健全な森林づくりを行いましょう!!
○健全な森林は、雨水を貯え、洪水を防止したり、土砂の流出や山崩れなどを抑える役割も果たしているほか、私たちの生活に安らぎと潤いを与えてくれる保健休養の場となったり、様々な生物の貴重な生息場所となっています。
○また、二酸化炭素(CO2)を吸収・貯蔵し、地球温暖化防止に大きく貢献しています。
○しかし、木を伐採したまま、放置していたり、植栽した木の手入れを怠ると、洪水や山崩れなどが起きやすくなったり、水不足におちいってしまいます。
○このように、様々な役割を果たしている森林を守り、育てるためには、適正な森林の管理と整備が必要不可欠です。
健全な森林を造るための主な作業
1.人工造林(植林):苗木の植栽、挿し木などの人為的な方法により、森林を造成することを
いいます。
植林前 | 植林後 |
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木を伐ったまま、放置しておくと、洪水や山崩れが起きやすくなったり、水を蓄える力が弱くなります。 | 植林は、健全な森林を造る第一歩です。 |
2.下刈り:植栽した苗木の生育を妨げる雑草や灌木などを刈り払う作業をいいます。
一般的に植栽後、数年間、毎年、春から夏の間に実施します。
下刈り前 | 下刈り後 |
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下刈りをしないと、苗木に十分な光が届かず生長が悪くなります。 | 下刈りは、苗木の生長をつるや雑草などから守ります。 |
3.枝打ち:林内の光環境の改善、良好な景観の保持及び優良材生産などを図るために、樹木の
枝を落とす作業をいいます。
枝打ち前 | 枝打ち後 |
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林内が暗いと下草や低木が生えず、土砂が流出し、山崩れが起きやすくなります。 | 枝打ちは、病害虫の発生を防いだり、節の少ない良質な木材をつくるための作業です。 |
4.間伐:育成段階にある森林において、樹木の混み具合に応じて、育成する樹木の一部を伐採
(間引き)し、残存木の生長を促す作業をいいます。
間伐前 | 間伐後
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木と木が混み合って、ひょろひょろとした木になったり、立ち枯れが発生し、雨や風に弱くなります。 | 間伐は、一部の木を伐って、残った木の生長を促します。また、林内に光が入り、地表の植生が回復します。 間伐を行うことにより、木の生長もよくなり、健全な森林に育ちます。 |
これらの作業は一定の条件を満たせば補助金が支払われます。
詳しくは、関連リンクの"造林補助事業のご案内"をご覧下さい。