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三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成24年度 委員会会議録 > 平成25年3月14日 戦略企画雇用経済常任委員会 予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会 会議録

平成25年3月14日 戦略企画雇用経済常任委員会 予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会 会議録 

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戦略企画雇用経済常任委員会

予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会

会 議 録

(開 会 中)

 

開催年月日         平成25年3月14日(木) 自 午前10時0分~至 午後3時10分

会 議 室           302委員会室

出席委員            7名

                           委  員  長      服部 富男

                           副委員長   辻 三千宣

                           委       員   中西   勇

                           委       員   濱井 初男

                           委       員   森野 真治

                           委       員   稲垣 昭義

                           委       員   青木 謙順

欠席委員            なし

出席説明員

             [雇用経済部]

                           部  長                                   山川   進

                           観光・国際局長             加藤 敦央

                           副部長(企画総務担当)             世古   定

                           次長(商工担当)                        田畑 知治

                           次長(観光・国際局)          岩田   賢

                           人権・危機管理監           濱口 正典

                           雇用経済総務課長         平野 正人生

                           雇用対策課長              樋口 俊実

                           エネルギー政策課長        辻      善典

                           三重県営業本部担当課長     中嶋   中

                           ものづくり推進課長          山神 秀次

                           サービス産業振興課長       田中 幹也

                           地域資源活用課長         内藤 一治

                           企業誘致推進課長                    長岡   敏

                           金融経営課長                           永田 慎吾

                           観光政策課長                           伊藤 久美子

                           観光誘客課長                           安保 雅司

                           国際戦略課長                           川添 洋司

                                                                                    その他関係職員

             [労働委員会事務局]

                           事務局長                       小林 正夫

                           調整審査監                服部 隆之

             [地域連携部]

                           水資源・地域プロジェクト課長   立花   充

委員会書記

                           議   事   課     主査  藤堂 恵生

                           企画法務課    主幹  秋山 誠二

傍聴議員            なし

県政記者クラブ   4名

傍 聴 者           なし

議題及び協議事項

Ⅰ 分科会(雇用経済部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第3号「平成25年度三重県一般会計予算」(関係分)

  (2)議案第12号「平成25年度三重県中小企業者等支援資金貸付事業等特別会計予算」

  (3)議案第46号「三重県緊急雇用創出事業臨時特例基金条例の一部を改正する条例案」

  (4)議案第49号「三重県試験研究機関関係工業等に係る設備等使用料及び試験等手数料条例の一部を改正する条例案」

  (5)議案第75号「平成24年度三重県一般会計補正予算(第9号)」(関係分)

  (6)議案第80号「平成24年度三重県中小企業者等支援資金貸付事業等特別会計補正予算(第1号)」

 2 所管事項の調査

  (1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告

Ⅱ 常任委員会(雇用経済部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第53号「三重県立職業能力開発施設条例の一部を改正する条例案」

 2 所管事項の調査

  (1)組織の見直しについて

  (2)みえ産業振興戦略アドバイザリーボードの検討状況について

  (3)「三重県・北海道」産業連携推進会議の設置について

  (4)三重県海外ビジネスサポートデスクの取組について

  (5)首都圏における営業活動と今後の計画について

  (6)みえスマートライフ推進協議会について

  (7)みえグリーンイノベーション構想(案)について

  (8)県内中小企業の人材確保・定着支援の取組について

  (9)雇用創造懇話会での検討状況について

  (10)起業支援型地域雇用創造事業について

  (11)企業投資促進制度(案)の概要について

  (12)サービス産業振興と中心市街地活性化へ向けた取組について

  (13)三県(島根県、奈良県、三重県)連携について

  (14)三重県観光キャンペーンについて

  (15)台湾との交流・連携について

  (16)包括外部監査結果に対する対応について

  (17)三重県外郭団体等改革方針(案)について

  (18)各種審議会等の審議状況の報告について

  (19)報告事項

    ①リーディング産業展の結果について

    ②三重県の景気動向調査等の結果について

 

【会議の経過とその結果】

 

〔開会の宣言〕

 

Ⅰ 分科会(雇用経済部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第3号「平成25年度三重県一般会計予算」(関係分)

  (2)議案第12号「平成25年度三重県中小企業者等支援資金貸付事業等特別会計予算」

  (3)議案第46号「三重県緊急雇用創出事業臨時特例基金条例の一部を改正する条例案」

  (4)議案第49号「三重県試験研究機関関係工業等に係る設備等使用料及び試験等手数料条例の一部を改正する条例案」

    ①当局から資料に基づき補充説明(山川部長、加藤局長)

    ②質疑

〇服部委員長 ただいまから、御質疑があればお願いいたします。いかがですか。

〇濱井委員 首都圏営業拠点なんですけども、この整備にこれからかかっていくわけなんですけども、まず現在、3月末までに千疋屋の建物は完成するというふうに聞いてるんですけども、その完成進度といいますか、進捗状況についてお伺いしたいと思います。

〇世古副部長 お借りをいたします日本橋の千疋屋ビルは、これまでの委員会でも御説明させていただきましたように、3月末の完成を目指して今進められております。3月の下旬には完成をするというふうなことはお聞きしております。

〇濱井委員 ありがとうございました。私も、つい最近、お邪魔させてもらいまして、行ってまいりましたけども、着々と進められているなというふうな感じを受けました。3月いっぱいで完成、予定どおりということでございます。あわせて、これからいよいよ準備段階として、いろんなPRとか、それから実際の活動内容について詰めていかれると思うんですけども、陣容、そこに配置される職員なんですけども、営業本部の方、それから今回の統括監というんですかね、中心に配置されますけども、大体何人ぐらいの陣容になるんでしょうか。

〇世古副部長 これから運営事業者を決めて、実際に夏のオープンを目指して、営業拠点のほうは、その店舗の、拠点の展開は運営事業者が中心にはなってくると思います。ただ、これまでも御説明させてもらってると思いますけども、いわゆるアンテナショップ的なものに加えて、三重県の場合には、いろんな講座であるとかセミナーであるとか、あるいはイベントであるとか、こういったものを様々な市町村の方々、あるいは経済団体の方々からの御要望もお聞きしながら、それで詰めていくような形になると思います。現在東京駐在は5名おります。それで、今度、組織改正で新たに上に総括監という次長級のポストもできますけども、そういった者の中で営業本部の東京駐在というのは、基本はいろんなところで三重県を売り出していくための、営業展開していくためのいわゆる営業マンということが中心でもあります。営業拠点もできますので、そことの兼ね合いの中からどういった人員配置がいいのか、ちょっとまだ確実に何名というわけにはなりませんけども、そういったいろんな状況の中で、実際にその営業拠点の中に県の職員がどういう形で張りつくのかどうなのか、こういったことはまた、もう少し詰めが必要だと思ってますので、現在のところ何名というふうに具体的にまだ申し上げるまでには至っておりません。

〇濱井委員 いずれにしましても、夏ごろに実際動かしていくということですので、それまでにはきちっとした配置なりを詰めていただくことが必要だと思います。しっかりお願いしたいと思います。
 それと、これから、戦略的営業活動展開推進事業ということですけども、首都圏営業拠点のターゲット層に絞った広報をやっていくということが一つあります。このターゲット層というのは、どういった層を想定しておるんでしたでしょうか。

〇世古副部長 日本橋という土地柄が、まず地域特性みたいなものがあるかと思います。それと、もともとの日本橋というのは、どちらかといいますと、今回展開をいたします営業拠点のほぼ前には三越百貨店がありますとか、少し離れて高島屋がありますとか、そういったかなり高級品というんでしょうかね。そういった方が今、多いかと思います。ただ、この営業拠点につきましては、三重を、営業拠点を使って予感、体感、実感してもらうという意味合いから、そういった日本橋という街区の特性と、やはり女性層をターゲット、30代、40代、50代になるかわかりませんけども、三重を知ってもらって来てもらうということで、女性を、そういった中で営業拠点のターゲットにしていきたいなというふうに考えております。

〇濱井委員 なるほど。わかりました。そういうことだと思います。
 それから、営業拠点の開設に向けた情報発信の1つの中に、いわゆるあちらのほうの春の名橋「日本橋」まつりというのがたしかあったと思うんですけども、これはいつごろで、どういう内容で、そこへどういうふうに入っていくのかというのは、具体的なことはもうお考えなんでしょうか。

〇濱口管理監 春の名橋「日本橋」まつりでございますけれども、平成25年4月7日をメインとした、日本橋、橋がありますけれども、あそこをメインストリートとした祭りでございまして、路面にブースを出店したりということで、地域からも出店ができたりするようなコーナーもあります。そこに、例えば三重を売っていくブース等を設けてPRをしていく、情報発信をしていきたいというふうなことで考えております。

〇濱井委員 たしか去年、邪魔させてもらったんですけど、ちょうど桜の時期ですね。あそこ、きれいな桜の並木というのもありましたと思いますけども、そんなこととあわせてやっていかれるんじゃないかなと思ってます。わかりました。
 それから、ちょっと話が首都圏から離れるんですけども、関西圏のほうも、いわゆる営業活動を推進していくということで、先ほど部長からお話ありました企業のノウハウ、あるいはトップセールスということで知事が自ら動くというようなこともございます。もちろん部長も行かれるんだと思いますけども、関西のほうで具体的な内容というのはいろいろと書かれてますんでわかるんですが、中部圏のほうが、ちょっと私は弱いかなと思うんです。今後、中部圏のほうでの三重県を売り込む、売りまくるといいますか、その国内戦略というのは、どういうふうなものを持ってるんでしょうか。

〇山川部長 まずは首都圏と関西圏、この間、知事が答弁の中でお話をさせていただいたところが1つあると思うんですが、イオンが今、県と包括協定をしていただいておりまして、まず全部一遍にはなかなか難しいので、首都圏やって、関西やって、やっぱり中部としてもそういったことをターゲットにしていただくということで、詳細は詰めていくということです。近いところですので、こちらから営業としては、わざわざそういう事務所を設けてないという理由もありまして、私どものほうから営業活動は、企業誘致なり物販なりというのはそれぞれやっておりますし、名古屋については桜通りカフェがございますので、後で加藤局長がちょっとそこら辺を補充説明していただくと。中部圏というのは手薄になってるわけでなくて、しっかりやらせていただいてると思いますので。

〇加藤局長 中部圏については、桜通りカフェということで、これは県と、それから御賛同いただいた市町ということで、市町の数もだんだん増えてきてまして、当初6つほどだったものが、この4月からは13市町のほうに御賛同もいただいて、それと民ということで拠点を設けております。一定それぞれの地域の地域資源とか、そういった磨き上げについてのプロデュースというところでの費用負担というのがメインになります。そこから出てきたものを一応アンテナショップ的にコーナーがありますので、お見せするなり、情報発信をするなり、それから、そこから各旅行会社へ具体的な旅行商品として営業活動をかけるというようなことで、そういう意味で少し観光の営業拠点というような言い方もしておりますけども。そこを拠点にしていろんな情報発信、それから旅行商品の売り込み等、かけていきたいということで、そこは特に観光的な部分がメインになりますけれども、名古屋からおいでいただく観光客の方も3割近くになっておりますし、当然重要な拠点だと、地域だと思っておりますので、そういったことでキャンペーンとあわせて積極的に働きかけをしたいというふうに思っております。

〇濱井委員 たしか一昨年、私もお邪魔させていただきました。時間的に結構な人が通るいい場所かなと思いますし、それから三交ビルの担当の方にお聞きしたんですけども、三重県からお願いされてるのは、ただ物を売るだけじゃなしに三重県を売ってほしいというようなことで、そこにパソコンも置きながら来られた方に見ていただいて、御案内もしていくということで、それはそれなりの効果があるのかと思うんです。実際の効果の検証なんかはやっておられると思うんですけども、その辺をちょっとお伺いしたいと思うんです。

〇加藤局長 あそこの店舗だけに限ると、大体月2000名ぐらいの方がおいでになる、買い物するなり、レストラン機能がありますので食事をしていただくと。それは各市町の食材を使ったフェアをしたり、そういった他県でも、例えば熊本県とか愛媛県とかいったところも、多分それはあそこの営業機能ということで、よその県も今あそこを注目してるところもあるもんですから、そういった意味で一定相乗りをしてるんですけども、例えばくまモンが来るとか、バリィさんが来るとか、そういったところでの相乗効果とかも図りながらいろいろやってるんです。人数でいうと月2000名ぐらいというふうな感じになっておりまして、売り上げについては大体それぞれの地域の商品自体がそんなに単価の高いものでもありませんので、ただテレビなんかで出るとお客さんが来て実際には売れていくというのはありますけど、金額的なものもそれほどの額にはなってないと思いますが、一定そこは情報発信だというふうな捉え方をしております。さらにあそこだけではなかなか、ビジネス街で少し弱いところもありますので、もう少し人通りの多いところへ、桜通りカフェを宣伝するということで、新年度から少しまた新しい展開も考えております。評価については加盟している市町も含めて、評価のそういったところをずっとやっておりますので、それぞれの市町もやはり出資をしてる以上は、評価がどうだというか、成果がどうだということは求められております。そのあたりを含めて新たな事業展開も、それぞれの市町の御意見も聞いて決めてるというようなところもございますので、数字的には来店者数だけでいうと月2000名を超えるかぐらいみたいな、時期で若干差はありますけど、そんな形になっております。

〇濱井委員 わかりました。
 今のところ13市町ということです。まだ半分もいってないわけなんですけども、そこら辺の参加されてない市町への周知といいますか、効果を見ながらそれを発信していくというようなことも県の役割かなと思うんですけども、その辺はいかがなんですか。

〇加藤局長 もともと当初の設立は、伊勢志摩地域の市町が積極的にというようなところの中心の話があったんですけども、それだけでは弱いというところもありまして、県内全域の市町のほうへ、当初立ち上げのときにはそういったお話も十分に伝わってないところもあったというふうにはお聞きしておりますが、一応、私、去年4月に就任してから、各市町首長も含めてお話をさせていただいております。入り口でもう、うちはいいということをはっきりおっしゃってみえるところにはお邪魔をしておりませんけれども、説明等もさせていただいて、それで一応この4月から13まで増えてるというようなこともあるかと思います。引き続きそのあたりは首長も含めて、だんだんこの成果とかが見えてくると、入りたいというようなお話になるのかもしれませんけども、そういったお話は続けていきたいと思います。

〇濱井委員 ありがとうございました。
 ついでに申しわけないんですけども、式年遷宮の好機を生かした国内誘客戦略ということで進められてます。その中で、三重県を訪れる海外の誘客数をいかに増やすかというようなことも大事なことかなと思うんですけども、国内、海外ということですけども、海外の誘客数の見込みといいますか、平成25年度はどのぐらいのものを見込んでるんですかね。やっぱりそういう数字的なものは持っておられるんですか。

〇加藤局長 済みません、昨年の1月から12月ということですかね。そこの速報が少し出たところなんですけれども、三重県の入り込みは8万6000名ぐらいということで、対前年比110.8%というようなことになっておりますが、その前年が震災の関係もありましてかなり落ち込んでおりましたので、まだまだピーク時には至ってないということですけども、多少戻りつつあるというようなことになっております。

〇濱井委員 そういうことで平成25年度もいくらかの増を想定されるべきだと思うんですけども、その辺はまだ考えておられないんですか。成り行きに任すということではないと思うんですけども。

〇加藤局長 少なくとも日台については、ピーク時、2万5000人を目指すということになっておりますので、そのあたりは昨年の速報でいくと1万9000人ぐらいまでいったということで、1万5000人あたりから伸びてきているなというところはあります。それと、来年、個別の数値はないんですけれども、最終的に今、平成27年度末でみえ県民力ビジョンの中では15万人にするというような数字になっております。

〇濱井委員 そういうことで、どんどん増やしていくというようなことになろうと思うんですけども、問題はここに出ております、多言語に対応した、いわゆる受け入れ環境といいますか、そういったことも重要なことかなと思うんですけども、そこら辺の戦略的な考え方というのはどうなんですか。

〇加藤局長 インバウンドの関係では、当然そういった多言語の対応というのは必要だと思っております。現在も桜通りカフェの中に営業機能があるんですけれども、そちらの方に海外の方に対応するように、「ことなび」ということで電話の同時通訳といいますか、翻訳みたいな機能を入れてます。ですからスカイプであるとかメールであるとか、そういった形でも対応できますし、それから観光地の旅館とかそういったところでも、なかなか翻訳するのが難しいとかいったこともあるもんですから、今は無料で、そういったことについてどういう言葉に翻訳するかとか、そういったことも対応していただいているというか、そういう事業もやっております。ICTのスマートフォンの関係で、海外の方が来られたときに、特に今、伊勢のところで少しやってるんですけども、多言語対応というところでのそういったことも進めているところでございます。

〇濱井委員 わかりました。くれぐれも人材的なあれも必要だと思いますんで、進めていただければと思います。

〇加藤局長 今回の観光キャンペーンの中で、キャンペーン自体は特に国内誘客ということでやってますので、海外のお客様の関係は、また別途、海外のそういった事業でということになるんですけれども。それぞれのみえ旅案内所ということで県内に約70カ所設けるようにしておりますけども、特に海外のお客様が見えるそういった案内所については、指さしである程度対応できるとか、そういったような、少し簡単なことになりますけども、そういった対応も今考えております。

〇服部委員長 濱井委員、よろしいですか。

〇濱井委員 各市町とも連携しながらそういうことをやっていただくということですので、よろしくお願いします。

〇服部委員長 ほかに御質疑はありませんか。

〇中西委員 それでは、まずエネルギーのことをちょっと確認したいんですが、ちょっと細かい話になってしまうかわからんですけど。今、新エネルギーの導入の部分で、太陽光や風力やと当然あるんですが、バイオマスの関係は何か、ガスのほうですけど、今、何か考えているところがあるんならちょっと教えていただきたいなと。

〇辻課長 新エネルギーの関係は、新エネルギービジョンに基づく太陽光とか風力とか木質バイオマスとか、そういったことで推進をいたしておりますけども、バイオマスガスというのは、今のところ具体的にどうするというようなところは、ちょっと持ち合わせておりません。

〇中西委員 御存じかどうかわかりませんけど、愛知県の半田でバイオマスガスの計画があって、今年度中ぐらいにできると聞いてるんですけども、一度調べていただけるとありがたいなと思うんですが、基本的にはどういうことかというと、発酵させてガスを発生させ、中身の詳しい部分までは僕わからないんですけども、プロパンガスのような形で、タンクに詰めて使うというようなこともできると。なおかつ、そこで当然廃熱もできるんで、スマートアイランドというか、その地域にそういうのを還元することもできるし、いろんな有機物であれば全て発酵させることによってガスを出してやってると。これヨーロッパで大分進んでるはずで、日本で初めて半田のほうで計画ができて、今設計から工事にかかるちょっと前だと思います。循環型のエネルギーというような形ですので、1回しっかり調べていただきたいなと。取り入れられたら取り入れていく市町が出てくるかわかりませんので、そういった部分で。

〇辻課長 いろいろとありがとうございます。しっかりと勉強させていただいて、研究させていただいて、ちょっと対応について考えさせていただければなと思っています。

〇中西委員 それと、ちょっとこの冊子の中の今のクリーンエネルギー関係のところのプロジェクトの数値が平成24年度3件、それで25年度の目標が8件というようなことになっておりますけど、その5件って何か具体的な部分がプロジェクトとしてあるのか、ちょっと教えてほしいんです。

〇服部委員長 中西委員、平成25年度当初予算「みえ県民力ビジョン・行動計画」取組概要の中のあれですか。

〇中西委員 そうです。数字の部分なんですけど。

〇服部委員長 ページ数は、何ページになってますかね。

〇中西委員 196ページ。

〇辻課長 失礼しました。クリーンエネルギーバレー構想の推進ということで、よろしゅうございますでしょうか。
 クリーンエネルギーバレー構想で、これ取り組むプロジェクト数、3件で、25年度8件ということですけども、この後の常任委員会の所管事項の中でも御説明申し上げようとは思いますけども、いろんな構想の中でエネルギーを生み出していくような、環境エネルギー産業を育成、集積するようなプロジェクトを生み出そうとしておりまして、今年度、3件とのカウントの仕方も、今ちょっと構想を策定しておりますので、それに基づいてもう一度数値の整理はさせていただければなというふうに思っております。

〇中西委員 それじゃ、それは後で聞かせていただくことで。
 先ほど濱井委員のほうから営業拠点の話を結構していただいたんですが、少し私も気になるところで聞かせていただきたいんです。全体的なスケジュールが、日にち的にざくっとした、オープンの日にちとか、そういうところは決まっているということなんですけども、前の委員会のときに1月末ぐらいに運営事業者が決定をして、中身をこういうことですよと出していただくというような話だったと思うんですが、一向に出てこないし、私たちわからないし、その辺、今話をできるところがあれば教えていただきたいんですが。

〇世古副部長 まず冒頭に、前回の委員会のときに確かにそういった御説明をさせていただきました。それで、やっぱり非常に注目度の高い事業ということもあって、運営事業者については応募をさせていただいて。
 常任委員会の所管事項のほうで説明をさせていただきますので、済みません。

〇中西委員 後で説明していただくということで。それじゃ、いいです。

〇服部委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。

〇稲垣委員 まず最初に、今日の資料の4ページの三重県産品流通機能構築トライアル緊急雇用創出事業ということで880万円余りですけれども、この事業について少し詳しく教えていただけますか。

〇内藤課長 これにつきましては、県内の地域商社機能を持っていらっしゃる事業者を公募いたしまして、モデル事業者として三重県産品の積極的な新規の取扱いとか、あるいは首都圏等の大都市圏へ発送するための受発注や配送システム、あるいは物流ネットワークの構築、こういったことに取り組んでいただきまして、その首都圏への流通機能の構築に当たりましての課題等を取りまとめて、あるいは成果を取りまとめて、大都市圏への流通機能の構築につなげたいということで実施する事業でございます。
 以上です。

〇山川部長 補足説明をさせていただきます。
 従来、私ども、レストランとか、いろんなところでフェアをやったりします。ただ、ロットが小さいので、フェアをやってる期間は農林水産部と連携して事業をやってるんですけど、それ以降なかなかつながっていかない。その原因はというと、大ロットですと、いわゆる協賛とかいろんな量販店がおやりになるんですけど、やはりレストランは、いろんなレストランで同じものを使うわけじゃなくて、ちょっとずつ、例えばホウレンソウを500グラム欲しいとか、豚とか肉でもこんだけ欲しいということで、それぞれのところがロットが少ないので、要は個配にして宅急便なんかで送ってかないといけないんですが、なかなか手間がかかってコストが合わないということです。そういったものを今後継続、大きいロットは今言うた、例えば農協や漁協や、そういうところの量販店がおやりになればいいんですけど、やっぱりロットの少ないものをピンポイントで三重県が売っていくというのは大事なことなので、そういったことがうまく地域の商社みたいな、事業所で県内でもおやりになってる農家とか、水産業の方がみえるので、うまくその人たちが、あるロットを集めてどこからどこまで持っていくと個配できるとか、そういうのをトライアルでモデル的にしていただいて、私どもはモデル事業としてそういったことが、それ以降、継続していけばいいと思っております。そういう要望がございましたので、とりあえず来年、トライアルでやりたいということでございます。

〇稲垣委員 私も1次産業の方らと話をしていると、まさに山川部長が言われたようなことをよく言われまして、県は農業をもうかる農業にするために今、農商工連携だとか、あるいは農林水産部のほうでは6次産業化とか、いろんな施策を展開してもらっとるけれども、それはそれでいいんだけど、新しいものを生み出してやっていくということも大事だけど、純粋に豆腐つくっとるとか、大根つくっとるとか、さっき言われた何かつくっとる者に対してだけは何の支援もなく、です。それで、その首都圏営業拠点とかを設けて、じゃそこで三重県のものを売ってくださいって言われても、今までの本当に純粋な農家の人らは、そこへ持っていくのにも、先ほど言われたようにコストがかかるし、特に数が多ければいいですけれども、そうじゃない場合は宅配でやるとということで、一番やってほしいことは、その1次産業の方が話を言われたのが、三重県が要はトラック1台を出して、東京のどこどこへ持ってってもらうというふうにやってもらうんが、一番ええんやわという話をされたことがあります。それはまさにその物流にかかるコストを県で持ってくれという話なんですけど、それは県で持つのはできないにしても、先ほど言っていただいたような形で、そのコストを限りなく下げられるような方法があるんであれば、そういう方たちも一遍東京へ出てみようかなという形になるのかなというふうに、ちょっと課題に思ってましたんで、この事業、そういうのに当てはまるのかなというふうに聞かせもらいました。
 ただ、それで今のお話で、それを解決するものの挑戦に当たる事業だなという認識はさせてもらった上で、その言われた地域商社の機能を持ったところというのは、想定として実際生産者らの集まっとるグループを指すのか、もっと違う、例えばもともとトラックを持っとる運送業の物流の関係者を指すのか、どういうのを想定しておるんですかね、要望があったという話が今ありましたけど。

〇山川部長 そこは物流の方も入っていますし、そういった生産者の若手の人たちも見えまして、それは農林水産部と組んでまして、今、三重大学とも組みながら、そこをうまくできないかと。そういった農業者の方、若い経営者の方を何人か、三重大学のほうでいろいろ勉強もしていただいているので、そういった人で、例えば既に冷凍食品なんかで南のほうから東京へ持っている人がいるので、そこにうまく混載できないかであるとか、そういうトライアルをやってみようということです。運送事業者100%じゃないですけど、運送業務までできるそういう加工食品業者とうまく組めるとか、そういうトライアルをいろいろやろうということで、グループが相当あるみたいなんで、今、三重大学とか農林水産部と議論しながら、そういうのをやっていきたいと考えてます。

〇稲垣委員 そうすると、その事業は、そういう形で今想定しとるやつをやっていただくとして。
 それで、あと先ほど言われた首都圏でのいろいろなフェアとかやっとるところの後、続かないという話でしたけども、この平成25年度当初予算「みえ県民力ビジョン・行動計画」取組概要の資料3のところの173ページに、これは農林水産部のほうの事業ですけど、三重県産品営業拡大支援事業なんていうのがあるんですが、このあたりの事業とも関連してやっていただくということでいいですかね。ちょっと部署が違うんであれなんですけど、今関係してやっていただいとるって聞いたんで、これは全く別物ですよと言われると、またどうなのかなと思って聞くんですが。

〇山川部長 ここ、ちょっと事業の概要を読ませていただいてますと、大都市圏のバイヤーの県内招聘とか、展示商談会の出展、アドバイザー派遣による県内事業者の商談、意見交換の場づくりということ。あと、また以下は何か海外というふうに書いてございますので、全く関連ないわけではないんですけど、多分目的がちょっと違うようには読めますので。ただ、これと関係ないんじゃなくて、完全に我々は農林水産部と組んでやります。そうしないと、1次産品を我々雇用経済部で売るというのはなかなか難しいので、そこはきちっと連携をして、フードイノベーションの課長は三重県営業本部に兼務もかかっておりますので、そういったことと連携しながらやっております。

〇稲垣委員 生産者も絡んでいただいて、今回その流通の部分でコストを下げる努力をしていただいて、そこに、これ私も気になっとる、海外は別として、この事業を見てて、首都圏のバイヤーの方にわざわざ県内に来ていただいて、売り先を、フロアを広げる努力を農林水産部がやってもらうわけですよね。そうすると、そこへ物流のグループがせっかくあるんだったら、その人たちも一緒にかかわってもらったほうが、当然そのバイヤーとのネットワークができると思うんで、当然かかわってもらうんでしょうねという確認をさせていただきました。かなりこれ期待したいなと思ってまして、ただこれも緊急雇用創出基金事業なんで、恐らく1年なんですよね、このトライアルは。確認ですけど。

〇山川部長 緊急雇用創出基金事業は1年です。そこで、どういう課題があるかと、それが、民の方だけでできるのかどうかというのも検証も含めてやらないと。一応この緊急雇用創出基金事業は1年ですが、その後、次の政策としてどういう課題があって、それが私どもとして、いわゆる御支援をしていかないかん部分なのか、自らできる部分なのか、そこも、先ほどの三重大学もちゃんと入ってまして、そのスワット分析なんかもしながらやっていこうということですので、農林水産部としっかりタッグを組んでやりたいと思ってます。

〇稲垣委員 ぜひ1年で、課題は大体見えてるんだと思うんで、その課題を解決するための、できるだけ要はそのコストを下げる、県がトラックを出すというわけにはいかないんで、それに近い形の何か方策が見出せるようにしていただきたいと思いますし、多くの、そういうのがあれば乗っていきたいって言われてる生産者の方は県内にもたくさんいるというふうに私も感じてましたんで、ぜひちょっと農林水産部とも連携とってやっていただきたいなと思います。
 次に、もう1点、これも確認ですけれども、この三重県中小企業振興条例(仮称)で、今回、調査検討事業で190万円余り上げていただきました。この検討事業の予算は、どういう使い方をするんですかという聞き方も変なのかもわからないですけど、要は関係者の方が集まって、そういう具体的な条例作成の検討会みたいなのを立ち上げていただく費用なのか、いつまでに何をするということまでもう決まっているのか、ちょっとそのあたりの中身、少し教えていただけますか。

〇永田課長 委員おっしゃるように、当然、関係者の方々の御意見、あるいは議会のほうの御意見等を伺いながらまとめていくということでございますが、具体的なフレームというのはこれからでして、皆さんと御相談しながら進めていきたいと考えております。

〇稲垣委員 この平成25年度が終わったときには、中小企業振興条例ができてるわけではなく、さあつくろうかという段階になるということですかね、平成25年が終わったぐらいに。

〇永田課長 一応目途といたしましては、平成25年度内に制定ということを目指しております。

〇稲垣委員 なるほど。そうすると、その制定に向けていく検討会の形とかは、これから検討して、どういう方に入っていただくかはこれからだけれども、具体的な制定の作業はやっていくと。平成25年度中には制定するということですね。

〇永田課長 おっしゃるとおりでございます。

〇稲垣委員 ありがとうございました。ぜひ期待もしておりますし、我々議会のほうからも、またいろんな議論させていただきながら、私も前にも一般質問でも申し上げたかなと思うんですけど、商店街とかそういうことを加味したような条例にぜひしてほしいなという思いもあって、そういうことも含めてまた議論させていただければなと思います。
 それから、済みません、次、最後ですけれども、先ほどから議論いただいとる首都圏営業拠点のところなんですが、先ほどの議論を聞いてまして、運営の体制とか組織の体制、人員配置はこれからですよと。それから運営事業者はこれから決まりますと。それで、その中身はこの後説明いただけるのかもわかりませんが、運営事業者へ今回の予算の中で、恐らくこの首都圏営業拠点推進事業費の約2億4000万円余りの中で、委託費はいくらぐらいがこの中に予算化されとるんですかね。

〇濱口管理監 この2億4117万5000円については、9月の補正予算でお認めいただきました債務負担行為分でございまして、家賃でありますとか内装工事でありますとか、あと設計費用等の費用でございまして、運営事業者にお渡しするとかということではございません。

〇稲垣委員 これは、ごめんなさい、そうなんですね、そちらのほうの費用として。そうすると、運営事業者への委託は予算ゼロということでよかったですか。

〇濱口管理監 委託という契約方法ではございませんでして、県からお金は出さないということでございます。

〇稲垣委員 そうすると、その運営事業者が担うのは、アンテナショップの部分であるということと、それから講座、セミナー、イベントというのは、先ほどの説明だと県から配置される人員でやっていって、アンテナショップの分を運営事業者がやっていくという整理ですかね。

〇山川部長 これも所管事項のときにちょっと説明させていただきますので、そういうことで御理解いただけませんでしょうか。

〇稲垣委員 じゃ、予算に上がってないということであれば、所管事項のところでまた聞かせていただいて、ただ組織のあり方についてだけは、私も昨日の総括質疑でもちょっと申し上げたんですけれども、少なくともこの立ち上げのときには、首都圏の東京での、県としての東京戦略が明確にできるような、言うてましたように東京事務所と営業拠点の関係の組織がどうあるのかということも含めて、当然整理をした形でスタートしてほしいなというふうに思いますので、ぜひそれだけはよろしくお願いしたいなと思います。
 以上です。

〇服部委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。

〇青木委員 先ほどの稲垣委員のトライアル云々でちょっと。
 その上にあります商店街等活性化支援事業というのも、一部新になりながら、そこの説明によると、課題に対応するためのプロジェクトの支援と、そしていわゆる販売力向上につながるトライアルショップの開設の取組を支援すると書いてあるわけですけども、これも非常にこの基金事業の関係と補完するというか、関連してやっていこうという意味なのか、全然これはまた今回別のことを考えてみえるか、それをちょっと教えてほしいんですが。

〇田中課長 商店街等活性化支援事業費でございますけれども、大きくはそのプロジェクトの支援と販売力向上ということでございます。プロジェクトの支援につきましては、本年度も進めてきました地域の住民の方々、あるいは市町を巻き込んだ議論の中から出てきたプロジェクトを支援するということでございますが、もう一点、そういったプロジェクトが実際の商店街の販売力向上につながるというところを支援したいということで、販売力向上、トライアルショップを計画しております。このトライアルショップにつきましては、三重県内の地域資源、地域資源活用課のほうで、あるいはフードイノベーション課のほうで、発見されました資源を県内の商店街の中の拠点で売り出していくということから、当然のことながら連携して進めてまいりたいと考えております。

〇青木委員 専門家の派遣というのは、ここに記述されてますけども、そういう販売の専門家ということでしょうか。

〇田中課長 販売力向上支援事業のほうは、主にハードウエアを考えておりまして、専門家派遣につきましては、プロジェクトの事業のほうで考えています。その中には、販売に関することも当然含まれると考えております。

〇青木委員 ひいては、東京の首都圏の営業にも田舎の者が行かされるということを含めて、総合的には一つのプロジェクトをやっていくんですね。

〇田中課長 当然東京の首都圏営業拠点のところで、三重県内の資源をいろいろ、例えば売り出すとすれば、それが首都圏の方が三重県に来たときに、三重県内の各地域で、東京の首都圏営業拠点で見たものと同じものが売られているという、そういう姿を見せる必要もあるということも念頭に置いております。

〇青木委員 そういう効果ですね。ありがとうございました。

〇服部委員長 よろしいですか。

〇青木委員 はい。

〇服部委員長 ほかにございませんか。よろしいですか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。

    ③委員間討議   なし

    ④討論       なし

    ⑤採決       議案第3号の関係分 挙手(全員)     可決

                                   議案第12号       挙手(全員)     可決

                                   議案第46号       挙手(全員)     可決

                                   議案第49号       挙手(全員)     可決

  (5)議案第75号「平成24年度三重県一般会計補正予算(第9号)」(関係分)

  (6)議案第80号「平成24年度三重県中小企業者等支援資金貸付事業等特別会計補正予算(第1号)」

    ①当局から資料に基づき補充説明(山川部長)

    ②質疑

〇服部委員長 それでは、御質疑があればお願いをいたします。

〇森野委員 最初のふるさと雇用再生特別基金交付金の返還金の部分なんですけども、1億8600万円と、結構大きな金額だと思うんですが、これをもうちょっと具体的に説明いただきたいんですけども。

〇樋口課長 ふるさと雇用再生特別基金事業の返還金でございますけども、この事業は平成21年度から23年度にかけて実施したものでございます。返還金の内訳としては、22年度の分が0.6億円、23年度の分が1.2億円ということで、両方合わせて大体1.8億円というような数字になっております。22年度、事業を行ってまいりまして、最終的に不用額として出てきたのが、今申し上げた0.6億円なんですけども、それについては最終年度、23年度の当初予算には、技術的に、タイミング的に盛り込めなかったもので、ここで不用額というのが大体確定した形になっております。それから、23年度、最終年度の当初においては、その時点で使える基金額を全額事業費として予算に盛り込みました。ただ、事業を進めていく中で不用額が出てまいりまして、それが最終的に1.2億円と。23年度が最終の年度でしたので、この後、1.2億円については他の事業等で使いようがありませんので、合わせて1.8億円を今回、国からの指示により返還する形になっておるものでございます。

〇森野委員 その大きな金額を、せっかくの事業なのに返さなければならなくなったというのは少し残念だなと思うんですけども、その制度的な使い勝手の悪さだとか、そういう部分もあったということですかね。もうちょっと努力できたのかなという部分はどうなんでしょう。

〇樋口課長 このふるさと雇用再生特別基金事業につきましては、委員おっしゃるとおり平成21年度当初にはなかなか取っつきが悪かったものですから、利用が伸びてなかったという状況はございます。ただ、その後は各事業者とも順調に使っていただいて、使い勝手が悪いんじゃないかというような声は、22、23年度においては特に聞かれてなかったところでございます。
 繰り返しになりますけども、基金額としては全額を完全に上手に使ってもらおうという形で計画はしてきたんですけども、結果として事業としての不用が出てしまったということでございます。

〇森野委員 わかりました。

〇服部委員長 よろしいですか。

〇森野委員 はい。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

〇中西委員 全体的なことを見てちょっと気になるんですけど、事業の精査等、人件費の精査等、いろいろ精査等とそれぞれ出て減らしてる部分なんですけど、そんなにこの金額のずれが出てくるのかなと、それがちょっと気になるんですけど。予算の見方が甘かったんと違うんかなという気もするし、精査されてそうなったという理由立てはあると思うんですけど、何かほとんどそういう感じがするんで、その辺の予算を組む時点での問題があったんか、実際やれなかったから、やらなかったからこうだった、反対に見方が悪かったからって、いろいろあると思うんですけど、全体的に見てどういうふうに思ってみえるかちょっとお聞きしたいんですが。

〇山川部長 例えば基金事業ですと、やはりふるさと雇用再生特別基金事業の場合については、もう一回使えるという制度にならなくて、緊急雇用創出基金事業の場合は国からもう一回使ってもいいよということで、確かにもう一回でその後はだめですと言われたんで、ここは使い勝手が悪かった部分もあるだろうし、私どもの努力が足らなかった部分もあるのかなというのは思ってます。それぞれ違うんですけど、職業訓練の費用なんかは、やはり思ったほど人が来なかったところもあるので、見込みが甘いのか甘くないのかと。応募はたくさんあったんですけど、実際受講できる人を精査したところ、1200人ぐらいの応募があって、実際その職業訓練につける人はそれなりに、やっぱり職業訓練ですから欠格条項をある程度見て、この訓練でということで実際は減ったというのもございます。それから、例えば商工業総務費の人件費というのは、これは商工会議所、商工会のそういう指導員の、例えば産休でお休みになった部分が減額になったり、ここはちょっと見込めなかった部分もございますので、異動もされるので、そういったところがございます。我々の見込みが甘かったという部分と、やむを得なかった部分が、それなりの理由で書かさせていただいておりますが、利子補給なんかは中小企業の金融対策事業というのを、やっぱり持っていないと困る。ただ、景気がちょっとよくなったんで、反対に償還が増えたりしてということもございますので、一概に全体を見てというんじゃなくて、部分によっては私どもの努力が足らなかった部分、それと制度的な話とかというのもあります。お答えになったかどうかちょっとわかりませんが、それぞれちょっと資金が違うので、ちょっとそこら辺は我々も今後こういうことがないように努力していきたいとは思っております。
 よろしくお願いしたいと思います。

〇中西委員 毎年こうやって、2月というか、この時期にこういうことになってきて、中身がやっぱりやらなかった、やれなかった、その人員とかいろんな問題はあると思うのはよくわかるんで。結局は減額していったら、当然、せっかく組んだ事業ができなかったという見方になると思うんですね。反対に足らなかったら補正予算をもらうんやというのも、何かおかしい気もするし、ただ無駄なことはなくしてやっていただきたいんで、予算組む段階でしっかりその辺もやっていただければと思いますので。
 よろしくお願いします。済みません。

〇服部委員長 中西委員、よろしいですか。

〇中西委員 はい、ありがとうございました。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。

    ③委員間討議   なし

    ④討論       なし

    ⑤採決       議案第75号の関係分 挙手(全員)     可決

                                   議案第80号        挙手(全員)     可決

          〔地域連携部職員 退室〕

 2 所管事項の調査

  (1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告

    ①当局から資料に基づき説明(世古副部長)

    ②質問     なし

 3 委員間討議

〇服部委員長 予算決算常任委員会本委員会への分科会委員長報告として、本日の議案審査及び所管事項調査に関して、執行部に処理経過の報告を求めるべき事項は何かございますでしょうか。
 報告を求めるか、求めないかでございますけども、いかかがでしょうか。よろしいですか。

          〔「正副一任で」の声あり〕

 一任でよろしいですか。一任ですが、ここではっきりと言わないかんわけなんです。正副委員長で調整することもできませんので、皆さんの御意見をお伺いをいたしたいと思うんですが。

          〔発言の声なし〕

 それでは、経過報告を求める事項はなしとしたいと思いますが、いかがでしょうか。

          〔「異議なし」の声あり〕

〇服部委員長 御異議ございませんか。
 それでは、経過報告を求めることはしないということにさせていただきたいと思います。
 それでは、ほかに何か御意見等ございましたらお願いを申し上げたいと思います。いかがでしょうか。

〇中西委員 この三重の観光戦略のところの、ちょっとこれは意見かどうかというのはあるんやけど、「実はそれ、ぜんぶ三重なんです!」という言葉はまあいいかなと思う。このバッジがどうも、デザインが気に入らんのです、僕はね。ちょっとぱっと見の部分で、それがちょっと気になるもんで、何か観光・国際局のほうで、どんな決め方をされたんかなというのをちょっと聞きたいんですけどね。

〇加藤局長 このロゴマーク自体といいますか、この「実はそれ、ぜんぶ三重なんです!」は御承知のとおり公募ということで、広島県の女性の方のそれが採択されたということですけれども、私ども官民で協議会をつくっておりますので、その中の幹事会とか、そういったところも含めて議論をさせていただいて、候補を決めて、最終的に会長である知事の御判断を得て決めさせていただいたと。このロゴのデザインについても、そういった経緯で決めさせてもらっておりますが、「実はそれ、ぜんぶ三重なんです!」をどういった形にしたらいいかという幾つかの案の中で、それについても今の協議会の中で御議論もいただいて決めたと。ピンバッジについては、もともとこのロゴ自体が一定の、4センチぐらいはないとなかなかこれを示せないというか、周りの絵がわかりにくいというのもあって、そういう条件があるんですけども、ちょっとピンバッジにしたときに、4センチでは大き過ぎて少し小さ目になっているんですが、それで試験的につくらさせていただいて、いろいろ御意見をいただいてるんです。若い女性というか、特に女性層の方には、ぱっと見いろんな色があって、少し形があるもんですからなかなか好評かなとは思ってるんですけども、少し御高齢の方については絵が見えにくいというのもありまして、そのあたり苦慮してます。済みません。

〇服部委員長 よろしいですか。

〇中西委員 知事だけ今、つけてみえるんです。今の状態ね。それで、これはほかから聞いたんですけど、「あれ何や」と。「何をつけとんのや」と皆言われて、はたへ行って知事は自分でしゃべられますから、そういう意味のバッジですよというのは言われりゃ当然わかるんですけど、どうもこのデザイン、私も最初に見たとき、何かわからんなというイメージがすごくあって。わかりやすくやるのが非常に難しいんだろうというのは思うんですけどね。ただ、何か丸にこだわられたんか、形が何かそういう意見があったんかどうか、いろんな意見があったと思うんで聞かせていただければと思いますが。

〇加藤局長 具体的にどういう意見があったかって、余り詳細に覚えてないんですけど、デザインが8つぐらいあった、その中から絞ってきたみたいなところがあるんですけれども、一定、皆さんの御意見で決めたもんですから、全部が全部、じゃ全体が一致したかというと、それはいろんな御意見もあったと思ってますけれども。
 それと、ちょっと勘違いしてましたが、このピンバッジ自体は、本来、一斉に議員の皆様方にもお配りしてというようなことで思っておりましたけれども、今、キャンペーンのパスポートとかポスターとか、いろんな、みえ旅案内所が県内でどれぐらいあるとか、おもてなし施設がどれぐらいになるとか、そのあたりも4月にいよいよキャンペーンが始まるぞということで、少し来週と考えてますもんですから……

〇服部委員長 申しわけございません。委員間討議の場でございますので、常任委員会の所管事項の場でお話をいただければと思いますので。

〇加藤局長 済みません。

〇服部委員長 中西委員もよろしくお願い申し上げたいと思います。
 途中で切りまして申しわけございません。また改めてお話をいただければいいと、こういうふうに思います。
 ほかによろしいですか。

          〔発言の声なし〕

〇服部委員長 なければ委員間討議を終了いたします。
 以上で、予算決算常任委員会戦力企画雇用経済分科会を終了いたします。

Ⅱ 常任委員会(雇用経済部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第53号「三重県立職業能力開発施設条例の一部を改正する条例案」

    ①当局から資料に基づき補充説明(山川部長)

    ②質疑       なし

    ③委員間討議   なし

    ④討論       なし

    ⑤採決       議案第53号     挙手(全員)     可決

 2 所管事項の調査

  (1)組織の見直しについて

  (2)みえ産業振興戦略アドバイザリーボードの検討状況について

  (3)「三重県・北海道」産業連携推進会議の設置について

    ①当局から資料に基づき説明(世古副部長)

    ②質問

〇服部委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。

〇青木委員 今、最後の北海道の関係で、僕は非常に個人的にというか、大賛成です。北海道自体が魅力のあるところ、三重県も魅力がある県ということの道県の関係というのは非常に売っていくのにいいんじゃないかと。松阪の方も見えますけども、武四郎さんの、北海道の名づけ親というのが三重県出身ということは、やっぱり大きなもんがあるんじゃないかなというのもあれです。これまでのつながりも、雪まつりにも行ってみえましたけども、よさこいソーラン祭りだったかな、6月ぐらいにあるのにも、三重県とか津市のブースもきちっと出て、それずっと長年続けてみえるというのもありますし、関係ないですけど、台湾の札幌分署もありますし、いろんな面で複合的に効果が出てくるんじゃないかなと思っています。これは一つ感想です。
 お互いウィン・ウィンの関係にしていくということなんですけども、1つは、なぜ十勝かというのは、先日も東京レストランで十勝の料理と三重県の食材を使ったことを体験させてもらいましたけども、北海道の知事なり関係者が、十勝と一緒にやろうよって向こうからの提案があったのか、それともやっぱり三重県のほうからいろんな関係で中身が濃いということで、ここを選ばれたのか。選ばれた理由というのを、もうちょっと詳しく教えていただきたい。それともう一つは、まとめて言います、済みません。一応、北海道の農産物のイメージが強いね、今の説明では。それから、三重県の企業の関係の、そういうのと連携ということになる、ウィン・ウィンという感じがしたんですけども、三重県の農産物というのは余り関係ないんでしょうかというのが1つ、教えていただきたい。
 以上です。

〇山川部長 なぜ十勝かというのは、先ほどの12ページの具体的な連携事例というのが、常に民間の方々がやはりお入りになっておりまして、十勝というのは、農作物が北海道のイメージの中には、あそこの十勝平野が非常に断トツに高いんです、北海道の中でも。そういったところで、私ども民間の方々がおやりになっているのをもうちょっと、いわゆる面的に広げたいということで、北海道は三重県と同じような県民局で支所というのがございまして、十勝支所、大きいので支所が相当大きいんです。そういったところの方々と、しっかり民間の方がやっているので、お互いの強みを生かしてやりたいと。実は北海道はものづくりの産業が非常に少ない。いわゆる私ども付加価値率がものづくりで低いんですけど、北海道はちゃんと分析をした中で、いわゆる農作物の付加価値率が低いんです。それはなぜかというと、加工できないから。ということで、三重県の中小企業の人たちが入り込んでいろいろやってくれてるんで、これをもっと進めたいと。そうすると、北海道においても三重県のものづくりとしては新しい技術を向こうへ移転できるということもあるだろうし、彼らにとっても付加価値率が上がるというようなことの連携を促進するのはまず十勝からと。それ以外のところにも、例えばそれぞれ支所、今何か根室のほうでもそういう動きがあって、そういったことをやりたいという動きも北海道にあるみたいなんで、そこを私どもとしては、我々がプレーヤーではないので、そういった土壌をいかに強固にしていって、産学官の連携がうまく進むようにしたいということがあり、実はそういった意味で北海道の十勝ということになりました。
 それと、三重県の産品の例えば北海道でいうとスイーツが加工品では非常に有名です。北海道のほうから、実は果樹がなかなかとれない、やっぱり雪になるので。できたらイチゴとか、特にミカン、かんきつ系ですね、そういったものが、そういうスイーツのところと組んでくると非常にいいと。それが、実は今北海道に入っているフルーツというのは、東北から入っているみたいなんですけれども、相当一級品がどうも北海道に流れているんではないみたいなんで、北海道庁についても三重県のそういった年中ミカンがとれるというような地域もあるだろうし、かんきつ系があるということであれば、そういったこともできるんじゃないかと。
 それともう一つ、水産加工業の方から聞くと、北海道の水産加工技術はやはりブランドがあると。我々も学ぶところがあるんだと言われておりますので、決して我々がものづくりの技術で、技術を売るということで市場がこちらはできるということで、向こうの原料を使えるということもあるだろうし、我々としては違う魅力を向こうに売り込むことができると。そういった連携もしていきたいということで、今回、最初のスタートアップメンバーに、かきうち農園さん、ミカン生産の方も入っておみえになりますので、こういった方々も、若い経営、いわゆる経営者の方々も一緒に入っていきながらやっていったらどうだろうかということで、これから順番でございますけど、ビジネスになかなかすぐは結びつきませんけれども、そういった連携の輪を広げていきたいなと、そういった意味でございます。

〇青木委員 期待できるなというお話も聞かせてもらいました。
 ケース2のところの次世代型植物工場として云々、これ農業研究所とも関係あるということですか。ケース2の具体的な一定の、温泉熱云々て書いてある完熟マンゴー生産。

〇山川部長 これも、ここでやっている完熟マンゴー、宮崎の完熟マンゴーですね、実は北海道でつくってます、十勝で。マンゴーというと南国のものらしいと皆イメージがありますが、実は夏に相当温度を下げて養生しないと。いわゆる12月のクリスマスの時期が一番高いときなんですが、暖かいところでは実はそれが可能ではないということで、宮崎県と連携して完熟マンゴーを十勝でもやっていて、やはり冬場ですから熱利用をなかなかやらないと、ボイラーどんどんたけばコストが高くなるので、安くなる方法がないかというところで、県内の中小企業の技術をそういったところへ利用しながらやりたいということです。これは我々がマンゴーを生産するということではなくて、まずは向こうがやっているところにものづくりの技術を教えていこう、そういったプロジェクトです。

〇青木委員 お互いの強みというか、そういうのを生かしながら期待したいと思います。
 ありがとうございました。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

〇稲垣委員 さっきの青木委員の北海道の関連で、今の説明を聞いて、何となくつながりがあって、これから期待できるのかなという気はしましたが、ちょっと当初聞いたときは唐突な感じもあって、何で北海道なんやというのが正直な印象だったんです。期待したいと思うんですけど、これ当初予算の中では北海道との連携に関するものというのは何か、ごめんなさい、ちょっと見落としているのかもわからないんですけど、どの程度上がったのかなというのを教えてもらえますか。

〇世古副部長 この連携につきましての予算ということは、それを特出ししているのはございません。ただ、実際にこれを運営するに当たりましては、みえスマートライフ推進協議会なんかの予算でありますとか、ものづくり関係の予算でありますとか、そういった既存の予算の中で使いながら、この連携を進めていきたいというふうに考えております。

〇稲垣委員 どんなイメージなんですかね。この人たちが選ばれて、ほかにもこれから増やしていきたいという意向なんですよね。それで、この人たちは、要は基本的に、民民でやってってもらう話ですね、極端な話、さっきの話で。県はどういうかかわりをするのかなというのが、いまいち、まだちょっと湧かないんですけど。

〇山川部長 先ほども、この中ですぐに民民ベースでいく部分と、いわゆる実証プロジェクトにしていかないといけないところがございまして、これは国の補助金をうまく使おうということで、例えばエネルギー庁なんかの地域連携枠を超えたような事業もあるので、そういったものをうまく使いたいなということです。先ほども中西委員のほうからあった、まさにバイオマスのガスのところも向こうのほうで既におやりになっております。そういったところも私どもとしてはウオッチしながら、どういう技術があるかというところもあるので、実証するにはまだまだレベルが、ピンポイントで使える民間のやってみえるところはあるんですけど、やっぱり実現するまでには段階があるので、できたら国のプロジェクトを北海道庁と三重県庁が連携しながら支えていこうやないかということで、我々は下支えをしていくと。

〇稲垣委員 なるほど。これ3月末でスタートするときは、もうこのメンバーなんですか。それか、これは2月21日現在なんで、3月末にこの十勝ラウンドをやるときはもっと増えてるんですかね。

〇山川部長 実は、北海道庁、帯広市の職員も含めて、今調整をしておりまして、3月の末に北海道のほうから十数名の方が三重県内を、いろんな地域を見に来るということになっております。そういったところで、人を増やすセミナーなんか、向こうの考えているようなことを、具体的にどういったことを考えて自分たちの強みは何やと、三重県の中小企業の方にも、商工会議所とか商工会にお声をかけながら、できたら最初はおもしろおかしく来ていただくより、何か具体的にやりたいという方々を集めたいと思っております。そういったことをネットワークの中でお願いをしながら集まっていただいて、お見合いをして、お互いの強みの発表会をしながら幅を広げていきたいなということで現在調整をしております。

〇稲垣委員 そういうことが年に何回か行われるということですかね、イメージとしては。この十勝ラウンドが、例えば平成25年中に、第2回、第3回ぐらいまでがあるという日程ですか。

〇山川部長 私どもとしては、いろんな提案をしております。例えば、リーディング産業展に北海道のそういった企業が来るとか、向こうにもそういった展示会があるので、三重県内の企業が行くとか。ただ、2月のときから、まだ具体的には北海道庁とメールでのやりとりでございますので、今回3月中に来ていただけるんであれば、そういったところをしっかり議論をしていきたいというふうに考えています。

〇稲垣委員 今まで県が取り組んでいただいとることに北海道の方も入っていただいたりとか、あるいは北海道がもう既にやっているところへ県も入れたら、それも魅力はかなり大きいと思うんで。新しくまた積み上げていくのにやっぱりちょっと時間もかかるんかもわかりませんけど、すごくそういうのを活用しながらやっていただければなということで、三重県と北海道の連携というのを、ちょっとイメージが、何でかなと思ってましたけど、来年、再来年と広がっていくことを期待します。
 以上です。

〇服部委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。いかがですか。

〇濱井委員 同じく北海道の関係なんですけども、今回、北海道が現実的に連携を取り合いながら民民でやっておられるということで、実証プログラムの中で国のお金を使いながらやっていくちょうどいい機会だということですけども、これを機会に、例えば他府県、あるいは海外進出の足がかりとして、こういった実証的な部分を活用していくというか、そういうようなもくろみもあるんですかね。

〇山川部長 私ども担当者は、当然雇用経済部の中には観光も入ってますし、実は農林水産部のほうではフードイノベーション課も入っておりますので、そういった連携を、先ほど青木委員が言われたように、北海道はいわゆる台湾の旅行客がかなり雪を見に来ると。向こうの観光の次長と話しておりますと、やはりその1つだけでは飽きるので、うまく歴史のある三重県なんかと組んでいく商品づくりもおもしろいと言っていただいてます。具体的にはこれからですけれども、そういった海外も、知事がいつも発言しているように、アジアから見たら北海道と三重県って真ん中になるので、そういった海外連携も、北海道はかなり進んだことをやっておりますので、できたらうまくお互いに乗っかり合いしながらやっていくほうが、多分アジアの他の国から見えるときに、北海道は食のブランドもあるし、三重県というのはやっぱり歴史的なものに非常に重みがある。だから、お互いがうまく、当然三重の食も高いですから、そういったところを連携していくと、かなり強みがあるのかなというふうに考えております。そんなことを、まだ夢でございますけど、具体的には担当課、向こうの担当課も3つの課がありますし、我々のところもそういう3つの課の中で連携して、できたらほかのところもどんどん県庁内で巻き込んでいきたいなと思ってます。

〇濱井委員 よくわかりました。
 そういうことなんでしょうけども、そういったときに、今回は入っていませんけども、ほかの例えば農産物をつくっておられるような方たちも、将来的にはどんどん入っていただけるような形につなげていくということで理解させていただきたいと思いますが、それでよろしいですね。

〇服部委員長 よろしいですか、濱井委員。

〇濱井委員 はい。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

〇中西委員 ちょっと組織の件で聞きたいんです。商工担当の部分というのが、今まで次長という形でみえたんですかね、これが廃止。ちょっとよくわからなかったんで、商工担当というのはそれぞれのところで分けてみんな見ていくという意味合いなんですか。商工関係。この意味合い的には、商工業、いろんな部分あると思うんですけど、その部分としては、先ほどの次長が廃止という意味がちょっとわからなかったんで。

〇世古副部長 現行の商工担当の次長を廃止をしまして、新たに雇用経済企画総括監を設置をする意図といいますか、理由といいますか、そういった御説明でよろしいでしょうか。

〇中西委員 わかりました。

〇服部委員長 よろしいですか。

〇中西委員 それでいいです。

〇服部委員長 中西委員、よろしいですか。

〇中西委員 はい、そこでわかりました。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

          〔「はい」の声あり〕

〇服部委員長 ちょっと私のほうから一言。
 今のこの「三重県・北海道」産業連携推進会議の設置はもちろんなんですが、三重県と北海道というのは、三重県と三重県の農産物をたくさん、やっぱり牛乳だとか乳製品だとかいろんなところでありますので、将来にそういったところを三重県も、今の三重県の産業、技術を利用して、そういった取組の推進を将来に向けてひとつよろしくお願いしたいなと。そのための第一歩で、北海道と三重県というふうに私は理解してるんですが、よろしくお願い申し上げたいと思います。
 よろしいですか、なければこの組織の見直しについてから「三重県・北海道」産業連携推進会議の設置についてまでの調査を終わります。

          (休  憩)

〇服部委員長 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
 なお、次の調査項目に関連して、追加資料を配付いたしましたのでご了承願います。

  (4)三重県海外ビジネスサポートデスクの取組について

  (5)首都圏における営業活動と今後の計画について

    ①当局から資料に基づき説明(田畑次長、世古副部長)

    ②質問

〇服部委員長 それでは、御質問等がありましたら、よろしくお願いします。いかがですか。

〇中西委員 運営業者の部分まで出していただきましたんですが、ちょっと簡単なことを先に聞くんですけど、いつオープンなんですか。

〇世古副部長 いろいろとこれまでも御説明もさせていただいたんですけども、現時点では今年の夏ということで、まだ具体的な何月何日というところまでは決めておりません。

〇中西委員 まだそこまでいかないということなんでしょうかね。

〇世古副部長 そのとおりでございます。

〇中西委員 そうすると、ちょっと専門的な部分を聞くんですけど、基本的にスケジュールを組んでかないと進んでいかない。今1階がレストラン形式というような形で、2階は物販になってるのかな、少し違う部分はありますけど。そんなふうな関係でいくと、中身のものに対してはまだ全然出てないということなんですか。

〇世古副部長 前の委員会でも御説明をいたしましたけども、効果的な運営のあり方ということで、今業者のほうと連携して取り組んでおります。今の説明の中でありましたように、やっと運営事業者を決めて、効果的な運営のあり方の委託をしているその業者と県の考え方、それから今度決めましたアクアプランネットの拠点に対する考え方、こういったものをすり合わせをしながら、大急ぎでこれから詰めさせていただいて、決めようと思っています。遅れてて大変申しわけないんですけども、詰めた上でまた議会のほうにも、前から説明をと言われてますので、私どもとしましても説明をさせていただきたい、そういう機会を持ちたいというふうに思ってますので、何とぞ御理解をいただきたいと思います。

〇服部委員長 中西委員に申し上げます。
 先ほどの運営事業のこの方針につきましても、詳しいコンセプトをやはりしっかりと我々も説明をしていただきたいということで、もう一度、委員会を開かせていただいて、その場でまた詳細説明を伺うということを思っておりまして、その点だけちょっと御理解をいただきたいと思います。
 それと、また詳細が出てきましたら、その日程等につきましても、今日のこの後の委員協議の中で日程等の調整をさせていただきたいと思いますので、その点だけご理解いただきたいと思います。
 そういうことでございます。

〇中西委員 また、それじゃ説明は後であるわけですね。

〇服部委員長 そうです。

〇中西委員 そういうことですね。それじゃ、いいです。そのとき、また聞きます。

〇服部委員長 中西委員、よろしいですか。ほかにございませんか。
 よろしいですか。

〇稲垣委員 運営は、契約というか、期間は何年なんですか、このアクアプランネット。

〇世古副部長 今はオーナーであります千疋屋とのビルとの契約が5年となってます。したがいまして、運営事業者につきましても5年と考えております。

〇稲垣委員 その中身のことはまた今度聞くとして、その契約の内容というのは、先ほど委託ではないという話だったんですけれども、例えば場所代をもらうのか、どんな契約内容になるんですかね、この業者とは。

〇濱口管理監 契約の形態といいますのは、県から条件を示して、使用を許可するような契約になります。こういう条件で、ここを使って構わないというふうな契約になります。

〇稲垣委員 それは当然なんですけど、その条件を聞いておるんですけど、だから場所代をもらうのか、あるいは売り上げの何%を県に納めてもらうのか、一切そういうのはないのか。あるいはその条件の中でも、一番ポイントになる条件は何なのかとか、そのあたりを聞いとるんですけど、契約というのは。

〇濱口管理監 例えば、営業日とか営業時間とか、そういったものについては、オーナーである千疋屋のほうの基本的な開館時間といいますか、ビルのオープン時間、そこを原則とはしつつも、これから運営事業者の方と条件を詰めていくという作業をさせていただくことになると思っております。詳細については、これからということだと考えております。

〇稲垣委員 詳細はこれからなんやけど、基本的考え方を聞いとるんですよ。家賃をもらうのか、もらわんのか、売り上げ何%をもらうのか、もらわんのか。それは当然決まっとらんとおかしいですやんか、これからやってってもらうんやで。そのあたりの基本的なところ聞いておるんで、その詳細、何時から何時まで営業するとか、そんなこと何も聞いてません。基本的なところを教えてください。

〇濱口管理監 これから契約内容を詰めていくに当たりましては、例えば売り上げがどのぐらい出た場合に、どのぐらい県のほうに、例えば納付をしていただくとかということにつきましては、現段階では申し上げられませんけれども、そこは条件の中に、契約の中に盛り込んでいきたいなというふうに考えております。

〇稲垣委員 この運営事業者からのコンペでの提案では、そういう話はなかったんですか。どれだけのことは、例えば売り上げの中から何%は県に納めるとか、県にこういうことを貢献するというのは、何もない中で選んだの、ここ。そういう条件は何も提案はなかったんですか、この業者からは。

〇濱口管理監 売り上げに応じて県のほうに確かに納付をしますというふうな提案でございまして、具体的な数値ではございませんでした。

〇稲垣委員 そうすると、そういう点はあるから、そういうのを契約に入れ込んでいくという内容で、基本的な考え方もそういうふうにある、こちらから条件を提示したものでやってもらうということで、そうすると今の話で、もう事業者が決定したわけですから、契約を結ぶのはいつ結ぶんですか。

〇濱口管理監 早々に結ぶように進めたいと思っております。

〇稲垣委員 早々に結ぶのに契約の中身はこれからで、それが全部決まってから常任委員会で報告しますというのは到底理解できやんけどね。部長、どう。それでいいんですか、そんな報告で。この大事な事業やのに。もうちょっとちゃんと説明してもらわんと。

〇山川部長 基本的には、他のアンテナショップもそうですが、場所代については免除しております。いわゆる例えばレストランの収益の何%、物販の何%、そういったものを、今回は具体的には提案はないんですけど、それに応じて、売り上げの見込みも、平米なんかも変わってくると、多分売り上げも変わってきますので。まあ私どもが100席用意してくださいと言うのか、向こうが具体的に80席やりますという提案ではなかったので、これの詳細を詰めて、それの売り上げの何%というのはこれから詳細を詰めます。それについては多分すぐ、自分たちの利益はどんだけにしてというのは出ると思いますので、そんなに時間かかるものではないと思います。リサーチもちゃんとされてると思いますし、ここでどんだけの売り上げというのが、具体的に面積をどんだけ貸すかというところも提案で、県が了承したわけじゃないので、額がいくらというわけじゃなくて、他県の事例でも、例えば初年度はなかなか運営費が上がらなくて、PRなんかしないといけないので、1年とか2年とか3年とかによって徐々に上げていくケースもあります。それに基づきまして私どもも参考にしながら、事業者が利益を出していかないといけないというところがあるので、ここで何%ということは申し上げられませんけれども、当然利益を上げたらいくらかは県に入れていただくと。

〇稲垣委員 それは、そのレストランと物販も、両方という解釈でいいですね。

〇山川部長 はい、そのとおりです。

〇稲垣委員 その物販については、これも細かいことは当然これからでいいんですけれども、基本的な考え方として県と共同でという話なんですけど、このアクアプランネットの独自のルートで、これまでも東京に何店舗か持ってて、県産品を入れてレストランを運営してるということ、多分物販もやられとるのかもわかりませんが、独自のルートに任せるのではなくて、例えばいろんなところの県産品ありますよね。それを入れる方法というか、入れるルートは県が主体的にこれはやっていくという考え方でいいですか。

〇世古副部長 今、委員おっしゃられたように、アクアプランネット独自で県内からの仕入れとか業者の関係とか、そういうルートはあると思います。ただ、それはどうしても業者のほうは、売れる商品を選びたがるというふうに思います。ただ、それでしたら県として拠点を持つ意味合いがないもんですから、県としてはやっぱりそれだけではなくて、こういったものを首都圏の方々に、三重県はこんなものがあるよということを見ていただきたい。それで、実際に三重県に足を運んでもらいたいという、県もそういう希望、要望もあるもんですから、そういったところとアクアプランネットの商品計画との折り合いの中、これも二者の協議の中で、そこを折り合いをつけさせてもらいたいと思っていて、まるっきり100%、アクアプランネットに任すというふうなことはございません。

〇稲垣委員 その辺の、県がこれから要は伝えていかなあかん部分とか、そういうのは多分契約に盛り込んでいくことだろうと思いますし、いわゆる不採算、採算がとれなくてもやってかなあかんと今言われた、まさにそういう部分もあると思うんですね。それで、そのあたりのことというのは、じゃ契約の段階で明確にして発表、うちらのほうにもこういうことを伝えてあるということが、はっきりそのときにわかるということでいいですか。

〇山川部長 多分、最初に、例えば三重県産品を10品目を使いなさいというのはなかなか、やっぱり試行錯誤だと思うんです。この地域の中で、売れ筋もやっぱり試してみて、商品とかレストランのメニューを変えていかないといけないと思ってます。最低何品目を使えと言うとなかなか難しいので、そこは契約の中で、県と協議の上、多分四季折々によって三重県の産品のものって違いますので、ちょっと契約に何品目を使えというのは、他県の事例を見てましてもなかなかそこまでしておりませんので、ここは四季折々に県ときちっと協議すると。今回、運営統括監を置いたのは、まさに運営統括をするので、こういう人たちとの調整も。県庁からやっていても、日本橋で食べられている、好まれている料理って変わりますから、多分東京なんか行くと、あのメニューもうなくなったやんていうように、メニューがころころ変わってますんで、そういうことはある程度、運営事業者の範疇の中でやらしてかないかんけども、我々の意見を入れるという契約条項を、弁護士も入れて、他県の事例もありますんで、我々は三重県を売っていきたいという思いの中で、しっかりそこを入れ込んだ契約にしていきたいとは思ってます。もともとアクアプランネットは、農林水産部の地産地消なんかのこともかなりおやりなっているというふうには聞いておりますので、県内の産品はある程度御存じなのかなというふうには思っておりますが、新しい方にもチャンスを拡大していくというのも、当然我々の目的でございますので、そこはしっかりやらせていただきたいと思ってます。

〇稲垣委員 あと参考までに、県は関西事務所もつくって、これから三重県フェアを関西で展開していくということで、このアクアプランネットを見ると大阪や兵庫にも拠点をたくさんお持ちのようですので、そのことも含めて提案には何か関西とのかかわりもあったのかなかったのか、東京は東京だけなのか、関西にも協力いただけるという話になってるのか。

〇世古副部長 今回の首都圏営業拠点の提案の中には、関西事務所がどうのこうのという提案は特にはございません。ただ、これから、今委員が御指摘いただいたように、関西事務所も強化をしていくという中で、関西圏の中で三重県を売っていくという話でございますので、当然このアクアプランネットの関西圏で持っている拠点と連携させていただきながら、三重県の産品を情報発信させてもらえればなというふうに思っております。

〇稲垣委員 わかりました。じゃ、もうちょっと詳しく契約がされて、具体的なものが出た後、常任委員会でということですので、また詳細をそこで議論させていただきたいと思います。
 以上です。

〇服部委員長 中西委員、私が質問をとめてしまいましたものですから、もし何かございましたら挙手をお願いいたします。

〇中西委員 それじゃ、今すごく稲垣委員のほうがしっかり言っていただいてるんですけど、3月中に今の契約の中身の説明は私たちにしていただけるんですか。

〇世古副部長 また、ここは、議会、委員長のほうとも御相談させてもらいながら、ここは私ども一方的にはちょっとなかなか難しいかと思いますので、また御相談させていただくということで。

〇服部委員長 中西委員、今の詳細な説明の日時についての質問でしょうか。

〇中西委員 そういう意味も踏まえてね。この3月12日ということは、昨日、おとつい決まったという、これが僕、不思議でかなわんのです。この時間かかってるという部分を含めて。前回、ワイス・ワイスですか、10月でしたかね、決められて進んでいく、この感覚がすごいずれてるんです。それが、僕の中ではすごく気になるところ。こういう状態で、本当に7月にオープンしていくのにどうなんかなと。まだ契約が、これ決められたんが12日で、当然契約なんかできません。まだできてないというのはわからんでもないんですけども、その期間をやっぱりある程度詰めてやらないと。すごく大事なことで、これ失敗したらということでもないんで、知事も一生懸命やりたいということでやるわけなんで、すごくそれが気になるんです、前回の決めるところ、今回の決めてるその日程上いろんなことを含めて。今、契約がまだ、中身の内容もまだ、いろんなことがまだなんは、理解はしますけど、いや、こんなんでいいんかなってすごく思うんで、その点どうですか。

〇世古副部長 確かにおっしゃられるように、先ほどのこの資料のこれまでの経緯を見ていただきますと、公募をやってから実際にプレゼンをするまでにも相当時間がかかっております。これは我々、先ほど申しましたけども、県の職員だけではなくて、外部有識者の方にも、やっぱり慎重に意見を聞きながらということで、その有識者の方々を、どういった方に入っていただくかということ。それから、実際にプレゼンがあって、有識者の方々の意見も、やっぱりそのプレゼンの日だけで確認ではなくて、再度、フェース・ツー・フェースで聞きながら、慎重にも慎重を重ねないと、この運営事業者は決定できないだろうというふうなプロセスの中で、委員御指摘のようにかなり時間を要したというところがございます。この時間を要して、やっと運営事業者を決めましたので、その中で運営事業者と県と、そのワイス・ワイスの中でコンセプトづくりでありますとか、今度の設計、施工に対する仕様書でありますとか、そういったところを限られた時間の中で早急に決めさせていただきたいというふうなことでございます。非常に限られた時間で、ごもっともなんですけども、そういうタイトな日程の中で進めざるを得ないということです。

〇中西委員 意味はわかりますけど、契約書の中には、中身はこんなんで、選定業者がこうやという、中身があって契約するわけですんで、中身がないのに契約できないわけですから。今の細かい話も当然ですけど、その辺はいつ出していただくんかを聞かせていただかんと、中身を聞かせていただかんとそれ以上言えないかなと思います。
 よろしいですか。

〇服部委員長 よろしいですか。

〇中西委員 はい。

〇服部委員長 ほかにございませんか。よろしいですか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 なければ、三重県海外ビジネスサポートデスクの取組について及び首都圏における営業活動と今後の計画についての調査を終わります。

  (6)みえスマートライフ推進協議会について

  (7)みえグリーンイノベーション構想(案)について

  (8)県内中小企業の人材確保・定着支援の取組について

    ①当局から資料に基づき説明(世古副部長、田畑次長)

    ②質問

〇服部委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いをいたします。いかがですか。

〇辻課長 午前中に中西委員のほうから、クリーンエネルギーバレー構想で、目標についてという質問がありましたので、ちょっと簡単に補足をさせていただきます。
 配付資料の23ページに、具体的な目標として、平成27年度までにクリーンエネルギーバレー構想に取り組むプロジェクト数が18件となってございます。内訳を言えば、平成24年度が3件で、25年度までが8件という目標でございます。今年度の目標、3件に対しましては、実績は3件になる見込みでございます。25年度につきましては、累計目標8件となってございますけども、予算的に平成25年度でクリーンエネルギー研究推進事業として1567万5000円計上いたしておりまして、主に工業研究所のほうが中心となりまして、県内企業との共同研究をすることによってプロジェクト化していくというようなことでございます。平成25年度につきましては、引き続きクリーンエネルギー研究推進事業を有効活用して、目標の達成に向けて取り組んでまいりたいと思っております。
 A3の資料のほうのみえグリーンイノベーション構想の概要ということで、構想の柱にⅠ、Ⅱ、Ⅲとございます。当初、みえ県民力ビジョンをつくったときは、クリーンエネルギーバレー構想がどっちかというと、Ⅰの新エネルギー等を活用した産業振興の構想の柱でございますけども、その中の3つ目のチョボで、省エネ・蓄エネ技術を活用した新事業の展開という段がございます。これがどちらかといいますと、工業研究所でやっていくプロジェクトをここに計上してございまして、これで何とかここの3件をというふうに思っておりましたけども、こういった形で構想の柱がかなり増えてきておりますので、目標の設定の立て方につきましては、もう一度改めてこのグリーンイノベーション構想を踏まえて考えていきたいなと思っております。
 以上でございます。

〇服部委員長 よろしいですね。
 それでは、御質問等がありましたらお願いをいたします。

〇稲垣委員 まだほとんど決まってないかもわからない、もし決まっていればで結構なんですが、このメタンハイドレートの採掘が成功したということで、地域活性化研究会を知事も立ち上げるということを記者会見でも言われてましたけれども、具体的なものが、例えば準備がこういうふうに進んでて、いつぐらいからどうというのが、もし決まっているようでしたらお示しください。

〇辻課長 知事が本会議のほうでも答弁申し上げましたけども、市町の中で非常に参画をしたいという意向を持った市町が10近くございまして、ちょっとまだ参画意向をはっきりと示してないところもございますけども、やる気のある市町とか、コンビナート、ハイドレート等の専門家、あるいは地域活性化の専門家の大学の先生等に入っていただいて、研究会を今月中にも何とか立ち上げていきたいなということで、今ちょっと調整等をしております。
 以上でございます。

〇稲垣委員 わかりました。期待してます。頑張ってください。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

〇中西委員 今のにちょっと関連づいてるんですけど、21ページのこのみえスマートライフ推進協議会のいろんな研究会が出てますけど、この委員にという希望は、例えばこういう組織とか団体か何かで入って、そこへ参加させていただくということはできるんでしょうか。

〇辻課長 スマートライフ推進協議会は、参画者は産業界、企業の方、それから大学、市町村等の官ということで、それと地元住民の方とか自治会とか、産学官民が連携した取組でございまして、それぞれ私ども研究会を立ち上げるに当たっては、具体的な取組目標なんかを定めてやっていこうということで、それに沿った形の方々に入っていただこうということで、こちらからお声がけなんかをさせていただいて進めているところでございます。希望があれば、もしこちらに入っていただいて、何とかビジネスチャンスを確保したいなとか、こういったビジネスにつなげていきたいなというようなことがあれば、申し出ていただければどこかの研究会に入っていただくようなことで、ちょっと検討はさせていただこうかと思います。

〇中西委員 二、三そういう方がみえますんで、それは受け皿はあるというところでいいわけですね。
 はい、わかりました。

〇服部委員長 よろしいですか。

〇中西委員 はい。

〇服部委員長 ほかにございませんか。いかがですか。よろしいですか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 なければ、みえスマートライフ推進協議会についてから、県内中小企業の人材確保・定着支援の取組についてまでの調査を終わります。

  (9)雇用創造懇話会での検討状況について

  (10)起業支援型地域雇用創造事業について

  (11)企業投資促進制度(案)の概要について

  (12)サービス産業振興と中心市街地活性化へ向けた取組について

    ①当局から資料に基づき説明(世古副部長、田畑次長)

    ②質問

〇服部委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。いかがですか。

〇濱井委員 1点だけ、41ページの最後のほう、中心市街地や商店街の活性化の中に、伊賀市の中心市街地活性化基本計画がございましたけども、活性化の効果が十分に出てないということなんですけども、これはどういうふうに分析されているんでしょうか。

〇田中課長 伊賀市の中心市街地活性化基本計画につきましては、本年度の3月末、平成25年の3月末までが第1期の基本計画となっております。この基本計画の中に、核事業といたしまして駅前再開発ビル、ハイトピア伊賀でございますけれども、この駅前再開発ビルの竣工が遅れておりました。既に完成しておりますが。その遅れが、駅前広場の整備事業とかほかの事業、ソフト面にも影響を及ぼしまして、全体的に当初想定していたところまで事業が進んでいない、またその効果があらわれていないというふうに伊賀市のほうから聞き及んでおります。
 以上でございます。

〇濱井委員 そうしますと、1年延長するということによって、当初計画されていました効果というのは、確保されるというふうに考えてもいいわけですよね。

〇山川部長 41ページのこの表現がちょっと適切でなくて、訂正、おわびさせていただきます。十分に発現できていないということではなくて、合意形成がなかなか難しくなってきて、伊賀市は一生懸命、1年間延長ということで今、国に申請もしておりますので、私どももしっかりサポートしていきたいと思っておりますので、この「発現できていない」については、済みません、削除していただきたいと。申しわけございません。

〇濱井委員 わかりました。そういうことならわかります。

〇服部委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。

〇中西委員 ちょっとずれてたら申しわけないんですけど、38ページの(5)のところなんですけど、県南部地域の活性化という部分で、伊勢市、玉城町、度会町は追加されたということなんで、その部分でちょっとサービス産業に対する、地域資源活用型産業等立地補助金とありますよね。この中の要件が少し出てて、サービス産業という意味でいくと、いろんなサービス産業があると思うんですけど、新しくこの地域においてサービス産業的なことをやろうという部分に対しての補助金と考えていいんですか、これ。ちょっとわからないもんで。

〇長岡課長 38ページの(4)のサービス産業立地補助金につきましては、全県を対象にさせていただこうと思っておりまして、(5)の県南部地域の活性化というのは、現在、地域資源活用型産業等立地補助金というのがございまして、これは県南部、これは従前でございますと東紀州の地域、それに鳥羽市、大台町、南伊勢町、大紀町、志摩市まででございましたけれども、県南部地域活性化プログラムができまして、こちらが伊勢市以南が対象になってきておりますので、そちらのほうに対応しまして、伊勢市、玉城町、度会町を加えさせていただいたということでございます。ですので、繰り返しですけど、サービス産業については全県対象でございまして、地域資源活用型については、サービス産業というよりも、例えば植物野菜工場とか陸上養殖、こういったもの、地域の農林水産品をさらに高度に加工するような、そういったところを念頭に置いたものが、地域資源活用型産業等立地補助金の対象としておるところでございます。

〇中西委員 なぜそういうことを聞いたかというと、例えば今、国道とか県道に、よく道の駅ってありますよね。ああいうことの新設をしていく場合に、こういう活用ができるのかどうかというのをちょっと聞きたかったんです。

〇長岡課長 道の駅等につきましては、サービス産業ということになろうと思いますけれども、このA3の資料のほうの39、40ページのところで、右の下の隅の茶色というんですかね、色をつけさせていただいているのがサービス産業立地補助金のところですが、対象を集客交流産業とか宿泊業、情報通信産業ということで、雇用効果、経済波及効果が非常に高いものを一応念頭に置いてさせていただこうと思っております。対象例に、テーマパークとかホテル・旅館とか美術館、複合集客施設ということで書かせていただいておりますけども、日本初上陸とか大企業の本社とか、いわゆる三重の知名度をさらにアップできるような、そういったものを誘致するときに、この補助金を活用して誘致をしていこうかなと思っているところでございます。

〇山川部長 補足説明をさせていただきますと、従来の道の駅ではなくて、道の駅の形態にも多分あろうかと思ってます。長野県なんかですと、そういった道の駅の機能も持ちながら、何とか村みたいなところもございますし、もくもくファームが道の駅的なものとああいう機能があれば、我々としては、これはもうあくまで私どもそういう専門家の意見も聞きながらちゃんと審査をしたいと思ってますが、集客効果とか雇用効果を勘案しながらということで、単なる今の道の駅を、ある町でつくるから、そのためにこの補助金が適用できるかというと、中身によって多分変わると思いますので、これは今後しっかり研究したいと思ってます。

〇中西委員 水産業関係の方で、そういうことを考えてみえるような方が、今までに余りないマグロの養殖とか、解体をやったりとか、そういったことができるやろかというようなことをちょっと聞かせていただいてて、ちょうどこの地域が当てはまるんです。前からの南部の部分になるんですけど、サニーロードとか、道の関係で今まで余り力を入れてみえなかったことなんですけど、遷宮に合わせて回り道になる、すいてる道になるという意味も踏まえて、そういうことを考えてみえるということで、ちょっと聞かせていただきました。
 ありがとうございました。

〇辻副委員長 ちょっと今、道の駅という用語が出たんですけれども、以前、私の知識では、本来、国土交通省の所管というふうに考えているんですが、それはそれで今も変わりなしということでいいんでしょうか。

〇山川部長 私が中西委員にお答えした道の駅というのは、従来の道の駅というのは、恐らくそういった国土交通省の管轄の中で補助事業にもなっておりますので、そういったものは私ども対象にはしていないんですけど、今言った新しい取組だというようなものについては、道の駅という名前は、済みません、私は意識をしておりませんので、従来の補助金のある部分についてはその中でやっていただいて、そういったもののない、一般的な道の駅じゃないというんですか、言い方、恐縮なんですけど、そういうものじゃない新しい定義の集客施設のようなものについては、中身によってそういうふうなものも一つ我々の頭の中には入っています。また具体的な事例も研究もさせていただきますので、もし事業者の方がおみえになりましたら、いろいろ我々、お話を聞きたいと思っております。

〇辻副委員長 了解しました。ありがとう。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

〇濱井委員 雇用創造懇話会の中身についてちょっとお伺いしたいんですけども、今までいわゆる潜在的な労働者というようなことで、障がい者とか女性や高齢者、あるいは若者の就労関係なんかは熱心にやられてますんですけども、いわゆる海外から来られている定住者、こういう方たちの雇用については、この懇話会では話題にはなってないんでしょうか。「など」なんて書いてありますけど。

〇世古副部長 31ページのこれまでの懇話会の経緯ということで最初に御説明させていただきました。最初の第1回の懇話会のときに、いろんな意見が出た中で、こういう3つの視点でまとめまして、今2回以降、この3つの視点についてずっと議論をいただいているようなところでございます。今委員御指摘のような、海外からの労働者の方々というところは、まだちょっとそこまでのテーマにはなっておりませんけども、これがずっと進んでいく中で、今後そういった視点も入れながらというふうなことで、そこは私ども事務局のほうは、懇話会のほうのテーマのことにつきましてまた提案もさせていただきながら、そういったところもまた議論をいただくような場面も出てくるのかなというふうに思っております。

〇濱井委員 わかりました。ありがとうございます。

〇服部委員長 よろしいですか。

〇濱井委員 はい。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 なければ、雇用創造懇話会での検討状況についてから、サービス産業振興と中心市街地活性化へ向けた取組についてまでの調査を終わります。

  (13)三県(島根県、奈良県、三重県)連携について

  (14)三重県観光キャンペーンについて

  (15)台湾との交流・連携について

    ①当局から資料に基づき説明(岩田次長)

    ②質問

〇服部委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。

〇青木委員 48ページの「いよいよスタートイベント!」というのは、今度の常任委員会の日なんですけど、何時からやるんですか。

〇加藤局長 県庁のプレゼンテーションルームで11時から12時ぐらいまでの予定でございます。

〇青木委員 委員会中やで行けないということですね。
 ありがとうございました。立場上、日台観光サミットに少しちょっと触れたい。これも、このその後についても継続的にやっていくというので、非常にありがたいなと思ってるんですけども、その4日間の中身について、もう数カ月になってるんですけど、議員全員はわかってないと。余り伝わってないんですけども、1つは、主には観光関係者とか旅行関係者の人が中心のサミットなんで、前に行かしてもらったんでわかるんですけども、せっかくの機会なんで、そのとき県民とのふれあいの機会というのは、その地域、地域に回られると聞くんですけども、そういった、例えばそれを精いっぱい、三重県民が、その地域の方がおもてなしの心でどういったかかわり方をしていくのかなというのが1つ。やっぱり旅行関係者とか若い人は敏感ですから、好印象を与えることによって、わかっていく面もあるのかなと思います。その部分と、議員連盟も全員入らせていただいとるので、議員として、皆さんにどんな声かけをいただくのかなという、その2点、まず聞かせてください。

〇岩田次長 青木委員御指摘のとおりでございまして、現在素案は考えておりますが、若干、主催者たる日本観光振興協会ですとか台湾側と調整しておりますので、また固まりましたら提示させていただきたいと思います。
 そして、御指摘のとおり観光関係者には広がりがありませんので、案としては考えております。例えば青木委員も御協力いただきました、先月、2月にございましたリーディング産業展みえにおきまして沈代表に来ていただきましたが、そもそもリーディング産業展自体は産業であるんですが、前日の夕食会におきまして、産業界のみならず観光のホテルですとか、代表者も参加していただきまして、観光と産業と物販と連携で夕食会ですとか、視察先も観光施設もしていただきましたので、そういった5月のサミットにおきましても、観光だけじゃなくて産業界からも御協力いただくですとか、そういった広がりを考えております。

〇青木委員 議会はどうやってかかわらせてもらったらいいんですか。

〇岩田次長 いろいろと例えば、2月のリーディング産業展の夕食会のときと同じように、もちろんお声がけをさせていただきますので、また御協力、よろしくお願いします。

〇青木委員 せっかく50人、全員が入ってますので、そういった皆さんがかかわったり、その本日というか、31日ですかね、そういった形でも参加することによって広がりがあるのかなと思っておりますので、それは御理解をいただきたいと思います。
 それと、本会議の答弁にもありましたけど、最後に料理コンクールの関係の相可高校の生徒が云々ってありましたけども、どのあたりでかかわってくるんですかね。4日間の中で、どういったかかわり方をするんですか。

〇岩田次長 サミットの中で、ちょっとまだ検討中ではありますが、相可高校も長年にわたって台北市の、あちらもレストラン等々の学科を持っている開平高校と交流してますので、どこかの場面で何かデザートを提供いただくですとか、案としては考えてるんですが、何かの機会をつくりたいとは思っております。

〇青木委員 前向きに考えていただいているのはありがたいなと思いますし、青少年交流もありますし、さらにはそういった食材を、三重の食材をアピールしたり、PRするのにもいい機会かなと。恐らく向こうの高校生がまたつくることによって、広がりもできるのかなと思いますので、効率のいい交流の仕方、また学校に余り迷惑かからん程度に進めていただきたいなと思っております。
 以上です。

〇服部委員長 よろしいですか。

〇加藤局長 今のに関連しまして、本体といいますか、日台観光サミットの場面は、できるだけ多くの関係者の方に来ていただいて、大いに盛り上げるということですし、それから相可高校の方については、地元の食材を使いながら何かそういったデザートなのか料理なのか、ちょっとその辺は今調整をしておりますので、そういったことも、今いただいた意見も踏まえて検討したいと思います。その後のエクスカーションで各地を、施設も回りますので、その中で地元との、大体夜はそういった意味では交流会といいますか、そういったこともさせていただきますので、できるだけ幅広く、地域にもそういった台湾からお客様が見えているというようなところが見えるような形にはしていきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。

〇青木委員 各地域を回るときに、それぞれの地元の町なり市なりの観光協会とか、そういったいろんな団体、多様な団体の方も参加する、そういった時間も設定するということですね。わかりました。

〇服部委員長 よろしいですか。
 ほかにございませんか。よろしいですか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 なければ、三県(島根県、奈良県、三重県)連携についてから、台湾との交流・連携についてまでの調査を終わります。

  (16)包括外部監査結果に対する対応について

  (17)三重県外郭団体等改革方針(案)について

  (18)各種審議会等の審議状況の報告について

    ①当局から資料に基づき説明(世古副部長)

    ②質問     なし

  (19)報告事項

    ①リーディング産業展の結果について

    ②三重県の景気動向調査等の結果について

    ①当局から資料に基づき説明(田畑副次長、世古副部長)

    ②質問

〇服部委員長 この件について、御質問等がありましたらお願いいたします。

〇中西委員 リーディング産業展の件でちょっと聞かせてください。
 今年度、10回目ということで、予算的なことはよくわからないんですけど、ちょっと気になるのが、何で四日市ばっかなんかなと思うんです。これはいろいろあるんかと思いますけど、何か初めて行かせていただいんですけど、津でもやれるんと違うかなと。いろんな場所で、例えば伊賀でもやるとか、いろんな場所でやることが必要なんかなと、そんなような感じがします。今回はB to Bという、企業の方ばっかというような形だったんですけど、その点、いかがでしょうかね。今後のことを含めて。

〇田畑次長 今年で10回ということで、これまで北勢地域、非常に産業の集積がございまして、いろんな企業の皆様方に御案内するときに、立地的に北勢がいいのではないかということで、実行委員会を立ち上げて、皆さんの御意見もいただきながら、今年につきましても四日市がいいのではないかという御意見によりまして、四日市で開催させていただくことになりました。今後につきましては、毎年、実行委員会という形でいろんな御意見をいただきながら進めておりますので、そのあたりまた御意見をいただきながら、会場については考えていきたいというふうに思います。

〇中西委員 今年度、伊勢は遷宮があるし、いろんなことを踏まえて、北勢、それはわかりますよ。企業的なこともよくわかるんやけど、観光面もあるんやし、いろんなこと考えて、ちょっと柔軟に考えていただけんかなと、そんなふうに思いますので、よろしくお願いします。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

〇濱井委員 リーディング産業展、10回目、私、10回とも行ってるんですけども、今年は一般の方が入ってられないということで、大幅に人数的には減になって、見た目はなんかちょっと寂しいような感じがしたんですけれども、その反面、B to Bということで商談会等が活発になされたというようなことかなと思うんです。その辺の評価と、それから今後、やはり来年も同じような形で恐らくやっていかれるかなと思うんですけれども、その辺の見通しについてだけお伺いしたいと思います。

〇田畑次長 B to Bということで、今年は事前予約型商談会ということで、これを中心にして進めてまいりました。それで今委員御指摘の総括については、今最終段階で、いろんな課題、成果ももちろんございましたけれども、課題もございますんで、今整理をしておりますけれども、私、携わっている者としましては、思った以上に事前予約型の件数がなかなか伸びなかったということで、このあたりは委託業者にお願いした部分があるんですけれども、県でやるとか、関係団体の皆さんでやるとか、もっと全体でこういったものをPRなり、何か取組をしていかないと、なかなかこういったものに結びつかないのではないかなというふうに現時点では思っております。

〇濱井委員 わかりました。一般の方といっても、結構、興味のある方が来られとる部分があったと思いますんで、今後、分析をしていただいて、もう一回、同じような形にするのか、あるいは一般の方も入っていただきながらB to Bという形で重点的にやっていくのかというようなことも含めて、御検討いただきたいと思います。
 以上です。

〇服部委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 なければ、これで終了いたします。

 3 委員間討議

〇服部委員長 まず、先ほどの所管事項について、御意見のある方はお願いします。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 特にございませんか。
 なければ、次に本会議への常任委員長報告として、本日の常任委員会での議案審査及び所管事項調査に関して、執行部に処理経過の報告を求めるべき事項は何かございますか。

          〔「特にありません」の声あり〕

〇服部委員長 特にございませんか。
 それでは、本委員会として特に経過報告を求める事項はなしといたしますが、御異議ありませんか。

          〔「異議なし」の声あり〕

〇服部委員長 御異議なしと認め、そのように決定をいたします。
 なお、経過報告を求める事項以外のものにつきましては、後の委員協議で御協議願いたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
 ほかに何か御意見はございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 よろしいですか。
 なければ、委員間討議を終了いたします。

 

〔閉会の宣言〕

 

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。

戦略企画雇用経済常任委員長

予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会委員長

服部 富男

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