三重県総合博物館(MieMu)では、自然史学会連合との共催により、講演会「自然史への招待~自然を見る目、自然を解き明かす心~」を開催します。ぜひご参加ください。
1.開催概要
(1)日 時:平成27年11月22日(日曜日)午前10時から午後4時30分まで
○午前の部
講演会「第一線の研究者が解き明かす自然史」
開催時間:午前10時から午後0時35分まで
会場:三重県総合博物館(MieMu)3階レクチャールーム(三重県津市一身田上津部田3060)
定員:80名
対象:小学生以上(事前申し込み不要)
○午後の部
体験教室「わたしの目で見る自然史」
開催時間:午後1時30分から午後4時30分まで ※開催中の入退室は自由です。
会場:三重県総合博物館(MieMu)2階交流展示室 (三重県津市一身田上津部田3060)
対象:どなたでもご参加できます(事前申し込み不要)
(2)参加費:無料
(3)主 催:自然史学会連合、三重県総合博物館
2.プログラム内容
(1)午前の部
午前の部では、講演会「第一線の研究者が解き明かす自然史」 と題して自然史の魅力を知って頂くために、海の生きもの、昆虫と植物、地震の話題を集めました。第一線の研究者が、自然史の魅力と最新の研究成果をわかりやすくお話しします。
○「謎の動物ヤムシ」
時間:午前10時10分から午前10時40分まで
講師:後藤 太一郎(ごとう たいちろう)氏(三重大学)
○「ハイスピードカメラがとらえた虫の動き〜花をめぐる虫たちの科学〜」
時間:午前10時40分から午前11時10分まで
講師:川窪 伸光(かわくぼ のぶみつ)氏(岐阜大学)
○「深海生物のスーパースター〜チョウチンアンコウよもやま話〜」
時間:午前11時30分から正午まで
講師:猿渡 敏郎(さるわたり としろう)氏(東京大学)
○「南海トラフ沿岸湖沼に記録された巨大津波記録を読む」
時間:正午から午後0時30分まで
講師:岡村 眞(おかむら まこと)氏(高知大学)
(2)午後の部
午後の部では、自然史の魅力に触れて頂くために、生きものや地形に関する体験教室「わたしの目で見る自然史」を開催します。目で見て、手で触って、自然史を感じてください。出展学会の専門家がご案内します。
出展ブース一覧
・見え見え~三重の地形と地質(第四紀学会)
・氷河期の森を「池ノ平湿原」の堆積物から得られた花粉から調べる(花粉学会)
・サルを知り、農業被害を防ぐ:被害管理の取り組みとモニタリング(霊長類学会)
・海藻おしば教室(藻類学会)
・骨パズル~ヒトとチンパンジーの骨格をくらべてみよう(人類学会)
・体験、鱗粉転写(鱗翅学会)
・海のいきものの変態のふしぎ(ベントス学会)
・クモの世界を覗いてみよう(三重クモ談話会)
・ただいま鈴鹿山脈の昆虫を調査中!(三重昆虫談話会)
・みんなでつくろう!ミュージアムフィールドの実物昆虫図鑑(三重県総合博物館)
【参考】
自然史学会連合は、国内40の学協会からなる研究者の組織です。多くの専門分野に共通する問題を討議して意見を集約し、協力して自然史科学全体の研究教育の振興をはかるとともに、研究教育態勢の抜本的な改善を目指しています。また「自然史」とは、生きもの、化石、岩石、地質などをあつかう学問分野です。身の回りのものから深海や惑星まで、私たちを取り巻く自然そのものを研究の対象にしています。
自然史学会連合では、平成17年度より毎年講演会を開催しており、今年度は三重県総合博物館(MieMu)を会場に実施します。
自然史学会連合ホームページ http://ujsnh.org