三重県内の認証森林(FM認証)

吉田本家山林部の創業は元禄15年に遡りますが、林業専業となったのは第2次世界大戦後となります。
所有山林面積は1,256haであり、人工林率は84%になります。樹種別に見るとヒノキが68%、スギが16%、雑木が10%となります。
これまで、労働集約的な施業を行い、枝打ちの徹底による高品質材を供給し、生長量内の伐採で再生産を行う近代的林業経営を行ってきました。
一方で、森林は水源涵養や土砂流出防止といった水土保全機能や、地球温暖化に対する炭酸ガスの固定機能、また自然と人とが触れ合う場としての保健休養機能、体験学習の場としての活用、さらには生物多様性の確保といった木材生産以外の面からの、いわゆる森林のもつ多面的機能が広く注目されるようになりました。
このような流れのなかで、都会の人と山村の人が交流する場として「語らいの里噺野」を開設し、コンサートや自然体験学習といった行事を行い、人々に森林に触れてもらう機会を提供するとともに、森林・林業・山村への理解を深める為の活動を行っています。
また、毎年春と夏の2回、都会の高校生を対象にした林業体験の催しを実施し、体験学習の場としての森林の活用も行っています。
吉田本家山林部の経営理念
- 地球環境への不可が小さく、再生産可能な資源である木材資源を安定的に供給することで循環型社会においてその役割を果たしてゆく。
- 地元から従業員を雇用し、地元に木材を供給し、また、地元の商店等との関係を大切にし、地域社会に貢献してゆく。
- 人々の利益となるような森林管理を心がけ、森林の持つ多面的機能を十分に発揮するような施業を行う。
- 将来世代への預かりものである森林を適切に管理し、次世代に引き継いでゆく。
- 森林の文化を発信し、森林の恵みを活かし、森林で遊び、森林を愛する人を育てる。
名称 | 吉田本家山林部 |
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住所 | 三重県度会郡大紀町滝原 |
認証森林の所在地 | 三重県度会郡大紀町、北牟婁郡紀北町他 |
認証森林の面積 | 1,256 ha |
認証取得年月日 | 2003年3月 |
認証番号 | SA-FM/COC-1227 |