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令和07年06月18日

第40回企画展「地獄へようこそ 鬼と亡者と閻魔の世界」を開催します

 三重県総合博物館(MieMu)では、第40回企画展「地獄へようこそ 鬼と亡者(もうじゃ)と閻魔(えんま)の世界」を開催します。
 「うそをつくと地獄で鬼に舌を抜かれるよ!」子どもの頃にこんなことを言われたことはありませんか?地獄は仏教の伝来とともに日本にもたらされた世界観で、文学や美術に大きな影響を与えました。特に美術作品には、恐ろしい場面が描かれたものがあります。あわせて、地獄とともに語られる「極楽」(ごくらく)にちなんだ美術作品も紹介します。地獄など死後の世界が表現されている文化財をご堪能ください(仏像、絵画、典籍など約160点を展示予定)。

1 展覧会の概要
(1)期間:令和7年7月26日(土曜日)から9月23日(火曜日・祝日)まで
休館日:毎週月曜日(ただし、月曜日が祝日の場合は翌平日)
※絵画を中心に、展示の入れ替えがあります。なお、資料の状態など諸事情により展示内容が変更される場合があります。詳しくは当館ホームページをご覧ください。
〇「往生要集(おうじょうようしゅう)」に基づく絵画の展示期間
Ⅰ期:7月26日(土曜日)から8月11日(月曜日・祝日)まで
Ⅱ期:8月13日(水曜日)から8月31日(日曜日)まで
Ⅲ期:9月2日(火曜日)から9月23日(火曜日・祝日)まで
〇その他絵画等の展示期間
前期:7月26日(土曜日)から8月24日(日曜日)まで
後期:8月26日(火曜日)から9月23日(火曜日・祝日)まで
(2)観覧時間:9時から17時まで(最終入場は16時30分まで)
(3)会場:三重県総合博物館3階 企画展示室(津市一身田上津部田3060)
(4)観覧料【企画展のみ】一般800円、学生480円、高校生以下無料
【基本展示とのセット券】一般1,050円、学生630円、高校生以下無料
(5)展示内容
第1章 地獄ってどんなところ
地獄という思想は、仏教の伝来とともに日本に入ってきました。平安時代になると、源信(恵心僧都)が極楽往生とともに地獄の様子を本格的に記した仏教書「往生要集」を著し、のちに絵画化もされ地獄像が広まっていきます。
《主な展示資料》
「六道之図」(津市・西来寺〔せいらいじ〕所蔵)(Ⅰ期展示)、「往生要集画伝」(亀山市・福藏寺〔ふくぞうじ〕所蔵)(Ⅱ期展示)、「往生要集図」(伊賀市・滝仙寺〔りゅうせんじ〕所蔵)(Ⅲ期展示)

第2章 変わりゆく地獄
16世紀に血の池地獄が登場するなど、バリエーションが増え、地獄像は変化していきます。熊野比丘尼(びくに)による地獄極楽の絵解きで知られる「熊野観心十界曼荼羅」(くまのかんしんじっかいまんだら)も複数展示します。また、地獄に落ちた男が登場する能楽「阿漕」(あこぎ)も紹介します。
《主な展示資料》
「熊野観心十界曼荼羅」(三重県指定文化財)(津市・南河路〔みなみこうじ〕自治会所蔵)(後期展示)ほか、「血の池観音図」(愛知県岡崎市・満性寺〔まんしょうじ〕所蔵)(後期展示)、「能面(瘦男)」(三重県指定文化財「宇流冨志禰〔うるふしね〕神社能・狂言面」の内)(名張市・宇流冨志禰神社所蔵)など

第3章 閻魔様登場
 地獄の主神(しゅしん)である閻魔王や関連する十王について絵画や彫刻で紹介します。東大寺(奈良県奈良市)所蔵の重要文化財をはじめとして、大小あわせて35体の木像を紹介します。
《主な展示資料》
「閻魔王坐像」(重要文化財)(奈良県奈良市・東大寺所蔵)、「地蔵十王図」(三重県指定文化財)(伊賀市・西蓮寺所蔵)(前期展示)、「十王図」(三重県指定文化財)(伊賀市・常住寺〔じょうじゅうじ〕所蔵)(後期展示)、「俱生神半跏像(くしょうじんはんかぞう)」(津市指定文化財)(津市・真教寺(閻魔堂)所蔵)など

第4章 救いの地蔵菩薩
この世だけでなく、地獄における救済者としても信仰される地蔵菩薩を紹介します。快慶作の重要文化財をはじめとする全6体の地蔵菩薩像を展示します。
《主な展示資料》
「地蔵菩薩立像」(重要文化財)(津市・勝久寺〔しょうきゅうじ〕所蔵)、同(重要文化財)(松阪市・安楽寺所蔵)、同(三重県指定文化財)(松阪市・樹敬寺〔じゅきょうじ〕所蔵)、「地蔵菩薩半跏像」(津市指定文化財)(津市・※玉せん寺所蔵)など
※玉せん寺の「せん」は「旋」の「方」をさんずいに置き換えた字。

第5章 あこがれの極楽浄土
地獄とともに語られる極楽について紹介します。阿弥陀如来については、あわせて2体の重要文化財の木像、2幅の三重県指定文化財の絵画、約4メートル四方の巨大な絵画「当麻曼荼羅」(たいままんだら)を展示します。また、室町・戦国時代の葬送の様子を物語る津市指定文化財の野袈裟(のげさ)を展示します。
《主な展示資料》
「阿弥陀二十五菩薩来迎図」(三重県指定文化財)(津市・深正寺〔じんしょうじ〕所蔵)(前期展示)、同(三重県指定文化財)(多気郡多気町・西導寺〔さいどうじ〕所蔵)(前期展示)、「阿弥陀如来立像」(重要文化財)(四日市市・善教寺所蔵)、同(重要文化財)(松阪市・安楽寺所蔵)など

(6)主催:三重県総合博物館
(7)協力:近畿日本鉄道株式会社
(8)後援:三重県博物館協会、歴史街道推進協議会
(9)助成:独立行政法人 日本芸術文化振興会、公益財団法人 岡田文化財団

2 関連イベント ※参加費はすべて無料です。
(1)事前申込が必要なイベント
1)ナイトミュージアム
内容:夜の展示室を学芸員が特別に案内します。昼とはちがう雰囲気の展示室で、
懐中電灯を使いながら観覧し、地獄の世界を体験できます。
日時:令和7年8月3日(日曜日)、31日(日曜日)
各日16時30分から18時まで
※各日受付は16時から16時30分まで
会場:三重県総合博物館3階 企画展示室
対象:どなたでも(小学生以下の参加は保護者の同伴が必要です)
定員:20名
締切:7月13日(日曜日)(8月3日分)、8月10日(日曜日)(8月31日分)
備考:本企画展の観覧券(年間パスポート含む)が必要です。ナイトミュージアム参加前に、本企画展をご覧ください。未就学児については、観覧券は不要です。小学生以下の参加には保護者の同伴が必要です。保護者もあわせてお申し込みください。申込は各日ごとでお願いします。
2)熊野観心十界曼荼羅絵解き
内容:当館学芸員が「熊野観心十界曼荼羅」の拡大画像を使用し、詳細に解説します。
日時:令和7年9月20日(土曜日)14時から1時間程度
会場:三重県総合博物館3階 レクチャールーム
対象:一般
定員:60名
締切:8月30日(土曜日)
備考:手話通訳を予定しております。なお、必要な方は申込時にお知らせください。
【申込方法】
イベントの申込締切日までに電子申請または往復はがきにてお申し込みください。
※電子申請は、当館ホームページのイベント案内からお申し込みください。
アドレス https://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/84927046739.htm
※1通につき、最大4名様までお申し込みいただけます。
※代表者の氏名、住所、年齢、当日連絡が取れる電話番号、参加者全員の氏名、年齢をそれぞれご記入ください。また手話通訳が必要な場合は、その旨ご記入ください。
※応募者多数の場合、抽選となりますので予めご了承ください。
  【申込・問い合わせ先】
〒514-0061 三重県津市一身田上津部田3060 電話:059-228-2283
三重県総合博物館 「(イベント名)」 係

(2)事前申込不要のイベント
1)ギャラリートーク
内容:当館学芸員が展示を解説します。
日時:令和7年7月26日(土曜日)、8月23日(土曜日)、9月14日(日曜日)
各日13時30分から(1時間程度)
会場:三重県総合博物館3階 企画展示室
対象:一般
備考:本企画展の観覧券(年間パスポート含む)が必要です。
※イベントの開催時間までに企画展示室前にお集まりください。
2)子どもギャラリートーク
内容:当館学芸員が展示を子ども向けに解説します。
日時:令和7年7月27日(日曜日)、8月17日(日曜日)
   各日13時30分から(30分程度)
会場:三重県総合博物館3階 企画展示室
対象:どなたでも(未就学児は保護者の同伴が必要です)
備考:本企画展の観覧券(年間パスポート含む)が必要です。
※イベントの開催時間までに企画展示室前にお集まりください。
3)地獄の絵本おはなし会
内 容:当館学芸員が展示と関連する絵本の読み聞かせを行います。
日時:令和7年9月6日(土曜日)、7日(日曜日)
   各日14時から(30分程度)
会場:三重県総合博物館2階 交流活動室
対象:どなたでも(未就学児は保護者の同伴が必要です)
定員:20名(先着順)
※イベントの開催時間までに交流活動室にお集まりください。

関連資料

  • チラシ(PDF(594KB))

関連リンク

地図情報

本ページに関する問い合わせ先

三重県 総合博物館 〒514-0061 
津市一身田上津部田3060
電話番号:059-228-2283 
ファクス番号:059-229-8310 
メールアドレス:MieMu@pref.mie.lg.jp 

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