このページではjavascriptを使用しています。JavaScriptが無効なため一部の機能が動作しません。
動作させるためにはJavaScriptを有効にしてください。またはブラウザの機能をご利用ください。

スマートフォンサイトへ移動

三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成26年度 委員会会議録 > 平成26年4月18日 選挙区調査特別委員会 会議録

平成26年4月18日 選挙区調査特別委員会 会議録

  資料はこちら

選挙区調査特別委員会

(開 会 中)

 

開催年月日     平成26年4月18日(金) 自 午前10時36分~至午前11時46分

会  議  室    601特別委員会室

出 席      13名

             委 員 長   舘   直人

             副委員長    水谷   隆

             委    員   津村   衛

             委    員   村林   聡

             委    員   奥野 英介

             委    員   中川 康洋

             委    員   稲垣 昭義

             委    員   中嶋 年規

             委    員   中森 博文

             委    員   舟橋 裕幸

             委    員   三谷 哲央

             委    員   中村 進一

             委    員   永田 正巳

欠 席      なし

出席説明員

      [選挙管理委員会]

             書 記 長                 西村 高則

             書記長補佐                上川 秀明

                                        その他関係職員

      [議会事務局]

             企画法務課長               佐々木俊之

             企画法務課政策法務監兼班長   川口 徳郎

             議事課長                 米田 昌司

委員会書記

             議  事  課  課長補佐兼班長   西塔 裕行

             企画法務課  主査           濱口麻裕子

傍 聴 議 員      3名     

                                     中西   勇           

                                     中村欣一郎

                                     北川 裕之

記者クラブ       6名

傍 聴 者      2名

調査事項

Ⅰ 三重県議会議員の選挙区及び定数について

 

【会議の経過とその結果】

 

〔開会の宣言〕

 

〇館委員長 初めに本日の委員会の進め方でございますが、前回の委員会で三重県議会議員の選挙区及び定数の見直し(中間案)のパブリックコメントに対する、各会派としての意見や考え方をお伺いいたしまして委員間討議を重ねてきたところでございます。その後、パブリックコメントに対する本委員会の考え方をまとめるために、これまでの委員会での議論を踏まえて正副委員長案を作成することとしていただいたところです。本日は、正副委員長案をお示しいたしまして、パブリックコメントの回答について御協議をいただき、とりまとめてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
  また、パブリックコメントについての委員間討議の後に、今後の本委員間の進め方について、御協議をいただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、まず、パブリックコメントに対する本委員会の考え方について、御協議をいただきたいと存じます。お手元に資料1として、私ども正副委員長案を作成いたしました。これに基づいて私のほうから説明をさせていただこうと思います。

                〔館委員長 資料1に基づき説明〕

 それでは、パブリックコメントに対する本委員会の考え方について、御協議をいただきたいと思います。この回答案について、御意見等ございましたら、お伺いをさせていただきたいと思います。

〇三谷委員 正副委員長におかれましては、本当に御苦労様でございました。パブリックコメントはいろんな角度からいろんな御意見が出ておりまして、そういう中おまとめをいただいて回答をつくっていただいたということの御努力に心から敬意を表したいと思います。全体としてこういうものかなという感じが正直しております。個々細かい話になりますが、いろんな御意見があるかもわかりませんが、全体としては、僕はこれで了ということだと思います。特に大事なのは、回答の中でも、また、まとめの中でも書いていただいておりますが、議会基本条例第6条の2で、不断の見直しをしていくんだということが明確に議会の意思としてうたわれておりますので、どんな改正案もこれがパーフェクトでこれ以外のものがないんだということは、おそらくないんだと思います。しかし、現時点で当委員会として議論を積み上げてきていただいて、この中間案をつくっていただいたということですから、これはしっかり尊重させていただき、今後、当然、平成27年の国勢調査もありますし、三重県の産業構造等の変化、また交通事情等の変化、様々な変化もこれから予想されますので、そういう中で議会として不断の見直しをしていくということを明確にうたっていただければそれでいいのかなと思っているところです。基本的にはこれで了ということです。

〇中川委員 ちょっと1点確認をさせていただきたいと思うんですが。議会基本条例第6条の2の不断の見直しというのは当然の話でして、常に不断の見直しをせなあかんわけですけども。そこをもって平成27年の国勢調査とか、今後改選された議員の下でも議論をしてくと、これも当然一般論としてありうる話なんですが、番号9の改正時期のところで、今回平成27年はやらずに平成31年に行うと、それを担保するために本則条例に書き込むと、要するに先送りとならないようにするためにという、ここが改正時期として先送りじゃないよということで示しているわけですよね。これを本則条例で固めるというふうにしておいて、しかし、まとめのところで、平成27年の国勢調査とか、改選された議員の下でも議論していくというのは、聞き取りようによっては、要するに本則で固めたけれども、また、それ以降何らかの理由で何とでもなるというふうに聞こえてしまうんですよね。ですから、ここは戻るんではなくて、この不断の見直し、ないしは議論を進めていくというのは、その固めたものを、何をもって進めるかというのは難しいんだけれども、この発言をもってうやむやになるということではないというところ、そこを改めてこの場で確認をしておきたいと思うんですが。そうしないと、とりようによっては、また、次のメンバーで平成27年の国勢調査で議論したらええんやというふうになって、じゃあ本則で固めたのは何の意味やったんやというようになると思うので、そこを確認しておきたいなと思います。

〇館委員長 この点について、私のほうからよろしいでしょうか。

                〔「はい」の声あり〕

〇館委員長 本委員会の中で議論があって、先送り論になってはだめだよね、しっかりした方向性を本委員会としてもすべきだということで、条例の本則にその内容を書き込もうということがあったので、それを確認させていただく意味でここに書かせていただいたということです。このナンバー9の改正時期の点です。今、中川委員がおっしゃられる、そのとおりでありまして、この部分については、そのようなことでありますし、まとめで書かせていただいたのは、このことはこのことでありますけれども、今後においても県議会として先ほどもお話ございましたけれども、基本条例にもありますけれども、不断の見直し、それについて協議していかなければならない、そんな責任もあるんだという意味で書かせていただいておりますので、そのことによって、うやむやにするがために、このように記載したわけではございませんので、このことについても、皆さん、御確認をいただけるのかなと、このように思います。

〇奥野委員 基本的にはこれで結構だと思います。だけど、住民目線から言うと、僕が言うとむしかえしになるんですけれども。私も行政の経験をしていて、納得はしていただけないんやけれども、理解をしていただくという意味においては、やはり入り口は一つつけておくべきだったかなというような、自分自身の反省も含めてなんですけれども。今、中川委員がおっしゃったのは、そういう形にならざるをえない、そういう心配やというのも、その辺がちょっとあるんじゃないかなというような気がするので、これは今言ったって仕方のないことなんですけれども、やはり県民、住民目線に立って考えていくと、一つ入り口だけはつけといて、それが今度、条例の本則で書き込むのがものすごく効果的になったんではないかなと、これは自分自身も含めた反省点かなと思いますので、今後、今中川委員がおっしゃったことが守られるようにするには、我々として努力していかないかんかなという気がします。言った、伊勢の選挙区でマイナス1をやっとけばよかったかなという気がします。

〇三谷委員 先ほど中川委員がおっしゃったのは非常に重たいと、僕は思っておりまして。議事録が今手元にありませんので、正確な言葉で表現できないかもわかりせんが、この中間案の議論をさせていただいた時に、本則にきちんと書き込まなければ私は反対しますと、本則に書き込むから賛成なんだと、たしかおっしゃったと記憶しておりまして、そういう意味で、これは委員会の意思として明確に、我々もそれを尊重した上で賛成をさせていただいておるということで、委員会での意思として御理解いただければと思います。

〇中嶋委員 今、おっしゃっていただいたようなことも、まとめのどこかに書いておいてもらえるとありがたいかなというふうに思っております。今回、条例で改正内容を明確にしているんだと、その上で議会基本条例に基づく不断の見直しという話があるけれども、それがバックヤードに戻らないような前提がつくっておいてあるということを、まとめの中にも盛り込んでいただけると。まとめのところが一番わかりやすくまとめていただいてあるので本当に、そこにやっぱり付記しておいていただけるとありがたいかなと思います。

〇館委員長 今、中嶋委員から御提案ありましたけれども、今、議論になっている部分、ここへ追記をさせていただいて、わかりやすくというか、追記させていただく方向でよろしいでしょうか。

                〔「お願いいたします」の声あり〕

〇館委員長 では、そのように正副でさせていただきたいと思います。

〇中森委員 基本的には、いろいろと考え方をまとめていただきまして、ありがとうございます。パブリックコメントを受けて、我々議員に対する回答という面では、これ以上のものはないかと思うんですが、一般県民から見ると、どうしても中間案ありきということを前提とした回答に終始されているというふうに受け止める県民もいるんではないかと、誤解というか、そのように受け止めてしまう県民もいるんではないかというふうに感じる部分があります。例えば、鳥羽市選挙区と志摩市選挙区の合区及び定数削減に反対するという多くの意見の方々の理由が、有人離島であったり、地域事情であったり等々のことを当該県民の方々は、さしせまった危機感であったり、県政に反映されないんではないかとか、議員がなくなるんではないかという懸念を思っているというふうに、パフリックコメントを書いている人は、それをせっかく回答するのであれば、そういうことはないんですよ、ということを説明してあげるのが議会ではないのかなと思いまして、若干、一票の格差を是正するためという大前提の下、回答されているわけでありまして、もう少し、いやいや御心配なくというようなことを、配慮してあげるほうが、より質問した人に対する回答になるんではないかなというふうに感じました。ほかにも若干、ありますけれども、そういうところは少し、我々はもうそれでいいんだけれども、県民、パブリックコメントを出した人の立場は、もう少し、そんなこと言われて殺生やなと、こういうようなところはですね、若干あるんではないかなという気がしまして、その辺をもうちょっと丁寧なところがあったほうがいいかなという感じがありましたので、この場で意見として発言をさせていただきます。

〇稲垣委員 先ほどの中森委員の御意見に関連なんですけれども。中森委員が言われたのも、結構、私もおっしゃるとおりだなと思いまして、この回答の中で、たしかこの委員会の中でも、我々県議会議員は、私は四日市市選挙区ですけれども別に四日市のことだけやっておるわけではなくて、三重県全体のことをやる県議会議員だという御発言も、この委員会でも過去に何度かあったかと記憶しておりまして。当然、この鳥羽市の皆さんが心配されている特別ないろんな課題があるというこは、我々も理解しておるわけで、そのことが、この選挙区の定数見直しによって、例えば仮にですけれども、鳥羽市選出の議員がいなくなった場合に、誰もそれをやらないかというと、決してそんなことはなくて、我々県議会議員50名おれば50名が、責任をもってその対応をしっかりやらしてもらうのは当然のことだと思ってますので、そのことはこの委員会の考え方のところに、中森委員の御指摘のように、離島を抱える地域や過疎、高齢化等の課題が多い地域でありますが、このような事情を考慮しても云々というのではなくて、地域であるから我々県議会議員はしっかりと、そのいただいた意見に対して、議員として責任をもって対応をさせていただくということを触れた上で、この一票の格差の是正の必要があるため定数削減を行うこととしたというような文言に、少し改正いただいたほうがいいんかなと思い、少し提案させていただきます。

〇中村委員 中森委員、稲垣委員の発言に大賛成でございまして、この一番最初の1番、2番の項の説明の中で、今まで県議会は、中山間地域や県南部の選挙区についても、過疎、高齢化等の課題があるので、特殊性に考慮して定数削減を行わずということで、ずっと配慮をしてきたと。だけれども、さらに中山間地域や、その後段で県南部地域の減少が進んでいると、だからもっと議会としては力を入れやないかんという、だけれども一票の格差が開いたので、本当はもっと力を入れやないかんのに、一票の格差が開いたので南部を削るという、結果的にはそうなってしまった。このことについては、今まで私も何度かここで発言して、いいのかなと言ってきましたけれども、まとめの部分のところで、これは全体的に県民の意向もあるだろうし、ここの熟度の高い議論の中でこうなったんですけれども、政策的に県だって、県南、中山間地域にもっと力を入れて行かないかんという政策を打っている最中なので、今回、こういう形での結論になりますけれども、そういった個々の課題については、いわゆる今度の全体の議員の中で、この課題はきちんと忘れないでやっていくんだということを県民に、こういう心配の声を出されている皆さん方にアピールしていく必要があるかなと、そのように思いますので、今の二人の御意見には大賛成です。

〇村林委員 非常に細かい部分なんですけれども、番号の3番の真ん中の…。

〇舘委員長 ちょっと待ってください。先ほどのナンバー4の中森委員、稲垣委員、そして中村委員からお話の出た部分だけ整理させてください。
 おっしゃられることを皆さんも御理解いただきながら、その方向性だと御確認をいただいたんだというふうに思いますので、この委員会の考え方の中とともに、まとめの中でも、その指摘いただいた部分を追記させていただこうと思いますが、よろしいでしょうか。

                〔「はい」の声あり〕

〇舘委員長 はい。それでは、村林委員。

〇村林委員 細かい個々のお話なんですが、3番の定数削減の部分の委員会の考え方の真ん中のところの、中間案の策定にあたり格差をおおむね2倍以内に抑えるべきという意見も出される中という部分で、たしかにそういう意見も出されたんですけど、一方で私とかが、全体としてどういう代表を選出して民意を反映していくんだという意見も相当言わせてもらった部分ですので、できれば、こちらを書くんであれば、私の意見も書いていただきたいし、誤解のないようにもう少し書き方を修正いただくとありがたいかなと思います。

〇舘委員長 了解しました。他にいかがですか。
 それでは、傍聴議員から発言を求められておりますので、よろしいでしょうか。

                〔「はい」の声あり〕

〇舘委員長 はい。それでは、中村議員。

〇中村議員 貴重な時間をいただきまして、ありがとうございます。
 折角の機会ですので、細かいこと、たくさんありますけれども、意見を述べさせてもらいます。
 まず、この回答案というのは、このまま、そのまんまがホームページに載るという前提からいくと、先ほど、村林委員が言われたように私も、こんな表現でいいのかなというところがあるので、いくつか言わさせてもらいます。まず、番号9番なんですけれども、ここの委員会の考え方というところですが、4行目のところに、改正内容が単なる議論で終わり先送りとならないようと書いてありますけども、過去2回の特別委員会で現状維持で来ました、それにはそれにふさわしい理由も書いてあったわけですけども。それは、単なる議論で、先送りだったのかということはどういうふうにお考えでしょうか。私は、その時、その時々のベストの結論を導いてきて、先送りしたんではなくて、その時は現状維持が望ましいという結論を、との年々で結論を出してきたと思うんですが、そうではないということでしょうか。まず、その1点目をお聞きします。

〇舘委員長 先ほどもお話がございましたけれども、今回の選挙区調査特別委員会の中で議論をされてきたこと、しっかりした方向性を示す必要がある、それこそが先送りではないんだという自分たちの本委員会としての考え方をここへ示したということで、議論だけで終わるんではなくて、その部分についてしっかりしたものにしていかなくてはならないということで、条例本則に書き込もうという方向に決まったということであります。

〇中村議員 私が聞いているのは、前回と前々回は単なる議論の先送りだったと認識されているのか。そうではなくて、その都度、結論を出してきたベストの選択だったのかということをお聞きしているんですけど。

〇中川委員 前回の委員会に私も、舟橋委員の下でおりましたけれども。基本的には、その時その時のベターな結論を出したものだと思ってます。その上で、それの議論が先送りという認識を、我々委員会がもった上でこういうふうに書いているものではない。要するに、それはその時の議論の結論であって、今回は、今回の議論としてそうならないように自分たちとして、この意識を持っているということだけですので、前回のことに関して、どういう意識を持ってこういう表記がされているというのは、一緒くたにはならない。その上で、前回、前々回の議論の結論を、それぞれの議員がないしは県民が、どう感じるかということに関しては、それはそれぞれの議員並びに県民の自由だと私は思いますので、それをどう表現するかはここでの問題ではないというふうに思います。

〇中村議員 先送りという認識では、皆さんないということで、わかりました。
 あと10番なんですけれども、10番の委員会の考え方のところの3行目に、中長期の課題ということで回答があるんですけれども、この選挙区のことが中長期ということではないということですか。報酬は中長期の問題だったということなのか。その辺はいかがですか。

〇三谷委員 報酬の議論は、第三者の意見を聞くべきだろうという議会全体の御意見があって審議会設置になったと思っております。自分たちだけで決めていくということになると、お手盛り批判等もありますので、しかし、選挙区、定数、これに関してはですね、個々の議員の生き死にも関わるような非常にナイーブな部分もありますので、これはやはり議会が自分の責任と判断できちんと決めるということだろうと思っていまして、おのずからその点は違うと思っています。特に公職選挙法等いろんな意見の中で、将来のあるべき選挙区像だとか、定数のあり方だとか、またそういうことの議論をするような時には、ここに書いてありますように公聴会ですとか、有識者の御意見を聞くというような機会があっても僕はしかるべきだろうと思います。

〇中村議員 今の回答ですと、選挙区はまさに中長期の課題ではないかというふうに思うんです。そして、逆に報酬のほうこそ個別具体的な感じかなと、県民のとり方としては、逆じゃないかなと思うんです。報酬のほうこそ自分たちで決められるものであって、選挙区とか定数のことこそ中長期的な問題で、第三者のことも聞くべきではないかと思いますが、そうではないですかね。

〇三谷委員 昭和39年の国の通達にもですね、特別職の報酬審議会で決定しなさい、条例で定めなさいというようなことが書かれておりまして、国のほうの指針も第三者の判断を仰げというのが、報酬の考え方ですので、それはそれで正しいと思っております。

〇中村議員 ここでそれ以上、私も反論はいたしませんが。
 それと5番の合区というところで、4行目ですけれども、津市選挙区より大きい選挙区の設置は控えるべきであるというのは、これはいつの時にこの委員会で合意されたのか、事務局のほうにお聞きしたいのですけど。

〇舘委員長 いつの時かというか、この委員会の中でこの議論があったということをここに記載させていただいているところです。

〇中村議員 これは議論があったということで、それで合意されたわけではないということですね。

〇舘委員長 合意は1個1個、しているか、していないかをここで今申し上げることはありませんが、これを議論をする中で、こういう意見もありました、いろいろな意見がありましたことは申し上げていかなければ説明責任が果たせない。そういう思いでここへ記載をしたということです。

〇中村議員 続いて7番ですけども、下から3行目。議員一人当たり人口が少ない二つの選挙区というのは、どこを指すのか教えてください。

〇舘委員長 亀山市選挙区、鈴鹿市選挙区を1人ずつ増員をすれば、総定数は51人を増加させないとなれば一人当たり人口の少ない二つの選挙区から一人ずつ減をすることになるだろうという考え方で記載をしました。

〇中村議員 それは尾鷲、熊野ということですね。

〇川口政策法務監 この表現のところについては、人口比例でいきますと、都市部のほうを四つ減らして尾鷲、熊野、多気、度会のほうへ1人ずつ配分しておりますので、どの選挙区というのではなくて、それはまた議論して決めていただく話ですので、特定をしているわけではありません。

〇中村議員 議員一人当たりの選挙区だから、特定できますよね。そういう意味で、どこを指すのかなと。

〇舘委員長 特定をするのは、この場でどこにするか。公職選挙法の中でただし書きがありますので、ここでするわけですけれども。考え方としては、議員一人当たり人口の少ないところから二つ減ってしまうということを表現しているということです。

〇中村議員 定数のこと、前回のこの委員会の議論で三谷委員が言われたことと、奥野委員が言われた報酬と定数の関係のことを言われてましたけど。それは、合意はここではされてないわけですか。報酬の話はするとかしないとかというのは。なんか反する意見を言われていたように思うので、その議論はしない中できたのかなと思うのですが。報酬も定数も関係あると言えば関係ありますよねみたいな話をされてましたよね。それからいくと、報酬が関係ないというのだったら、じゃあ何のために削減せよという県民の声があるのかといことが、私はわからないんです。わかってもらえますかね。

〇奥野委員 定数と報酬は別ものなんですけれども、さっき言いました住民の方々というのは、定数も議員報酬も同じような範囲の中で考えられるので、定数を削減できないなら報酬のほうで人件費分をカットするのも一つの方法ですよと僕は言ったので、それができれば、それが一義的なものですよと。今度27年度にそれをするとしたら一義的なもので、31年には当然それを戻すということになろうかと思います。ただ、今年できないのであるならば、議員報酬のカットもありうるんではないかと、そういう意味で言っただけです。だから、31年、次の27年以降の選挙で定数が削減されるのであれば、報酬は当然、本則のほうに戻すと、そういう意味あいで言っております。

〇中村議員 もう少し。この回答からいくと、中間案そのまんまで行くということやと思うんですけど。中間案を認めるというか、この案でいいんじゃないですかというパブリックコメントは一つもなかったわけですよね、382件の中で。ないんですよね、そういう表現のパブリックコメントというのは。

〇舘委員長 パブリックコメントの内容は、見ていただいたとおりですので。これに対する御意見をいただいておるということですから。

〇中村議員 ないという中で、何にも見直しなしでいくというのは私はちょっと、パブリックコメントを出した人はもちろんですけども、出さない人から見たって、どう考えても私はだめじゃないかなというふうに、それでは困るんやないかなと思うんですけども。

〇中川委員 今、この場は、いただいたパブリックコメントに対して、委員会の考え方として、どう返すかという整理をしているわけであって、その後、それを受けて委員会として中間案をどうするのか、ないしは最終案をどうつくっていくのかは次の議論だと思うので、まだ今はそこの議論に入るのは、そこまでの意思確認をされた上で、中村議員がこれを読んでどう感じるかは別ですけど、ちょっと議論として尚早かなと私は思います。

〇中村議員 中間案そのままで行くという前提で書かれた回答なので、私もそういうふうに理解をしてしまったのですけども、これは正副委員長の回答案として一回また持ち帰って、じゃあ中間案でいくと、で回答はこうするという内容で持ち帰って協議をさせてもらえるということですか。

〇舘委員長 このパブリックコメントでいただいた意見に対して、私どもの委員会として、これまで議論をされてきた、その方向で回答をさせていただいております。ですので、この取扱いについては、後に協議をさせていただこうと思っておりますけれども、この方向性としては、今まで丁寧に、毎回毎回、会派に持ち帰っていただいて協議をしていただいて、またここへ御意見をいただきました。それを重ねてきておりまして、その方向性でこの回答をさせていただいておりますし、今後についても、この当委員会としての方向性を決していくべきだと考えておりますから、今からこの回答案を、また、今後の方向についても、会派のほうにお持ち帰りいただくよりも、この委員の皆さんで御協議をいただいて決めようと考えております。

〇中村議員 そうすると、私がこの前に言った、これだけのパブコメがありながら中間案を変えないんですかというのは、後半で発言させてもらえばいいんですか。今はまだ、パブコメの回答の内容についてやっているだけだからということですね。

〇舘委員長 はい。

〇中村議員 はい、わかりました。

〇舘委員長 どうでしょうか、ほかに。

〇中嶋委員 恥ずかしいので、あまり言いたくないところが…。でもやっぱりちょっと言っておかなあかんかなというのが、定数削減の番号1、2と6に関わるところなんですが。これまで私ども会派の中で根強く現状維持という声もあって、この委員会の中で何度か、こういう声がありますということで提案というか、意見を申し上げさせていただいてきましたが、そういった中でもこの委員会の中でも現状維持でいいじゃないかという意見もあったけれども、やはりそれを看過することができないほど一票の格差の是正が必要となっておると、法の下での平等という委員会の中での発言もあったかと思います。そうした経緯もあったということも、どこか記述しておいていただけるとありがたいかなというふうに思います。

〇舘委員長 その議論はありましたしね。ほかの部分の手直し部分というか、追記する部分もありますので、一回それは考えたいと思います。

〇村林委員 中嶋委員の意見に申しわけないところもあるのですが、その法の下の平等ということについては、一度、意見も言わせてもらったように、少し違うんじゃないかと。裁判所が個別に、この県議会について判断を下していない状況で、憲法でいう法の下の平等に触れるような状態にあるということは言えないのではないかと。やはり今ここに書いてもらっているように、一票の格差の是正というところまでを、この委員会で合意いただいておるわけで、法の下の平等というところまでは、ちょっと言い過ぎではないかなという意見を言わさせていただきます。

〇舟橋委員 パブリックコメントに対する回答の議論をしている中で3倍の話とか、中嶋委員の話は、最終の委員長報告があると思うんです。その時にこういう意見もありましたといのがあろうかと思うんですけども、積み上げてきて、ここまで来て、パブリックコメントの意見の回答の議論ですから、ちょっとここへ書き込むのは馴染まんのと違うかなと思います。

〇舘委員長 いかがですか。

〇中嶋委員 最終的には正副委員長で、御判断賜ればと思うんですが。先ほどの、鳥羽、志摩の合区の話のところで、中森委員とか稲垣委員もおっしゃられたように、そういう意見を出された人の視点から考えた時に、様々な、実はこのパブリックコメントというのは御承知のとおり、かなり幅のある意見がある中で、定数削減をすべきという意見もあれば、するべきでないという意見もあって、そういう方々に対しての回答としては、そうした議論を我々もしてきたけれどもというところは入れておくべきではないかなということは思っております。そういう趣旨でございますので。最終は任せますが。

〇村林委員 今の舟橋委員に、3倍とかそこまでを書き込めということよりも、その2倍以内という目標を持って、この委員会として取り組んだわけではないので、議論の過程として2倍以内という意見が出されたことはたしかなんですけど、そういう回答にして誤解を招かないかなという心配を申し上げました。

〇舘委員長 御一任ください。ほかにいかがでしょうか。

〇中村議員 これまた細かいことなんですけれども。1番の意見の2番の、中山間地域を含む県南部地域は過疎、高齢化、鳥獣とありますけれども、ここに一番最初に防災という言葉が入っていたかと思うんです。防災も非常に比重の高い地域ということもありますので、意見のほうに防災という言葉を入れてほしい。

〇舘委員長 確認します。確認してそのようにさせていただこうと思います、いただいた御意見ですので。

〇中村議員 あと回答として8番なんですけれども。改正時期なんですが、ここにも意見のところで、当選してから新しい議員が国勢調査の人口動態も考慮して再検討すればいいというような感じの意見になってますけど。これは、その人たちが決めるべきであって、今決めるべきではないという意見もあったと思うんですよ。それは分けてくれないといけないし、回答も別になるんじゃないかなと思います。

〇稲垣委員 意見のところは、ここに書いてあるように要約ですので。いろんな意見があったのは承知してますし、我々も全部読んでいる中、要約をいただいておる中で、これが意見にあったとか、これがないとか言い出すと、なかなかこの要約というのはまとまらんのかなと思いますので、今のは御意見として当然、正副で後で御検討いただくということで、言っていただくのはあれなんですが正副にお任せいただくということ、要約というふうに御理解いただくのが大事かなと思いますので、僕の意見として申し上げます。

〇中村委員 8番のところが大事かなと思いますので、もうちょっと意見を言わさせてもらうと、今回の委員会で決めて27年の改選後に国勢調査をした中で再検討すればいいと、お話がずっと進んできましたけれど、その時に選ばれた人たちが決めればいいことであって、そうではなしに、今そういう手順を踏んでまで進めるという理由が、私は弱いと思うんです、これだと。やっぱり、31年の選挙に対する直近の民意は、27年の選挙で選ばれた人たちだと思うので。それなのに、ただし書きまでつけて決めなければならない理由は、ちょっとこの理由では弱いかなと思いますが。

〇奥野委員 もともと27年にやりたかったんですよね。だけど、おたくの会派の中でまとまらなくて、そうせざるを得なかったということを認識してもらわないと。本来は、この27年からやりたかったのが、この委員会なんですよ、大部分。だけど自民みらい会派のほうで何回やってもまとまらなくて、本当はもう12月頃に終わってるはずなんやけども、この委員会は。でも、ここまで延びたというのは、31年にせざるを得ないのでこうなったということ。そこのとこを理解した上で発言してもらわないと困るんですよ。

〇三谷委員 今、奥野委員がおっしゃいましたけど、いろんな意見があって、ぎりぎり31年実施ということでまとめ上げたんですよね。これは一歩前に進むという、当委員会の意思だということで御理解いただかないと、今、その議論がまたもとに戻ってくると、これはもうぐちゃぐちゃの話になりますので、その点だけは一つ委員長のほうでよろしくお願いしたいと思います。

〇舘委員長 回答案に対する検討は、この程度にさせていただいてよろしいでしょうか。

                〔「はい」の声あり〕

〇舘委員長 はい。ありがとうございます。
 それでは、本日の議論を踏まえまして、私どもが提案させていただきました回答案、先ほど御指摘をいただいた部分等々、追記もさせていただくということで、今一度、正副委員長に御一任いただけるでしょうか。

                〔「はい」の声あり〕

〇舘委員長 次回の委員会に、それをお示しさせていただきたいと思います。
 次に今後の進め方についてでございますけれども、まず今日御協議いただいたパブコメの回答の最終案を提示させていただくことが次回の委員会になろうかと思っております。次回の委員会においては、この資料2の活動計画書、最終の条例改正案の提出については5月16日の本会議を目指していこうという方向を決めていただきましたので、正副委員長でこのような検討をさせていただきました。今後、委員会の開催も当然ですが、全員協議会で最終案の説明もさせていただくと記載させていただいているところです。それでは、先ほど申し上げた回答案については、後にと思いましたが、日にちを御提案させていただければ4月25日に次回の委員会を開催させていただいてパブコメ回答の最終決定をいただき、また、定数、選挙区等々の見直し案に関しての最終案を本委員会で決定し、そして、それに伴います条例の改正案を次回の委員会で作成したいと考えております。その後、全員協議会において全議員に条例改正案の説明をさせていただくのが5月9日の代表者会議と議会運営委員会が開催される日と計画をしているところでございまして、その全員協議会を終えた後の委員会で最終の条例案の決定を5月9日に行いまして、議長に報告提出をすると考えておりますので、この点についても御理解をいただきたいと思います。よろしいですね。そんな流れになります。
 それで、先ほどもお話がございましたけれども、これまで議論をいただいた内容を踏まえた、その中で中間案についてパブリックコメントを行い、その回答等もまとめさせていただいたところですけれども、本委員会としてこの中間案を最終案として、この後の作業を進めてまいりたいと考えるところですが、いかがでございましょうか。

〇中川委員 それについては、いろいろと意見を持っておるところですが、その進め方についてまでは、異論を申し上げるものではありません。

〇館委員長 それでは、そのような形で進めさせていただいてよろしいでしょうか。

                〔「異議なし」の声あり〕

〇館委員長 異議なしといただきましたので、そのように進めさせていただきたいと存じます。
 次に、条例の改正案については、いかがいたしたらよいか、御相談させていただきたいのですが。
 次には、三重県議会議員の定数並びに選挙区及び各選挙区において選挙すべき議員の数に関する条例、これの改正案という形につながってまいりますので、この部分について申しわけないのですが、正副委員長に御一任いただけるでしょうか。

〇中川委員 今の中間案を最終案としたいという提案を正副委員長でするというか、その方向で今後進めたいというのは良いのですけども、そこに対しての我々委員がどうかというところまで今確認されたということではないですよね。それはどこかでまた表明の機会があるということですよね。今、ちょっと条例の案云々まで話が出たので、今のを持ってそこの了承がされたというふうに・・・。

〇館委員長 流れ的な話として、進め方として先ほども御理解いただきましたけれども、中間案を委員会として方向性を決めていただいて、それに伴って後の作業の中で改正案についても、御一任をいただいて提案ができたらと。そこでまた、議論をしていただきたいと思っております。ということでよろしいでしょうか。

                〔「はい」の声あり〕

〇館委員長 では、次回の委員会において、その件についてもお示しをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 活動計画の部分については、先ほども少し説明を申し上げましたので、御理解をいただいたということで、次回の委員会の日程の調整を申し上げたいと思います。先ほど申し上げましたように4月25日の金曜日、この日は10時から広聴広報会議が開催されますが、その後の11時から委員会を開催させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

                〔「はい」の声あり〕

〇館委員長 付け加えて5月9日、議長の日程等々もございますが、全員協議会の開催、その後に委員会の開催となりますことを申し添えたいと思います。5月9日の金曜日になりますけれども、全議員さんへの説明をさせていただくという場でございます。

〇館委員長 本日御協議いただく事項は以上でございますけれども、この項目以外で特に御意見ございましたら、御発言をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

                〔「なし」の声あり〕

〇館委員長 ないようでございます。

 

〔閉会の宣言〕

 

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。

選挙区調査特別委員長  舘  直人

ページID:000020782
ページの先頭へ