三重県は、南北に長く、水深2,000mの深海から標高1,700m近くの山岳までをも含んだ多様な自然環境をもっています。この自然を背景に、各地域で特色あるくらしや歴史が育まれてきました。
三重県総合博物館(MieMu)では、こうした三重県の自然の中で課題を持ち探究している人々から、その実践を共有することで、三重県の持つ多様な自然環境に興味・関心をさらに高め、新しい価値を創造する機会としてフォーラムを開催します。
1 日時
令和元年10月27日(日) 13時00分から16時30分まで
2 場所
三重県総合博物館3階 レクチャールーム(津市一身田上津部田3060)
3 プログラム
【あいさつ】(13時から13時15分まで)
座長 :大野 照文(三重県総合博物館 館長)
【第1部】特別講演(13時15分から14時まで)
テーマ:海の小宇宙で温室をつくる庭師たち
講師 :ヨハン・ホーエネガー氏(オーストリア・ウイーン大学 教授)
※通訳あり
【第2部】実践報告(14時10分から16時10分まで)
※各講師約20分の報告、途中休憩あり
テーマ:三重の自然をカラダ・ココロで体感・実感し,素晴らしさ・大切さ・怖さを学び,知らせ,
生きる力を育む~自然環境リテラシー学の展開
講師 :坂本 竜彦氏(三重大学 生物資源学部生物資源学研究科 教授)
テーマ:木質バイオマス発電を通じて森林環境を考える
講師 :小山内 靖氏(三重エネウッド株式会社 取締役所長)
テーマ:皇學館大学教育学部生物学研究室の出前授業
講師 :澤 友美さん(皇學館大学大学院教育学専攻科)
テーマ:昆虫達と向きあって
講師 :西川 充希さん(三重県立津高等学校)
テーマ:地域との協働による探究活動「松阪市CM制作」
講師 :鷲見 咲良さん、 塩野 真由さん(三重県立松阪高等学校)
【まとめ】(16時10分から16時30時まで)
座長 :大野 照文
4 参加費
無料
5 定員
60名(先着順・当日受付)
6 主催
三重県総合博物館
7 協力
京都大学研究連携基盤「未来創成学国際研究ユニット」
※京都大学研究連携基盤「未来創成学国際研究ユニット」について
平成25年度から26年度に採択された統合創造学創成プロジェクト(研究代表者:村瀬雅俊)の研究活動に基づき、基礎物理学研究所が主体部局となり、京都大学の研究所・センター・研究科などが参画して、平成27年7月28日に発足しました。
異分野を統合することの知的冒険によって、生命・物質・こころの世界、あるいは人間社会・教育・経済を貫く普遍法則や創発原理を探求し、未来を方向づけるパラダイム転換を目指しています。
三重県総合博物館館長 大野照文も構成員となっています。
【参考:講師プロフィール】
ヨハン・ホーエネガー(Johann Hohenegger)氏
同氏は、オーストリア・ウイーン大学教授で、1972年ウイーン大学で博士号取得。
同年ウイーン大学古生物学研究所助手に採用され、助教授、教授を経て2012年定年退職。
その間、150の論文を出版し、顕微鏡で見えるくらい小さな化石を調べる微古生物学の研究を国際的にリード、2012年には著名な微古生物学者に与えられるポーランドのグリボウスキー賞を受賞。
定年後も大学院生の指導にあたるとともに、多くの講演で生物や科学についての深い思索を伝えている。