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三重のふるさと

平井慎也氏

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最初に

皆様おはようございます。ただいまご紹介にあずかりました、財団法人都市農山漁村交流活性化機構の平井と申します。グリーン・ツーリズムに関して全国的に講演会などいろんな所でやらせていただいています。今回はグリーン・ツーリズムということで、農家民宿がどういうものかというものを、皆さんに知っていただく機会として話を聞いていただければありがたいな、と思います。
今日、雪で足下の悪い中皆さんお越しいただきまして、ほんとうにありがたいことだと思っております。いろんなことを知っていただいて、今後皆さんが地域活動をされる参考にしていただければありがたいなと思います。
今回、私の講演を聞いていただく内容につきましては、グリーン・ツーリズムと農家民宿という資料がお手元にあると思います。最初の2枚がレジメになっておりまして話す内容の単語を並べてあります。それから、資料集という形でいろんな資料を載せていただいでおります。順に午前中一杯にかけまして話を聞いていただきます。

財団法人都市農山漁村交流活性化機構について

まず、私の所属している財団法人都市農山漁村交流活性化機構というもののご紹介させていただきたいと思います。皆さんほとんどの方がご存じないと思いますが、一応グリーンツーリズムを推進している日本で唯一の団体というふうに位置づけていただければいいのではないかと思います。農林水産省がやっている施策を実際に実施するという機関です。中心的なものは、名前のとおり、都市農山漁村の交流を進めるなかで、特にグリーン・ツーリズムを中心にやっているという形になります。それから、出版とかこのような形の研修会などを、やっているというふうに考えていただければよいかと思います。そしてグリーン・ツーリズムを推進するにあたって根拠となる法律があります。それが資料の1ページ目になるのですが、テキストの1と書いてあるところにあります。
農林漁業体験民宿制度とはというものがあるのですが、機構のほうで法律の運用を受けまして、民宿の登録制度があるのですが、この根拠となる法律が1ページの下のほうにありまして、長い法律ですが、「農山漁村滞在型余暇活動のための基盤整備の促進に関する法律」という法律があるのですね、これをもとに国がグリーン・ツーリズムを推進しているという形になっています。いわゆる民宿を中心にグリーン・ツーリズムを推進するというふうに考えていただきたいと思います。じゃ、なんでグリーン・ツーリズムは民宿なのかということについてこれからちょっとお話をさせていただこうと思います。

グリーン・ツーリズムについて

グリーン・ツーリズムはイコール農家民宿という形で、どうしてこんな形で進めているのかということですが、皆さん、グリーン・ツーリズムって民宿だけに限らないですよね?どんなイメージをお持ちでいらっしゃいますか?よく行政機関のホームページなんかを見ていますと、グリーン・ツーリズムを推進しますというページで、一番始めにグリーン・ツーリズムとは?という風な形で定義しますよね。で、このグリーン・ツーリズムの定義とは、「緑豊かな農山漁村においてその自然、文化、人々と交流を楽しむ滞在型余暇活動」これが基本的な定義となります。ゆとりある休暇を楽しむ事だと。これは農水省のホームページにでておりますね。このような形でグリーン・ツーリズムを進めていくのですが、抽象的でよくわからないですね。まずグリーン・ツーリズムって何だろうな?というところから、皆さんに知っておいていただきたいと思っております。
もともとこのツーリーズムという言葉のなかで、左のページ見ていただければありますけれども、エコツーリズムとか、ホワイトツーリズムとかですね、何とかツーリズムってありますね。ツーリズムというのは基本的に旅を意味するものなのですね。農村型のグリーンツーリズムにした場合、このグリーン・ツーリズムとはどういうことを意味するのかということをよくお話されることがあるのですが、基本的にそういうたぐいの呼び方の言葉でなく、都市向けの言葉ですね。旅行する人は都会の人を想定していますから、都市の人が旅行するのをグリーン・ツーリズムと呼んでいる、農村側はそれを実行しているというふうに考えていただければいいのではないかなと思います。ですからグリーン・ツーリズムを考える場合、都市側の人のグリーン・ツーリズムと農村側のグリーン・ツーリズムというものを分けて考えなければいけないというふうに思っていただければよいのではないかと思います。
ですからここのレジュメにあります様に都市側のグリーン・ツーリズムと農村側のグリーン・ツーリズムというのを別々に考えていきましょう、ということになっています。グリーンツーリズムとエコツーリズムとかよく言いますが、やっているのは基本的に同じです。観光とグリーン・ツーリズムとはどう違うのですか?という質問がよくでると思いますが基本的に同じですね。いわゆる農村観光というやつが、グリーン・ツーリズムに該当する。グリーン・ツーリズムは基本的に農村観光だと考えていただければいいんじゃないかと思います。

グリーンツーリズムは農村活性化の一つの手段

これから進めていくグリーン・ツーリズムに関して、どのように進めていっていただきたいのか、皆さんは受け入れ側のほうですから、受け入れ側としてグリーン・ツーリズムをどうした形で考えて進めていくか、ちょっと見ていきたいと思います。
先ほど言いました様に都市側と農村側は違うと言いましたが、基本的に農村側を考えていく場合ですね、グリーン・ツーリズムの一番の目標、目的は何なのかというふうなことがあると思います。皆さんは、グリーン・ツーリズムを進めるときに、農村活性化の一つの手段ですよという形で考えていただければよいのではないかと思います。
まず、農村活性化、これを具体的に見ていきますと、農村、皆さん農村とは何があるのが農村と思われますか?そうですね、農業がある、ということですね。農業がないと農村とは言いませんね。工業地帯は農村があると言いませんね、農業があるのを農村という考え方をしていますね。活性化といった場合、二種類あります。一つは、社会的な活性化があります。もう一つは、経済的な活性化があると考える事ができます。それから、一つの手段ということですが、別にやらなくてもいいということです。なぜ、やらなくてもいいというのは、このグリーン・ツーリズムというのは別に無理してやる必要ないですよ。無理してやる必要ないと言うことは、これが必要ないところ、例えば農業で生きる地域、農産物の産地化に成功した地域、こういうところは取り組む必要がないということです。農村活性化の手段としたいところがグリーン・ツーリズムをやっていく必要があるのでしょう。
もっと具体的に見ていきましょう。この目標を達するために、農村を活性化するための指標が次の段階で出てくる。いわゆるグリーン・ツーリズムビジネスですよ。というふうに考えていただければいいと思います。このグリーン・ツーリズムビジネスというのは皆さんよくご存じの、例えば直売所がありますね、あと農家レストランとか、体験施設ですとか、農家民宿とかいうやつですね、農産加工の施設とかでもいいのですが、こういう形のもので、農村活性化されますよということです。こういうもの農村活性化するための手段として取り組んでいくのですよ、とうことを、グリーン・ツーリズムを推進していくうえで考えていただきたいと思います。いろんな形のものがありますね。

グリーンツーリズムのキーワード「連携」

本題に入る前にかなりグリーン・ツーリズムの話をしてしまいましたから、民宿の話は午後又、実践者のお二人にお話をしていただけると思いますので、基本的な考え方をまず理解していただいてから、農家民宿が実際こんなふうに運営されていますよというのを知っていただけるとよいかと思います。この、理念がないとグリーン・ツーリズムはなかなか進まないですね。何のために、例えばなぜ直売所をやるのか?が、全くわからないと、グリーン・ツーリズムが断片的に進んでいくわけですよね。地域全体で進まないと、なかなかグリーン・ツーリズムは進んでいかないのですね。グリーン・ツーリズムが進むためには、キーワードとなるいわゆる「連携」という言葉ですね。それが今日、午後からご発表される安心院なんかはそうですが、地域全体で連携していると、この連携っていう言葉がないとグリーン・ツーリズムはなかなか進まないということですよね。地域全体で進める必要があるのです。ですからいろんな方がいろんな話をしていますけれど、いわゆる一人勝ちがないですね。地域全体で進めるわけですから、地域全体で助け合うわけですよね、ですから地域の協力が大事ですね。これ自体が進んでいかないと。では、どうして、地域全体で進めなければいけないかということをちょっと見ていきたいと思います。
 もともと、農村部から都市側に一方的に農産物を出荷して終わり、というのが従来の農村と都市の関係でしたね。例えば農業者の方でしたら、農協に出荷したら終わりと、農協に出荷したらあとはもう農協の方が販売してくれて、農協の流通にそれが組み込まれていく。それで、農村、都市の関係というのは止まっていた。ただし、今皆さんがやろうとしているグリーン・ツーリズムというのは、都市と農村のあり方、今度は逆に都市の人に農村に来てもらう、今まで市場というのは市場に出荷して都市で物を売る、今度は、都市の人に農村に来てもらって、消費してもらう、物を買ってもらうとか、滞在してもらうというのが、これグリーン・ツーリズムですね。ですから、都市の人に農村に来てもらわなければいけない、これがグリーン・ツーリズムですよね。で、先ほど言いました様にグリーン・ツーリズムビジネスというものがありましたよね。直売所とかレストランとか民宿とか、これらは、農村を売るための手段なのですね。例えば道路沿いにある直売所に、近隣の消費者に来てもらう。今までは都市に出荷していたのが、農村に来てもらって農村の中で売れる、農村にある直売所にお金が落ちて、経済的に活性化が起きるというメカニズムになっている。農家レストランも同じですね、農村のレストランに来てもらって、お金が落ちるということですね。いままでの農村と都市の関係と逆のパターンになります。ですから、農村というのは地域でもあるわけですが、地域全体が取り組まないと継続して来てくれないですね。一番具体的な例では、一回来て町が汚くて、ゴミだらけで、アクセスが悪くとても評判が悪くなるというふうになったら、もう二度と来てくれないですよね。悪い噂というのは、だいたい広まるのが速いですよね、行った人が、例えばある地域の農家民宿に行きましたよ、これがすごく評判が悪かった、そしたら5人に伝えているのですよね、悪い噂は、家に帰って、あの民宿はとても汚くて、とてもつまらなかった、愛想が悪かったと、5人ぐらいに伝えるわけですよね、今度は、それ以上に今度はその地域だけではなくて県全体のイメージが悪くなるのですよね。悪い噂は広がるわけですよね。ですから一度来てもらってもう一度来てもらう条件として町全体で色々取り組みを進めていかないと、グリーン・ツーリズムは進んでいかないですよね。来て貰ってそれで完結だ、それではグリーン・ツーリズムにはならないです。どんどん継続的に来て貰うということが前提になるわけです。だから、グリーン・ツーリズムの宣伝広告をしてもほとんど効果はないわけです。後でちょっと、言いたいと思いますが、グリーン・ツーリズムに関してはいろんなお金をかけて雑誌に載せるという効果はないわけです。ですから、来て貰ったら、いい印象を持って帰って貰う、いうことが前提になるわけです。

グリーン・ツーリズムの一番大事なこと

トレーサビリティという言葉もありますが、顔の見える関係よくいわれますよね、グリーン・ツーリズムは顔の見える関係なんですよと、だから楽しいのですよ、間に入ってお客さんの顔の見える、さっきも言った様に農協に出荷して終わりでしたら、買ってくれた人が、おいしいいかまずいか反応がわからないですよね。しかし、都市から農村に来てもらってものを売る形になったとき、直売所で売れる物がわかるわけですね。POSシステムなどを使っても。自分の作ったものがどれだけおいいしいか反応がわかるのが、一番顔の見える関係ですね。どれだけお客さんがおいしいいと言ってくれるか、これが、グリーン・ツーリズムの大切な所なのですね。それともう一つ、結論からいってしまうと、グリーン・ツーリズムに成功している方が必ず言うことが、価格を自分でつけられますよ、これがグリーン・ツーリズムですよね。どういうことかといいますと今まで市場出荷したものに関して、例えば米を農協に出荷しましてこれ5千円で売ってくれないかといっても、売ってくれないわけですよね、市場との兼ね合いがあるから。実際に、市場出荷していると自分で値段がつけられないわけですね。ただしグリーン・ツーリズムについては、市場に出せない規格外の商品がありますよね。これを1袋2百円で売りましょう、そうしたら2百円で売れるわけですね。これは自分で2百円と値段をつけたわけです。農家民宿に関しては、例えば、1泊2食で5千円としましょう。田舎料理の提供は千円でいきましょう。自分で価格を設定できますよということです。自分で作ったものを自分で売れる、自分で値段をつけて売れるのだというシステムが、グリーン・ツーリズムの一番大事なこと、というふうに考えていただければいいと思います。

グリーン・ツーリズムは農家とか農村の方が主体的に取り組むもの

次に、農家とか農村の方が主体的に取り組めばグリーン・ツーリズムになります。ですから、先ほど言いましたように事業の形態は問わないわけです。先ほどご紹介にもありましたように、
おとといまでフランスに行ってきたのですが、フランスでも同じで、フランスのグリーン・ツーリズムというものも農家とかと農村の方が主体的に取り組む事業であればなんでもグリーン・ツーリズムです。農家レストランがないといけないとか、直売所がないといけないとか、そういうことがないです。やっている事業すべてがグリーン・ツーリズムです。たとえば、フランスへいくと、大きな団体でジッド・ド・フランスなんかがありますが、こちらのほうは、民宿からB&Bから何から、全部、それは農家の人が主体的にとりくんでいるものだからなんでもOKなのですよ。日本では、団体が基本的に一括して、グリーンツーリズムをやっていますが、フランスの場合基本的に任意の団体が、いろいろな仲間を集めて団体を作っています。基本的に農村の方が主体になっていればこういう活動ができるということを知っておいていただければいいのではないかと思います。

都市住民が農村に求めるもの

では、(2)番。都市住民が農村に求めるものという形で、都市側からちょっとみてみましょう。資料で言いますと4ページにあると思います。都市住民がグリーン・ツーリズムをどう見ているのかを簡単に見ていきたいなと思います。
5ページのグリーン・ツーリズムの意識調査ということで、②をみていただきたいと思います。グリーン・ツーリズムを聞いたことがあり意味も知っていたというのが13%くらい、聞いたことはあるが意味は知らなかった、というのが10.9%という形になっていると思います。かなり知っている方が多いようにみえますが、実際JTBさんの調査なんか見ておりますと、だいたい5%くらいの人が知っていると答えています。ですからまあまあ、最近では都市の人もグリーン・ツーリズムを知っているのだなというようなことがわかります。ドイツもイギリスもそうですが、基本的に旅行の主体じゃないですよね。ヨーロッパが進んでいるといっても、グリーン・ツーリズムはだいたい5%位ですから、旅行人口の。ですから実際は、日本も認知されている方です。この13.7%とか10.9%とか、かなり進んでいるというふうに見ていただいていいのではないかなと思います。
次の③の今後の農業農村地域への関わり意向というところを見ていきたいと思うのですが、一番上のTOTALのところを見ていただきたいと思います。関わりを持ちたいという人が37.4%、関わりを持ちたいけど持てないという方が32.2%ということですが、今後かなり農村に関して関係を持ちたいと思っているわけですが、関わりを持ちたいけど持てないという調査報告があるのですが、マーケティングの世界ではこれは結構重要になって来ます。本当は農村に行きたいけど、物理的な事情があって、日程的なもの、金銭的なものがあって農村に行けないという方がいらっしゃると思うのですが、これは、行きたいけど行けないといういわゆる、潜在的ニーズですね。もし条件が整えば行ける。そういう方がターゲットになります。行きたいけど行けないという人達をいかに行かしてあげるか、いかに条件を揃えて行けるような条件に持っていくかということです。すべての人をターゲットにしては効果がないのですよね。ほとんど関心がないという方もいらっしゃるわけですが、それがここでみると関わりを持ちたいとは思わないという方は27.5%。無回答も入れて、だいたい3割の方が、あまり興味がないと思っている。こういった人達を対象にしてもほとんど、らちがあかないわけです。ですからどちらに潜在的なニーズがあるのか、ここをターゲットにお客様を拾っていくかということがかなり重要な問題になっていくと思います。
反応がない層を対象にしてもお金の無駄遣いになりますし、こういう層を排除していく事というのが私どもの課題になっています。
それから子供への農村体験の希望というのが④にありますが、これから少子化で子供が少なくなることも想定され、こういうこともかなり子供の農業体験をする上で考えなければいけないということがあるわけです。
それから、戻って5ページの①番です。これも先ほど言いましたように一番多いのは、口コミ。27%になります。それから注目はインターネットです。今インターネットがないと話にならないです。それから旅行雑誌。それから、雑誌、新聞などの広告というのがありますが、これはほとんど効果がなく2.8%しかない。いわゆるここから出た広告というのは、だいたい皆さんそうでしょうけど見ないですよね、信用しないですね。その広告自体。お金で出しているわけですから、記事ではありませんので、折り込み広告も含めて、やろうと思っている方は、ご参考いただければなと思います。
それから、今度、8ページをご覧いただきたいと思います。農村地域に出かける主な理由ということで、自然と親しみたいからというのが一番多いわけですね。それから次になんとなくホッとするから、それから農産物を手に入れたいから、だいたいこの3つが多いようですね。やはり体験がしたいというよりも、のんびりしたいというのが一番大きいですね。こういう層をいかにのんびりさせてあげるか、ということも考える必要があると思います。ですから体験ツアーというのがありますが、いろんな企画もの、これってなかなか厳しいですね。リピーターにつながっていかないという現象があって、私共もモニターツアーを前にちょっとやったことがあるのすが、その後つながっていかないですね。やはりのんびりされる方がリピーターにつながっていくというようなことを考えることがあります。
それから9ページ、情報提供の際の留意点ということで、どこから情報を得るのかということで、参加した方の紹介なんかが、多くを占めている。やはり、口コミが最大のPRであるということが書かれています。
それから、11ページをご覧いただきたいと思いますが、11ページに関して4番のところですが、都市住民のライフスタイルとグリーン・ツーリズム シニア層を中心にと書いてありますね、シニア層というのは、今後グリーン・ツーリズムの対象となるのではないかということで、一昨年調査をしまして、いわゆるシニア世代というのは、今後定年退職を迎える方、これから団塊の世代を中心に、どんどん定年退職をしていくわけでなんですけど、この人達に来てもらえると時間とお金にゆとりがあるということで、今後グリーン・ツーリズムの対象になっていくのではないか?ということで調査をした結果であります。
結果として、後で見ていただきたいと思うのですが、13ページの③番にもありますように、潜在需要を調査したものですが、シニアの男女は、将来どのようなことにお金を使いたいのかという調査ですが、一番多いのは、男性では田舎暮らしですね、あと、海外旅行、やはり旅行が多いですよね。
それから、ボランティア、森林浴、温泉といったものが上位を占めている。それから女性に関して、リフォームが一番、海外旅行、ボランテイア、それから生活家電の購入、オーベルジュ。
④に関して、田舎でグリーンツーリズムに参加する場合の優先事項ということで、一番多いのがやはり自然が多いということ、景観がいいということが優先されているという結果です。日本の田舎が汚いという印象があるようですが、フランスだってドイツだってイタリアだって、確かに伝統的な建築物がかなりありますが、そんなにきれいというほどきれいではないですからね。日本の方が逆にきれいな所が実際ありますし、皆さん住んでいらっしゃる所に誇りを持っていいのではないかなというふうに僕自身思います。
⑥は、田舎での休日に参加する上での阻害要因ですが、男性の場合は意外にも、「宿がプライバシーや衛生面で不安」が1位になっていますが、女性にはこれが下位になっています。何ができるか情報が不足、公共交通が不便、サービス水準が不安、女性の場合は、公共交通不便が多く、温泉がない、おいしい料理がないというのが阻害要因になっています。それから、⑦は田舎に期待すること。土や自然に触れるやすらぎが一番多い、自然をいかに出すかというのが、シニア層を取り込むのに重要なキーワードになっています。
15ページをごらんいただくと(3)の入手希望度の高い「田舎関連情報」ですが、一番多いのが男性の場合、食ですね。ところで、どこに商店があってどういうものを出しているのかわからないですね。次に、宿泊施設。今、一週間前に予約しなければならないというのがありますよね。気ままな旅をする場合、ふらっと来てふらっと泊まれるという民宿がほしいという分も含まれていますよね。それから地域の特徴、どういう地域で、いろんなマップをつくってらっしゃると思うのですが、マップのつけ方も考えてもらいたいなと思います。各地の特徴が欲しいですよと。それから温泉の情報が欲しいという形になっています。それから女性に関しては、森林浴、地域食材を楽しめる飲食店情報がほしいという順位になっています。
それから(4)番の情報メディア。これ意外にも、旅行やホテルの情報に関してインターネットが一番多いですね。会社のインターネットを使って会社から情報を得るという方がとかく見られますので、こういった情報を、インターネットに掲載することを、考えてもらえたらなあという感じですね。
男性に関しては、だいたい新聞が多いですね。新聞から情報を得ますよという方が多いですね。女性に関しては、テレビが多いですよね、テレビや雑誌ですね。
このような形で、都市に住んでいる方がどういう潜在ニーズがあってどういうようなことを考えていますよ。というのをさっと見ていきました。

農家民宿はグリーンツーリズムの核

最後に一番初めのレジメに戻っていただいて、農家民宿に話を戻っていきたいと思うのですが、農家民宿がどういう役割を果たすのかということが重要になってきますね。どうして、こんなグリーンツーリズムに関して民宿ばかりがとりあげられるのか、といったら滞在時間になるのですね。滞在時間が一番長い。いろんなグリーン・ツーリズムに関連する施設がたくさんありますよね、その中で農家民宿というものは、一番滞在時間が長いですよね。核になりうるのですよ。核になるとは、これが一番大きいと思うのですが、地域の顔ですよ、なぜなら、中心に位置するから。地域の顔が民宿ですよ、と。だから、民宿を中心にグリーン・ツーリズムを推進していくのですよと、もし、これから民宿をやられるのならば、そういう自覚を持っていただきたいと思います。
民宿だけ推進していけばいいのかといえば、地域全体で取り組む必要がある。じゃその地域全体というのは、市町村単位でも広域でもいいですけど、連携が必要です。あくまで農家民宿は拠点ですよね。だから民宿を中心に例えば農家レストランと連携する。直売所と連携する。地域の温泉なんかでもいいですけど、こういう形で農家民宿を中心にいろんな所で連携していくのですよ。たとえば農家レストランとの連携というところで、みていきますと、フランスの場合、だいたい、B&Bが多いです。朝食だけ出すサービスで、そこの農家民宿に泊まった人は、そこの民宿でご飯食べないです。近くの農家レストランを紹介して、農家レストランで食べてもらうという形態になるわけですね。ですから農家レストランに関する情報を持っていかなければならない。直売所の情報を持っていかなければいけない。なぜならば中心だから。この地域情報を民宿の方が提供していかなければいけないわけです。例えば温泉、内風呂がある所もあると思うのですが、近くに温泉があると、いい温泉があるよという情報を提供してあげれば、地域の温泉と連携できるわけですよね。体験施設にしてもそうですよね。自分の方から体験メニューを提供する必要はないですよね。近くの施設を紹介していけばよいのです。全部食事から、料理から体験から、直売所も全部提供しなければならないということはないわけですね。できる範囲のことをやればいいわけです。日本の場合、全部やろうと思って疲れちゃって過剰接待と言われているわけですが。民家を農家民宿に改良される方が結構いらっしゃいますが、過剰接待しすぎるのですね、疲れてしまいもういやだということも結構ありますね。全部抱えこんでしまい、地域の人とうまく連携しなくて、そこでもうやめたいという方も実際かなりはいらっしゃいます。
いかに連携をとってグリーンツーリズムを進めていくか、連携をとらないと地域全体で物事が進んでいかないわけですね。だから核である農家民宿が情報を持って、情報センター機能を果たす必要があるということです。こうして連携していけば、地域を訪れる方に情報を提供できる。なかなかそれは難しいわけですね。全国的に地域全体で取り組んでいるということはなかなかなく、苦しんでいるという状況があるのですが、現場の人に頑張っていただきたいというふうに考えております。

農家民宿の進め方

基本的に先ほどの講義で、民宿やグリーン・ツーリズムはどういう仕組みになるのか、という話を聞いていただきました。全体的に農家民宿をこれからやりたいという相談は、私どもの方にもかなりありまして、研修会でもかなりこういう相談というのはあるのですが、どういった形で民宿を進めていったらいいのかということを具体的にちょっと考えていきたいと思います。

農家民宿と農家民泊

本題に入るのにまずこの業界で農家民宿といいながら、もうひとつ農家民泊という言い方があります。それから農林漁業体験民宿。今回はこのテーマですね。この業界で3つの用語を使っているというふうに考えていただければいいのではないかなと思います。
まず農家民宿よく出てくると思いますが、旅館業法の許可のある民宿を農家民宿と呼んでいます。いわゆる農家民泊というのは、農家が経営している民宿に間違いないのですが、許可がない、それから農林漁業体験民宿というのがあります。先ほど長い名前の法律を見ていただきましたよね。1ページにありますけど農山漁村滞在型余暇活動のための基盤整備の促進に関する法律。この法律に基づいて機構のほうに登録していただいた民宿のことを農林漁業体験民宿というように、私共の業界では区別しているわけですね。
いわゆる農家民泊というのは許可を取らないものですが、許可を取らないものがどうして民宿できるのか?という話になってくると思うのですが、いわゆる民宿の許可をとる場合、保健所の許可が必要です。保健所というのは県の組織です。各都道府県でかなり考え方に違いがありまして、いわゆる業として継続的に営業するかどうかにかかって来ます。ですから、業としてやらなければ、農家民泊。業とはなんですか?といったら、不特定多数の人を泊めて料金を徴収することですよ。どういうことかといったら、安心院の場合、特定の人を会員として泊める方式をとっていたのですね。一般の人に対して、料金を徴収して泊めるという行為を継続的に実施するということになったら許可が必要なわけです。それから裏をかえして、一時的にイベントで年に1、2回泊める場合、継続性がなければ許可をとらなくてやってもいいですよ、という県も実際あります。ただ、あくまでも県知事の裁量に委ねられている、というのが地方分権の流れもあって、実際あるわけです。ですから県が、たとえば修学旅行の子供を泊めるという方針で、例えば何泊までとか何人位までとか年何回とか、そういって基準を定めていれば、民泊でもいいですよというふうに実際変わって来ているわけですね。民泊の実施など方針を決めているところも実際あります。ですから、お金をもらって実験的にやりたいというところがかなり大きいと思いますが、あくまでも年間を通してやることになったら、許可が必要になりますね。
大分県は、宿泊者が特定少数の会員に限定しているから旅館営業の許可はいらないでしょう、という判断をしたわけですね。こういう状況になっているということをまず、知っておいていただきたいと思います。農家民泊の場合、ワーキングホリデーもあります。飯田市。農作業を手伝う人を泊めると。ただし、これは、お金を貰ってないわけですね。とってないですね。お金を徴収していない、いわゆる労働で、労働がこの宿泊代になりますよ。労働体験が宿泊代ですよ。そういった形でワーキングホリデーをいろんな所で実際やっていますね。農作業を手伝ってもらって、そこに泊まって、農家の暮らしを見て楽しむというところも実際あります。これからは本当に、農家民宿というか、農家民泊とかいうところに関しては各県それぞれになりますので、どうしてもこの業として民宿をやりたい場合に関してはこの後許可の問題は発生するというわけですね。

農家民宿を始める前に

この問題に関しては、ここまでまとめた定義で結構いろんなこと書いてありますが、この中で資料として抜粋させていただいて載せてあります。皆さんに開けていただきたいのは、16ページになると思います。業として継続的にお客さんを受け入れて許可を得たいといった場合に、まずなにを考えなければいけないのか、ということですが、最初に考えなければいけないのは、どんな民宿にするかを決めるということですね。一番相談が多くて一番困るのが、施設を建ててしまったのに許可がおりないとう相談です。造ってしまってから許可がおりなかった。じゃどうすればいいんだ。こういう内容が実は一番多いですよね。その前に施設を立ち上げる前にどんな民宿にするのか?ということを考えるのが、まず大事ですね。どういう理念でどういうイメージを描くのか、これを持っていただかないと施設を建てるということになった時に使い勝手の悪い施設になってしまったり、許可の下りない施設になってしまったりするわけですね。この農家民宿が何を目指しているのか?ということを考えないと、次に進めないというふうに考えていただきたいと思います。
次にどんな民宿にするかというイメージです。その後、民宿の経営体制のこと、民宿の形態、営業の形態、サービスの形態、対象利用客、滞在日数、施設、客間・・・というステップですよね。では具体的にどういうことなのかということを見ていきましょう。
18ページ、経営の形態ということで書いてあります。民宿の形態をどうするか?19ページでどういう民宿スタイルか?ということについてなんですが、兼業の民宿、副業の民宿、専業の民宿とそれぞれ段階を踏んでいるわけですが、他の職業と兼業で民宿をやると、兼業。副業という言葉がよく分からないと言われますが、農家民宿とは、農業じゃないと農家民宿ではないですよね。農業がないと農家民宿をやる意味が、だいたい失せてしまい専用の民宿になってしまいますが、ほとんど農家から離れてしまうのですよね。農家民宿の味がなくなってしまう、というところが実際あります。一番良い例がスキー民宿というのがありますよね。海水浴場でもいいのですが、もともとあれ農家民宿だったのです。農家の方が、スキー場つきの民宿をやっている、ほとんどそうですね。ペンションはまあ、違いますけど、そこでスキー場の民宿というのは、そこで民宿をはじめたら、民宿の方が、収入が多かったので、農業よりも民宿を専業にします。あるいはもともと農家民宿だったのが、とってかわってしまった、専用の民宿になってしまった。というパターンがあります。ですから皆さんは、もし始める場合は、農業をまず大事にしてもらって、それが元で農家民宿を始めていただきたいな、と思っております。
それから営業の形態という形で、1泊2食にするのか、朝食だけ出すのか、自炊型民宿にするのか、こういうことも大事ですよね。例えば1泊2食出す場合、いわゆる、民宿の許可と先ほど言いました旅館業法という法律があるわけですが、食事を出す場合、食品衛生法という別の法律がかかってくるわけですよね。例えばこの自炊型民宿に関しては、自分で料理を作らない、ですから食品衛生法の許可はいらない。だから今これから始めたい方は、自炊型にする方結構いらっしゃいますね。料理が結構苦手だなという方が結構いらっしゃいますので、朝食だけだすのも。朝食だけに関しては、食品衛生法の許可が必要ですが、泊まっていただいているお客さんと、一緒に朝食をつくりますよという形で、あくまでもお客さんがつくるのを手伝いますよ、という形で食品衛生法の許可なしで、というところも実際にあります。ですからあくまでもお客さんが主体となって、料理を作る場合はいらない場合がありますよ、というふうに考えていただきたいと思います。
それから形態を考えていただきたいと思いますね。21ページのサービスのスタイルを考えてみますと、1番、2番、3番といった形で考えてみますが、結果どういったことをメインにお客さんを集めてい・驍フかということが大事ですよね。例えば、セールスポイントの開発というところで、海水浴、スキーとかこれはいままでのセールスポイントですね。これからのグリーン・ツーリズムに関しては、先ほどニーズにもありましたが、農村を楽しんでもらう、農業を楽しんでもらうということで、これらはまだ列挙していないのですが、お客さんに何を楽しんでもらうかということをまず考えなければいけないですね。それが、セールスポイントになります。よく民宿の方とお話するときに、お宅の民宿のセールスポイントは何ですか?という話をするとき、ほとんど答えられない方が多いですよね。
セールスポイントの次に、利用対象者の検討という項目がありますが、利用者の数も結構大事だと思うのですが、1日1組でだいたい5人位のお客様来られるとしますよね。のんびりしてもらうには、どうしたらいいか?この少人数を、まずは年齢ですね、子供を泊める、子供をターゲットにするといった場合、子供向けに施設を揃えなければいけませんし、それから先ほど言いましたシニア層をターゲットにするのか?女性をターゲットにするのか?カップルを対象にするのか。そのことも考えなければならない。後は、民宿のPRポイントにもなるかと思うのですが、障害者を受け入れるということになったら、これはユニバーサルデザインですね。そういったことを考えながら一つ一つ検討していくと。それから、滞在日数に関して1泊で終わるお客様なのか2泊、3泊するのかによって変わってきます。だいたい連泊するということになるとかなり疲れて来ちゃうのですね。泊まっている方も。ゆとりのあるいわゆるパブリックスペースとか部屋の大きさを大きくしないと、連泊には向かないですよね。だいたいどこでもそうですが、都心の狭いマンションに住んでいると一日そこにいられないですね、で、わざわざ田舎に行って民宿に泊まったりするわけですね。できれば広い部屋でゆっくりしたいと思っている方もいるので、連泊、1週間泊まる形のお客さんに対応する配慮が必要となってくる。ということになっています。

施設の整備について

そういうことを考えながら次のステップとして、今度は施設をどうするのか?ということにつながってくるわけですね。施設に関しては、この間言いましたように、改築とか増築とか新築とかいろんなことが考えられます。ですからターゲットにするお客さん、又は、何を利用するかによってそれが変わってくるというふうになります。いずれも今、一番多いのは、別棟の改築。例えば納屋を改修して同じ建物、家屋の中に民宿を作るのではなくて、納屋を改修して民宿を建てるというパターンが今増えていますね。それでプライバシーを保てますから、1組しかとらないということになったらそこの棟でその1組が楽しんだらいいですから。
25ページの真ん中に、和風、洋風、農家風とか、山荘風、別荘風とかありまして、別荘風とかは今は流行らないという感じですね。部屋数をどうするかですね。で、部屋数に関しては、この表を見ていただきたいのですが、旅館営業の中では、旅館業法の許可をとるためには許可の形態が違うのですね。旅館業法の中には、4形態ありますが、ホテル営業許可、旅館営業許可、簡易宿所営業、下宿営業。農家民宿のやっている許可に関しては、簡易宿所営業が一般的ですね。ここにも書いてありますように簡易宿所営業でとる場合、33㎡あれば、20畳ですね、20畳あればとれますよ、ということになっていたのですが、農家民宿については、33㎡なくてもいいですよ、20畳なくてもすることできますよ、という条件に緩和されています。

営業の許可の手続き

施設がだいたい決まったら今度は、営業の許可の手続きという段階に入っていくわけです。次に許認可の流れという1番のクライマックスに入っていくわけです。31ページの表のような形で許可を得ていただくというふうに考えていただければいいのではないかなと思います。これは全国共通じゃないですけどね。ただし、これ流れを見ていただいて、実際はこれを知っていただいて、保健所がかなり相談に乗ってくれますから。ですから許可をとる場合には保健所と仲良くなるのが一番近道ですから、ですけれども流れというのが、これからは大事です。
どういう法律がかかってくるのかということを簡単に見ていきたいと思いますが、まず土地の関係の法律ということですね、民宿をつくろうというところの土地が、その民宿営業の許可がとれないというところですともう、民宿営業ができないです。これに書いてあります、都市計画法とか農地法に関して、例えば都市計画法の市街化調整区域の中では営業許可は、難しいのですよね。市街化調整区域の中でやりますと、かなり時間がかかりますし、かなり厳しくなってしまう。農地法に関してもそうですね。農地転用する場合農業委員会の許可が必要になる、この段階でできなくなってしまうわけですね。ですから第一のステップとして、土地が民宿を建てられる土地なのか?ということが、まず大事ですね、この後で始めて建物を造る場合の規制がかかってくるという形になってきます。
一番初めにどういうものが関わってくるのかと言いますと、33ページを開けていただきたいと思います。流れとして、まず民宿開業の計画をしますよ、改築、増築、新築しますよ、で各種の申請をしますよ、で工事をしますよ、で検査をして民宿の開業という流れになっているのですが、この申請のところでですね、どういう所の図面を書いて持っていって、どういう所を見られるのか?ということを書いたのが、33ページの(2)以降です。(2)以降に関しては、あくまでも目安であって、必ずしもそれを守らなければいけないという事ではないです。各地域、自分の住まわれている地域ですべて変わってくるということも実際あります。ですから民宿をやる場合、こんなに設備が必要なの?というのが結構ありますよね、実は私も去年、某県に農家民宿の調査に行って、何で許可がとれるのか?という所を実際何件かあるわけですね。本当は守らなくてはいけない法律が結構あって、見ていただく様に、かなりあるわけですがその地域の実情によってかなり変わってくるというふうな形で考えていただきたいと思います。客室をつくる場合はですね、大きさとか明るさというのはあるのですよ。仕上げ材なんかも規制があるので、だいたい客室に窓がなければいけない。明るさや換気を保つ窓というのは、大切です。例えば、換気窓が必要ですね、排煙これは、換気、煙を逃がす窓が必要ですよ、避難用の窓が必要ですよ、といったものが法律上かかわってきています。あと、仕上げ材なんかも燃えにくい材料にしたり、壁なんかも燃えにくい材料にしたりしなさい。一般論では、床、カーテンもそうですね、規定があります。それから客室の設備で照明なんかですね、今では、非常用照明なんかもありますよね、多分これは、重要な照明だと思うのですけれど、廊下の蛍光灯の明かりが消えたというのは、痛い目にあいますよね。そういったものがあります。あと階段とか、2方向になってくる、階段の他に逃げる場所を作りなさい。(5)にありますように、厨房をつくる場合、ですから食事を出す場合ですね、燃えにくい材料にしてくださいよ。県によっては、お客さん用の調理場と自分達の調理場を分けなさいよ。窓をつくりなさいよといったところも実際ありますが、このような規制がありますよ、必要な物に関しては、炊飯機とか作れるものを揃えなさいよということの目安があるということですね。
それから消防法。非常によく知っていただいていると思いますね。今まで特区の中だけでのみ民宿をやる場合に、避難器具はいらなかったですね、ですけれど全国展開されてますので、農家民宿をやりたい場合に避難器具いらなくなります。
それから、皆さん関心を見てみますと、茅葺の屋根がありますよね、38ページの12番、茅葺の屋根というのは、特に建築基準法や消防法でやってはいけませんよ、とは書いてありませんよね。ですけど条例上、市町村なんかの火災法条令というのがあって、基本的に屋根が燃えやすい屋根で、内装もそうですけども、そういうものに関しては、新たな営業許可を取って始める場合、燃えにくい材料で仕上げなければいけないというのがあって、そういう物を含めてこの中でありますように、実質的には、不可能に近いということが言えるわけですね。ここで同じ事が、39ページ囲炉裏に関してもそうですね、囲炉裏に関しても、やってはいけないということは特にないですね、規定はないですね、ただし条例とかによってできないというのが現状です。ですからほとんど今、囲炉裏を囲んで食事を出すところがありますよね、あれは違法行為に近いですね。新たな営業許可とって囲炉裏を使うっていうのは認められていないのです。ですから今やっているところというのは、仕方なく認めましょうといったところですね。本当は調理する場所として好ましくないです。例えば暖房器具という扱いに、流用している、勝手に使っているというのがほとんどですね。ですから色んな雑誌とか、囲炉裏を囲んで、魚などを焼いていますよね、あれは、ほとんど違反です。イメージ作りであれはほとんど法律違反と考えていただいて、継続的にそれをやっているのであれば認められた場合もありますが、新規にやる場合ほとんど認められないというのが現状です。
あと14、15見ていただきますと、最近できた法律でシックハウスの関係の法律がありますよ。
といったように色々規制があるというのが、現状です。ただしこれも本当に規制に関して地域差があって、必ず全国でこうなっていますよ、とはなかなか言えない感があって、基本的に保健所によく相談して、関係部署に図面をもって相談に行ったりしていますよ、というのを実際聞いています。

特区の農家民宿

それから、(3)のレジメに戻っていただいて、特区の農家民宿といった事ですね。農家民宿に関しては、33㎡以下でもOKですよ。農家民宿作る場合には避難器具はいらなくなりますよ。特区をとったところで、大きな助けにならないですね。

最後に

グリーン・ツーリズムの中での農家民宿はどのような役割があるのかということですね。民宿の開設について、どういうことを考えなければいけないのかということを簡単に見ていきました。あと個別の事に関しては、県や保健所などに具体的に相談していただければいいのではないかと思います。やはり進めていくにあたって、いかに皆さんと連携していくか、保健所の人といかに仲良くするか、というのももちろんそうだと思うのですが、いかに地域の皆さんと一緒になって盛り上げていくかということを、やっていって欲しいなと思います。ちょっと中途半端な所で恐縮ですが、終わらせていただきたいと思います。長時間にわたって、ご清聴ありがとうございます。

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