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令和05年08月02日

令和5年度第2回市町等教育長会議を開催しました

1 日時  令和5年7月5日(水)15時00分から16時30分まで

2 場所    総合教育センター 多目的ホール(津市大谷町12番地)

3 出席者   (市町等教育委員会)教育長、担当課長等        70名
          (県教育委員会) 教育長、副教育長、次長、課長、監等   33名

4 傍聴者                             3名

5 質疑応答 (主な意見)(〇:市町等教育長、●:県教育委員会)
  <2 新型コロナウイルス感染症にかかる児童生徒への影響について>
   〇 コロナ禍で、読書率の低下が大きな問題となっている。県全体で対応してほしい。 
     ● 県としては、今年度、市町の読書活動を充実させるための予算支援をしており、読書スペースや本を活用した
    活動を充実させるため、アドバイザーの派遣などを行っている。またその成果を県全体に共有し、機運を高め
   ていきたい。
  〇 読書活動について、実際に図書館の利用数が減っているので工夫が必要である。デジタル図書の施策を市町で
   行うのでなく、子ども支援施策のひとつとして、学校で子どもたちが1人1台端末を通じて、読書できるよう
   な環境を県で作っていただけるとありがたい。
    ●  デジタル図書は、今後、県の検討課題として進めていきたい。
  〇  不登校児童生徒数の推移で、高校生だけが増えていないのはなぜか。
  ● 高校では、通信制高校の進学が高まっていることで学校に行きづらかった生徒が通いやすくなったり、定時制
   高校ではいろいろな学び方があることで、100日以上欠席していた生徒が普通に登校できるようになったケー
   スもあるが、さまざまな要因が影響していると考えられる。  

 <3 今後の部活動について>
    〇 部活動のあり方検討委員会は県として、どのあたりまでまとめてもらえるのか。
  ● 三重県部活動ガイドラインには、令和5年から7年までで休日の部活動の地域移行をできる限り進められるよ
    う、概ねの方針を書いている。
  〇 では、休日の部活動の地域移行をある程度目標を持って、まとめてもらうということでよいか。
  ● 具体的な目標数値を示すことはできないが、可能な限り地域移行を進めるための方法を提示していく。
  〇   部活動の指導者確保の予算をきちんと示してほしい。また、これまで教員が担っていた指導者を一般の方にお
   願いすることが多くなるため、指導者の質を向上するための研修を県でお願いしたい。兼職兼業を行う上で、
   休日の部活動指導を時間外に加算すると、すぐに45時間を超えてしまうことになるが、どのように解釈すべき
     か。
 ● 県として、令和6年度は、令和5年度の概算要求をベースに要求していく。研修についても、今後も県で行う
   方向で予算要求していく。
 ● 兼職兼業の時間外の基準は、検討しているところである。他県の例も調べており、県によっては決まっている
   ところもあるので、詳しく聞き取りを行い本県の参考にしたい。時間外の基準は、市町教育委員会と協議して
   いく中で適正な時間を決定していきたい。
 〇 兼職兼業の時間は、45時間ありきで進んでいないということでよいか。
 ● 45時間ありきではなく、今後適正な時間を市町と相談しながら決めていきたい。 

 <5 県立夜間中学校について>
  〇 まなみえの北星高校会場で学んでいる8名の生徒の学習保障を再度要求したい。令和7年度に向けて、北勢地
   区でサテライト型分校を開講してほしい。
    ● 学びの場の確保は大切であり、サテライト会場の設置は前向きに検討していく。
  〇   みえ夢学園高校での設置でも、津市の教職員だけなく、県全体から教職員を集めてほしい。そこで指導方法を
   習得し、市町へ還元できる仕組みにしてほしい。また、就学援助の件でどの程度まで支援するか、一緒に考え
    ていきたい。
 ● どちらも学校開設に重要であり、今後、全国の事例をもとに情報収集しながら、どういった形がよいのかを検
   討していきたい。

 <7 「三重県教育ビジョン(仮称)」の策定について>
    〇 三重県教育施策大綱(案)のパブリックコメントもさせてもらったが、項目3の「豊かな社会を創っていく力
   を育むために」の主体は、学校としか読み取れない。教育ビジョンなら分かるが、大綱は社会全体が主体では
   ないか。
  ● 教育施策の基本的な考え方にある、社会総がかりでの教育と括っている中での項目であることから、学校だけ
   でなく、家庭、地域も含めた構成となっている。
 〇 項目2の「一人ひとりの幸せにつながる自己肯定感を育むために」は、家庭教育の支援、幼児期における取
   組、学校における取組とさらに分けられているが、項目3はそうでないので、違和感がある。読書・文化芸術
   活動の推進やこれからの部活動も学校が主体であるように読み取れる。
 ● 今回の大綱(案)は5月9日の総合教育会議資料である。パブリックコメントは6月9日まで行っており、
   いただいたコメントを踏まえるとともに、総合教育会議等の意見を盛り込んで、次の案に進めていく。
 〇 国の方針では、ウェルビーイングが頻出する。それを踏まえると学校も家庭も地域も対等で、子どもにどんな
   力をつけたいか、そのために大人がどうするかである。教育ビジョンにはウェルビーイングが、大綱には学び
   に向かう力などが示されている。学力の捉え方を統一し、「非認知能力を幼少期から」を三重の教育の原理に
   してはどうか。
 ● 大綱は、「子どもは三重の宝である」ではじめており、非認知能力も含んでいる。これを踏まえて、教育ビジ
   ョンにはウェルビーイングの考え方も取り入れた。これは国においても、大きなコンセプトの一つであり、
   日本社会に根差した協働的な要素などもベースとしてつくっていきたい。
 〇 大綱の項目3「豊かな社会を創っていく力を育むために」で学力等の資質・能力の育成があるが、非認知能力
   の把握の分析について書かれていないのはどうか。
 ● 大綱なので、測定については言及していないが、教育ビジョンには盛り込んでいく方向である。


    【資料1】令和5年度第2回市町等教育長会議事項書
  【資料2】令和5年度第2回市町等教育長会議出席者
  【資料3】令和5年度第2回市町等教育長会議資料
  【資料4】(別冊1)三重県部活動ガイドラインおよび新たな地域クラブ活動方針(素案)
  【資料5】(別冊2)三重県教育施策大綱(案)
  【資料6】(別冊3)教育を取り巻く現状に関する資料

本ページに関する問い合わせ先

三重県 教育委員会事務局 教育総務課 企画調整班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁7階)
電話番号:059-224-2946 
ファクス番号:059-224-2319 
メールアドレス:kyoiku@pref.mie.lg.jp

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