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平成27年2月10日 防災県土整備企業常任委員会 会議録

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防災県土整備企業常任委員会

会 議 録

(開 会 中)

 

開催年月日     平成27年2月10日(火) 自 午後3時15分~至 午後4時3分 

会  議  室    202委員会室

出 席 員     8名

             委  員  長   村林   聡

             副委員長   藤根 正典

             委    員   石田 成生

             委    員   杉本 熊野

             委    員   今井 智広

             委    員   藤田 宜三

             委    員   服部 富男

             委    員   舟橋 裕幸

欠 席 員     なし

出席説明員

      [防災対策部]

             部  長                  稲垣   司

             副部長                  濱口 尚紀

             次長(災害対策担当)         日沖 正人

             危機管理副統括監          小林 一夫

             防災対策総務課長          米川 幸志

             消防・保安課長            濱口 正典

             防災企画・地域支援課長      加太 竜一

             災害対策課長             田中 貞朗

             危機管理課長             河   治希

             コンビナート防災監          村田   俊

                                        その他関係職員

委員会書記

            議  事  課  班長  上野   勉

             企画法務課  主事  今井 宗直

傍 聴 議 員     なし

県 政 記 者      なし

傍  聴  者     なし

議題及び協議事項

Ⅰ 常任委員会(防災対策部関係)

 1 所管事項の調査

  (1)三重県新風水害対策行動計画(仮称)の策定状況について

  (2)三重県地域防災計画(風水害等対策編)の見直しについて

  (3)三重県石油コンビナート等防災計画の見直しについて

 

【会議の経過とその結果】

 

〔開会の宣言〕

 

Ⅰ 常任委員会(防災対策部関係)

 1 所管事項の調査

  (1)三重県新風水害対策行動計画(仮称)の策定状況について

  (2)三重県地域防災計画(風水害等対策編)の見直しについて

  (3)三重県石油コンビナート等防災計画の見直しについて

    ①当局から資料に基づき説明(稲垣部長)

    ②質問

〇村林委員長 御質問等がありましたら、お願いします。

〇杉本委員 御質問するんやったら今かなと思ったので済みません。
 原子力災害対策はこれはどこに、新たに加えるという方針が出たんですけれども、どこになりますか。

〇稲垣部長 このポンチ絵の第6部の分ですね。文章はまだ出しておりません。
 今現在、大ざっぱに書かせてもらった分をこの文言でいいだろうかとか、この表記でいいだろうか、アドバイザーの方、名古屋大学の先生と藤田保健衛生大学の先生に点検してもらっている段階で、それができるのが多分3月6日にはお示しできますけども、今ちょっとそれはまだ文言修正とかやっています。環境生活部とか各部のいろんな関係がありまして、そこで書ける書けないの議論もまだちょっとやってますもので、ここにはちょっとお示しをしませんけども、そういう段階です。

〇杉本委員 そしたらそれについては3月6日にいろいろ質問させていただいたらいいということですね。
 もう1件、共助についてなんですけれども、今回は消防団とそれから自主防災組織のことを書いていただいていて、津波のときには共助って本当に難しい部分があって、ただ風水害については、共助の部分てまだできやすいところがあるかと思うんです。なので、私、共助とは例えば本当にどういうことを共助と言うのかというあたりのことが少しわかる記述があるといいなって思うんです。共助というと、寝たきりの方とか、車椅子の方とか、いわゆるそういう要援護の方のことがこれまでずっと取組としてあったんですけれども、そこだけではなくて、本当に逃げるときに声をかけるとか、地域の中でできる共助って一体何なのかというあたりを少し何か書き加えていただけるといいのではないかなという感じがしております。
 というのは、自主防災組織で訓練をしていますと、私は海岸地域ですもので、想定が地震なんです。そうすると自助のところの訓練を自主防災組織で中心にやってきました。なので、3日分の食料を持ってそしてより遠く、より早く、より高くという自助努力、自助の訓練を自主防でやってきているという、語りかけというか、働きかけはそういうところにあったので、すごく、共助の部分が取組として難しいなという感じがあって、風水害こそそのあたりは出しやすいのではないかと思っていますので、何かそんなところが感じられるというか、ヒントになるようなところがあればありがたいのではないかというふうに思っております。

〇稲垣部長 共助のイメージは、多分自助というのははっきり定義ができると、公助も割とできるんだけども、それ以外というのがイメージなんですね。だから共助と自助って判然としない部分もあるわけです。今、杉本委員が言われたように、自助で本来避難する際にも災害時要援護者を救おうとなっていると、隣の人が声をかけて、もう共助の世界になっているんだ、そういうことがあって非常に曖昧なんですよね。その辺のことはちょっと自助ではこの文言でも109ページ、最初の部分で自助、共助、公助にふれて書いているつもりなんです。ところが実際じゃどこまでがという話になったときに、誰がどういうまとまりでもってやるのが共助かというのがなかなか曖昧で、仲間内の二、三人がそうなのかということですので、私どもの視点はその中でももう既に組織としてかっちりしている自主防災組織なり、消防団なりというふうに着目していこうというスタンスをとったわけです。それ以外が共助でないと言っているつもりはないんです。そういったところからまず力というか、強化充実していって、あとそれが周辺に広がっていくような環境をつくりたいというそういうイメージでこの重点的取組の4も整理しておるつもりなんです。

〇杉本委員 多分消防団と自主防が連携する中で共助の姿というのが見えてくると思うんやけども、今地域の中で共助というとすごくハードルが高い部分の共助を語られるときが私は多いように思うんです。とてもハードルの高い共助の部分を語られることが多いように感じていて、もっと声かけ合ってやっていくというあたりのところが感じられるといいなということで、この取組をやっていけばそうなるというふうには思います。
 以上です。

〇村林委員長 ほかに御質問はありませんか。

〇服部委員 ちょっと確認をさせていただきたいと思います。
 このコンビナートの防災計画の修正案の抜粋の中で、23ページ、この危険物タンクの設置に伴って緊急の場合の遮断弁の設置等というのがございますが、これは例えば危険物のタンクの設置基準とかそういった法令の中に緊急の遮断弁というのは今現在ついてないんでしょうか、ついてるんでしょうか。それだけちょっと確認したいんですけど、何か特別につけるような必要があるというようなことが書いてありますが、いかがでしょうか。

〇村田防災監 今、委員御指摘の件につきましては、危険物タンクの新設とか、既存によって基準が少し違っておったりとか、規模、内容物について全てが全て緊急遮断弁をつけなければならないという状況にはなっておりません。高圧ガスのタンクですと全てがつけられなければならないようになっておるんですが、危険物のタンクについては、設置年、内容物、大きさによって種々変わっておりますので、このように書かせていただいております。

〇服部委員 そうすると、危険物タンクは全部設置する場合は、緊急遮断弁を今後つけなさいということなんでしょうか。それともまだそういった危険物の種類のタンクの容量だとかそういう違いがあって今現在はつけなくていいのか、ちょっとその点だけは確認をしたいんですけど、いかがですか。全部がタンクつけなきゃいけないんでしょうか。

〇村田防災監 初期提供ができませんもので、事業者のほうで危険度に応じてというより、法でつけなければならないものではなくて、危険なものから暫時つけていただくようにここで事業者に対しての働きかけを行っておるという形でございます。

〇服部委員 済みません。ちょっとなかなかわかりにくいところがあって、そうすると今回はつけなくてもいいんですけど、事業者が自主的にこのものに対してはつけます、これはつけませんよというのでいいんでしょうか。

〇濱口副部長 防災アセスメントで特に危険物タンクというのは、石油系のタンクでございますので、その部分につきまして先ほどアセスメントで津波被害等によって例えば活動する、移動するということは御説明申し上げましたけども、そういう数が幾つかあるということがアセスメント結果で出ております。ただそれは全体地域でこれがまだ概括的にアセスメントを評価しただけの話ですので、各事業者においては、個々のタンクが実際の津波、今回の被害想定に基づく津波によって活動しないのかどうかと実際に評価していただいて、それが必要な活動する可能性があるという場合には、そういう遮断弁とか、そういう設置をお願いするということでございます。

〇服部委員 わかりました。ありがとうございます。

〇村林委員長 ほかに御質問はありませんか。

〇今井委員 パブリックコメントのほうからちょっと、先ほど市町とか国の関係やいろいろ質問があったということ、この中のそういった方々やということですけど、しっかり市町と連携を図りながらこれだけいろいろ御意見が、あっ、これは市町やなと思えるような御意見があるのもわかりますので、今後しっかり連携を図りながらやっていきますとか、市町にも頑張ってもらわないといけないところがあるということでお話があったので、しっかりと連携を図って進めていってもらいたいと思います。
 その上で、パブリックコメントの24、25のこの質問なんですけど、10ページになるんですけども、その高潮浸水予測図の作成を検討してはどうかということで、それに対して答え的には、南海トラフ地震の津波浸水予測図をもとに今やっておるもので、それを優先して取り組んでいきたいと考えておるということなんですけども、浸水予測図というのは今何種類あるんですか。河川等で洪水が発生した場合の浸水予測図というのはつくられてなかったでしたっけ、市町のほうでも。今はもうこの津波だけなんでしょうか。

〇加太課長 洪水についても市町のほうでハザードマップがつくられております。

〇今井委員 その中には高潮は入ってないんでしょうか。

〇加太課長 基本的に河川の溢水による洪水ということになります。高潮は含まれておりません。

〇今井委員 それでは、津波というのと高潮というのは全く別物でありますし、もともとこの風水害のときにはいつ来るかわからんけどいつか来る地震といつも来るということでは、特に伊勢湾台風等のことも三重県は記憶されておる方も多いと思うので、高潮ということの今後その考え方、今聞かせてもらった河川の溢水とかはありますけど、高潮というのはあり得ることでもありますので、今後、南海トラフのほうを優先していくということですけども、行く行くはこういったことも考えていくという考え方でいいんですかね。この回答というのは、対応の仕方は。

〇稲垣部長 今すぐいつにという言い方はできませんけども、行く行くはそうなると思います。

〇今井委員 ありがとうございました。
 30番の質問に対してなんですけども、この上水道等のライフラインの確保について、また下水道のBCPの策定状況についてふれることができないかという、誰かわかりませんけど質問に対して、その新地震津波対策行動計画のほうに掲げているということで、同計画の推進を通じて取組を進めていきますので、御理解をいただきますようということは、新地震津波対策行動計画のほうに書いてあるんで、こちらには書かなくてもそちらで啓発を進めていくんですよという答えということでいいんでしょうか。

〇加太課長 そのとおりでございます。

〇今井委員 それは冊子が2つあって、地震というものと地域によっても特に地震を心配するとこ、風水害が毎年ということで心配するとことあると思うんですけども、両方当然皆さんしっかり計画を知ってもらうことは大事なんですけども、書けないものなのか、あえてもうこっちに書いてあるので風水害のほうでは書かなくていいということなのか、それはどちらなんでしょう。

〇稲垣部長 あえて書かないとかそういう判断ではなかったんですけども、要は地震津波の対策と風水害の対策が必ずしも別々にやっていくものではないと、同じにやっていくものが多々あるということの中で、その中で優先順位を我々なりにつけて、これはここにも強調しておこうとか、これはもうこっちで書いてあるからいいやという判断をしたわけです。これが特にたまたまここで言われてますけども、これを特に低く見たとかそんな意味じゃなくて、何を書きかえたときに結果的にこうなったとそういうことです。

〇今井委員 例えば本冊238ページにライフライン関係機関との災害復旧シナリオの共有という項目があるんですね。ここには電力、ガス、通信、水道、鉄道、バス等と書いてあるんですけど、ここに例えば下水道が入れられないのかとか、単純な下水道事業者等と日ごろからそういう連携を図っとるというような形で入れていけないのかなと思ったので、一応ちょっと聞かせてもらいました。実際にふだんから当然下水道というのも非常に大事で、特に雨の場合は逆流といいますか、様々なことがあったりすると思いますので、その辺ではこちらのほうに電力、ガス、通信、水道、下水道云々と書いて、今後連携をしっかりと図っとるよ、というのをやっぱり心配いただく県民の方にも知ってもらえればなというふうに思いました。それが2点目。
 それで、最後の1点が自主防災組織についてなんですけども、ずっと自主防災組織、第5章の重点取組のほうで様々書いてもらってあるんですけど、消防団と自主防災に対するコラムというのが167ページ、168ページに書いてもらってあるんですね。167ページでは消防団について、168ページは自主防災について、そこで自主防災のこれは専門家でもいいんですけども、自主防災の重要性というものが消防団の場合は1段落目にその重要な役割を担っておると、こうこうこういう重要な役割を担っておると、ただ自主防災組織に関しては、その前のページのところも組織はこんだけあるけども余りやられてませんよとか、消防団と自主防災が共助、連携をとりながらということや頑張ってもらっておるところをずっと取り上げてもらっとるのはいいんですけども、一番もととなるその消防団のほうで書いてあるような地域の自助共助の部分においての自主防災組織の重要性というものをコラムなり何なりで過去の事例等でもいいもので、消防団のように前に1行あったほうがいいのかなというふうに思います。
 自主防災組織について様々ふれてもらっておるんですけども、あって当たり前みたいな雰囲気のところから入ってしまっておるようなところがあるので、自主防災組織というのは本当に皆さん自治会やその地域地域でボランティアのような形で組織してもらっとって特に重要なんですよ、というようなものがあったらいいのになというふうに思いますので、それは提案としてお願いします。

〇稲垣部長 今、今井委員が言われた自主防災組織の部分については、168ページの記述の中でもう1回ちょっと文章を練りながら表現を考えます。

〇今井委員 余りハードルが高くなってしまうと、活動できてない、またそこがやっぱりそこまでようやらんということになってもあかんので、重要性をお願いします。

〇村林委員長 ほかにいかがでしょうか。

                〔「なし」の声あり〕

〇村林委員長 よろしいですか。
 では、ないということですので、三重県新風水害対策行動計画(仮称)の策定状況について、三重県地域防災計画(風水害等対策編)の見直しについて及び三重県石油コンビナート等防災計画の見直しについての調査を終わります。

 2 委員間討議   

  (1)所管事項調査に関する事項  なし

  (2)執行部に処理経過の報告を求める事項  なし

 

〔閉会の宣言〕

 

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。

防災県土整備企業常任委員長   村林  聡

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