三重の教育の改革に関する重要な事項を調査審議するため、第2回三重県教育改革推進会議(全体会)を下記のとおり開催しました。
記
1 日時 平成26年8月5日(火) 13時30分~16時30分
2 場所 ベルセ島崎(津市島崎町319)「花菖蒲」
3 議題 (1)「三重県特別支援教育推進基本計画(仮称)」中間案について
(2)「次期三重県教育ビジョン(仮称)」について
4 出席者 三重県教育改革推進会議委員15人(5人欠席)
※会議は公開で実施しました。
5 概要
(1)「三重県特別支援教育推進基本計画(仮称)」中間案について
「三重県特別支援教育推進基本計画(仮称)」中間案について審議を行いました。主な意見は次のとおりです。
・インクルーシブ教育を広げていくために、まわりの子どもたちの障がいのある子どもに対する理解やかかわり方が重要となる。
・子どもたちが障がいのある子どもと接することは、自分の生きる力を育むことにつながっている。
・教職員の専門性の向上という観点からは、福祉分野や他機関との連携が大切である。
・パーソナルカルテの引継ぎがうまくいっている事例もあれば、うまく引き継がれていない事例もある。確実に引き継げるような仕組みが必要であり、引き継ぐためにはコーディネータの役割が重要である。
(2)「次期三重県教育ビジョン(仮称)」について
「次期三重県教育ビジョン(仮称)」にかかる現状認識や基本理念等について審議を行いました。主な意見は次のとおりです。
・基本理念は、堅い表現ではなく、県民の心に届くような表現としてほしい。
・基本理念にある「シチズンシップ」は、大切な視点であると思う。
・基本理念には、「安全安心の教育を進める」といった視点を入れるべきではないか。
・基本理念の徳育に関する観点が弱いのではないか。
・少子化対策の観点からも、親になるための教育に取り組むべきではないか。
・公教育においては、世帯収入に関わらず、すべての子どもが等しく学力を身につけられるようにするべきである。
・スポーツや学力向上の面で、大学や企業など外部人材の活用をもっと進めてはどうか。
・進学率や就職率だけにとらわれず、子どもたちに本来必要な力をつけることが大事である。
・ビジョンとしての明確な目標を定めるべきである。