三重県総合博物館(MieMu)では、開催中の第7回企画展「あんな虫、こんな虫、そんな虫~身近な小さな生きものたち~」の中で、今回新たに、今まで図鑑や標本でしか見られなかった昆虫(コノハムシ・オオコノハムシ・ジンメンカメムシ)を生きた状態で展示する生体展示を行います。これらの昆虫の生体展示は、東海地方では当館が初めてとなります。興味深い形や模様をした昆虫の生体を間近でご覧いただき、自然に対する関心を高めていただければと思います。
1 展示期間
平成27年8月6日(木曜日)から8月30日(日曜日)まで
※平日は午前9時から午後5時まで、土日祝は午前9時から午後7時まで
2 展示会場
三重県総合博物館(MieMu)2階交流展示室(津市一身田上津部田3060)
3 展示される昆虫
(1)コノハムシ(ナナフシの仲間)、体長7~8cm(成虫)
主な分布:インドから東南アジア
特 徴:木の葉そっくりに擬態し、鳥などの天敵から身を守ります。
(2)オオコノハムシ(ナナフシの仲間)、体長約10cm(成虫)
主な分布:インドから東南アジア
特 徴:コノハムシの中では最も大きい種類です。コノハムシと同様に木の葉そっくりに擬態し、鳥などの天敵から身
を守ります。
(3)ジンメンカメムシ(カメムシの仲間)、体長3cm(成虫)
主な分布:東南アジア
特 徴:背中の模様をさかさまにして見ると、人間の顔に見えます。
※これらの昆虫は、農林水産大臣の特別な許可がないと輸入・生体展示ができません。今まで許可を得た博物館等は全国で5館だけで、東海地方では当館が初めてとなります。総合博物館としては、当館が全国で2例目になります。
4 備考
昆虫の状態によっては、ご覧いただけない場合がありますのでご了承ください。
【参考】
第7回企画展
「あんな虫、こんな虫、そんな虫~身近な小さな生きものたち~」
概 要:現在知られている生物の中で、最も種の多様性が高い昆虫類。色、形、大きさや生態など、昆虫の多様な世界を紹介すると
ともに、近年博物館に寄贈された膨大な標本数のコレクションや、県内の昆虫に関する活動団体についても紹介します。
期 間:平成27年7月11日(土曜日)から8月30日(日曜日)まで
会 場:三重県総合博物館(MieMu)企画展示室、交流展示室(津市一身田上津部田3060)
観覧料:一般800円、学生480円、高校生以下無料
主 催:三重県総合博物館
後 援:三重県博物館協会