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三重のふるさと

平成17年度交流ニーズ調査結果(大阪府在住600名)

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調査の目的

三重県では、過疎高齢化が進む農山漁村を活性化するため、都市と農山漁村の交流を推進していますが、都市と農山漁村の交流を盛んにしていくために、都市部にお住まいの皆様に三重県の農山漁村の魅力を知っていただき、ファンになっていただきたいと考えています。そこで、都市部の皆様の率直なご意見をお伺いし、交流方策につなげていくため、大阪府在住の30歳~59歳の男女600名を対象に交流ニーズ調査を実施しました。

調査方法の概要

① 調査対象

大阪府在住の30歳~59歳の男女600名
(調査委託先の消費者モニター)

② 実査方法

WEBアンケート(平成18年2月10日(金)~2月13日(月))

③ 標本構成

  30代 40代 50代
男性 100 100 100 300
女性 100 100 100 300
200 200 200 600

(職業)
職業グラフ

(用語説明)

*農山漁村への旅*

農山漁村にある地域特産物や美しい田園風景など、田舎ならではの地域資源を楽しむために農山漁村を旅すること。従来の観光地とは異なり、農産物直売所や農林漁業体験、農林漁業体験民宿など、田舎ならではのサービスを受けることができる。

調査結果の要旨

①大阪圏からの三重県の農山漁村への旅については、今後増える余地があると推察される。

②受入体制を整備する際は「自然」「季節感」「癒し効果」をキーワードにする必要があると考えられる。

③田舎志向ではないグループも含めて、「直売所」「茶屋・レストラン」はニーズが高く、集客においては必要不可欠なサービスであると考えられる。

④田舎志向派のグループがより積極的にサービスを利用したいと考える傾向があり、特に、農林漁業体験民宿についてその傾向が強く、田舎志向派に的を絞って情報発信することは有効な方策であると考えられる。

⑤宿泊施設の整備にあたっては、「昔懐かしさ」と「郷土料理」が必要不可欠なファクターとなるほか、肩ひじ張らない自然な交流を心がける必要があると考えられる。

⑦移住とまではいかなくても、田舎にある空き家などでの長期滞在したいとのニーズは高く、長期滞在の受入体制整備が必要であると考えられる。

⑧田舎暮らしの情報発信にあたっては、田舎志向派に的を絞るほか、夫婦での滞在にあたってはネックとなる女性のニーズの低さを補うため、「食」「お買い物」などの魅力発信を合わせて行う必要があると考えられる。

調査結果の概要

1)農山漁村の旅の経験は、32%と低く、その中でも三重県へは12%と低くなりました。しかしながら、今後三重県の農山漁村を旅してみたいと回答した方は全体の23%、どちらかといえば旅してみたい、と回答した方も加えると75%となり、旅したくないとの回答を大きく上回りました。

このことから、大阪圏からの三重県の農山漁村への旅については、今後増える余地があると推察されます。

(図1)今後、余暇や休暇に三重県の農山漁村を旅してみたいと思いますか?(1つ)
図1

2) 三重県の農山漁村を旅したくない理由としては、各世代を通じて「農山漁村の旅に興味がない」が最も高く、全体で45%となりました。次いで、30代では、「時間的余裕がない」が30%となったのに対し、50代では7%と低く、「三重県の農山漁村の情報が少なくよく分からない」が24%と高くなりました。「三重県以外の農山漁村を旅したい」との回答は、各世代を通じて低くなりました。

これらのことから、三重県の農山漁村を旅したくないグループのうち、約半数は、そもそも農山漁村に興味がないタイプであると推察されます。また、50代については、三重県の農山漁村の情報の少なさがネックとなっており、情報発信が課題であると考えられます。

3) 農山漁村の旅の目的としては、各世代を通じて、「自然や季節を満喫する」との回答が全体の約69%と最も高く、次いで、「心身のリラックス・ストレス発散」が56%となりました。50代では「心身のリラックス・ストレス発散」について他の世代より低く49%となったほか、男女別では、男性のほうが女性より10ポイント高く61%となりました。また、女性は男性よりも、「美味しい物を食べる」「特産品を買う」との回答が高くなりました。

これらのことから、受入体制を整備する際は「自然」「季節感」「癒し効果」をキーワードにする必要があると考えられます。

(図2)農山漁村を旅しようとする目的について(考えに最も近い2つ選択)
図2

4) 農山漁村で利用したいサービスについては、各世代を通じて、「直売所」「茶屋・レストラン」がそれぞれ50%を上回り高くなりましたが、「市民農園」は8%と低く、「クラインガルテン」の15%を下回りました。「農林漁業体験民宿」については世代間で差があり、特に、50代で36%と30代の22%を大きく上回りました。男女別では、女性のほうが、「直売所」「茶屋・レストラン」「調理体験」のニーズが高くなりましたが、「自然体験」「クラインガルテン」「市民農園」については男性のほうが高くなりまくなりました。

(図3)農山漁村の旅でどのようなサービスを利用したいか?(複数選択)
図3

また、「農山漁村を旅してみたいグループ」と「農山漁村の旅に興味がないグループ」に分けて集計すると、「興味がないグループ」は全ての項目で全体と比較して低くなったものの、「直売所」「茶屋・レストラン」については約50%程度と高くなりました。「旅してみたいグループ」では、全ての項目で全体と比較して高くなったものの、特に、「農林漁業体験民宿」について39%と突出して高くなりました。「市民農園」については、「クラインガルテン」の21%「オーナー制度」の16%を下回り10%となるなど、「旅してみたいグループ」の中でも最も低調でした。

これらのことから、田舎志向ではないグループも含めて、「直売所」「茶屋・レストラン」はニーズが高く、集客においては必要不可欠なサービスであると考えられます。また、女性は「土」への関心が男性より低い一方、「お買い物」や「食」への関心が高い傾向があるため、女性のニーズを満たすためには、農業色を若干薄めて、「食」の部分でアピールすることも有効であると考えられます。加えて、あらゆるサービスについて、田舎志向派のグループがより積極的にサービスを利用したいと考える傾向があり、特に、農林漁業体験民宿についてその傾向が強く、田舎志向派に的を絞って情報発信することは有効な方策であると考えられます。

(図4)農山漁村の旅でどのようなサービスを利用したいか?(複数選択)(クロス集計)
図4

5) 宿泊施設については、すべての世代に共通して、「昔懐かしさ」「郷土料理」が50%を超え高くなりましたが、「外国風のコテージやリゾートホテル」については13%と低くなりました。「心の交流」についても14%と低くなりました。世代別でみると、50代で「郷土料理」が62%と高く、全体の52%を10ポイント上回りました。性別で見ると、「最低限の設備の安価な宿」については、男性より女性のほうが10ポイント低く20%となりました。

これらのことから、宿泊施設の整備にあたっては、「昔懐かしさ」と「郷土料理」が必要不可欠なファクターとなるほか、肩ひじ張らない自然な交流を心がける必要があると考えられます。

(図5)農山漁村で宿泊する施設を選ぶとき、どのような施設に宿泊したいと思うか?(複数選択)
図5

6) 農山漁村の旅情報の入手方法については、各世代とも、オリジナルWEBサイトとの回答が最も高くなり、次いで、旅行情報WEBサイトとなりました。これらのことから、農山漁村のオリジナルWEBサイトをより充実させる必要があるほか、旅行情報WEBサイトへの情報提供についても検討する必要があると考えられます。

7) 田舎暮らしの意向については、長期滞在型が27%、農山漁村移住型が10%となりました。年代別では、30代で移住したくないとの回答が過半数となり、長期滞在と移住をあわせて、30%と最も低くなったのに対し、40代では44%と高くなりました。性別では、女性より男性のほうが、田舎暮らしの意向が高く、長期滞在と移住をあわせて、44%となり女性を16ポイントも上回りました。また、農山漁村の旅を好むグループと好まないグループで分けて集計すると、好むグループでは、長期滞在と移住をあわせて61%と高くなったのに対し、好まないグループでは9%と、52ポイントも低くなりました。

これらのことから、移住とまではいかなくても、田舎にある空き家などでの長期滞在したいとのニーズは高く、長期滞在の受入体制整備が必要であると考えられます。情報発信にあたっては、田舎志向派に的を絞るほか、夫婦での滞在にあたってはネックとなる女性のニーズの低さを補うため、「食」「お買い物」などの魅力発信を合わせて行う必要があると考えられます。

(図7)将来、現在の住まいを別の場所に移してみたいと思うか?(一つ選択)
図7

図7

図7

図7

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本ページに関する問い合わせ先

三重県 農林水産部 農山漁村づくり課 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁6階)
電話番号:059-224-2551 
ファクス番号:059-224-3153 
メールアドレス:nozukuri@pref.mie.lg.jp

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