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三重県企業庁

5.知っておくと便利な水道まめ知識(解説編)

<残留塩素を除去する方法>

5.知っておくと便利な水道まめ知識

残留塩素を除去する方法は色々とありますが、その中でご家庭でできる方法を いくつかご紹介しますので、残留塩素が気になる方は一度試してみてはいかがでしょうか。

1.沸とうさせる 沸とうさせると、残留塩素は分解して揮散します。最も簡単な残留塩素除去方法です。沸とうしてからしばらくは加熱を続けてください。市販されている電気ポットには、カルキ抜き機能がついているものがあります。
2.日光をあてる 日向水(ひなたみず)という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。水道水には、ご存知のとおり残留塩素が含まれています。そのため金魚などの生物を飼育する際は、川などの水環境と同じ状態に近づけるため、残留塩素を除去する必要があります。水道水に含まれる残留塩素は、日光の紫外線により分解、揮散するため、半~1日程度日光に当てておけば水道水を飼育用に使用することができます。カルキを抜くための錠剤(ハイポ)が市販されているので、こちらを使用する方法もあります。
3.レモンをしぼる レモンに含まれるビタミンCには還元作用があるため、酸化作用のある残留塩素と反応して分解することができます。ビタミンCが含まれている食品ならこの反応で残留塩素が除去されるので、特にレモンにこだわる必要はありません。喫茶店等で出てくるレモン水は、残留塩素を除去する効果とレモンの風味で水に爽快感をつける効果の2つを同時にねらったものといえます。
4.緑茶にとおす 緑茶に含まれるカテキンには還元作用があるため、 酸化作用のある残留塩素と反応して分解することができます。レモンをしぼるのと同じような手軽さで、残留塩素を除去することができます。
5.活性炭にとおす 活性炭の表面には目では見えない小さいすき間が空いていて、そのすき間に色々なものを取り込む性質があります。空気中や水中のにおい物質を吸着する性質から、ご家庭において脱臭剤として使用されている方もみえるのではないでしょうか。この活性炭は、残留塩素も取り込む性質があるため、水道水を活性炭に通すことで残留塩素のない水が得られます。

残留塩素はやっかいもの?

残留塩素は「やっかいもの」の代名詞で呼ばれることがあります。 飲用する際ににおいが鼻についたり、 プールやお風呂で肌が荒れるという方もみえるかと思います。 そうした話を聞くたびに、 やはり「残留塩素なんて何でそんなものをわざわざ入れるのか」 と疑問に思われるのではないでしょうか。 実は残留塩素が必要な理由がちゃんとあるのです。 ではどんな理由なのでしょうか。

もしも水道水に残留塩素がなかったら、 雑菌に侵されているかもしれない水を安心して飲めるでしょうか。 その水でまな板や野菜を洗って調理することができるでしょうか。 指などを切ったときに傷口を洗ったり、 目にゴミが入ったときに水道水で目を直接洗うことができるでしょうか。 普段何気なく行っているこうした行動が安心して行えるのは、 水道水に雑菌がはびこらないように、塩素剤によって消毒されているからなのです。

塩素剤は浄水場で注入されますが、 時間がたつにつれてだんだんとその効果は失われてゆきます。 そのため、消毒の効果を確実に持続させるために、 残留塩素の濃度(塩素剤の効力が失われていないことを示す値) が給水栓(ご家庭の蛇口等) で一定以上を保つよう適正に管理しなければなりません。 特に、水温の高い夏場は雑菌の繁殖能力が高く、残留塩素の消失が激しいため、 塩素剤の注入に細心の注意を払わなければなりません。

このように、残留塩素は感染症予防の点から非常に重要なものとなっています。 しかし、残留塩素は水を消毒すると同時に、独特のにおいと味をつけてしまうため、 飲用の際には水本来のおいしさを失わせるものであるとして近年では敬遠される傾向にあります。 こうしたご要望にお応えするために浄水場ではより少ない残留塩素となるように 24時間体制で監視しています。

<トリハロメタンを除去する方法>

5.知っておくと便利な水道まめ知識

トリハロメタンを除去する方法として、 ご家庭で簡単にできる方法をご紹介します。 トリハロメタンは、 水道水中に存在する有機物と塩素剤が反応してできる物質で、 発がん性が疑われるもので、水質基準に定められている物質です。 水質基準は、 生涯にわたって連続的に摂取しても人の健康に影響が生じないレベル を基に安全性を考慮して決められています。 浄水場では、水質基準を超えないように対策がとられているため、 水道水中に含まれるトリハロメタンを摂取したとしても健康上問題はありません。

1.沸とうさせる 沸とうさせると、 トリハロメタンは気化して水中から除去することができます。このときに10分以上沸とうを続けてください。トリハロメタンは、沸とうして5分程すると一時的に水中濃度上昇しますが、さらに沸とうを続けると蒸発するため、除去することが可能です。5分程度で沸とうを止めてしまうと、逆にトリハロメタンが増加してしまうので注意が必要です。電気ポットでは、沸とう操作を数回繰り返すことで除去することができます。
2.活性炭にとおす 活性炭の表面には目では見えない小さいすき間が空いていて、そのすき間に色々なものを取り込む性質があります。残留塩素と同様にトリハロメタンも活性炭に吸着されるため、除去することができます。ただし、活性炭の吸着量には限度があるため、市販の浄水器等で活性炭吸着装置のついたものをご使用になる場合は、適正な交換時期を守って使用して下さい。

活性炭を使用した浄水器についての注意点

活性炭は、水中の残留塩素やトリハロメタンなどを除去する性質から、 家庭用の浄水器に多く使用されています。 使用の際は、機器の取扱説明書にある注意書きをよく読んでください。

活性炭は、上にも示しましたとおり、残留塩素を除去する性質があります。 よって、活性炭を通して出てきた水には、消毒用の残留塩素が存在しません。 ですから、 活性炭を通して得られた水はなるべく早く使用していただくことをお薦めします。 また、活性炭はトリハロメタンを除去しますが、吸着量には限界がありますので、 適正な交換時期を守って使用されない場合、 一度吸着したトリハロメタンが流れ出て、 通常よりも高い濃度の水となるおそれがあります。 このような注意点に気をつけてお使いください。

<おいしい水とは?>

5.知っておくと便利な水道まめ知識

おいしい水といっても人それぞれの好みがありますが、 1985年に厚生省(現厚生労働省)の発案でつくられた 「おいしい水研究会」によると、 おいしい水の用件として以下の項目がまとめられています。

蒸発残留物 30~200mg/L 主にミネラルの含有量を示しています。量が多いと苦味、渋みが増し、適度に含まれるとこくのあるまろやかな味がします。
硬度 10~100mg/L ミネラルのなかで量的に多いカルシウムとマグネシウムの含有量を示しています。硬度の低い水はくせがなく、高いと好き嫌いがでます。カルシウムに比べてマグネシウムの多い水は苦味を増します。
遊離炭酸 3~30mg/L 溶け込んでいる炭酸分の量を示します。水にさわやかな味を与えるが、多いと刺激が強くなります。
過マンガン酸
カリウム消費量
3mg/L以下 有機物量を示します。多いと渋味をつけ、多量に含まれると塩素の消費量に影響して水の味を損ないます。
臭気度 3以下 水源の状況により、さまざまなにおいがつくと不快な味がします。
残留塩素 0.4mg/L以下 水にカルキ臭を与え、濃度が高いと水の味をまずくします。
水温 最高20℃以下 夏に水温が高くなると、あまりおいしくないと感じられます。冷やすことによりおいしく飲めます。体温より20~25℃低い10~15℃が適温といわれています。

項目としてはこれらのものがありますが、やはり「飲みたい!」 という欲求が、おいしさを引き立たせてくれる一番の要因だと言えるのではないでしょうか。

三重県企業庁の浄水場でのおいしい水のデータはこちらからご覧になれます。

<非常用の飲料水を確保するには>

5.知っておくと便利な水道まめ知識

災害のときになくて困るものの一つに、「飲料水」があります。 その他にも電池、ラジオ、食料等挙げられますが、 飲料水の確保はその中でも特に重要なものとして位置付けられています。

人間が一日に必要とする水の最低量は約2Lですが、 口をゆすいだり顔や手を拭いたりする分を含めると一日に約3Lは必要といわれています。 仮りに家族4人が3日間何の援助もないまま生き延びようとすると、 単純計算では36Lの水が必要になります。 ペットボトルに入って市販されている水でももちろん構いませんが、 これだけ大量の水を確保しようとするのであれば、水道水を使わない手はありません。 ただし、水道水をポリ容器に入れて保存すれば、非常時の生活用水確保になりますが、 保存方法を誤ると水が腐って飲めなくなるおそれがあるので、 保存には十分注意が必要です。以下に保存の一例を示しますので、 参考にされてはいかがでしょうか。

ここでは、20Lポリタンクを使用した場合の例を示します。

1.初めて使用するタンクの洗浄方法 水道水をしばらく蛇口から放水した後、塩素の良く効いている水道水をタンクに満水まで充水します。
ふたをして密閉してください。このポリタンクは一日以上暗い場所に保存して容器内を殺菌します。
2.タンクの洗浄 タンク内の水を一度捨てます。
ポリタンクに水道水を3L程度入れ、ふたを閉めてよく振り、タンク内面を洗ってください。同じ操作を2回繰り返します。洗浄に使った水は全て捨ててください。
3.水道水の充填 タンクの水を全部捨てて内部をよくゆすいでください。洗浄は少なくとも3回は行ってください。洗浄後は水道水をゆっくり、空気の泡が混ざらないように、いっぱいまで注ぎます。少しあふれさせるくらいが理想です。
4.タンクの保管 ふたもよく洗ってしっかり閉め、タンクを冷暗所に保管します。光が当たる場所での保管は避けてください。
補足.使用するタンクの色 タンクは、色の着いているものの方が、塩素による消毒効果がより長く持続することが判っています。
白い容器を使用する場合でも、黒いビニール袋などで覆って、遮光することで同様の効果が得られます。
保管場所は、日陰を選んでいただくの望ましいです。

※ここで示したものは一例です。保存しておいた水は、 残留塩素がある間は飲用可能ですが、 残留塩素がなくなっているおそれがある場合は、飲用ではなく、 花木の水やりなど別の用途にお使いください。

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