三重県内の認証森林(FM認証)

中勢森林組合管内の森林面積は約46,200haであり、総土地面積の57%を占めています。
水源涵養や生物多様性などの環境保全及び地域振興の観点から、この広大な森林をどのように管理し、資源を活用していくかは森林組合の重要な課題であり、世界に通用する基準に沿って自然環境と調和した林業を行い、木材等の林産物、ひいては管内全体の環境的、経済的、社会的価値を高めていくことを目的に美杉村他12名のグループ認証として森林認証に取り組みました。
主な取り組みとして、植物性のチェインオイルの使用や、尾根・沢沿いの強度間伐の実施、主伐後の天然更新による広葉樹林化、ワサビ栽培地における化学薬品の使用量の低減と非化学代替品の使用、林齢構成の平準化等に取り組んでいます。

また、森林管理認証（FM認証）取得と同時に、中勢森林組合本所製材工場及び安芸事業所加工場でCOC認証を取得しており、認証森林からの木材を原料に、最終製品を製造販売できる体制ができたことから、住宅用内装材や土木資材等、認証製品として他製品と区別して販売可能な商品の開拓に取り組みます。
今後は、森林所有者等にグループへの参加を呼びかけ、認証森林面積の拡大を図るとともに、認証森林からの積極的な生産活動を行っていきます。さらに、認証森林を活用した研究活動へのフィールドの提供や森林環境教育にも取り組んでいきます。