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  7.  森林・林業百景の第18弾は、尾鷲管内の熊野古道沿いなどで見られる3種類の樹木について紹介します。
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尾鷲管内の熊野古道沿いなどで見られる樹木百選(第2回)
(森林・林業百景 第18弾)

 森林・林業百景の第18弾「尾鷲管内の熊野古道沿いなどで見られる樹木百選」の第2回目は、森林・林業百景の第17弾に引き続き、きれいな花を咲かせる樹木の中で、可憐な白い花を咲かせる3種類の樹木について紹介します。
エゴノキの花

 こちらの写真は、熊野古道荷坂峠の散策の際に、古道沿いで見つけたエゴノキの花の写真です。
 エゴノキは、春から初夏にかけての5月頃に、真っ白な可憐な花をたくさん咲かせます。このように、枝や葉っぱの間からたくさんの花を咲かせる様子が壮大な印象を与えることから、花言葉は「壮大」となったそうです。
 なお、陽樹であるエゴノキは、日当たりの良い雑木林の林縁部などに生える樹種ですので、熊野古道沿いなどでも見ることができる樹木の一つです。


エゴノキの実エゴノキの葉
 
 左の写真は、熊野古道一石峠、平方峠の散策の帰り道に紀北町海野地内で、右の写真は、熊野古道荷坂峠の散策の時に、古道沿いで見つけたエゴノキの実の写真です。
 エゴノキの名前の由来は、この実の味がとても苦く「エグイ」ことから、一説ではエグノキが訛ってエゴノキとなったともいわれています。(要注意:エゴサポニンは有毒物質です!!試しにこの実を食べようとしないでください!!)
 エゴノキの実の皮に含まれるエゴサポニンは、水に溶けると石鹸のように泡立つ性質があり、古くはこの実を石鹸代わりに利用していたそうです。また、木材は将棋の駒の材料に使用されたり、昔は傘の柄などにも使われたそうで、エゴノキは、古くから日本人に親しまれていたようです。


エゴノキ
【目】ツツジ目  【科】エゴノキ科 
【属】エゴノキ属 【和名】エゴノキ 
「別名:チシャノキ、チサノキ、ロクロギ
 とも呼ばれています。」
【学名】Styrax japonica

 
 エゴノキの別名のチシャノキは、この実の
なり方が動物の乳のように見えたことから、
乳なりの木が転じて、チシャノキになったと
いわれています。
 また、歌舞伎の演目『伽羅先代萩』に登場
するちさの木は、このエゴノキの別名のこと
だそうです。

 また、もう一つの名前のロクロギについて
は、昔、木材をロクロで細工して、おもちゃ
や傘の柄などを作ったところから、ロクロギ
と呼ばれるようになったそうです。

 


ノリウツギの花   

ノリウツギ花 こちらの写真は、熊野古道八鬼山峠の散策の際に見
つけたノリウツギの写真です。

 ノリウツギは、7月から8月にかけての盛夏の頃に、
上の写真のように真っ白い可憐な花を咲かせます。
 名前の中にウツギという名が付いていますが、「卯
の花」で知られるウツギ(空木)と同じ仲間であるウ
ツギ属には分類されておらず、ガクアジサイやヤマア
ジサイと同じアジサイ属に分類されています。
 なお、名前の中にウツギという名が付くのは、茎の
中に空洞があるためとされていますが、ノリウツギの
茎の中は、卯の花のウツギ(空木)のように、本当に
茎の中が空洞になっているわけではなく、スポンジ状
の髄が詰まっているそうです。
 右の写真のように、先端が垂れ下がり、他の木によ
り掛かっているように見えるため、一見、つる植物の
ように思いますが、れっきとした木本植物です。


ノリウツギノリウツギの葉








 

 【目】バラ目   【科】アジサイ科 
 【属】アジサイ属 
 【和名】ノリウツギ(糊空木)
 【学名】Hydrangea paniculata
 また、名前にノリという名が付くのは、ノリ
ウツギの樹液を、和紙をすくときの糊に使用し
たからだといわれています。
 なお、ノリウツギの花は、真っ白い花が枯れ
てからも翌年まで花が残るため、和歌山県南部の山間部の一部の地域では、娘を嫁に出すときに「ノリウツギの花が無くなるまで戻ってくるな」と言って、娘を送り出す風習があったそうです。


ソヨゴの花ソヨゴの実
 










 こちらの写真は、ソヨゴの写真です。ソヨゴは5月から6月にかけて、上の写真のような小さな可憐な白い花を咲かせます。
 また、ソヨゴの実は、5,6cmくらいの柄があってぶら下がり、10月から11月頃に、赤色や黒色の実を付けます。
 ソヨゴという名前は、風に揺られて葉っぱが擦れ合う時に「ソヨソヨ」と音を立てることから、この名が付いたともいわれています。
 【目】ニシキギ目    【科】モチノキ科   【属】モチノキ属
 【和名】ソヨゴ(冬青) 「別名:フクラシバとも呼ばれています。」
 【学名】Ilex pedunculosa


ソヨゴ 


 















 こちらの写真は、熊野古道荷坂峠を散策した際に見つけたソヨゴ(冬青)の写真です。ソヨゴは漢字で冬青と書くように、の時期でも美しい濃い緑の葉っぱが特徴的な樹木です。
 また、別名のフクラシバは、ソヨゴの葉の構造が比較的丈夫であるため、火等を近づけて加熱すると、葉っぱの内部で気化した水蒸気が漏れ出すことなく、葉っぱが膨張し、やがて破裂することから「ふくらし」が語源になり、フクラシバとなったともいわれています。


木漏れ日のヒノキ美林
 こちらの写真のように、よく手入れされた
ヒノキ林では、ヒノキのみが生えているので
はなく、林床にはたくさんの広葉樹等が侵入
して、複層林となっています。
 熊野古道を散策する時には、峠からの眺望
や石畳・お地蔵様といった史跡等ばかりに目
がいきがちですが、木漏れ日のヒノキ林の中
を古道沿いの植物等を観察しながら、ゆっく
りと歩いていると、とても清々しい気分にな
ります。あまり疲れを感じることもなく、古
道を歩くことができると思います。
 何度も訪れた見慣れた風景の古道でも、少
し趣向を変え、道沿いの樹木等に着目しなが
ら、一度歩いてみてください。
 いつもと違う発見が、きっと貴方を待って
いることと思います。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 尾鷲農林水産事務所 〒519-3695 
尾鷲市坂場西町1番1号(尾鷲庁舎5階)
電話番号:0597-23-3486 
ファクス番号:0597-23-0683 
メールアドレス:onorin@pref.mie.lg.jp

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