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三重のふるさと

里づくりを語る会

6月30日に、多気町役場と多気町車川区のご協力により、今年度第1回目となる「里づくりを語る会」を開催しました。会場として、多気町車川区に 残る築120年の古民家をお借りし、地域資源活用型の地域づくりについて、ワークショップ形式により意見を交換しました。

ワークショップの前に、3つのコースに分かれて車川区の集落を散策しました。
 杉石の石積みがこの地域の特徴です。

集落を散策後、5班に分かれてワークショップ。アットホームな和やかな雰囲気の中で、自由に意見を交換しました。

最後に、みえのふるさと先導人をパネラーに、先導人である奥山環境デザイン事務所の奥山壽一氏をコーディネーターとして、「里づくり円卓会議」を開催しました。
 (里づくり円卓会議 発言要旨)

  • オンリーワンの切り口を見つけること。
  • 地域の歴史を紐解き、謎を解いていくこと。
  • 大勢人が来るのではなく、理解のある人に来てもらってのんびりしてもらうこと。
  • 田舎に憧れる人に合宿方式で田舎の暮らしを体験してもらう機会を作ること。
  • 今のままの資源をちょっと直して、都市とのコミュニケーションで盛り立て、仲間を増やしていくこと。
  • 都市の人と一緒に汗をかくことで、お金では買えないもの(心と心の触れ合い)を売っていく。
  • 地域を荒らされないためには、地域が意思を持ってやることが重要。
  • 地域の人みんながまず楽しんでやること。いろんな人を輪に呼び込むこと。
  • 落ち着いて飾らずに実行していくことが重要。

里づくりを語る会の記録

1.参加者(60名)

  • 県内でむらづくりに取り組む方 17名
  • 車川区の方 13名
  • みえのふるさと先導人 10名
     石川順子氏(伊勢志摩ツアーズ社長)
     上野進氏(まちかど博物館館長)
     海山裕之氏(コミレスネットこらぼ屋代表)
     奥山壽一氏(奥山環境デザイン事務所所長)
     楠川陽子氏(旬菜野の花亭店主)
     近藤正治氏((有)藤原ファーム代表)
     高橋幸照氏(水土里ネット立梅用水事務局長)
     古畑盛行氏(道の駅大台駅長)
     前田洋氏(羽根村づくり実行組合組合長)
     森本かおり氏(森本オフィス代表)
  • 行政職員 20名(県16名、市・町4名)

2.円卓会議概要

コーディネーター:奥山壽一氏(奥山環境デザイン事務所)

【食について】

  • 大豆や椎茸などありきたりのものでも、面白いものがある。昔から伝わっているものを洗い出して工夫すること。そして、オンリーワンの切り口を見つけること。コンビニやスーパーにはない食材や食の文化を掘り下げていくこと。
  • 例えば、鹿肉など地元の食材をテーマに料理の研究会を立ち上げてみてはどうでしょう。とにかく、やってみてきっかけを作っていくこと。
  • 料理に自信がついてきたら、四日市のこらぼ屋に試験的に出店してみてもいいのでは。(こらぼ屋は、プロではない人が料理を提供する場で、売上げの30%を支払うシステム。)

【車川の特色】

  • 盆地になぜ醸造所があったのか。車川だけの特色ではないだろうか。謎を解きながら、先祖がここに暮らした実績(昔の知恵)を分析してみると面白いのでは。
  • 地域はそれぞれに特色がある。車川の特色は何か?やすらぎと自然を忘れない。
  • 車川は人柄が温厚で優しい。
  • 素晴らしい地域資源を全国に向けて発信する。

【都市との交流について】

  • 勇気を持って取り組んでほしい。理解のある人、思いのある人に来てもらい、交流に慣れていくこと。
  • 大勢人が来るのではなく、理解のある人に来てもらってのんびりしてもらうこと。また、地域が持続的に取り組めるしくみが重要ではないか。
  • 自然体で飾らないことが重要。
  • 観光地のように荒らされないためには、来てもらう機会を限定してはどうか。地域を大事にしてくれる人に来てもらうこと。
  • キャッチコピーを考えてはどうか。例えば、奥座敷が良い響き。「伊勢の奥座敷」はどうか。田舎に憧れる都市の人をターゲットにする。
  • 田舎に憧れる人、子供に自然体験をさせたい人などに、合宿方式で田舎の暮らしを体験してもらう機会をつくってはどうか。ただ泊まるだけではなく、草刈りなども体験してもらう。
  • 農作業の体験など汗をかいて始めて達成感がある。
  • クーラーをつけずに夏は暑いことを体験してもらうのもよい。
  • 油田邸でコンセプトが伝わる企画・イベントをやってはどうか。NPOなどが企画を持ち込んでもよいのでは。

【後継者について】

  • 農産物を農協に出荷するのではなく、村に来てもらって売ること。そして、来てもらって自然の中で遊んでもらうこと。そして、若い人にこの村は良いところだと認識してもらい、住みたいとか農業に従事したいと思わせると、その人が後継者になる。
  • 都市の人と一緒に汗をかくことで、お金では買えないもの(心と心の触れ合い)を売っていく。その中で、後継者をいかに育てていけるか。
  • 車川の地域資源は素晴らしい。時代の流れが変っているので、お金をかけるのではなく今のままの資源をちょっと直して、都市の人とのコミュニケーションで盛り立て、仲間を増やしていくことが大事なのではないか。

【地域づくりについて】

  • 地域を荒らされないためには、地域が意思を持ってやることが重要。
  • 地域の行事などはすべて回覧板で周知をして、地域の人皆が、まず楽しんでやること。そして、いろんな人を輪に呼び込むこと。そして、相手にも理解してもらうこと。
  • 特定の人だけがやるのではなく、地域の人の理解を得ながらやっていくこと。
  • 知っていることと分かっていることは違うし、分かっていることと出来ることも違う。落ち着いて飾らずに実行していくことが重要。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 農林水産部 農山漁村づくり課 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁6階)
電話番号:059-224-2551 
ファクス番号:059-224-3153 
メールアドレス:nozukuri@pref.mie.lg.jp

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