第3回三重県教育改革推進会議(全体会)を下記のとおり開催しました。
記
1 日時 平成26年2月4日(火) 13時30分~16時40分
2 場所 ベルセ島崎(津市島崎町319)
3 議題
(1)平成25年度三重県教育改革推進会議 審議のまとめ(案)について
ア 「三重県教育ビジョン」の中間点検
イ 「三重県特別支援教育総合推進計画(仮称)」骨子(案)
(2)「高い専門性と豊かな人間性を備えた教員の育成のために(仮称)」の策定について
4 出席者 三重県教育改革推進会議委員15人(5人欠席)
5 概要
第2回全体会(平成25年12月16日)での審議を踏まえて、第1部会(「三重県教育ビジョン」の中
間点検)及び第2部会(「三重県特別支援教育総合推進計画(仮称)」の策定)でそれぞれ審議し、とりま
とめられた内容を報告し、全体会で本年度の最終の審議を行いました。
また、教員の資質向上にかかる取組方向を示す「高い専門性と豊かな人間性を備えた教員の育成のために
(仮称)」について、前回の審議を踏まえ、さらに審議を深めました。
主な意見は次のとおりです。
(1)平成25年度三重県教育改革推進会議 審議のまとめ(案)について
ア 「三重県教育ビジョン」の中間点検について
・この「審議のまとめ」がもっと県民に見えるような手だてが必要である。次期の教育振興基本計画の
策定についても、もっと県民のみなさんに知ってもらう取組とするべきである。
・「学力の向上」では、具体的な目標がわかりにくい。評価基準を設けて、なぜそこに到達しないのかを
調査することが必要である。
・グループ学習やICTを活用した反転学習は海外ではスタンダードになりつつある。このような大きな
動きも視点として入れたらどうか。
・学力について、小学校・中学校・高等学校での教科の学習の課題ととらえがちだが、幼稚園や保育所な
ど就学前の取組が大切だと感じている。
・基礎学力をつけるためには、学校でも家庭でも読書にしっかり取り組み、読書の喜びを実感させること
が一番効果的だと思う。読書が定着するよう、幼児の時からこのことを進める必要がある。
・県として何か一つ有名になるような取組(例えば「三重県といえば読書」など)を目立たせることによ
って、その他の部分も引き上げられるのではないか。
イ 「三重県特別支援教育総合推進計画(仮称)」の策定について
・「支援ネットワークの構築」や「センター的機能」が、一枚の図のように、わかりやすくまとめられな
いか。
・障がいについて十分に知らない保護者や、自分の子どもの障がいを受け入れるのが難しい保護者もいる
ので、保護者の勉強会のようなものが広く行われるようになればいいと思う。
(2)「高い専門性と豊かな人間性を備えた教員の育成のために(仮称)」の策定について
・教師は、もっと国際的な動きを見たり、社会に近づいたりすることが必要である。
・教師にもワークライフバランスが必要で、学校以外の分野で、人として子どもたちに語れることを持つ
必要がある。
・養成と採用の部分では、教師になりたい人が一定数いて選抜するという姿勢ではなく、より多くの若者
が教師をめざすよう発信する姿勢が必要なのではないか。
・指導力について、子どもたちがどこでつまづいているのか把握し、一人ひとりに応じた授業ができると
いう視点で考えてほしい。
・学校で教師が疲れ切ってしまうことがあるが、教師同士が相談し、解決できる場をもつことが大切であ
る。
・「生徒指導力」の中に、あいさつができるなど基本的生活習慣を身に付けさせることも入れるべきでは
ないか。