県では、本年度、国の地方創生先行型交付金(上乗せ交付分)を活用し、三重茶農業協同組合との連携によって、ICTを活用した伊勢茶トレーサビリティシステムを開発しました。このシステムは、ICTの活用により、茶農家がスマートフォンやタブレットから入力した栽培履歴データを三重茶農業協同組合が一元管理し、流通事業者等に提供するとともに、事故などにも迅速に対応するものです。また、JGAPに準拠しており、茶農家のJGAPの認証取得が容易となります。産地レベルでの導入としては「全国初」であり、伊勢茶の安全・安心の確保、伊勢茶ブランドの確立につながるものとして、大いに活用が期待できます。
今回、三重茶農業協同組合におけるシステムの運用開始と茶農家による活用促進に向け、下記のとおり、運用開始式を開催します。
なお、運用開始式の前に、知事がシステムを視察しますので、撮影希望者は、ご参集ください。
記
1 日時 平成28年3月17日(木) 14時00分から17時00分まで
2 場所 三重茶農業協同組合 3階会議室(四日市市水沢町2441-3)
3 招集範囲 三重茶農業協同組合員、関係機関等
4 内容 (1) 開会
(2) 挨拶 三重茶農業協同組合代表理事 堤 利通
(3) 挨拶 三重県知事 鈴木 英敬
(4) 事業概要の説明
(5) 特別講演会 題名 JGAPの認証取得と輸出促進
講師 宮原マネジメントシステム 代表:宮原 義博
(6) システム操作説明会
5 知事視察内容
(1)日時 平成28年3月17日(木) 13時50分から13時57分まで(予定)
(2)場所 三重茶農業協同組合 2階会議室
(3)内容 新システムの運用について視察
6 問い合わせ先
三重茶農業協同組合
電話 059-329-3121
※三重茶農業協同組合について
平成27年2月1日に水沢茶農業協同組合と亀山茶農業協同組合が合併してできた茶専門の農業協同組合です。
いなべ市、菰野町、四日市市、鈴鹿市、亀山市、津市を管内としており、組合員数は418名となっています。
主たる業務は、茶の斡旋販売、茶の仕上げ加工、小売り販売等です。
※JGAPについて
食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる認証のこと。農場やJA等の生産者団体が活用する農場・団体管理
の基準であり、認証制度で、農林水産省が導入を推奨する農業生産工程管理手法の1つ。