被害者支援講演会

　　　　　
　　　　　　　　　　　　       　　　　　　　会場の様子

　犯罪被害には、殺人、傷害、性犯罪、交通事犯などといった従来からの被害に加え、ＤＶ、ストーカー、児童虐待、高齢者虐待などの被害が２０世紀後半になって認知されるようになってきました。

　そこで、これらの被害に対して、支援者をはじめ、皆様がどう接すればよいかを一緒に考えることを目的に、三重県臨床心理士会との共催で、犯罪被害者支援講演援会を開催しました。

　被害者学の第一人者で、「全国犯罪被害者の会」の顧問を務める常磐大学大学院の諸沢英道教授と犯罪被害者支援の必要性などを強く社会に呼び掛けている公益社団法人みえ犯罪被害者総合支援センターの増田正人氏を講師にお招きし、犯罪被害者支援のこれからの課題などについてご講演いただきました。

　また、会場フロアーでは、県内の大学生が、三重県をはじめとする犯罪被害者のご遺族の方の心の声を、置き灯籠に想いを込めて発信する「いのちの灯り」も同時開催しました。

　犯罪被害者支援に携われている方、行政関係者、警察関係者など約９０名の来場者は、「犯罪に巻き込まれた被害者やそのご家族、ご遺族を社会全体で支え、被害者も加害者も出さないまちづくりの実現」に向けて、熱心に耳を傾けていました。

１　講演
　　演題
　　「被害者支援のこれからの課題」　　　
　　講師
　　常磐大学大学院教授

　　　　　　諸澤　英道　氏

２　講演
　　演題
　　「三重県での被害者支援の現状とこれからの課題」

　　講師
　　公益社団法人みえ犯罪被害者総合支援センター
　　事務局長

　　　　　　　増田　正人　氏