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令和07年05月16日

令和7年度第1回市町等教育長会議を開催しました

1 日時 令和7年4月21日(月)14時30分から16時30分まで

2 場所 総合教育センター多目的ホール(津市大谷町12番地)

3 出席者 (市町等教育委員会)
       教育長、担当課長 等          70名
      (県教育委員会)
       教育長、副教育長、次長、課長、監 等  34名

4 傍聴者                       5名

5 質疑応答(主な意見)
<1 県立高等学校の活性化について>
 〇 松阪市(中田教育長)
  ・ 高等学校の授業料無償化をふまえた県立高校の活性化について、考えを聞かせてほしい。
 ● 県教委(大屋副教育長)
  ・ 無償化により、高等学校の様子が大きく変わることも想定され、注視していかなくてはならない。ま
   た、公私で授業料に差がなくなるため、県立高校の魅力化・特色化に一層取り組んでいかなければならな
   い。
 
<2 管理職選考にかかる年齢要件について>
 〇 四日市市(廣瀬教育長)
  ・ 管理職選考の年齢要件が上下するのでは、キャリア形成のプランが立てにくくなるが、考えを聞かせて
   ほしい。
 ● 県教委(中出課長)
  ・ 令和2年度実施の選考試験から年齢要件を55歳に引き下げた効果としては、若い年齢の教頭及び校長を
   登用することができたところだが、教頭選考の受験者数や倍率が年々下がっていることを受けて、校長の
   年齢要件を57歳まで引き上げるという提案をさせていただいている。
 ● 県教委(福井次長)
  ・ 年齢要件を57歳に引き上げたことで、3年間しか管理職を経験する機会がない場合があることは懸念材
   料ではあったが、受験者数を増やすことを優先し実施することとした。
 
<3 教職員の人材確保について>
 〇 津市(森教育長)
  ・ 教員採用試験の前倒しについて、その効果を教えてほしい。また、採用試験の辞退者がどれくらい出た
   のかも教えてほしい。
 ● 県教委(中出課長)
  ・ 昨年度から採用選考試験を1か月前倒しで実施したことで、受験率が向上した。また、辞退者数につい
   ては前年度と比べて8名減の11名となっている。
 
<4 不登校児童生徒への支援について>
 〇 志摩市(舟戸教育長)
  ・ 志摩市では学校に来ることができない子どものために、校外に支援センターを設け、昨年度は11名の生 
   徒が利用したという実績もある。校外の支援センターについても、環境充実支援事業の補助対象としてほ
   しい。
 ● 県教委(早田次長)
  ・ 現在、国の補助事業は校内に限定している。国からは、校内が進んでおらず、まずはそこから取り組む
   と聞いているが、校外についても大事な要素の一つであり、要望を挙げていくことも検討していきたい。
 〇 志摩市(舟戸教育長)
  ・ 志摩市では、中学校卒業後にも不登校傾向をもつ子どもたちへの支援を行っている。県としても、取組
   を進めていただきたい。
 ● 県教委(早田次長)
  ・ 県立高校へ進学した生徒については、不登校になった場合も遠隔で授業を受けられるような仕組みを各
   方向で整えつつ、支援をしていきたい。一方で、高校に進学しない方については、教育の世界から離れて
   しまうという難しさがあるが、県立教育支援センター「こもれび」は、そのような方も対象としているの
   で、活用いただきたい。
 〇 鈴鹿市(廣田教育長)
  ・ 希死念慮のある子どもたちが外部とつながるための取組について教えてほしい。
 ● 県教委(向井課長)
  ・ 不登校児童生徒の中にも、希死念慮があり、自傷行為をする子どもたちもいる。まずは小児科医に繋い
   で身体的な症状を把握し、専門機関に繋いでもらうという方向で検討を進めている。
 
<5 いじめの防止に向けた取組について>
 〇 東員町(日置教育長)
  ・ 弁護士相談事業について、法的な判断を助言してもらっているにも関わらず、弁護士に相談していると
   いう事実を相手方に伝えられないと聞いているので、運用を改めていただきたい。
 ● 県教委(向井課長)
  ・ 過去に弁護士に相談していることを保護者に伝えたことでトラブルになったケースがあるので、現在は
   伝えないという運用をしている。我々の方でも状況を整理し、検討させていただく。
 〇 木曽岬町(伊藤教育長)
  ・ いじめの重大事態における第三者委員会の設置などの手続きについて教えてほしい。
 ● 県教委(向井課長)
  ・ いじめの重大事態に関する調査の進め方については、県の生徒指導課がノウハウを有しており、三重弁
   護士会や臨床心理士会へ推薦の依頼もできるので、相談していただきたい。
 
<6 特別支援教育の推進について>
 〇 鈴鹿市(廣田教育長)
  ・ 国際的にもインクルーシブ教育が求められている中、高等学校の通級指導について、方向性を教えてほ
   しい。
 ● 県教委(岡田課長)
  ・ 高等学校における通級指導については、どの学校にも特別な支援が必要な生徒がいるという認識のも
   と、拡充していく方向で検討している。中学校からは丁寧な引継ぎをいただいている。高等学校でも引継
   ぎを生かして子どもたちへの支援にあたっている。
 
<7 学力の向上について>
 〇 四日市市(廣瀬教育長)
  ・ 高校入試については、個人的には相変わらず知識を問うような内容にしかなっていないように感じる。
   現場では探究学習等を積極的に進めている中で、県立高校が求める学力とはどのようなものか、方向性を
   伺いたい。
 ● 県教委(山北課長)
  ・ 高校入試問題の出題意図は、中学校学習指導要領に基づき、基礎的な知識や思考力、判断力等を図るも
   のとしている。全国学調やみえスタディ・チェック等との関連性を含めて、引き続き工夫改善を図ってい
   きたい。
 
<8 教職員の資質向上について>
 〇 度会町(中村教育長)
  ・ 集合研修について、後から見られるようにオンデマンド配信していただけないか。
 ● 県教委(小濵次長)
  ・ 研修講師と相談のうえ、少しでもオンデマンド配信ができるようにしていきたいが、著作権の問題な
   ど、難しい面があることは一定ご理解いただきたい。
 〇 鈴鹿市(廣田教育長)
  ・ 研修の項目としては挙げられているが、三重県として自己肯定感の涵養のための取組については、より
   前面に打ち出していくべきではないか。
 ● 県教委(大屋副教育長)
  ・ 自己肯定感の涵養を施策の1つと位置付けて、取組を進めているところだが、取組評価の「見える化」な
   どについて検討しているところ。次回の会議には、方向性をお示ししていきたいと考えている。
 
<9 その他>
 〇 四日市市(廣瀬教育長)
  ・ 次回の会議の開始時間が14時30分予定となっているが、開始時間を早めることも検討してほしい。
 〇 熊野市(倉本教育長)
  ・ 会場まで2時間ほどかかる場合もある。先に資料を送ってもらっていることもあり、事前に質問をメー
   ルで送付するなど、スマート会議を進めていただきたい。
 ● 県教委(大坪課長)
  ・ ご意見いただいたとおり、次回の会議の開始時間や進め方については検討させていただく。


<会議資料>
令和7年度第1回市町等教育長会議 事項書
令和7年度第1回市町等教育長会議 出席者名簿
令和7年度第1回市町等教育長会議 会議資料

 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 教育委員会事務局 教育総務課 企画調整班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁7階)
電話番号:059-224-2946 
ファクス番号:059-224-2319 
メールアドレス:kyoiku@pref.mie.lg.jp

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