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座談会(大阪会場)開催レポート

三重県南部地域で暮らす若者のホンネ!若手しゃべり場座談会開催レポート(大阪開催編)

 田舎暮らしに心惹かれている、地元に帰りたいという若者を対象にしたイベント、『若手しゃべり場座談会』を開催しました。
 第一部は、「わくわくパネルトーーク」と題して、南部地域で暮らすゲスト、都会の学生、三重県の学生による座談会形式のディスカッションや質疑応答を行いました。第二部ではグループに分かれて「ワ~~ルドカフェ」を実施。三重県南部地域と都会のライフスタイルについて付箋や模造紙を使用しながら自由に意見を出し合いました。
 こちらの記事では、三重県南部地域で暮らす若者のホンネと題して、若手しゃべり場座談会開催レポート(大阪開催編)をお送りします。

【2017年2月4日(土) 14:00-18:00 THE COMMON PLACE 参加人数:17名】

ゲストに聞いた!なぜ三重県南部地域に住んでいるの?

ゲスト①:Nさん
・男性
・鈴鹿市出身、伊勢市在住
・食品メーカー勤務

ゲスト②:Tさん
・女性
・南伊勢町出身、南伊勢町在住
・観光会社勤務

ゲスト①:Nさん

大学で東京に出たときは、なにも地元に戻るとかそういうことは考えていませんでした。でも、就活を始めることになり、川崎市から電車で大学まで通っていたのですが、「この満員電車に揺られて、仕事をするのか…」と、ふと思いました。
(地元に戻るか、東京にいるか)まだ半々の気持ちだったので、東京で就活をしていて、「このまま流れていくのはなにか違うのかな」っていう気持ちが出てきました。その時に、現在勤めている会社の求人を見て、もともとその会社の商品が好きで…。生活費・ストレスの多い東京での生活と三重の生活を比較し、結局三重に戻ってくることにしました。

やばいこのままじゃ溺れてしまう、退避だ

ゲスト②:Tさん

もともと先生になりたくて大学で大阪に出てきて、先生は三重でするのかなと思ったんですけど、先生になるのをやめちゃって。どっちで働いても良くなったんです。やりたかったのが、「子ども」と「自然」というキーワードがあっただけだったんで、そこに関われる方法を大阪と三重の両方で探していました。なかなか三重はなくって、「まあ大阪かな」って思ってたんです。でも変わったきっかけとなったのは、難波の地下を歩いていたら、人並みがばーって流れてきたことなんです。やばいこのままじゃ溺れてしまう、退避だと思って、三重県に行こうって決めました。ここでは楽しく生活できないと思って。

「三重で暮らす」って実感としてどうですか?

ゲスト②:Tさん

いいですよ!
まず、何も困らないです。
離島から魚まるまる一匹送られてきたりとか、今の時期でしたら漁師さんから、ワカメやナマコをもらったりとかっていう状況が、いつもなんです。最高じゃないですか?
実際、“いい生活”ができている気がします。

「したい暮らし」ってなんだろう

参加者:Oさん

都会だと、仕事や人と関わる時間にかなりの時間を吸い取られますよね。それはそれでいいのですが。
ただふと思うのが、最終的にしたい「暮らし」ってこれなのかな?ということです。
働くことと、暮らすこと。その両方のバランスをとるにはどうするかって常に考えています。
友人は、三重に頻繁に帰っているんですね。なんで帰るのか、そんなに魅力的なのかと思ったりもします。
でもその友人を見ていて思うのが、はっきり言えないですが言語化できない何か魅力が、三重はあるんだなと感じます。

星が見えない

参加者:Oさん

私の地元は三重県熊野市ですが、コンビニ一つとっても、一種類のコンビニエンスストアしかないような場所です。
比べて大阪はコンビニエンスストアの種類がいくつもあって、他にもたくさんのものがあふれていますが、大阪に行って思ったことが、
“星が見えない”ことです。下が明るすぎてあっても見えないんですね。スターバックスはあるけど星はないんです。それに一番衝撃を受けました。

家賃と光熱費全部こみこみで3,500円!?

ゲスト①:Nさん

今私社員寮に入っていまして、このことはよく言ってることなんですけど、家賃が光熱費とか水道代全部込みで3,500円/月なんですよ。
ワンルームで、キッチンが共同でありまして、そのキッチンで料理をしたりするんです。トイレとかお風呂も共同のものがあります。
東京時代はワンルーム70,000円/月で生活していた訳ですから、全然違います。
すごく浮きますね。その浮いたお金はプライベートに使えますし、そのお金で東京に遊びに行ったりもできますしいいですね。

お客さんも少ない一方、やれる人も少ない

参加者:Sさん

東京でサラリーマンをやっている時は、規模が大きな仕事が多く、“仕組みで回っている”という感じでした。しかし三重に来ると、何人かで、もしくは一人でやることが多く、仕事の中での個人とのつながりが三重はかなり大きいですね。「○○さんを知っていて、こないだお世話になったので今回もよろしくお願いします」みたいなことが三重では多いんです。逆に東京とかでは、私がいなくても会社が回っていく、プロジェクトが進行していく。そういった違いを感じます。
地方で働くうえでのもう一つ大きな違いに「ライバルが圧倒的に少ないこと」が挙げられますね。同じスキルを持っていたとしたら、断トツ三重のほうが目立ちますね。「お客さんも少ないが、やれる人も少ない。」それが地域。実際ふたを開けてみると、単価はそんなに変わらないんです。

三重に帰りたい、けどいつ帰る?

参加者:Uさん

私は一度外に出ようかと思っています。もちろんいずれは戻りたいんですけど、三重で貢献するには、若いうちに外で力をつける必要もあるのではと思い、大阪に就職する予定です。自分を磨いてから戻ろうかと思っています。


 

参加者:Oさん

現在大学二年生で、何をしたいかをちょうど考え始めたところです。
一度都会で働いてみたいなという想いもありますし、
三重に帰って、三重にしかない魅力、三重にあるものも活かしたいという思いもあります。
都会と地方どちらかに絞らなくても二地域居住などの過ごし方もあるのかなとも思いました。

人と人をつなぐ仕事をしています

ゲスト②:Tさん

三重で、「人と人をつなぐ仕事」をしています。
単純です。漁師さんとツアー観光客。そこをつなぐ仕事ですね。
観光客等の外から来た人は地元の人と話をしたくても最初の一言ができないので、その一言をつないであげる仕事です。
コニュニケーションを取っているだけで、難しいことはしていないんですけどね。
すると、どんどん町の人や訪れた人と顔見知りになってきて、向こうから話しかけてきてくれたりします。知り合いの知り合いの人とつながったりするとさらに嬉しくなります。
結果その時つながった人が、お店の人に会うためにもう一度会いに来てくれたりとか。そこでお金を地域に落として地域が元気になっていく。素敵ですよね。
三重という地域で、「お金と人と心をぐるぐる回す仕事」をしているんです。受け売りですけどね(笑)

感想とまとめ

参加学生にはこれから就職活動という学生もいて、卒業後にどこで就職するのかなど、会を通じて自分を見つめなおすきっかけになったと思います。都会と三重県、それぞれ違った魅力があります。どこでどのように暮らしていくのか、記事をご覧の皆さんにも考えていただく機会になれば嬉しいです。東京開催編もあわせてお読みください。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 地域連携・交通部 南部地域振興局 南部地域振興企画課 振興企画班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁2階)
電話番号:059-224-2192 
ファクス番号:059-224-2418 
メールアドレス:nanbu@pref.mie.lg.jp

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