平成28年7月30日(土)14時頃、南牟婁郡内の老人保健施設から熊野保健所へ、同施設の入所者が、下痢等の消化器症状を発症しているとの通報がありました。
熊野保健所が調査したところ、施設の利用者103名のうち42名が下痢、発熱、嘔吐などの症状を呈していることが判明しました。
同保健所は、複数の有症者の検体から腸管病原性大腸菌(O167)が検出されたこと、7月28日(木)昼食の保存食から患者と同じ食中毒菌が検出されたこと、有症者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、同施設が提供した給食が原因の食中毒と断定し、本日付けで業務禁止処分としました。
なお、患者は全員快方に向かっています。