最近の食中毒発生状況
本情報は、三重県内の施設で発生した食中毒事件を、報道発表から1ヶ月程度掲載しています。
ただし、処分をした施設名・営業者名は、処分解除後に削除しています。
・令和7年の食中毒発生状況
・過去の発生状況は、こちらをクリックしてご覧ください。
○過去の状況まとめ
過去1ヶ月の発生状況(四日市市除く)
令和7年6月11日発表分
1 概要令和7年6月9日(月)10時00分頃、桑名市内の飲食店を利用した住民から桑名保健所へ「6月8日の夕方に桑名市内のレストランを利用し、ラーメン等を注文して酢をかけて食べたところ、刺激臭を感じ、喉の痛みが生じた。」との通報がありました。
桑名保健所が調査したところ、当該飲食店が6月8日(日)に当該利用者に酢として提供した液体が殺菌・漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム溶液)であったことを確認しました。
同保健所は、営業者が酢と誤って次亜塩素酸ナトリウムを提供した事実を認めていること、症状が次亜塩素酸ナトリウムを含む漂白剤による薬傷時の症状と一致していること、患者を診察した医師から届出があったことから、当該飲食店が提供した酢(中身は次亜塩素酸ナトリウム)が原因の食中毒と断定し、本日付けで営業禁止処分としました。
なお、有症者は全員快方に向かっています。
2 発病状況
1)喫食者 2名中 有症者数 2名(入院患者 なし)
2)有症者 2名(10歳 女性、46歳 女性)
3)主な症状 喉の痛み
4)発病日時 令和7年6月8日(日)18時
3 原因施設
所在地 桑名市
業 種 飲食店営業(一般食堂、レストラン等)
4 原因食品
令和7年6月8日(日)に酢として提供された次亜塩素酸ナトリウム
5 原因物質
次亜塩素酸ナトリウム
令和7年6月23日発表分
1 概要令和7年6月19日(木)10時頃、熊野市内の老人福祉施設の職員から熊野保健所へ、「感染性胃腸炎の集団発生が起こっている」との通報がありました。
同保健所が調査したところ、当該施設内で給食調理を受託した事業者が6月16日(月)に調理した食事を喫食した79名中9名が同様の症状を呈していたことが判明しました。
熊野保健所は、有症者は当該食事を喫食していること、調理従事者及び施設の有症者の便からノロウイルスが検出されたこと、有症者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、当該給食事業者が提供した食事が原因の食中毒と断定し、本日付けで営業禁止処分としました。
なお、有症者は全員快方に向かっています。
2 発病状況
1)喫食者 79名中 有症者数 9名(うち、入院患者 1名)
2)有症者の年齢構成
~9歳 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70歳~ | 不明 | 計 | |
男 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
女 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 8 | 0 | 9 |
4)主な症状 嘔吐(1~5回以上)、下痢(回数不明)、発熱(37.1~38.1℃)
5)発病日時 令和7年6月18日(水)午前8時~6月19日(木)午後0時
3 原因施設
所在地 熊野市
業 種 飲食店営業(その他)
4 原因食事
1)令和7年6月16日(月)に提供された昼食又は夕食
2)主なメニュー
昼食:ご飯、おかゆ、とりのやわらか煮、揚げ茄子の甘味噌かけ、白菜サラダ、
夕食:ご飯、おかゆ、白身魚の信州蒸し、さつま芋の旨煮、もやしとハムの中華サラダ
※原因食品は、調査中です。
5 原因物質
ノロウイルス