枚でこれ次年度の予算の部分でというのがほとんどなんで、丁寧さに欠けるかなとすごく思いますんで、その辺どうでしょうかね。

〇世古副部長 私は今、御指摘いただいたように、少し丁寧さを欠いているのかなと思います。
 先ほど、私も申し上げましたように、これから運営事業者を公募し、決定もし、基本設計のほうもこれから業者のほうの選定もし、そういった中で、スケジュールも含めてもう少しお示しできるような段階になれば、できるだけ早い時期にお示しをさせていただきたいというふうに考えております。

〇中西委員 それでは、最後に、いつ出せるか、大体わかれば教えてください。

〇山川部長 今もお話ししましたように、本日から来年の1月21日まで運営業者を公募させていただこうと思ってますので、その状況の中で見ないと、私どもがいつまでにとは。それ以降なるべく早い時期にということで御理解をいただきたいと思いますが。

〇中西委員 そうすると、その受ける方、図面を書かれる方もちょっとタイトになりますんで、その辺含めて早く業者が決まってうまくいくようにしていただきたいなと思いますので。
 はい、ありがとうございます、よろしいですわ。

〇服部委員長 よろしいですか。ほかにございませんか、よろしいですか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 なければ、首都圏営業拠点の効果的な運営について及び各種審議会等の審議状況の報告についての調査を終わります。

  (15)報告事項

    ①三重県の景気動向調査等の結果について

     当局から資料に基づき説明(世古副部長)

    ②質問       なし

  (16)その他

〇服部委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら、御発言をお願いいたします。

          〔「なし」の声あり〕

 よろしいですか。
 それでは、私、委員長のほうから一言だけ発言させていただきたいと思いますので、お許しいただきたいと思います。
 今回、委員会が始まる前の冒頭の山川部長の御発言もいただきまして、いろいろと雇用経済部の今の政策に対して、メディアも、そしてまた三重県全体が注目しておる事業が本当にたくさんあるわけでございます。観光、首都圏営業拠点の問題、そしてまた雇用問題といったところで、大変日本の経済が非常に厳しい状況の中で、やはり三重県もしっかりと経済を上昇させていこうと、こういうような動きがあるわけでございまして、やはり注目度が非常に多い事業ということで、しっかりと我々も委員会として、この部局の皆さんと信頼関係を築いた状況の中で委員会活動、議会活動をしていきたいと思っております。皆さんとともに我々も汗をかいてしっかりと三重県づくりをやらせていただきたいと思いますので、その点だけ御理解をいただきたいと思います。
 そういうことで失礼をいたしました。
 それでは、ほかになければこれで所管事項の調査を終了いたします。

 2 委員間討議

〇服部委員長 次に、委員間討議を行います。皆さんはそのままでお待ちください。
 まず、先ほどの所管事項について、御意見のある方はお願いいたします。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 それでは、これから委員長報告に係る協議として、本会議への常任委員長報告の報告事項について御協議を願います。
 本日の常任委員会の所管事項調査に関して委員長に付記すべき事項、意見、要望等はございますか。

〇稲垣委員 観光キャンペーンは、3年間にわたってこれからやっていただくということで、先ほど、周遊パスポートの件を少し質疑ではお話しさせてもらったんですけれども、やっぱりより効果的な取組をしていただかなあかんのは当然のことで、そのあたりを委員長報告で一言いただければどうかなというふうに思います。
 それと、先ほどから中西委員も言っていただいた首都圏営業拠点の効果的な運営ということで、まだ全体像がという話もありましたので、そのあたりも早急に示していただいて、これも当然、効果的な運営をしていただかなあかんということですので、そのあたり、2つぐらい今思いつくところでいかがかなと思いますが。

〇服部委員長 ただいま、稲垣委員より御発言をいただきました件に関しまして、委員長報告に付記すべきとの御意見がありましたが、いかがいたしましょうか。よろしいですか。

          〔「異議なし」の声あり〕

〇服部委員長 それでは、その2点につきまして委員長報告に付記することといたします。
 ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 よろしいですか。それでは、ただいまの委員長報告の文言等の詳細につきましては、正副委員長に御一任願いたいと存じますので、御了承願います。
 次に、これらのうち、特に執行部に対し、経過報告を求めるべき事項はございますか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 よろしいですか。
 それでは、今回のこの委員長報告に関して、経過報告は求めないということで決定させていただきたいと思います。

〇稲垣委員 経過報告というのは、例えば観光キャンペーンなんかは、多分、随時報告いただきますよね。そういうのとは別の話ですか。

〇服部委員長 そういうことです。

〇稲垣委員 ちょっとごめんなさい、経過報告の理解度が……

〇服部委員長 もちろん経過報告は、今の観光キャンペーンにつきましては、やはり執行部のほうからは説明は随時いただくわけでございまして、特に今回のこの経過報告というものは、何月までに経過報告しなさいという期限を切った形の経過報告でございますので、しっかりとふだんは皆さんから経過報告もいただいておりますので、期限を切った報告にはならないということでございます。
 また、いろいろとこの委員長報告も変わってまいりましたので、皆さんでまたいろいろと御協議いただいて、御理解をいただければと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。

 

〔閉会の宣言〕

 

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。

戦略企画雇用経済常任委員長

予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会委員長  服部 富男

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